JP2015094372A - 電動弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1流れ方向に流体が流される場合に生じる異音を低減することのできる電動弁を提供する。
【解決手段】内部に弁室7が画成されると共に側部と底部に第1開口11aと第2開口12aが形成された弁本体5と、弁室7に開口する弁口9と弁座8aとを有して弁本体5の第2開口12aに固着された弁座部材8と、弁室7に昇降可能に配置された弁体20と、弁体20を弁座8aに対して昇降させる昇降駆動部50と、を備え、弁体20は、弁口9に向かって開口する筒状体からなり、かつ、その筒状体の内径が弁口9に向かって連続的もしくは段階的に拡がるスカート部20cを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動弁に係り、例えばヒートポンプ式冷暖房システム等に使用される電動弁に関する。
従来から、小型化、大容量化、省電力化を目指した電動弁の開発が進められている。そのような従来の電動弁の一例として、特許文献1には、閉弁方向に働く力を可及的に小さくし、より小さなばね荷重の開弁ばねを使用できるようにした技術が開示されている。
特許文献1に開示されている電動弁は、弁室、該弁室に開口する横向きの第1入出口、前記弁室に開口する縦向きの弁座付き弁口、及び該弁口に連なる第2入出口を有する弁本体と、前記弁口を開閉すべく前記弁室に昇降可能に配在された弁体と、該弁体を昇降させるための電動モータを有する昇降駆動手段と、前記弁体を開弁方向に付勢する開弁ばねと、を備え、前記弁口の口径と前記弁体の上方に画成される背圧室の室径とが略同一に設定されるとともに、前記弁体内に、前記弁口と前記背圧室とを連通させるべく下端面が開口した均圧通路が設けられ、前記均圧通路の下端開口面積を前記弁口面積で除した値が所定範囲内となるように各部の寸法が設定されているものである。
特開2013−130271号公報
ところで、この種の電動弁においては、流体(冷媒)が第1入出口から第2入出口に向かう第1流れ方向と第2入出口から第1入出口に向かう第2流れ方向との双方向に流されるが、例えば気体からなる冷媒(ガス冷媒)が第1流れ方向に流される場合、弁体の先端部(弁体部)付近での渦の発生に伴い、均圧通路が設けられた筒状弁体の内部で気柱共鳴と考えられる異音が生じるといった問題があった。具体的には、図6に示すように、低差圧かつ比較的大きな弁開度で第1流れ方向に冷媒が流される場合や高差圧かつ極めて小さな弁開度で第1流れ方向に冷媒が流される場合、当該電動弁から僅かながら異音が生じることが本発明者等による実験によって確認された。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、第1流れ方向に流体が流される場合に生じる異音を低減することのできる電動弁を提供することにある。
本発明者等は、鋭意研究の結果、均圧通路が設けられた筒状弁体の内部形状を適正に設計することにより、電動弁において第1流れ方向に流体が流される場合に生じる異音を有効に低減し得ることを見出した。
すなわち、上記する課題を解決するために、本発明に係る電動弁は、内部に弁室が画成されると共に側部と底部に第1開口と第2開口が形成された弁本体と、前記弁室に開口する弁口と弁座とを有して前記弁本体の前記第2開口に固着された弁座部材と、前記弁室に昇降可能に配置された弁体と、該弁体を前記弁座に対して昇降させる昇降駆動部と、を備えた電動弁であって、前記弁体は、前記弁口に向かって開口する筒状体からなり、かつ、該筒状体の内径が前記弁口に向かって連続的もしくは段階的に拡がるスカート部を備えていることを特徴としている。
好ましい形態では、前記スカート部の昇降方向下方には、内径が一定の下側筒部が設けられていることを特徴としている。
別の好ましい形態では、前記スカート部の昇降方向上方には、内径が一定の上側筒部が設けられていることを特徴としている。更に好ましい形態では、前記スカート部の昇降方向上端部の内径と前記上側筒部の内径とが同一である、あるいは、前記スカート部の昇降方向上端部の内径は前記上側筒部の内径よりも大きいことを特徴としている。更に好ましい形態では、前記スカート部の内周面と前記上側筒部の内周面とが昇降方向に垂直な平面を介して接続されていることを特徴としている。
