JP3139952B2 - プラグ弁 - Google Patents

プラグ弁

Info

Publication number
JP3139952B2
JP3139952B2 JP07331257A JP33125795A JP3139952B2 JP 3139952 B2 JP3139952 B2 JP 3139952B2 JP 07331257 A JP07331257 A JP 07331257A JP 33125795 A JP33125795 A JP 33125795A JP 3139952 B2 JP3139952 B2 JP 3139952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
distal end
stem tube
protector
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07331257A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09170667A (ja
Inventor
正彦 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP07331257A priority Critical patent/JP3139952B2/ja
Publication of JPH09170667A publication Critical patent/JPH09170667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3139952B2 publication Critical patent/JP3139952B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift Valve (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラグ弁、詳しく
は、主として高温触媒の流量、圧力コントロールなどに
使用されるもので、ステムチューブの先端に取付けられ
たプラグと上記ステムチューブの外側に嵌合されたプロ
テクタとを上記ステムチューブの軸線方向に沿って一体
に直線運動させることで、上記プラグを流体管先端のコ
ーン状シート部に出入りさせて上記流体管内の流量を調
整可能としたプラグ弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来から一般的に使用されている
プラグ弁をその閉弁状態で示す要部の断面構造であり、
同図から明らかなように、内部に蒸気流路1Aが形成さ
れたステムチューブ1の先端にプラグ2をその基端部に
おいて同心状に嵌合保持させるとともに、上記ステムチ
ューブ1の先端部分の外側に嵌合されたプロテクタ3の
先端部3aを先搾り円錐状に形成し、この先搾り円錐状
のプロテクタ先端部3aと上記プラグ2の基端部とを上
記ステムチューブ1の先端外周に溶接6してプラグ2と
プロテクタ3とステムチューブ1とを一体化し、この一
体化されたプラグ2、プロテクタ3及びステムチューブ
1を、ステムチューブ1の基端部に連結された油圧シリ
ンダ(図示省略する)を介してその軸線方向Xに直線運
動させて上記プラグ2を流体管4先端に形成されたコー
ン状シート部5に出入りさせることにより、上記流路1
Aから流体管4内に噴射される蒸気aによるエゼクタ作
用に伴ってコーン状シート部5を経て流体管4内に吸引
される高温触媒等の外部流体bの流量、圧力を調整可能
に構成している。
【0003】そして、プラグ2の直線運動に伴い流量、
圧力調整される外部流体bによって局部的な衝撃力を受
けて損傷しやすい箇所のエロージョン対策として、上記
プラグ2の先端に盛金部7を施すとともに、上記プラグ
2の外周面および上記プロテクタ3の外周面の全域にキ
ャスタブルライニング8,9を施工している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の従
来のプラグ弁においては、上記プラグ2先端の盛金部7
およびキャスタブルライニング8,9の施工によってエ
ロージョンの軽減を図っているものの、外部流体が触媒
のような腐食性の強い流体である場合は、材料の腐食に
伴ってエロージョンが促進され、上記のようなエロージ
ョン対策を採っていたとしても、上記盛金部7やキャス
タブルライニング8,9の施工箇所に対する部分的補修
が必要である。特に、プラグ2の基端部と先搾り円錐状
のプロテクタ先端部3aとの溶接6箇所に局所的な凹部
が形成されており、ここで外部流体の流れが急激に変化
するために、その付近の部位がエロージョンを受けやす
く、短期的に補修を要する。
【0005】かかる補修に際して、上記した構成の従来
のプラグ弁では、プラグ2とステムチューブ1とプロテ
クタ3がステムチューブ1の先端外周の溶接6により一
体化されているので、これら一体物の全体をプラグ弁設
置の配管から取り外すとともに、溶接6を解除してそれ
ぞれを分離した上、必要箇所を補修するといった具合
に、面倒で、かつ、手間のかかる作業を必要とし、弁設
置現場での補修は困難ないしは不可能であった。また、
補修にあたって、部分的に健全部までも再施工する必要
があって、コスト的なロスも多いものであった。
【0006】そこで本発明は上記実情に鑑みてなされた
もので、流体の流れを円滑にしてエロージョンを軽減す
ることができるだけでなく、部分的な補修を弁設置現場
においても容易かつ迅速に、しかもコスト的に有利に実
施することができるプラグ弁を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るプラグ弁は、ステムチューブの先端に
取付けられたプラグと上記ステムチューブの外側に嵌合
されたプロテクタとを上記ステムチューブの軸線方向に
沿って一体に直線運動させることで、上記プラグを流体
管先端のコーン状シート部に出入りさせて上記流体管内
の流量を調整可能としたプラグ弁において、上記プラグ
の先端部をその基端部に対して分離型に構成し、そのう
ちプラグ基端部をその先端で上記ステムチューブ先端の
外周に溶接するとともに、このプラグ基端部と上記プラ
グ先端部とをそれらの外周で互いに溶接し、上記プロテ
クタを直管状にして、その先端を上記プラグ基端部に溶
接一体化していることを特徴とするものであり、直管状
のプロテクタを用い、これをプラグ基端部に直接に溶接
することにより、プラグの基端部付近における外部流体
の流れの急激な変化をなくして、エロージョンの発生を
軽減することが可能である。その上、プラグの先端部分
にエロージョンが発生して部分補修が必要となった場合
は、プラグ先端部と基端部との外周溶接部を解除するこ
