JP6585380B2 - 電動弁 - Google Patents

電動弁 Download PDF

Info

Publication number
JP6585380B2
JP6585380B2 JP2015101345A JP2015101345A JP6585380B2 JP 6585380 B2 JP6585380 B2 JP 6585380B2 JP 2015101345 A JP2015101345 A JP 2015101345A JP 2015101345 A JP2015101345 A JP 2015101345A JP 6585380 B2 JP6585380 B2 JP 6585380B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
motor
side portion
porous body
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015101345A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016217409A (ja
Inventor
原田 貴雄
貴雄 原田
健資 田渕
健資 田渕
武徳 延木
武徳 延木
哲平 浅野
哲平 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP2015101345A priority Critical patent/JP6585380B2/ja
Publication of JP2016217409A publication Critical patent/JP2016217409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6585380B2 publication Critical patent/JP6585380B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Valves (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Description

本発明は、電動弁に係り、例えばヒートポンプ式冷暖房システム等に使用される電動弁に関する。
従来から、小型化、大容量化、省電力化を目指した電動弁の開発が進められている。そのような従来の電動弁の一例として、特許文献1には、閉弁方向に働く力を可及的に小さくし、より小さなばね荷重の開弁ばねを使用できるようにした技術が開示されている。
特許文献1に開示されている電動弁は、弁室、該弁室に開口する横向きの第1入出口、前記弁室に開口する縦向きの弁座付き弁口、及び該弁口に連なる第2入出口を有する弁本体と、前記弁口を開閉すべく前記弁室に昇降可能に配在された弁体と、該弁体を昇降させるための電動モータを有する昇降駆動手段と、前記弁体を開弁方向に付勢する開弁ばねと、を備え、前記弁口の口径と前記弁体の上方に画成される背圧室の室径とが略同一に設定されるとともに、前記弁体内に、前記弁口と前記背圧室とを連通させるべく下端面が開口した均圧通路が設けられ、前記均圧通路の下端開口面積を前記弁口面積で除した値が所定範囲内となるように各部の寸法が設定されているものである。
ところで、この種の電動弁においては、流体(冷媒)が第1入出口から第2入出口に向かう第1流れ方向と第2入出口から第1入出口に向かう第2流れ方向との双方向に流されるが、例えば気体からなる冷媒(ガス冷媒)がガス過多の状態で第1流れ方向に流される場合、第1入出口側から弁室を視て弁口の左右の部分と弁本体の内壁面との間の領域付近で周期的な渦流が発生し、それに伴い異音が生じるといった問題があった。また、例えば冷媒がガス過多の状態で第2流れ方向に流される場合、弁口の第1入出口とは反対側の部分と弁本体の内壁面との間の領域(特に、その領域のうちの弁口に近い領域)付近で周期的な渦流が発生し、それに伴い異音が生じるといった問題があった(図4参照)。具体的には、例えば冷媒がガス過多の状態で第1流れ方向に流される場合、高差圧かつ極めて小さな弁開度で、上記した周期的な渦流が発生することが本発明者等による実験によって確認された(図5参照)。
このような使用時における異音の発生は、従来から各種弁装置にて懸念されており、特許文献2、3には、冷凍サイクルに使用される膨張弁やドライ弁において異音の発生を抑制する従来技術が開示されている。
特許文献2に開示されている膨張弁は、側面及び下面に開口を持ち内部に空間を有する本体と、前記本体内部において絞り部を形成する弁体と弁座と、前記弁体に連結し上部にロータを有するシャフトと、前記シャフトおよび前記ロータを囲うケースと、前記ロータの外周に位置するステータと、前記弁体および前記シャフトを支持する支持手段と、前記本体の側面の開口に結合する第1のパイプと前記本体の下面の開口に結合する第2のパイプを有する膨張弁において、前記本体内部に位置し一端が前記本体に固定され他端が前記支持手段に固定され、側面に複数個の貫通穴を有する中空形状の整流手段を備えたものである。
