JP7133775B2 - 表示装置、製造システム及び表示方法 - Google Patents

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Description

本開示は、製造設備の生産性を表示する表示装置、当該表示装置を備える製造システム及び表示方法に関する。
従来、製造状況を表示する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。表示された製造状況に基づいて製造設備に発生した異常を把握し、発生した異常への対処を行うことができる。
特開平6-37497号公報
一般的に1つの工程には、複数の構成要素が関係している。例えば、部品の吸着工程には、部品を吸着するノズルだけでなく、ノズルを保持するヘッダ、部品を供給するフィーダ、及び、吸着対象である部品などの様々な構成要素が関係している。このため、吸着工程の異常を特定しただけでは、ノズル、ヘッダ、フィーダ及び部品などのいずれが異常の原因となったのかを推定することができない。したがって、異常の原因の特定に時間を要し、製造物の生産効率及び品質の低下につながるという問題がある。
そこで、本開示は、製造物の生産効率及び品質の低下の抑制を支援することができる表示装置、製造システム及び表示方法を提供する。
上記課題を解決するため、本開示の一態様に係る表示装置は、複数の処理を実行することで製造物を製造する製造設備の生産性を表示する表示装置であって、前記製造設備は、複数の構成要素からなる構成要素群を複数備え、前記複数の処理の各々は、複数の前記構成要素群から選択された複数の構成要素によって実行され、複数の前記構成要素群は、複数の第1の構成要素からなる第1の構成要素群と、複数の第2の構成要素からなる第2の構成要素群とを含み、前記表示装置は、前記製造設備から製造ログ情報を取得する取得部と、前記製造ログ情報に基づいて、前記第1の構成要素と前記第2の構成要素との組み合わせ毎に、生産性を示す指標を算出する算出部と、前記組み合わせ毎の生産性を示す指標を、前記複数の第1の構成要素を配置した第1の軸、及び、前記複数の第2の構成要素を配置した第2の軸を有する格子状マップにおいて前記組み合わせに対応する交点の位置に表示する表示部とを備える。
また、本開示の一態様に係る製造システムは、前記表示装置と、前記製造設備とを備える。
また、本開示の一態様に係る表示方法は、複数の処理を実行することで製造物を製造する製造設備の生産性を表示する表示方法であって、前記製造設備は、複数の構成要素からなる構成要素群を複数備え、前記複数の処理の各々は、複数の前記構成要素群から選択された複数の構成要素によって実行され、複数の前記構成要素群は、複数の第1の構成要素からなる第1の構成要素群と、複数の第2の構成要素からなる第2の構成要素群とを含み、前記表示方法は、前記製造設備から製造ログ情報を取得する取得し、前記製造ログ情報に基づいて、前記第1の構成要素と前記第2の構成要素との組み合わせ毎に、生産性を示す指標を算出し、前記組み合わせ毎の生産性を示す指標を、前記複数の第1の構成要素を配置した第1の軸、及び、前記複数の第2の構成要素を配置した第2の軸を有する格子状マップにおいて前記組み合わせに対応する交点の位置に表示する。
また、本開示の一態様は、上記表示方法をコンピュータに機能させるためのプログラムとして実現することができる。あるいは、当該プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現することもできる。
本開示によれば、製造物の生産効率及び品質の低下の抑制を支援することができる。
図1は、実施の形態1に係る製造システムの構成を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る表示装置が取得する製造ログ情報の一例を示す図である。 図3は、実施の形態1に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る表示装置が表示する生産性指標マップの一例を示す図である。 図5は、実施の形態1に係る表示装置が表示する生産性指標マップの別の一例を示す図である。 図6は、実施の形態1に係る表示装置の第1の動作を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態1に係る表示装置が行う生産性指標の算出処理を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態1に係る表示装置が行う生産性指標マップの表示処理を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態1に係る表示装置の第2の動作を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態1に係る表示装置が行う構成要素毎の異常判定又は異常度の算出処理を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態1に係る表示装置による構成要素毎の異常の判定結果及び異常度を示す図である。 図12は、実施の形態1の変形例に係る表示装置が表示する生産性指標マップの一例を示す図である。 図13は、実施の形態2に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 図14は、実施の形態2に係る表示装置が行う生産性指標の算出処理を示すフローチャートである。
(本開示の概要)
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る表示装置は、複数の処理を実行することで製造物を製造する製造設備の生産性を表示する表示装置であって、前記製造設備は、複数の構成要素からなる構成要素群を複数備え、前記複数の処理の各々は、複数の前記構成要素群から選択された複数の構成要素によって実行され、複数の前記構成要素群は、複数の第1の構成要素からなる第1の構成要素群と、複数の第2の構成要素からなる第2の構成要素群とを含み、前記表示装置は、前記製造設備から製造ログ情報を取得する取得部と、前記製造ログ情報に基づいて、前記第1の構成要素と前記第2の構成要素との組み合わせ毎に、生産性を示す指標を算出する算出部と、前記組み合わせ毎の生産性を示す指標を、前記複数の第1の構成要素を配置した第1の軸、及び、前記複数の第2の構成要素を配置した第2の軸を有する格子状マップにおいて前記組み合わせに対応する交点の位置に表示する表示部とを備える。
これにより、複数の構成要素の組み合わせ毎の生産性を示す指標が格子状マップに二次元的に表示されるので、構成要素毎の生産性の良し悪しが分かりやすくなる。このため、生産性が悪い構成要素を容易に推定することが可能になる。
このように、本態様に係る表示装置によれば、生産性が悪い構成要素を推定しやすくなるので、生産性が悪い構成要素の対処を速やかに行うことができる。したがって、本態様に係る表示装置によれば、製造物の生産効率及び品質の低下の抑制を支援することができる。
また、例えば、前記算出部は、さらに、前記格子状マップにおける前記第1の軸及び前記第2の軸のいずれかに沿った行又は列毎に統計処理を行うことで、当該行又は列に対応する構成要素の異常の有無の判定又は異常度の算出を行い、前記表示部は、さらに、前記判定の結果、又は、前記異常度を表示してもよい。
これにより、構成要素の異常判定結果、又は、異常度が表示されるので、生産性が悪い構成要素の対処をより速やかに行うことができる。このため、メンテナンス作業者、製造作業者(オペレーター)、製造現場管理者、又は、生産管理責任者などの人が異常箇所を調査及び判断しなくてもよく、表示された構成要素の対処を速やかに行うことができる。