本発明の電動弁によれば、弁座部材の弁口へ向かって内径が連続的もしくは段階的に拡がるスカート部が弁体に設けられていることによって、第1流れ方向に流体(ガス冷媒)が流される場合に、弁体の先端部(弁体部)付近での渦発生に伴う筒状弁体の内部における気柱共鳴の発生を抑制することができ、電動弁に生じる異音を効果的に低減することができる。
本発明に係る電動弁の実施形態1の閉弁状態を示す縦断面図。 図1に示す電動弁の開弁状態を示す縦断面図。 本発明に係る電動弁の実施形態2の閉弁状態を示す縦断面図。 本発明に係る電動弁の実施形態3の閉弁状態を示す縦断面図。 本発明に係る電動弁の実施形態4の閉弁状態を示す縦断面図。 従来構造の電動弁の開弁時における異音の有無を測定した実験結果を示す図。
以下、本発明に係る電動弁の実施形態を図面を参照して説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明に係る電動弁の実施形態1の縦断面図、図2は、図1に示す電動弁の開弁状態を示す縦断面図である。
図示する電動弁1は、例えばヒートポンプ式冷暖房システム等において膨張弁として使用され、流体(冷媒)が双方向(第1流れ方向とその逆の第2流れ方向)に流動し、かつ、少なくとも一方向には大流量が流動する流路に対応した双方向流通型の電動弁である。
電動弁1は、主として、板金製の筒状基体6を有する弁本体5と、弁本体5に固着されたキャン58と、弁本体5及びキャン58によって画成された内部空間で弁本体5に固定配置された支持部材19と、支持部材19により支持されて前記内部空間に昇降可能に配置された弁体20と、弁体20を昇降させるべく弁本体5の上方に取り付けられたステッピングモータ(昇降駆動部)50と、を備えている。
弁本体5の筒状基体6は、その内部に弁室7が画成されると共に、その側部に弁室7に開口する横向きの第1開口11aが形成され、その底部に弁室7に開口する縦向きの第2開口12aが形成されている。弁本体5の筒状基体6の底部に形成された第2開口12aには、弁室7に開口する縦向きの弁口9と弁座8aとを有する段付きの弁座部材8が固着されている。そして、筒状基体6の側部に形成された第1開口11aに横向きの導管継手11が取り付けられ、弁座部材8の底部8c側に形成された弁口9よりも大径の接続口12bに、弁座部材8の弁口9に連通する縦向きの導管継手12が取り付けられている。
より具体的には、段付きの弁座部材8は、その底部8cが第2開口12aに嵌合されて弁本体5の筒状基体6に固着され、その底部8c側に形成された前記接続口12bに導管継手12が嵌挿されて取り付けられている。また、弁座部材8の上端部には、弁座8aに連接する傾斜面8bが形成され、この傾斜面8bの上端部8dが第1開口11aに取り付けられた導管継手11の略中央近傍もしくは導管継手11の中央よりも僅かに下方に位置するように、弁座部材8と導管継手11とが配設されている。
弁本体5の筒状基体6の上方開口部には、上方に向かって縮径する段付きの筒状基台13が取り付けられている。筒状基台13の上端部には、天井部を有する円筒状のキャン58の下端部が溶接等によって接合されている。また、支持部材19は、隔壁14c付き筒状保持部材14及び雌ねじ15i付き軸受部材15を有し、筒状基台13の内側に、前記筒状保持部材14が圧入等により固定され、筒状保持部材14の上部に、内周面下方に雌ねじ15iが螺設された筒状の雌ねじ付き軸受部材15がかしめ等により固定されている。なお、雌ねじ付き軸受部材15の下面の中心側には突設部15aが形成され、該突設部15aにも雌ねじ15iが螺設されている。また、筒状保持部材14の隔壁14cと雌ねじ付き軸受部材15との間にばね室14aが画成され、該ばね室14aに弁体20を開弁方向に付勢する開弁ばね25が収納されている。
