JP2003208091A - 言語処理装置、言語処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

言語処理装置、言語処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム

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JP2003208091A
JP2003208091A JP2002008074A JP2002008074A JP2003208091A JP 2003208091 A JP2003208091 A JP 2003208091A JP 2002008074 A JP2002008074 A JP 2002008074A JP 2002008074 A JP2002008074 A JP 2002008074A JP 2003208091 A JP2003208091 A JP 2003208091A
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古賀  響
Masaki Abukawa
正毅 虻川
Kosuke Honma
香价 本間
Tatsuzo Watanabe
立三 渡辺
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Honda Motor Co Ltd
Casio Computer Co Ltd
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 語学能力に関する「読む能力、聞く能力、話
す能力、書く能力」をバランス良く向上させ、もって語
学能力を簡易かつ効果的に向上させることを課題とす
る。 【解決手段】 利用者から音声情報として入力された言
葉が、当該入力に先立って音声情報として出力された言
葉と一致するか否かを判定するHS判定部25と、利用
者から文字情報として入力された言葉が、当該入力に先
立って音声情報として出力された言葉と一致するか否か
を判定するHW判定部26と、利用者から音声情報とし
て入力された言葉が、当該入力に先立って文字情報とし
て出力された言葉と一致するか否かを判定するRS判定
部27と、利用者から文字情報として入力された言葉
が、当該入力に先立って文字情報として出力された言葉
と一致するか否かを判定するRW判定部28と、これら
の判定結果を利用者に対して出力するタッチパネル表示
部11とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の言語を形
成する言葉を音声情報および文字情報として利用者に対
して出力し、当該利用者から所定の言語を形成する言葉
を音声情報および文字情報として入力する言語処理装
置、言語処理方法およびその方法をコンピュータに実行
させるプログラムに関し、特に、語学能力に関する「読
む能力、聞く能力、話す能力、書く能力」をバランス良
く向上させ、もって語学能力を簡易かつ効果的に向上さ
せることができる言語処理装置、言語処理方法およびプ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、語学能力の向上は大きな魅力
であり、例えば、日本人にとっては、英語の語学能力を
向上させたいという要望は絶大である。そして、このよ
うな要望を背景にして、色々な学習法が提案されてお
り、さらに、これらの学習法を簡易に実現するためのツ
ールも登場している。
【0003】例えば、英語を読む能力を向上させるため
に、英語で書かれた書籍を読むという学習法が従来から
提案されており、最近では、電子ブックというツールも
登場している。また、英語を聞く能力を向上させるため
に、英語の会話や歌を収録したテープやCDなどを聞く
という学習法が従来から提案されている。
【0004】さらに、英語を話す能力を向上させるため
に、英会話学校などで講師を相手に英語で話すという学
習法が従来から提案されており、最近では、自らが話し
た英語の発音を正誤判定したり、自らが話した英語を文
字情報に認識変換して正誤判定するツールも登場してい
る。また、英語を書く能力を向上させるために、英語の
単語や文章を紙に書き写すという学習法が従来から提案
されており、最近では、キーボード入力された英語の綴
りを正誤判定するツールも登場している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術は、語学能力に関する「読む能力、聞く能力、
話す能力、書く能力」をバランス良く向上させることに
限界があるため、語学能力を簡易かつ効果的に向上させ
ることが困難であるという問題点があった。
【0006】すなわち、語学能力を簡易かつ効果的に向
上させるためには、上記した「読む能力、聞く能力、話
す能力、書く能力」をバランス良く向上させる必要があ
る。ところが、上記の従来技術で説明したように、種々
の学習法やツールが相互に関連されていない状況では、
各学習者の主観によって学習法やツールを選択する必要
があるため、「読む能力、聞く能力、話す能力、書く能
力」をバランス良く向上させることに限界がある。よっ
て、このような状況では、語学能力を簡易かつ効果的に
向上させることが困難である。
【0007】そこで、この発明は、上述した従来技術に
よる問題点を解消するためになされたものであり、語学
能力に関する「読む能力、聞く能力、話す能力、書く能
力」をバランス良く向上させ、もって語学能力を簡易か
つ効果的に向上させることができる言語処理装置、言語
処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係る言語処理装
置は、所定の言語を形成する言葉を音声情報および文字
情報として利用者に対して出力し、当該利用者から所定
の言語を形成する言葉を音声情報および文字情報として
入力する言語処理装置であって、前記利用者から音声情
報として入力された言葉が、当該入力に先立って音声情
報として出力された言葉と一致するか否かを判定する第
1の判定手段と、前記利用者から文字情報として入力さ
れた言葉が、当該入力に先立って音声情報として出力さ
れた言葉と一致するか否かを判定する第2の判定手段
と、前記利用者から音声情報として入力された言葉が、
当該入力に先立って文字情報として出力された言葉と一
致するか否かを判定する第3の判定手段と、前記利用者
から文字情報として入力された言葉が、当該入力に先立
って文字情報として出力された言葉と一致するか否かを
判定する第4の判定手段と、前記第1、第2、第3また
は第4の判定手段による判定結果を前記利用者に対して
出力する判定結果出力手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0009】また、請求項2の発明に係る言語処理装置
は、請求項1に記載の発明において、前記第1、第2、
第3および第4の判定手段は、前記利用者が習得しよう
