JP7139154B2 - 語学学習支援システム - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 (1)平成30年4月30日に、ウチダエスコ株式会社の営業担当及び作業担当が、東京都立深川高等学校(東京都江東区東陽5丁目32番19号)に、須藤綾子、津田元紀、藤原茂雄、吉田秀一及び高橋直史が発明した語学学習支援システムを販売及びインストールした。(2)平成30年5月11日に、株式会社内田洋行が、東京都立深川高等学校(東京都江東区東陽5丁目32番19号)にて、須藤綾子、津田元紀、藤原茂雄、吉田秀一及び高橋直史が発明した語学学習支援システムについて、講習会を行った。
本発明は、語学学習支援システムに関し、より具体的には、学習対象の言語の音声出力情報をテキスト情報で入力し、正誤判定を行うものに関する。
外国語の学習方法のうち、ヒアリング(聞き取り)に関して、ディクテーション、すなわち、外国語の音声出力情報をテキスト情報に書き起こす方法が、効果的であると言われている。
ところで、ヒアリングにおいて、英語を例に説明すると、センテンスを構成する各単語単体の発音とセンテンス中に配された単語の発音とでは、同じ単語であっても、聞こえ方が異なることがある。
これは、リエゾン(リンギング)といって、センテンスを構成する単語と当該言語の前後の単語とが、慣習的に連結して発音されるために、単語単体の発音と異なる発音になるためである。前記ディクテーションは、こうしたリンギングなど、個々の単語の発音とは異なって、センテンス中の各単語を聞き取る訓練に最適な方法の一つと言われている。これは、単純に聞き流す場合に比べて、書き起こすという作業を介在させることにより、正確なヒアリング結果の再現を強制されるためである。
従来、前記ディクテーション可能なシステムとして、所定の指定をしたセンテンスの音声出力情報に対して、ユーザ(学習者)から複数の単語を含む文の入力操作を受け付けると、前記指定したセンテンスの各単語について、前記入力された入力文の各単語のうち、誤りの単語と誤り種別とを判定する学習支援システムが提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。
この構成によれば、入力データに対して、センテンスの単語単位で判定評価を行うため、前記リンギングなど、個々の単語単体の発音と異なるセンテンス独特の発音に対する学習者のヒアリング能力を正確に判定できるという効果が期待できた。
特開2015-60074号公報
しかし、前記先行技術によれば、センテンス全文の入力を待って誤り単語と誤り種別とを判定することになるため、学習者の注力の比重が、次第に、ヒアリング自体から入力操作に移行してしまい、ディクテーション本来の目的からそれる可能性があった。さらに、前記判定が出る前に、書き取ったセンテンスを修正可能とすると、表示された入力文に対して文法的なチェックなどが可能となり、斯様なチェック後の入力文に対する判定は、正確なヒアリング自体の能力の判定にならないおそれがあった。
また、入力方法が、センテンスの先頭の単語から入力するようになっており、例えば、センテンスの途中で、聞き取れなかった単語の入力を保留し、聞き取れた単語から選択的・即時的に入力することが不可能であった。その結果、従来、入力する場合は、まず、聞き取ったセンテンス全文を記憶しなければならず、正確なヒアリング能力の測定ができなかったという不都合があった。
本発明は、上記課題を解消させるためのものであり、ディクテーションにおいて、学習者が入力したテキストを単語単位で逐次判定可能とする語学学習支援システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成させるために、本発明にかかる語学学習支援システムは、学習者が入力した単語を逐次正誤判定し、ヒアリングの対象となるセンテンスを構成する単語をその語順通りに表示可能な領域で、正しい入力単語のみ、前記語順で特定された位置に視認可能に表示することを最も主要な特徴とする。
すなわち、本発明にかかる語学学習支援システムは、学習対象の言語で構成されたセンテンスの音声出力情報を前記言語による文字で入力し、前記センテンスと比較することによって前記入力された文字の正誤判定を行う語学学習支援システムであって、
前記センテンスを複数備え、各センテンスを前記音声情報と文字情報とに対応付けて記憶する記憶手段と、
所定の選択手段によって選択された前記音声情報及び文字情報を前記記憶手段から読み出すとともに、前記音声情報を出力する音声出力手段と、
出力された音声情報に対応する文字を単語単位で入力可能とする入力手段と、
