JP2008210163A - 覚醒支援装置、覚醒支援方法および制御プログラム - Google Patents

覚醒支援装置、覚醒支援方法および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】運転者の覚醒状態を維持して、安全運転を効果的に支援することのできる覚醒支援装置、覚醒支援方法及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】車両110を運転する運転者の覚醒を支援する覚醒支援装置20において、眠気検出装置10から運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号S1の入力があった場合、記憶装置25に記憶された検索情報に基づいて、楽曲配信サーバ30から運転者の好みの楽曲であって、記録媒体に記録されていない楽曲の試聴データを取得し、制御部21により当該試聴データを楽曲再生部27により再生させるように制御させる構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両を運転する運転者の覚醒状態を維持させて安全運転を支援するための覚醒支援装置、覚醒支援方法および制御プログラムに関する。
従来から、車両に眠気検出装置を配置し、この眠気検出装置により車両を運転する運転者が眠気を感じていることが検出された場合、運転者に対して発声練習や早口言葉などを促す覚醒パターンの表示を行い、運転者の覚醒を促して安全運転を支援することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
運転者の眠気を検出する方法として、例えば、車両の運転状態や、運転者の生体情報に基づいて運転者の眠気を検出する方法が提案されている。具体的には、車両の運転状態として、蛇行運転や急ブレーキの踏み込み回数等に基づいて運転者の眠気を検出する方法や、所定の判定時間内における運転者の瞬きの数やあくびの数、運転者の皮膚電圧値や脈拍数等を監視すること等に基づく方法を挙げることができる。
特開2005−352895号公報
ところで、上記の眠気検出装置では車両の運転状態や、運転者の生体情報に基づいて眠気を検出するため、運転者が眠気を感じていない場合であっても眠気を感じていると誤検出する場合があった。また、運転者が眠気を感じているか否かは主観によるものであるため、眠気検出装置が正しく検出を行っている場合であっても、運転者が誤検出であると認識する場合もある。このように眠気検出装置の誤検出による場合や、運転者の主観により誤検出であると認識される場合においても、上記従来の方法のように、運転者に対して発声練習等を促す覚醒パターンを表示したのでは、運転者によっては不快に感じる者もいた。また、覚醒パターンは予め幾つかのものが用意されているものの、複数回同じ覚醒パターンが表示されると、運転者の飽きを招く恐れがあった。
本発明の課題は、運転者の覚醒状態を維持して、安全運転を効果的に支援することのできる覚醒支援装置、覚醒支援方法及び制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の覚醒支援装置は、車両を運転する運転者の覚醒を支援する覚醒支援装置であって、記録媒体に記録された楽曲データを再生する楽曲再生部と、楽曲配信サーバから前記運転者の好みの楽曲を検索して、当該楽曲の所定部分に対応する試聴データを取得するために用いる検索情報が予め記憶された記憶装置から前記検索情報を取得する検索情報取得部と、前記楽曲配信サーバから前記検索情報に基づいて、前記運転者の好みの楽曲であって、前記記録媒体に記録されていない楽曲の試聴データを取得する楽曲データ取得部と、前記車両の運転状態又は前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者の眠気を検出する眠気検出装置から、前記運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受ける眠気検出信号入力部と、前記眠気検出信号入力部を介して前記眠気検出信号が入力された場合、前記楽曲データ取得部により取得された前記試聴データを前記楽曲再生部により再生させるように制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、覚醒支援装置は、眠気検出装置から運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受けた場合、検索情報取得部により、楽曲配信サーバから運転者の好みの楽曲を検索して、当該楽曲の所定部分に対応する試聴データを取得するために用いる検索情報が予め記憶された記憶装置から検索情報を取得させる。