JP7133880B2 - 電動弁 - Google Patents

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Description

本発明は、電動弁に関する。
従来から、例えば流体の配管系統の途中に介在させて、流体の流路の開閉や流量制御を行う機器として使用される電動弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような電動弁においては、流量制御を正確に行わせるために、弁本体に装着されたステッピングモータなどの駆動源により弁体を駆動させている。
特開2011-208716号公報
ところで、弁体を全開させたときに電動弁を通過する流体の流量をさらに増大させたいという要請がある。しかしながら、特許文献1の電動弁において流量を増大させるには、弁孔と弁軸を大径化しなくてはならず、それにより電動弁の大型化を招き好ましくない。
本発明は、小型でありながら、通過する流体の流量を増大できる電動弁を提供することを目的とする。
本発明に係る電動弁は、
弁室が形成された弁本体と、
端部に弁体が設けられた弁軸と、
弁座が形成された端面を備え、前記弁座につながる弁口を備えた弁座部材と、
前記弁本体に接合されたキャンと、
前記キャンの内側に配在されたロータと、
前記ロータを回転駆動すべく前記キャンの外側に配置されたステータと、
前記ロータの回転に応じて、前記弁体を前記弁座に対して近接又は離間する方向に移動させる駆動機構と、を有し、
前記弁座部材は、前記弁座が前記弁室内に突出するように前記弁本体に連結され、
前記弁室は、流入管の内周を前記流入管の軸線に沿って延長した範囲内において、前記端面を挟んで前記流入管とは反対側に、流体が流入する空間を有し、
前記弁口は、前記弁座に接続する円筒状の第1弁口部と、前記第1弁口部に接続し、流体が流出する流出管に向かうに従って拡径した第1テーパ部と、前記第1テーパ部に接続し前記第1弁口部より大径の円筒状の第2弁口部とを備え、
前記第1弁口部と前記第1テーパ部は、前記軸線方向において、前記流出管に最も近い前記流入管の内壁の位置よりも、前記流出管から離れる側に配置されており、
前記弁座部材は、前記端面の周囲に、前記端面から下方にシフトした段差面を設けており、前記段差面は、前記範囲内に含まれる
本発明の電動弁によれば、小型でありながら、通過する流体の流量を増大できる。
図1は、第1実施形態の電動弁10を示す縦断面図である。 図2は、電動弁10の開弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。 図3は、図2のA-A線における断面を側面視した図である。 図4は、図2のB矢視方向に見た側面図である。 図5は、電動弁10の閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。 図6は、図5のC-C線における断面を側面視した図である。 図7は、図5のD矢視方向に見た側面図である。 図8は、電動弁10Aの開弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。 図9は、図8のE-E線における断面を側面視した図である。 図10は、図8のF矢視方向に見た側面図である。 図11は、電動弁10Aの閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。 図12は、図11のG-G線における断面を側面視した図である。 図13は、図11のH矢視方向に見た側面図である。 図14は、第3実施形態にかかる電動弁の閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。 図15は、第4実施形態にかかる電動弁の閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。 図16は、第5実施形態にかかる電動弁の閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。 図17は、第6実施形態にかかる電動弁の閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。 図18は、第7実施形態にかかる電動弁の閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。