また、例えば、前記製造ログ情報は、前記複数の処理の各々に対して、処理を行った複数の構成要素と、処理の実績とを対応付けて示してもよい。
これにより、構成要素毎の生産性の指標を精度良く算出することができるので、生産性が悪い構成要素の推定精度を高めることができる。生産性が悪い構成要素の推定精度が高くなることで、当該構成要素の対処をより速やかに行うことができる。したがって、本態様に係る表示装置によれば、製造物の生産効率及び品質の低下の抑制をより強く支援することができる。
また、例えば、前記実績は、対応する処理中のエラーの有無、対応する処理の開始時刻、対応する処理の終了時刻、及び、対応する処理の良不良の判定結果の少なくとも1つを示してもよい。
これにより、構成要素毎の生産性の指標を精度良く算出することができるので、生産性が悪い構成要素の推定精度を高めることができる。例えば、処理の開始時刻と終了時刻との差は、処理に要した時間に相当する。同一の処理を行う場合において、他の処理よりも多くの時間を要しているとき、生産性が低くなる。このように、処理に要した時間に基づいて、生産性を示す指標を算出することができる。
また、例えば、前記実績は、対応する処理の開始時刻及び対応する処理の終了時刻の少なくとも一方を示し、前記算出部は、さらに、前記製造ログ情報のうち、対応する処理の開始時刻及び対応する処理の終了時刻の少なくとも一方が所定の集計期間に含まれる情報に基づいて、前記指標を算出してもよい。
これにより、特定の集計期間を対象として、構成要素毎の生産性の指標を精度良く算出することができる。このため、指標の算出に要する処理量を削減することができるので、算出に要する時間を短縮化することができ、かつ、算出に要する消費電力を削減することができる。
例えば、本態様に係る表示装置によれば、集計期間を1分~数十分、又は、1時間~数時間などの短い期間にすることで、リアルタイム性の高い表示が可能になる。このため、異常が発生する度に、部材交換などのメンテナンス作業などの製造工程の改善を行うことができる。つまり、定期的な一斉メンテナンスなどを行わなくてもよくなる。したがって、本態様に係る表示装置によれば、製造ラインの停止期間を少なくし、生産効率を高めることができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る表示装置は、さらに、複数の構成要素群に含まれる2つの構成要素群のユーザによる選択を受け付ける受付部を備え、前記算出部は、前記受付部によって受け付けられた2つの構成要素群を前記第1の構成要素群及び前記第2の構成要素群として、前記指標を算出してもよい。
これにより、特定の構成要素群を対象として、構成要素毎の生産性の指標を精度良く算出することができる。指標の算出に要する処理量を削減することができるので、算出に要する時間を短縮化することができ、かつ、算出に要する消費電力を削減することができる。
また、例えば、前記格子状マップは、前記指標を色又は大きさの差異によって表すヒートマップであってもよい。
これにより、色又は大きさによって、生産性の良し悪しを視覚的に分かりやすく表示することができる。このため、生産性が悪い構成要素を容易に推定することが可能になる。
また、例えば、前記指標は、(a)対応する組み合わせを含む1以上の処理のうち、不良と判定された数に相当する不良数、(b)対応する組み合わせを含む1以上の処理のうち、不良と判定された処理の割合に相当する不良率、(c)対応する組み合わせを含む1以上の処理で発生するエラーの頻度に相当するエラー頻度、(d)対応する組み合わせを含む1以上の処理のうち、不良と判定された処理が行われる時間間隔に相当する発生間隔、(e)対応する組み合わせを含む1以上の処理に要する時間に相当する生産時間、(f)対応する組み合わせを含む1以上の処理を行うために待機する時間に相当する待ち時間、(g)対応する組み合わせを含む1以上の処理が停止している時間に相当する停止時間、(h)対応する組み合わせを含む1以上の処理を行うことで製造された複数の前記製造物の歩留まり、(i)対応する組み合わせを含む1以上の処理を行うことで製造された複数の前記製造物の生産計画比、(j)対応する組み合わせを含む1以上の処理を行うことで製造された複数の前記製造物の検査結果、及び、(k)これらの少なくとも1つを統計処理することで算出された統計量のうち少なくとも1つを含んでもよい。
これにより、メンテナンス作業者又はオペレーターなどにとって分かりやすい表示態様で生産性の指標を表示することができる。このため、生産性が悪い構成要素を推定しやすくなり、かつ、構成要素の生産性の悪化の程度を推定しやすくなる。したがって、当該構成要素に対して適切な対処を速やかに行うことができる。
また、例えば、複数の前記構成要素群は、さらに、複数の第3の構成要素からなる第3の構成要素群を含み、前記算出部は、前記製造ログ情報に基づいて、前記第1の構成要素と前記第2の構成要素と前記第3の構成要素との組み合わせ毎に、生産性を示す指標を算出してもよい。
これにより、3つの構成要素の組み合わせ毎の生産性を示す指標を1つの画面に表示することができる。したがって、構成要素間の関係が分かりやすくなり、生産性が悪い構成要素をより推定しやすくなる。
また、例えば、前記格子状マップは、前記複数の第3の構成要素を配置した第3の軸をさらに有する3次元格子状マップであってもよい。
これにより、3つの構成要素の組み合わせ毎の生産性を示す指標を1つの画面に分かりやすく表示することができる。したがって、構成要素間の関係がより分かりやすくなり、生産性が悪い構成要素をより推定しやすくなる。
また、本開示の一態様に係る製造システムは、前記表示装置と、前記製造設備とを備える。
これにより、表示装置によって、製造物の生産効率及び品質の低下の抑制が支援される。このため、本態様に係る製造システムによれば、製造物の生産効率及び品質の低下を抑制することができる。
また、本開示の一態様に係る表示方法は、複数の処理を実行することで製造物を製造する製造設備の生産性を表示する表示方法であって、前記製造設備は、複数の構成要素からなる構成要素群を複数備え、前記複数の処理の各々は、複数の前記構成要素群から選択された複数の構成要素によって実行され、複数の前記構成要素群は、複数の第1の構成要素からなる第1の構成要素群と、複数の第2の構成要素からなる第2の構成要素群とを含み、前記表示方法は、前記製造設備から製造ログ情報を取得する取得し、前記製造ログ情報に基づいて、前記第1の構成要素と前記第2の構成要素との組み合わせ毎に、生産性を示す指標を算出し、前記組み合わせ毎の生産性を示す指標を、前記複数の第1の構成要素を配置した第1の軸、及び、前記複数の第2の構成要素を配置した第2の軸を有する格子状マップにおいて前記組み合わせに対応する交点の位置に表示する。
これにより、上述した表示装置と同様に、製造物の生産効率及び品質の低下の抑制を支援することができる。
また、本開示の一態様に係るプログラムは、前記表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
これにより、上述した表示装置と同様に、製造物の生産効率及び品質の低下の抑制を支援することができる。
以下では、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
[1-1.構成]
まず、実施の形態1に係る表示装置、及び、当該表示装置を備える製造システムの構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る製造システム10の構成を示す図である。
