JP6898221B2 - 釣竿用リールシート及び釣竿 - Google Patents

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本発明は、釣竿にリールを固定するための釣竿用リールシート及びこれを備えた釣竿に関する。
釣竿にリールを固定するための釣竿用リールシートとして、リールシート本体に外装される筒状の可動フードを備えたものが知られている。
このようなリールシートでは、リールシート本体の上側又は下側にリール脚を載置するためのリール脚載置部が形成され、左右両側にはそれぞれ案内溝が形成される。
このようなリールシートは、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1では、リール脚を固定する際に可動フードが傾くことを抑制することができる釣竿用リールシート及び釣竿を提供することを目的としている。
特開2015−167508号公報
しかしながら、リール脚を固定する際、可動フードがリール脚の端部に乗り上げて上側に傾くため、特許文献1に係る態様を含め、従来の構成では、案内溝と接触する、可動フードの内周面に設けられた係合突起は、案内溝と2箇所で接触するのみであり、当該接触部分に過大な負荷が掛かることとなり、可動フードの係合突起ないしリールシート本体の案内溝の耐久性を十分に確保することが難しいという問題があった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、移動フードの案内突起と、リールシートの案内溝との間の接触領域を増やすことで、移動フード並びにリールシート本体の耐久性を向上させることにある。本発明のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートは、リール脚が載置されるリール脚載置部と、左右一対の案内溝と、が形成されたリールシート本体と、リールシート本体の案内溝に案内される案内突起を備え、該リールシートの軸線方向に沿って移動可能に構成された筒状の移動フードと、を備え、前記案内溝は、第1の溝部分と、前記移動フードの移動方向でみて前方前方若しくは後方に、該第1の溝部分の幅よりも小さい幅を有する第2の溝と、を備え、前記移動フードの案内突起は、前記リール脚の固定状態で前記第1の溝部分に位置する第1の突起部分と、前記第2の溝部分に位置し、該第1の突起部分の幅よりも小さい幅を有する第2の突起部分と、を備える。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートは、前記リール脚の固定状態で、前記可移動フードの案内突起の側壁は、少なくとも3箇所で、前記リールシート本体の案内溝の壁と接触するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートは、前記第1の突起部分と、前記第2の突起部分は互いに離間して形成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートは、前記第1の溝部分の幅と前記第1の突起部分の幅との差異は、前記第2の溝部分の幅と前記第2の突起部分の幅との差異よりも大きくなるよう形成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートは、前記移動フードの案内突起の側壁は、側壁本体部と、少なくとも3箇所において、前記リール脚の固定状態で、前記リールシート本体の案内溝の壁と接触する側壁接触部と、を備え、前記移動フードの案内突起の該側壁接触部は、前記移動フードの案内突起の該側壁本体部に対して傾斜して形成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートは、前記第2の溝は、複数の溝から構成され、各溝の幅の合計は、前記第1の溝の幅よりも小さく形成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートは、前記第2の突起部分は、複数の突起部分から構成され、各突起の幅の合計は、前記第1の突起部分の幅よりも小さく形成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートは、前記案内突起の少なくとも前記第2の突起部分は、その先端部分が、円弧状又はテーパ状に形成される。
上記実施形態によれば、移動フードの案内突起と、リールシートの案内溝との間の接触領域を増やすことで、移動フード並びにリールシート本体の耐久性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る釣竿を示す図である。 本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートを示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。 本発明の一実施形態に係る案内溝及び突起を示す図である。
以下、本発明に係る釣竿の実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。複数の図面において共通する構素には当該複数の図面を通じて同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
