JP2014014249A - ケーブル被覆剥取工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブル被覆の剥離作業の効率を格段に向上することができるケーブル被覆剥取工具の提供。
【解決手段】一端に、導線30aの周囲に被覆層30bを形成したケーブル30を挿入するための挿入口1aと、剥ぎ取られた被覆層を排出するための排出口1bとを有する中空軸状の本体部1と、排出口1bから本体部1の内周面1cに刃先2a、2dを突出させた切断手段2とを備え、本体部1の内周面1cには、切断手段2による被覆層の剥ぎ取り時の切断幅30cを規制する第一規制手段3と、切断手段2による被覆層の剥ぎ取り後の導線の露出長さ30dを規制する第二規制手段4とが設けられているケーブル被覆剥取工具10である。
【選択図】 図2

Description

回転工具に取り付けて、被覆を剥ぎ取る工具に関する。
従来、電力会社から分電盤までの間の幹線ケーブルには、一般に、CVケーブル、CVDケーブル、CVTケーブル、CVQケーブルなど、導線の周囲に被覆層を形成したケーブルが用いられる。CVケーブルとは、架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルの略称であり、図1に示すように、CVケーブル50は、導線51を架橋ポリエチレン52aおよびビニルシース52bで被覆したケーブルである。CVDケーブル、CVTケーブルおよびCVQケーブルは、施工性や許容電流値を向上させるべく、単心のCVケーブルを撚り合わせた電力ケーブルである。2本の撚り線を用いたものをCVDケーブル、3本の撚り線を用いたものをCVTケーブル、4本の撚り線を用いたものをCVQケーブルと呼ぶ。
これらのケーブルは、施工時には、架橋ポリエチレンの被覆層およびビニルシースの被覆層(以下、これらを併せて「被覆層」と呼ぶ。)を剥ぎ取り、導線を露出させて必要箇所に接続される。被覆層、特に、架橋ポリエチレンの被覆層は硬く、剥ぎ取りにくく、分電盤内には作業スペースがないことから、カッター、電工ナイフなどの手工具による作業では、効率が悪く、また、作業員の怪我もしやすい。このため、様々な駆動装置を備えるか、駆動装置に接続して使用される、ケーブルの被覆剥離具が提案されている。
特許文献1には「バッテリと前記バッテリによって駆動する電動機とが収装された手持ケースの一部に、前方を開口させた円筒状の支持体が設けられているとともに、この支持体には先端面を開口させて電線差込部を形成している筒状の駒部材が前方側から差し込まれてその軸心を中心として回転可能に配置され、且つ、前記駒部材と前記電動機との間には駒部材を回転させるための駆動機構が介装され、更に、前記駒部材には基端側に差込んだ電線のストッパが形成されているとともに駒部材の周壁に形成された透窓の先端側に所定の長さだけ内側へ突出させた刃先が固着されていることを特徴とする手持式電線被覆剥取機。」に関する発明が開示されている。
特許文献2には「筒状本体の一端に被覆線を導入する導入口を設け、筒状本体の側周壁に剥取られた被覆線の被覆材を導出する排出口を設け、筒状本体の所定箇所に被覆材が剥取られた後の芯線を所定位置で停止させる接当部を設け、前記排出口の内方に向けて被覆線の被覆材を剥取る刃体を突設すると共に、筒状本体内の刃体と接当部の中間位置に前記芯線の外周を磨く研磨部材を設け、刃体を被覆線回りに回転させることにより被覆線の被覆材を剥取るように構成したことを特徴とする被覆剥取装置。」に関する発明が開示されている。
特許文献3には「充電式バッテリに接続可能とされたグリップ部と、前記グリップ部の上端部に水平に延在して該グリップ部と一体に形成され、前記バッテリにて駆動可能とされる駆動モータを備えた駆動部と、前記駆動部の上部に該駆動部と一体に形成された、貫通穴を備えた円筒状の支持台と、前記支持台の貫通穴に装着自在に配置され、装着時に前記駆動部の駆動モータからの駆動力により回転される、軸線方向に貫通穴が形成された概略円筒形状をしたアタッチメント本体を備えたアタッチメントと、を有した充電式ケーブル被覆剥取機において、前記アタッチメント本体に形成した開口部に、ケーブル被覆を剥ぎ取るための刃先を取り付ける作業台を設け、前記作業台は、刃先により切断された被覆材破断片を前記アタッチメント本体の半径方向外方へと案内するガイド板を有することを特徴とする充電式ケーブル被覆剥取機。」に関する発明が開示されている。