図1に示すように、製造システム10は、製造設備20と、表示装置100とを備える。本実施の形態に係る製造システム10では、製造設備20が製造物30の製造を行い、表示装置100が、製造設備20の生産性を表示する。
製造設備20は、複数の処理を実行することで製造物30を製造する。本実施の形態では、製造設備20は、例えば部品実装機である。製造物30は、基板31と、基板31に実装された複数の部品32とを有する。
本実施の形態では、製造設備20は、基板31に複数の部品32を実装する。具体的には、製造設備20は、製造物30の製造ラインに配置された製造装置の一例であり、順次搬入されてくる複数の基板31の各々に複数の部品32を実装することで、部品32が実装された基板31(すなわち、製造物30)を搬出する。搬出された基板31(製造物30)は、次の製造工程(例えばリフロー工程)を行う製造設備、又は、製造物30の検査を行う検査設備などに搬送される。
製造設備20は、製造物30の製造に関わる複数の構成要素(図示せず)からなる構成要素群を複数備える。複数の構成要素には、部品32を供給するフィーダ、部品32を吸着するノズル、ノズルを保持し、フィーダと基板31(基板31が搬送されるレーン)との間を移動するヘッダなどが含まれる。例えば、製造設備20は、複数のフィーダからなるフィーダ群、複数のノズルからなるノズル群、及び、複数のヘッダからなるヘッダ群を備える。
フィーダ、ノズル及びヘッダはそれぞれ、第1の構成要素、第2の構成要素及び第3の構成要素の一例である。フィーダ群、ノズル群及びヘッダ群は、第1の構成要素群、第2の構成要素群及び第3の構成要素群の一例である。
製造物30は、複数の処理が順に行われることで製造される。複数の処理は、例えば複数の部品32の個々の実装処理である。複数の処理は、同時に行われてもよく、順次行われてもよい。
表示装置100は、製造設備20の生産性を表示する装置である。表示装置100は、例えば、ディスプレイを備えるコンピュータである。ディスプレイとコンピュータとは一体化されていてもよく、別体で構成されていてもよい。
表示装置100は、製造設備20から製造ログ情報を取得し、取得した製造ログ情報に基づいて、製造設備20の生産性を表示する。製造ログ情報は、製造設備20が行う複数の処理の各々の実績を示すデータである。
図2は、本実施の形態に係る表示装置100が取得する製造ログ情報の一例を示す図である。図2に示すように、製造ログ情報は、複数の処理の各々に対して、処理の実績と、処理を行った複数の構成要素とを対応付けて示している。
処理の実績には、図2に示すように、処理が行われた時刻と、処理の良不良の判定結果(不良フラグ)とが含まれる。処理が行われた時刻は、例えば、処理の開始時刻及び終了時刻の少なくとも一方である。開始時刻及び終了時刻は、例えば、年/月/日で示される日付と、時:分:秒で示される時刻とで表される。なお、時刻は、ミリ秒などの秒より下の単位で表されていてもよい。
処理の良不良の判定結果は、例えばフラグ(不良フラグ)で示される。図2に示す例では、不良フラグが“1”である場合に、処理が“不良”であったことを示し、不良フラグが“0”である場合に、処理が“良”であったことを示している。なお、処理の実績には、対応する処理を実行中におけるエラーの有無が含まれてもよい。エラーの有無は、処理の良不良の判定結果と同様に、フラグで示される。
なお、識別可能な複数の不良又はエラーモードが存在する場合は、処理の良不良の判定結果は、例えばコードで示されていてもよい。例えば、エラーモード1とエラーモード2とが存在する場合には、エラーコードが“1”である場合に、“エラーモード1のエラー“であったことを示し、エラーコードが“2”である場合に、“エラーモード2のエラー”であったことを示し、エラーコードが“0”である場合に、処理が“エラーではない”ことを示していてもよい。識別可能な複数の不良又はエラーモードとは、例えば、部品がノズルに吸着できていないエラー、及び、部品の吸着はできているものの、吸着位置が部品中心(すなわち、正しい位置)から大きくずれているエラーなどである。
処理を行った複数の構成要素は、例えば、構成要素群毎に管理されている。図2に示すユニットA群~ユニットC群は、第1の構成要素群~第3の構成要素群に相当し、例えば、ノズル群、フィーダ群及びヘッダ群である。“A001”、“B001”及び“C001”などのアルファベットと3桁の数字とで示される情報は、各構成要素に固有の識別番号の一例である。識別番号の付し方は、特に限定されない。
図2に示す例では、処理P001は、識別番号が“A001”であるユニットA、識別番号が“B001”であるユニットB及び識別番号が“C001”であるユニットCを用いて行われたことを示している。なお、以下の説明では、“ユニットA001”と記載した場合、識別番号が“A001”であるユニットAを意味する。“ユニットB001”及び“ユニットC001”なども同様である。また、図2では、処理毎に“P001”などの識別番号を付しているが、これは説明を分かりやすくするために記載したものであり、製造ログ情報には含まれていなくてもよい。
本実施の形態では、処理毎に、ユニットA群、ユニットB群及びユニットC群の各々から1つずつユニットが選択され、選択されたユニットが互いに協働して、対応する処理を行う。なお、処理の種類によっては、選択されないユニット群が存在してもよい。例えば、ある処理は、ユニットAとユニットBとの2つのみによって行われてもよい。また、同一のユニット群から複数のユニットが選択されてもよい。例えば、別の処理は、2つ以上のユニットAによって行われてもよい。
続いて、表示装置100の詳細な構成について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係る表示装置100の構成を示すブロック図である。表示装置100は、図3に示すように、取得部110と、算出部120と、表示部130と、記憶部140とを備える。
取得部110は、製造設備20から製造ログ情報を取得する。例えば、取得部110は、図2に示す製造ログ情報を取得し、取得した製造ログ情報を記憶部140に保存する。
取得部110は、例えば、製造設備20との間で通信を行う通信インターフェースである。当該通信は、無線通信及び有線通信のいずれでもよい。
算出部120は、製造ログ情報に基づいて、構成要素の組み合わせ毎に、生産性を示す指標(以下、生産性指標と記載する)を算出する。具体的には、算出部120は、第1の構成要素と第2の構成要素との組み合わせ毎に、生産性指標を算出する。より具体的には、算出部120は、第1の構成要素群に含まれる全ての第1の構成要素と、第2の構成要素群に含まれる全ての第2の構成要素とを対象として、全通りの組み合わせに対する生産性指標を算出する。例えば、第1の構成要素群にN(Nは自然数)個の第1の構成要素が含まれ、第2の構成要素群にM(Mは自然数)個の第2の構成要素が含まれる場合、算出部120は、N×M個の組み合わせの各々の生産性指標を算出する。
本実施の形態では、算出部120は、さらに、第1の構成要素と第3の構成要素との組み合わせ、及び、第2の構成要素と第3の構成要素との組み合わせの各々の生産性指標を算出する。すなわち、算出部120は、複数の構成要素群から任意の2個の構成要素群を選択し、選択した2個の構成要素群の各々に含まれる構成要素の組み合わせに対して、生産性指標を算出する。
なお、組み合わせに対応する実績が製造ログ情報に含まれていない場合、算出部120は、当該組み合わせの生産性指標を算出しなくてよい。すなわち、算出部120は、製造ログ情報に含まれる実績が対応付けられている組み合わせのみを対象として、生産性指標を算出する。
