JP7133503B2 - リール固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リール固定装置に関する。
従来、魚釣用リールを釣竿に固定するための装置としてリール固定装置が知られている。リール固定装置は、釣竿に固定されるリールシート本体と、リールシート本体に取り付けられ、釣竿の軸方向に移動可能に設けられた遊動フードと、を備えている。
遊動フードは、リールシート本体に螺合される操作つまみと、操作つまみに連結され、魚釣用リールの一端の脚部を保持するフード部と、を備えている。また、リールシート本体には、魚釣用リールの釣竿取付脚が載置される載置部が形成されている。
ところで、リール固定装置において、載置部と上下反対側となる外面を、握持し易いように径方向外側に膨出形成して直線状又は曲線状の傾斜面としたものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1,2のリール固定装置において、傾斜面は、リールシート本体と遊動フードとに跨って形成されている。
特開2015-167508号公報 特開2007-282596号公報
しかしながら、特許文献1,2のリール固定装置は、釣竿取付脚が前後方向に長い魚釣用リールを固定した場合に、リールシート本体と遊動フードとが前後方向に離間して傾斜面に段差が生じるという問題があった。このような傾斜面の段差は、リール固定装置の握持性の低下につながってしまう。
また、遊動フードは、リール本体に対して、若干のガタを有して設けられているため、魚釣用リールの釣竿取付脚の厚みが大きい場合に、フード部が釣竿取付脚側に引っ張られて傾くという現象が生じる。この場合にも、傾斜面に段差が生じて握持性の低下につながってしまう。
本発明は、このような課題を解決するために創作されたものであり、傾斜面に段差が生じることを抑制し、握持性が向上したリール固定装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明のリール固定装置は、魚釣用リールの釣竿取付脚を載置する載置部が形成されたリールシート本体と、前記リールシート本体の外周部に螺合して軸方向に移動可能に設けられた遊動フードとを備えている。前記載置部の上下方向反対側において、前記リールシート本体と前記遊動フードとの外面は、前記リールシート本体側から前記遊動フード側に向うに連れて径方向外側への膨出量が次第に低減するように側面視で連続する傾斜面とされている。前記リールシート本体は、前記遊動フードにおける前記傾斜面の径方向内側に設けられ前記遊動フードに向けて突出する規制部を有し、前記遊動フードは、前記遊動フードにおける前記傾斜面の径方向内側において前記規制部に対向する内面を有している。前記内面は、前記釣竿取付脚を挟み込む方向に前記遊動フードを移動させた際に前記規制部に当接するとともに、前記釣竿取付脚の挟み込みを解除する方向に前記遊動フードを移動させた際に前記規制部から径方向外側に離間している。前記規制部は、前記釣竿取付脚を挟み込む際の前記遊動フードの移動過程において前記遊動フードが前記釣竿取付脚の一端を収容することで前記内面に当接し、前記リールシート本体の傾斜面の延長上に前記遊動フードの先端部が位置するように前記遊動フードの傾きを規制する。
本発明では、規制部によって、リールシート本体の傾斜面の延長上に遊動フードの先端部が位置するように遊動フードの傾きが規制されるので、遊動フードがリールシート本体から離間した場合にも、リールシート本体側から遊動フード側に向けて側面視で連続する傾斜面が維持されることとなる。したがって、傾斜面に段差を生じることがなく、握持性が向上する。
また、遊動フードが釣竿取付脚の一端を収容することで規制部に内面が当接するので、釣竿取付脚の一端を遊動フードに収容するという魚釣用リールを装着操作の過程で、リールシート本体の傾斜面の延長上に遊動フードの先端部を位置決めできる。したがって、特別な操作を行うことなく、側面視で連続する傾斜面を維持できる。
また、前記内面は、前記遊動フードにおける前記傾斜面と平行であることが好ましい。このように構成することで、リールシート本体の傾斜面の延長上に遊動フードの先端部を容易に位置させることができる。したがって、傾斜面に段差を生じることがなく、握持性が向上する。
