JP2004316454A - 蒸気弁 - Google Patents

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竜平 竹丸
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Abstract

【課題】弁ケーシングに収容するストレーナに、スクリーンを装着し、このスクリーンの強度を高く維持させ、蒸気中に含まれる不純物等を確実に除去する蒸気弁を提供する。
【解決手段】本発明に係る蒸気弁15は、弁ケーシング18と弁体24との間に配設されるストレーナ22の外周部に接合されるスクリーン36を、板状の多孔板からなるほぼ筒体として形成するとともに、このスクリーン36を外側に設置される仮設スクリーン38とその内側に設置される常設スクリーン37とで構成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気タービンプラント等に適用する蒸気弁に係り、特に弁ケーシング内に収容し、蒸気中に含まれる不純物や異物等を除去するストレーナに改良を加えた蒸気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、蒸気タービンプラントでは、機能、用途に応じて大小口径の異なる蒸気弁が数多く使用されている。これらの蒸気弁の中で、例えば、ボイラ等の蒸気発生器と蒸気タービンとの間に設けられている主蒸気止め弁や蒸気加減弁は、圧力16.6MPa〜24.1MPa、温度538℃〜566℃の超高圧、超高温の蒸気に晒される関係上、耐圧構造の超大形の蒸気弁になっている。
【0003】
超高圧、超高温の蒸気に晒される超大形の主蒸気止め弁や蒸気加減弁等の蒸気弁では、弁ケーシング内にストレーナを収容し、このストレーナにより、営業運転前の試運転による通気テスト時、建設、施工作業中に生成される溶接くずや工具等の置き忘れによる弁体への衝突等を防止し、事故の発生を未然に防止している。
【0004】
このような機能を有するストレーナを収容する蒸気弁は、図8に示すように、ボイラから蒸気入口1を介して案内された主蒸気を、ストレーナ2の蒸気入口1に臨む閉鎖部3に衝突させた後、ストレーナ2の周方向に沿って旋回させ、旋回させた蒸気をストレーナ2の透口4を介してストレーナ2内に流入させ、ここから蒸気出口5を介して蒸気タービンに供給している。
【0005】
蒸気弁をこのような構造にすることにより、試運転時の蒸気入口1から流入する蒸気中に含まれる異物は、ストレーナ2のスクリーン7に直接当たらないようにしている。特に試運転開始直後には、比較的大きな異物が流れてくることが多々あり、このような異物が直接スクリーン7に衝突すると、スクリーン7を突き破り蒸気弁内部に流入してしまう。そのために、たとえ大きな異物の流入があっても、一度閉鎖部3に衝突させて減速させ、確実にスクリーン7で捕獲ができるようにしている。
【0006】
したがって、ボイラで生成される比較的微細な酸化スケール等の不純物は、図8および図9に示すように、ストレーナ2の胴体6の周方向に沿って固設するスクリーン7で除去するようになっている。
【0007】
このスクリーン7は、ストレーナ2の胴体5内の一部に周設する常設スクリーン8、その外側に配置する仮設スクリーン9、その外側に配置する保護スクリーン10の三重構造になっている。
【0008】
これら三重構造のスクリーン7のうち、常設スクリーン8は、比較的メッシュを粗くした金網にし、仮設スクリーン9は、比較的メッシュを細かくした金網にし、保護スクリーン10は、比較的メッシュを粗くした金網にし、図10に示すように、ストレーナ2の胴体5に対し、リベット11で固設支持している。
【0009】
最近の大容量蒸気タービンプラントにおいて、常設スクリーン8は、通常運転時、ボイラ等から生成される酸化スケール等の不純物を除去するためにメッシュの粗い金網を採用し、仮設スクリーン9は、試験運転期間中の不純物を除去するためにメッシュの細かい金網を使用し、保護スクリーン10は、仮設スクリーン9を保護する観点からメッシュの粗い金網を使用している。
【0010】
金網のメッシュは、強度、蒸気の圧力損失、不純物の除去性を総合的に勘案して設定されている。
【0011】
また、三重構造のスクリーン7のうち、仮設スクリーン9と保護スクリーン10とは、試運転期間中に使用され、試運転期間が過ぎると取り外される。そして、通常運転に入ると、常設スクリーン8は、ストレーナ2の胴体6に対し、再びリベット11で固設支持される。