また、特許文献3に開示されているドライ弁は、弁座の周囲側に弁閉状態にて弁室と弁出口とを連通する通路を設け、この通路に多孔体からなる絞りを配置し、さらに、上記ドライ弁の弁棒側に弁閉状態にて上記多孔体に接触する弾性体を設け、この弾性体を弁体として機能させると共に、この多孔体を弁座として機能させたものである。
特開2013−130271号公報 特開平9−310939号公報 特開2002−235969号公報
しかしながら、特許文献2に開示されている従来技術では、第1の配管から流入した冷媒が、本体および整流手段により形成された空間に回りこみ、整流手段に形成された複数の貫通孔から弁体のある空間に流入し、弁体および弁座によって形成された絞り部を通過して第2の配管へと流れることになるため、冷媒の不均一状態によって引き起こされる圧力の変動による弁体およびケースの振動を抑えて騒音を低減し得るものの、冷媒の流量損失が大きくなるといった問題や整流手段の配置構成が煩雑となるといった問題が発生する。
また、特許文献3に開示されている従来技術では、冷媒が多孔体を通過する際に整流され、冷媒流音が最も顕著な気液二相流が流入する場合においても、この気液二相流が均一化されてこの均一化された状態で減圧されるため、不連続音が低減されて消音効果が得られるものの、冷媒の流量損失が大きくなるといった問題や多孔体を弁座として機能させる必要があるといった問題が発生する。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、従前の電動弁に対して大きな変更を加えることなく、簡単な構成で流体の流量損失を抑制しながら、第1流れ方向や第2流れ方向に流体が流される場合に生じる異音を低減することのできる電動弁を提供することにある。
本発明者等は、鋭意研究の結果、弁口の側方を含む領域に多孔体からなる渦流発生防止手段を配設することにより、電動弁において第1流れ方向や第2流れ方向に流体が流される場合に生じる異音を有効に低減し得ることを見出した。
すなわち、上記する課題を解決するために、本発明に係る電動弁は、内部に弁室が画成されると共に側部と底部に第1開口と第2開口が形成された弁本体と、前記弁室に開口する弁口及び弁座を有して前記弁本体の前記第2開口に設けられた弁座部材と、前記弁室に昇降可能に配置された弁体と、該弁体を前記弁座に対して昇降させる昇降駆動部と、前記弁本体に固定され、前記弁体の一部を突出させるように前記弁体を摺動自在に内嵌保持するスリーブ部を有する筒状保持部材と、を備えた電動弁であって、前記弁室のうち、前記弁口の側方より下方から前記筒状保持部材の前記スリーブ部の側方且つ前記弁本体における前記弁室の天井面より下方の位置までの上下方向範囲に亘って延設されるとともに上下方向範囲に亘って前記第1開口に対応する部分が切り欠かれ、該対応する部分を除いて、前記弁体の前記筒状保持部材から突出する部分の周囲を覆う多孔体が配設されていることを特徴としている。
好ましい態様では、前記多孔体は、前記弁座部材に固着される。
別の好ましい態様では、前記多孔体は、前記弁本体の内壁面との間に所定の隙間を有する状態で固着される。
前記多孔体は、好ましくは、線材を網目状に織り込んだメッシュ部材、複数の前記メッシュ部材を積層させた積層体、発泡部材、及び、複数の開口を形成した板状部材のうちの少なくとも一つから構成される。
前記多孔体は、より好ましくは、線材を網目状に織り込んだメッシュ部材から構成される。
また、前記多孔体は、折り畳んで形成されてもよい。その場合、前記多孔体は、下端位置が相対的に高くて上下方向長さが短い短辺部と下端位置が相対的に低くて上下方向長さが長い長辺部とからなり、前記短辺部が前記長辺部に重なるように折り畳むと共に前記長辺部が前記短辺部の内側に位置するように前記弁座部材の外周形状に合わせて変形させることにより形成されるとよい。
更に好ましい態様では、前記多孔体は、前記短辺部の前記長辺部側とは反対側の端部と前記長辺部の前記短辺部側とは反対側の端部とが位置合わせされて接合される。
更なる好ましい態様では、前記多孔体は、前記長辺部のうち前記短辺部と重なっていない部分が前記弁座部材に接合されて固着される。
本発明の電動弁によれば、弁室のうち、弁口の側方より下方から弁体を昇降自在に内嵌保持する筒状保持部材のスリーブ部の側方且つ弁本体における弁室の天井面より下方の位置までの上下方向範囲に亘って、弁本体の側部に設けられた第1開口に対応する部分が切り欠かれた多孔体が配設されるので、第1流れ方向や第2流れ方向に流体(ガス冷媒)が流される場合に、前記多孔体により、弁口と弁本体の内壁面との間の領域付近での渦流の発生、特に筒状保持部材のスリーブ部から突出した弁体の露出部の近傍での渦流の発生を抑制することができるため、従前の電動弁に対して大きな変更を加えることなく、簡単な構成で流体の流量損失を抑制しながら、電動弁に生じる異音を効果的に低減することができる。