本実施の形態では、算出部120は、製造ログ情報のうち、対応する処理の開始時刻及び終了時刻の少なくとも一方が所定の集計期間に含まれる情報に基づいて、生産性指標を算出する。集計期間は、当該期間中に行われた処理の生産性を算出するための対象となる期間であり、例えば、1時間~数時間、又は、1日~数日などの期間である。
算出部120は、算出した生産性指標を、組み合わせ毎に対応付けて記憶部140に保存する。算出部120は、例えば、プログラムを実行するプロセッサなどで実現される。
算出部120が算出する生産性指標は、具体的には、以下の(a)~(k)の少なくとも1つである。
(a)対応する組み合わせを含む1以上の処理のうち、不良と判定された数に相当する不良数。
(b)対応する組み合わせを含む1以上の処理のうち、不良と判定された処理の割合に相当する不良率。
(c)対応する組み合わせを含む1以上の処理で発生するエラーの頻度に相当するエラー頻度。
(d)対応する組み合わせを含む1以上の処理のうち、不良と判定された処理が行われる時間間隔に相当する発生間隔。
(e)対応する組み合わせを含む1以上の処理に要する時間に相当する生産時間。
(f)対応する組み合わせを含む1以上の処理を行うために待機する時間に相当する待ち時間。
(g)対応する組み合わせを含む1以上の処理が停止している時間に相当する停止時間。
(h)対応する組み合わせを含む1以上の処理を行うことで製造された複数の前記製造物の歩留まり。
(i)対応する組み合わせを含む1以上の処理を行うことで製造された複数の前記製造物の生産計画比。
(j)対応する組み合わせを含む1以上の処理を行うことで製造された複数の前記製造物の検査結果。
(k)上記(a)~(j)の少なくとも1つを統計処理することで算出された統計量。
生産性指標は、所定の範囲の数値で表される。例えば、生産性指標が(a)不良数、(b)不良率、(c)エラー頻度、(e)生産時間、(f)待ち時間及び(g)停止時間のいずれかである場合、生産性指標が小さい程、生産性が高いことを示し、生産性指標が大きい程、生産性が低いことを示している。また、生産性指標が(j)検査結果である場合において、検査結果が製造物の不良品の割合を示すときも同様である。生産性指標が(h)統計量を示す場合、統計量を算出するために用いた元データが(a)不良数、(b)不良率、(c)エラー頻度、(e)生産時間、(f)待ち時間及び(g)停止時間のいずれかであるときも同様である。
生産性指標が(d)発生間隔、(h)歩留まり及び(i)生産計画比のいずれかである場合、生産性指標が大きい程、生産性が高いことを示し、生産性指標が小さい程、生産性が低いことを示す。また、生産性指標が(j)検査結果である場合において、検査結果が製造物の良品の割合を示すときも同様である。生産性指標が(h)統計量を示す場合、統計量を算出するために用いた元データが(d)発生間隔、(h)歩留まり及び(i)生産計画比のいずれかであるときも同様である。
例えば、算出部120は、記憶部140に記憶された製造ログ情報から、第1の構成要素と第2の構成要素との組み合わせを含む全ての処理を抽出し、抽出した全ての処理に対応する実績(具体的には、不良フラグ)を読み出す。算出部120は、例えば、読み出したフラグの個数に対する、不良を示すフラグの個数の割合(すなわち、不良率)を生産性指標として算出する。なお、算出された生産性指標は、対応する全組み合わせ中の、処理が不良であった割合、すなわち、不良率を示している。
ここで、一例として、ユニットA001とユニットB001との組み合わせの生産性指標を算出する場合を説明する。図2に示す例では、ユニットA001とユニットB001との組み合わせは、2個(具体的には、処理P001及びP006)存在する。このうち、不良フラグが“1”である組み合わせは、存在しない。したがって、ユニットA001とユニットB001との組み合わせの生産性指標は、0(=0/2)となる。
また、ユニットA001とユニットC001との組み合わせの場合、当該組み合わせは、3個(具体的には、処理P001~P003)存在する。このうち、不良フラグが“1”である組み合わせは、1個のみ(具体的には、処理P002)である。したがって、ユニットA001とユニットC001との組み合わせの生産性指標は、0.33(=1/3)である。
本実施の形態では、算出部120は、さらに、表示部130が表示する生産性指標マップ200(図4を参照)における第1の軸及び第2の軸のいずれかに沿った行又は列毎に統計処理を行うことで、当該行又は列に対応する構成要素の異常の有無の判定又は異常度の算出を行う。具体的な処理については、後で図9~図11を用いて説明する。
表示部130は、算出部120によって算出された生産性指標を表示する。具体的には、表示部130は、組み合わせ毎の生産性指標を、複数の第1の構成要素を配置した第1の軸、及び、複数の第2の構成要素を配置した第2の軸を有する格子状マップにおいて、組み合わせに対応する交点の位置に表示する。また、表示部130は、算出部120による異常の判定の結果又は異常度を表示する。具体的には、表示部130は、図4に示す生産性指標マップ200を表示する。生産性指標マップ200の詳細については、後で説明する。
表示部130は、例えば、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electroluminescence)表示装置などのフラットパネルディスプレイであるが、これに限らない。
記憶部140は、製造設備20から取得された製造ログ情報、及び、算出された生産性指標などを記憶するためのメモリである。記憶部140は、HDD(Hard Disk Drive)又は半導体メモリなどの不揮発性メモリである。
[1-2.生産性指標マップ]
続いて、本実施の形態に係る表示部130が表示する生産性指標マップについて、図4を用いて説明する。図4は、本実施の形態に係る表示装置100が表示する生産性指標マップ200の一例を示す図である。
生産性指標マップ200は、互いに直交する縦軸210及び横軸211を有する二次元格子状マップである。縦軸210は、第1の軸の一例であり、図4に示すように、第1の構成要素群を構成する複数の第1の構成要素(具体的にはユニットA)が縦軸210に沿って配置されている。横軸211は、第2の軸の一例であり、第2の構成要素群を構成する複数の第2の構成要素(具体的にはユニットB)が横軸211に沿って配置されている。なお、ユニットA及びユニットBのいずれも、識別番号の昇順で配置されているが、配置の順序は、降順でもよく、ランダムでもよい。
生産性指標マップ200では、第1の構成要素が属する行と第2の構成要素が属する列との交点に、対応する第1の構成要素及び第2の構成要素の組み合わせの生産性指標が表されている。具体的には、生産性指標マップ200は、生産性指標を色によって表すヒートマップである。
より具体的には、生産性指標の値に応じて、所定の色が予め定められている。本実施の形態では、組み合わせの生産性指標の値に応じた色の丸が、組み合わせに対応する交点に配置されている。なお、丸の枠線も枠内と同じ色で着色されていてもよく、丸の枠線のみが、生産性指標の値に対応した色に着色され、枠内は白色などでもよい。
例えば、生産性指標は、0.00~1.00の範囲の値をとり得る。図4に示す例では、当該範囲を5つに分割し、5つの範囲の各々に、互いに異なる色を割り当てている。例えば、生産性指標が最も小さい第1の範囲から、最も大きい第5の範囲まで順に、青色、緑色、黄色、オレンジ色、赤色を割り当てている。なお、図4では、色の違いを丸の内部に付した網掛けの種類の違いで表している。生産性指標の範囲毎に、色ではなく、図4に示すようなドットの密度差、又は、網掛けの種類を異ならせてもよい。