前記入力手段によって入力された入力単語と前記センテンスを構成する構成単語とを照合し、正誤判定する判定手段と、
前記判定によって前記構成単語と一致した入力単語のみを表示単語として表示するように制御する制御手段と、
前記一致した表示単語を表示する表示手段と、
を備え、
前記表示手段は、前記センテンスの語順に従って特定された位置に各構成単語を配した場合に前記センテンス全体を表示可能とするセンテンス表示領域を有し、前記制御手段は、前記記憶手段から読み出された文字情報と対比して、前記表示単語を前記領域内において前記特定された位置で表示するように制御する
さらに、前記判定手段は、少なくとも、前記入力単語を構成文字単位で一致するか否か判定するとともに、一致箇所の先頭より前及び末尾より後に空白文字又は区切り文字以外の文字の有無、所定の記号であって単語の発音に影響を与えるものの有無を判定し、単語の大文字及び小文字の判断と区切り文字の有無については判断の対象外とする。
上記構成によれば、入力された単語を逐次正誤判定し、正しいと判断された入力単語のみ、前記センテンス中の語順の並びで特定された位置に、前記判定の都度、表示単語を表示することができる。
さらに、前記判定手段によって、ディクテーションの趣旨、すなわち、聞き取りスキルの向上という目的から、単語の発音に影響を与えるスペルが完全に一致した単語のみを表示単語として判定することができ、正確な判定が可能となる。
前記表示手段は、前記入力手段によって入力された入力単語を前記センテンス表示領域とは異なる領域に表示する入力単語表示領域を有し、前記制御手段は、前記判定手段によって前記一致すると判定された場合に、前記表示単語を前記センテンス表示領域で表示するとともに、前記入力単語表示領域から入力単語を消去するようにしてもよい。
この構成によれば、入力したものを単語単位でリアルタイムに確認することができる。
前記制御手段は、前記正誤判定前に、前記記憶手段から読み出された文字情報を前記センテンス表示領域内に配するとともに、各構成単語を背景色と同一色で配色することにより前記センテンス全体を伏せ字とし、前記正誤判定によって一致すると判定された入力単語に該当する前記構成単語のみ前記センテンス中の語順の位置で前記表示単語として視認可能な配色に変更するようにしてもよい。
この構成によれば、予め前記センテンス自体は、前記センテンス表示領域内に表示されており、配色の変更のみで表示できるため、判定結果を迅速に表示することができる。
前記制御手段は、前記一致すると判定されず、前記伏せ字で維持されている構成単語の位置が、前記入力手段によって選択されると、当該構成単語を視認可能な配色に変更して前記表示単語とすることができるようにしてもよい。
この構成によれば、入力単語が誤りである場合に、素早く正しい構成単語を確認することができる。
前記一致すると判定された入力単語の前後の空白文字部分及び区切り文字部分は、前記入力単語として入力されていない場合であっても、前記制御手段によって自動的に補完され、前記表示手段によって表示単語とともに表示されるようにしてもよい。
テキスト表示の際に必要となる文字(空白文字、区切り文字)は、ヒアリング自体には直接関係ないため、この構成によれば、これら空白文字、区切り文字については自動補完することにより、入力操作においても、ヒアリングに集中できるようにすることができる。
前記制御手段は、前記センテンス中に、同一の構成単語が複数含まれている場合、前記入力手段によって前後いずれかに連続する構成単語を順次入力することにより、前記同一の構成単語の位置が特定できるものについては、当該位置に配された構成単語のみを表示単語として表示し、前記入力手段によって前記同一の構成単語のみが入力されたものについては、前記同一の構成単語のすべてを表示単語として表示するように制御してもよい。
この構成によれば、センテンス中の同一の構成単語が複数含まれていても、入力された単語がいずれの単語を聞き取って入力したのか、可能な限り判別することができる。
なお、前記同一の構成単語のみが入力されたものについては、前記同一の構成単語のすべてを表示単語として表示するが、かかる場合、前記制御手段によって、他の表示単語と識別可能な表示とすれば、少なくとも、前記すべてを表示単語として表示した単語を視認できるため、学習者は、前記複数の構成単語が含まれている場合でも、自身が、実質的にヒアリングできた語とできない語を容易に視認することができる。