本発明に係る電動弁の一実施形態を示す縦断面図。 図1のA−A矢視断面図。 図1に示す多孔体(メッシュ部材)の作製工程、及び、弁座部材と多孔体の組付工程を説明した図。 従来構造の電動弁の開弁時における渦流の発生箇所を示す図。 従来構造の電動弁の開弁時における渦流の発生の有無を測定した実験結果を示す図。
以下、本発明に係る電動弁の実施形態を図面を参照して説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明に係る電動弁の一実施形態を示す縦断面図、図2は、図1のA−A矢視断面図である。なお、図2では、弁体を省略して示している。
図示実施形態の電動弁1は、例えばヒートポンプ式冷暖房システム等において膨張弁として使用され、流体(冷媒)が双方向(第1流れ方向とその逆の第2流れ方向)に流動し、かつ、少なくとも一方向には大流量が流動する流路に対応した双方向流通型の電動弁である。
電動弁1は、主として、板金製の筒状基体6を有する弁本体5と、弁本体5に固着されたキャン58と、弁本体5及びキャン58によって画成された内部空間で弁本体5に固定配置された支持部材19と、支持部材19により支持されて前記内部空間に昇降可能に配置された弁体20と、弁体20を昇降させるべく弁本体5の上方に取り付けられたステッピングモータ(昇降駆動部)50と、を備えている。
弁本体5の筒状基体6は、その内部に弁室7が画成されると共に、その側部に弁室7に開口する横向きの第1開口11aが形成され、その底部に弁室7に開口する縦向きの第2開口12aが形成されている。弁本体5の筒状基体6の底部に形成された第2開口12aには、弁室7に開口する縦向きの弁口9及び弁座8aを有する段付き円筒状の弁座部材8が固着されている。そして、筒状基体6の側部に形成された第1開口11aに横向きの導管継手11がろう付け等により取り付けられ、弁座部材8の底部8C側に形成された弁口9よりも大径の接続口12bに、弁座部材8の弁口9に連通する縦向きの導管継手12がろう付け等により取り付けられている。
より具体的には、前記弁座部材8は、例えばSUS等の金属製であり、その短円筒状の底部8Cが第2開口12aに嵌合されて弁本体5の筒状基体6に固着され、その底部8C側に形成された前記接続口12bに導管継手12が嵌挿されて取り付けられている。また、この弁座部材8は、前記弁座8aが設けられた小径上部8Aと前記導管継手12が嵌合された大径下部8Bとを有しており、弁座部材8の小径上部8Aの上端部には、弁座8aに連接する傾斜面8bが形成され、この傾斜面8bの上端部が第1開口11aに取り付けられた導管継手11の略中央近傍もしくは導管継手11の中央よりも僅かに下方に位置するように、かつ、弁座8a(弁口9の上端部)が第1開口11aに取り付けられた導管継手11の側方に位置するように、弁座部材8と導管継手11とが配設されている。また、弁座部座8の小径上部8Aの外径は、後述する支持部材19の筒状保持部材14(のスリーブ部14d)の外径と略同じとされ、弁座部座8の大径下部8Bの外径は、筒状保持部材14(のスリーブ部14d)の外径より若干大きくされている。
弁本体5の筒状基体6の上方開口部には、上方に向かって縮径する段付きの筒状基台13が取り付けられ、その筒状基台13の下面により前記弁室7の天井面が形成されている。筒状基台13の上端部には、天井部を有する円筒状のキャン58の下端部が溶接等によって接合されている。
支持部材19は、隔壁14c付き筒状保持部材14及び雌ねじ15i付き軸受部材15を有し、前記筒状基台13の内側に、前記筒状保持部材14がその隔壁14cより下側の部分である円筒状のスリーブ部14dを弁室7に突出させるようにして圧入等により固定されている。また、その筒状保持部材14の上部に、内周面下方に雌ねじ15iが螺設された筒状の雌ねじ付き軸受部材15がかしめ等により固定されている。なお、雌ねじ付き軸受部材15の下面の中心側には突設部15aが形成され、該突設部15aにも雌ねじ15iが螺設されている。また、筒状保持部材14の隔壁14cと雌ねじ付き軸受部材15との間にばね室14aが画成され、該ばね室14aに弁体20を開弁方向に付勢する開弁ばね25が収納されている。