また、本発明のリール固定装置は、魚釣用リールの釣竿取付脚を載置する載置部が形成されたリールシート本体と、前記リールシート本体の外周部に螺合して軸方向に移動可能に設けられた遊動フードと、を備えたリール固定装置であって、前記載置部の上下方向反対側において、前記リールシート本体と前記遊動フードとの外面は、前記リールシート本体側から前記遊動フード側に向うに連れて径方向外側への膨出量が次第に低減するように側面視で連続する傾斜面とされており、前記リールシート本体は、前記遊動フードにおける前記傾斜面の径方向内側に設けられ前記遊動フードに向けて突出する規制部を有し、前記遊動フードは、前記遊動フードにおける前記傾斜面の径方向内側において前記規制部に対向する内面を有しており、前記遊動フードの内面に対向する規制部の外面は、前記釣竿取付脚を挟み込む際の前記遊動フードの移動過程において前記遊動フードの内面に当接するとともに、前記釣竿取付脚の挟み込みを解除する方向に前記遊動フードを移動させた際に前記遊動フードの径方向内側に離間しており、前記規制部は、前記釣竿取付脚を挟み込む際の前記遊動フードの移動過程において前記遊動フードが前記釣竿取付脚の一端を収容することで前記内面に当接し、前記リールシート本体の傾斜面の延長上に前記遊動フードの先端部が位置するように前記遊動フードの傾きを規制することを特徴とする。
本発明によれば、傾斜面に段差が生じることが抑制され、握持性が向上したリール固定装置が得られる。
本発明の第1実施形態に係るリール固定装置およびこれに固定された魚釣用リールの釣竿取付脚を示す側面図である。 リール固定装置の後部の遊動フードを断面にして示した側面図である。 図2に図示された規制部とその近傍部分を示した一部断面拡大側面図である。 遊動フードが後方に移動した状態における規制部とその近傍部分を示した一部断面拡大側面図である。 同じく遊動フードが後方に移動した状態におけるリール固定装置の後部の一部断面拡大側面図である。 リール固定装置を右手で把持した状態を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係るリール固定装置およびこれに固定された魚釣用リールを示す一部断面側面図である。 図7に図示された規制部とその近傍部分を示した一部断面拡大側面図である。 遊動フードが前方に移動した状態における規制部とその近傍部分を示した一部断面拡大側面図である。 遊動フードが後方に移動した状態における規制部とその近傍部分を示した一部断面拡大側面図である。
次に各実施形態のリール固定装置について説明する。第1実施形態では、魚釣用スピニングリール用のリール固定装置について説明し、第2実施形態では、両軸受型魚釣用リールのリール固定装置について説明する。また、実施形態の説明において、リール固定装置3が装着される釣竿1が水平となっている状態を基準に説明し、釣竿の竿先側を前側、竿元側を後側と言う。
(第1実施形態)
図1に示すように、リール固定装置3が取り付けられる釣竿1は、前後方向に延在する竿杆2と、竿杆2の後端を被覆するグリップ(不図示)とを備える。リール固定装置3は、竿杆2の後部であってグリップの前側に取り付けられている。リール固定装置3は、リールシート本体10と、リールシート本体10の後部に取り付けられた遊動フード20と、を備えている。遊動フード20は、操作つまみ部21と後側フード22とを備えている。
リールシート本体10は、竿杆2の軸線O1方向に延在する略円筒状の樹脂部品である。リールシート本体10の内部に竿杆2が挿入され、リールシート本体10が竿杆2に嵌合している。また、リールシート本体10と竿杆2との間には接着剤が塗布され、リールシート本体10が竿杆2に接着している。
リールシート本体10の後部は、遊動フード20内に挿入され、遊動フード20を支持する支持部15を構成している。一方、リールシート本体10の前部および前後方向中央部は外側に露出している。
リールシート本体10の前後方向中央部の上面(以下、中央上面という)11は、前部の上面10aよりも上側に湾曲状に膨出している。
中央上面11において、魚釣用スピニングリールの脚部50の中心O2よりも僅かに後方に位置する箇所が最も上側に膨出している。このため、リールシート本体10の中央上面11は、最も上側に膨出する頂部11aと、頂部11aから前方に向うに連れて膨出量が次第に低減する前側傾斜面11bと、頂部11aから後方に向うに連れて膨出量が次第に低減する後側傾斜面11cと、を備えている。
なお、後側傾斜面11cは、遊動フード20の後記する膨出壁部26の上面26bとともに、傾斜面30を構成している。
図1に示すように、リールシート本体10の前後方向中央部の下面には、略水平な取付面を備えた載置部12が形成されている。
リールシート本体10の下面において、載置部12の前方には、前側フード13が形成されている。前側フード13は、固定されたフードであり、載置部12よりも下方へ膨出している。また、前側フード13の後面には、後方に開口する前側係止孔13aが形成されている。前側係止孔13aには、魚釣用スピニングリールの釣竿取付脚51の前部が挿入される。
