JP7137393B2 - シリカ/硬度成分含有水の処理方法および処理装置 - Google Patents

シリカ/硬度成分含有水の処理方法および処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、シリカと硬度成分とを含むシリカ/硬度成分含有水の処理方法および処理装置に関する。
近年では、工場等から排出される排水量をできる限り減らすことが行われており、逆浸透膜等を用いて排水を濃縮し、透過水を回収して排水を減容化する方法が取られている。水回収率はできる限り高める傾向にあり、中には、逆浸透膜の濃縮水をさらに逆浸透膜で処理したり、蒸発濃縮等の方法によって濃縮したりする方法が行われ、ほぼ全量を水回収し、不純物を固形化して排出するZLD(Zero Liquid Discharge)まで行われている工場等も増えている。
このように、逆浸透膜装置や蒸発濃縮装置での濃縮倍率を高くすると、その分、排水中のシリカや硬度成分等によるスケーリングのリスクが高くなる。スケールが発生すると、逆浸透膜が閉塞して透過水量が減少したり、蒸発濃縮の伝熱面がスケールで覆われて伝熱効率が低下したりする。
そこで、逆浸透膜処理の前に排水中のシリカや硬度成分をできるだけ低減することが望ましい。シリカと硬度成分とを含む排水を処理する方法として、特許文献1にあるように、軟化処理を行った後にアルカリ条件下で逆浸透膜に通水し、シリカの溶解度を高めて処理する方法がある。
この軟化処理を行った後にアルカリ条件下で逆浸透膜に通水する方法では、シリカが濃縮された濃縮水が排出されるが、この濃縮水の処理方法については検討されていない。また、軟化処理で用いたイオン交換樹脂等の軟化樹脂の再生排液の処理方法についても検討されていない。この濃縮水や再生排液は、通常はそのまま産廃処理されるか、蒸発濃縮装置に導入して固形化して廃棄処分される。図2に従来のシリカ/硬度成分含有水の処理装置の概略構成を示すが、例えば、被処理水槽100からのシリカ/硬度成分含有水を軟化処理装置102においてイオン交換樹脂等の軟化樹脂を用いて軟化処理した後、軟化処理水にアルカリを添加し、逆浸透膜処理装置104において逆浸透膜処理し、その濃縮水を蒸発濃縮装置106において濃縮して固形化して廃棄処分する。また、再生剤槽108からの再生剤により、イオン交換樹脂を再生処理することにより再生排液が発生する。しかし、この方法では、その蒸発エネルギーや、産廃処理のコストが大きいという課題がある。
特開2002-192152号公報
本発明の目的は、シリカ/硬度成分含有水の軟化処理および逆浸透膜処理において、発生する再生排液や濃縮水の量を低減し、処理コストを低減することができる、シリカ/硬度成分含有水の処理方法および処理装置を提供することにある。
本発明は、シリカと硬度成分を含む被処理水を軟化樹脂によって軟化処理する軟化処理工程と;再生剤を用いて前記軟化樹脂を再生処理する再生工程と;前記軟化処理により得られた軟化処理水をpH10以上で逆浸透膜に通水して濃縮水と透過水とを得る逆浸透膜処理工程と;得られた前記濃縮水と、前記再生処理で得られた再生排液とを反応槽内で混合した後、固液分離処理を行う固液分離処理工程と;前記固液分離処理工程で得られた固液分離水に酸を添加してpHを5以下に調整するか、またはアルカリを添加してpH10以上に調整した後、第2逆浸透膜に通水して第2濃縮水と第2透過水とを得る第2逆浸透膜処理工程と;前記第2濃縮水の1/2~9/10を前記反応槽に返送する返送工程と;を含む、シリカ/硬度成分含有水の処理方法である。
前記シリカ/硬度成分含有水の処理方法において、前記固液分離処理が、強アニオン性高分子凝集剤を用いる凝集沈殿処理であることが好ましい。