そして、楽曲データ取得部により、当該検索情報に基づいて、運転者の好みの楽曲であって、記録媒体に記録されていない楽曲に関する試聴データを外部の楽曲配信サーバから取得させ、制御部はこの試聴データを楽曲再生部により再生させるように制御する。この様に、運転者の眠気が所定のレベル以上であることが検出された場合、運転者に対して直接的に覚醒を促すのではなく、運転者の好みの楽曲であって記録媒体に記録されていない楽曲、すなわち、運転者にとって目新しい楽曲に関する試聴データを楽曲再生部により再生させるので、運転者の興味を強く惹き付け、運転者の覚醒を促すことができる。また、予め用意された覚醒パターンを表示するのではなく、運転者が未入手の楽曲の試聴データを再生させるので、運転者に対して当該試聴データに対して飽きが起きるのを防止することができる。また、覚醒を直接的に促す訳ではないため、眠気検出装置において検出する運転者の眠気のレベルを低く設定しても、運転者に対しては覚醒が促されていることを気付かせずに、すなわち、運転者に対して不快感を与えずに、その都度、運転者に対して覚醒効果を与えることができる。このため、運転者の覚醒状態を維持することができ、安全運転を効果的に支援することができる。
上記構成において、前記運転者に対して、前記試聴データに対応する楽曲データの配信要求の入力を受け付ける配信要求入力部を備え、前記制御部は、前記配信要求入力部を介して前記運転者から前記楽曲データの配信要求が入力された場合、前記楽曲データ取得部に前記楽曲配信サーバから前記試聴データに対応する楽曲データを取得させることが好ましい。
上記構成によれば、運転者が試聴データを視聴して当該試聴データに対応する楽曲データの配信を希望した場合は、楽曲データ取得部により取得することができる。運転者に対して、簡単な意思確認のための操作入力を要求することにより覚醒をさらに促すことができる。
また、上記構成において、前記制御部は、前記試聴データを通常の再生音量よりも予め設定された所定の音量だけ大きな音量で再生させるように制御することが好ましい。
上記構成によれば、通常の再生音量よりも予め設定された所定の音量だけ大きな音量で再生させることにより、運転者の注意を喚起し、運転者の覚醒を促すことができる。
また、上記構成において、前記楽曲データ取得部により前記試聴データを取得できない場合、前記制御部は、前記検索情報に基づいて、前記記録媒体に記録された楽曲データのうち前記運転者の好みの楽曲の所定の部分を前記楽曲再生部に再生させるように制御することが好ましい。
また、上記構成において、警告を再生する警告再生部を備え、前記楽曲データ取得部により前記試聴データを取得できない場合、前記眠気検出信号の入力に際して、前記制御部は前記警告再生部により前記運転者に対して警告を再生させるように制御するようにしてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明の覚醒支援装置は、車両を運転する運転者の覚醒を支援する覚醒支援装置であって、運転者の好みの楽曲を検索するために用いる検索情報を記憶する記憶装置から前記検索情報を取得する検索情報取得部と、楽曲データが複数記憶された楽曲データ記憶装置から前記検索情報に基づいて運転者の好みの楽曲の所定の部分に対応する覚醒データを取得する覚醒データ取得部と、前記車両の運転状態又は前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者の眠気を検出する眠気検出装置から、前記運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受ける眠気検出信号入力部と、前記眠気検出信号入力部を介して前記眠気検出信号が入力された場合、前記楽曲データ取得部により取得された前記試聴データを前記楽曲再生部により再生させるように制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、覚醒支援装置は、眠気検出装置から運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受けた場合、検索情報取得部により、運転者の好みの楽曲を検索するために用いる検索情報が予め記憶された記憶装置から検索情報を取得させる。そして、覚醒データ取得部により、当該検索情報に基づいて、運転者の好みの楽曲の所定の部分に対応する覚醒データを楽曲データ記憶装置から取得させ、制御部はこの覚醒データを楽曲再生部により再生させるように制御する。