特許文献4には、「導体と該導体を覆う絶縁体と該絶縁体を覆うシースとを有するケーブルの皮剥ぎに使用する皮剥ぎ工具であって、電動又は手動により回転する回転駆動体と、該回転駆動体に連結して回転する絶縁体剥ぎ取りコマと、該絶縁体剥ぎ取りコマに連結して回転するシース剥ぎ取りコマとを有することを特徴とする皮剥ぎ工具。」に関する発明が開示されている。
特開平7−336833号公報 特開平11−332048号公報 特開2001−268740号公報 特開2007−110874号公報
上述のように、特許文献1〜4には、円筒状の本体の内周面からカッターを突出させて、ケーブルの被覆層を剥ぎ取ること、さらには、ケーブルの被覆層剥ぎ取り後の導線の露出長さの規制手段を形成することなどが記載されている。
しかし、作業員が被覆層の剥ぎ取り作業を急ぐあまり、回転工具のケーブルへの押し込み力が過剰になると、切断手段による被覆層の剥ぎ取り時の切断幅が想定より大きくなり、被覆層の排出が困難となる。特に、被覆層の切り屑がケーブル被覆剥取工具の内部に詰まると、作業を中断せざるを得なくなるばかりか、最悪の場合、回転工具への接続部(通常は六角軸)が破損するという問題がある。
本発明は、このような従来技術の問題を解決するためになされたものであり、被覆層の切り屑の詰まりを防止することにより、作業性を格段に向上させるとともに、回転工具への接続部の破損を低減できるケーブル被覆剥取工具を提供することを目的としている。
本発明は、下記の(1)〜(5)のケーブル被覆剥取工具を要旨としている。
(1)導線の周囲に被覆層を形成したケーブルの被覆を剥ぎ取る工具であって、中空軸状の本体部と、切断手段とを備え、該本体部は、軸方向の一端に、該ケーブルを挿入するための挿入口を、周面に、剥ぎ取られた被覆層の切り屑を排出するための排出口をそれぞれ有し、該切断手段は、該排出口から該本体部の内周面に刃先を突出させたものであり、該本体部の内周面には、該切断手段による該被覆層の剥ぎ取り時の切断幅を規制する第一規制手段と、該切断手段による該被覆層の剥ぎ取り後の該導線の露出長さを規制する第二規制手段とが設けられており、該ケーブルを該挿入口に挿入した状態で、該本体部を軸周りに回転させることによって、該ケーブルの該被覆層を剥ぎ取る、ケーブル被覆剥取工具。
(2)前記第一規制手段が、該被覆層の剥ぎ取り時の切断幅を該刃先の軸方向長さ以下に規制するものである、上記(1)のケーブル被覆剥取工具。
(3)前記本体部が、前記挿入口の反対端に、ビットと、該ビットを接続するためのビット接続穴とで構成される工具接続部を有し、該ビットの一端が該回転工具への接続に用いられ、他端が前記第2規制手段として用いられる、上記(1)または(2)のケーブル被覆剥取工具。
(4)前記第2規制手段が、位置調整機構を有している、上記(1)〜(3)のいずれかのケーブル被覆剥取工具。
(5)前記位置調整機構が、前記ビットの前記ビット接続穴への取り付け位置を変更する機構である、上記(4)のケーブル被覆剥取工具。
本発明に係るケーブル被覆剥取工具によれば、被覆層の切り屑の詰まりを防止することができる。その結果、切り屑を取り除くために作業を中断する機会も、さらには、回転工具への接続部が破損する機会も格段に低減することができ、ケーブル被覆の剥離作業の効率を格段に向上することができる。
CVケーブルを例示した図 本発明に係るケーブル被覆剥取工具を例示した図 (a)正面図 (b)A−A一部断面図 (c)B視野図 本発明に係るケーブル被覆剥取工具の使用例を示す図 (a)剥ぎ取り前の状態 (b)剥ぎ取り途中の状態 (c)剥ぎ取り後の状態 本発明に係る切断手段の例を示す図 本発明に係る位置調整機構の例を示す図 本発明に係る位置調整機構の他の例を示す図
図を用いて、本発明に係るケーブル被覆剥取工具の実施態様を説明する。
