JP7132305B2 - 選曲システム、選曲方法及び選曲プログラム - Google Patents
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Description
図1には、選曲システム1と、選曲システム1により選択された楽曲を再生する車両Cを含むシステムの全体を示す。なお、選曲システム1は、運転者Dが運転する車両Cで再生する楽曲を選択するシステムである。
オンボードコンピュータ3は、車両Cに関する各種情報を取得するコンピュータである。例えば、オンボードコンピュータ3は、時刻、日付、外気温、車両Cの加速度、速度、平均燃費、走行距離、車種等の情報を取得する。
また、オンボードコンピュータ3は、音楽再生機能も有しており、オンボードコンピュータ3に接続されたスピーカー5を介して音の出力が可能となっている。
ユーザー端末20は、有線又は無線によりオンボードコンピュータ3と通信可能である。また、ユーザー端末20は、ネットワークNを介して楽曲管理サーバ10とも通信可能である。
そして、本実施形態では、ユーザー端末20は、運転者Dの情報と車両Cに関する車両情報(車種情報や車両Cの走行情報等)を取得し、取得した情報に基づいて楽曲管理サーバ10に選曲を要求する。
本実施形態では、楽曲管理サーバ10は、ネットワークNを介してユーザー端末20と通信し、ユーザー端末20から運転者Dの情報と、車両Cの車両情報を受信する。そして、楽曲管理サーバ10は、運転者Dの情報と、車両Cの車両情報に基づいて、管理する楽曲データの中から楽曲データを選択し、選択した楽曲データをユーザー端末20に配信する。
以下、上記の処理を実現するために選曲システム1に備えられる構成について詳細に説明する。
次に、図2を参照しながら、選曲システム1の楽曲管理サーバ10及びユーザー端末20のそれぞれのハードウェア構成例について説明する。
まず、楽曲管理サーバ10の構成について説明する。
図2に示されるように、楽曲管理サーバ10は、ハードウェア構成として、制御部11、記憶部12及び通信部13を備える。
次に、ユーザー端末20の構成について説明する。
図2に示されるように、ユーザー端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、入力部24、表示部25、加速度センサ26及びGPSセンサ27を備える。
また、通信部23は、通信インターフェースを介してオンボードコンピュータ3と通信する。
なお、運転者Dからの操作情報の入力は、タッチパネルへのタッチ操作で行われてもよいし、マイクを介した音声入力により行われてもよい。
次に、図3に基づいて、選曲システム1に備えられる機能について説明する。
図3に示されるように、選曲システム1は、機能として、データ記憶部100、パーソナルデータ取得部110、車両情報取得部120、運転モード設定部130、算出部140、選択部150、再生制御部160及び受付部170を備える。
なお、記憶部12に記憶されるプログラムは、通信部13によりネットワークN等の通信網を介して楽曲管理サーバ10が取得してもよいし、プログラムを記憶した記憶媒体から楽曲管理サーバ10が読み込んで取得することとしてもよい。
また、記憶部22に記憶されるプログラムは、通信部23によりネットワークN等の通信網を介してユーザー端末20が取得してもよいし、プログラムを記憶した記憶媒体からユーザー端末20が読み込んで取得することとしてもよい。
以下、上記の各部の機能の詳細について説明する。
データ記憶部100は、主に楽曲管理サーバ10の記憶部12により実現される。
データ記憶部100は、ユーザー端末20に配信可能な複数の楽曲データを記憶するとともに、楽曲データや運転者Dに関する各種の情報を記憶する。以下、データ記憶部100に記憶されるデータの一例について説明する。
図5に示されるように、音楽ジャンルテーブルT2には、(音楽)ジャンルに関連付けて、高揚作用の有無を示すフラグ、鎮静作用の有無を示すフラグ、覚醒作用の有無を示すフラグが記憶される。
例えば、図6に示された例において、「ロック」は「20代男性」と「30代男性」の両方に含まれているが、各々の重みは各年代について異なる値に設定することで、よりデモグラフィック属性の嗜好を柔軟に設定可能となっている。