この様に、運転者の眠気が所定のレベル以上であることが検出された場合、運転者に対して直接的に覚醒を促すのではなく、運転者の好みの楽曲の所定の部分に対応する覚醒データを楽曲再生部により再生させるので、運転者の興味を強く惹き付け、運転者の覚醒を促すことができる。また、予め用意された覚醒パターンを表示するのではなく、運転者が未入手の楽曲の覚醒データを再生させるので、運転者に対して当該覚醒データに対して飽きが起きるのを防止することができる。また、覚醒を直接的に促す訳ではないため、眠気検出装置において検出する運転者の眠気のレベルを低く設定しても、運転者に対しては覚醒が促されていることを気付かせずに、すなわち、運転者に対して不快感を与えずに、その都度、運転者に対して覚醒効果を与えることができる。このため、運転者の覚醒状態を維持することができ、安全運転を効果的に支援することができる。
また、本発明の覚醒支援方法は、記録媒体に記録された楽曲データを再生する楽曲再生部と、楽曲配信サーバから車両を運転する運転者の好みの楽曲を検索して、当該楽曲の所定部分に対応する試聴データを取得するために用いる検索情報が予め記憶された記憶装置から前記検索情報を取得する検索情報取得部と、前記楽曲配信サーバから前記検索情報に基づいて、前記運転者の好みの楽曲であって、前記記録媒体に記録されていない楽曲の試聴データを取得する楽曲データ取得部と、前記車両の運転状態又は前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者の眠気を検出する眠気検出装置から、前記運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受ける眠気検出信号入力部とを備えた覚醒支援装置を用いて前記運転者の覚醒を支援する覚醒支援方法であって、前記眠気検出信号入力部を介して前記車両の運転状態又は前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者の眠気を検出する眠気検出装置から、前記運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受ける過程と、前記眠気検出信号入力部を介して前記眠気検出信号が入力された場合、前記検索情報取得部により前記記憶装置から前記検索情報を取得する過程と、前記楽曲データ取得部により、前記検索情報に基づいて、前記運転者の好みの楽曲であって、前記記録媒体に記録されていない楽曲に関する試聴データを前記楽曲配信サーバから取得する過程と、前記試聴データを前記楽曲再生部により再生させるように制御する過程とを備えることを特徴とする。
また、本発明の制御プログラムは、記録媒体に記録された楽曲データを再生する楽曲再生部と、楽曲配信サーバから車両を運転する運転者の好みの楽曲を検索して、当該楽曲の所定部分に対応する試聴データを取得するために用いる検索情報が予め記憶された記憶装置から前記検索情報を取得する検索情報取得部と、前記楽曲配信サーバから前記検索情報に基づいて、前記運転者の好みの楽曲であって、前記記録媒体に記録されていない楽曲の試聴データを取得する楽曲データ取得部と、前記車両の運転状態又は前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者の眠気を検出する眠気検出装置から、前記運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受ける眠気検出信号入力部とを備えた覚醒支援装置をコンピュータを用いて制御する制御プログラムであって、前記眠気検出信号入力部に、前記車両の運転状態又は前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者の眠気を検出する眠気検出装置から、前記運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受け付けさせ、前記眠気検出信号入力部を介して前記眠気検出信号が入力された場合、前記検索情報取得部に前記記憶装置から前記検索情報を取得させ、前記楽曲データ取得部に、前記検索情報に基づいて、前記運転者の好みの楽曲であって、前記記録媒体に記録されていない楽曲に関する試聴データを前記楽曲配信サーバから取得させ、前記試聴データを前記楽曲再生部により再生させることを特徴とする。
本発明によれば、眠気検出装置により運転者の眠気が所定のレベル以上であることが検出された場合、運転者の好みの楽曲の試聴データを楽曲配信サーバから取得して、再生させることにより、運転者に対して不快感を与えることなく、運転者の覚醒を効果的に促し、安全運転を支援することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1に本実施の形態の覚醒支援システム100の概略構成を示す。図1に示すように、本実施の形態の覚醒支援システム100は、運転者の眠気を検出する眠気検出装置10と、覚醒支援装置として機能する車載機器20とを備えている。眠気検出装置10は、車両110の運転状態や運転者の生体情報に基づいて、運転者の眠気が所定のレベル以上である場合に、車載機器20に対して眠気検出信号S1を出力するものである。