弁体20は、その中心部に該弁体20の昇降方向(上下方向)に沿う均圧通路32が形成された筒状体からなり、該弁体20の上部が前記筒状保持部材14における隔壁14cよりも下側の弁体ガイド穴14bに摺動自在に内嵌され、該弁体20の下部は前記筒状保持部材14(の弁体ガイド穴14b)から前記弁座部材8(の弁口9)に向けて突出している。弁体20は、上方から、内径が一定の上側円筒部20bと、弁座部材8の弁口9に向かって内径が連続的に拡がるスカート部20cとを有する。上側円筒部20bの中心穴は、推力伝達部材23の小径下部23cが嵌合固定される嵌合穴20dとされ、スカート部20cの下端部は、弁座部材8の弁座8aに接離して弁口9を開閉する略円錐台状の弁体部20aとされている。上側円筒部20bの内径とスカート部20cの上端部の内径とは同一であり、従って、上側円筒部20bの内周面はスカート部20cの内周面と連続的に繋がっている。
また、本実施形態では、前記弁座部材8の大径下部8Bの外周に、渦流発生防止手段としての多孔体4が固着されている。この多孔体4は、例えばSUS等の金属製の線材を網目状に織り込んだメッシュ部材から作製され、当該大径下部8Bの外周から、弁座部材8の弁口9の側方(外側)の位置を超えて筒状保持部材14のスリーブ部14dの側方(すなわち、筒状保持部材14のスリーブ部14dの下端より上方且つ弁室7の天井面より下方の位置)まで延設されると共に、第1開口11aに取り付けられた導管継手11の内部と弁室7とを流通する流体の流れを阻害しないように、弁体20の昇降方向(上下方向)の全体に亘って第1開口11aに対応する部分が切り欠かれた横断面C字状を有する(図2参照)。言い換えれば、前記多孔体4は、第1開口11aに対応する部分を除いて、前記弁体20の筒状保持部材14(の弁体ガイド穴14b)から突出する部分の周囲を覆うように、弁座部材8の弁口9の側方より下方から筒状保持部材14のスリーブ部14dの側方且つ前記弁室7の天井面より下方の位置までの上下方向範囲に亘って配設されている。ここで、上記したように、弁座部座8の大径下部8Bの外径は、筒状保持部材14のスリーブ部14dの外径より大きくされているので、多孔体4は、筒状保持部材14のスリーブ部14dの側方において、当該スリーブ部14dと間隔をあけて配置される。また、この多孔体4の厚さは、弁座部材8の大径下部8B(の外周面)と筒状基体6(の内壁面)との距離よりも小さくされているので、前記多孔体4は、前記弁本体5の筒状基体6の内壁面との間に所定の隙間αを有する状態で弁室7内に保持されている。
より詳細には、前記多孔体4(メッシュ部材)は、図3に示すように、下端位置が相対的に高くて上下方向長さが短い矩形シート状の短辺部4aと下端位置が相対的に低くて上下方向長さが長い矩形シート状の長辺部4bとからなるブランク材から作製される。このブランク材を、短辺部4aが長辺部4bに重なるように当該短辺部4aと長辺部4bとの間に画成された上下方向に延びる境界4cを折り目として折り畳むと共に、長辺部4bが短辺部4aの内側に位置するように弁座部材8の大径下部8Bの外周形状に合わせて横断面C字状に変形させ、さらに、短辺部4aと長辺部4bとを溶接等によって接合することにより、前記多孔体4が形成される。ここで、短辺部4aの横方向長さlaは、長辺部4bの横方向長さlbより若干長くされ、変形させたときに短辺部4aの長辺部4b側とは反対側の端部4cと長辺部4bの短辺部4a側とは反対側の端部4dとが一致するように寸法設計されているので、短辺部4aの端部4cと長辺部4bの端部4dとを位置合わせした状態でその上下2箇所を接合することにより(溶接部4f)、前記多孔体4の形状が保持される。そして、長辺部4bのうち短辺部4aと重なっていない部分(非重畳部)からなる多孔体4の下端部を弁座部材8の大径下部8Bに外嵌し、その非重畳部を弁座部材8の大径下部8Bの外周に溶接等により接合(本実施形態では、横断面C字状の多孔体4の周方向における両端部とその中間部(不図示)の3箇所をスポット溶接、接合部4g)することにより、当該多孔体4が弁座部材8に固着される。
なお、このように多孔体4が固定された弁座部材8は、その弁口9に導管継手12を取り付けた後、横断面C字状の多孔体4の切欠き部分を筒状基体6(予め導管継手11を取り付けた筒状基体6)の第1開口11aに取り付けられた導管継手11に対して位置合わせしながら、筒状基体6の上方開口部から落し込むように筒状基体6の内部(すなわち、弁室7内)に挿入し、その底部8Cを筒状基体6の第2開口12aにかしめ等により固定する。その後、前記支持部材19や弁体20、ロータ57、キャン58等が取り付けられた筒状基体13を筒状基体6の上方開口部に溶接等により接合することで、当該電動弁1が組み立てられることとなる。