本発明にかかる語学学習支援システムは、ディクテーションにおいて、学習者が入力したテキストを単語単位で逐次判定することが可能となり、語学のヒアリングスキル向上に資するという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる語学学習支援システムのブロック構成図を示した図である。 図2は、本発明にかかる語学学習支援システムの入力単語の正誤判定の処理フローを示した図である。 図3は、センテンス側表示部の表示態様を模式的に例示した図である。 図4は、本発明にかかる語学学習支援システムの表示画面例の推移を時系列的に示した図であり、(a)は、入力単語の入力前の画面例、(b)は、入力側表示部に入力単語を入力した状態を示した画面例、(c)は、入力単語の正誤判定後、センテンス側表示部に表示単語を表示した状態を示した画面例、(d)は、入力が誤りと判定された単語をセンテンス側表示部で表示させた状態を示した画面例を示したものである。 図5は、センテンス中に同一の構成単語が複数含まれている場合の表示画面例を示した図である。
図1において、1は、本発明にかかる語学学習支援システムである。語学学習支援システム1は、学習の対象となる言語からなる複数のセンテンスの音声出力情報と文字情報とを対応付けた教材を記憶する記憶部12(記憶手段に該当)を有する。記憶部12に記憶されている前記複数の教材から、入力部14によっていずれかが選択されると(選択手段に該当)、記憶部12から読み出される。読み出された教材の音声出力情報は、音声出力部13(音声出力手段に該当)によって出力される。学習者は、音声出力部13から出力されると、入力部14(入力手段に該当)から、前記学習の対象となる言語で、聞き取った単語を順次入力する。
前記入力された単語(入力単語)は、判定部15(判定手段に該当)によって、記憶部12から読み出された前記文字情報、すなわち、前記選択されたセンテンスを構成する単語(構成単語)と一致する単語の有無が判定される。一致する単語があった場合は、制御部11(制御手段に該当)によって、表示部16(表示手段に該当)で当該単語のみが表示される。前記表示された単語(表示単語)は、後述する通り、制御部11によって、表示部16の表示領域内の所定の位置で表示される。
語学学習支援システム1は、本発明にかかる諸機能を発揮する専用システムとして構築してもよいが、一部の機能をコンピュータソフトウェアで実現し、これを例えば、既存のパーソナルコンピュータにインストールする形態であってもよい。かかる場合、CPU(Central Processing Unit)、RAM(メモリ)、ROM(ストレージ)及び周辺装置としてマウス、キーボード等の入力装置、ディスプレイ、スピーカ等の出力装置を備える。そして、前記CPUは、前記入力装置から入力される指示に従い、前記ストレージや外部記憶装置に記憶された前記教材データを読み出して、該教材データの音声出力情報から、音声出力信号を前記スピーカに出力するように制御する。
また、CPUは、前記入力装置で入力された入力単語を受け付けると、ストレージに格納された処理プログラムをメモリに読み出し、該処理プログラムによって、前記読み出された教材データの文字情報を構成する構成単語と一致する入力単語を判定し、一致する単語のみ出力装置(例えばディスプレイ)に出力するように制御する。
以上の通り、図1は、本発明にかかる語学学習支援システム1の機能概念をベースとしたブロック図を例示したものであり、特許請求の範囲記載の機能を発揮するものである限り、図1に示すような構成に限定する趣旨ではない。
なお、図1は、インターネット等のコンピュータネットワーク接続されないスタンドアローンのシステムを前提とした一体型の構成であるが、例えば、音声出力部13、入力部14及び表示部16を、インターネット等の通信回線に接続されたネットワーク端末とし、同ネットワーク端末から前記通信回線を介して制御部11、記憶部12、判定部15を備えたサーバ等に接続する形態でもよく、さらには、前記接続されるネットワーク端末は、複数台あってもよい。他にも、記憶部12を他の機能から独立したデータベースシステムとして構築してもよい。以上の通り、通信回線を介して接続する場合は、個々の機能を分散させて接続し、全体で語学学習支援システムを構成するという形態となる。
また、前記処理プログラムは、前記パーソナルコンピュータにインストールするもののほか、いわゆるウェブアプリとして、前記ネットワーク端末にインストールせずに、前記通信回線を介して使用するものであってもよい。
以下、本発明にかかる語学学習支援システムの入力単語の正誤判定の処理内容を図2で説明する。なお、本実施の形態では、以下、学習対象の言語として英語を例に説明する。
前記した通り、判定部15は、入力部14から入力された入力単語の文字列を取得すると(S1)、当該文字列が単語として有効かどうかの判断を行う(S2)。例えば、記号のみの入力、英語以外の文字列の入力等、入力単語として有効と認められない入力があった場合は、直ちに判定処理を終了する(S2のN)。一方、入力単語として有効と判断された場合(S2のY)、入力単語について、前記センテンス中の一致箇所を検査(照合)する(S3)。
一致箇所がないと判断された場合、直ちに判定処理を終了する(S4のN)。一方、一致箇所があると判断された場合(S4のY)、当該一致箇所の先頭より前の文字を検査(照合)する(S5)。一致箇所の先頭より前に文字が存在し、いわゆる空白文字(スペース)ではない場合(S6のN)、スペルが異なるため、別の単語と判断され、再度、S3に戻ってセンテンス中の一致箇所の検査を行う。一方、空白文字の場合(S6のY)、前記一致箇所の末尾より後の文字を検査(照合)する(S7)。一致箇所の末尾より後に文字が存在し、いわゆる空白文字(スペース)ではない場合(S8のN)、前記同様、スペルが異なるため、別の単語と判断され、再度、S3に戻ってセンテンス中の一致箇所の検査を行う。一方、空白文字の場合(S8のY)、完全一致となるため、センテンス中の単語(構成単語)として認定する(S9)。次いで、認定された入力単語が、未知の一致箇所かどうかを判断し(S10)、未知ではない(既知)であると判断された場合(S10のN)、S3に戻ってセンテンス中の一致箇所の検査(照合)を行う。一方、未知の一致箇所と判断された場合(S10のY)、センテンス中の一致箇所の配色を変更して視認可能にするとともに(S11)、S3に戻ってセンテンス中の他の一致箇所の検査(照合)を行う。なお、本実施の形態では、S11において、前記一致箇所の配色を変更する処理としているが、視認可能な方法で表示すればよく、配色の変更は例示であってこれに限定する趣旨ではない。
S6、S8で説明する通り、一致箇所の先頭より前及び末尾より後の双方で空白文字の存否を確認することにより、スペルが完全一致したもののみを一致する単語として認定する。例えば、語形変化による相違(例えば、過去形の場合、末尾の「d」の有無のみの相違)は、単語の大半が一致する場合が多いが、この判定処理によれば、かかる場合でも、不一致と判断されるため、センテンス中の単語単位で正確な判定が可能となる。なお、ディクテーションの趣旨、すなわち、聞き取りスキルの向上という目的から、例えば、入力された単語の大文字、小文字の判断、ピリオド、コンマなどの区切り文字などは、判定処理の対象外となる。一方、アポストロフィなど、自体は、記号であって対応する音がないものであっても、単語の発音に影響を与えるもの(例えば、「It is」と「It′s」では同意であっても、発音が異なるなど)については、判定の対象となる。すなわち、前記「It is」と「It′s」の例では、両者は別単語として認定される。
以下図3により、表示部16で表示されるユーザインタフェースの例を説明する。なお、図3は、例示的に示したものであり、この形態に限定する趣旨ではない。
図3では、複数のユーザ端末が教材にアクセスする形態のシステムを前提としているため、正面視、画面左上に、ユーザID表示部16aが設定されている。キーボード等入力部14により、教材を選択すると、教材のタイトルがタイトル表示部16bに表示される。前記選択操作は、タイトル表示部16bを入力部14によってスクロールダウン等することにより、選択するようにしてもよい(図示せず)。
教材音声の再生指示により、音声出力部13から音声が出力されると、プログレスバー16cで経過時間が表示される。なお、正面視、画面中段の右側には、再生、早送り、巻き戻しを行うボタン、リピート箇所指定アイコン、再生スピード調整バー、書き取り機能選択などのラジオボタン等、コントロール部品表示部16dが設けられている。
一方、前記画面中段の左側には、教材のデータを表示する教材表示部が設けられている。教材表示部は、前記出力された音声の波形情報表示部16e、センテンス側表示部16f、母国語訳表示部16gから構成されている。教材表示部は、拡大表示、文字サイズ変更が自在にできる。教材表示部の下方に、書き取り表示部が設けられている。書き取り表示部は、入力側表示部16hと提出ボタン部16iから構成されている。
前記教材が選択されると、選択された教材に含まれているセンテンスをセンテンス側表示部16fに伏せ字にして表示する。なお、本実施の形態では、説明の便宜上、センテンス側表示部16fに、「I′m going to cut it out.」が、破線で表示されているが、実際は、例えば、背景色と同一色の配色をすることにより、見えない状態になっている。