図1は、本発明に係る釣竿の一実施形態を示す図である。図示のように、本発明の一実施形態による釣竿1は、竿体2と、竿体2にリールシート9を介して取り付けられたリールRと、竿体2に取り付けられた釣糸ガイド10と、を備える。図示の実施形態においては、リールシート9及び釣糸ガイド10の各々が、竿体の外周面に取り付けられる取付部品に該当する。
竿体2は、例えば、元竿3、中竿5、及び穂先竿7等を連結することによって構成されている。これらの各竿体は、例えば、並継ぎ式に継合される。元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、振出方式、逆並継方式、インロー方式、又はこれら以外の公知の任意の継合方式により継合され得る。竿体2は、単一の竿体から構成されていても良い。
元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、例えば、繊維強化樹脂製の管状体で構成されている。この繊維強化樹脂製の管状体は、強化繊維にマトリクス樹脂を含浸させた繊維強化樹脂プリプレグ(プリプレグシート)を芯金に巻回し、このプリプレグシートを加熱して硬化させることにより作成される。このプリプレグシートに含まれる強化繊維として、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、及びこれら以外の任意の公知の強化繊維を用いることができる。当該プリプレグシートに含まれるマトリクス樹脂として、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。プリプレグシートが硬化された後には、芯金が脱芯される。また、管状体の外表面は、適宜研磨される。各竿体は、中実状に構成されてもよい。
図示の実施形態において、元竿3、中竿5及び穂先竿7には、リールシート9に装着されるリール6から繰り出される釣糸を案内する複数の釣糸ガイド10(釣糸ガイド10A〜10D)が設けられている。より具体的には、元竿3には釣糸ガイド10Aが設けられ、中竿5には釣糸ガイド10Bが設けられ、穂先竿7には釣糸ガイド10Cが設けられている。穂先竿7の先端には、トップガイド10Dが設けられている。
図示の実施形態において、リールシート9は、元竿3の外周面に取り付けられている。
次に、図2を参照して、リールシート9についてさらに説明する。リールシート9は、魚釣用リール6のリール脚6aが載置されるリール脚載置面12aをその軸方向に沿って有するリールシート本体12を備えている。リールシート本体12は、全体として筒状に形成されている。また、リールシート本体12は、合成樹脂(例えばポリアミド系合成繊維やABS樹脂等)あるいは金属(例えばSUS、アルミニウム、チタン、真鍮等)等の適宜の材料から形成されている。
このリールシート本体12は、リール脚載置面12aの反対側を僅かに膨出させ、握持する手で握り込んだときに、母指球またはその近部を支えることで握持し易い湾曲形状の外面を有する握り部12bを形成してある。
リールシート本体12のリール脚載置面12aは、平坦または、リールシート本体12のリール脚載置面12aに隣接する他の周方向の部位(例えば握り部12b)よりも大きな曲率をもって略平坦に形成され、かつ、図2および図3に示す下側にリールシート本体12の軸方向に延びた状態に形成されている。リールシート本体12は、一端(竿先側)に固定フード14が一体的に配設されている。リールシート本体12のリール脚載置面12aの一端は、固定フード14の内部に配設されている。
リールシート本体12は、他端(竿元側)に後述する案内溝が形成された筒状部16およびネジ部18が一体的に設けられている。筒状部16には、リールシート本体12のリール脚載置面12aに連続して、又は、僅かな段差をもって筒状部載置面16aが形成されている。本発明の一実施形態では、リール脚載置面(リール脚載置部)12aと筒状部載置面16aとの間は、リール脚6aの裏面(底面)6bが載置される後述するリール脚保持部28の裏面保持部28aおよびリール脚載置面12aの間をできるだけ面一にするように、リール脚保持部28の裏面保持部28aが配設される分の段差が形成されている。筒状部載置面16aは、ネジ部18にも連続して形成されている。筒状部16およびネジ部18の外側には、移動フード22が軸方向に移動自在に装着される。
図2に示すように、リールシート本体12の固定フード14には、リール脚6aの一端を受け入れる開口部14aが移動フード22に向けて開口されている。この固定フード14の開口部14aは、リールシート本体12の前方に向けて次第に内面の高さが低くなるように形成されている。この開口部14aにリール脚6aの一端を受け入れ、リール脚6aの一端が開口部14aにより押圧されたときに、このリール脚6aを固定フード14内に配設されたリール脚載置面12a側に向けて付勢する(押し付ける)。
なお、固定フード14は、リールシート本体12に一体的に配設されている場合に限らず、金属又は硬質の合成樹脂でリールシート本体12と別体構造に形成し、リールシート本体12に強固に固定してもよい。金属で形成する場合には、リール6のリール脚6aに当接する部位に樹脂製部材を配置し、金属間の接触による各部材の損傷を防止することが好ましい。