車載機器20は、後述する記録媒体(記憶装置25)に記録された楽曲データを再生する楽曲再生機能を有し、眠気検出装置10から眠気検出信号S1の入力を受けると、運転者の好みの楽曲であって、記録媒体に記録されていない楽曲の試聴データを楽曲配信サーバ30から検索して取得し、この試聴データを再生させる。この様に、当該車載機器20は、運転者の眠気が所定のレベル以上であることが検出された場合に、運転者の好みの楽曲の試聴データを再生させることで、運転者を自然に覚醒させるよう構成されたものである。
図2に、上記車載機器20の機能的構成を示す。車載機器20は上記したように覚醒支援装置として機能する他に、上述した楽曲再生機能や、設定された目的地までの経路を案内するナビゲーション装置(経路案内装置)として機能を有する。また、車載機器20には上述の通り眠気検出装置10が接続されており、車載機器20において再生された試聴データを音声として出力するための音声出力装置11や、各種情報を表示するディスプレイ装置12を備えている。また、車載機器20に車両110の現在位置を特定するための現在位置情報を与えるGPS受信ユニット13、FM多重受信ユニット14が接続されている。まず、車載機器20に接続されるこれらの周辺装置又はユニットについて説明する。
眠気検出装置10は、車両110の運転状態又は車両110を運転する運転者の生体情報に基づいて、運転者の眠気を検出するもので、予め設定された判定基準に基づいて、運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを検出すると、眠気検出信号S1を車載機器20に出力する。ここで、車両110の運転状態に基づいて運転者の眠気を検出するには、例えば、車両110の運転状態を示す信号が眠気検出装置10に入力される構成とし、車両110が蛇行運転状態にあるか否か、あるいは急ブレーキの踏み込み回数が所定の判定時間内に所定の回数以上あるか否か等に基づく方法により行うことができる。例えば、蛇行運転の状態や急ブレーキの踏み込み回数、判定時間等を適宜調整することにより検出すべき眠気のレベルを調整することができる。
また、運転者の生体情報に基づいて運転者の眠気を検出するには、例えば、運転者の「瞬き」の回数や「あくび」の回数に基づいて検出することができる。具体的には、眠気検出装置10を図示しない撮像装置を備える構成とし、この撮像装置を用いて運転者を撮像して運転者の顔画像データを取得し、取得された顔画像データに基づいて画像解析等により、所定の判定時間内における運転者の「瞬き」の回数や「あくび」の回数を判定し、当該回数が予め設定された判定基準となる回数よりも多い場合、運転者の眠気が所定のレベル以上であると検出する構成とすることができる。この場合も、判定時間や判定基準とする回数等を適宜調整することにより検出すべき眠気のレベルを調整することができる。
また、眠気が生じる場合、皮膚温の上昇が見られたり、脈拍数が低下したり、あるいは脈拍数に乱れが生じたりする場合がある。このため、眠気検出装置10にこれらの運転者の生体情報を取得する検出器を備えさせ、皮膚温に対応する皮膚電圧値を監視したり、脈拍数を監視したりすることにより、運転者が所定のレベル以上の眠気を感じているか否かを検出することができる。この場合も、判定基準とする皮膚温の上昇の程度、脈拍数の低下の程度あるいは乱れの程度を適宜調整することにより、検出すべき眠気のレベルを調整することができる。
音声出力装置11は、車載機器20から出力される上記試聴データ等の楽曲データに対応するデジタル信号としての音声信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ11aと、増幅器11bとスピーカ11cを備え、試聴データや楽曲データまたは経路案内用の音声を車室内に出力するものである。なお、スピーカ11cは車室内に複数個配置される。
ディスプレイ装置12は、車載機器20から出力される各種データに従って、各種表示を行うものであり、例えば、液晶パネルや有機ELパネルなどのフラットパネルディスプレイを有している。ディスプレイ装置12には、上記試聴データや楽曲データに関連する文字情報の他、経路案内のための地図や車両110の現在位置などが表示される。