また、本発明は、シリカと硬度成分を含む被処理水を軟化樹脂によって軟化処理する軟化処理手段と;再生剤を用いて前記軟化樹脂を再生処理する再生手段と;前記軟化処理により得られた軟化処理水をpH10以上で逆浸透膜に通水して濃縮水と透過水とを得る逆浸透膜処理手段と;得られた前記濃縮水と、前記再生処理で得られた再生排液とを反応槽内で混合した後、固液分離処理を行う固液分離処理手段と;前記固液分離処理手段で得られた固液分離水に酸を添加してpHを5以下に調整するか、またはアルカリを添加してpH10以上に調整した後、第2逆浸透膜に通水して第2濃縮水と第2透過水とを得る第2逆浸透膜処理手段と;前記第2濃縮水の1/2~9/10を前記反応槽に返送する返送手段と;を備える、シリカ/硬度成分含有水の処理装置である。
前記シリカ/硬度成分含有水の処理装置において、前記固液分離処理が、強アニオン性高分子凝集剤を用いる凝集沈殿処理であることが好ましい。
本発明により、シリカ/硬度成分含有水の軟化処理および逆浸透膜処理において、発生する再生排液や濃縮水の量を低減し、処理コストを低減することができる。
本発明の実施形態に係るシリカ/硬度成分含有水の処理装置の一例を示す概略構成図である。 従来のシリカ/硬度成分含有水の処理装置を示す概略構成図である。 実施例1および比較例1で用いた実験装置を示す概略構成図である。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るシリカ/硬度成分含有水の処理装置の一例の概略を図1に示し、その構成について説明する。
シリカ/硬度成分含有水の処理装置1は、シリカと硬度成分を含む被処理水を軟化樹脂によって軟化処理する軟化処理手段として軟化処理装置12と;再生剤を用いて軟化樹脂を再生処理する再生手段として再生剤槽26と;軟化処理により得られた軟化処理水をpH10以上で逆浸透膜に通水して濃縮水と透過水とを得る逆浸透膜処理手段として逆浸透膜処理装置14と;得られた濃縮水と、再生処理で得られた再生排液とを反応槽16内で混合した後、固液分離処理を行う固液分離処理手段として沈殿槽20と;を備える。シリカ/硬度成分含有水の処理装置1は、被処理水を貯留する被処理水槽10と、凝集槽18と、除濁装置22と、第2逆浸透膜処理手段として第2逆浸透膜処理装置24と、を備えてもよい。
図1のシリカ/硬度成分含有水の処理装置1において、被処理水槽10の出口と軟化処理装置12の被処理水入口とは、ポンプ30を介して配管34により接続されている。軟化処理装置12の軟化処理水出口と逆浸透膜処理装置14の入口とは、配管36により接続されている。逆浸透膜処理装置14の透過水出口には、透過水配管40が接続され、濃縮水出口と反応槽16の濃縮水入口とは濃縮水配管38により接続されている。反応槽16の出口と凝集槽18の入口とは、配管42により接続され、凝集槽18の出口と沈殿槽20の入口とは、配管44により接続されている。沈殿槽20の下部の汚泥出口には、ポンプ32を介して配管62が接続され、上澄水出口と除濁装置22の入口とは、配管46により接続されている。除濁装置22の出口と第2逆浸透膜処理装置24の入口とは、配管48により接続されている。第2逆浸透膜処理装置24の第2透過水出口には、第2透過水配管50が接続され、第2濃縮水出口と反応槽16の第2濃縮水入口とは返送配管52により接続されている。返送配管52には、返送配管52から分岐して配管54が接続されている。配管36には、アルカリ添加手段としてアルカリ添加配管64が接続されている。反応槽16には、マグネシウム化合物添加手段としてマグネシウム化合物添加配管66と、炭酸塩添加手段として炭酸塩添加配管68とが接続されている。凝集槽18には、凝集剤添加手段として凝集剤添加配管70が接続されている。配管46には、酸またはアルカリ添加手段として酸/アルカリ添加配管72が接続されている。再生剤槽26の出口と軟化処理装置12の再生剤入口とは、配管56により接続され、軟化処理装置12の再生排液出口と再生排液槽28の入口とは、配管58により接続され、再生排液槽28の出口と反応槽16の再生排液入口とは再生排液添加配管60により接続されている。反応槽16、凝集槽18および再生剤槽26には、モータ等の回転駆動手段および撹拌羽根等を有する撹拌手段である撹拌装置74,76,78がそれぞれ設置されている。