生産性指標の範囲の分割及び設定は、例えば、算出部120によって行われる。具体的には、算出部120は、算出した全ての生産性指標を入力データとしてクラスタリングを行うことにより、生産性指標の範囲の分割及び設定を行う。クラスタリングの手法は、例えばウォード法又はk平均法などであるが、これらに限らない。また、分割数は5個でなくてもよく、2個以上であればよい。また、算出部120は、生産性指標の範囲を均等に分割していてもよい。
なお、交点に丸が配置されてない組み合わせは、製造ログ情報に実績が含まれていなかったことを表している。
生産性指標マップ200は、生産性指標を大きさによって表してもよい。具体的には、生産性指標マップ200では、生産性指標が大きい程、生産性指標を表す丸の面積を大きくして表されてもよい。また、生産性指標は、丸(円)の代わりに、四角形、星形、ひし形などのその他の形状で表されてもよい。
本実施の形態では、生産性指標マップ200は、構成要素群の組み合わせ毎に複数生成される。図4では、1つの生産性指標マップ200のみが表示される例について示したが、これに限らない。図5は、本実施の形態に係る表示装置100が表示する生産性指標マップの別の一例を示す図である。図5に示すように、3つの生産性指標マップ200~202が互いに重複するように配置されている。
生産性指標マップ201は、縦軸210に沿ってユニットBが配置され、横軸211に沿ってユニットCが配置されている。生産性指標マップ201は、ユニットBとユニットCとの組み合わせの生産性指標を表している。
生産性指標マップ202は、縦軸210に沿ってユニットCが配置され、横軸211に沿ってユニットAが配置されている。生産性指標マップ201は、ユニットCとユニットAとの組み合わせの生産性指標を表している。
生産性指標マップ200~202のうち最前面に表示されるマップは、例えばオペレーターなどからの操作によって切り替えることができる。あるいは、3つの生産性指標マップ200~202は、一画面に並べて配置されてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る生産性指標マップ200では、複数の構成要素の組み合わせ毎の生産性を示す指標が二次元的に表示されるので、構成要素毎の生産性の良し悪しが分かりやすくなる。このため、生産性が悪い構成要素を容易に推定することが可能になる。
[1-3.第1の動作(格子状マップの表示)]
続いて、本実施の形態に係る表示装置100の第1の動作(格子状マップの表示)について、図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態に係る表示装置100の第1の動作(表示方法)を示すフローチャートである。具体的には、図6は、表示装置100が行う生産性指標マップ200の表示処理を示している。
図6に示すように、まず、取得部110が、製造設備20から製造ログ情報を取得する(S10)。例えば、取得部110は、製造設備20が処理を行う度に、当該処理についての製造ログ情報を取得する。あるいは、取得部110は、1時間~数時間又は1日~数日などの所定の期間毎に、当該期間に行われた処理についての製造ログ情報を取得してもよい。取得部110は、取得した製造ログ情報を記憶部140に保存する。
次に、算出部120が、構成要素の組み合わせ毎に生産性指標を算出する(S20)。算出部120は、算出した生産性指標を記憶部140に保存する。生産性指標の算出処理の詳細について、図7を用いて説明する。図7は、本実施の形態に係る表示装置100が行う生産性指標の算出処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、算出部120は、複数の構成要素群から2つの構成要素群を選択する(S21)。ここでは、算出部120がユニットA群及びユニットB群を選択した場合を一例として説明する。ユニットA群は、例えば24個のユニットA001~A024から構成され、ユニットB群は、例えば32個のユニットB001~B032から構成されている。
次に、算出部120は、構成要素の組み合わせ毎に、生産性指標を算出する(S22)。具体的には、算出部120は、ユニットA群を構成するユニットA001~A024と、ユニットB群を構成するユニットB001~B032との各々から1つずつ選択し、選択したユニットA及びユニットBの組み合わせの生産性指標を算出する。ユニットA001~A024及びユニットB001~B032の全ての組み合わせ(24×32=768通り)に対して、算出部120は、生産性指標を算出する。組み合わせに対応する情報が製造ログ情報に含まれない場合、算出部120は、当該組み合わせの生産性指標を算出しない。
次に、算出部120は、未選択の構成要素群の組み合わせが存在する場合(S23でYes)、複数の構成要素群から別の2つの構成要素群を選択する。例えば、算出部120は、ユニットB群とユニットC群とを選択し、ユニットA群とユニットB群とを選択した場合と同様にして生産性指標を算出する。複数の構成要素群から選択される2つの構成要素群の全ての組み合わせに対する生産性指標の算出が終了した場合(S23でNo)、生産性指標の算出処理を終了する。
図6に戻り、表示部130は、生産性指標マップ(格子状マップ)200~202を生成して表示する(S30)。生産性指標マップ200~202の生成及び表示処理の詳細について、図8を用いて説明する。図8は、本実施の形態に係る表示装置100が行う生産性指標マップ200~202の表示処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、表示部130は、複数の構成要素群から2つの構成要素群を選択する(S31)。次に、表示部130は、縦軸210及び横軸211の各々に沿って、選択した2つの構成要素群を配置する(S32)。具体的には、表示部130は、図4に示すように、縦軸210及び横軸211を配置し、縦軸210の左横にユニットA001~A024の名称(ラベル)及び横軸211の上にユニットB001~B032の名称(ラベル)を配置する。
さらに、表示部130は、算出部120が算出した生産性指標を、対応する組み合わせの交点の位置に配置する(S33)。表示部130は、算出された全ての生産性指標を、対応する組み合わせの交点の位置に配置する。これにより、図4及び図5に示す生産性指標マップ200が生成されて表示される。
次に、表示部130は、未選択の構成要素群の組み合わせが存在する場合(S34でYes)、ステップS31に戻り、複数の構成要素群から別の2つの構成要素群を選択して、構成要素及び生産性指標の配置処理を繰り返す。例えば、表示部130は、ユニットB群とユニットC群とを選択し、ユニットA群とユニットB群とを選択した場合と同様にして生産性指標マップ201を生成して表示する。
複数の構成要素群から選択される2つの構成要素群の全ての組み合わせに対する生産性指標の算出が終了した場合(S34でNo)、生産性指標マップの表示処理を終了する。これにより、図5に示すように、複数の生産性指標マップ200~202が生成されて表示される。
なお、1つのみの生産性指標マップを表示すればよい場合、上述したステップS31~S33を1回だけ行えばよい。例えば、オペレーターなどからの指示を受けた場合などであるが、詳細については実施の形態2で説明する。
また、図4及び図5では、縦軸210が左側に配置され、横軸211が上側に配置されているが、縦軸210は右側に配置されてもよく、横軸211は下側に配置されてもよい。各構成要素の名称は、生産性指標と重複しないように、対応する軸に沿って配置される。