また、ディスプレイ装置12はタッチパネルを有して構成され、ディスプレイ装置12に表示される操作画面に従って、運転者がタッチパネルに触れて操作を行うことで、操作内容に応じた操作入力が車載機器20に出力される。
GPS受信ユニット13は、GPS受信アンテナ13aを備え、車両110の現在位置情報を示すGPS(Global Positioning System)電波を受信して車載機器20に出力するものである。
FM多重受信ユニット14は、FM多重受信アンテナ14aを備え、FM多重放送電波を受信するもので、FM多重放送局から送信される交通情報を含むVICS(Vehicle Information and Communication System)情報を受信して車載機器20に出力するものである。
次に、車載機器20の内部構成を説明する。車載機器20は、図2に示すように、制御ユニット21と、各種入力信号を制御ユニット21が有するCPU21aに伝えるためのゲートアレイ集合体であるゲートアレイ22と、バックアップ用メモリとしてのSRAM23と、自立航法により車両110の現在位置を測位可能とする自立航法ユニット24と、運転者のプロファイル情報等を記憶する記憶装置25と、楽曲配信サーバ30と通信接続して楽曲データや試聴データ等を取得する通信モジュール26(楽曲データ取得部)と、楽曲データや試聴データ等に対して各種オーディオ処理を行うためのオーディオDSP(Digital Signal Processor)(楽曲再生部)27と、ディスプレイ装置12に表示させる画像データに対して各種画像処理を施すグラフィックコントローラ28と、グラフィック用SDRAM29とを備えている。
自立航法ユニット24は、車両110の角速度を検出して、検出した角速度に応じたセンサ出力を行うジャイロセンサ24aと、車両110の加速度を検出して、検出した加速度に応じたセンサ出力を行う加速度センサ24bとを備えている。これらのセンサ出力は、ゲートアレイ22を介して制御ユニット21に出力される。また、車載機器20はタイヤの回転数に基づく車速パルスS4が車両110側から入力されるよう構成されており、この車速パルスS4についてもゲートアレイ22を介して制御ユニット21に出力される。本実施の形態では、制御ユニット21において、ジャイロセンサ24a、加速度センサ24bから入力されるセンサ出力S2、S3および車速パルスS4に基づいて、車両110の加速度や速度、傾き、現在位置などを算出することで車載機器20は自立航法による測位を可能に構成されている。
記憶装置25は、磁気記録媒体を有するハードディスク装置等を用いて構成される。記憶装置25は、プロファイル情報を格納するプロファイル情報格納領域25aを有するとともに、経路案内を行うための地図データや経路案内音声データ等の経路案内データを格納する経路案内データ格納領域25bや、楽曲データ等の楽曲データを格納する楽曲データ格納領域25c、試聴データを取得出来ない場合に再生する警告音データを格納する警告音データ格納領域25dを有している。
ここで、プロファイル情報は、楽曲配信サーバ30から運転者の好みの楽曲を検索して、当該好みの楽曲の所定部分に対応する試聴データを取得するために用いる検索情報を含む。
ここで、楽曲の所定部分に対応する試聴データとは、楽曲データの所定の一部分であり、例えば、いわゆるサビの部分に対応する所定の再生時間分のデータである。また、検索情報は、例えば、運転者の好きなアーティスト名や、好きな音楽のジャンル等に関する情報が含まれ、楽曲配信サーバ30から運転者の好みの楽曲を検索するために用いる情報(キーワード)である。このプロファイル情報は、運転者によって予め登録させる構成としてもよいし、楽曲データ格納領域25cに格納されている楽曲データのうち、再生頻度の高い楽曲データに対応する楽曲のアーティスト名やジャンル等に基づいて、制御ユニット21の制御の下、適宜、更新可能に作成されるものであってもよい。
また、記憶装置25には、楽曲配信サーバ30から楽曲データを購入する際の料金を支払うために必要となる運転者のIDや暗証番号、クレジットカードの有効期限やカード番号等の各種個人情報を格納する構成としてもよい。
通信モジュール26は、通信用のアンテナ26aを備え、所定の通信方式に従って、基地局APとの間で無線通信を行うものである。この通信モジュール26を介して車載機器20はインターネットNに接続し、インターネットNを介して楽曲配信サーバ30にデータ通信可能に接続されている。但し、ここで言うインターネットNは、LANやWAN、専用回線などの各種の電気通信回線を含む通信ネットワークを指すものである。