以下、本発明に係る電動弁の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書では、ロータから弁座に向かう方向を下方とし、その逆方向を上方とする。また、本明細書では、弁本体における弁室の側方に連結された流体導入管側を上流側、弁室の下方に連結された流体導出管側を下流側とする。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の電動弁10を示す縦断面図である。自動車等の冷凍サイクル等における冷媒の流量制御を行う電動弁10は、弁座部材60と、弁座部材60を取り付けた弁本体20と、弁本体20に取り付けられて弁軸24を駆動させるロータ30を内蔵するキャン40と、キャン40に外嵌されロータ30を回転駆動するステータ50とを備えている。
キャン40の円筒状部分の外周には、それぞれ一対のボビン52とステータコイル53およびこれらを囲うヨーク51が配置され、その外周を樹脂モールドカバー56によって覆うことによりステータ50が形成されている。ロータ30とステータ50とによりステッピングモータを構成している。
キャン40はステンレスなどの非磁性の金属から形成され、有底円筒状をしている。キャン40の開放した下端は、ステンレス製の環状板41に溶接等により固着されている。
略円筒状の弁軸24は、ステンレス又は真鍮などから形成され、上端側の小径軸部24aと、大径軸部24bと、下端側のニードル弁(弁体)24cとを同軸に連設してなる。ニードル弁24cは、先端側のテーパ角(軸線Lと外表面とがなす角)が小さく、根本側のテーパ角が大きい二段テーパ形状を有しており、弁座には根本側が当接する。なお、弁軸24に設ける弁体としてはニードル弁に限らず、先端が球形状や卵型形状であるものも含む。
略円筒状の弁軸ホルダ32は、キャン40内において、弁軸24の上端側を収容するように配置されている。弁軸ホルダ32の上端は、弁軸24の小径軸部24aの上端が圧入固定されたプッシュナット33により接合されている。
プッシュナット33の外周に沿って、圧縮コイルばねで構成される復帰ばね35を取付けている。復帰ばね35は、詳細を後述するガイドブッシュ26の固定ねじ部25と弁軸ホルダ32の移動ねじ部31との螺合が外れたときに、キャン40の頂部内面に当接して固定ねじ部25と移動ねじ部31との螺合を復帰させるように付勢する機能を有する。
キャン40に対して隙間を開けて配置されたロータ30と、弁軸ホルダ32とは、支持リング36を介して結合されている。より具体的に支持リング36は、ロータ30の成形時にインサートされた黄銅製の金属リングで構成されており、支持リング36の内周孔部に弁軸ホルダ32の上部突部が嵌合し、上部突部の外周をかしめ固定してロータ30、支持リング36及び弁軸ホルダ32を結合している。
弁軸ホルダ32の外周には、ストッパ機構の一方を構成する上ストッパ体37が固着されている。上ストッパ体37はリング状の樹脂より構成され、下方に向けて板状の上ストッパ片37aが突設されている。
円筒状のガイドブッシュ26が、弁軸ホルダ32と弁軸24との間に配置されている。ガイドブッシュ26の下端は、弁本体20の上端開口20dに圧入により嵌合している。ガイドブッシュ26の外周には、ストッパ機構の他方を構成する下ストッパ体27が固着されている。下ストッパ体27はリング状の樹脂より構成され、上方に板状の下ストッパ片27aが突設されており、前記した上ストッパ片37aと係合可能となっている。
下ストッパ体27はガイドブッシュ26の外周に形成された螺旋溝部分26aに射出成形により固着され、上ストッパ体37は弁軸ホルダ32の外周に形成された螺旋溝部分32bに射出成形により固着されている。
弁軸ホルダ32の内面に移動ねじ部31が形成されており、ガイドブッシュ26の外周に形成された固定ねじ部25と螺合している。
弁軸24は、弁軸ホルダ32の軸線Lに沿って上下動可能に嵌挿されており、弁軸ホルダ32内に縮装された圧縮コイルばね34によって下方に付勢されている。ガイドブッシュ26の側面には、弁室21とキャン40内の圧力均衡を図る均圧孔32aが形成されている。
キャン40の環状板41の中央開口には、略中空円筒状の弁本体20の上端がロウ付けにより固着されている。
図2は、電動弁10の開弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図であり、図3は、図2のA-A線における断面を側面視した図であり、図4は、図2のB矢視方向に見た側面図である。一方、図5は、電動弁10の閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図であり、図6は、図5のC-C線における断面を側面視した図であり、図7は、図5のD矢視方向に見た側面図である。
中空の弁本体20の下端開口20aは、弁座部材60により閉止されている。ステンレス又は真鍮製の弁座部材60は、円筒状のボディ61と、ボディ61の下端から径方向外方に延在するフランジ62とを連設してなる。