センテンス側表示部16fは、前記センテンスを構成する単語、すなわち構成単語の語順に従ってセンテンス全体を表示しうる領域(センテンス表示領域)を有する。一方、入力側表示部16hは、学習者が、音声出力部13から出力された音声に対して、聞き取った単語を入力部14によって順次入力すると、入力単語が表示される領域(入力単語表示領域)を有する。
前記入力単語の表示後、判定部15によって、構成単語と一致すると判定された場合、前記センテンス表示領域内において、前記一致した構成単語を当該単語のセンテンス中の語順の位置で視認可能な配色に変更して表示単語として表示する。
以下、図4により、判定処理に対応した時系列的な表示画面の推移を説明する。なお、説明の便宜上、図3で説明した表示画面のうち、センテンス側表示部16f及び入力側表示部16hのみを示した。
入力単語の入力前は、センテンス側表示部16fは、教材となるセンテンス全体が伏せ字になった状態である(図4(a))。この段階では、学習者はセンテンスを視認することはできないが、センテンス表示領域が確定しており、センテンスを構成する各表示単語の位置も特定されている。
伏せ字になったセンテンスを音声出力部13で出力し、学習者がこれを聞き取って、入力部14によって入力すると、入力単語が入力側表示部16hに表示される(図4(b))。本実施の形態では、センテンスの語頭「I′m」が入力され、入力側表示部16hに表示されている状態、すなわち、入力単語表示領域にのみ「I′m」が表示されている。この時点では、前記入力された「I′m」は、判定部15で判定処理中であるため、センテンス側表示領域では表示されていない。
前記判定処理により、前記入力された「I′m」が構成単語と一致すると判断されると、センテンス側表示領域であるセンテンス側表示部16fに表示されるとともに(図4(c))、入力側表示部16hで表示されていた入力単語の「I′m」は消去される。なお、センテンス側表示部16fで表示されている「I′m」は、あらかじめ伏せ字でセンテンスの語順に従って特定されている位置(本例の場合は、語頭)に配されている「I′m」を視認可能な配色に変更することにより表示される。なお、「I′m」は、アポストロフィ表記の単語であるため、例えば「I am」のように、省略形を使用しない形式で入力した場合は、意味は同じであるが、「アイム」として聞き取れなかったと判定し、センテンス側表示部16fには表示されない。
以下、前記同様の手順で学習者が順次聞き取った単語を入力部14で入力する都度、単語単位で前記判定処理を実行する。本実施の形態では、学習者が、センテンス中の「cut it」が聞き取れず、入力できなかったため(又はスペルミスの入力があったため)、誤りの入力として判定され、センテンス側表示領域で、前記伏せ字で特定されている位置で、伏せ字が維持された状態になっている(図4(d))。すなわち、聞き取れなかった部分(不正確なスペルで入力された場合を含む。)は、学習者側から見ると、聞き取れなかった単語分の空白文字が形成されているように表示される。なお、前記伏せ字が維持された状態の単語の部分を入力部14によって特定して指定(例えば、ポインティングデバイスによる範囲指定後、クリック等の操作を)すると(図4(d)参照)、視認可能な状態になり、伏せ字となっている構成単語を表示単語として表示させることができる。このような構成とすることで、学習者は、自身が聞き取れなかった単語がセンテンス中のどの単語かを即時、かつ、明確に認識することができる。
ところで、センテンス中に同一の単語を含む場合がある。たとえば、図5のセンテンス側表示領域の「He said it was possible to make it.」は、センテンス中に「it」を2つ含む。この場合、特に前後に何もなく16hに「it」が入力されると、16fでは「it」が両方表示される。例えば、学習者が入力側表示部16hで「He」「said」「it」「was」のように、前後の単語を順次入力するにより、学習者の入力した「it」がどちらの「it」か特定できる場合は、前者の「it」が入力されたものと判定し、センテンス側表示部16fに、前者の「it」は表示されるが、後者の「it」は表示されない。
なお、説明の便宜上、図5では、入力側表示部16hとセンテンス側表示部16f双方に「it」を表示しているが、実際には、「it」が入力されたものと判定され、センテンス側表示部16fに表示されるとともに、入力側表示部16hの「it」は消去される)。
一方、学習者が入力側表示部16hに「it」のみしか入力しなかった場合は、すべての「it」をセンテンス側表示部16fに表示する(図5参照)。この場合、例えば、他の単語も表示されている場合、他の単語と識別可能な表示、例えば、「it」を前記他の単語と異なる配色とするようにしてもよい。