【0012】
なお、蒸気タービンプラントに適用されるインターセプト弁等の蒸気弁にストレーナを設けた例として、特開平10−8913号公報(特許文献1)が開示されている。
【0013】
【特許文献1】
特開平10−8913号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ストレーナに三重構造のスクリーンを周設する蒸気弁では、蒸気中に含まれる不純物や異物等のストレーナ内への流入を確実に防止でき、蒸気タービンに安全かつ安定運転を行わせることができる反面、スクリーンに金網を使用しているため、超高圧、超高温の蒸気による熱衝撃力をまともに受け、長年の使用の結果、金網の伸縮や弛みに伴う振動や騒音が発生し、遂には金網を破損させる等の不具合があった。
【0015】
また、最近のように、プラント熱効率の向上を求めるあまり、蒸気タービンの蒸気温度をより一層高温化させると、スクリーン自身の許容応力が小さくなってきつつある。このため、強度を強化するあまり、金網の線径を太くすると、メッシュの細かいものが作れず、微細な不純物等を除去できなくなる相反する問題がある。
【0016】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、ストレーナに周設するスクリーンの強度を高く維持しつつ、微粒な不純物でも確実に除去できる蒸気弁を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る蒸気弁は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、蒸気入口部と、この入口部から流入する蒸気の流量を調整する弁体と、この弁体を収納するとともに前記蒸気入口部と連通する弁ケーシングと、前記弁体と弁ケーシングの間に弁体を囲むように配設され、蒸気中に含まれる異物を除去するストレーナと、このストレーナ外周部に機械的に接合されるスクリーンとから構成される蒸気弁において、前記スクリーンは、多孔板で形成されたスクリーンを1つまたは複数組合わせて構成するものである。
【0018】
また、本発明に係る蒸気弁は、上述の目的を達成するために、請求項2に記載したように、前記スクリーンは、外側に配設される仮設スクリーンと、この仮設スクリーンの内側に配設される常設スクリーンとからなるものである。
【0019】
また、本発明に係る蒸気弁は、上述の目的を達成するために、請求項3に記載したように、前記仮設スクリーンの孔の径は、前記常設スクリーンの孔の径と等しいかそれ以下とするものである。
【0020】
また、本発明に係る蒸気弁は、上述の目的を達成するために、請求項4に記載したように、前記仮設スクリーンの孔の位置と、前記常設スクリーンの孔の位置とをずらして配設するものである。
【0021】
また、本発明に係る蒸気弁は、上述の目的を達成するために、請求項5に記載したように、前記常設スクリーンは、その上下端を溶接により中間部をリベットにより前記ストレーナに接合するとともに、前記仮設スクリーンは、中間部に前記リベットを挿通させる挿通孔を有するとともにその上下端を溶接により接合するものである。
【0022】
また、本発明に係る蒸気弁は、上述の目的を達成するために、請求項6に記載したように、前記スクリーンを形成する多孔板の孔は、この円筒を平面に展開したときに、孔の径をd、配列ピッチをaとした正三角形状に配列されるとともに、前記ストレーナにおけるスクリーンの配設位置に応じて孔の径dと配列ピッチaを任意に選択するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る蒸気弁の実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
【0024】
図1は、本発明に係る蒸気弁の第1実施形態を示す概略縦断面図である。
【0025】
本実施形態に係る蒸気弁15は、例えば主蒸気止め弁と、蒸気加減弁とを一つの弁ケーシングに収容させたいわゆる組合せ構造の大形弁の例である。
【0026】
本実施形態に係る蒸気弁15は、主蒸気止め弁に相当する第1弁装置16を主蒸気の流れの上流側に、蒸気加減弁に相当する第2弁装置17を第1弁装置16の下流側にそれぞれ配置するとともに、第1弁装置16と第2弁装置17とを一つあるいは共通の弁ケーシング18内に収容している。