ここで、楽曲に対するお気に入り指定は、後述する受付部170により受け付けた情報に基づいて設定される。
また、車両の急加速・高速走行と、急停止・ふらつき・急ハンドルの発生の有無は、加速度センサ26、GPSセンサ27により測定される情報に基づいて判定される。
また、楽曲の評価値は、ユーザーの嗜好する音楽ジャンル、楽曲の再生回数、お気に入りの指定の有無の情報に基づいて算出部140により算出されるものであり、詳細については後述する。
パーソナルデータ取得部110は、主にユーザー端末20の制御部21、記憶部22、通信部23及び入力部24と、楽曲管理サーバ10の制御部11、記憶部12及び通信部13により実現される。
パーソナルデータ取得部110は、車両Cの運転者Dのパーソナルデータを取得する。例えば、パーソナルデータには、運転者Dの識別情報(ユーザーID等)、年令、性別の情報を含むこととしてよい。
また、パーソナルデータには、運転者Dの音楽の嗜好情報(例えば嗜好する音楽ジャンルの情報)が含まれることとしてもよい。
まず、ユーザー端末20の記憶部22に運転者Dのパーソナルデータが既に記憶されている場合には、ユーザー端末20の制御部21は、記憶部22に記憶されるパーソナルデータを、通信部23を介して楽曲管理サーバ10に送信する。楽曲管理サーバ10は、通信部13を介してユーザー端末20から送信されるパーソナルデータを受信して取得する。
また、ユーザー端末20の記憶部22に運転者Dのパーソナルデータが記憶されていない場合には、入力部24を介して運転者Dからパーソナルデータの入力を受け付け、受け付けたパーソナルデータを、通信部23を介して楽曲管理サーバ10に送信することとしてよい。
車両情報取得部120は、主にユーザー端末20の制御部21、記憶部22、通信部23、入力部24、加速度センサ26及びGPSセンサ27と、楽曲管理サーバ10の制御部11、記憶部12及び通信部13により実現される。
走行情報は、車両Cの加速度情報、速度情報としてもよいし、車両Cの加速度情報、速度情報に基づいて判定された急加速、高速走行、急停止、急ハンドル、ふらつきの発生を示す情報としてもよい。
まず、オンボードコンピュータ3から車両Cの車種情報が得られる場合には、ユーザー端末20は通信部23を介してオンボードコンピュータ3と通信して、車両Cの車種情報を受信する。そして、ユーザー端末20は、通信部23を介して車両Cの車種情報を楽曲管理サーバ10に送信する。楽曲管理サーバ10は、通信部13を介してユーザー端末20から送信された車両Cの車種情報を受信して取得する。
また、オンボードコンピュータ3から車両Cの車種情報が得られない場合には、入力部24を介して運転者Dから車両Cの車種情報の入力を受け付け、受け付けた車種情報を、通信部23を介して楽曲管理サーバ10に送信することとしてよい。
また、ユーザー端末20は、GPSセンサ27により測定した位置情報に基づいて算出した速度が閾値以上となっている場合に、高速走行状態と判定し、その旨と発生時間とを楽曲管理サーバ10に送信することとしてよい。
運転モード設定部130は、主にユーザー端末20の制御部21、記憶部22、通信部23及び入力部24と、楽曲管理サーバ10の制御部11、記憶部12及び通信部13により実現される。
運転モード設定部130は、運転者Dからの入力、車両Cの位置情報、又は日時情報に基づいて、所定の運転モードを設定する。本実施形態では、運転モードには、安全運転の支援を重視したノーマルモード(通常運転モード、第2の運転モード)と、安全運転を支援しつつ運転の楽しみを許容したファンドライブモード(第1の運転モード)の2つがあることとする。そして、初期状態では、ノーマルモードが設定され、運転者Dからの入力、車両Cの位置情報、又は日時情報に基づいて、ファンドライブモードが設定される。
算出部140は、主に楽曲管理サーバ10の制御部11及び記憶部12により実現される。
算出部140は、運転者Dの嗜好する音楽ジャンルと、楽曲管理サーバ10で配信可能な複数の楽曲データごとの再生回数及び運転者Dからのお気に入りの指定の情報に基づいて、複数の楽曲データのそれぞれの評価値を算出する。
以下、算出部140による楽曲データの評価値の算出処理を具体的に説明する。