ボディ61を弁本体20の下端開口20aへと嵌合させた後、フランジ62を弁本体20の下端にロウ付けすることで、弁本体20と弁座部材60が接合される。弁本体20と弁座部材60とに挟持される空間によって、弁室21が形成される。
フランジ62の径方向内側には、凹部63が形成されており、流体の流出管OTの上端が挿入されて、ロウ付けなどによって連結されている。
ボディ61の上端は円形端面64となっており、その中央に、上方に向かってテーパ状に開いた弁座65が形成されている。弁座65は、ボディ61の中央を貫通する円筒状のオリフィス部66につながっている。凹部63内におけるボディ61の下端は、オリフィス部66の出口周囲で下方に向かって縮径したテーパ形状となっている。
ボディ61において、円形端面64に対して下方にシフトした環状面(段差面)67が形成され、円形端面64と環状面67とを短円筒面68により繋いでいる。円形端面64と、環状面67と、短円筒面68は、弁室21内の空間に接している。
弁本体20は、弁室21に連通して側方に開口した側部開口20bを有する。側部開口20bには、軸線Oを持つ流体の流入管ITの端部が挿入されて、ロウ付けなどによって連結されている。
本実施形態では、図2に示すように、流入管ITの軸線Oと弁軸24の軸線Lとが弁室21内で直交しており、流入管ITの軸線Oの近傍に、弁座部材60の円形端面64が位置している。ここで、円形端面64が軸線Oの近傍に位置するとは、流入管ITの内径をφとしたときに、図2に示す断面において軸線Oから+0.3~-0.5φの範囲内、好ましくは±0.1φの範囲内に円形端面64が位置することをいう。
更に弁本体20は、機械加工により弁室21を形成する際に、軸線Oに沿って、弁座部材60を取り付ける下端開口20aよりも奥側まで追い込んで穿孔を行っている。これにより弁室21は、流入管ITの内周を軸線Oに沿って延長した範囲RG内において、円形端面64を挟んで流入管ITとは反対側に空間SPを設けている。また、環状面67は範囲RG内に含まれる。
(電動弁の動作)
以上のように構成された電動弁10の動作について説明する。図1において、外部から給電することにより、ステータ50のステータコイル53に通電を行い励磁すると、それにより発生した磁力によりロータ30に回転力が生じるため、弁本体20に固着されたガイドブッシュ26に対しロータ30及び弁軸ホルダ32が回転駆動される。
これにより、ガイドブッシュ26の固定ねじ部25と、弁軸ホルダ32の移動ねじ部31とのねじ送り機構(駆動機構ともいう)により、弁軸ホルダ32がその軸線L方向に変位する。通電方向に応じて、弁軸ホルダ32が、例えば下方に移動してニードル弁24cが弁座65に着座又は離脱する。
図5~7に示すように、ニードル弁24cが着座した時点(閉弁状態)では、上ストッパ体37は未だ下ストッパ体27に当接しておらず、ニードル弁24cが着座したままロータ30及び弁軸ホルダ32はさらに回転下降する。このときは弁軸24に対する弁軸ホルダ32の相対的な下降変位は、圧縮コイルばね34が圧縮されることにより吸収される。
その後、ロータ30が更に回転して弁軸ホルダ32が下降して、上ストッパ体37の上ストッパ片37aが下ストッパ体27の下ストッパ片27aに当接する。これらのストッパ片27a、37a同士の当接によって、ステータ50への通電が継続されても、弁軸ホルダ32の下降は強制的に停止される。
上ストッパ体37と下ストッパ体27とから構成されるストッパ機構は、ロータ30の軸方向の全長内に配置されているため、ストッパ機構が機能しているときでもロータ30や弁軸ホルダ32が大きく傾いたりすることが少なく作動が安定し、次にロータ30を逆転するときでも円滑に行うことができる。
ステータ50に逆特性の給電を行うと、ガイドブッシュ26に対しロータ30及び弁軸ホルダ32が上記と逆方向に回転され、上記のねじ送り機構により、図2~4に示すように、弁軸ホルダ32が上方に移動して弁軸24の下端のニードル弁24cが弁座65から離れ(開弁状態)、冷媒が通過可能となる。ロータ30の回転量によって弁開度を変更することで、冷媒の通過量が調整される。ロータ30の回転量は、パルスモータへの入力パルス数にて規制されるため、冷媒通過量の正確な調整が可能である。開弁時に、ニードル弁24cは円形端面64から上方へと変位することで、大きな流路断面積を確保できる。しかしながら、ニードル弁24cの一部をオリフィス部66内にとどめるようにしてもよい。
本実施の形態によれば、図2において、ニードル弁24cが弁座65から離間したとき、流入管ITからの流体が、ニードル弁24cと弁座65との隙間を通過し、オリフィス部66を通って、流出管OTから排出される。