一方、弁本体5の上方に取り付けられたステッピングモータ50は、ヨーク51、ボビン52、コイル53、樹脂モールドカバー54等からなるステータ55と、キャン58の内部に該キャン58に対して回転自在に配置され、ロータ支持部材56がその上部内側に固着されたロータ57と、を有している。ステータ55は、キャン58に外嵌固定されている。また、ロータ57の内周側には、ロータ支持部材56に一体に形成された太陽歯車41、筒状保持部材14の上部に固着された筒状体43の上端に固定された固定リング歯車47、太陽歯車41と固定リング歯車47との間に配置されてそれぞれに歯合する遊星歯車42、遊星歯車42を回転自在に支持するキャリア44、遊星歯車42に外側から歯合する有底リング状の出力歯車45、出力歯車45の底部に形成された孔にその上部が圧入等によって固着された出力軸46等からなる不思議遊星歯車式減速機構40が設けられている。ここで、固定リング歯車47の歯数は、出力歯車45の歯数とは異なるように設定されている。
出力軸46の上部の中心部には孔が形成され、該孔には太陽歯車41(ロータ支持部材56)とキャリア44の中心部を挿通した支持軸49の下部が挿通されている。この支持軸49の上部は、キャン58の内径と略同一の外径を有し、ロータ支持部材56の上側でキャン58に内接して配置される支持部材48の中心部に形成された孔に挿通されている。ロータ57自体は、支持部材48等によってキャン58の内部で上下動しないようになっており、キャン58に外嵌固定されたステータ55との位置関係が常に一定に維持されている。
減速機構40の出力軸46の下部は、該出力軸46等を支持する支持部材19を構成する雌ねじ付き軸受部材15の上部に回転自在に嵌挿され、出力軸46の下部には、その中心を通るように横方向に延びるスリット状の嵌合部46aが形成されている。雌ねじ付き軸受部材15の内周面下方に螺設された雌ねじ15iと螺合する雄ねじ17aが螺設された回転昇降軸17の上端には板状部17cが突設され、板状部17cがスリット状の嵌合部46aに摺動自在に嵌合されている。出力軸46がロータ57の回転に応じて回転すると、出力軸46の回転が回転昇降軸17に伝達され、軸受部材15の雌ねじ15iと回転昇降軸17の雄ねじ17aのねじ送りによって回転昇降軸17が回転しながら昇降する。
回転昇降軸17の下方には、該回転昇降軸17の下方への推力がボール18、ボール受座16を介して伝達される段付き筒状の推力伝達部材23が配置されている。
推力伝達部材23は、上方から、内周に前記ボール受座16が嵌め込まれる大径上部23a、前記筒状保持部材14の隔壁14cに形成された孔に摺動自在に挿通される中間胴部23b、該中間胴部23bよりも小径の小径下部23cから構成され、その内部には、弁体20内に形成された均圧通路32の上部を構成する縦向きの貫通孔32d及び後述する背圧室30に開口する複数個の横孔32eが形成されている。なお、貫通孔32dの上端開口はボール受座16によって閉塞されている。
推力伝達部材23の小径下部23cは、上記したように、弁体20の上側円筒部20bの嵌合穴20dに圧入等により嵌合固定されており、弁体20と推力伝達部材23は一体に昇降される。なお、弁体20の上端面と推力伝達部材23の中間胴部23bの下端段差部との間には、小径下部23cの圧入時において押さえ部材24が挟み込まれて固定され、この押さえ部材24と弁体20の上端部に形成された環状溝と弁体ガイド穴14bとの間にOリング等のシール部材38が装着されている。
また、筒状保持部材14の隔壁14cよりも上側のばね室14aには、上記したように、圧縮コイルばねからなる開弁ばね25がその下端を隔壁14cに当接させた状態で配置されると共に、この開弁ばね25の付勢力(引き上げ力)を推力伝達部材23を介して弁体20に伝達すべく、上下に鍔状の引っ掛け部28a、28bを有する引き上げばね受け体28が配在されている。引き上げばね受け体28の上側の引っ掛け部28aは開弁ばね25の上部に載置され、下側の引っ掛け部28bは推力伝達部材23の大径上部23aの下端段差部に掛止される。また、筒状保持部材14には、前記ばね室14aとキャン58の内部を連通する連通孔14dが形成されている。
したがって、モータ50のロータ57を一方向に回転駆動させると、減速機構40の出力軸46を介してロータ57の回転が回転昇降軸17に減速されて伝達され、雌ねじ付き軸受部材15の雌ねじ15iと回転昇降軸17の雄ねじ17aによるねじ送りによって回転昇降軸17が回転しながら例えば下降され、回転昇降軸17の推力により推力伝達部材23及び弁体20が開弁ばね25の付勢力に抗して押し下げられ、最終的には弁体20のスカート部20cの下端部からなる弁体部20aが弁座8aに着座して弁口9が閉じられる(図1参照)。それに対し、モータ50のロータ57を他方向に回転駆動させると、減速機構40の出力軸46を介してロータ57の回転が回転昇降軸17に減速されて伝達され、前記雌ねじ15iと雄ねじ17aによるねじ送りによって回転昇降軸17が回転しながら例えば上昇され、それに伴い推力伝達部材23及び弁体20が開弁ばね25の付勢力によって引き上げられ、弁体部20aが弁座8aから離間して弁口9が開かれる。