さらに、リールシート本体10の前後方向中央部の両側面には、径方向内側に窪み、かつ、前後方向に延在する案内溝14が形成されている。
図2に示すように、支持部15の後部には、雄ねじ部16が形成されている。また、支持部15の両側面には、径方向内側に窪み、かつ、前後方向に延在する挿通溝17が形成されている。挿通溝17の前端は、案内溝14の後端に連続している。
支持部15の前側の上部には、上方に突出する規制部18が形成されている。この規制部18は、遊動フード20の後記する膨出壁部26の前部と軸線O1(図1参照、以下同じ)方向に重なる位置に形成されている。規制部18は、後記するように、遊動フード20の内面である対向面28(図2参照)に当接して、遊動フード20が載置部12側に傾くのを規制する役割をなす。
図3に示すように、規制部18の上面は、前後方向に平らに形成され、軸線O1と平行となっている。
規制部18の上面は、リールシート本体10の中央上面11よりも径方向内側に位置しており、規制部18と中央上面11との間には径方向に延在して後方を臨む段差面11dが形成されている。この段差面11dは、周方向に延在している。段差面11dと規制部18の上面とは、側面視で鋭角となっている。
また、規制部18の上面と支持部15の上面との間には、径方向に延在する後端面18aが形成されている。後端面18aは、後方を臨んで、周方向に延在している。
規制部18の後端には、規制部18の上面と後端面18aとの角部19が形成されている。角部19は、アール状に面取りされている。
図2に示すように、操作つまみ部21は、円筒状に形成され、内周面に雌ねじ部21aが形成されている。雌ねじ部21aは、支持部15の雄ねじ部16と螺合している。操作つまみ部21の前端の内周面には、周方向に延在する環状の溝23が形成されている。
後側フード22は、円筒部24と、係止部25と、膨出壁部26と、突出片27とを備えている。円筒部24は、略円筒状に形成され支持部15が貫通している。係止部25は、円筒部24の前端の下側から前方に延出している。膨出壁部26は、円筒部24の上部から前側に向うに連れて径方向外側に膨んでいる。突出片27は、円筒部24の両側面の前端から前方に向けて延出しており、後側フード22の両側面を前方へ拡張している。
円筒部24の後端には、径方向外側に突出する環状の突起24aが形成されている。突起24aは、操作つまみ部21の内周側に入り込んでおり、溝23内に嵌合している。
円筒部24の内径は、支持部15の外径よりも僅かに大きく形成されている。円筒部24と支持部15の前部との間には、後側フード22が傾倒可能な隙間S1が周方向に亘って形成されている。
円筒部24の内周面には、係合凸部(不図示)が形成されている。この係合凸部は、径方向内側に向って突出するとともに前後方向に延在しており、案内溝14に係合している。係合凸部は、挿通溝17を通過して案内溝14内に配置される。
係止部25は、前側に向うに連れて拡径し、載置部12の後部12aの外側を覆っている。これにより、載置部12と係止部25との間には、載置部12の後部12aに載置された釣竿取付脚51の後部52が挟持される。
膨出壁部26は、リールシート本体10の規制部18の角部19を越えて前方に延出している。膨出壁部26の前端面26aは、リールシート本体10の段差面11dの端部に当接している。膨出壁部26の上面26bとリールシート本体10の後側傾斜面11cは、段差なく連続する傾斜面30となっている。
膨出壁部26の上面26bは、前後方向に略直線状に形成されている。膨出壁部26の上面26bと後側傾斜面11cとから構成される傾斜面30は、後方に向うに連れて径方向内側に位置するとともに、前後方向に略直線状に延在する面となっている。
図3に示すように、膨出壁部26の前部の内面は、規制部18と径方向に対向する対向面28を構成している。
対向面28は、後方に向うに連れて径方向内側に位置し、前後方向に略直線状に形成されている。対向面28において、規制部18の角部19に対向する部位28aは、角部19に当接している。
また、図3の断面において、対向面28は、膨出壁部26の上面26bと略平行である。つまり、対向面28は、傾斜面30と同じ傾斜角度で形成されている。
図1に示すように、後側フード22の突出片27は、中央上面11の後端11eよりも前方に延出している。なお、図1では、左側面に位置する突出片27のみが図示されているが、右側面にも同様に突出片27が形成されている。
次にリール固定装置3の動作について説明する。
操作つまみ部21を軸線O1回りに回転させると、操作つまみ部21が雄ねじ部16により前後方向に案内され、操作つまみ部21と後側フード22が一体に前後動する。また、係合凸部が案内溝14に係止しており、操作つまみ部21と後側フード22が前後動する際に、後側フード22は軸線O1回りに回動しないようになっている。