としている言語によって入力された言葉が、前記利用者
が習得しようとしている言語によって出力された言葉と
一致するか否かを判定することを特徴とする。
【0010】また、請求項3の発明に係る言語処理装置
は、請求項1に記載の発明において、前記第1、第2、
第3および第4の判定手段は、前記利用者が習得しよう
としている言語によって入力された言葉が、前記利用者
が既に習得している言語によって出力された言葉と一致
するか否かを判定することを特徴とする。
【0011】また、請求項4の発明に係る言語処理装置
は、請求項1に記載の発明において、前記入力に先立っ
て音声情報または文字情報として出力される言葉を、前
記利用者が習得しようとしている言語または当該利用者
が既に習得している言語のうちのいずれによって出力す
るかを当該利用者から受け付ける出力言語受付手段をさ
らに備え、前記第1、第2、第3および第4の判定手段
は、前記利用者が習得しようとしている言語によって入
力された言葉が、前記出力言語受付手段によって受け付
けられた言語によって出力された言葉と一致するか否か
を判定することを特徴とする。
【0012】また、請求項5の発明に係る言語処理装置
は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記第1、第2、第3または第4の判定手段のうち
のいずれの判定手段による判定処理を実行するかを前記
利用者から受け付ける判定受付手段をさらに備え、前記
第1、第2、第3および第4の判定手段は、前記判定受
付手段によって受け付けられた内容にしたがって判定処
理を実行することを特徴とする。
【0013】また、請求項6の発明に係る言語処理装置
は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記利用者に対して所定の文章を出力して、当該利
用者に前記文章のなかから所定の言葉を指示させる指示
手段をさらに備え、前記第1、第2、第3および第4の
判定手段は、前記指示手段によって指示された言葉につ
いて判定処理を実行することを特徴とする。
【0014】また、請求項7の発明に係る言語処理装置
は、請求項6に記載の発明において、前記指示手段は、
前記利用者に対して所定の文章を出力する場合に、前記
第1、第2、第3および第4の判定手段による全ての判
定処理によって一致すると判定された言葉を他の言葉と
区別することができるように出力することを特徴とす
る。
【0015】また、請求項8の発明に係る言語処理方法
は、所定の言語を形成する言葉を音声情報および文字情
報として利用者に対して出力し、当該利用者から所定の
言語を形成する言葉を音声情報および文字情報として入
力する言語処理方法であって、前記利用者から音声情報
として入力された言葉が、当該入力に先立って音声情報
として出力された言葉と一致するか否かを判定する第1
の判定工程と、前記利用者から文字情報として入力され
た言葉が、当該入力に先立って音声情報として出力され
た言葉と一致するか否かを判定する第2の判定工程と、
前記利用者から音声情報として入力された言葉が、当該
入力に先立って文字情報として出力された言葉と一致す
るか否かを判定する第3の判定工程と、前記利用者から
文字情報として入力された言葉が、当該入力に先立って
文字情報として出力された言葉と一致するか否かを判定
する第4の判定工程と、前記第1、第2、第3または第
4の判定工程による判定結果を前記利用者に対して出力
する判定結果出力工程と、を含んだことを特徴とする。
【0016】また、請求項9の発明に係るプログラム
は、所定の言語を形成する言葉を音声情報および文字情
報として利用者に対して出力し、当該利用者から所定の
言語を形成する言葉を音声情報および文字情報として入
力する言語処理方法をコンピュータに実行させるプログ
ラムであって、前記利用者から音声情報として入力され
た言葉が、当該入力に先立って音声情報として出力され
た言葉と一致するか否かを判定する第1の判定工程と、
前記利用者から文字情報として入力された言葉が、当該
入力に先立って音声情報として出力された言葉と一致す
るか否かを判定する第2の判定工程と、前記利用者から
音声情報として入力された言葉が、当該入力に先立って
文字情報として出力された言葉と一致するか否かを判定
する第3の判定工程と、前記利用者から文字情報として
入力された言葉が、当該入力に先立って文字情報として
出力された言葉と一致するか否かを判定する第4の判定
工程と、前記第1、第2、第3または第4の判定工程に
よる判定結果を前記利用者に対して出力する判定結果出
力工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る言語処理装置、言語処理方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の
形態を詳細に説明する。なお、以下では、本実施の形態
に係る言語処理装置の概要および主たる特徴、当該言語
処理装置における各部の構成および機能、当該言語処理
装置による各種処理の手順を説明した後に、他の実施の
形態を説明することとする。
【0018】(概要および主たる特徴)まず最初に、本
実施の形態に係る言語処理装置の概要および主たる特徴
を説明する。図1は、本実施の形態に係る言語処理装置
の構成を示すブロック図である。同図に示すように、本
実施の形態に係る言語処理装置10は、タッチパネル表
示部11と、スピーカ12と、マイク13と、キーボー
ド14と、教材記憶部15と、学習履歴記憶部16と、
制御部20とから構成される。
【0019】この言語処理装置10は、英語の語学能力
を向上させようとする学習者の利用に供されるものであ
り、概略的に、(1)学習者に対して英語の言葉を音声
情報としてスピーカ12から出力する音声出力処理、
(2)学習者に対して英語の言葉を文字情報としてタッ
チパネル表示部11から出力する文字出力処理、(3)
学習者からマイク13を介して英語の言葉を音声情報と
して入力する音声入力処理、(4)学習者からキーボー
ド14を介して英語の言葉を文字情報として入力する文
字入力処理をそれぞれ実行する。
【0020】そして、この言語処理装置10は、これら
の入出力処理に関連して各種の判定処理を実行すること
に主たる特徴があり、英語の語学能力に関する「読む能
力、聞く能力、話す能力、書く能力」をバランス良く向
上させ、もって語学能力を簡易かつ効果的に向上させる
ことができるようにしている。
【0021】具体的に説明すると、(1)学習者から音
声情報として入力された英語の言葉が、この入力に先立
って音声情報として出力された英語の言葉と一致するか
否かを判定するHS(聞く話す)判定処理、(2)学習
者から文字情報として入力された英語の言葉が、この入
力に先立って音声情報として出力された英語の言葉と一
致するか否かを判定するHW(聞く書く)判定処理、
(3)学習者から音声情報として入力された英語の言葉
が、この入力に先立っ文字情報として出力された英語の
言葉と一致するか否かを判定するRS(読む話す)判定
処理、(4)学習者から文字情報として入力された英語
の言葉が、この入力に先立っ文字情報として出力された
英語の言葉と一致するか否かを判定するRW(読む書
く)判定処理をそれぞれ実行し、これらの判定結果を学
習者に対して出力する。
【0022】すなわち、言語処理装置10は、上記した
「HS(聞く話す)判定処理、HW(聞く書く)判定処
理、RS(読む話す)判定処理、RW(読む書く)判定
処理」という多様な学習プロセスを学習者に提供するこ
とを主たる特徴とし、かかる多様な学習プロセスによっ
て、英語の語学能力に関する「読む能力、聞く能力、話
す能力、書く能力」をバランス良く向上させ、もって語
学能力を簡易かつ効果的に向上させることができるよう
にしている。
【0023】(各部の構成および機能)次に、本実施の
形態に係る言語処理装置10における各部の構成および
機能を説明する。この言語処理装置10は、上述したよ
うに、タッチパネル表示部11と、スピーカ12と、マ
イク13と、キーボード14と、教材記憶部15と、学
習履歴記憶部16と、制御部20とから構成される。
【0024】このうち、タッチパネル表示部11は、各
種の情報を表示するとともに、学習者から所定の指示入
力を受け付けるものである。具体的には、教材記憶部1
5に記憶された英語の言葉を文字情報として表示した
り、学習者からの操作指示を受け付ける各種のボタンを
表示したり、学習者から入力された言葉を文字情報とし
て表示したり、各種の判定処理の結果を表示したりなど
する(図6〜図13参照)。なお、このタッチパネル表
示部11は、カラー液晶表示器(LCD)の上に、スタ
イラスペンなどの接点をサンプリングするボードを被せ
ることなどによって構成される。
【0025】スピーカ12は、各種の情報を音声出力す
るものであり、具体的には、教材記憶部15に記憶され
た英語の言葉を音声情報として出力したり、これらの言
葉を学習記憶部16に記憶された情報にしたがって出力
したりなどする。なお、上記したタッチパネル表示部1
1に代わって、スピーカ12が、各種の判定処理の結果
を音声出力するようにしてもよい。
【0026】マイク13は、各種の情報を音声入力する
ものであり、主に、学習者から英語の言葉を音声情報と
して入力する。なお、上記したタッチパネル表示部11
に代わって、マイク13が、学習者から所定の指示入力
を受け付けるようにしてもよい。
【0027】キーボード14は、各種の情報を文字入力
するものであり、主に、学習者から英語の言葉を文字情
報として入力する。なお、上記したタッチパネル表示部
11に代わって、キーボード14が、学習者から所定の
指示入力を受け付けるようにしてもよい。
【0028】教材記憶部15は、タッチパネル表示部1
1やスピーカ12から出力される英語の言葉を記憶する
ものである。具体的には、文字情報としての英語のテキ
ストデータ、音声情報としての英語の音声データ、日本
語に翻訳したテキストデータを相互に関連付けて教材デ
ータとして記憶する。
【0029】学習履歴記憶部16は、学習者の学習進捗
状況に関する各種の情報を記憶するものである。具体的
には、タッチパネル表示部11において学習者が指示し
た所定の言葉(単語や文章)のマーク情報、各種の判定
処理の結果に係る情報などを記憶する。
【0030】制御部20は、OS(Operating System)
などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定した
プログラムおよび所要データを格納するための内部メモ
リを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部
であり、機能概念的に、タッチパネル制御部21と、表
示制御部22と、音声出力制御部23と、音声入力制御
部24と、HS判定部25と、HW判定部26と、RS
判定部27と、RW判定部28と、学習処理部29とか
ら構成される。
【0031】このうち、タッチパネル制御部21は、タ
ッチパネル表示部11を介して学習者から受け付けた所
定の指示入力を、制御部20の各部へ伝える処理を実行
するもの(いわゆるタッチパネル制御ソフト)である。
表示制御部22は、タッチパネル表示部11に表示され
る各種画面を作成するとともに、タッチパネル表示部1
1による画面表示の制御を実行するものである。
【0032】音声出力制御部23は、教材記憶部15に
記憶された教材データのうちの音声データを再生して、
スピーカ12による音声情報出力の制御を実行するもの
(いわゆる音声再生ソフト)である。音声入力制御部2
4は、マイク13から入力される音声情報を文字情報に
認識変換する処理を実行するもの(すなわち、英語の音
声情報を英語の文字情報に認識変換する音声認識ソフ
ト)である。
【0033】HS判定部25は、学習者から音声情報と
して入力された英語の言葉が、この入力に先立って音声
情報として出力された英語の言葉と一致するか否かを判
定するHS(聞く話す)判定処理を実行するものであ
る。具体的には、スピーカ12から出力された英語の綴
りと、マイク13から入力された英語の綴りとが一致す
るか否かを判定する。なお、この判定処理に際しては、
上記した音声入力制御部24による処理が実行される。
【0034】HW判定部26は、学習者から文字情報と
して入力された英語の言葉が、この入力に先立って音声
情報として出力された英語の言葉と一致するか否かを判
定するHW(聞く書く)判定処理を実行するものであ
る。具体的には、スピーカ12から出力された英語の綴
りと、キーボード14から入力された英語の綴りとが一
致するか否かを判定する。
【0035】RS判定部27は、学習者から音声情報と
して入力された英語の言葉が、この入力に先立って文字
情報として出力された英語の言葉と一致するか否かを判
定するRS(読む話す)判定処理を実行するものであ
る。具体的には、タッチパネル表示部11から出力され
た英語の綴りと、マイク13から入力された英語の綴り
とが一致するか否かを判定する。なお、この判定処理に
際しては、上記した音声入力制御部24による処理が実
行される。
【0036】RW判定部28は、学習者から文字情報と
して入力された英語の言葉が、この入力に先立って文字
情報として出力された英語の言葉と一致するか否かを判
定するRW(読む書く)判定処理を実行するものであ
る。具体的には、タッチパネル表示部11から出力され
た英語の綴りと、キーボード14から入力された英語の
綴りとが一致するか否かを判定する。なお、これらのH
S判定部25、HW判定部26、RS判定部27、RW
判定部28による判定結果は、上記した表示制御部22
の制御によって、タッチパネル表示部11に表示され
る。
【0037】学習処理部29は、学習者の学習進捗状況
に応じた各種の処理を実行するものである。具体的に
は、タッチパネル表示部11において学習者が指示した
所定の言葉(単語や文章)のマーク情報、各種の判定処
理の結果に係る情報などを学習履歴記憶部16に記憶し