[1-4.第2の動作(異常判定)]
続いて、本実施の形態に係る表示装置100の第2の動作(異常判定)について説明する。図9は、本実施の形態に係る表示装置100の第2の動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、まず、算出部120は、生産性指標マップ200における行又は列を選択する(S40)。例えば、図4には、選択された行又は列に太線の枠を配置し、ユニットA012に対応する行、又は、ユニットB009に対応する列が選択された様子を示している。
算出部120は、選択した行又は列に含まれる生産性指標に基づいて、選択した行又は列に対応する構成要素の異常の有無の判定、又は、異常度の算出を行う(S50)。異常判定又は異常度の算出の詳細について、図10を用いて説明する。図10は、本実施の形態に係る表示装置100が行う異常判定又は異常度の算出処理を示すフローチャートである。
図10に示すように、算出部120は、生産性指標マップ200に含まれる全ての生産性指標に基づいて、度数分布(正規分布)を生成する(S51)。度数分布は、横軸が生産性指標、縦軸が頻度(個数)で表される。算出部120は、例えば、生産性指標マップ200に含まれる全ての生産性指標の平均値(全体平均値)μ及び標準偏差σを算出する。
次に、算出部120は、選択した行又は列に含まれる生産性指標の代表値を算出する(S52)。具体的には、算出部120は、選択した行又は列に含まれる生産性指標の平均値又は中間値などを代表値として算出する。例えば、算出部120は、ユニットB009に対応する列を選択した場合、ユニットB009に含まれる12個の生産性指標の平均値を算出する。
算出部120は、当該平均値の全体平均値μからの乖離率を算出することで、異常の有無を判定する(S53)。例えば、ユニットB009に対応する生産性指標の平均値がμ+2σより大きい場合に、ユニットB009に異常が発生していると判定する。なお、異常の判定の閾値をμ+2σとしたが、μ+σ又はμ+3σであってもよい。
あるいは、算出部120は、選択した行又は列の生産性指標の代表値(例えば平均値)の異常度を算出してもよい。異常度は、例えば、負の対数尤度である。具体的には、異常度は、((算出した平均値-平均μ)/標準偏差σ)^2で算出される。
次に、算出部120は、異常判定結果、又は、算出した異常度を記憶部140に記憶する(S54)。
図9に戻り、算出部120は、全ての行又は列が選択されるまで、行又は列の選択と、選択した行又は列の異常判定又は異常度の算出を繰り返す(S60でYes)。全ての行又は列の選択及び異常判定又は異常度の算出が終了すると(S60でNo)、表示部130は、異常の判定結果、又は、異常度を表示する(S70)。
例えば、表示部130は、図11に示すような異常の判定結果及び異常度の一覧表を表示する。図11は、本実施の形態に係る表示装置100による構成要素毎の異常の判定結果及び異常度を示す図である。図11に示すように、構成要素毎に異常の判定結果及び異常度を示している。
なお、表示部130は、異常の判定結果及び異常度の一方のみを表示してもよい。また、図11に示す例では、異常度を“高(高い)”及び“低(低い)”の2段階で示しているが、異常度は、算出した値そのものでもよい。
[1-5.まとめ]
以上のように、本実施の形態に係る表示装置100及び表示方法によれば、複数の構成要素の組み合わせ毎の生産性を示す指標が格子状マップに二次元的に表示されるので、構成要素毎の生産性の良し悪しが分かりやすくなる。このため、生産性が悪い構成要素を容易に推定することが可能になる。
また、構成要素の異常判定結果、又は、異常度が表示されるので、生産性が悪い構成要素の対処をより速やかに行うことができる。このため、メンテナンス作業者、製造作業者(オペレーター)、製造現場管理者、又は、生産管理責任者などの人が異常箇所を調査及び判断しなくてもよく、表示された構成要素の対処を速やかに行うことができる。
このように、本実施の形態に係る表示装置100及び表示方法によれば、生産性が悪い構成要素を推定しやすくなるので、生産性が悪い構成要素の対処を速やかに行うことができる。したがって、本実施の形態に係る表示装置100及び表示方法によれば、製造物の生産効率及び品質の低下の抑制を支援することができる。
[1-6.変形例]
ここで、本実施の形態に係る表示装置100が表示する生産性指標マップの変形例について説明する。
本実施の形態では、複数の構成要素群から選択された2つの構成要素群に関する二次元格子状マップ(具体的には、図4に示す生産性指標マップ200)を表示したが、3つの構成要素群に関する三次元格子状マップを表示してもよい。
図12は、本変形例に係る表示装置100が表示する生産性指標マップ300を示す図である。図12に示すように、生産性指標マップ300は、ユニットA群が配置された第1の軸310と、ユニットB群が配置された第2の軸311と、ユニットC群が配置された第3の軸312とを有する。第1の軸310、第2の軸311及び第3の軸312は互いに直交している。ユニットA群、ユニットB群及びユニットC群はそれぞれ、第1の構成要素群、第2の構成要素群及び第3の構成要素群の一例である。
本変形例では、算出部120は、製造ログ情報に基づいて、第1の構成要素と、第2の構成要素と第3の構成要素との組み合わせ毎に、生産性指標を算出する。表示部130は、算出された生産性指標を3つの構成要素の交点に配置する。
このように、3つの構成要素の組み合わせ毎の生産性を示す指標を1つの画面に分かりやすく表示することができる。したがって、構成要素間の関係がより分かりやすくなり、生産性が悪い構成要素をより推定しやすくなる。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について説明する。
実施の形態1では、複数の構成要素群から選択可能な2つの構成要素群の全ての組み合わせに対して生産性指標マップを生成して表示する。これに対して、実施の形態2に係る表示装置は、ユーザからの指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて、実施の形態1に係る表示装置と同様に生産性指標の算出及び表示を行う。
[2-1.構成]
まず、本実施の形態に係る表示装置の構成について、図13を用いて説明する。図13は、本実施の形態に係る表示装置400の構成を示すブロック図である。
図13に示すように、表示装置400は、実施の形態1に係る表示装置100と比較して、新たに受付部450を備える点が相違する。以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略又は簡略化する。
受付部450は、ユーザからの指示を受け付けるためのユーザインタフェースである。ユーザは、例えば、製造現場において、生産(製造)を行うために製造設備を操作する製造作業者(オペレーター)であるが、これに限らない。例えば、ユーザは、製造現場の指揮監督、並びに、工程管理及び品質管理を行う製造現場管理者でもよく、生産計画に基づいて日々の生産計画を立案し、実績を管理する生産管理責任者でもよい。あるいは、ユーザは、メンテナンス作業者などであってもよい。受付部450は、具体的には、表示部130と一体形成されたタッチセンサ、又は、物理ボタンなどである。
本実施の形態では、受付部450は、複数の構成要素群に含まれる2つの構成要素群のユーザによる選択を受け付ける。ユーザによって選択された2つの構成要素群は、生産性指標マップ200の縦軸210と横軸211とに配置される構成要素群である。受付部450は、例えば、ユーザが選択可能な複数の構成要素群を表示部130に表示させ、ユーザに構成要素群をタッチして選択させることで、2つの構成要素群の選択を受け付ける。