図2〜図4に示すように、本発明に係るケーブル被覆剥取工具10は、中空軸状の本体部1と、切断手段2とを備える。本体部1は、軸方向の一端に、導線30aの周囲に被覆層30bを形成したケーブル30を挿入するための挿入口1aと、周面に、剥ぎ取られた被覆層を排出するための排出口1bとを有する。切断手段2は、排出口1bから本体部1の内周面1cに刃先2a、2dを突出させたものである。そして、このケーブル被覆剥取工具10においては、本体部1の内周面1cには、切断手段2による被覆層の剥ぎ取り時の切断幅30cを規制する第一規制手段3と、切断手段2による被覆層の剥ぎ取り後の導線の露出長さ30dを規制する第二規制手段4とが設けられている。
図3(a)に示すように、本発明に係るケーブル被覆剥取工具10において、まず、挿入口1aにケーブル30の先端を挿入し、その状態で、図3(b)に示すように、ケーブル30を挿入口1aに押し込みながら本体部1をその軸周りに回転させると、ケーブル30の被覆層30bが剥ぎ取られていく。この時、本発明に係るケーブル被覆剥取工具10には第一規制手段3が設けられているため、ケーブル30の被覆層30bの切断幅30cが一定値以上になることがない。このため、被覆層の切り屑30eの詰まりを防止することができ、ケーブル被覆の剥離作業の効率を格段に向上することができる。
続いて、ケーブル30を挿入口1aに押し込みながら、被覆層30bの剥ぎ取り作業をさらに進めると、図3(c)に示すように、露出した導線30aの先端が第二規制手段4に当接し、それより奥に押し込むことができなくなる。これによって、切断手段2による被覆層30bの剥ぎ取り後の導線30aの露出長さ30dを規制することが可能となる。ここで、第2規制手段4は、一定深さで固定されていてもよい。第2規制手段4の固定は、溶接、圧着などの公知の方法のほか、第2規制手段4を磁性体で構成して、その磁力により本体部1の内底部に接合させてもよい。第2規制手段4は、特に、その位置を調整できる機構を有しているのが好ましい。このような機構を有しておれば、導線30aの露出長さ3dを調整できるからである。
なお、第2規制手段4の位置調整機構としては、例えば、本体部1の径方向に所定間隔で穴を設け、そこにピンを差し込む方法など、その方式は問わない。位置調整機構の好ましい構成については後段で詳しく説明する。
ここで、第一規制手段3は、被覆層30bの剥ぎ取り時の切断幅30cを刃先2aの軸方向長さ(図4の符号2c)以下に規制するものであることが好ましい。このような位置に第一規制手段3を設けることにより、被覆層の切り屑30eの排出が容易になるからである。第一規制手段3の形態には特に制約はないが、例えば、図2(c)に示すように、被覆層30bの先端が摺動する面(以下、単に「摺動面」と呼ぶ。)が、本体部1の内面のほぼ全周に渡って連続的に形成されているものがよい。もちろん、第一規制手段3の摺動面は、複数に分割されものでもよい。ただし、被覆層の30bの円滑な回転を妨げないものであることが肝要である。
排出口1bは、少なくとも切断手段2の刃先2aが外部から視認でき、被覆層の切り屑30eの排出を行えるものであればよいが、特に、切断手段2の刃先2aの軸方向後端(図2(a)、図4の刃先2a左端)より後方(図2(a)、図4の左方向)への切り屑30eの排出が可能な空間を有していることが好ましい。
なお、本発明の構成を有していても、ケーブル30の挿入口1aへの押し込み力が強すぎると、切断幅30cが刃先2aの軸方向長さよりもわずかに大きくなることがある。しかし、このような場合でも、排出口1bが、切断手段2の刃先2aの軸方向後端より後方への切り屑30eの排出が可能な空間を有しておれば、被覆層の切り屑30eの排出には支障がない。
図4に示すように、前記切断手段2は、L字状の刃先2a、2dを有していることが好ましい。このような構成の切断手段であれば、前掲の図3(b)に示すように、まず、垂直方向の刃先2dで被覆層30bを切り進み、剥ぎ取られた切り屑30eは、水平方向の刃先2aによって導線30aから分離され、持ち上げられるので、そのまま排出口1bから排出されやすくなる。