図4に示すように、後側フード22が後方に移動すると、後側傾斜面11cから膨出壁部26の上面26bが離間してこの間に隙間が形成される。そして、膨出壁部26の上面26bの前端26cは、後側傾斜面11cの延長線L1よりも上方に位置し、傾斜面30に段差が形成される。
さらに、後側フード22の対向面28は、リールシート本体10側に向うに連れて径方向外側に位置していることから、規制部18の角部19に当接しなくなり、後側フード22が傾倒可能な状態となる。
また、対向面28と傾斜面30とが同じ傾斜角度となっていることから、後側フード22の後方への移動量に関わらず、膨出壁部26の上面26bの前端26cにおける突出量Δ1は、対向面28と角部19との隙間Δ2と常に同じ量となる。
この状態から魚釣用スピニングリールを取り付ける場合には、魚釣用スピニングリールの釣竿取付脚51の前部を前側フード13の前側係止孔14aに挿入するとともに、釣竿取付脚51の底面を載置部12に当接させる。その後、操作つまみ部21を回動して、後側フード22を前方に移動させ、釣竿取付脚51の後部52を係止部25に挟み込む(図2参照)。これによって、魚釣用スピニングリールがリール固定装置3に固定される。
ここで、後側フード22が前方に移動する際、係止部25の内面が釣竿取付脚51の後部52の外面(下面)に当接して、係止部25が下方へ押圧される。この押圧によって、後側フード22の対向面28とリールシート本体10の角部19との間に形成された隙間Δ2(図4参照)分だけ、後側フード22の前端が下方に移動する。これによって、後側フード22が下方へ傾倒する。
この結果、図5に示すように、膨出壁部26の上面26bの前端26cは、延長線L1からの突出量Δ1分(図4参照)だけ下方に移動する。この移動で、膨出壁部26の前端26cが後側傾斜面11cの延長線L1上に位置するようになり、傾斜面30に突出する部分がなくなる。つまり、規制部18は、リールシート本体10の傾斜面30の延長線L1上に遊動フード20の先端部(前端26c)が位置するように遊動フード20の傾きを規制する。
次にリール固定装置3の握持の仕方について説明する。
図6に示すように、手のひらF6を傾斜面30の上方からあてがいつつ、母指球F7を頂部11aに当てる。次に、前側傾斜面11bと前部の上面10aに親指F1を当て、前側傾斜面11bと前部の上面10aに沿って親指F1を前方に延ばす。
次いで、人差し指F2、中指F3、薬指F4、並びに小指F5のそれぞれを、リールシート本体10の下側から回り込ませ、中指F3と薬指F4とで魚釣用スピニングリールの脚部50を挟む。そして、人差し指F2を前側フード13の外周面に引っ掛けるように当てる。また、中指F3の腹を、案内溝14の近傍に当てる。さらに、薬指F4の腹を突出片27に当てる。また、小指F5の腹を円筒部24の側面に当てる。これによって、リール固定装置3を握持できる。
以上説明した本実施形態のリール固定装置3によれば、規制部18によって、リールシート本体10の傾斜面30(後側傾斜面11c)の延長上に遊動フード20の先端部(前端26c)が位置するように遊動フード20の傾きが規制される。これによって、遊動フード20がリールシート本体10から離間した場合にも、リールシート本体10側から遊動フード側に向けて側面視で連続する傾斜面が維持されることとなる。したがって、傾斜面30に段差を生じることがなく、握持性が向上する。
また、遊動フード20は、釣竿取付脚51の一端(後部)を収容することで規制部18に内面である対向面28が当接する。したがって、釣竿取付脚51の一端(後部)を遊動フード20に収容するという魚釣用スピニングリールの装着操作の過程で、リールシート本体10の傾斜面30(後側傾斜面11c)の延長上に遊動フード20の先端部(前端26c)を位置決めできる。したがって、特別な操作を行うことなく、側面視で連続する傾斜面30を維持できる。
また、内面である対向面28は、遊動フード20における傾斜面(膨出壁部26の上面26b)と平行である。したがって、リールシート本体10の傾斜面30(後側傾斜面11c)の延長上に遊動フード20の先端部(前端26c)を容易に位置させることができる。したがって、傾斜面30に段差を生じることがなく、握持性が向上する。
なお、規制部18と後側フード22の内面(対向面28)との当接により後側フード22の傾倒を規制しているため、案内溝14と係合凸部に負荷がかからない。よって、案内溝14と係合凸部との係合が解除されて後側フード22が回転してしまう、ということを好適に防止できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るリール固定装置について説明する。本実施形態のリール固定装置103は、両軸受型の魚釣用リールを固定するためのものである。