また、受付部450は、集計期間の指示を受け付ける。例えば、受付部450は、ユーザから集計期間の開始時刻及び終了時刻を受け付ける。あるいは、受付部450は、集計期間の開始時刻と期間の長さとを受け付けてもよい。受付部450が受け付けた集計期間に基づいて、算出部120は、生産性指標を算出する。
[2-2.動作]
次に、本実施の形態に係る表示装置400の動作について、図14を用いて説明する。図14は、本実施の形態に係る表示装置400の動作を示すフローチャートである。
図14に示すように、まず、取得部110が、製造設備20から製造ログ情報を取得する(S10)。具体的な処理は、実施の形態1と同様である。
次に、受付部450が集計期間の指示を受け付けた場合(S121でYes)、算出部120は、集計期間を設定する(S122)。集計期間が設定された場合には、製造ログ情報のうち、当該集計期間に開始時刻又は終了時刻が含まれる処理に対応する時間のみを対象として、生産性指標の算出が行われる。集計期間の指示を受け付けていない場合(S122でNo)、製造ログ情報の全情報を対象として、生産性指標の算出が行われる。
次に、算出部120は、外部入力に基づいて選択された2つの構成要素群を、生産性指標マップ200の縦軸210及び横軸211に沿って配置する構成要素群として設定する(S123)。具体的には、受付部450がオペレーターなどから2つの構成要素群の選択の入力を受け付け、算出部120は、受付部450が受け付けた入力によって選択された2つの構成要素群を、生産性指標の算出対象として設定する。
次に、算出部120は、設定された2つの構成要素群を対象として、構成要素の組み合わせ毎に、生産性指標を算出する(S124)。具体的な処理は、実施の形態1に係るステップS21と同じである。
次に、表示部130は、縦軸210及び横軸211の各々に沿って、選択した2つの構成要素群を配置する(S32)。さらに、表示部130は、算出部120が算出した生産性指標を、対応する組み合わせの交点の位置に配置する(S33)。これらの処理は、図8に示したステップS32及びS34とそれぞれ同じである。
これにより、例えば、図4に示す生産性指標マップ200が生成されて表示される。本実施の形態では、生産性指標マップ200における縦軸210及び横軸211に配置された2つの構成要素群は、受付部450が受け付けた指示に基づいている。すなわち、生産性指標マップ200が示す生産性指標は、メンテナンス作業者又はオペレーターなどの人が選択した組み合わせの生産性指標を示している。
以上のように、本実施の形態によれば、メンテナンス作業者又はオペレーターなどの人が選択した2つの構成要素群に関する生産性指標マップ200が生成される。このため、人が選択しなかった生産性指標の算出処理、及び、生産性指標マップの生成及び表示処理は行われないので、算出又は表示などに要する処理量を削減することができる。
(他の実施の形態)
以上、1つ又は複数の態様に係る表示装置、製造システム及び表示方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本開示の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、及び、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、上記の実施の形態では、生産性指標を色又は大きさの変化で表す例について示したが、これに限らない。生産性指標マップにおいて、生産性指標を示す数値が、対応する交点に配置されてもよい。
また、例えば、縦軸210及び横軸211の各々には、1つの構成要素群を配置したが、複数の構成要素群を配置してもよい。例えば、縦軸210にユニットA群を配置し、横軸211には、ユニットB群及びユニットC群を配置してもよい。これにより、ユニットAとユニットBとの組み合わせと、ユニットAとユニットCとの組み合わせを同時に表示することができる。
また、この場合において、横軸211の1つの列には、ユニットB及びユニットCの組み合わせを配置してもよい。例えば、1つの列には、ユニットB001及びユニットC001を配置し、別の列には、ユニットB001及びユニットC002の組み合わせを配置する。ユニットBとユニットCとの全ての組み合わせを横軸211に配置してもよい。これにより、ユニットAとユニットBとユニットCとの3つの組み合わせの生産性指標を、2次元格子状マップに配置することができる。
また、例えば、製造設備20が部品実装機である例について示したが、これに限らない。例えば、製造設備20は、金属又は樹脂などの原材料を加工する加工装置、及び、加工された材料の成形を行う成形装置などであってもよい。
また、例えば、本開示に係る表示装置では、製造設備は、複数の構成要素からなる構成要素群をN(Nは2以上の自然数)個備え、複数の処理の各々は、N個の構成要素群の各々から選択されたN個の構成要素によって実行されてもよい。この場合において、表示装置は、製造設備から製造ログ情報を取得する取得部と、製造ログ情報に基づいて、M(Mは自然数、2≦M≦N)個の構成要素群の各々から選択されるM個の構成要素の組み合わせ毎に、生産性を示す指標を算出する算出部と、組み合わせ毎の生産性を示す指標を、M個の構成要素群を軸としたM次元格子において組み合わせに対応する交点の位置に表示する表示部とを備えてもよい。
また、(1)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニットなどから構成されるコンピュータシステムであってもよい。RAM(Ramdom Access Memory)又はハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(2)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されていてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(3)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されていてもよい。ICカード又はモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカード又はモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカード又はモジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(4)本開示は、上記に示す方法であってもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであってもよく、コンピュータプログラムからなるデジタル信号であってもよい。
(5)本開示は、コンピュータプログラム又はデジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD-ROM、MO、DVD、DVD-ROM、DVD-RAM、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものであってもよい。また、これらの記録媒体に記録されているデジタル信号であってもよい。
(6)本開示は、コンピュータプログラム又はデジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送などを経由して伝送してもよい。
