JP7138039B2 - タイヤ - Google Patents
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Description
本発明のタイヤは、
タイヤの外面に形成され、ベース部を有するパターン領域を有し、
前記パターン領域は、前記ベース部から0.02mm超0.1mm未満の高さで突出した複数の凸条を有することを特徴とする。
本発明のタイヤによれば、タイヤ走行時の空気抵抗の増大やタイヤ外面におけるクラックの発生を抑制しつつ、タイヤの外面のパターン領域におけるコントラストを得ることができる。
「適用リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO(The European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA(The Tire and Rim Association,Inc.)のYEAR BOOK等に記載されているまたは将来的に記載される、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指す(即ち、上記の「適用リム」には、現行サイズに加えて将来的に上記産業規格に含まれ得るサイズも含む。「将来的に記載されるサイズ」の例としては、ETRTO 2013年度版において「FUTURE DEVELOPMENTS」として記載されているサイズを挙げることができる。)が、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、タイヤのビード幅に対応した幅のリムをいう。
また、「規定内圧」とは、上記JATMA等に記載されている、適用サイズ・プライレーティングにおける単輪の最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)を指し、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、「規定内圧」は、タイヤを装着する車両毎に規定される最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)をいうものとする。また、後述の「最大負荷荷重」とは、上記最大負荷能力に対応する荷重をいうものとする。
前記単位パターンは、前記単位パターンに含まれる前記複数の凸条の延在長さの和Lsと、前記単位パターンの全体の面積Sとの比Ls/Sが、1.5~5.5(mm/mm2)であることが好ましい。
この構成によれば、コントラストをより効果的に得ることができる。
この構成によれば、コントラストをさらに効果的に得ることができる。
上記の範囲とすることにより、コントラストをより効果的に得ることができる。
この構成によれば、単位パターンを密に配置して、パターン領域全体の多くの箇所でコントラストを得ることができる。
この構成によれば、パターン領域からパターン領域外へと段階的にコントラストが消失するようにすることができる。
この構成によれば、パターン領域からパターン領域外へとグラデーション状にコントラストが消失するようにすることができる。
なお、標章部3は、タイヤ1を適用リムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷状態とした際に、タイヤ最大幅位置(タイヤ幅方向の幅が最大となる位置)を含む、サイドウォール部2のタイヤ径方向領域の1/4以上1以下のタイヤ径方向領域にわたって形成されていることが好ましい。ここでいう「サイドウォール部」とは、ビードコアのタイヤ径方向外側端から接地端までのタイヤ径方向領域をいうものとする。また、「接地端」とは、タイヤ1を適用リムに装着し、規定内圧を充填し、最大負荷荷重を負荷した際に、路面と接することとなる接地面のタイヤ幅方向両外側端をいう。
また、図示例では、凸条5は、断面視で台形状であるが、矩形状、三角形状等、他の形状とすることもできる。凸条5は、いずれの断面形状である場合も、ベース部4から0.02mm超0.1mm未満の高さで突出したものである。凸条5が矩形状の場合の凸条の幅は、特に限定されないが、例えば、0.015~0.035mmとすることができ、凸条5が三角形状の場合の凸条の幅は、特に限定されないが、例えば、0.02~0.04mmとすることができる。
上記のような凸条5は、例えば、レーザー加工により形成することができる。
そして、図2、図3に示すように、平面視で扇形である1つの単位パターン6aの一辺と、平面視で扇形である他の単位パターン6b、6cの一辺とが、扇形の中心同士が離間するように互いに180°回転させた状態で合わせられている。また、1つの単位パターン6aと同じ向きの他の単位パターン6dが、その孤が、上記他の単位パターン6b、6cの孤と接するように配置されている。そして、図3に示した状態の単位パターン6a~6dの組を、図2に示すように、各扇形の孤の中央と交わる凸条5がタイヤ径方向に対して45°傾斜するように繰り返し配置して、パターン領域3aが形成されている。図示例では、隣り合う凸条5の間隔が小さい(密な)箇所が、タイヤ径方向に傾斜した方向にジグザグ状に延びている。具体的には、暗めに見える箇所が直線状に位置しつつも、平面視略三角形状の暗く見える箇所が、その直線を基準として、上記タイヤ径方向に傾斜した方向に隣り合う単位パターン6ごとに、交互に逆向きになるように形成されている。
以下、本実施形態のタイヤ1の作用効果について説明する。