本実施形態では、全音楽ジャンルのそれぞれの重みを要素とするベクトルにより第1嗜好情報を表現する。なお、嗜好ジャンル情報に含まれていない音楽ジャンルについては重みを0とする。
式(1): V=a・W+b・P+c・Q
なお、a,b,cは予め定められた係数、Wは嗜好情報における楽曲の音楽ジャンルの重み、Pは楽曲の再生回数である。そして、Qには楽曲についてお気に入りの指定がある場合に1、ない場合に0を設定する。なお、上記のP及びQは、ユーザー楽曲情報テーブルT5の情報に基づいて設定される。
選択部150は、主に楽曲管理サーバ10の制御部11及び記憶部12により実現される。
選択部150は、パーソナルデータと車両情報とに基づく運転者Dの楽曲の嗜好情報に従って、データ記憶部100から再生する楽曲データを選択する。
以下、選択部150による楽曲の選択処理について、場合を分けて説明する。
この場合には、選択部150は、ユーザー楽曲情報テーブルT5に格納される楽曲の中から、算出部140により算出された評価値に基づいて再生する楽曲を選択する。この際、楽曲の評価値が大きい程、選択されやすくなるようにする。具体的には、各楽曲に、評価値の数だけ固有の番号を付与し、選択部150は、全ての番号の中からランダムに選択した当選番号に基づいて、再生する楽曲を決定することとしてよい。
この場合には、選択部150は、運転者Dの嗜好情報に合致する楽曲データのうち、鎮静作用をもたらす特性の音楽ジャンルの楽曲データを選択する。
具体的には、選択部150は、ユーザー楽曲情報テーブルT5に格納される楽曲の中から、音楽ジャンルテーブルT2において鎮静作用が真(T)である音楽ジャンルの楽曲を抽出する。ここで、選択部150は、音楽ジャンルテーブルT2において鎮静作用が真(T)である楽曲であっても、音楽ジャンルテーブルT2又はユーザー楽曲情報テーブルT5において高揚作用が真(T)である楽曲については、上記の抽出結果から除外することとしてよい。
そして、選択部150は、上記抽出した楽曲の中から、算出部140により算出された評価値に基づいて再生する楽曲を選択する。なお、再生する楽曲の選択処理について上記と同様としてよい。
この場合には、選択部150は、運転者Dの嗜好情報に合致する楽曲データのうち、高揚作用をもたらす特性の音楽ジャンルの楽曲データを選択する。
具体的には、選択部150は、ユーザー楽曲情報テーブルT5に格納される楽曲の中から、音楽ジャンルテーブルT2において高揚作用が真(T)である音楽ジャンルの楽曲を抽出する。ここで、選択部150は、音楽ジャンルテーブルT2において高揚作用が真(T)である楽曲であっても、音楽ジャンルテーブルT2又はユーザー楽曲情報テーブルT5において鎮静作用が真(T)である楽曲については、上記の抽出結果から除外することとしてよい。
そして、選択部150は、上記抽出した楽曲の中から、算出部140により算出された評価値に基づいて再生する楽曲を選択する。なお、再生する楽曲の選択処理について上記と同様としてよい。
この場合には、選択部150は、運転者Dの嗜好情報に合致する楽曲データのうち、覚醒作用をもたらす特性の音楽ジャンルの楽曲データを選択する。
具体的には、選択部150は、ユーザー楽曲情報テーブルT5に格納される楽曲の中から、音楽ジャンルテーブルT2において覚醒作用が真(T)である音楽ジャンルの楽曲を抽出する。ここで、選択部150は、音楽ジャンルテーブルT2において覚醒作用が真(T)である楽曲であっても、音楽ジャンルテーブルT2又はユーザー楽曲情報テーブルT5において鎮静作用が真(T)である楽曲については、上記の抽出結果から除外することとしてよい。
そして、選択部150は、上記抽出した楽曲の中から、算出部140により算出された評価値に基づいて再生する楽曲を選択する。なお、再生する楽曲の選択処理については上記と同様としてよい。
再生制御部160は、主にユーザー端末20の制御部21、記憶部22及び通信部23と、楽曲管理サーバ10の制御部11、記憶部12及び通信部13により実現される。 再生制御部160は、選択部150により選択された楽曲データの再生を制御する。