本発明に係るケーブル被覆剥取工具10は、図2に示すように、本体部1を手動で回転させることによりケーブル被覆の剥取作業を行うことができるが、本体部1の挿入口1aの反対端に工具接続部5を有する構成とすれば、回転工具(図示省略)に接続して使用することが可能となる。
工具接続部5は、インパクトドライバーなど、接続部が六角穴で構成される回転工具を用いる場合には、図2などに示すように、六角軸のビット5aを有する構成とすればよく、インパクトレンチなど、接続部が四角柱で構成される回転工具を用いる場合には、図示しない、四角穴を有する構成とすればよい。特に、ビット5aを有する構成の場合、挿入口1aの反対端にビット5aを圧入、固着した構成でもよいが、ビット5aを接続するためのビット接続穴5bを有する構成のものとしてもよい。特に、ビット接続穴5bは、ビット5aの脱着が可能な構成とするのが好ましい。
ケーブルのサイズは、外径9.4mm程度から31mm程度まであるが、導線30aの露出長さ30dはケーブルのサイズによって変わる。第2規制手段4の位置を調整できる構成であれば、各サイズに適した露出長さ30dに仕上げることが可能となる。よって、基本的に一つのケーブル被覆剥取工具で同程度の外径を有する数種類のケーブルの被覆剥離作業を行うことができる。
第2規制手段の位置を調整できる構成としては、例えば、図5の構成を採用することができる。すなわち、このケーブル被覆剥取工具10aは、位置調整機構6を有している。位置調整機構6は、スリーブ6aと、波型凹凸を備える係止部材6bと、バネ6cと、軸部6dを備える。軸部6dは、一端に第2規制手段4を、他端にビット接続穴を有するビット着脱手段7を備え、中央部に波型凹凸からなる係止部6eを備える。
ここで、位置調整機構6において、スリーブ6aは、内蔵されたバネ6cによって軸方向(図中の左右いずれかの方向。図に示す例では右方向。)に付勢されており、この状態では、係止部材6bがスリーブ6a内面の凹部6fに押され、係止部6eに当接している。この時、係止部材6bおよび係止部6eの双方に形成された波型凹凸が噛みあっており、軸方向の移動が制限されている。一方、スリーブ6aを、バネ6cの付勢に逆らって軸方向(図中の左右いずれかの方向。図に示す例では左方向。)に移動させると、内蔵された係止部材6bが後退し、係止部6eと離れるため、軸部6dの移動が可能となる。この状態で、第2規制手段4の位置を調整することが可能となる。このとき、軸部6dに目盛その他のマークを付しておくのがよい。第2規制手段4を目的の位置に容易に調整することができるからである。
ビット着脱具7は、そのビット接続穴にビット8を挿入し、回転工具(図示しない)に接続するためものであり、ビット8が着脱自在に把持される構成となっている。ビット着脱具7のスリーブ7aは、内蔵されたバネ(図示省略)によって図中の左右いずれかの方向に付勢されており、その付勢に逆らって移動させると、内蔵された係止部材(ボール、ピン、多面体など。図示省略)が後退し、ビット8の取り外しが可能となり、ビット8を差し込んだ状態で、スリーブ7aを元の位置に戻すことによってビット8を保持するものである。
なお、ビット着脱具7は、必須ではなく、軸部6dに圧入し、固着させてもよい。ただし、ビットが折れた場合には、ケーブル被覆剥取工具全体を交換せざるを得なくなり、交換コストを上昇させる。このため、ビット着脱具7を備える構成が好ましい。
ビット5aは、その一端が回転工具(図示省略)への接続に用いられ、他端が第2規制手段4として用いられる構成としてもよい。このような構成とすれば、部品点数を減らすことができ、製造コストの低減に寄与する。また、使用時に、ケーブルの先端が本体部1の内底部に接触して傷を付けるのを防止できる。特に、ビット5aのビット接続穴5bへの取り付け位置を変更できる機構を有するものであれば、第2規制手段4の位置を調整できるため、導線30aの露出長さ30dを調整できる。特に、ビット5aのビット接続穴5bへの取り付け位置を変更できる機構を有するものであれば、低コストに導線30aの露出長さ30dを調整できる。
ビット5aのビット接続穴5bへの取り付け位置を変更する機構には、特に制約はないが、例えば、