本実施形態に係るシリカ/硬度成分含有水の処理方法および処理装置1の動作について説明する。
被処理水であるシリカ/硬度成分含有水は、必要に応じて被処理水槽10に貯留された後、ポンプ30により配管34を通して軟化処理装置12へ送液される。軟化処理装置12において、シリカ/硬度成分含有水は、軟化樹脂によって軟化処理される(軟化処理工程)。軟化処理された軟化処理水は、配管36を通して逆浸透膜処理装置14へ送液される。ここで、配管36において、アルカリがアルカリ添加配管64を通して添加され、pH10以上に調整される(アルカリ添加工程)。アルカリが添加された軟化処理水は、逆浸透膜処理装置14においてpH10以上で逆浸透膜に通水されて濃縮水と透過水とが得られる(逆浸透膜処理工程)。逆浸透膜処理で得られた透過水(シリカ含有量は、例えば、1mg/L未満)は、透過水配管40を通して排出され、濃縮水は、濃縮水配管38を通して反応槽16へ送液される。
一方、軟化処理装置12において、所定の時間、軟化処理が行われた後、再生剤を用いて軟化樹脂が再生処理される(再生工程)。例えば、再生剤槽26から酸またはアルカリ等の再生剤が、配管56を通して軟化処理装置12へ通液され、配管58を通して排出され、再生排液槽28に貯留される。
反応槽16において、撹拌装置74により撹拌されながら再生排液槽28から再生排液添加配管60を通して再生排液が濃縮水に添加され(再生排液添加工程)、濃縮水と再生排液とが反応槽16内で混合される。反応槽16において、アルカリ性で高濃度に濃縮されたシリカと、再生排液中のマグネシウムとがアルカリ条件下で反応し、シリカが不溶化される(不溶化工程)。再生排液中のマグネシウムの量が不足する場合は、マグネシウム化合物添加配管66を通してマグネシウム化合物が添加されてもよい(マグネシウム化合物添加工程)。
不溶化工程で得られた反応液は、配管42を通して凝集槽18へ送液される。凝集槽18において、撹拌装置76により撹拌されながら、反応液に凝集剤添加配管70を通して凝集剤が添加され、凝集処理が行われる。凝集剤が添加された凝集水は、配管44を通して沈殿槽20へ送液され、沈殿槽20において固液分離が行われる(固液分離工程)。固液分離処理により得られた上澄水は、配管46を通して除濁装置22へ送液される。ここで、配管46において、酸またはアルカリが酸/アルカリ添加配管72を通して添加され、例えばpH5以下またはpH10以上に調整される(酸/アルカリ添加工程)。固液分離処理により得られた汚泥は、ポンプ32により配管62を通して排出される。除濁装置22において、除濁処理が行われた(除濁処理工程)後、配管48を通して第2逆浸透膜処理装置24へ送液される。第2逆浸透膜処理装置24においてpH5以下またはpH10以上で第2逆浸透膜に通水されて第2濃縮水と第2透過水とが得られる(第2逆浸透膜処理工程)。第2逆浸透膜処理で得られた第2透過水は、第2透過水配管50を通して処理水(シリカ含有量は、例えば、1mg/L未満)として排出され、第2濃縮水は、少なくとも一部が返送配管52を通して反応槽16へ返送され、一部は返送配管52、配管54を通して排出されてもよい。
この方法によれば、反応槽16において、アルカリ性で高濃度に濃縮されたシリカと、再生排液中のマグネシウムとをアルカリ条件下で反応させることができ、シリカが不溶化される。シリカとマグネシウムとの共沈反応によって、固液分離でシリカを低減させることができる。逆浸透膜処理の濃縮水に別途マグネシウム化合物を用意して添加してシリカを不溶化し、固液分離を行う場合に比べて、マグネシウム化合物の添加量を低減することができる。
本実施形態に係るシリカ/硬度成分含有水の処理方法および処理装置1では、シリカと硬度成分とを含む被処理水を軟化処理した後、アルカリを添加してpH10以上に調整し、逆浸透膜処理装置14において逆浸透膜に通水し、濃縮水と透過水を得る方法において、シリカが濃縮された濃縮水と、再生処理で得られた再生排液とを反応槽16内で混合した後、固液分離処理を行ってシリカを固形物の汚泥として系外に排出する。これにより、発生する再生排液やシリカの濃縮水の量が低減し、処理コストを低減することができる。シリカが濃縮された濃縮水に再生処理で得られた再生排液を添加してシリカを析出させた後、固液分離処理を行わない場合に比べて、発生するシリカの濃縮水の量を例えば1/10~1/20程度まで低減することができる。