まず、楽曲管理サーバ10の制御部11は、楽曲データテーブルT1を参照して、選択部150により選択された楽曲データのデータファイルを記憶部12から取得する。そして、楽曲管理サーバ10の制御部11は、取得した楽曲データを、通信部13を介してユーザー端末20に送信する。
ユーザー端末20は、通信部23を介して楽曲管理サーバ10から送信される楽曲データを受信し、受信した楽曲データを再生する。なお、楽曲データの再生は、オンボードコンピュータ3に楽曲データ、又は楽曲データから生成した音の波形データを送信することによりスピーカー5から楽曲データの再生音を出力するようにする。
受付部170は、主にユーザー端末20の制御部21、記憶部22、通信部23及び入力部24と、楽曲管理サーバ10の制御部11、記憶部12及び通信部13により実現される。
受付部170は、選択部150により選択された楽曲データが再生されている間に、運転者Dからのお気に入りの指定を受け付ける。
ユーザー端末20の制御部21は、楽曲再生中に入力部24を介して運転者Dからお気に入りの指定操作を受け付けると、楽曲管理サーバ10に再生中の楽曲についてお気に入りの指定を要求する。
楽曲管理サーバ10は、通信部13を介してユーザー端末20から楽曲のお気に入りの指定要求を受け付けると、ユーザー楽曲情報テーブルT5において、要求に係る楽曲のお気に入り指定フラグを真(T)に更新する。
次に、図9及び図10に基づいて、選曲システム1において実行される処理の流れを具体的に説明する。
図9は、選曲システム1において実行される処理の全体の流れを示し、図10は楽曲管理サーバ10により実行される選曲処理の流れを示す。
まず、運転者Dは、車両Cが停車している状態でユーザー端末20の操作を開始することとする。
なお、運転モードの設定は、運転者Dからの設定操作に基づく場合以外にも、車両Cの位置、日時情報に基づいて行ってもよい。
例えば、車両Cが急加速しているか否かは、車両Cの進行方向への加速度が第1の閾値以上であるか否かにより判定することとしてよい。
また、車両Cが高速走行しているか否かは、車両Cの進行方向への速度が第2の閾値以上であるか否かにより判定することとしてよい。
また、車両Cが急停止しているか否かは、車両Cの後退方向への加速度が第3の閾値以上であるか否かにより判定することとしてよい。
また、車両Cがふらついているか否かは、車両Cの左方向及び右方向への加速度がそれぞれ第4の閾値以上であり、且つその発生が所定回数連続するか否かにより判定することとしてよい。
また、車両Cに急ハンドルが発生しているか否かは、車両Cの左右方向への加速度が第5の閾値以上であるか否かにより判定することとしてよい。
そして、ユーザー端末20の制御部11は、上記受け付けた情報に基づいて選曲処理を実行する(S102)。なお、選曲処理の詳細については、図10を参照しながら説明する。
なお、上記の楽曲の評価値の算出処理は、算出部140により実行されるものである。
そして、楽曲管理サーバ10の制御部11は、S124で選択した音楽ジャンルの楽曲のうちから、S120で算出した評価値に基づいて楽曲を選択する(S126)。
なお、S126における楽曲の選択処理は、選択部150により実行されるものである。
S128において、運転モードが「ファンドライブモード(第1の運転モード)」である場合には(S128:ファンドライブ)、楽曲管理サーバ10の制御部11は、運転者Dの嗜好する音楽ジャンルのうち、高揚作用がある音楽ジャンルを選択する(S130)。
そして、楽曲管理サーバ10の制御部11は、S130で選択した音楽ジャンルの楽曲のうちから、S120で算出した評価値に基づいて楽曲を選択する(S132)。
なお、S132における楽曲の選択処理は、選択部150により実行されるものである。
S134において、車両Cに急加速や高速走行が発生している場合には(S134:Y)、楽曲管理サーバ10の制御部11は、運転者Dの嗜好する音楽ジャンルのうち、鎮静作用がある音楽ジャンルを選択する(S136)。
そして、楽曲管理サーバ10の制御部11は、S136で選択した音楽ジャンルの楽曲のうちから、S120で算出した評価値に基づいて楽曲を選択する(S138)。
なお、S138における楽曲の選択処理は、選択部150により実行されるものである。