また、前記弁体20の上方で押さえ部材24と筒状保持部材14の隔壁14cとの間に背圧室30が画成されている。弁体20内には、該弁体20の下端部と前記背圧室30とを連通させるべく、下方から、下端が弁口9に向かって開口したスカート部20cの内周面からなる太通路部32bと、上側円筒部20bの内周面からなる細通路部32c(嵌合穴20d)とを有する均圧通路32が形成され、その細通路部32cが推力伝達部材23の貫通孔32d及び横孔32eを介して背圧室30に連通している。ここでは、閉弁状態において弁体20に作用する押し下げ力(閉弁方向に働く力)と弁体20に作用する押し上げ力(開弁方向に働く力)とをバランス(差圧をキャンセル)させるべく、背圧室30の室径と弁口9の口径とは略同一に設定されている。
かかる構成の電動弁1においては、モータ50のロータ57を他方向に回転駆動させて弁口9を開弁した際、流体(冷媒)が第1流れ方向(第1開口11aに接続された導管継手11から第2開口12aの弁座部材8に接続された導管継手12へ向かう流れ方向)とその逆の第2流れ方向の双方向に流されるが、気体からなる冷媒(ガス冷媒)がガス過多の状態で第1流れ方向や第2流れ方向に流される場合に、少なくとも弁座部材8の弁口9の側方を含む領域に配設された横断面C字状の多孔体4により、弁口9と弁本体5の内壁面との間の領域(特に、冷媒が第1流れ方向に流される場合には第1開口11a側から弁室7を視て弁口9の左右の部分と弁本体5の内壁面との間の領域、流体が第2流れ方向に流される場合には弁口9の第1開口11aとは反対側の部分と弁本体5の内壁面との間の領域であって特にそのうちの弁口9に近い領域)で発生する渦流の周期性が失われ、その領域での渦流の発生が抑制されるため、電動弁1に生じる異音を低減することができる。
特に、本実施形態では、弁体20の一部が筒状保持部材14(の弁体ガイド穴14b)から突出(露出)しており、その弁体20の露出部の周りで発生した渦流により当該弁体20が振動し、この振動が当該弁体20と連なる他部品に伝達されて共振し、それに伴い前記異音が大きくなることが本発明者等による実験により確認されているが、前記した多孔体4は、前記露出部の周囲を覆うように、前記弁口9の側方より下方から筒状保持部材14のスリーブ部14dの側方且つ弁本体5における弁室7の天井面より下方の位置まで延設されているので、弁体20の露出部の近傍での渦流の発生が抑制され、前記した共振現象の発生が確実に防止されるため、電動弁1に生じる異音をより効果的に低減することができる。
具体的には、冷媒がガス過多の状態で第1流れ方向に流される場合に、導管継手11側と導管継手12側との差圧が高い(0.7〜2.0MPa程度)状況下において電動弁1のステッピングモータ50への通電パルス量を150パルスから300パルスまで変化させた場合に従来構造の電動弁で発生した渦流(図5参照)が確実に消失することが、本発明者等による実験によって確認された。
また、本実施形態の電動弁1では、前記多孔体4が、弁本体5の内壁面との間に所定の隙間αを有する状態で弁座部材8の外周に固着されるので、予め多孔体4を弁座部材8に溶接等により固着することにより、従前の電動弁と同様の手順で当該電動弁1を容易に組み立てることができる。また、前記多孔体4は、筒状保持部材14のスリーブ部14dと間隔をあけて配置されるので、これによっても、当該電動弁1の組立工程を簡素化することができる。
また、本実施形態の電動弁1では、渦流発生防止手段としての多孔体4として、金属製の線材を網目状に織り込んだメッシュ部材であって、短辺部4aと長辺部4bとからなるブランク材を、短辺部4aが長辺部4bに重なるように折り畳むと共に長辺部4bが短辺部4aの内側に位置するように変形させて形成したメッシュ部材を使用し、長辺部4bのうち短辺部4aと重なっていない部分を弁座部材8に接合して固着しているので、多孔体(メッシュ部材)4を弁座部材8に接合する際のパラメータ管理が容易になり、これによっても、当該電動弁1の製造工程を簡素化することができる。すなわち、多孔体4と弁座部材8との接合を例えば抵抗溶接により行う場合においては、長辺部4bのうち短辺部4aと重なっていない部分を弁座部材8に接合することにより、多孔体4及び弁座部材8に対する電極の押付力や電流値等のパラメータ管理が容易となる。
勿論、多孔体4は、ブランク材を折り畳まずにそのまま用いてもよいが、折り畳む場合には、図3に示されたような形状ではなく、そのブランク材を左右両端が同一の寸法である単なる矩形状とし、これを折り畳んで弁座部材8に取り付けてもよい。すなわち、この場合には、折り畳まれて二重に重なった部分が弁座部材8に接合される。また、接合も抵抗溶接以外の如何なる手法で行われてもよい。