また、弁体20は、その中心部に該弁体20の昇降方向(上下方向)に沿う均圧通路32が形成された筒状体からなり、該弁体20の上部が前記筒状保持部材14における隔壁14cよりも下側の弁体ガイド穴14bに摺動自在に嵌挿されている。弁体20は、上方から、内径が一定の上側円筒部(上側筒部)20bと、弁座部材8の弁口9に向かって内径が連続的に拡がるスカート部20cとを有する。上側円筒部20bの中心穴は、推力伝達部材23の小径下部23cが嵌合固定される嵌合穴20dとされ、スカート部20cの下端部は、弁座部材8の弁座8aに接離して弁口9を開閉する略円錐台状の弁体部20aとされている。上側円筒部20bの内径とスカート部20cの上端部の内径とは同一であり、従って、上側円筒部20bの内周面はスカート部20cの内周面と連続的に繋がっている。
ここで、弁体20のスカート部20cの内径は、側面視で視た際に上側円筒部20bの下端から弁座部材8の弁口9に向かって直線的に増加しているが、例えば弁座部材8の弁口9に向かって曲線的(例えば、上方もしくは下方に向かって凸となる放物線等からなる曲線状)に増加してもよい。また、側面視で視た際の昇降方向に対するスカート部20cの内周面の傾斜角(テーパ角)θやスカート部20cの昇降方向での高さHは、異音の要因となる流体の波長等を考慮して適宜に設計すればよい。
一方、ステッピングモータ50は、ヨーク51、ボビン52、コイル53、樹脂モールドカバー54等からなるステータ55と、キャン58の内部に該キャン58に対して回転自在に配置され、ロータ支持部材56がその上部内側に固着されたロータ57と、を有している。ステータ55は、キャン58に外嵌固定されている。また、ロータ57の内周側には、ロータ支持部材56に一体に形成された太陽歯車41、筒状保持部材14の上部に固着された筒状体43の上端に固定された固定リング歯車47、太陽歯車41と固定リング歯車47との間に配置されてそれぞれに歯合する遊星歯車42、遊星歯車42を回転自在に支持するキャリア44、遊星歯車42に外側から歯合する有底リング状の出力歯車45、出力歯車45の底部に形成された孔にその上部が圧入等によって固着された出力軸46等からなる不思議遊星歯車式減速機構40が設けられている。ここで、固定リング歯車47の歯数は、出力歯車45の歯数とは異なるように設定されている。
出力軸46の上部の中心部には孔が形成され、該孔には太陽歯車41(ロータ支持部材56)とキャリア44の中心部を挿通した支持軸49の下部が挿通されている。この支持軸49の上部は、キャン58の内径と略同一の外径を有し、ロータ支持部材56の上側でキャン58に内接して配置される支持部材48の中心部に形成された孔に挿通されている。ロータ57自体は、支持部材48等によってキャン58の内部で上下動しないようになっており、キャン58に外嵌固定されたステータ55との位置関係が常に一定に維持されている。
減速機構40の出力軸46の下部は、該出力軸46等を支持する支持部材19を構成する筒状の雌ねじ付き軸受部材15の上部に回転自在に嵌挿され、出力軸46の下部には、その中心を通るように横方向に延びるスリット状の嵌合部46aが形成されている。雌ねじ付き軸受部材15の内周面下方に螺設された雌ねじ15iと螺合する雄ねじ17aが螺設された回転昇降軸17の上端には板状部17cが突設され、板状部17cがスリット状の嵌合部46aに摺動自在に嵌合されている。出力軸46がロータ57の回転に応じて回転すると、出力軸46の回転が回転昇降軸17に伝達され、軸受部材15の雌ねじ15iと回転昇降軸17の雄ねじ17aのねじ送りによって回転昇降軸17が回転しながら昇降する。
回転昇降軸17の下方には、該回転昇降軸17の下方への推力がボール18、ボール受座16を介して伝達される段付き筒状の推力伝達部材23が配置されている。なお、回転昇降軸17と推力伝達部材23との間にボール18を介在させることにより、例えば回転昇降軸17が回転しながら下降しても、回転昇降軸17から推力伝達部材23へ下方への推力のみが伝達され、回転力は伝達されない。