楽曲管理サーバ10の制御部11は、S102の結果得られた楽曲データを、通信部13を介してユーザー端末20に送信する(S104)。そして、楽曲管理サーバ10の制御部11は、運転者Dのユーザー楽曲情報テーブルT5について、送信した楽曲データの再生回数に1を加算して更新する(S106)。
そして、ユーザー端末20の制御部21は、受信した楽曲データの再生制御を実行し、オンボードコンピュータ3を介してスピーカー5から楽曲データの再生音を出力させる(S214)。
ここで、ユーザー端末20の制御部21は、入力部24を介して再生中の楽曲についてお気に入りの指定を受け付けた場合には(S216:Y)、通信部23を介して楽曲管理サーバ10に楽曲のお気に入りの設定を要求する(S218)。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
また、選曲システム1は、車両Cに搭載されるカーナビゲーションシステム、オーディオシステム等に適用してもよい。
また、選曲システム1がユーザー端末20に配信可能な楽曲データは、運転者Dが購入した楽曲データに限定してもよい。
3 オンボードコンピュータ
5 スピーカー
10 楽曲管理サーバ
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
20 ユーザー端末
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 入力部
25 表示部
26 加速度センサ
27 GPSセンサ
100 データ記憶部
110 パーソナルデータ取得部
120 車両情報取得部
130 運転モード設定部
140 算出部
150 選択部
160 再生制御部
170 受付部
C 車両
D 運転者
N ネットワーク
T1 楽曲データテーブル
T2 音楽ジャンルテーブル
T3 デモグラフィック情報テーブル
T4 車種情報テーブル
T5 ユーザー楽曲情報テーブル
Claims (5)
- 楽曲を選択する選曲システムであって、
複数の楽曲データを記憶する記憶部と、
車両の運転者のパーソナルデータを取得するパーソナルデータ取得部と、
前記車両の車両情報を取得する車両情報取得部と、
前記パーソナルデータと前記車両の車両情報とに基づく楽曲の嗜好情報をもとに、前記記憶部から楽曲データを選択する選択部と、
前記選択部により選択された楽曲データを再生制御する再生制御部と、を備え、
前記選択部は、前記パーソナルデータ取得部によって取得した前記パーソナルデータをもとに特定される前記運転者に係る第1の属性に対応した第1嗜好情報である重みと、前記車両情報取得部によって取得した前記車両情報に含まれる前記車両の車種に対応する第2嗜好情報である重みとを足し合わせた重みからなる嗜好情報に従って前記記憶部で記憶している楽曲データを選択し、
所定の楽曲データが再生されているときに入力部を通じてユーザからお気に入りの指定操作がなされた場合に、
前記選択部は、前記記憶部で記憶されている複数の楽曲データのうち、前記嗜好情報と、前記お気に入り指定された楽曲データの情報とに基づいて、前記お気に入り指定された楽曲データを含む複数の楽曲データの中から楽曲データを選択し、
前記再生制御部は、前記楽曲データを前記所定の楽曲データよりも後に再生制御し、
前記お気に入り指定された楽曲データが再生されているときにユーザからお気に入りの指定解除操作がなされた場合に、
前記選択部は、前記記憶部で記憶されている複数の楽曲データのうち、前記嗜好情報に基づいて前記お気に入り指定解除された楽曲データを含む複数の楽曲データの中から楽曲データを選択し、
前記再生制御部は、選択された前記楽曲データを前記お気に入り指定された楽曲データよりも後に再生制御することを特徴とする選曲システム。 - 前記楽曲データに対する評価値を算出する算出部をさらに具備し、
前記算出部は、
前記楽曲について前記お気に入りの指定がない場合、前記嗜好情報の重みと前記楽曲の再生回数に基づいて前記評価値を算出し、
前記楽曲について前記お気に入りの指定がある場合に、前記お気に入りの指定の情報を考慮して前記評価値を更新し、
前記選択部は、前記評価値が大きい前記楽曲データが、前記評価値が小さい楽曲データに比べて選択されやすい状態で前記楽曲データを選択することを特徴とする請求項1に記載の選曲システム。 - 前記車両情報は、前記車両が走行しているときの走行状態を示す走行情報を含み、