たり、これらの情報の記憶に際して、各判定処理の成功
数(一致すると判定された単語や文章の数)、各判定処
理の成功確率などを算出する処理を実行する。
【0038】(各種処理の手順)次に、本実施の形態に
係る言語処理装置10による各種処理の手順を説明す
る。なお、ここでは、タッチパネル表示部11の画面構
成を参照して全体的な処理の手順を説明した後に、この
言語処理装置10の特徴である各種の判定処理の手順に
ついて説明する。
【0039】タッチパネル表示部11の画面は、図6に
示すように、教材としての英語などを表示するメインフ
ィールドの上方向に、学習者から各種の指示入力を受け
付けるサブフィールドを結合して構成される。そして、
このサブフィールドには、「Red(Word)」、
「Green(Sentence)」、「Eras
e」、「H」、「H→S」、「H→W」、「R」、「R
→S」、「R→W」、「English」、「Eto
J」、「Learning Progress」、「J
toE」、「Japanese」といった操作指示用の
ボタンが配置される。
【0040】このうち、「English」ボタン、
「EtoJ」ボタン、「JtoE」ボタンおよび「Ja
panese」ボタンは、メインフィールドに表示され
る教材の種類および表示態様を学習者から受け付けるも
のである。具体的には、「English」ボタンがタ
ッチされると、図6に示すように、タッチパネル表示部
11には、教材記憶部15に記憶された英語のテキスト
データが表示される。
【0041】一方、「Japanese」ボタンがタッ
チされると、図7に示すように、タッチパネル表示部1
1には、教材記憶部15に記憶された日本語のテキスト
データ(図6に示した英語を翻訳したもの)が表示され
る。なお、「EtoJ」ボタンがタッチされると、左頁
が英語であって右頁が日本語のテキストデータが表示さ
れる一方、「JtoE」ボタンがタッチされると、左頁
が日本語であって右頁が英語のテキストデータが表示さ
れる。
【0042】このような「English」ボタン、
「EtoJ」ボタン、「JtoE」ボタンおよび「Ja
panese」ボタンをタッチすることによって、学習
者は望みの画面を表示させることができ、また、メイン
フィールドの下部にそれぞれ配置された三角のボタンを
タッチすることによって、前ページや次ページのテキス
トデータを画面に表示させることができる。
【0043】図6において、「Red(Word)」ボ
タン、「Green(Sentence)」ボタンおよ
び「Erase」ボタンは、メインフィールドに表示さ
れる英語の文章のなかから学習者に所定の言葉(単語や
文章)を指示させたり、その指示を取り消したりするた
めのものである。
【0044】具体的には、「Red(Word)」ボタ
ンがタッチされると、メインフィールドに表示される英
語の文章のなかから所定の単語を指示することが可能に
なり、例えば、図8に示すように、学習者が「vegetabl
e」および「reflection」という単語をスタイラスペン
などで指示すると、これらの単語が赤色でマーク表示さ
れるとともに、このマーク情報が学習履歴記憶部16に
記憶される。
【0045】同様に、「Green(Sentenc
e)」ボタンがタッチされると、メインフィールドに表
示される英語の文章のなかから所定の文章を指示するこ
とが可能になり、例えば、図9に示すように、学習者が
「ONE DOLLAR AND EIGHTY SEVEN CENTS」という一文を
スタイラスペンなどで指示すると、この一文が緑色でマ
ーク表示されるとともに、このマーク情報が学習履歴記
憶部16に記憶される。
【0046】一方、「Erase」ボタンがタッチされ
ると、上記の操作によってマークされた単語や文章のマ
ーク情報を消去することが可能になり、例えば、学習者
が「vegetable」という単語をスタイラスペンなどで指
示すると、この単語から赤色のマーク表示が外される
(他の単語と同様に、マークが外された通常の状態で表
示される)とともに、このマーク情報が学習履歴記憶部
16から消去される。
【0047】そして、このような「Red(Wor
d)」ボタン、「Green(Sentence)」ボ
タンおよび「Erase」ボタンをタッチすることによ
って、マークされた単語や文章のみが、上記したHS判
定、HW判定、RS判定、RW判定の対象となる。これ
によって、学習者は、特に不得意とする単語や文章につ
いて集中的に学習することが可能になる。
【0048】図6において、「H」ボタンおよび「R」
ボタンは、上記したようにマークされた単語や文章を順
番に出力する処理の実行を学習者から受け付けるもので
ある。具体的に説明すると、「H」ボタンがタッチされ
ると、音声出力制御部23は、マークされた単語や文章
のみを順番にスピーカ12から音声出力する。同様に、
「R」ボタンがタッチされると、表示制御部22は、メ
インフィールドに表示される英語の文章において、マー
クされた単語や文章のみを順番に点滅させる。
【0049】このような「H」ボタンおよび「R」ボタ
ンをタッチすることによって、学習者は、上記したHS
判定、HW判定、RS判定、RW判定に先だって、マー
クされた単語および文字を音声情報または文字情報とし
て確認することができる。
【0050】図6において、「H→S」ボタン、「H→
W」ボタン、「R→S」ボタンおよび「R→W」ボタン
は、上記したHS判定、HW判定、RS判定、RW判定
の実行を学習者から受け付けるものである。すなわち、
これらのボタンがタッチされると、対応する判定処理の
実行が開始されることとなる。なお、これらの具体的な
判定処理の手順については後述する。
【0051】図6において、「Learning Pr
ogress」ボタンは、学習履歴記憶部16に記憶さ
れた情報に基づいて学習者の学習進捗状況に係る情報を
出力する処理の実行を学習者から受け付けるものであ
る。具体的に説明すると、「Learning Pro
gress」ボタンがタッチされると、表示制御部22
は、タッチパネル表示部11に、マークされている単語
数、マークされた単語の最新日付、マークされている文
章数、マークされた文章の最新日付、各判定処理(HS
判定、HW判定、RS判定、RW判定)の成功数(一致
すると判定された単語や文章の数)、各判定処理の成功
確率、全ての判定処理において成功した単語数、全ての
判定処理において成功した文章数など、学習進捗状況に
係る情報を表示する。
【0052】なお、マークされた日付と最新の学習日付
が所定の期間を超えた場合に、タッチパネル表示部11
に警告を表示したり、各判定処理の成功確率が所定の確
率を下廻った場合に、タッチパネル表示部11に警告を
表示したり、各判定処理の成功確率が所定のバランスを
外れた場合に、タッチパネル表示部11に警告を表示し
たりするなど、学習進捗状況に付随する情報を出力する
こともできる。
【0053】次に、本実施の形態に係る言語処理装置1
0の特徴である各種の判定処理の手順、すなわち、H
S判定処理、HW判定処理、RS判定処理、RW
判定処理の各手順を順に説明する。
【0054】HS判定処理 図2は、本実施の形態に係る言語処理装置10によるH
S判定処理の手順を示すフローチャートである。同図に
示すように、タッチパネル表示部11において、「H→
S」ボタンがタッチ選択されると(ステップS201肯
定)、音声出力制御部23は、マークされた単語や文章
のうちの先頭に位置するマーク部分をスピーカ12から
音声出力する(ステップS202)。なお、この音声出
力に際しては、タッチパネル表示部11において、該当
するマーク部分の表示が隠される。
【0055】続いて、表示制御部22は、図10に示す
ように、タッチパネル表示部11に、音声入力のための
ディクテーションウィンドウを表示する(ステップS2
03)。そして、学習者からマイク13を介して音声情
報としての英語の入力があると(ステップS204肯
定)、表示制御部22は、図11に示すように、ディク
テーションウィンドウ内に、入力された音声情報を文字
情報として表示する(ステップS205)。
【0056】その後、HS判定部25は、学習者から音
声情報として入力された英語の言葉が、この入力に先立
って音声情報として出力された英語の言葉と一致するか
否かを判定するHS(聞く話す)判定処理を実行する
(ステップS206)。そして、表示制御部22は、図
12に示すように、ディクテーションウィンドウ内に、
入力された英語の言葉と、出力された英語の言葉と、判
定結果とを出力する(ステップS207)。続いて、学
習処理部29は、判定結果を学習履歴記憶部16に記憶
させる(ステップS208)。
【0057】そして、上記の判定対象となったマーク部
分に続く他のマーク部分がある場合には(ステップS2
09肯定)、音声出力制御部23は、そのマーク部分を
スピーカ12から音声出力し(ステップS202)、上
記したステップS203〜S208の処理を実行する。
一方、上記の判定対象となったマーク部分に続く他のマ
ーク部分がない場合には(ステップS209否定)、H
S判定処理を終了する。
【0058】HW判定処理 図3は、本実施の形態に係る言語処理装置10によるH
W判定処理の手順を示すフローチャートである。同図に
示すように、タッチパネル表示部11において、「H→
W」ボタンがタッチ選択されると(ステップS301肯
定)、音声出力制御部23は、マークされた単語や文章
のうちの先頭に位置するマーク部分をスピーカ12から
音声出力する(ステップS302)。なお、この音声出
力に際しては、タッチパネル表示部11において、該当
するマーク部分の表示が隠される。
【0059】続いて、表示制御部22は、図10に示す
ように、タッチパネル表示部11に、文字入力のための
ディクテーションウィンドウを表示する(ステップS3
03)。そして、学習者からキーボード14を介して文
字情報としての英語の入力があると(ステップS304
肯定)、表示制御部22は、図11に示すように、ディ
クテーションウィンドウ内に、入力された文字情報を表
示する(ステップS305)。
【0060】その後、HW判定部26は、学習者から文
字情報として入力された英語の言葉が、この入力に先立
って音声情報として出力された英語の言葉と一致するか
否かを判定するHW(聞く書く)判定処理を実行する
(ステップS306)。そして、表示制御部22は、図
12に示すように、ディクテーションウィンドウ内に、
入力された英語の言葉と、出力された英語の言葉と、判
定結果とを出力する(ステップS307)。続いて、学
習処理部29は、判定結果を学習履歴記憶部16に記憶
させる(ステップS308)。
【0061】そして、上記の判定対象となったマーク部
分に続く他のマーク部分がある場合には(ステップS3
09肯定)、音声出力制御部23は、そのマーク部分を
スピーカ12から音声出力し(ステップS302)、上
記したステップS303〜S308の処理を実行する。
一方、上記の判定対象となったマーク部分に続く他のマ
ーク部分がない場合には(ステップS309否定)、H
W判定処理を終了する。
【0062】RS判定処理 図4は、本実施の形態に係る言語処理装置10によるR
S判定処理の手順を示すフローチャートである。同図に
示すように、タッチパネル表示部11において、「R→
S」ボタンがタッチ選択されると(ステップS401肯
定)、表示制御部22は、メインフィールドに表示され
る英語の文章において、マークされた単語や文章のうち
の先頭に位置するマーク部分を点滅表示によって文字出
力する(ステップS402)。なお、この点滅表示に続
いて、該当するマーク部分の表示が隠される。
【0063】続いて、表示制御部22は、図10に示す
ように、タッチパネル表示部11に、音声入力のための
ディクテーションウィンドウを表示する(ステップS4
03)。そして、学習者からマイク13を介して音声情
報としての英語の入力があると(ステップS404肯
定)、表示制御部22は、図11に示すように、ディク
テーションウィンドウ内に、入力された音声情報を文字
情報として表示する(ステップS405)。
【0064】その後、RS判定部27は、学習者から音
声情報として入力された英語の言葉が、この入力に先立
って文字情報として出力された英語の言葉と一致するか
否かを判定するRS(読む話す)判定処理を実行する
(ステップS406)。そして、表示制御部22は、図
12に示すように、ディクテーションウィンドウ内に、
入力された英語の言葉と、出力された英語の言葉と、判
定結果とを出力する(ステップS407)。続いて、学
習処理部29は、判定結果を学習履歴記憶部16に記憶
させる(ステップS408)。
【0065】そして、上記の判定対象となったマーク部
分に続く他のマーク部分がある場合には(ステップS4
09肯定)、表示制御部22は、そのマーク部分を点滅
表示によって文字出力し(ステップS402)、上記し
たステップS403〜S408の処理を実行する。一
方、上記の判定対象となったマーク部分に続く他のマー
ク部分がない場合には(ステップS409否定)、RS
判定処理を終了する。
【0066】RW判定処理 図5は、本実施の形態に係る言語処理装置10によるR
W判定処理の手順を示すフローチャートである。同図に
示すように、タッチパネル表示部11において、「R→
W」ボタンがタッチ選択されると(ステップS501肯
定)、表示制御部22は、メインフィールドに表示され
る英語の文章において、マークされた単語や文章のうち
の先頭に位置するマーク部分を点滅表示によって文字出
力する(ステップS502)。なお、この点滅表示に続
いて、該当するマーク部分の表示が隠される。
【0067】続いて、表示制御部22は、図10に示す
ように、タッチパネル表示部11に、文字入力のための
ディクテーションウィンドウを表示する(ステップS5
03)。そして、学習者からキーボード14を介して文
字情報としての英語の入力があると(ステップS504
肯定)、表示制御部22は、図11に示すように、ディ
クテーションウィンドウ内に、入力された文字情報を表