推力伝達部材23は、上方から、内周に前記ボール受座16が嵌め込まれる大径上部23a、前記筒状保持部材14の隔壁14cに形成された孔に摺動自在に挿通される中間胴部23b、該中間胴部23bよりも小径の小径下部23cから構成され、その内部には、弁体20内に形成された均圧通路32の上部を構成する縦向きの貫通孔32d及び後述する背圧室30に開口する複数個の横孔32eが形成されている。なお、貫通孔32dの上端開口はボール受座16によって閉塞されている。
推力伝達部材23の小径下部23cは、上記したように、弁体20の上側円筒部20dの嵌合穴20dに圧入等により嵌合固定されており、弁体20と推力伝達部材23は一体に昇降される。なお、弁体20の上端面と推力伝達部材23の中間胴部23bの下端段差部との間には、小径下部23cの圧入時において押さえ部材24が挟み込まれて固定され、この押さえ部材24と弁体20の上端部に形成された環状溝と弁体ガイド穴14bとの間にOリング等のシール部材38が装着されている。
また、筒状保持部材14の隔壁14cよりも上側のばね室14aには、上記したように、圧縮コイルばねからなる開弁ばね25がその下端を隔壁14cに当接させた状態で配置されると共に、この開弁ばね25の付勢力(引き上げ力)を推力伝達部材23を介して弁体20に伝達すべく、上下に鍔状の引っ掛け部28a、28bを有する引き上げばね受け体28が配在されている。引き上げばね受け体28の上側の引っ掛け部28aは開弁ばね25の上部に載置され、下側の引っ掛け部28bは推力伝達部材23の大径上部23aの下端段差部に掛止される。また、筒状保持部材14には、前記ばね室14aとキャン58の内部を連通する連通孔14dが形成されている。
したがって、モータ50のロータ57を一方向に回転駆動させると、減速機構40の出力軸46を介してロータ57の回転が回転昇降軸17に減速されて伝達され、雌ねじ付き軸受部材15の雌ねじ15iと回転昇降軸17の雄ねじ17aによるねじ送りによって回転昇降軸17が回転しながら例えば下降され、回転昇降軸17の推力により推力伝達部材23及び弁体20が開弁ばね25の付勢力に抗して押し下げられ、最終的には弁体20のスカート部20cの下端部からなる弁体部20aが弁座8aに着座して弁口9が閉じられる(図1参照)。それに対し、モータ50のロータ57を他方向に回転駆動させると、減速機構40の出力軸46を介してロータ57の回転が回転昇降軸17に減速されて伝達され、前記雌ねじ15iと雄ねじ17aによるねじ送りによって回転昇降軸17が回転しながら例えば上昇され、それに伴い推力伝達部材23及び弁体20が開弁ばね25の付勢力によって引き上げられ、弁体部20aが弁座8aから離間して弁口9が開かれる(図2参照)。
また、前記弁体20の上方で押さえ部材24と筒状保持部材14の隔壁14cとの間に背圧室30が画成されている。弁体20内には、該弁体20の下端部と前記背圧室30とを連通させるべく、下方から、下端が弁口9に向かって開口したスカート部20cの内周面からなる太通路部32bと、上側円筒部20bの内周面からなる細通路部32c(嵌合穴20d)とを有する均圧通路32が形成され、その細通路部32cが推力伝達部材23の貫通孔32d及び横孔32eを介して背圧室30に連通している。ここでは、閉弁状態において弁体20に作用する押し下げ力(閉弁方向に働く力)と弁体20に作用する押し上げ力(開弁方向に働く力)とをバランス(差圧をキャンセル)させるべく、背圧室30の室径と弁口9の口径とは略同一に設定されている。
本実施形態1の電動弁1においては、モータ50のロータ57を他方向に回転駆動させて弁口9を開弁した際、流体(冷媒)が第1流れ方向(第1開口11aに接続された導管継手11から第2開口12aの弁座部材8に接続された導管継手12へ向かう流れ方向)とその逆の第2流れ方向の双方向に流されるが(図2参照)、気体からなる冷媒(ガス冷媒)が第1流れ方向に流される場合に、弁体20に設けられたスカート部20c(昇降方向に沿って内径が変化する部分)により、弁体20の弁体部20a付近での渦発生に伴う弁体20内部における気柱共鳴の発生が抑制されるため、電動弁1に生じる異音を効果的に低減することができる。