(a)図6(a)に示すように、抜き差し可能な球5cと、球5cが収まる複数の溝5dを有するビット5eとを用意し、球5cを収容する溝5dの位置によってビット5eのビット接続穴(図示省略)への取り付け位置を変更できる機構、
(b)図6(b)に示すように、ねじ5fを切ったビット5gと、ねじ5fに適合するギア5hとを用意し、ギア5hを回転させることにより、ビット5gを回転させるとともに軸方向位置を変更し、ビット5gのビット接続穴(図示省略)への取り付け位置を変更できる機構、または、
(c)外部に取り付けたネジによって、ビットの軸方向の移動/固定を制御して、ビットのビット接続穴への取り付け位置を変更できる機構などを用いることができる。
このうち、(a)または(b)を採用するのが好ましい。
ここで、本体部1の素材は、アルミニウム合金などの軽量の金属材料製のものを用いるのが好ましい。ただし、鋼製のビット5aをアルミニウム合金製の本体部1のビット接続穴5bに圧入して組み立てる場合には、使用中のビット5aのがたつき、抜けを防止するため、ビット5aの先端から中央部までの間、表面の全部または一部に、ローレット模様を刻んだものを用いることが好ましい。ローレット加工を施したビット5aは、例えば、丸軸を材料として、その先端から中央部までの間に、ローレット模様を刻んだ後、その後端の断面がビット形状になる様に加工して得るのが好ましい。
本発明に係るケーブル被覆剥取工具によれば、被覆層の切り屑の詰まりを防止することができる。その結果、切り屑を取り除くために作業を中断する機会も、さらには、回転工具への接続部が破損する機会も格段に低減することができ、ケーブル被覆の剥離作業の効率を格段に向上することができる。
1 本体部
1a 挿入口
1b 排出口
1c 内周面
2 切断手段
2a、2d 刃先
2b 留め具
2c 刃先の軸方向長さ
3 第一規制手段
4 第二規制手段
5 工具接続部
5a、5e、5g ビット
5b ビット接続穴
5c 球
5d 溝
5f ねじ
5h ギア
6 位置調整機構
6a スリーブ
6b 係止部材
6c バネ
6d 軸部
6e 係止部
6f 凹部
7 ビット着脱具
7a スリーブ
8 ビット
10、10a 本発明に係るケーブル被覆剥取工具
30 ケーブル
30a 導線
30b 被覆層
30c 切断幅
30d 導線の露出長さ
30e 切り屑
50 CVケーブル
51 導線
52 架橋ポリエチレン
53 ビニルシース

Claims (5)

  1. 導線の周囲に被覆層を形成したケーブルの被覆を剥ぎ取る工具であって、
    中空軸状の本体部と、切断手段とを備え、
    該本体部は、軸方向の一端に、該ケーブルを挿入するための挿入口を、周面に、剥ぎ取られた被覆層の切り屑を排出するための排出口をそれぞれ有し、
    該切断手段は、該排出口から該本体部の内周面に刃先を突出させたものであり、
    該本体部の内周面には、該切断手段による該被覆層の剥ぎ取り時の切断幅を規制する第一規制手段と、該切断手段による該被覆層の剥ぎ取り後の該導線の露出長さを規制する第二規制手段とが設けられており、
    該ケーブルを該挿入口に挿入した状態で、該本体部を軸周りに回転させることによって、該ケーブルの該被覆層を剥ぎ取る、ケーブル被覆剥取工具。
  2. 前記第一規制手段が、該被覆層の剥ぎ取り時の切断幅を該刃先の軸方向長さ以下に規制するものである、請求項1に記載のケーブル被覆剥取工具。
  3. 前記本体部が、前記挿入口の反対端に、ビットと、該ビットを接続するためのビット接続穴とで構成される工具接続部を有し、該ビットの一端が該回転工具への接続に用いられ、他端が前記第2規制手段として用いられる、請求項1または2に記載のケーブル被覆剥取工具。
  4. 前記第2規制手段が、位置調整機構を有している、請求項1から3までのいずれかに記載のケーブル被覆剥取工具。
  5. 前記位置調整機構が、前記ビットの前記ビット接続穴への取り付け位置を変更する機構である、請求項4に記載のケーブル被覆剥取工具。
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