【0027】
第1弁装置16は、弁ケーシング18に第1主蒸気入口19と、第2弁装置17の第2主蒸気入口20に連通する第1主蒸気出口21とを備えるとともに、内部に酸化スケール等の不純物を除去する筒状のストレーナ22を収容している。
【0028】
また、第1弁装置16は、第1主蒸気出口21側に設けた第1弁座23に自在に接離させる第1弁体24と、第1弁棒25を介して第1弁体24を進退駆動させる第1駆動装置26とを備えている。
【0029】
ここで、第1弁体24を進退駆動させる第1駆動装置26を、第1主蒸気入口19の軸線と交差する方向で、かつ弁ケーシング18の外側に設けたのは、弁ケーシング18内の主蒸気が流れる通路をより広く確保させ、主蒸気の圧力損失を少なくさせるためである。
【0030】
一方、第2弁装置17は、弁ケーシング18の下流側に設けた第2主蒸気出口27と、この第2主蒸気出口27側に設けた第2弁座28に自在に接離させるとともに、スリーブ29を摺動する第2弁体30と、第2弁棒31を介して第2弁体30を進退駆動する第2駆動装置32とを備えている。
【0031】
他方、弁ケーシング18に収容する第1弁装置16のストレーナ22は、図1および図2に示すように、筒状、例えば円筒状の胴体33の一部、例えば、第1主蒸気入口19側に臨む領域部分の位置に、主蒸気の流れを止めて周方向に旋回させる閉止部35と、この閉止部35の下流側に周方向に沿って形成する透口34とを有する。胴体33に形成される透口34は主蒸気を外側から内側に案内しており、かつ透口34は第1弁棒25の軸方向に沿って形成される。。
【0032】
また、ストレーナ22は、胴体33の周方向に沿って略筒状のスクリーン36を備えている。スクリーン36はストレーナ22の透口34を外側から覆うように装着される。
【0033】
このスクリーン36は、図2に示すように、ストレーナ22の筒状胴体33内に形成した切込み段部に装着する常設スクリーン37と、この常設スクリーン37の外側に重ねて装着した仮設スクリーン38とから略2重筒形状をなす二重構造になっている。
【0034】
常設スクリーン37と仮設スクリーン38とは、ともに、例えば、材質はステンレス鋼で、板状の多孔板で製作された筒体で、ストレーナ22の軸方向かつ周方向に沿って数多くの透口39a,39bをメッシュ孔として備えている。
【0035】
メッシュとしての透口39a,39b,39a,39a,…は、図3に示すように、常設スクリーン37および仮設スクリーン38のそれぞれの平面に対し、けがき線E,E,…で表わした正三角形の交角点O,O,Oを中心とする孔径dで穿設されている。なお、常設スクリーン37に形成する透口39aと仮設スクリーン38に形成する透口39bとは、孔径dを同じにしてもよく、透口39bの孔径dを透口39aの孔径dよりも小さくしてもよい。
【0036】
そして、主蒸気が常設スクリーン37および仮設スクリーン38のそれぞれを通過する空間率Sは、孔径dを同一とするとき、ある1つの三角形状の領域(図示の斜線部分)Tに対して、この領域に占める透口39の開孔面積Dの比率として次式で表すことができる。
【0037】
【数1】
Figure 2004316454
ここで、aは、透口39aと隣りの透口39aとのピッチである。
【0038】
この(1)式で表わされる空間率Sは、従来、金網製の仮設スクリーン等で用いられていたものと同一になっている。また、透孔39aの孔径dとピッチaとを任意に選択することにより、このスクリーンの空間率を自由に変更することが可能となる。
【0039】
また、透口39aを備える常設スクリーン37と透口39bを備える仮設スクリーン38との強度を考察してみると、剪断応力では、{(三角形状の閉鎖面積T−透口の開口面積D)×外圧P}と、三角形状の閉鎖面積における透口39a,39a,39a間の三つの長さLとの比として次式で表わすことができる。
【0040】
【数2】
Figure 2004316454
ここで、hは、常設スクリーン37および仮設スクリーン38の板厚である。
【0041】
この(2)式で表わされる剪断応力は、従来の金網製の仮設スクリーン等の強度に較べて板厚hを適正に選定すると高い強度を維持することができる。
【0042】