また、再生排液中のカルシウム濃度が高い場合は、反応槽16において炭酸塩を添加することによって、CaCOとしてカルシウム成分を固液分離により除去してもよい。例えば、反応槽16において、炭酸塩添加配管68を通して炭酸塩が添加される(炭酸塩添加工程)。被処理水に直接炭酸塩を添加する場合に比べて、逆浸透膜の濃縮水がアルカリ性であるので、炭酸塩の添加量を削減することができる。
処理対象となるシリカ/硬度成分含有水は、例えば、地下水、工業用水、工場排水等である。シリカ/硬度成分含有水中のシリカの量は、例えば、10~400mg/Lである。シリカ/硬度成分含有水中のカルシウム硬度成分の量は、例えば、50~5000mg-CaCO/Lであり、マグネシウム硬度成分の量は、例えば、10~1000mg-CaCO/Lである。
軟化処理で用いられる軟化樹脂としては、強酸性または弱酸性の陽イオン交換樹脂、キレート樹脂等が挙げられる。強酸性陽イオン交換樹脂としては、例えば、オルガノ株式会社製Amberex100Na等が挙げられる。弱酸性陽イオン交換樹脂としては、例えば、オルガノ株式会社製IRC-76等が挙げられる。キレート樹脂としては、例えば、オルガノ株式会社製IRC-747UPS等が挙げられる。これらのうち、高塩濃度排水に対する交換容量等の点から、弱酸性陽イオン交換樹脂が好ましい。
強酸性の陽イオン交換樹脂の場合は、再生剤としては、通常、塩化ナトリウム水溶液が用いられる。弱酸性の陽イオン交換樹脂、キレート樹脂の場合は、再生剤としては、塩酸等の酸が用いられ、酸で再生した後、水酸化ナトリウム水溶液等のアルカリを通水してNa型として使用するため、酸とアルカリそれぞれの再生排液が排出される。この酸とアルカリの再生排液を、反応槽16におけるシリカの不溶化のpH調整に用いることで、薬品使用量を低減することができる。
2種以上の再生剤が用いられる場合は、再生剤槽26および再生排液槽28は2つ以上設けてもよい。
逆浸透膜処理工程における軟化処理水のpHは、10以上であればよく、膜の耐久性等の点からpH10~11であることが好ましい。軟化処理水は、逆浸透膜処理工程においてpH10以上で逆浸透膜に通水されればよく、軟化処理水のpHが10以上である場合には、アルカリ添加工程は行わなくてもよい。
アルカリ添加工程で用いられるアルカリとしては、例えば、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、水酸化カルシウム(Ca(OH))等が挙げられる。これらのうち、薬品コスト等の点から水酸化ナトリウムが好ましい。
アルカリ添加工程におけるアルカリの添加は、図1のように配管36において行われてもよいし、被処理水槽10において行われてもよいし、被処理水槽10と軟化処理装置12との間、または軟化処理装置12と逆浸透膜処理装置14との間にアルカリ添加槽を設け、アルカリ添加槽において行われてもよい。
アルカリ添加工程における温度は、特に制限はないが、例えば、15℃~30℃の範囲である。
pH10以上のアルカリ性で逆浸透膜処理装置14において濃縮されてシリカを高濃度に含む濃縮水(シリカ含有量は、例えば、200~2000mg/L)にpH10以上で再生排液を添加すると、再生排液に含まれるマグネシウム化合物によりシリカが不溶化して析出する。再生排液中のマグネシウムの量が不足する場合は、別途マグネシウム化合物が添加されてもよい。
不溶化工程で別途添加してもよいマグネシウム化合物としては、例えば、水酸化マグネシウム(Mg(OH))、塩化マグネシウム(MgCl)、酸化マグネシウム(MgO)等のマグネシウムの無機塩等が挙げられる。これらのうち、薬品コスト等の点から水酸化マグネシウムが好ましい。マグネシウム化合物として水酸化マグネシウムまたは酸化マグネシウム等の水等に溶解しにくいものを用いる場合は、溶解槽を別途設けてマグネシウム化合物を水等に溶解させてから、反応槽16に添加してもよい。