本実施形態の移動フード22は、リールシート本体12のネジ部18が挿通される軸方向孔22aを貫通させたスリーブ状に形成してあり、締付用ナット24と、フード本体26と、このフード本体26の内側に固定されたリール脚保持部28とを有する。フード本体26の後端には締付用ナット24が回転自在に連結されている。そして、締付用ナット24は例えば合成樹脂、金属、ポリアミド系合成繊維、ABS樹脂、アルミニウム、真鍮等により形成され、フード本体26は例えば金属(SUS、真鍮)等により形成され、リール脚保持部28は例えばポリアミド系合成繊維等により形成されている。リール脚保持部28は、後述する連結部28cで裏面保持部(フード挟持部)28aおよび表面保持部28bを適当な範囲でバネ性をもって開閉するように、適度な弾性を有する材料で形成される。
締付用ナット24はネジ部18に螺合する雌ネジを内周側に形成し、外周側は滑り難く回転操作し易く形成されている。締付用ナット24の前端部は、フード本体26の後端部と相対回転自在でかつ抜け止めされた状態で連結されている。締付用ナット24の前端で径方向外方に拡径した状態に延びるフランジ部に、フード本体26の後端で径方向内方に縮径した状態に延びるフランジ部が嵌合され、自在に相対回転を可能としつつ抜け止めするよう構成してもよい。なお、締付用ナット24とフード本体26との連結構造は、逆の構造であっても良い。すなわち、締付用ナット24の前端の径方向内方に縮径した状態に延びるフランジ部に、フード本体26の後端の径方向外方に拡径した状態に延びるフランジ部が嵌合され、自在に相対回転を可能としつつ抜け止めすることも好ましい。また、径方向内方や径方向外方に延びるフランジ部は、全周にわたって連続することが好ましいが、不連続であってもよい。
締付用ナット24は、リールシート本体12のネジ部18に螺合され、かつ、回転可能に配設されている。フード本体26は締付用ナット24に連結されている。このため、ネジ部18に対して締付用ナット24を正方向に回転させると、締付用ナット24が固定フード14に対して近接するとともに移動フード22のフード本体26が固定フード14に対して近接する。一方、ネジ部18に対して締付用ナット24を逆方向に回転させると締付用ナット24が固定フード14に対して離隔するとともに移動フード22のフード本体26が固定フード14に対して離隔する。
この締付用ナット24の回転によりリールシート本体12の軸方向に移動されるフード本体26は、前方および内周側に開口し、魚釣用リール6のリール脚6aの後端を受け入れるリール脚保持部28が配設された状態で固定される開口部26aを有する。このフード本体26の開口部26aは、移動フード22をリールシート本体12のネジ部18に装着したときに、固定フード14の開口部14aに対向する。フード本体26の開口部26aは、固定フード14の開口部14aとは逆に、後方に向けて次第に内面の高さが低くなるように形成されている。
次に、図3を用いて、リールシート本体12の筒状部16およびネジ部18に形成された案内溝について説明する。図3に示すように、リールシート本体12の外周面には、雄ネジが形成されたネジ部18と雄ネジが形成されていない筒状部16とが形成される。そして、ネジ部18を部分的に切り欠くようにして案内溝29が軸線方向に延びて形成されている。該案内溝29は、移動フード22を軸線方向に案内するためのものであって、リールシート本体12の左右両側部にそれぞれ形成されており、リール脚載置面12aを周方向の0度としたとき、プラスマイナス90度の位置にあって、左右の案内溝29は互いに180度対向した位置関係にある。
案内溝29は、リールシート本体12のネジ部18だけでなく、当該ネジ部18を越えて筒状部16まで形成されている。尚、案内溝29に沿って、リール脚6aを固定する際には移動フード22を前方(若しくは後述する後方)に移動させてリールシート本体12の固定フード14に接近させ、リール脚6aの固定を解除する際には移動フード22をリールシート本体12の固定フード14から離すように後方(若しくは前方)に移動させる。
移動フード22の内周面には案内溝29と係合する案内突起(係合凸部)30が左右一対形成されている。該案内突起30は突条の如く軸線方向に沿って所定長さ延びた形状となっており、その上下の幅は案内溝29の上下の幅よりも小さく、案内突起30と案内溝29との間には上下に所定のクリアランスが形成される。
図3に示すように、本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシート10は、リール脚6aが載置されるリール脚載置部12aと、左右一対の案内溝29と、が形成されたリールシート本体12と、リールシート本体12の案内溝29に案内される案内突起30を備え、該リールシート10の軸線方向に沿って移動可能に構成された筒状の移動フード22と、を備え、案内溝29は、第1の溝部分29aと、移動フード22の移動方向でみて前方(リール脚を固定する場合の移動方向若しくは釣竿の前方向)に、該第1の溝部分29aの幅(図3の紙面における上下方向の幅)よりも小さい幅を有する第2の溝部分29bとを備える。