示する(ステップS505)。
【0068】その後、RW判定部28は、学習者から文
字情報として入力された英語の言葉が、この入力に先立
って文字情報として出力された英語の言葉と一致するか
否かを判定するRW(読む書く)判定処理を実行する
(ステップS506)。そして、表示制御部22は、図
12に示すように、ディクテーションウィンドウ内に、
入力された英語の言葉と、出力された英語の言葉と、判
定結果とを出力する(ステップS507)。続いて、学
習処理部29は、判定結果を学習履歴記憶部16に記憶
させる(ステップS508)。
【0069】そして、上記の判定対象となったマーク部
分に続く他のマーク部分がある場合には(ステップS5
09肯定)、表示制御部22は、そのマーク部分を点滅
表示によって文字出力し(ステップS502)、上記し
たステップS503〜S508の処理を実行する。一
方、上記の判定対象となったマーク部分に続く他のマー
ク部分がない場合には(ステップS509否定)、RW
判定処理を終了する。
【0070】このように、本実施の形態に係る言語処理
装置10は、HS判定処理、HW判定処理、RS
判定処理、RW判定処理を実行するが、これらの各判
定処理の全てによって一致するものとの成功判定結果が
得られたマーク部分については、図13に示すように、
他の言葉と区別することができるように(例えば、アン
ダーライン表示)出力される。
【0071】上述してきたように、本実施の形態によれ
ば、HS判定処理、HW判定処理、RS判定処
理、RW判定処理という多様な学習プロセスを学習者
に提供することとしたので、かかる多様な学習プロセス
によって、英語の語学能力に関する「読む能力、聞く能
力、話す能力、書く能力」をバランス良く向上させ、も
って語学能力を簡易かつ効果的に向上させることが可能
になる。
【0072】(他の実施の形態)さて、これまで本発明
の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実
施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術
的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実
施されてもよいものである。
【0073】例えば、本実施の形態では、英語によって
言葉を出力した後に、同じく英語によって入力された言
葉について所定の判定処理を実行する場合を説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、日本語に
よって言葉を出力した後に、英語によって入力された言
葉について所定の判定処理を実行する場合にも同様に適
用することができる。なお、この場合には、図7に示し
たような日本語のテキストデータが表示された状態で、
「H→S」ボタン、「H→W」ボタン、「R→S」ボタ
ンまたは「R→W」ボタンがタッチされることによっ
て、判定処理の実行が開始される。
【0074】また、本実施の形態では、既に日本語を習
得している利用者が英語を習得しようとする場合を説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、既に中国語を習得している利用者が英語を習得しよ
うとする場合や、既に英語を習得している利用者が日本
語を習得しようとする場合など、あらゆる言語間で適用
することができる。
【0075】また、本実施の形態において説明した各処
理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処
理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あ
るいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理
の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこと
もできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手
順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータ
を含む情報については、特記する場合を除いて任意に変
更することができる。
【0076】また、図示した各装置の各構成要素は機能
概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成
されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・
統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部ま
たは一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意
の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成する
ことができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機
能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該
CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あ
るいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして
実現され得る。
【0077】なお、本実施の形態で説明した言語処理方
法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・
コンピュータやワークステーションなどのコンピュータ
で実行することによって実現することができる。このプ
ログラムは、インターネットなどのネットワークを介し
て配布することができる。また、このプログラムは、ハ
ードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−
ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可
能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒
体から読み出されることによって実行することもでき
る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、第1の判定手段は、利用者から音声情報として
入力された言葉が、当該入力に先立って音声情報として
出力された言葉と一致するか否かを判定し、第2の判定
手段は、利用者から文字情報として入力された言葉が、
当該入力に先立って音声情報として出力された言葉と一
致するか否かを判定し、第3の判定手段は、利用者から
音声情報として入力された言葉が、当該入力に先立って
文字情報として出力された言葉と一致するか否かを判定