前記選択部は、前記嗜好情報とともに前記走行情報を考慮して前記楽曲データを選択することを特徴とする請求項1に記載の選曲システム。 - コンピュータが楽曲を選択する選曲方法であって、
前記コンピュータが、
車両の運転者のパーソナルデータを取得するパーソナルデータ取得ステップと、
前記車両の車両情報を取得する車両情報取得ステップと、
前記パーソナルデータと前記車両の車両情報とに基づく楽曲の嗜好情報をもとに、複数の楽曲データを記憶する記憶部から楽曲データを選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより選択された楽曲データを再生制御する再生制御ステップと、を備え、
前記選択ステップは、前記パーソナルデータ取得ステップによって取得した前記パーソナルデータをもとに特定される前記運転者に係る第1の属性に対応した第1嗜好情報である重みと、前記車両情報取得ステップによって取得した前記車両情報に含まれる前記車両の車種に対応する第2嗜好情報である重みとを足し合わせた重みからなる嗜好情報に従って前記記憶部から楽曲データを選択し、
所定の楽曲データが再生されているときに入力部を通じてユーザからお気に入りの指定操作がなされた場合に、
前記選択ステップでは、前記記憶部から複数の楽曲データのうち、前記嗜好情報と、前記お気に入り指定された楽曲データの情報とに基づいて、前記お気に入り指定された楽曲データを含む複数の楽曲データの中から楽曲データを選択し、
前記再生制御ステップでは、前記楽曲データを前記所定の楽曲データよりも後に再生制御し、
前記お気に入り指定された楽曲データが再生されているときにユーザからお気に入りの指定解除操作がなされた場合に、
前記選択ステップでは、前記記憶部から複数の楽曲データのうち、前記嗜好情報に基づいて前記お気に入り指定解除された楽曲データを含む複数の楽曲データの中から楽曲データを選択し、
前記再生制御ステップでは、前記楽曲データを前記お気に入り指定された楽曲データよりも後に再生制御することを特徴とする選曲方法。 - コンピュータに楽曲を選択させる選曲プログラムであって、
前記コンピュータに、
車両の運転者のパーソナルデータを取得するパーソナルデータ取得ステップと、
前記車両の車両情報を取得する車両情報取得ステップと、
前記パーソナルデータと前記車両の車両情報とに基づく楽曲の嗜好情報をもとに、複数の楽曲データを記憶している記憶部から楽曲データを選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより選択された楽曲データを再生制御する再生制御ステップと、を実行させ、
前記選択ステップは、前記パーソナルデータ取得ステップによって取得した前記パーソナルデータをもとに特定される前記運転者に係る第1の属性に対応した第1嗜好情報である重みと、前記車両情報取得ステップによって取得した前記車両情報に含まれる前記車両の車種に対応する第2嗜好情報である重みとを足し合わせた重みからなる嗜好情報に従って前記記憶部から楽曲データを選択させ、
所定の楽曲データが再生されているときに入力部を通じてユーザからお気に入りの指定操作がなされた場合に、
前記選択ステップでは、前記記憶部から複数の楽曲データのうち、前記嗜好情報と、前記お気に入り指定された楽曲データの情報とに基づいて、前記お気に入り指定された楽曲データを含む複数の楽曲データの中から楽曲データを選択させ、
前記再生制御ステップでは、前記楽曲データを前記所定の楽曲データよりも後に再生制御させ、
前記お気に入り指定された楽曲データが再生されているときにユーザからお気に入りの指定解除操作がなされた場合に、
前記選択ステップでは、前記記憶部から複数の楽曲データのうち、前記嗜好情報に基づいて前記お気に入り指定解除された楽曲データを含む複数の楽曲データの中から楽曲データを選択させ、
前記再生制御ステップでは、前記楽曲データを前記お気に入り指定された楽曲データよりも後に再生制御させることを実行させるための選曲プログラム。
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