なお、図示の例では、案内溝29は、第1の溝部分29aと、移動フード22の移動方向でみて前方(リール脚を固定する場合の移動方向若しくは釣竿の前方向)に、該第1の溝部分29aの幅(図3の紙面における上下方向の幅)よりも小さい幅を有する第2の溝部分29bとを備える、としたが、移動フードと固定フードの位置関係が移動フードの移動方向で逆の位置関係となる態様も考えられるため、その場合は、上述の「前方」ではなく「後方」となる(以下同様である)。
また、移動フード22の案内突起30は、リール脚6aの固定状態で第1の溝部分29aに位置する第1の突起部分30aと、第2の溝部分29bに位置し、該第1の突起部分30aの幅(図3の紙面における上下方向の幅)よりも小さい幅を有する第2の突起部分30bとを備える。本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートは、当該第1の突起部分30aと、第2の突起部分30bとは互いに離間して形成されるが、これに限られず、第1の突起部分30aと、第2の突起部分30bとが連続的に形成されていてもよいし、任意の形状の中間部分を介して接続されるようにしてもよい。
このようにして、本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシート10は、リール脚6aの固定状態で、移動フード22の案内突起30の側壁(案内突起30の、図3bの紙面の上下方向に形成される側壁をいう)は、図3cに示すように、少なくとも3箇所で、リールシート本体12の案内溝29の壁(案内溝29の、図3bの紙面の上下方向に形成される壁をいう)と接触するように構成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシート10により、移動フードの案内突起と、リールシートの案内溝との間の接触領域を増やすことで、移動フード並びにリールシート本体の耐久性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシート10は、第1の溝部分29aの幅と第1の突起部分30aの幅との差異(すなわちクリアランス)は、第2の溝部分29bの幅と第2の突起部分30bの幅との差異(クリアランス)よりも大きくなるよう形成される。
図4a、bに、本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートの案内溝及び案内突起の構成を示す。図示のように、移動フード22の案内突起30の側壁(案内突起30の、図4aの紙面の上下方向に形成される側壁をいう)は、側壁本体部31と、少なくとも3箇所において、リール脚6aの固定状態で、リールシート本体12の案内溝29の壁と接触する側壁接触部32と、を備え、移動フード22の案内突起30の該側壁接触部32は、移動フード22の案内突起30の該側壁本体部31に対して傾斜して形成される。
本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシート10により、移動フードの案内突起と、リールシートの案内溝との間の接触領域をさらに増やすことができるため、移動フード並びにリールシート本体の耐久性を向上させることが可能となる。
次に、図5a、bに本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートの案内溝及び案内突起の構成を示す。当該一実施形態に係る釣竿用リールシートは、図3と概ね共通するが、異なる点は、案内突起30の少なくとも第2の突起部分30bが、その先端部分に、円弧状に形成されている。図示の例では、案内突起30の第1の突起部分30a及び第2の突起部分30bの先端部分30cが、円弧状に形成されている。
これにより、移動フードの案内突起と、リールシートの案内溝との間の接触領域をさらに増やすことができるため、移動フード並びにリールシート本体の耐久性を向上させることが可能となると共に、案内突起が案内溝に挿入されるのを容易なものとすることができる。
次に、図6a、bに本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートの案内溝及び案内突起の構成を示す。当該一実施形態に係る釣竿用リールシートは、図3と概ね共通するが、異なる点は、図示のように、案内突起30の第2の突起部分30bの先端部分30cが、テーパ状に形成されている。
これにより、移動フードの案内突起と、リールシートの案内溝との間の接触領域をさらに増やすことができるため、移動フード並びにリールシート本体の耐久性を向上させることが可能となると共に、案内突起が案内溝に挿入されるのを容易なものとすることができる。
さらには、図5、6に例示する態様に加えて若しくは代えて、案内溝20の開口側端部が、丸み付け(面取り)されたり、案内溝20のその他の部分に対して傾斜して(案内溝20の開口を広げる方向に傾斜して)形成されるようにしてもよい。
これにより、移動フードの案内突起と、リールシートの案内溝との間の接触領域をさらに増やすことができるため、移動フード並びにリールシート本体の耐久性を向上させることが可能となると共に、案内突起が案内溝に挿入されるのを容易なものとすることができる。