し、第4の判定手段は、利用者から文字情報として入力
された言葉が、当該入力に先立って文字情報として出力
された言葉と一致するか否かを判定し、判定結果出力手
段は、第1、第2、第3または第4の判定手段による判
定結果を利用者に対して出力することとしたので、語学
能力に関する「読む能力、聞く能力、話す能力、書く能
力」をバランス良く向上させ、もって語学能力を簡易か
つ効果的に向上させることが可能な言語処理装置が得ら
れるという効果を奏する。
【0079】また、請求項2の発明によれば、第1、第
2、第3および第4の判定手段は、利用者が習得しよう
としている言語によって入力された言葉が、利用者が習
得しようとしている言語によって出力された言葉と一致
するか否かを判定することとしたので、利用者が習得し
ようとしている言語を多用した学習をおこなうことが可
能な言語処理装置が得られるという効果を奏する。
【0080】また、請求項3の発明によれば、第1、第
2、第3および第4の判定手段は、利用者が習得しよう
としている言語によって入力された言葉が、利用者が既
に習得している言語によって出力された言葉と一致する
か否かを判定することとしたので、利用者が既に習得し
ている言語から利用者が習得しようとしている言語への
翻訳能力を向上させることが可能な言語処理装置が得ら
れるという効果を奏する。
【0081】また、請求項4の発明によれば、出力言語
受付手段は、入力に先立って音声情報または文字情報と
して出力される言葉を、利用者が習得しようとしている
言語または利用者が既に習得している言語のうちのいず
れによって出力するかを利用者から受け付け、第1、第
2、第3および第4の判定手段は、利用者が習得しよう
としている言語によって入力された言葉が、出力言語受
付手段によって受け付けられた言語によって出力された
言葉と一致するか否かを判定することとしたので、利用
者の選択によって、利用者が習得しようとしている言語
を多用した学習をおこなうことや、利用者が既に習得し
ている言語から利用者が習得しようとしている言語への
翻訳能力を向上させることが可能な言語処理装置が得ら
れるという効果を奏する。
【0082】また、請求項5の発明によれば、判定受付
手段は、第1、第2、第3または第4の判定手段のうち
のいずれの判定手段による判定処理を実行するかを利用
者から受け付け、第1、第2、第3および第4の判定手
段は、判定受付手段によって受け付けられた内容にした
がって判定処理を実行することとしたので、利用者の選
択によって、所定の判定処理に基づいた学習プロセスを
集中的におこなうことが可能な言語処理装置が得られる
という効果を奏する。
【0083】また、請求項6の発明によれば、指示手段
は、利用者に対して所定の文章を出力して、当該利用者
に文章のなかから所定の言葉を指示させ、第1、第2、
第3および第4の判定手段は、指示手段によって指示さ
れた言葉について判定処理を実行することとしたので、
利用者が特に不得意とする単語や文章について集中的に
学習することが可能な言語処理装置が得られるという効
果を奏する。
【0084】また、請求項7の発明によれば、指示手段
は、利用者に対して所定の文章を出力する場合に、第
1、第2、第3および第4の判定手段による全ての判定
処理によって一致すると判定された言葉を他の言葉と区
別することができるように出力することとしたので、利
用者が指示した言葉について語学能力が向上したか否か
を容易に把握することが可能な言語処理装置が得られる
という効果を奏する。
【0085】また、請求項8または9の発明によれば、
利用者から音声情報として入力された言葉が、当該入力
に先立って音声情報として出力された言葉と一致するか
否かを判定し、利用者から文字情報として入力された言
葉が、当該入力に先立って音声情報として出力された言
葉と一致するか否かを判定し、利用者から音声情報とし
て入力された言葉が、当該入力に先立って文字情報とし
て出力された言葉と一致するか否かを判定し、利用者か
ら文字情報として入力された言葉が、当該入力に先立っ
て文字情報として出力された言葉と一致するか否かを判
定し、これらの判定結果を利用者に対して出力すること
としたので、語学能力に関する「読む能力、聞く能力、
話す能力、書く能力」をバランス良く向上させ、もって
語学能力を簡易かつ効果的に向上させることが可能な言
語処理方法またはプログラムが得られるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る言語処理装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施の形態に係る言語処理装置によるHS判
定処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】本実施の形態に係る言語処理装置によるHW判
定処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態に係る言語処理装置によるRS判
定処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態に係る言語処理装置によるRW判
定処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】図1に示したタッチパネル表示部による情報の
表示例を示す図である。
【図7】図1に示したタッチパネル表示部による情報の
表示例を示す図である。
【図8】図1に示したタッチパネル表示部による情報の
表示例を示す図である。
【図9】図1に示したタッチパネル表示部による情報の
表示例を示す図である。
【図10】図1に示したタッチパネル表示部による情報
の表示例を示す図である。
【図11】図1に示したタッチパネル表示部による情報
の表示例を示す図である。
【図12】図1に示したタッチパネル表示部による情報
の表示例を示す図である。
【図13】図1に示したタッチパネル表示部による情報
の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 言語処理装置 11 タッチパネル表示部 12 スピーカ 13 マイク 14 キーボード 15 教材記憶部 16 学習履歴記憶部 20 制御部 21 タッチパネル制御部 22 表示制御部 23 音声出力制御部 24 音声入力制御部 25 HS判定部 26 HW判定部 27 RS判定部 28 RW判定部 29 学習処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 響 埼玉県朝霞市泉水3丁目15番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 虻川 正毅 東京都渋谷区代々木2−2−2 東日本旅 客鉄道株式会社内 (72)発明者 本間 香价 千葉県千葉市美浜区中瀬1−7−2 キャ ノン販売株式会社内 (72)発明者 渡辺 立三 東京都渋谷区本町1−6−2 カシオ計算 機株式会社内 Fターム(参考) 2C028 AA03 AA04 BA02 BA03 BB04 BC02 BD01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の言語を形成する言葉を音声情報お