このとき、流入管ITを通過する流体には、流入管ITの内壁との間で粘性抵抗が作用するため、流入管ITの断面において中央(軸線O近傍)側の流体の流速は、周辺側の流体の流速より速くなる。本実施形態では、弁座65を備えた円形端面64を軸線Oの近傍に配置したため、比較的流速の速い中央側の流体がニードル弁24cに当たって方向変換を行った後、直ちに弁座65を通過させることができる。
また、比較的流速の遅い周辺側の流体は、円形端面64からシフトした環状面67に沿って、弁室21の奥側の空間SPに回り込むため、弁座65から直接進入することが抑制される。以上により、流速の速い流体のみを優先して弁座65からオリフィス部66へと流すことができ、電動弁10を通過する単位時間当たりの流量を増大させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態にかかる電動弁10Aについて説明する。図8は、電動弁10Aの開弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図であり、図9は、図8のE-E線における断面を側面視した図であり、図10は、図8のF矢視方向に見た側面図である。一方、図11は、電動弁10Aの閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図であり、図12は、図11のG-G線における断面を側面視した図であり、図13は、図11のH矢視方向に見た側面図である。
本実施形態においては、弁本体20Aが、キャン40に接合される上部本体200と、上部本体200と接合される下部本体(円管部材)210とを有し、弁座部材60Aが下部本体210に接合されている。それ以外の構成は上述した実施形態と同様であるため、同じ符号を付して重複説明を省略する。
環状である上部本体200の上端開口20dには、ガイドブッシュ26の下端が圧入されている。上端開口20dは、孔20cを介して弁室21Aに連通している。また、上部本体200は、接合のためキャン40の下端に直接溶接されている。
下部本体210は、板材又は管材をプレス成形することによって形成されており、大管部211と小管部212とを、フランジ部213により同軸に連設した形状を有する。大管部211の周壁に形成された開口214に、流入管ITの端部が挿通されてロウ付けされている。大管部211の内側の円筒状空間が、弁室21Aとなる。
また、小管部212の内周に、弁座部材60Aが配置されている。弁座部材60Aは、円筒状のボディ61Aのみを有しており、その外周下端側が小管部212にロウ付けされている。したがって、ボディ61Aの円形端面64と、環状面67と、短円筒面68は、弁室21A内の空間に接している。
流出管OTの端部は、小管部212の内周に嵌挿され、弁座部材60Aに突き当てられてロウ付けされている。
本実施形態においても、弁座65を備えた円形端面64を流入管ITの軸線Oの近傍に配置したため、比較的流速の速い中央側の流体がニードル弁24cに当たって方向変換を行った後、直ちに弁座65を通過させることができる。
また、比較的流速の遅い周辺側の流体は、円形端面64からシフトした環状面67に沿って、弁室21の奥側の空間SPに回り込むため、弁座65から直接進入することが抑制される。以上により、流速の速い流体のみを優先して弁座65からオリフィス部66へと流すことができ、電動弁10を通過する単位時間当たりの流量を増大させることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態にかかる電動弁10Bについて説明する。図14は、電動弁10Bの閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。本実施形態においては、弁座部材60Bが複段弁口を有する。それ以外の構成及び動作態様は第2実施形態と同様であるため、同じ符号を付して重複説明を省略する。
弁座部材60Bは、ボディ61Bを有する。ボディ61Bは、第2実施形態と同様に、弁室21A内の空間に接している円形端面64と、環状面67と、短円筒面68とを備えている。ボディ61Bの下端面(平面)61aは、パイプ材から形成された下部本体210の小管部212内に位置している。さらに、ボディ61Bは、弁座65に接続して弁口69を備える。弁口69は、上述した実施形態のオリフィス部66に相当する。
弁口69は、軸線Lに対して回転対称形状であり、弁室21A側から順に、円筒状の第1弁口部69aと、第1弁口部69aの下端に接続し下方に向かうに従って拡径する第1テーパ部69bと、第1テーパ部69bの下端に接続し、第1弁口部69aより大径の円筒状の第2弁口部69cと、第2弁口部69cの下端に接続し下方に向かうに従って拡径する第2テーパ部69dとを有する。