具体的には、導管継手11側と導管継手12側との差圧が低い(0.01〜0.015MPa程度)状況下において電動弁1のステッピングモータ50への通電パルス量を2200パルスから6000パルス(全開に相当)まで変化させた場合に従来構造の電動弁で生じた異音や、導管継手11側と導管継手12側との差圧が高い(0.7〜2.0MPa程度)状況下において電動弁1のステッピングモータ50への通電パルス量を150パルスから300パルスまで変化させた場合に従来構造の電動弁で生じた異音(図6参照)を確実に低減し得ることが、本発明者等による実験によって確認された。
また、本実施形態1の電動弁1においては、上側円筒部20bの内径とスカート部20cの上端部の内径とが同一であり、上側円筒部20bの内周面とスカート部20cの内周面とが連続的に繋がることによって、弁体20内での流体(冷媒)の流れを円滑化できるといった利点もある。
[実施形態2]
図3は、本発明に係る電動弁の実施形態2の閉弁状態を示す縦断面図である。本実施形態2の電動弁1Aは、上記した実施形態1の電動弁1に対し、弁体の内部形状が相違しており、その他の構成は電動弁1とほぼ同様である。したがって、実施形態1の電動弁1と同様の構成については同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態2の電動弁1Aにおいては、弁体20Aの下端部、すなわち、上側円筒部20bAの下方に連設されたスカート部20cAの更に下方に、内径が一定の下側円筒部(下側筒部)20dAが設けられ、この下側円筒部20dAによって弁座部材8Aの弁座8aAに接離して弁口9Aを開閉する弁体部20aAが構成される。
ここで、本実施形態2の電動弁1Aでは、上側円筒部20bAの昇降方向(上下方向)の高さは、上記した実施形態1の電動弁1の上側円筒部20bの昇降方向の高さよりも高く、かつ、スカート部20cAの下端部に下側円筒部20dAが設けられている。そのため、側面視で視た際のスカート部20cAの昇降方向での高さHは、実施形態1の電動弁1のスカート部20cの昇降方向での高さよりも低く、昇降方向に対するスカート部20cAの内周面の傾斜角θは、実施形態1の電動弁1のスカート部20cの内周面の傾斜角よりも大きく設計されている。
弁体20Aの下端部と背圧室30Aとを連通させる弁体20A内に形成された均圧通路32Aは、下方から、下端が弁口9Aに向かって開口した下側円筒部20dAの内周面からなる太通路部32aAと、スカート部20cAの内周面からなる太通路部32bAと、上側円筒部20bAの内周面からなる細通路部32cAとから構成され、その細通路部32cAが推力伝達部材23Aの貫通孔32dA及び横孔32eAを介して背圧室30Aに連通している。
本実施形態2の電動弁1Aにおいても、上記した実施形態1と同様、気体からなる冷媒(ガス冷媒)が第1流れ方向に流される場合に、弁体20Aの中腹部に設けられたスカート部20cAにより、弁体20Aの弁体部20aA付近での渦発生に伴う弁体20A内部における気柱共鳴の発生が抑制されるため、電動弁1Aに生じる異音を効果的に低減することができる。
また、弁体20Aの下端部近傍では、例えば開弁時において弁体20Aの上方の差圧室30Aよりも圧力が低下する場合があるが、本実施形態2の電動弁1Aにおいては、その弁体20Aの下端部(差圧室30Aよりも圧力が低下し得る部分)に下側円筒部20dAが設けられることにより、差圧室30Aよりも低い圧力が当該弁体20Aに上向きに作用することを回避することができる。そのため、閉弁状態において弁体20Aに作用する押し下げ力(閉弁方向に働く力)と弁体20Aに作用する押し上げ力(開弁方向に働く力)とを精緻にバランス(差圧をキャンセル)させることができる。
[実施形態3]
図4は、本発明に係る電動弁の実施形態3の閉弁状態を示す縦断面図である。本実施形態3の電動弁1Bは、上記した実施形態1の電動弁1に対し、弁体の内部形状が相違しており、その他の構成は電動弁1とほぼ同様である。したがって、実施形態1の電動弁1と同様の構成については同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態3の電動弁1Bにおいては、スカート部20cBの上端部の内径が上側円筒部20bBの内径よりも大きく、スカート部20cBの内周面と上側円筒部20bBの内周面とが略水平(昇降方向に対して略垂直)な平面状の天井面32fBを介して接続される。