    よび文字情報として利用者に対して出力し、当該利用者
    から所定の言語を形成する言葉を音声情報および文字情
    報として入力する言語処理装置であって、 前記利用者から音声情報として入力された言葉が、当該
    入力に先立って音声情報として出力された言葉と一致す
    るか否かを判定する第1の判定手段と、 前記利用者から文字情報として入力された言葉が、当該
    入力に先立って音声情報として出力された言葉と一致す
    るか否かを判定する第2の判定手段と、 前記利用者から音声情報として入力された言葉が、当該
    入力に先立って文字情報として出力された言葉と一致す
    るか否かを判定する第3の判定手段と、 前記利用者から文字情報として入力された言葉が、当該
    入力に先立って文字情報として出力された言葉と一致す
    るか否かを判定する第4の判定手段と、 前記第1、第2、第3または第4の判定手段による判定
    結果を前記利用者に対して出力する判定結果出力手段
    と、 を備えたことを特徴とする言語処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2、第3および第4の判定
    手段は、前記利用者が習得しようとしている言語によっ
    て入力された言葉が、前記利用者が習得しようとしてい
    る言語によって出力された言葉と一致するか否かを判定
    することを特徴とする請求項1に記載の言語処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2、第3および第4の判定
    手段は、前記利用者が習得しようとしている言語によっ
    て入力された言葉が、前記利用者が既に習得している言
    語によって出力された言葉と一致するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の言語処理装置。
  4. 【請求項4】 前記入力に先立って音声情報または文字
    情報として出力される言葉を、前記利用者が習得しよう
    としている言語または当該利用者が既に習得している言
    語のうちのいずれによって出力するかを当該利用者から
    受け付ける出力言語受付手段をさらに備え、 前記第1、第2、第3および第4の判定手段は、前記利
    用者が習得しようとしている言語によって入力された言
    葉が、前記出力言語受付手段によって受け付けられた言
    語によって出力された言葉と一致するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の言語処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2、第3または第4の判定
    手段のうちのいずれの判定手段による判定処理を実行す
    るかを前記利用者から受け付ける判定受付手段をさらに
    備え、 前記第1、第2、第3および第4の判定手段は、前記判
    定受付手段によって受け付けられた内容にしたがって判
    定処理を実行することを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか一つに記載の言語処理装置。
  6. 【請求項6】 前記利用者に対して所定の文章を出力し
    て、当該利用者に前記文章のなかから所定の言葉を指示
    させる指示手段をさらに備え、 前記第1、第2、第3および第4の判定手段は、前記指
    示手段によって指示された言葉について判定処理を実行
    することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記
    載の言語処理装置。
  7. 【請求項7】 前記指示手段は、前記利用者に対して所
    定の文章を出力する場合に、前記第1、第2、第3およ
    び第4の判定手段による全ての判定処理によって一致す
    ると判定された言葉を他の言葉と区別することができる
    ように出力することを特徴とする請求項6に記載の言語
    処理装置。
  8. 【請求項8】 所定の言語を形成する言葉を音声情報お
    よび文字情報として利用者に対して出力し、当該利用者
    から所定の言語を形成する言葉を音声情報および文字情
    報として入力する言語処理方法であって、 前記利用者から音声情報として入力された言葉が、当該
    入力に先立って音声情報として出力された言葉と一致す
    るか否かを判定する第1の判定工程と、 前記利用者から文字情報として入力された言葉が、当該
    入力に先立って音声情報として出力された言葉と一致す
    るか否かを判定する第2の判定工程と、 前記利用者から音声情報として入力された言葉が、当該
    入力に先立って文字情報として出力された言葉と一致す
    るか否かを判定する第3の判定工程と、 前記利用者から文字情報として入力された言葉が、当該
    入力に先立って文字情報として出力された言葉と一致す
    るか否かを判定する第4の判定工程と、 前記第1、第2、第3または第4の判定工程による判定
    結果を前記利用者に対して出力する判定結果出力工程
    と、 を含んだことを特徴とする言語処理方法。
  9. 【請求項9】 所定の言語を形成する言葉を音声情報お
    よび文字情報として利用者に対して出力し、当該利用者
    から所定の言語を形成する言葉を音声情報および文字情
    報として入力する言語処理方法をコンピュータに実行さ
    せるプログラムであって、 前記利用者から音声情報として入力された言葉が、当該
    入力に先立って音声情報として出力された言葉と一致す
    るか否かを判定する第1の判定工程と、 前記利用者から文字情報として入力された言葉が、当該
    入力に先立って音声情報として出力された言葉と一致す
    るか否かを判定する第2の判定工程と、 前記利用者から音声情報として入力された言葉が、当該
    入力に先立って文字情報として出力された言葉と一致す
    るか否かを判定する第3の判定工程と、 前記利用者から文字情報として入力された言葉が、当該
    入力に先立って文字情報として出力された言葉と一致す
    るか否かを判定する第4の判定工程と、 前記第1、第2、第3または第4の判定工程による判定
    結果を前記利用者に対して出力する判定結果出力工程
    と、 をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラ
    ム。
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