1 語学学習支援システム
11 制御部
12 記憶部
13 音声出力部
14 入力部
15 判定部
16 表示部
16f センテンス側表示部
16h 入力側表示部

Claims (7)

  1. 学習対象の言語で構成されたセンテンスの音声出力情報を前記言語による文字で入力し、前記センテンスと比較することによって前記入力された文字の正誤判定を行う語学学習支援システムであって、
    前記センテンスを複数備え、各センテンスを前記音声出力情報と文字情報とに対応付けて記憶する記憶手段と、
    所定の選択手段によって選択された前記音声出力情報及び文字情報を前記記憶手段から読み出すとともに、前記音声出力情報を出力する音声出力手段と、
    出力された音声出力情報に対応する文字を単語単位で入力可能とする入力手段と、
    前記入力手段によって入力された入力単語と前記センテンスを構成する構成単語とを照合し、正誤判定する判定手段と、
    前記正誤判定によって前記構成単語と一致した入力単語のみを表示単語として表示するように制御する制御手段と、
    前記一致した表示単語を表示する表示手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、前記センテンスの語順に従って特定された位置に各構成単語を配した場合に前記センテンス全体を表示可能とするセンテンス表示領域を有し、前記制御手段は、前記記憶手段から読み出された文字情報と対比して、前記表示単語を前記領域内において前記特定された位置で表示するように制御し、前記判定手段は、少なくとも、前記入力単語を構成文字単位で一致するか否か判定するとともに、一致箇所の先頭より前及び末尾より後に空白文字又は区切り文字以外の文字の有無、所定の記号であって単語の発音に影響を与えるものの有無を判定し、単語の大文字及び小文字の判断と区切り文字の有無については判断の対象外とすることを特徴とする語学学習支援システム。
  2. 前記表示手段は、前記入力手段によって入力された入力単語を前記センテンス表示領域とは異なる領域に表示する入力単語表示領域を有し、前記制御手段は、前記判定手段によって前記一致すると判定された場合に、前記表示単語を前記センテンス表示領域で表示するとともに、前記入力単語表示領域から入力単語を消去することを特徴とする請求項1記載の語学学習支援システム。
  3. 前記制御手段は、前記正誤判定前に、前記記憶手段から読み出された文字情報を前記センテンス表示領域内に配するとともに、各構成単語を背景色と同一色で配色することにより前記センテンス全体を伏せ字とし、前記正誤判定によって一致すると判定された入力単語に該当する前記構成単語のみ前記センテンス中の語順の位置で前記表示単語として視認可能な配色に変更することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の語学学習支援システム。
  4. 前記制御手段は、前記一致すると判定されず、前記伏せ字で維持されている構成単語の位置が、前記入力手段によって選択されると、当該構成単語を視認可能な配色に変更して前記表示単語とすることを特徴とする請求項3記載の語学学習支援システム。
  5. 前記一致すると判定された入力単語の前後の空白文字部分及び区切り文字部分は、前記入力単語として入力されていない場合であっても、前記制御手段によって自動的に補完され、前記表示手段によって表示単語とともに表示されることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の語学学習支援システム。
  6. 前記制御手段は、前記センテンス中に、同一の構成単語が複数含まれている場合、前記入力手段によって前後いずれかに連続する構成単語を順次入力することにより、前記同一の構成単語の位置が特定できるものについては、当該位置に配された構成単語のみを表示単語として表示し、前記入力手段によって前記同一の構成単語のみが入力されたものについては、前記同一の構成単語のすべてを表示単語として表示するように制御することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の語学学習支援システム。
  7. 前記制御手段は、前記同一の構成単語のすべてを表示単語として表示する場合、他の表示単語と識別可能に表示することを特徴とする請求項6記載の語学学習支援システム。
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