図1に示したように、楽曲配信サーバ30は楽曲データベース31を有している。制御ユニット21の制御の下、眠気検出装置10から眠気検出信号S1の入力があった場合、通信モジュール26を介して楽曲配信サーバ30に通信接続し、プロファイル情報(上記検索情報)に基づいて検索を行い、運転者の好みの楽曲であって、楽曲データ格納領域25cに格納されていない楽曲の試聴データが楽曲データベース31から取得される。ここで、楽曲配信サーバ30は、音楽コンテンツ配信業者により管理されるものであり、音楽コンテンツ配信業者では楽曲配信サーバ30を介してユーザに対して楽曲の所定部分を無料で試聴することのできる試聴データの配信を行っている。本実施の形態ではこのような試聴データが車載機器20により取得される。
制御ユニット21は、当該車載機器20の各部を集中制御するもので、CPU21a、SDRAM21b、FLASHメモリ21cを有している。CPU21aは中央演算装置であり、SDRAM21bをキャッシュメモリあるいはワークメモリとして使用して、FLASHメモリ21cに格納された各種制御プログラムを実行することにより、当該車載機器20を上記覚醒支援装置、経路案内装置等としての各種機能を発揮させるよう制御するものである。
次に、上記制御ユニット21の制御の下、実行される経路案内動作について説明する。車載機器20が経路案内装置として機能する際、制御ユニット21は、GPS受信ユニット13から入力されるGPS受信電波、ジャイロセンサ24a、加速度センサ24bのセンサ出力S2、S3、車両110本体から入力される車速パルスS4等に基づいて、車両110の速度や車両110の現在位置を特定し、車両110の現在位置に対応する地図データを経路案内データ格納領域25bから読み出し、この地図データと現在位置とをマッピングするためのデータをグラフィックコントローラ28に出力することで、ディスプレイ装置12に地図とともに車両110の現在位置を表示させることができる。このとき、FM多重受信ユニット14により受信されたVICS情報に基づく表示を行う場合には、制御ユニット21はかかるVICS情報をグラフィックコントローラ28に出力して、ディスプレイ装置12に表示させる。また、音声による経路案内を行う場合には、制御ユニット21は、車両110の現在位置に基づいて記憶装置25の経路案内データ格納領域25bから経路案内音声データを読み出して、オーディオDSP27に出力することで、経路案内音声をスピーカ11cから出力させる。上記の処理を行いながら、設定された目的地までの経路案内を行う。
次に、上記制御ユニット21の制御の下、実行される覚醒支援動作について説明する。但し、本実施の形態の車載機器20においては、眠気検出装置10により、運転者の眠気が所定のレベル以上であることが検出された場合、高速道路走行中と、一般道路走行中とでは異なる処理を行うように設定されている。図3では、高速道路走行中における覚醒支援動作について主として説明する。
まず、車両110の運転が開始されると(ステップS1:Y)、制御ユニット21は覚醒支援機能が有効に設定されているか否かを判別する(ステップS2)。覚醒支援機能が有効に設定されている場合、すなわち、覚醒支援機能がONになっている場合(ステップS2:Y)、眠気検出信号S1の入力があるまで待機する(ステップS3)。眠気検出装置10から眠気検出信号S1が入力された場合(ステップS3:Y)、車両110の現在位置や車速パルスS4に基づいて、現在、車両110が高速道路を走行中か否かを判別する(ステップS4)。高速道路を走行中ではないと判別された場合(ステップS4:N)、一般道路走行中における覚醒支援処理を行う(ステップS5)。なお、この一般道路走行中における覚醒支援処理について後述する。
高速道路を走行中であると判別された場合(ステップS4:Y)、制御ユニット21は記憶装置25のプロファイル情報格納領域25aからプロファイル情報を取得する(ステップS6)。そして、制御ユニット21は、通信モジュール26を介して楽曲配信サーバ30と通信接続を行い、プロファイル情報に基づいて楽曲配信サーバ30から運転者の好みの楽曲であって、楽曲データ格納領域25cに格納されていない楽曲の試聴データを取得するように制御する(ステップS7)。
ここで、楽曲配信サーバ30から、運転者の好みの楽曲であって、楽曲データ格納領域25cに格納されていない楽曲の試聴データが複数ある場合には、例えば、楽曲データ格納領域25cに格納された楽曲データのうち、運転者による再生頻度の最も高いアーティストの楽曲の試聴データを取得したり、リリース日の最も新しい楽曲の試聴データを取得する構成とすることができる。また、複数の試聴データに対応する楽曲名やアーティスト名をディスプレイ装置12に選択可能に表示させて、運転者に試聴する試聴データを選択させるようにしてもよい。