とで、プラグ先端部のみを取り外して補修したり、交換
することが可能であり、また、プラグの他の部分やプロ
テクタ部分にエロージョンが発生してそれら部分の補修
が必要となった場合は、プラグとプロテクタとを、ステ
ムチューブなど他の健全部を損傷することなく、一体に
取り外して所定の補修を容易に行うことが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係るプラグ弁をそ
の閉弁状態で示す要部の縦断正面図、図2はその要部の
拡大図であり、同図において、1〜5,1Aは図4に示
す従来例と同一の構成部材であるために、該当部分に同
一の符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
【0009】上記プラグ2は、その先端部2Aと基端部
2Bとの分離型に構成されており、そのうちプラグ先端
部2Aの先端面および周壁面にはエロージョン対策用の
盛金部7が施工されているとともに、プラグ基端部2B
の外周壁面および基端面にはエロージョン対策用のキャ
スタブルライニング8が施工されている。また、プラグ
基端部2Bはその先端においてステムチューブ1の先端
外周に円周溶接10されているとともに、このプラグ基
端部2Bと上記プラグ先端部2Aとがそれらの外周にお
いて互いに円周溶接11されている。
【0010】上記ステムチューブ1の外周に同心状に嵌
合されたプロテクタ3は直管状に形成され、その外周面
にエロージョン対策用のキャスタブルライニング9が施
工されており、この直管状プロテクタ3の先端部は上記
プラグ基端部2Bの基端面に施工されたキャスタブルラ
イニング8を貫通させてプラグ基端部2Bの基端面に円
周溶接12して一体化されている。
【0011】上記構成のプラグ弁においては、通常、プ
ラグ2(2A,2B)、プロテクタ3及びステムチュー
ブ1を一体化したままで、これら一体物をステムチュー
ブ1の基端部に連結された油圧シリンダ(図示省略す
る)を介してその軸線方向Xに直線運動させて上記プラ
グ2を流体管4先端に形成されたコーン状シート部5に
出入りさせることにより、上記流路1Aから流体管4内
に噴射される蒸気aによるエゼクタ作用に伴ってコーン
状シート部5を経て流体管4内に吸引される高温触媒等
の外部流体bの流量、圧力が調整使用される。
【0012】このような通常時には、直管状プロテクタ
3の使用によってプラグ2の基端部付近における外部流
体bの流れに急激な変化がなく、スムースな流れである
ことから、エロージョンの発生は非常に少ない。そし
て、長期使用などによってプラグ2の先端部分にエロー
ジョンが発生して部分補修が必要となった場合は、プラ
グ先端部2Aと基端部2Bとの円周溶接11およびプラ
グ基端部2Bの先端とステムチューブ1の先端外周との
円周溶接10を解除することで、図3に示すように、プ
ラグ先端部2Aのみを取り外したり、さらに、プラグ基
端部2Bとプロテクタ3とをステムチューブ1から抜き
出すことによって、プラグ先端部2Aの盛金部7の補修
やプラグ先端部2Aの交換、あるいは、プラグ基端部2
Bおよびプロテクタ3外周のキャスタブルライニング
8,9の補修などを最少必要限の手数をもって容易かつ
迅速に行うことが可能であり、また、その補修時にステ
ムチューブ1などの他の健全部を損傷することもない。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、直管状
のプロテクタを用い、これをプラグ基端部に直接に溶接
した構成としているので、プラグの基端部付近における
外部流体の流れを急激な変化のない円滑なものに保っ
て、エロージョンの発生を軽減することができる。その
上、プラグの先端部分などの局所にエロージョンが発生
したときは、プラグ先端部と基端部との外周溶接部およ
びプラグ基端部とステムチューブ先端との外周溶接部を
解除することにより、プラグ先端部のみを取り外した
り、プラグ基端部とプロテクタとを一体にしてステムチ
ューブから取り外したりすることが可能であるために、
プラグ先端部の交換や補修を弁設置現場においても手数
少なく容易かつ迅速に行うことができるとともに、ステ
ムチューブなど他の健全部を損傷することもないので、
健全部に対する再施工の必要もなく所定の部分補修を低
コストに実施することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラグ弁を閉弁状態で示す要部の
縦断正面図である。
【図2】同上プラグ弁の要部の拡大縦断正面図である。
【図3】同上プラグ弁の補修時における分解状態を示す
拡大縦断正面図である。
【図4】従来のプラグ弁を閉弁状態で示す要部の縦断正
面図である。
【符号の説明】
1 ステムチューブ 2 プラグ 2A プラグ先端部 2B プラグ基端部 3 直管状プロテクタ 4 流体管 5 コーン状シート部 10,11,12 溶接部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステムチューブの先端に取付けられたプ
    ラグと上記ステムチューブの外側に嵌合されたプロテク
    タとを上記ステムチューブの軸線方向に沿って一体に直
    線運動させることで、上記プラグを流体管先端のコーン
    状シート部に出入りさせて上記流体管内の流量を調整可
    能としたプラグ弁において、 上記プラグの先端部をその基端部に対して分離型に構成
    し、そのうちプラグ基端部をその先端で上記ステムチュ
    ーブ先端の外周に溶接するとともに、このプラグ基端部
    と上記プラグ先端部とをそれらの外周で互いに溶接し、 上記プロテクタを直管状にして、その先端を上記プラグ
    基端部に溶接一体化していることを特徴とするプラグ
    弁。
JP07331257A 1995-12-20 1995-12-20 プラグ弁 Expired - Fee Related JP3139952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07331257A JP3139952B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 プラグ弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07331257A JP3139952B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 プラグ弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09170667A JPH09170667A (ja) 1997-06-30
JP3139952B2 true JP3139952B2 (ja) 2001-03-05