ここで、図14の断面において、軸線Lと第1テーパ部69bの内壁とのなす角は、軸線Lと第2テーパ部69dの内壁とのなす角よりも大きくなっている。
また、弁座部材60Bに上端を突き当てるようにして、流出管OTが下部本体210の小管部212にロウ付けされている。流出管OTの内径は、第2テーパ部69dの最大内径より大きくなっている。このため、流出管OTの上端内周により、円筒状の第3弁口部が形成されているともいえる。
本実施形態によれば、弁口69を下流に向かって段階的に拡径した複段形状とすることで、冷媒の通過音を抑制することができる。しかしながら、弁口69を複段形状にすることで、ボディ61Bの軸線長が長くなり、電動弁10Bの大型化を招来するおそれがある。
そこで、本実施形態においては、第1弁口部69aと、第1テーパ部69bを、流入管ITの内壁下端(流出管OTに最も近い内壁)よりも上方に位置させ、さらに第1弁口部69aと、第1テーパ部69bと、第2弁口部69cを、下部本体210の弁室21A内に位置させている。このため、弁口69を複段形状としたことにより例えボディ61Bの軸線長が長くなっても、ボディ61Bを弁室21A側に追い込むことで、電動弁10B全体の軸線長を抑えることができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態にかかる電動弁10Cについて説明する。図15は、電動弁10Cの閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。本実施形態においては、弁座部材60Cが複段弁口を有する。それ以外の構成及び動作態様は第1実施形態と同様であるため、同じ符号を付して重複説明を省略する。
弁座部材60Cは、円筒状のボディ61Cと、ボディ61Cの下端から径方向外方に延在するフランジ62Cとを連設してなる。
ボディ61Cを弁本体20の下端開口20aへと嵌合させた後、フランジ62Cを弁本体20の下端にロウ付けすることで、切削加工で形成された弁本体20と弁座部材60Cが接合される。弁本体20と弁座部材60Cとに挟持される空間によって、弁室21が形成される。
フランジ62Cの下面には、軸線Lに同軸な環状溝63Cが形成されており、環状溝63C内に流出管OTの上端が挿入されて、ロウ付けによって連結されている。
第1実施形態と同様に、ボディ61Cの上端は円形端面64となっており、その中央に、上方に向かってテーパ状に開いた弁座65が形成されている。またボディ61Cは、弁座65に接続して弁口69Cを備える。弁口69Cは、上述した実施形態のオリフィス部66に相当する。
弁口69Cは、軸線Lに対して回転対称形状であり、弁室21側から順に、円筒状の第1弁口部69Caと、第1弁口部69Caの下端に接続し下方に向かうに従って拡径する第1テーパ部69Cbと、第1テーパ部69Cbの下端に接続し、第1弁口部69Caより大径の円筒状の第2弁口部69Ccと、第2弁口部69Ccの下端に接続し下方に向かうに従って拡径する第2テーパ部69Cdと、第2テーパ部69Cdの下端に接続し、第2弁口部69Ccより大径の円筒状の第3弁口部69Ceとを有する。
ここで、図15の断面において、軸線Lと第1テーパ部69Cbの内壁とのなす角は、軸線Lと第2テーパ部69Cdの内壁とのなす角よりも大きくなっている。
また、弁座部材60Cにロウ付けされた流出管OTの内径は、第3弁口部69Ceの内径より大きくなっている。このため、流出管OTの上端内周により、円筒状の第4弁口部が形成されているともいえる。
本実施形態によれば、弁口69Cを下流に向かって段階的に拡径した複段形状とすることで、冷媒の通過音を抑制することができる。しかしながら、弁口69Cを複段形状にすることで、弁座部材60Cの軸線長が長くなり、電動弁10Cの大型化を招来するおそれがある。
そこで、本実施形態においては、第1弁口部69Caと、第1テーパ部69Cbを、流入管ITの内壁下端よりも上方に位置させ、さらに第1弁口部69Caと、第1テーパ部69Cbを、弁本体20の弁室21内に位置させている。このため、弁口69Cを複段形状としたことにより例え弁座部材60Cの軸線長が長くなっても、ボディ61Cを弁室21側に追い込むことで、電動弁10C全体の軸線長を抑えることができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態にかかる電動弁10Dについて説明する。図16は、電動弁10Dの閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。本実施形態においては、複段弁口を備えた弁座部材60Dをより小型化しており、それに応じて弁本体20Dの形状も異なる。それ以外の構成及び動作態様は第1実施形態または第3実施形態と同様であるため、同じ符号を付して重複説明を省略する。