次に、図7a、bに、本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートの案内溝及び案内突起の構成を示す。当該釣竿用リールシート12の案内溝29は、第1の溝部分29aと、複数の溝で構成される第2の溝部分29bとを備え、各溝の幅の合計は、第1の溝部分29aの幅よりも小さく形成される。図示の例では、釣竿用リールシート12の案内溝29は、第1の溝部分29aと、第2の溝部分29b1と第2の溝部分29b2とで構成される第2の溝部分29bとを備え、各溝の幅の合計は、第1の溝部分29aの幅よりも小さく形成される。
また、本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートは、第2の突起部分30bが、複数の突起部分から構成され、各突起の幅の合計は、第1の突起部分30aの幅よりも小さく形成される。図7の例では、第2の突起部分30bは、第2の突起部分30b1と、第2の突起部分30b2とを備える。
これにより、移動フードの案内突起と、リールシートの案内溝との間の接触領域をさらに増やす(例えば、5箇所以上で接触させる)ことができるため、移動フード並びにリールシート本体の耐久性をさらに向上させることが可能となる。
次に、図8a、bに、本発明の他の実施形態に係る釣竿用リールシートの案内溝及び案内突起の構成を示す。当該釣竿用リールシート12の案内溝29は、並列に並んだ複数の溝で構成される。図示の例では、釣竿用リールシート12の案内溝29は、紙面の上下方向に並列に並んだ、第1の溝部分29aと、第2の溝部分29bとを備える。
また、本発明の一実施形態に係る釣竿用リールシートは、案内突起30は、並列に並んだ複数の突起部分から構成される。図8a、bの例では、案内突起30は、紙面の上下方向に並列に並んだ、第1の突起部分30aと、第2の突起部分30bとを備える。
これにより、移動フードの案内突起と、リールシートの案内溝との間の接触領域をさらに増やす(例えば、4箇所で接触させる)ことができるため、移動フード並びにリールシート本体の耐久性をさらに向上させることが可能となる。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
1 釣竿
2 竿体
3 元竿
5 中竿
6 リール
6a リール脚
7 穂先竿
10 リールシート
12 リールシート本体
12a リール脚載置面
14 固定フード
22 移動フード
29 案内溝
30 案内突起

Claims (8)

  1. リール脚が載置されるリール脚載置部と、左右一対の案内溝と、が形成されたリールシート本体と、該リールシート本体の案内溝に案内される案内突起を備え、該リールシート本体の軸線方向に沿って移動可能に構成された筒状の移動フードと、を備えた釣竿用リールシートであって、
    前記案内溝は、第1の溝部分と、前記リール脚を固定する場合の前記移動フードの移動方向でみて前方に、該第1の溝部分の幅よりも小さい幅を有する第2の溝部分と、を備え、
    前記移動フードの案内突起は、前記リール脚の固定状態で前記第1の溝部分に位置する第1の突起部分と、前記第2の溝部分に位置し、該第1の突起部分の幅よりも小さい幅を有する第2の突起部分と、を備えることを特徴とする、釣竿用リールシート。
  2. 前記リール脚の固定状態で、前記移動フードの案内突起の側壁は、少なくとも3箇所で、前記リールシート本体の案内溝の壁と接触する、請求項1に記載の釣竿用リールシート。
  3. 前記第1の突起部分と、前記第2の突起部分は互いに離間して形成される、請求項1又は2に記載の釣竿用リールシート。
  4. 前記第1の溝部分の幅と前記第1の突起部分の幅との差異は、前記第2の溝部分の幅と前記第2の突起部分の幅との差異よりも大きくなるよう形成される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の釣竿用リールシート。
  5. 前記移動フードの案内突起の側壁は、側壁本体部と、少なくとも3箇所において、前記リール脚の固定状態で、前記リールシート本体の案内溝の壁と接触する側壁接触部と、を備え、前記移動フードの案内突起の該側壁接触部は、前記移動フードの案内突起の該側壁本体部に対して傾斜して形成される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の釣竿用リールシート。
  6. 前記第2の溝部分は、複数の溝から構成され、各溝の幅の合計は、前記第1の溝部分の幅よりも小さい、請求項1から5までのいずれか1項に記載の釣竿用リールシート。
  7. 前記第2の突起部分は、複数の突起部分から構成され、各突起の幅の合計は、前記第1の突起部分の幅よりも小さい、請求項6に記載の釣竿用リールシート。
  8. 前記案内突起の少なくとも前記第2の突起部分は、その先端部分が、円弧状又はテーパ状に形成される、請求項1から7までのいずれか1項に記載の釣竿用リールシート。
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