不溶化工程におけるマグネシウム化合物の添加量は、軟化処理水中のシリカの量(1モル)に対して、マグネシウムが0.5モル~5.0モルの範囲となる量であることが好ましく、1.0モル~2.5モルの範囲となる量であることがより好ましい。不溶化工程におけるマグネシウム化合物の添加量が軟化処理水中のシリカの量(1モル)に対して0.5モル未満となる量であると、不溶化反応が十分に進行しない場合があり、5.0モルを超える量となる量であると、薬品コスト等の点で不利になる場合がある。
不溶化工程においてpH調整を行ってもよく、反応槽16内のpHを10以上に調整し、10~12の範囲に調整することがより好ましく、10~11の範囲に調整することがさらに好ましい。反応槽16内のpHが10未満であると、マグネシウムの不溶化が不十分でシリカの除去性が低下し、12を超えると、シリカの溶解度が高くなってシリカの除去性が低下する場合がある。
pH調整で用いられるpH調整剤としては、例えば、塩酸、硫酸等の酸、または、水酸化ナトリウム等のアルカリ剤が挙げられる。
不溶化工程における温度は、特に制限はないが、例えば、15℃~30℃の範囲である。
このシリカが析出した固形物を凝集沈殿等の方法によって固液分離処理することによって、シリカを固形物として除去することができる。
固液分離工程における固液分離方法としては、凝集沈殿処理、膜ろ過等の方法が用いられるが、膜の閉塞等のリスクがない等の点から凝集沈殿処理が好ましい。
凝集沈殿処理は、例えば沈殿槽で自然沈降により固液分離を行う沈殿工程を含み、沈殿工程の前段で凝集剤を添加して凝集処理を行う凝集工程を含んでもよい。シリカを含む汚泥は凝集沈降性が悪いため、凝集沈殿処理において、必要に応じて、無機凝集剤や高分子凝集剤等の凝集剤を用いて凝集処理を行うことが好ましい。凝集工程は、無機凝集剤を用いて凝集を行う無機凝集工程と、高分子凝集剤を用いて凝集を行う高分子凝集工程とを含んでもよい。
凝集工程(無機凝集工程)で用いられる無機凝集剤としては、例えば、塩化第二鉄、ポリ硫酸第二鉄等の鉄系無機凝集剤、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム(PAC)等のアルミニウム系無機凝集剤等が挙げられる。
凝集工程(無機凝集工程)における無機凝集剤の添加量は、20~200mg/Lの範囲であることが好ましく、50~100mg/Lの範囲であることがより好ましい。凝集工程(無機凝集工程)における無機凝集剤の添加量が20mg/L未満であると、凝集反応が十分に進行しない場合があり、過剰に添加すると、薬品コスト等の点で不利になる場合がある。
凝集工程(無機凝集工程)における反応温度は、特に制限はないが、例えば、15℃~30℃の範囲である。
凝集工程(高分子凝集工程)で用いられる高分子凝集剤としては、例えば、ポリアクリルアミド系、2-アクリロイルアミノ-2-メチルプロパンスルホン酸(AMPS)系等の強アニオン性高分子凝集剤、弱アニオン性高分子凝集剤、ノニオン性高分子凝集剤、メタクリレート系、アクリレート系等のカチオン性高分子凝集剤等が挙げられる。これらのうち、シリカの凝集性が良好である等の点から、強アニオン性高分子凝集剤が好ましく、強アニオン性高分子凝集剤とカチオン性高分子凝集剤とを併用してもよい。
凝集工程(高分子凝集工程)における高分子凝集剤の添加量は、0.5~5mg/Lの範囲であることが好ましく、1~2mg/Lの範囲であることがより好ましい。凝集工程(高分子凝集工程)における高分子凝集剤の添加量が0.5mg/L未満であると、凝集反応が十分に進行しない場合があり、過剰に添加すると、薬品コスト等の点で不利になる場合がある。
凝集工程(高分子凝集工程)における反応温度は、特に制限はないが、例えば、15℃~30℃の範囲である。
固液分離処理の固液分離水、例えば凝集沈殿処理で得られる上澄水は、そのまま放流することが可能な場合は放流してもよいが、必要に応じて除濁装置22により除濁処理を行った後、第2逆浸透膜処理装置24による逆浸透膜処理(第2逆浸透膜処理)でさらに濃縮して、高度に処理された透過水(第2透過水)を得るとともに、減容化されることが好ましい。第2逆浸透膜処理を行わない場合に比べて、発生するシリカの濃縮水の量を例えば1/2~1/10程度までさらに低減することができる。固液分離処理の固液分離水をさらに水回収することによって、システムとしての水回収率を高めることができる。
第2逆浸透膜処理を行う場合、凝集沈殿処理で得られる上澄水等の固液分離水はシリカが飽和しているため(シリカ含有量は、例えば、120mg/L)、そのまま濃縮するとシリカが析出して膜が閉塞する可能性がある。これを抑制するために、第2逆浸透膜処理の前段で酸を添加してpH5以下に調整することによって(酸/アルカリ添加工程)、シリカの析出速度を低下させ、シリカの析出を抑制して第2逆浸透膜処理で濃縮することができる。または、第2逆浸透膜処理の前段でアルカリを添加してpH10以上に調整することによって(酸/アルカリ添加工程)、シリカの溶解度を再度高め、シリカの析出を抑制して第2逆浸透膜処理で濃縮することができる。このとき、固液分離処理の固液分離水に酸を添加してpHを下げることで、残留しているカルシウムによる析出を抑制することができ、システムとして高い水回収率を達成することができる。
酸/アルカリ添加工程で用いられる酸およびアルカリは、上述したものが挙げられる。
酸/アルカリ添加工程における酸またはアルカリの添加は、図1のように配管46において行われてもよいし、沈殿槽20と除濁装置22との間に酸/アルカリ添加槽を設け、酸/アルカリ添加槽において行われてもよい。
酸/アルカリ添加工程における温度は、特に制限はないが、例えば、15℃~30℃の範囲である。
除濁装置22としては、例えば、限外ろ過膜(UF膜)を備える膜ろ過装置、砂ろ過装置、安全フィルタ等が挙げられる。
第2逆浸透膜処理で用いられる第2逆浸透膜としては、シリカ阻止率が高い膜が好ましく、シリカ阻止率が99.0%以上の膜が好ましく、高圧型の逆浸透膜にすると、99.5%程度のシリカ阻止率が得られ、より好ましい。
さらに、第2逆浸透膜処理の第2濃縮水(シリカ含有量は、例えば、100~300mg/L)の一部または全部を第2逆浸透膜処理の前段の工程、例えば、反応槽16に返送することにより、第2逆浸透膜処理で発生する第2濃縮水の量をさらに低減することができる。例えば、第2逆浸透膜処理で発生する第2濃縮水を第2逆浸透膜処理の後段の蒸発濃縮装置で蒸発濃縮処理を行う場合、蒸発濃縮装置に流入するシリカの負荷を低減し、蒸発濃縮を小型化または不要とすることができる。第2逆浸透膜処理の第2濃縮水を前段に返送しない場合に比べて、発生するシリカの濃縮水の量を例えば1/2~1/10程度までさらに低減することができる。
また、固液分離処理の固液分離水を、再度軟化処理した後に、アルカリを添加してシリカの溶解度を高め、第2逆浸透膜処理装置24において第2逆浸透膜に通水してもよい。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
図3に示すフローの実験設備にて、以下の方法で通水試験を行った。
なお、水中のシリカ(SiO)の量は、吸光光度計(日立製作所製、U-2900)を用いて、JIS K 0101 モリブデン青吸光光度法で測定した。また、水中のCa、Mgの量は、イオンクロマトグラフィ装置(メトローム製、761Compact)を用いて測定した。
[工程(1)]
被処理水槽10において被処理水にアルカリとして水酸化ナトリウム水溶液を添加して被処理水のpHを10.7~11.0に調整し、カラムに充填した軟化樹脂(弱酸性陽イオン交換樹脂(オルガノ株式会社製IRC-76))に通水した。通水後のイオン交換樹脂に、再生剤として再生剤槽26a,26bにそれぞれ貯留した塩酸および水酸化ナトリウム水溶液をそれぞれ通水して再生処理を行った。再生処理は、塩酸通水、純水洗浄、水酸化ナトリウム水溶液通水の順で行った。再生排液は、再生排液槽28a,28bにそれぞれ貯留した。
(工程(1)の実験条件・結果)
・被処理水:工場放流水(シリカ含有)SiO=50mg/L、Ca=20mg/L、Mg=10mg/L
・イオン交換樹脂量:500mL
・カラム径:21.5mmφ
・流量:83mL/min、約100時間通水(合計500L)
・通水後の軟化処理水の硬度:Ca<0.1mg/L、Mg<0.1mg/L
・塩酸:3.7重量%、流量16.7mL/min、150min通水(合計約2.5L)
・純水洗浄:流量50mL/min、400min通水(合計約20L)(酸再生排液に混合)
・水酸化ナトリウム水溶液:4.0重量%、流量16.7mL/min、120min通水(合計約3.0L)
[工程(2)]
通水した軟化処理水を軟化処理水槽80に受け、逆浸透膜処理装置14において、4inch-逆浸透膜エレメント(日東電工製LFC-3)に通水し、透過水と濃縮水を得た。図3には示していないが、濃縮水の一部を系内で循環させ、シリカの濃縮を行った。
(工程(2)の実験条件・結果)
・被処理水流量:155L/h
・透過水流量:140L/h
・濃縮水流量:720L/h(うち705L/hを軟化処理水槽80に循環、15L/hを後段へ送水)
・逆浸透膜入口流量:860L/h(循環水込み)
・濃縮水pH:10.8
・濃縮水シリカ濃度:493mg/L
・得られた濃縮水量:約48L
[工程(3)]
逆浸透膜の濃縮水を濃縮水槽82に貯留し、凝集沈殿装置に通水した。このとき、イオン交換樹脂の再生排液(酸再生排液(純水洗浄排液を含む)+アルカリ再生排液)を逆浸透膜の濃縮水とともに反応槽16に添加した。
(工程(3)の実験条件・結果)
・凝集沈殿装置(反応槽16)の入口流量:100L/h
・イオン交換樹脂の再生排液添加(酸再生排液と純水洗浄排液とを混合したものを11.3L/h、アルカリ再生排液を1.4L/hでそれぞれ反応槽16に添加)
・炭酸塩として炭酸ナトリウム500mg/Lを反応槽16に添加
・アルカリ再生排液を反応槽16に添加することによって、反応槽16のpHを11に調整
・強アニオン性(ポリアクリルアミド系)高分子凝集剤オルフロックOA-3H(オルガノ株式会社製):2mg/L添加
・沈殿後の上澄水:シリカ=50mg/L、Ca=15mg/L、Mg=7mg/L
[工程(4)]
沈殿槽20による沈殿後の上澄水を上澄水槽84に貯留し、除濁装置(安全フィルタ)に通水して除濁した後、第2逆浸透膜処理装置24において、4inch-逆浸透膜エレメント(日東電工製LFC-3)に通水し、第2透過水と第2濃縮水を得た。
(工程(4)の実験条件・結果)
・第2逆浸透膜処理の原水流量:186L/h
・第2逆浸透膜処理の第2透過水流量:140L/h
・第2逆浸透膜処理の第2濃縮水流量:720L/h(うち674L/hを上澄水槽84に循環、46L/hを後段へ送水)
・第2逆浸透膜入口流量:860L/h(循環水込み)
・第2濃縮シリカ濃度水:200mg/L
・得られた第2濃縮水量:約12L
実施例1では、軟化処理装置12のイオン交換樹脂の酸再生排液を反応槽16に添加することで、酸再生排液を処理するとともに、酸再生排液中のMgを利用して濃縮水中のシリカを493→50mg/Lに低減することができた。また、アルカリ再生排液を反応槽16に添加することで反応槽16のpHを11に調整したが、アルカリ再生排液を添加することによって、新たにアルカリ(水酸化ナトリウム)を添加することなく、pHを約11に調整することができた。そのため、下記の比較例1に比べて、pH11に調整するためのアルカリ添加量も削減することができた。
また、実施例1では、工程(3)の凝集沈殿処理にてシリカを除去したことにより、さらに第2逆浸透膜にて濃縮することが可能となって、濃縮水の排液量を削減することができた。
これにより、比較例1に比べ、システムから排出される濃縮水量が約48Lから約12Lと、約1/4になった。また、廃棄する再生排液は発生しなかった。
<比較例1>
比較例1では、工程(1)、(2)は実施例1と同じ方法で処理を行い、工程(3)において軟化処理装置12のイオン交換樹脂の再生排液を反応槽16に添加せずに処理を行った。沈殿後の上澄水のシリカ濃度は、493mg/Lのままであった。なお、比較例1では、工程(4)は行うことができなかった。
再生排液の代わりに、塩化マグネシウム溶液を、Mg=100mg/Lとなるように反応槽16に添加した場合は、実施例1と同程度のシリカ=50mg/Lの上澄水が得られた。得られた濃縮水量は、約48Lであり、再生排液量は、約25Lであった。このとき、pHを11に調整するために添加した水酸化ナトリウムの総量は、395mmolであった。
このように、実施例の方法および装置により、シリカ/硬度成分含有水の軟化処理および逆浸透膜処理において、発生する再生排液や濃縮水の量を低減し、処理コストを低減することができた。
1 シリカ/硬度成分含有水の処理装置、10,100 被処理水槽、12,102 軟化処理装置、14,104 逆浸透膜処理装置、16 反応槽、18 凝集槽、20 沈殿槽、22 除濁装置、24 第2逆浸透膜処理装置、26,26a,26b,108 再生剤槽、28,28a,28b 再生排液槽、30,32 ポンプ、34,36,42,44,46,48,54,56,58,62 配管、38 濃縮水配管、40 透過水配管、50 第2透過水配管、52 返送配管、60 再生排液添加配管、64 アルカリ添加配管、66 マグネシウム化合物添加配管、68 炭酸塩添加配管、70 凝集剤添加配管、72 酸/アルカリ添加配管、74,76,78 撹拌装置、80 軟化処理水槽、82 濃縮水槽、84 上澄水槽、106 蒸発濃縮装置。

Claims (4)

  1. シリカと硬度成分を含む被処理水を軟化樹脂によって軟化処理する軟化処理工程と、
    再生剤を用いて前記軟化樹脂を再生処理する再生工程と、
    前記軟化処理により得られた軟化処理水をpH10以上で逆浸透膜に通水して濃縮水と透過水とを得る逆浸透膜処理工程と、
    得られた前記濃縮水と、前記再生処理で得られた再生排液とを反応槽内で混合した後、固液分離処理を行う固液分離処理工程と、
    前記固液分離処理工程で得られた固液分離水に酸を添加してpHを5以下に調整するか、またはアルカリを添加してpH10以上に調整した後、第2逆浸透膜に通水して第2濃縮水と第2透過水とを得る第2逆浸透膜処理工程と、
    前記第2濃縮水の1/2~9/10を前記反応槽に返送する返送工程と、
    を含むことを特徴とするシリカ/硬度成分含有水の処理方法。
  2. 請求項1に記載のシリカ/硬度成分含有水の処理方法であって、
    前記固液分離処理が、強アニオン性高分子凝集剤を用いる凝集沈殿処理であることを特徴とするシリカ/硬度成分含有水の処理方法。
  3. シリカと硬度成分を含む被処理水を軟化樹脂によって軟化処理する軟化処理手段と、
    再生剤を用いて前記軟化樹脂を再生処理する再生手段と、
    前記軟化処理により得られた軟化処理水をpH10以上で逆浸透膜に通水して濃縮水と透過水とを得る逆浸透膜処理手段と、
    得られた前記濃縮水と、前記再生処理で得られた再生排液とを反応槽内で混合した後、固液分離処理を行う固液分離処理手段と、
    前記固液分離処理手段で得られた固液分離水に酸を添加してpHを5以下に調整するか、またはアルカリを添加してpH10以上に調整した後、第2逆浸透膜に通水して第2濃縮水と第2透過水とを得る第2逆浸透膜処理手段と、
    前記第2濃縮水の1/2~9/10を前記反応槽に返送する返送手段と、
    を備えることを特徴とするシリカ/硬度成分含有水の処理装置。
  4. 請求項に記載のシリカ/硬度成分含有水の処理装置であって、
    前記固液分離処理が、強アニオン性高分子凝集剤を用いる凝集沈殿処理であることを特徴とするシリカ/硬度成分含有水の処理装置。
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