Family

ID=18241672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07331257A Expired - Fee Related JP3139952B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 プラグ弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3139952B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09170667A (ja) 1997-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5667252A (en) Internal sleeve with a plurality of lands and teeth
KR100474768B1 (ko) 접속 헤드부를 갖춘 고압 연료 분사관
JP4462814B2 (ja) 既設管路の補修用被覆体
JP2009162237A (ja) 高圧流体用管状レール連結機構、およびレールを小型化する機構
JP3139952B2 (ja) プラグ弁
US7896403B2 (en) Pipe/silencer device assembly
US5619546A (en) Resistance temperature detector nozzle mechanical clamp
US5367768A (en) Methods of repairing inconel 600 nozzles of pressurized water reactor vessels
JPH02247402A (ja) 蒸気発生器の管の密封プラグ
JP2017194087A (ja) 耐圧機器及び流体圧シリンダ
JPH07314170A (ja) 原子炉容器ノズルの溶接引張り応力低減方法
AU2016272240B2 (en) Method and device for producing bimetallic pipes
JPH0910933A (ja) 配管溶接用の水溶紙栓
JP6774210B2 (ja) 耐圧機器及び流体圧シリンダ
KR101407625B1 (ko) 맨드렐 실부
EP2018223B1 (en) Secure nozzle insert assembly
KR20150037836A (ko) 핵 발전소의 배관구조내에서 응력 부식 크랙킹을 완화시키기 위한 내부 기계적 응력의 개선 방법
JP4169832B2 (ja) 管体補修方法およびその機構
KR19980014619U (ko) 배관용 신축이음장치
JPH04165168A (ja) オイルシール
JPH09303709A (ja) 過熱低減器
KR101497581B1 (ko) 유체관 커넥터 구조
KR101017648B1 (ko) 이종 금속 부재로 이루어진 용접 배관 내벽의 인장 잔류응력 감소 및 제거 방법
JP3190259B2 (ja) プラグバルブ
JP3524160B2 (ja) 管路調整部材

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees