JP3122430U - 手動式電線被覆剥離機 - Google Patents

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和明 斉藤
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株式会社エム・ケイ・エレクトロニクス
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Abstract

【課題】対象電線の芯線表面に傷を付けることなく、被覆を螺旋状にかつスムーズに剥離することができるため、その後に続く配線作業が円滑に行え、作業時間の短縮および省力化が図られ、特に、頻繁な使用電線の変更を要求される多品種少量生産の場において有効な電線被覆剥離機を提供する。
【解決手段】電線のサイズや材質に関係なく、被覆剥離刃の交換なしに簡単な調整のみで電線の被覆剥離をスムーズに行なうことを可能にしたことである。上記目的を達成するために、対象電線を保持するブッシュと、簡単な調整のみで位置決めが行え、対象電線の被覆を螺旋状に剥離する構造を持った刃物とを備えたものである。
【選択図】図1

Description

本考案は電線の被覆を剥離する手動式電線被覆剥離機に係り、被覆の材質、電線のサイズに無関係に、簡単な調整のみにて被覆剥離対象電線の芯線表面を損傷させずに被覆を剥離することができる手動式電線被覆剥離機に関する。
一般に手動式被覆剥離機は対象電線の被覆に被覆剥離刃をくい込ませた状態で被覆を引っ張り、剥離のみを引き抜くのがほとんどであり、引っ張りに大きな力を必要とし、対象電線の外径が大きくなると被覆を剥離するのが不可能な場合もあった。さらに、対象電線のサイズに応じて被覆剥離刃を交換しなければならないというのが実情であった。
また、対象電線の被覆に被覆剥離刃をくい込ませた状態で電線の外周に沿って回転させ、被覆を輪切り状にした上で被覆を引き抜く手段もあり、この場合は対象電線のサイズによってはさほど引っ張りに大きな力は必要としないが、芯線に傷を与えないために被覆剥離刃のくい込み量の調整作業が煩わしいという欠点があった。
従来技術の手動式電線被覆剥離機においては各種の電線を多品種使用している市場においてはサイズあるいは被覆材質によっては大きな体力を必要とし、なかには機械を使用できず手作業で行なわなければならないものも多かった。さらに、電線のサイズ変更時における被覆剥離刃の交換は、煩わしい作業であるという問題があった。
また、芯線の表面を損傷したり、被覆が裂けたりするため、その後に続く配線作業に支障が生じるという問題があった。
本考案は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたもので、電線のサイズや材質に関係なく、被覆剥離刃の交換なしに簡単な調整のみで電線の被覆剥離をスムーズに行ない、その後に続く配線作業が円滑に行なえ、作業時間の短縮および省力化が図られ、特に、頻繁な使用電線の変更を要求される多品種少量生産の場において有効な電線被覆剥離機を提供することができる。
上記目的を達成するために、電線被覆剥離機に係る本発明の構成は、対象電線を保持するブッシュと、前記ブッシュの近接する位置に設けられ、簡単な調整のみで位置決めが行なえ、前記被覆部を螺旋状に切断する刃物とを備えたものである。
本考案の構成によれば電線挿通穴を有したブッシュにより、細いサイズから太いサイズまでの対象電線に対応し、対象電線の進行方向に対しスムーズな案内と芯合わせを行なうことが可能となる。
また、簡単な調整のみで位置決めが行なえる刃物により、電線のサイズ変更の度に行なわれる刃物位置設定を容易にしたものである。前記ブッシュにより位置決めされた対象電線の外周に沿って刃物を回転させることで被覆を螺旋状に剥ぎ取ることにより、小さな力でスムーズな作業が行なえる。この作用は刃物自体に切り刃と浮上刃を設けたことにより可能となる。
予め対象電線の外径寸法に合ったブッシュがセットされ、ブッシュの中心には対象電線の挿通穴が設けられている。ブッシュ挿通穴入口の反対側には予め対象電線の被覆を剥離するために位置調整された刃物が設けられている。対象電線をブッシュ挿通穴入口から挿入し、対象電線端面を刃物に押し付ける。その状態で刃物を対象電線の外周に沿って回転させることで被覆をスムーズに螺旋状に剥離することが可能となる。
以下、本考案の実施例を図1から図4を参照して説明する。図1は本考案の一実施例に係る手動式電線被覆剥離機の概略説明図。図2は図1の手動式電線被覆剥離機の取扱説明概略図。図3は図1の手動式電線被覆剥離機における電線被覆剥離原理説明概略図。図4は図1の手動式電線被覆剥離機の刃物説明概略図である。
図1、2において、本実施例に係る手動式電線被覆剥離機は、支柱8で連結されたハンドル1とハンドル2からなるハンドル部と被覆剥離対象となる電線12の外径寸法とほぼ同じ径の電線挿入穴10を備えたブッシュ3と前記ブッシュ3の電線挿入穴10の終端位置にセットされた刃物4で構成されている。
前記ブッシュ3はハンドル1に挿入され、フクロナット9にて固定される。前記フクロナットを外すことによりブッシュ3は容易に取外すことができるので電線12のサイズ変更時には電線12の外径寸法に合ったブッシュ3を選択することにより電線12の進行方向bに対し、スムーズに案内することが可能となる。
刃物4は前記ハンドル1にガイド固定ネジ6で固定された刃物ガイド5によりガイドされ、電線12のサイズ変更時には刃物固定ネジ7を緩めた状態で前記刃物4をa方向へ移動することにより容易に位置決めができる構造となっている。
対象となる電線12に合ったブッシュ3があらかじめセットされ、前記刃物4の位置調整が済んだ状態で前記電線12を前記ブッシュ3の電線挿入穴10から前記刃物4に突き当たるまで挿入する。
図3に示すように電線12が刃物4に突き当たった状態で前記電線12を固定し、ハンドル部をC方向へ手回しすることにより前記刃物4が前記電線12の外周に沿って回転し、前記電線12の被覆13のみを図4に示すように螺旋状に剥離することが可能となる。また、上記とは逆に、ハンドル部を固定し、前記電線12をC方向と逆方向へ手回しすることにより同様に前記被覆のみを螺旋状に剥離することも可能である。このとき、前記刃物4の刃先15は前記電線の芯線14に接しない位置に位置調整されているため、前記芯線14に傷を付けることなく、図4に示すように必要な長さだけ任意に前記被覆13を螺旋状に剥離することができる。また、この回転動作時ブッシュ3の電線挿入穴10は前記電線12の被覆13の外周に対して軸受の作用を果たす。
被覆13が剥離された電線12は、図1、2に示すハンドル2の電線通過穴11を通過することにより、エンドレスの長さで作業を行なうことができる。また、たとえば電線通過穴11を利用し電線12の突き当てを設けることによりストッパーとし、被覆13の剥離長さを常に同じくすることも可能となる。
電線12の被覆13を螺旋状に剥離する刃物4について図5をもとに説明を加える。
刃物4には上面から下面に貫通するネジ穴オがあり、図1、2に示すように前記刃物4のすべり面エを刃物ガイド5に接して固定される。刃物4の上面の右端にはその上面に半円筒面を有する浮上刃イがある。また、電線12の進行方向に直角となるように切刃アがあり、前記浮上刃イと前記切刃アが接する部分にはその先端が前記切刃アの刃先15と接するように、くさび状の逃げウが設けられている。このような構造により、切れ味のよい刃先15を形成し、電線12の被覆13を容易に螺旋状に剥離することが可能となる。
以上、詳細に説明したように、本考案によれば、電線のサイズや材質にとらわれることなく、簡単なブッシュの交換と刃物の調整のみで電線の芯線に傷を付けることなく、被覆を螺旋状に剥離することができるので、そのあとの配線作業が容易に行なえるとともに、ハンディタイプなので、どこにでも持込むことができ、作業時間の短縮および省力化が図れ、特に頻繁な使用電線の変更を要求される多品種少量生産の場において有効な手動式電線被覆剥離機を提供することができる。
本考案の一実施例に係る手動式電線被覆剥離機の概略説明図である。 本考案の一実施例に係る手動式電線被覆剥離機の取扱説明概略図である。 本考案の一実施例に係る手動式電線被覆剥離機における電線被覆剥離原理説明概略図である。 本考案の一実施例に係る手動式電線被覆剥離機における電線被覆剥離原理説明概略図である。 本考案の一実施例に係る手動式電線被覆剥離機の刃物説明概略図である。
符号の説明
1・・・ハンドル1
2・・・ハンドル2
3・・・ブッシュ
4・・・刃物
5・・・刃物ガイド
6・・・ガイド固定ネジ
7・・・刃物固定ネジ
8・・・支柱
9・・・フクロナット
10・・・電線挿入穴
11・・・電線通過穴
12・・・電線
13・・・電線の被覆
14・・・電線の芯線
15・・・刃物の刃先
ア・・・刃物の切刃
イ・・・刃物の浮上刃
ウ・・・刃物の逃げ
エ・・・刃物のすべり面
オ・・・刃物のネジ穴

Claims (5)

  1. 電線の被覆を剥離する電線被覆剥離機において前記電線の挿入口に設けられ、対象電線を案内するブッシュと、前記ブッシュの近接する位置に設けられ、前記電線の被覆を剥離する刃物を備えたことを特徴とする手動式電線被覆剥離機。
  2. 前記ブッシュは、前記対象電線の外形寸法に合わせ任意に交換することが可能であり、前記対象電線を進行方向に対しスムーズに案内できることを特徴とした請求項1記載の手動式電線被覆剥離機。
  3. 前記ブッシュは、前記電線の被覆を剥離する際の回転軸受けとなり、同時に前記電線の芯合わせを行なうことを特徴とした請求項1記載の手動式電線被覆剥離機。
  4. 前記刃物は、前記電線の進行方向と直角に設けられた切り刃と、前記電線の進行方向に平行に設けられた浮上刃で構成され、前記電線の被覆を螺旋状に切断することを特徴とする請求項1記載の手動式電線被覆剥離機。
  5. 前記刃物は、前記対象電線の芯線寸法に合わせ任意に移動することが可能であり、あらゆる電線のサイズに対応することが可能であることを特徴とした請求項1記載の手動式電線被覆剥離機。
JP2006002243U 2006-02-28 2006-02-28 手動式電線被覆剥離機 Expired - Lifetime JP3122430U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5608305B1 (ja) * 2014-02-28 2014-10-15 株式会社日本ピスコ 剥離カッター

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