ここで、本実施形態3の電動弁1Bでは、上側円筒部20bBの昇降方向(上下方向)の高さは、上記した実施形態1の電動弁1の上側円筒部20bの昇降方向の高さよりも高い。そのため、側面視で視た際のスカート部20cBの昇降方向での高さHは、実施形態1の電動弁1のスカート部20cの昇降方向での高さよりも低く、昇降方向に対するスカート部20cBの内周面の傾斜角θは、上記した実施形態1の電動弁1のスカート部20cの内周面の傾斜角よりも大きい。
本実施形態3の電動弁1Bにおいても、上記した実施形態1と同様、気体からなる冷媒(ガス冷媒)が第1流れ方向に流される場合に、弁体20Bに設けられたスカート部20cBにより、弁体20Bの弁体部20aB付近での渦発生に伴う弁体20B内部における気柱共鳴の発生が抑制されるため、電動弁1Bに生じる異音を効果的に低減することができる。
また、本実施形態3の電動弁1Bにおいては、上側円筒部20bBとスカート部20cBとの間に略水平な平面状の天井面32fBが設けられることにより、前記天井面32fBを利用して弁体20Bを筒状保持部材14Bの弁体ガイド穴14bBに圧入等により嵌挿させることができるため、当該電動弁1Bの組立工程を簡素化できるといった利点もある。
[実施形態4]
図5は、本発明に係る電動弁の実施形態4の閉弁状態を示す縦断面図である。本実施形態4の電動弁1Cは、上記した実施形態1の電動弁1に対し、弁体の内部形状が相違しており、その他の構成は電動弁1とほぼ同様である。したがって、実施形態1の電動弁1と同様の構成については同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態4の電動弁1Cにおいては、弁体20Cが、上方から、内径が一定の上側円筒部20bCと、昇降方向(上下方向)に沿って且つ弁座部材8Cの弁口9Cに向かって内径が段階的に拡がるスカート部20cCとを有する。上側円筒部20bCの中心穴は、推力伝達部材23Cの小径下部23cCが嵌合固定される嵌合穴20dCとされ、スカート部20cCの下端部が、弁座部材8Cの弁座8aCに接離して弁口9Cを開閉する略円錐台状の弁体部20aCとされている。
スカート部20cCの内周面は階段状を呈しており、内径の異なる3つの部分内周面(上方から、上側内周面32bcC、中間内周面32bbC、下側内周面32baC)と各部分内周面を繋ぐ2つの水平面とから構成される。また、スカート部20cCの上側内周面32bcCと上側円筒部20bCの内周面とは、上記した実施形態3と同様、略水平(昇降方向に対して略垂直)な平面状の天井面32fBを介して接続される。
ここで、スカート部20cCの内周面を構成する3つの部分内周面(上側内周面32bcC、中間内周面32bbC、下側内周面32baC)の昇降方向での高さは略同一であるが、その高さは異なっていてもよい。また、スカート部20cCの内周面を構成する部分内周面の数(スカート部20cCの内周面の段数に相当)や、各部分内周面(上側内周面32bcC、中間内周面32bbC、下側内周面32baC)の昇降方向での高さ或いは内径等は、異音の要因となる流体の波長を考慮して適宜に設計すればよい。
その一例としては、図5に示すように、スカート部20cCの内周面の段数を3段で設計し、スカート部20cCの下端(下側内周面32baCの下端)から上側内周面32bcCの上端までの高さを電動弁1Cにおける異音の要因となる流体の波長よりも長く設定し、スカート部20cCの下端から中間内周面32bbCの上端までの高さを前記流体の波長の1/2よりも長く設定し、スカート部20cCの下端から下側内周面32baCの上端までの高さを前記流体の波長の1/4よりも長くなるように設定すればよい。