また、上記した実施形態では、渦流発生防止手段としての多孔体4として金属製の線材を網目状に織り込んだメッシュ部材を採用したが、前記メッシュ部材に代えて、例えば、金属製の発泡部材、複数の開口を形成した金属板(板状部材)からなるパンチングメタル、フォトエッチング法により複数の開口を形成した金属板(板状部材)などを採用してもよいし、それらを組み合わせて使用してもよい。また、上記した実施形態では、一枚のメッシュ部材を折り畳んで積層体としたが、複数のメッシュ部材を積層させた積層体を使用してもよいことは言うまでも無い。また、前記多孔体4は、金属以外に、例えばセラミックや樹脂などから形成してもよいことは勿論である。また、前記発泡部材、前記金属板(板状部材)を折り畳んで多孔体4としてもよく、さらにまた、前記複数のメッシュ部材を積層させた積層体をさらに折り畳んで多孔体4としてもよいことは当然である。
また、上記した実施形態では、弁体20が弁座部材8の弁口9に向かって内径が拡がるスカート部20cを有する形態を採用したが、弁体20の内部形状等は適宜に変更することができ、例えば、当該弁体20は上下方向に亘って一定の内径を有していてもよい。
前述の説明において本実施形態の電動弁は、例えばヒートポンプ式冷暖房システム等において膨張弁として使用され、流体が双方向に流動する双方向流通型の電動弁としたが、本発明の電動弁は、ヒートポンプ式冷暖房システム以外の他のシステムにも適用し得ることは言うまでもなく、また流体が一方向のみに流動する電動弁に適用されるものであってもよいことは当然である。
1 電動弁
4 多孔体
5 弁本体
6 筒状基体
7 弁室
8 弁座部材
8A 小径上部
8B 大径下部
8C 底部
8a 弁座
9 弁口
11 導管継手
11a 第1開口
12 導管継手
12a 第2開口
13 筒状基台
14 筒状保持部材
14c 隔壁
14d スリーブ部
15 筒状軸受部材
15i 雌ねじ
17 回転昇降軸
17a 雄ねじ
19 支持部材
20 弁体
20a 弁体部
40 不思議遊星歯車式減速機構
50 ステッピングモータ(昇降駆動部)
55 ステータ
57 ロータ
58 キャン

Claims (9)

  1. 内部に弁室が画成されると共に側部と底部に第1開口と第2開口が形成された弁本体と、前記弁室に開口する弁口及び弁座を有して前記弁本体の前記第2開口に設けられた弁座部材と、前記弁室に昇降可能に配置された弁体と、該弁体を前記弁座に対して昇降させる昇降駆動部と、前記弁本体に固定され、前記弁体の一部を突出させるように前記弁体を摺動自在に内嵌保持するスリーブ部を有する筒状保持部材と、を備えた電動弁であって、
    前記弁室のうち、前記弁口の側方より下方から前記筒状保持部材の前記スリーブ部の側方且つ前記弁本体における前記弁室の天井面より下方の位置までの上下方向範囲に亘って延設されるとともに上下方向範囲に亘って前記第1開口に対応する部分が切り欠かれ、該対応する部分を除いて、前記弁体の前記筒状保持部材から突出する部分の周囲を覆う多孔体が配設されていることを特徴とする電動弁。
  2. 前記多孔体は、前記弁座部材に固着されていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記多孔体は、前記弁本体の内壁面との間に所定の隙間を有する状態で固着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動弁。
  4. 前記多孔体は、線材を網目状に織り込んだメッシュ部材、複数の前記メッシュ部材を積層させた積層体、発泡部材、及び、複数の開口を形成した板状部材のうちの少なくとも一つから構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電動弁。
  5. 前記多孔体は、線材を網目状に織り込んだメッシュ部材から構成されていることを特徴とする請求項4に記載の電動弁。
  6. 前記多孔体は、折り畳んで形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電動弁。
  7. 前記多孔体は、下端位置が相対的に高くて上下方向長さが短い短辺部と下端位置が相対的に低くて上下方向長さが長い長辺部とからなり、前記短辺部が前記長辺部に重なるように折り畳むと共に前記長辺部が前記短辺部の内側に位置するように前記弁座部材の外周形状に合わせて変形させることにより形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電動弁。
  8. 前記多孔体は、前記短辺部の前記長辺部側とは反対側の端部と前記長辺部の前記短辺部側とは反対側の端部とが位置合わせされて接合されていることを特徴とする請求項7に記載の電動弁。
  9. 前記多孔体は、前記長辺部のうち前記短辺部と重なっていない部分が前記弁座部材に接合されて固着されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の電動弁。