図7に示すように、リール固定装置103が取り付けられる釣竿101は、前後方向に延在する竿杆102と、竿杆102の後側に取り付けられたグリップ104と、を備えている。リール固定装置103は、竿杆102の後部側に取り付けられている。リール固定装置103は、リールシート本体110と、リールシート本体110の前部に取り付けられた遊動フード120と、を備えている。遊動フード120は、操作つまみ部121と前側フード122とを備えている。
リールシート本体110の前部は、支持部115を構成し、遊動フード120内に挿入されている。また、リールシート本体110の前後方向中央部と後部が外側に露出している。
リールシート本体110における前後方向中央部の下面(以下、中央下面という)111は、下方に膨出している。このため、中央下面111は、最も下側に膨出する頂部111aと、頂部111aから前方に向うに連れて膨出量が次第に低減する前側傾斜面111bと、頂部111aから後方に向うに連れて膨出量が次第に低減する後側傾斜面111cと、を備えている。
なお、前側傾斜面111bは、前後方向に略直線状に形成されており、前側フード122の下面126とともに、傾斜面130を構成している。
リールシート本体110の前後方向中央部の上部には、魚釣用リール150の釣竿取付脚151を載置する載置部112が形成されている。
リールシート本体110の上部であって載置部112の後方には、前方に向って開口する後側係止孔(不図示)が形成された後側フード113が形成されている。
また、リールシート本体110の後部の下面には、下方に突出するトリガ117が形成されている。
支持部115の前部は、雄ねじ部116を構成している。支持部115の両側面には、案内溝114が形成されている。案内溝114は、径方向内側に窪み、かつ、前後方向に延在している。
支持部115の外径は、リールシート本体110の前後方向中央部より小さく形成されている。
操作つまみ部121は、円筒状に形成され、内周面に雄ねじ部116と螺合する雌ねじ部121aが形成されている。
前側フード122は、筒状に形成され、支持部115の前部を覆っている。また、前側フード122の前端は、操作つまみ部121と嵌合しており、操作つまみ部121に対し回転自在に連結している。
前側フード122の後側の上部には、後方に向って次第に上方に位置するように延出する係止部125が形成されている。この係止部125は、釣竿取付脚151の前部を載置部112とで挟持するためのものである。
図8に示すように、前側フード122の内径は、支持部115の前部よりも大径に形成されている。これにより、前側フード122と支持部115との間には隙間S2が形成され、この隙間S2によって前側フード122が傾倒可能になっている。また、前側フード122の内周面は、前後方向に平らに形成され、軸線O3(図7参照)と平行になっている。
前側フード122の後端面122aは、リールシート本体110の段差117dに当接している。
前側フード122の下面126は、前方に向うに連れて径方向内側に位置し、前後方向に略直線状に形成されている。下面126の傾斜角度は、前側傾斜面111bと同じとなっている。このため、前側フード122の下面126と前側傾斜面111bとから構成される傾斜面130は、前方に向うに連れて径方向内側に位置するとともに、前後方向に直線状に延在する面となっている。なお、特に図示しないが、傾斜面130は、人差し指と中指が当たる部位である。
また、リールシート本体110において、支持部115の後端の下面には、下方に膨出する規制部118が形成されている。規制部118は、後方に向うに連れて径方向外側に位置し、前後方向に略直線状に形成されている。規制部118の後端は、前側フード122における下側の内周角部(内面)129と当接している。また、規制部118は、前側フード122の下面126と平行である。つまり、規制部118の傾斜角度は、傾斜面130と同じ傾斜角度となっている。
以上説明した第2実施形態のリール固定装置103は、図9に示すように、前側フード122が前方に移動すると、前側フード122の下面126の後端126aが前側傾斜面111bの延長線L2よりも下方に位置し、傾斜面130に段差が発生する。
また、前側フード122の内周角部129は、規制部118に当接せず、前側フード122が傾倒可能な状態となる。
また、規制部118と傾斜面130とが同じ傾斜角度となっていることから、前側フード122の移動量に関わらず、前側フード122の下面126の後端126aにおける突出量Δ3は、内周角部129と規制部118との隙間Δ4と常に同じ量となる。