(7)本開示は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、マイクロプロセッサは、コンピュータプログラムに従って動作してもよい。
(8)プログラム又はデジタル信号を記録媒体に記録して移送することにより、あるいは、プログラム又はデジタル信号を、ネットワークなどを経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施してもよい。
また、上記の各実施の形態は、請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、製造物の生産効率及び品質の低下の抑制を支援することができる表示装置などとして利用でき、例えば、工場における製造の管理などに利用することができる。
10 製造システム
20 製造設備
30 製造物
31 基板
32 部品
100、400 表示装置
110 取得部
120 算出部
130 表示部
140 記憶部
200、201、202、300 生産性指標マップ
210 縦軸
211 横軸
310 第1の軸
311 第2の軸
312 第3の軸
450 受付部

Claims (13)

  1. 複数の処理を実行することで製造物を製造する製造設備の生産性を表示する表示装置であって、
    前記製造設備は、複数の構成要素からなる構成要素群を複数備え、
    前記複数の処理の各々は、複数の前記構成要素群から選択された複数の構成要素によって実行され、
    複数の前記構成要素群は、複数の第1の構成要素からなる第1の構成要素群と、複数の第2の構成要素からなる第2の構成要素群とを含み、
    前記表示装置は、
    前記製造設備から製造ログ情報を取得する取得部と、
    前記製造ログ情報に基づいて、前記第1の構成要素と前記第2の構成要素との組み合わせ毎に、生産性を示す指標を算出する算出部と、
    前記組み合わせ毎の生産性を示す指標を、前記複数の第1の構成要素を配置した第1の軸、及び、前記複数の第2の構成要素を配置した第2の軸を有する格子状マップにおいて前記組み合わせに対応する交点の位置に表示する表示部とを備える
    表示装置。
  2. 前記算出部は、さらに、前記格子状マップにおける前記第1の軸及び前記第2の軸のいずれかに沿った行又は列毎に統計処理を行うことで、当該行又は列に対応する構成要素の異常の有無の判定又は異常度の算出を行い、
    前記表示部は、さらに、前記判定の結果、又は、前記異常度を表示する
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記製造ログ情報は、前記複数の処理の各々に対して、処理を行った複数の構成要素と、処理の実績とを対応付けて示す
    請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記実績は、対応する処理中のエラーの有無、対応する処理の開始時刻、対応する処理の終了時刻、及び、対応する処理の良不良の判定結果の少なくとも1つを示す
    請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記実績は、対応する処理の開始時刻及び対応する処理の終了時刻の少なくとも一方を示し、
    前記算出部は、さらに、前記製造ログ情報のうち、対応する処理の開始時刻及び対応する処理の終了時刻の少なくとも一方が所定の集計期間に含まれる情報に基づいて、前記指標を算出する
    請求項3又は4に記載の表示装置。
  6. さらに、複数の構成要素群に含まれる2つの構成要素群のユーザによる選択を受け付ける受付部を備え、
    前記算出部は、前記受付部によって受け付けられた2つの構成要素群を前記第1の構成要素群及び前記第2の構成要素群として、前記指標を算出する
    請求項1~5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記格子状マップは、前記指標を色又は大きさの差異によって表すヒートマップである
    請求項1~6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記指標は、
    (a)対応する組み合わせを含む1以上の処理のうち、不良と判定された数に相当する不良数、
    (b)対応する組み合わせを含む1以上の処理のうち、不良と判定された処理の割合に相当する不良率、
    (c)対応する組み合わせを含む1以上の処理で発生するエラーの頻度に相当するエラー頻度、
    (d)対応する組み合わせを含む1以上の処理のうち、不良と判定された処理が行われる時間間隔に相当する発生間隔、
    (e)対応する組み合わせを含む1以上の処理に要する時間に相当する生産時間、
    (f)対応する組み合わせを含む1以上の処理を行うために待機する時間に相当する待ち時間、
    (g)対応する組み合わせを含む1以上の処理が停止している時間に相当する停止時間、
    (h)対応する組み合わせを含む1以上の処理を行うことで製造された複数の前記製造物の歩留まり、
    (i)対応する組み合わせを含む1以上の処理を行うことで製造された複数の前記製造物の生産計画比、
    (j)対応する組み合わせを含む1以上の処理を行うことで製造された複数の前記製造物の検査結果、及び、
    (k)これらの少なくとも1つを統計処理することで算出された統計量
    のうち少なくとも1つを含む
    請求項1~7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 複数の前記構成要素群は、さらに、複数の第3の構成要素からなる第3の構成要素群を含み、
    前記算出部は、前記製造ログ情報に基づいて、前記第1の構成要素と前記第2の構成要素と前記第3の構成要素との組み合わせ毎に、生産性を示す指標を算出する
    請求項1~8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記格子状マップは、前記複数の第3の構成要素を配置した第3の軸をさらに有する3次元格子状マップである
    請求項1~9のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の表示装置と、
    前記製造設備とを備える
    製造システム。
  12. 複数の処理を実行することで製造物を製造する製造設備の生産性を表示する表示方法であって、
    前記製造設備は、複数の構成要素からなる構成要素群を複数備え、
    前記複数の処理の各々は、複数の前記構成要素群から選択された複数の構成要素によって実行され、
    複数の前記構成要素群は、複数の第1の構成要素からなる第1の構成要素群と、複数の第2の構成要素からなる第2の構成要素群とを含み、
    前記表示方法は、
    前記製造設備から製造ログ情報を取得する取得し、
    前記製造ログ情報に基づいて、前記第1の構成要素と前記第2の構成要素との組み合わせ毎に、生産性を示す指標を算出し、
    前記組み合わせ毎の生産性を示す指標を、前記複数の第1の構成要素を配置した第1の軸、及び、前記複数の第2の構成要素を配置した第2の軸を有する格子状マップにおいて前記組み合わせに対応する交点の位置に表示する
    表示方法。
  13. 請求項12に記載の表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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