JP2015101345A 2015-05-18 2015-05-18 電動弁 Active JP6585380B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015101345A JP6585380B2 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 電動弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015101345A JP6585380B2 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 電動弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016217409A JP2016217409A (ja) 2016-12-22
JP6585380B2 true JP6585380B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=57580547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015101345A Active JP6585380B2 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 電動弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6585380B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220020403A (ko) * 2018-08-17 2022-02-18 제지앙 둔안 아트피셜 인바이런먼트 컴퍼니 리미티드 전자 팽창 밸브

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS604397B2 (ja) * 1981-08-03 1985-02-04 イ−・アイ・デユポン・デ・ニモアス・アンド・カンパニ− 弁装置
JP2003097754A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2006097901A (ja) * 2001-10-29 2006-04-13 Mitsubishi Electric Corp 流量制御弁および冷凍空調装置および流量制御弁の製造方法
JP2004316454A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Toshiba Corp 蒸気弁
JP6410421B2 (ja) * 2013-11-01 2018-10-24 株式会社不二工機 電気的駆動弁
JP6302717B2 (ja) * 2014-03-27 2018-03-28 株式会社不二工機 電動弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016217409A (ja) 2016-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6302717B2 (ja) 電動弁
JP2016217408A (ja) 電動弁
JP6505151B2 (ja) 流量調整弁
JP6410421B2 (ja) 電気的駆動弁
JP5901960B2 (ja) 電動弁
JP6692215B2 (ja) 流量調整弁
JP6516960B2 (ja) 電動弁
JP6778752B2 (ja) 2段階式電子膨張弁
CN108626422B (zh) 电动阀以及使用了该电动阀的冷冻循环系统
JP6745141B2 (ja) 流量調整弁
JP2019500567A (ja) 二段式電子膨張弁
JP5627612B2 (ja) 膨張弁
JP6721175B2 (ja) 電動弁
JP2017129212A (ja) 流量調整弁
JP6585380B2 (ja) 電動弁
JP2013164125A (ja) 膨張弁
JP2019128001A (ja) 流量調整弁
JP2019199921A (ja) 三方切換弁
JP6661683B2 (ja) 電動弁
CN113785148A (zh) 流量控制阀
JP2019019983A (ja) 電気的駆動弁
EP1669649A1 (en) Fluid control valve with angled seal
JP5911706B2 (ja) 電動弁
JP2020148344A (ja) 電動弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6585380

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250