一方、ストレーナ22の胴体33に沿って装着する常設スクリーン37および仮設スクリーン38は、図4に示すように、胴体33に対し、リベット41を挿通して固設・支持される。さらに、常設スクリーン37および仮設スクリーン38の上下端部は溶接にて固設・支持されている。
【0043】
このように、本実施形態は、ストレーナ22の胴体33に形成する閉止部35から下流側に向う周方向に沿って常設スクリーン37と仮設スクリーン38とを備えるとともに、常設スクリーン37および仮設スクリーン38のそれぞれに、けがき線あるいは仮想線で形成した三角形の交角点の位置に透口34を穿設したので、不純物や異物等による目詰まりを誘起させることもなく、確実かつ安定状態にして主蒸気を蒸気タービンに供給することができる。
【0044】
また、常設スクリーン37および仮設スクリーン38のそれぞれを板状の筒体として形成したため、従来の金網製のスクリーンに比較して大幅に強度が増したため、スクリーンの撓みや破損の可能性が大幅に減少し、従来必要としていた仮設スクリーンの外周側に設けていた保護スクリーンは必要なくなる。
【0045】
さらに、本実施形態は、常設スクリーン37および仮設スクリーン38のそれぞれを透口34を備える多孔板による筒体あるいは略筒状構造物として形成し、強度を高く維持させたので、主蒸気による衝撃力に対しても充分に対処することができる。
【0046】
なお、本実施形態は、ストレーナ22の胴体33に常設スクリーン37と仮設スクリーン38とを重ねて装着したが、この例に限らず、試運転時には常設スクリーン37と仮設スクリーン38とを重ねて装着しておき、通常運転して移行した段階で仮設スクリーン38を取り外してもよく、また、試運転時の当初から常設スクリーン37のみをストレーナ22の胴体33に装着しておいてもよい。主蒸気に含まれる不純物または異物の大小、量等によって選択される。
【0047】
図5および図6は、本発明に係る蒸気弁の第2実施形態を示す概念図である。
【0048】
なお、図中、図5は、本実施形態に係る蒸気弁に収容したストレーナの部分縦断面図であり、図6は、図5のD−D矢視方向から見た平面図である。
【0049】
本実施形態に係る蒸気弁は、ストレーナ22の胴体33の周方向に沿って装着した常設スクリーン37および仮設スクリーン38を固設・支持する際、常設スクリーン37および仮設スクリーン38を胴体33に装着後、リベット41を胴体33に挿通し、さらに胴体33に対し、仮設スクリーン38を取り外すときの作業性を簡素化するために、仮設スクリーン38にリベット41の頭部42が容易に挿通できる挿通孔43を備えたものである。なお、蒸気弁は、仮設スクリーン38に形成する挿通孔43を座グリ孔に代えてもよい。
【0050】
従来、蒸気弁は、ストレーナ22の胴体33に常設スクリーン37および仮設スクリーン38を装着する際、常設スクリーン37および仮設スクリーン38にリベット41を挿通後、胴体33に対し、常設スクリーン37および仮設スクリーン38の上端部および下端部の周囲に図示しない溶接部を形成し、固設・支持させていた。
【0051】
しかし、従来の常設スクリーンおよび仮設スクリーンは、ともに金網構造であったため、この溶接部は断続的な溶接部とならざるを得ず、試運転時のスクリーンによる流体振動やそれに伴う騒音の発生源となる場合もあった。さらに、仮設スクリーンは、蒸気タービンが通常運転に移行する際には取り外されて、ストレーナは常設スクリーンのみとされるが、前記のようにリベットと溶接部による2種類による接合では、その取り外し作業に時間と手間がかかり、特にリベットは常設スクリーンも一緒に接合されているため、通常運転に移行する際には、再度常設スクリーンをリベット止めする必要があり、作業工程の短縮を阻害する原因の1つとなっていた。
【0052】
この蒸気弁15は、仮設スクリーン38に挿通孔43を形成し、リベット41の頭部42の挿通を容易にさせたものである。
【0053】
したがって、この蒸気弁15では、仮設スクリーン38にリベット41の頭部42を容易に挿通させる挿通孔43を形成するので、仮設スクリーン38の胴体33に対する取付け、取外しを容易に行うことができ、作業効率をより一層改善することができる。
【0054】
図7は、本発明に係る蒸気弁の第3実施形態を示す展開図である。
【0055】
本実施形態に係る蒸気弁は、ストレーナの胴体に常設スクリーン37および仮設スクリーン38を装着する際、常設スクリーン37の透口39aと仮設スクリーン38の透口39bとの位置を互いにずらしたものである。