弁座部材60Dは、上方円管部61Dと、上方円管部61Dより外径が大きな下方円管部62Dと、上方円管部61Dと下方円管部62Dとの境界に形成されたフランジ部63Dとを連設してなる。フランジ部63Dに隣接する下方円管部62Dの外周には、周溝62Daが形成されている。
弁本体20Dの下端近傍には、弁本体20Dの弁室21につながる小径開口20Daと、小径開口20Daより大径の中径開口20Dcと、中径開口20Dcより大径で外部につながる大径開口20Ddとが連設されている。大径開口20Ddの内径は、流出管OTの外径にほぼ等しい。下方円管部62Dは大径開口20Dd内に位置しており、弁本体20Dの下端より下方に突出していない。
弁本体20Dと、弁座部材60D、流出管OTとの接合は、ロウ付けによって行われる。ロウ付け時には、弁本体20Dを図16に示す状態から天地を逆にする。かかる状態の弁本体20Dに対して、上方から弁座部材60Dを接近させ、上方円管部61Dを弁本体20Dの小径開口20Daへと嵌合させ、フランジ部63Dを中径開口20Dcに嵌合させる。その後、大径開口20Ddと下方円管部62Dとの間の環状空間内に流出管OTの端部を挿入して、フランジ部63Dに突き当てる。この状態で、大径開口20Ddの周囲にロウ材を配置して溶融させると、液状になったロウ材が重力に従って下方に向かい、流出管OTと大径開口20Ddとの隙間を通過し、フランジ部63Dに至る。
ここで、下方円管部62Dに周溝62Daが形成されていなければ、溶融したロウ材が流出管OTの内側へと回り込み、それによりロウ材が不足する恐れがある。しかしながら本実施形態によれば、下方円管部62Dに周溝62Daを形成することで、溶融したロウ材が流出管OTの内側へと回り込むことを抑制して、フランジ部63D及び上方円管部61Dと弁本体20との隙間に向かわせることができる。このため、少量のロウ材で弁本体20Dと、弁座部材60D、流出管OTとを強固に接合することができる。弁本体20と弁座部材60Dとに挟持される空間によって、弁室21が形成される。
上方円管部61Dの上端は円形端面64Dとなっており、その中央に、上方に向かってテーパ状に開いた弁座65Dが形成されている。また上方円管部61Dは、弁座65Dに接続して弁口69Dを備える。弁口69Dは、上述した実施形態のオリフィス部66に相当する。
弁口69Dは、軸線Lに対して回転対称形状であり、弁室21側から順に、円筒状の第1弁口部69Daと、第1弁口部69Daの下端に接続し下方に向かうに従って拡径する第1テーパ部69Dbと、第1テーパ部69Dbの下端に接続し、第1弁口部69Daより大径の円筒状の第2弁口部69Dcと、第2弁口部69Dcの下端に接続し下方に向かうに従って拡径する第2テーパ部69Ddと、第2テーパ部69Ddの下端に接続し、第2弁口部69Dcより大径の円筒状の第3弁口部69Deとを有する。
ここで、図16の断面において、軸線Lと第1テーパ部69Dbの内壁とのなす角は、軸線Lと第2テーパ部69Ddの内壁とのなす角よりも大きくなっている。
また、流出管OTの内径は、第3弁口部69Deの内径より大きくなっている。このため、第3弁口部69Deに隣接した流出管OTの内周により、円筒状の第4弁口部が形成されているともいえる。
本実施形態によれば、弁口69Dを下流に向かって段階的に拡径した複段形状とすることで、冷媒の通過音を抑制することができる。しかしながら、弁口69Dを複段形状にすることで、弁座部材60Dの軸線長が長くなり、電動弁10Dの大型化を招来するおそれがある。
そこで、本実施形態においては、第1弁口部69Daと、第1テーパ部69Dbを、流入管ITの内壁下端よりも上方に位置させ、さらに第1弁口部69Daと、第1テーパ部69Dbを、弁本体20Dの弁室21内に位置させている。このため、弁口69Dを複段形状としたことにより例え弁座部材60Dの軸線長が長くなっても、弁座部材60Dを弁室21側に追い込むことで、電動弁10D全体の軸線長を抑えることができる。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態にかかる電動弁10Eについて説明する。図17は、電動弁10Eの閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。本実施形態においては、複段弁口を備えた弁座部材60Eの軸線方向長をより長くしている。それ以外の構成及び動作態様は第3実施形態と同様であるため、同じ符号を付して重複説明を省略する。
弁座部材60Eは、上方円管部61Eと、上方円管部61Eより大径の中間円管部62Eと,中間円管部62Eより小径の下方円管部63Eとを連設してなる。中間円管部62Eの下半部は、パイプ材から形成された下部本体210の小管部212の一部に嵌合している。このとき、小管部212の残りと下方円管部63Eとの間には環状の空間が生じる。この空間に流出管OTの端部を嵌合させ、弁座部材60Eと小管部212と流出管OTがロウ付けされる。
弁座部材60Eの上端は円形端面64Eとなっており、その中央に、上方に向かってテーパ状に開いた弁座65Eが形成されている。また弁座部材60Eにおいて、円形端面64Eに対して下方にシフトした環状面(段差面)67Eが形成され、円形端面64Eと環状面67Eとを短円筒面68Eにより繋いでいる。ここでは、円形端面64Eは、上方円管部61Eの上端であり、短円筒面68Eは、上方円管部61Eの側面である。円形端面64Eと、環状面67Eと、短円筒面68Eは、弁室21A内の空間に接している。
さらに、弁座部材60Eは、弁座65Eに接続して弁口69Eを備える。弁口69Eは、上述した実施形態のオリフィス部66に相当する。
弁口69Eは、軸線Lに対して回転対称形状であり、弁室21A側から順に、円筒状の第1弁口部69Eaと、第1弁口部69Eaの下端に接続し下方に向かうに従って拡径する第1テーパ部69Ebと、第1テーパ部69Ebの下端に接続し、第1弁口部69Eaより大径の円筒状の第2弁口部69Ecと、第2弁口部69Ecの下端に接続し下方に向かうに従って拡径する第2テーパ部69Edとを有する。
また、流出管OTの内径は、第2テーパ部69Edの最大径より大きくなっている。このため、第2テーパ部69Edに隣接した流出管OTの内周により、円筒状の第3弁口部が形成されているともいえる。
ここで、図17の断面において、軸線Lと第1テーパ部69Ebの内壁とのなす角は、軸線Lと第2テーパ部69Edの内壁とのなす角よりも大きくなっている。
本実施形態によれば、弁口69Eを下流に向かって段階的に拡径した複段形状とすることで、冷媒の通過音を抑制することができる。しかしながら、弁口69Eを複段形状にすることで、弁座部材60Eの軸線長が長くなり、電動弁10Eの大型化を招来するおそれがある。
そこで、本実施形態においては、第1弁口部69Eaと、第1テーパ部69Ebを、流入管ITの内壁下端よりも上方に位置させ、さらに第1弁口部69Eaと、第1テーパ部69Ebを、下部本体210の弁室21A内に位置させている。このため、弁口69Eを複段形状としたことにより例え弁座部材60Eの軸線長が長くなっても、弁座部材60Eを弁室21A側に追い込むことで、電動弁10E全体の軸線長を抑えることができる。
[第7実施形態]
次に、第7実施形態にかかる電動弁10Fについて説明する。図18は、電動弁10Fの閉弁状態における弁本体近傍を拡大して示す断面図である。本実施形態においては、複段弁口を備えた弁座部材60Fの形状を変更し、さらに整流板70を設けている。それ以外の構成及び動作態様は第6実施形態と同様であるため、同じ符号を付して重複説明を省略する。
整流板70は、例えばステンレス等の金属板をプレス成形することによって形成でき、薄肉円筒部71と、薄肉円筒部71の下端をふさぐ底壁部72と、薄肉円筒部71の上端から径方向外方に延びる薄肉フランジ部73とを有する。底壁部72には、複数の貫通孔74が形成されている。
弁座部材60Fは、上方円管部61Fと、上方円管部61Fより大径の中間円管部62Fと,中間円管部62Fより小径で軸線方向長が長い下方円管部63Fとを連設してなる。下方円管部63Fの外周に、整流板70の薄肉円筒部71が嵌合する。
中間円管部62Fの下半部は、パイプ材から形成された下部本体210の小管部212の一部に嵌合している。このとき、小管部212の残りと薄肉円筒部71との間には環状の空間が生じる。この空間に薄肉円筒部71と流出管OTの端部を嵌合させ、薄肉フランジ部73を、流出管OTの端部と中間円管部62Fの端面とで挟持する。かかる状態で、弁座部材60Fと整流板70と小管部212と流出管OTをロウ付けする。
弁座部材60Fの上端は円形端面64Fとなっており、その中央に、上方に向かってテーパ状に開いた弁座65Fが形成されている。また弁座部材60Fにおいて、円形端面64Fに対して下方にシフトした環状面(段差面)67Fが形成され、円形端面64Fと環状面67Fとを短円筒面68Fにより繋いでいる。ここでは、円形端面64Fは、上方円管部61Fの上端であり、短円筒面68Fは、上方円管部61Fの側面である。円形端面64Fと、環状面67Fと、短円筒面68Fは、弁室21A内の空間に接している。
さらに、弁座部材60Fは、弁座65Fに接続して弁口69Fを備える。弁口69Fは、上述した実施形態のオリフィス部66に相当し、ここでは整流板70の底壁部72に対向している。