したがって、魚釣用リール150の装着時に、前側フード122が釣竿取付脚151の前部152によって押圧されると、前側フード122の後端は、内周角部129と規制部118との隙間Δ4分だけ上方に移動する。これによって、前側フード122が傾倒する。
この結果、図10に示すように、前側フード122の下面126の後端126aは、前側傾斜面111bの延長線L2上に位置し、傾斜面130に突出する部分がなくなる。つまり、規制部118は、リールシート本体110の傾斜面130の延長線L2上に前側フード122の後端126aが位置するように前側フード122の傾きを規制する。
以上説明した第2実施形態のリール固定装置103によれば、人差し指と中指が当たる傾斜面130に段差が発生していないため、違和感なく長時間に亘って握ることができる。したがって、握持性が向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
前記実施形態では、膨出壁部26の上面26bや前側傾斜面111bは、略直線状に形成したものを示したが、これに限られることはなく、曲線状であってもよい。
また、傾斜面30,130は、側面視で連続する斜面であればよく、種々の形状のものを採用することができる。
3,103 リール固定装置
10,110 リールシート本体
11c 後側傾斜面(リールシート本体の傾斜面)
12,112 載置部
20,120 遊動フード
26c 前端(先端部)
28 対向面(内面)
30,130 傾斜面
51 釣竿取付脚
111b 前側傾斜面(リールシート本体の傾斜面)

Claims (3)

  1. 魚釣用リールの釣竿取付脚を載置する載置部が形成されたリールシート本体と、前記リールシート本体の外周部に螺合して軸方向に移動可能に設けられた遊動フードと、を備えたリール固定装置であって、
    前記載置部の上下方向反対側において、前記リールシート本体と前記遊動フードとの外面は、前記リールシート本体側から前記遊動フード側に向うに連れて径方向外側への膨出量が次第に低減するように側面視で連続する傾斜面とされており、
    前記リールシート本体は、前記遊動フードにおける前記傾斜面の径方向内側に設けられ前記遊動フードに向けて突出する規制部を有し、
    前記遊動フードは、前記遊動フードにおける前記傾斜面の径方向内側において前記規制部に対向する内面を有しており、
    前記内面は、前記釣竿取付脚を挟み込む方向に前記遊動フードを移動させた際に前記規制部に当接するとともに、前記釣竿取付脚の挟み込みを解除する方向に前記遊動フードを移動させた際に前記規制部から径方向外側に離間しており、
    前記規制部は、前記釣竿取付脚を挟み込む際の前記遊動フードの移動過程において前記遊動フードが前記釣竿取付脚の一端を収容することで前記内面に当接し、前記リールシート本体の傾斜面の延長上に前記遊動フードの先端部が位置するように前記遊動フードの傾きを規制することを特徴とするリール固定装置。
  2. 前記内面は、前記遊動フードにおける前記傾斜面と平行であることを特徴とする請求項1に記載のリール固定装置。
  3. 魚釣用リールの釣竿取付脚を載置する載置部が形成されたリールシート本体と、前記リールシート本体の外周部に螺合して軸方向に移動可能に設けられた遊動フードと、を備えたリール固定装置であって、
    前記載置部の上下方向反対側において、前記リールシート本体と前記遊動フードとの外面は、前記リールシート本体側から前記遊動フード側に向うに連れて径方向外側への膨出量が次第に低減するように側面視で連続する傾斜面とされており、
    前記リールシート本体は、前記遊動フードにおける前記傾斜面の径方向内側に設けられ前記遊動フードに向けて突出する規制部を有し、
    前記遊動フードは、前記遊動フードにおける前記傾斜面の径方向内側において前記規制部に対向する内面を有しており、
    前記遊動フードの内面に対向する規制部の外面は、前記釣竿取付脚を挟み込む際の前記遊動フードの移動過程において前記遊動フードの内面に当接するとともに、前記釣竿取付脚の挟み込みを解除する方向に前記遊動フードを移動させた際に前記遊動フードの径方向内側に離間しており、
    前記規制部は、前記釣竿取付脚を挟み込む際の前記遊動フードの移動過程において前記遊動フードが前記釣竿取付脚の一端を収容することで前記内面に当接し、前記リールシート本体の傾斜面の延長上に前記遊動フードの先端部が位置するように前記遊動フードの傾きを規制することを特徴とするリール固定装置。
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