【0056】
このように、本実施形態は、常設スクリーン37の透口39aと仮設スクリーン38の透口39bとの位置を周方向に互いにずらしたので、主蒸気が通過する空間率を任意に選定することができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明に係る蒸気弁は、ストレーナの胴体に常設スクリーンおよび仮設スクリーン、または常設スクリーンのみのうち、いずれか一方を選択して装着するとともに、常設スクリーンおよび仮設スクリーンのそれぞれを多孔板による板状の筒体として作製し、作製した筒体の常設スクリーンおよび仮設スクリーンのそれぞれに備えた透口を正三角形状に配置して穿設しているので、空間率を自由に設定できるとともに、必要に応じて強度を有す板材を選択することにより、主蒸気による衝撃力に対して充分な強度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸気弁の第1実施形態を示す概略縦断面図。
【図2】図1のC−C矢視方向から見て切断した切断断面図。
【図3】本発明に係る蒸気弁に適用するストレーナに装着した常設スクリーンと仮設スクリーンとを示す展開平面図。
【図4】本発明に係る蒸気弁に適用するストレーナに装着した常設スクリーンと仮設スクリーンとの取付け状態を示す図。
【図5】本発明に係る蒸気弁の第2実施形態を示す部分縦断面図。
【図6】図5のD−D矢視方向から見た平面図。
【図7】本発明に係る蒸気弁の第3実施形態を示す展開平面図。
【図8】従来の蒸気弁を示す概略横断面図。
【図9】図8のA−A矢視方向から見て切断した切断断面図。
【図10】図9のB−B矢視方向から見て切断した切断断面図。
【符号の説明】
1 蒸気入口
2 ストレーナ
3 閉鎖部
4 透口
5 蒸気出口
6 胴体
7 スクリーン
8 常設スクリーン
9 仮設スクリーン
10 保護スクリーン
11 リベット
15 蒸気弁
16 第1弁装置
17 第2弁装置
18 弁ケーシング
19 第1主蒸気入口
20 第2主蒸気入口
21 第1主蒸気出口
22 ストレーナ
23 第1弁座
24 第1弁体
25 第1弁棒
26 第1駆動装置
27 第2主蒸気出口
28 第2弁座
29 スリーブ
30 第2弁体
31 第2弁棒
32 第2駆動装置
33 胴体
34 透口
35 閉止部
36 スクリーン
37 常設スクリーン
38 仮設スクリーン
39a,39a,39a,39a,39b 透口
40 点付け溶接部
41 リベット
42 頭部
43 挿通孔

Claims (6)

  1. 蒸気入口部と、
    この入口部から流入する蒸気の流量を調整する弁体と、
    この弁体を収納するとともに前記蒸気入口部と連通する弁ケーシングと、
    前記弁体と弁ケーシングの間に弁体を囲むように配設され、蒸気中に含まれる異物を除去するストレーナと、
    このストレーナ外周部に機械的に接合されるスクリーンとから構成される蒸気弁において、
    前記スクリーンは、多孔板で形成されたスクリーンを1つまたは複数組合わせて構成することを特徴とする蒸気弁。
  2. 前記スクリーンは、外側に配設される仮設スクリーンと、この仮設スクリーンの内側に配設される常設スクリーンとからなることを特徴とする請求項1記載の蒸気弁。
  3. 前記仮設スクリーンの孔の径は、前記常設スクリーンの孔の径と等しいかそれ以下であることを特徴とする請求項2記載の蒸気弁。
  4. 前記仮設スクリーンの孔の位置と、前記常設スクリーンの孔の位置とをずらして配設することを特徴とする請求項2記載の蒸気弁。
  5. 前記常設スクリーンは、その上下端を溶接により中間部をリベットにより前記ストレーナに接合するとともに、
    前記仮設スクリーンは、中間部に前記リベットを挿通させる挿通孔を有するとともにその上下端を溶接により接合することを特徴とする請求項2記載の蒸気弁。
  6. 前記スクリーンを形成する多孔板の孔は、この円筒を平面に展開したときに、孔の径をd、配列ピッチをaとした正三角形状に配列されるとともに、前記ストレーナにおけるスクリーンの配設位置に応じて孔の径dと配列ピッチaを任意に選択することを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気弁。
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