弁口69Fは、軸線Lに対して回転対称形状であり、弁室21A側から順に、円筒状の第1弁口部69Faと、第1弁口部69Faの下端に接続し下方に向かうに従って拡径する第1テーパ部69Fbと、第1テーパ部69Fbの下端に接続し、第1弁口部69Faより大径の円筒状の第2弁口部69Fcと、第2弁口部69Fcの下端に接続し下方に向かうに従って拡径する第2テーパ部69Fdと、第2テーパ部69Fdの下端に接続し、第2弁口部69Fcより大径の円筒状の第3弁口部69Feと、第3弁口部69Feの下端に接続し下方に向かうに従って拡径する第3テーパ部69Ffとを有する。
また、流出管OTの内径は、第3テーパ部69Ffの最大径より大きくなっている。このため、第3テーパ部69Ffに隣接した流出管OTの内周により、円筒状の第4弁口部が形成されているともいえる。
ここで、図18の断面において、軸線Lと第1テーパ部69Ebの内壁とのなす角は、軸線Lと第2テーパ部69Edの内壁とのなす角よりも大きくなっており、また軸線Lと第2テーパ部69Edの内壁とのなす角は、軸線Lと第3テーパ部69Ffの内壁とのなす角よりも大きくなっている。これにより、異音抑制機能がより高まる。
本実施形態によれば、弁座部材60Fの弁口69Fを、冷媒が液相と気相の二相流状態で通過する際に、整流機能と、絞り機能、および冷媒に内包された気泡を細分化する機能を発揮し、冷媒の通過音を低減することができる。なお、このような整流板70を、第7実施形態以外の実施形態に使用することもできる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されない。本発明の範囲内において、上述の実施形態の任意の構成要素の変形が可能である。また、上述の実施形態において任意の構成要素の追加または省略が可能である。また、冷媒を逆流れ状態でも使用できることはもちろんであり、逆流れ状態では、冷媒が流出管OTから弁室に流入し、流入管ITから流出する。
10、10A~10F 電動弁
20、20A、20D 弁本体
21、21A 弁室
24 弁軸
24c ニードル弁
25 固定ねじ部(雄ねじ部)
26 ガイドブッシュ
27 下ストッパ体
30 ロータ
31 移動ねじ部(雌ねじ部)
32 弁軸ホルダ
33 プッシュナット
34 圧縮コイルばね
35 復帰ばね
36 支持リング
37 上ストッパ体
40 キャン
41 環状板
50 ステータ
60、60A~60F 弁座部材

Claims (4)

  1. 弁室が形成された弁本体と、
    端部に弁体が設けられた弁軸と、
    弁座が形成された端面を備え、前記弁座につながる弁口を備えた弁座部材と、
    前記弁本体に接合されたキャンと、
    前記キャンの内側に配在されたロータと、
    前記ロータを回転駆動すべく前記キャンの外側に配置されたステータと、
    前記ロータの回転に応じて、前記弁体を前記弁座に対して近接又は離間する方向に移動させる駆動機構と、を有し、
    前記弁座部材は、前記弁座が前記弁室内に突出するように前記弁本体に連結され、
    前記弁室は、流入管の内周を前記流入管の軸線に沿って延長した範囲内において、前記端面を挟んで前記流入管とは反対側に、流体が流入する空間を有し、
    前記弁口は、前記弁座に接続する円筒状の第1弁口部と、前記第1弁口部に接続し、流体が流出する流出管に向かうに従って拡径した第1テーパ部と、前記第1テーパ部に接続し前記第1弁口部より大径の円筒状の第2弁口部とを備え、
    前記第1弁口部と前記第1テーパ部は、前記軸線方向において、前記流出管に最も近い前記流入管の内壁の位置よりも、前記流出管から離れる側に配置されており、
    前記弁座部材は、前記端面の周囲に、前記端面から下方にシフトした段差面を設けており、前記段差面は、前記範囲内に含まれる、
    ことを特徴とする電動弁。
  2. 前記弁座部材の一端側は、前記弁本体の下端開口に嵌合され、ロウ付けされていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記流入管と前記弁本体とが接合され、流体が流出する流出管と前記弁座部材とが接合されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動弁。
  4. 前記弁口は、前記第2弁口部に接続する第2テーパ部を備え、前記弁軸の軸線を通る断面において、前記弁軸の軸線と前記第1テーパ部とのなす角は、前記弁軸の軸線と前記第2テーパ部とのなす角よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の電動弁。
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