そして、上記複数の凸条5は、0.1mm未満の高さで突出したものであるため、タイヤ走行時の空気抵抗の増大やタイヤ外面(本実施形態では、サイドウォール部2)におけるクラックの発生を抑制することもできる。
以上のように、本実施形態のタイヤ1によれば、タイヤ走行時の空気抵抗の増大やタイヤ外面におけるクラックの発生を抑制しつつ、タイヤの外面のパターン領域におけるコントラストを得ることができる。
一方で、本発明では、ベース部4から0.02mm超0.08mm以下の高さで突出してなることが好ましい。複数の凸条5の高さを0.08mm以下とすることにより、タイヤ走行時の空気抵抗の増大やタイヤ外面におけるクラックの発生をさらに抑制することができるからである。同様の理由により、複数の凸条5は、ベース部4から0.02mm超0.07mm以下の高さで突出してなることがより好ましく、複数の凸条5は、ベース部4から0.02mm超0.06mm以下の高さで突出してなることがさらに好ましい。
なお、複数の凸条5間では、高さや幅を一定にすることが好ましい。高さや幅が異なることにより生じ得るコントラストをなくすことにより、上述したコントラストを目立たせることができるからである。
上記の例では、平面視で扇形の単位パターン6の中心角を90°とし、扇形の外周縁を除き、凸条5を19本配置しているが、凸条5の本数は、特に限定されず、例えば、10~25本とすることができる。中心角の大小に応じて、適宜凸条5の本数を増減させることができる。
また、上記端部領域7c、7dの少なくとも一方のみにおいて、凸条5の突出高さを、中央領域8の凸条の突出高さよりも低くする(例えば、中央領域8側からパターン領域外側へ向かって漸減させる)こともできる。このとき、上記端部領域7a及び/又は7bについては、凸条5の突出高さを、中央領域8の凸条の突出高さよりも低くすることも高くすることもできるし、中央領域8の凸条の突出高さと同じ高さとすることもできる。
なお、中央領域8においては、複数の凸条5間で高さや幅を一定にすることが好ましい。高さや幅が異なることにより生じ得るコントラストをなくすことにより、上述したコントラストを目立たせることができるからである。また、端部領域7においては、複数の凸条5の幅を一定にすることが好ましい。幅が異なることにより生じ得るコントラストをなくすことにより、上述したコントラストを目立たせることができるからである。
凸条5の突出高さを上記のように低くする端部領域7a及び/又は7bのタイヤ径方向の幅は、特に限定されないが、中央領域8の面積を確保しつつ、上記のコントラスト消失の視覚も得る観点から、それぞれ、パターン領域3aのタイヤ径方向の幅の3~20%とすることが好ましい。同様に、端部領域7c及び/又は7dのタイヤ周方向の幅は、それぞれ、パターン領域3a全体のタイヤ周方向の幅の3~20%とすることが好ましい。
同様の理由により、上記比Ls/Sは、2.5~4.5(mm/mm2)とすることがより好ましい。
また、本発明では、単位パターンの全体の面積Sに対する、凸条の本数は、3~21(本/mm2)とすることが好ましい。3(本/mm2)以上とすることにより、単位パターンにおいて密な箇所を有効に形成することができ、一方で、21(本/mm2)以下とすることにより、単位パターン全体における密な箇所の面積が大きくなり過ぎないようにすることができる。これにより、コントラストをより効果的に得ることができる。
同様の理由により、単位パターンの全体の面積Sに対する、凸条の本数は、9~15(本/mm2)とすることがより好ましい。
同様の理由により、凸条の延在長さは、275~325mmとすることがより好ましい。
特に、上記実施形態のように、平面視で扇形の単位パターン6に扇形の中心から放射状に延びる複数の凸条5を形成することにより、疎密を形成することが、コントラスト効果を得る上でより好ましい。
2:サイドウォール部
3:標章部、 3a:パターン領域、 3b:標章
4:ベース部
5:凸条
6、6a、6b、6c、6d:単位パターン
7、7a、7b、7c、7d:端部領域
8:中央領域
Claims (5)
- タイヤの外面に形成され、ベース部を有するパターン領域を有し、
前記パターン領域は、前記ベース部から0.02mm超0.1mm未満の高さで突出した複数の凸条を有し、
前記パターン領域は、前記複数の凸条を密集配置した単位パターンを有し、
前記単位パターンは、前記単位パターンに含まれる前記複数の凸条の延在長さの和Lsと、前記単位パターンの全体の面積Sとの比Ls/Sが、1.5~5.5(mm/mm 2 )であり、
前記単位パターン内において、前記複数の凸条は、隣り合う前記凸条間の距離が、前記凸条の延在方向の一方向に向かって漸減することを特徴とする、タイヤ。 - 前記単位パターン内において、前記凸条の延在長さが、250~350mmである、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記パターン領域は、平面視で扇形の単位パターンの繰り返しからなる、請求項1又は2に記載のタイヤ。
- 前記パターン領域のうち、前記パターン領域外に隣接する領域を端部領域とし、前記端部領域に囲まれた領域を中央領域とするとき、
前記端部領域の少なくとも一部の前記凸条の突出高さが、前記中央領域の前記凸条の突出高さよりも低い、請求項1~3のいずれか一項に記載のタイヤ。 - 前記端部領域の少なくとも一部の前記凸条の突出高さは、前記中央領域側から前記パターン領域外側へ向かって漸減する、請求項4に記載のタイヤ。
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