すなわち、スカート部20cCの内周面の段数をn段で設計した場合、スカート部20cCの下端からn段目(上方から数えた段数)の部分内周面の上端までの高さを前記流体の波長の1/n波長となる長さからずらして設定することにより、スカート部20cCの内周面の各段における気柱共鳴の発生を効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態4の電装弁1Cにおいては、異音の要因となる流体の波長の1/4波長まで共鳴することが本発明者等により確認されたことから、スカート部20cCの内周面の段数を3段で設計したが、それ以上の波長(例えば、1/6波長や1/8波長)においても共鳴する場合にはその段数を更に増加させてスカート部20cCの内周面を設計すればよい。
本実施形態4の電動弁1Cにおいても、上記した実施形態1と同様、気体からなる冷媒(ガス冷媒)が第1流れ方向に流される場合に、弁体20Cに設けられたスカート部20cC(昇降方向に沿って内径が段階的に変化する部分)により、弁体20Cの弁体部20aC付近での渦発生に伴う弁体20C内部における気柱共鳴の発生が抑制されるため、電動弁1Cに生じる異音を効果的に低減することができる。
また、本実施形態4の電動弁1Cにおいては、スカート部20cCの内径が昇降方向に沿って段階的に変化することにより、例えば弁体20Cを切削加工により製造する際にその加工工程を簡素化できるといった利点もある。
前述の説明において本実施形態1〜4の電動弁は、例えばヒートポンプ式冷暖房システム等において膨張弁として使用され、流体が双方向に流動する双方向流通型の電動弁としたが、本発明の電動弁は、ヒートポンプ式冷暖房システム以外の他のシステムにも適用し得ることは言うまでもなく、また流体が一方向のみに流動する電動弁に適用されるものであってもよいことは当然である。
1 電動弁
5 弁本体
6 筒状基体
7 弁室
8 弁座部材
8a 弁座
8b 傾斜面
9 弁口
11 導管継手
11a 第1開口
12 導管継手
12a 第2開口
13 筒状基台
14 筒状保持部材
14c 隔壁
15 筒状軸受部材
15i 雌ねじ
17 回転昇降軸
17a 雄ねじ
19 支持部材
20 弁体
20a 弁体部
20b 上側円筒部(上側筒部)
20c スカート部
20dA 下側円筒部(下側筒部)
23 推力伝達部材
24 押さえ部材
25 開弁ばね
30 背圧室
32 均圧通路
32b 太通路部
32c 細通路部
40 不思議遊星歯車式減速機構
50 ステッピングモータ(昇降駆動部)
55 ステータ
57 ロータ
58 キャン

Claims (6)

  1. 内部に弁室が画成されると共に側部と底部に第1開口と第2開口が形成された弁本体と、前記弁室に開口する弁口と弁座とを有して前記弁本体の前記第2開口に固着された弁座部材と、前記弁室に昇降可能に配置された弁体と、該弁体を前記弁座に対して昇降させる昇降駆動部と、を備えた電動弁であって、
    前記弁体は、前記弁口に向かって開口する筒状体からなり、かつ、該筒状体の内径が前記弁口に向かって連続的もしくは段階的に拡がるスカート部を備えていることを特徴とする電動弁。
  2. 前記スカート部の昇降方向下方には、内径が一定の下側筒部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記スカート部の昇降方向上方には、内径が一定の上側筒部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  4. 前記スカート部の昇降方向上端部の内径と前記上側筒部の内径とは同一であることを特徴とする請求項3に記載の電動弁。
  5. 前記スカート部の昇降方向上端部の内径は前記上側筒部の内径よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の電動弁。
  6. 前記スカート部の内周面と前記上側筒部の内周面とは、昇降方向に垂直な平面を介して接続されていることを特徴とする請求項5に記載の電動弁。
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