そして、ステップS7において、試聴データの取得に成功すると(ステップS8:Y)、試聴データの再生を行う(ステップS9)。ここで、試聴データの再生に際して、ディスプレイ装置12に、例えば、図4に示すような表示を行う。図4に示す表示例では、「楽曲のお知らせ」等として、再生を行っている試聴データに対応するアーティスト名「XXXX」および楽曲のタイトル「YYYY」等を表示している。また、運転者に対して購入の意志確認を行う表示とともに、購入指示の入力あるいは購入しない旨の指示を入力するための操作ボタン(「YES」ボタン41、「NO」ボタン41)を表示する。この様に、覚醒を直接的に促す表示を行うのではなく、運転者に対して新たな楽曲のお知らせを提供するといった態様で表示を行う。
また、制御ユニット21は、ステップS7において、試聴データを再生する際には、再生音量を通常の再生音量よりも予め設定された所定の音量だけ大きな音量で再生させる。ここで、通常の再生音量とは、運転者等によって図示しないボリュームコントローラなどにより予め調整された再生音量である。また、大きくする音量は、通常の再生音量に応じて適宜変化させてもよい。試聴データを再生するのは、運転者の覚醒を促すことを目的としているため、試聴データの再生音量は運転者の覚醒を十分促すことが出来る程度の音量となることが好ましい。このため、運転者の覚醒を十分に促すことができる音量を予め設定しておき、この運転者の覚醒を十分に促すことができる音量と、運転者の設定による通常の再生音量とに応じて所定の音量を設定してもよい。なお、運転者が試聴データ再生時の音量を予め設定してもよい。
次いで、運転者からの当該試聴データに対応する楽曲(楽曲データ)の購入指示(配信要求)の入力があると(ステップS10:Y)、当該楽曲データの配信要求を楽曲配信サーバ30に送り、所定の購入処理を行い(ステップS11)、購入した楽曲データの再生を行う(ステップS12)。この際、通常の再生音量に戻して再生する。そして、車両110の運転が継続される場合(ステップS13:N)、上記ステップS2に戻る。また、試聴データに対応する楽曲を購入しない場合においても、車両110の運転が継続される場合(ステップS13:N)は、ステップS2に戻る。
一方、ステップS8において、楽曲配信サーバ30から試聴データを取得することができなかった場合(ステップS8:N)、運転者に対して、記憶装置25の警告音データ格納領域25dに格納された警告音データに基づいて、音声出力装置11を介して運転者に対して警告音を報知するように制御する(ステップS14)。
但し、ステップS5における一般道路走行時覚醒支援処理においては、上記運転者のプロファイル情報格納領域25aに、運転者の好みの楽曲を検索するための上記検索情報に加えて、運転者の関心事項を示す情報を含める構成としておき、眠気検出装置10により、運転者の眠気が所定のレベル以上であることが検出された場合、通信モジュール26を介して外部の検索サーバに通信接続し、運転者の関心事項に関連する情報を覚醒効果情報として運転者に音声出力装置11やディスプレイ装置12により報知することを行う。この際、覚醒効果情報として、運転者の関心事項に関連し、さらに、車両110の現在位置から所定の距離範囲又は所定の到達時間範囲内(以下、「所定範囲内」という)にある停車スペースを有する店舗、娯楽施設、観光施設、休憩施設等の所定の施設に関連する情報を報知するようにする。そして、運転者が覚醒効果情報に興味を抱き、上記所定の施設に立ち寄ることを希望した場合には、当該施設を目的地として経路案内を行う構成とする。このように、一般道路走行中においては、運転者を停車スペースを有する所定の施設に誘導して、運転者の休息を促すことにより、運転者を覚醒する構成とすることが望ましい。
以上、説明した上記実施の形態によれば、車載機器20において、眠気検出装置10から運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号S1の入力を受けた場合、制御ユニット21は、記憶装置25のプロファイル情報格納領域25aからプロファイル情報を取得するプロファイル情報取得部として機能し、通信モジュール26を介して、プロファイル情報に基づいて、運転者の好みの楽曲であって、記憶装置25の楽曲データ格納領域25cに格納されていない楽曲に関する試聴データを外部の楽曲配信サーバ30から取得させる。そして、制御ユニット21はこの試聴データをオーディオDSP27により再生し、再生音を音声出力装置11を介して出力させるように制御する。
この様に、運転者の眠気が所定のレベル以上であることが検出された場合、運転者に対して直接的に覚醒を促す覚醒パターンを表示する等により運転者の覚醒を促すのではなく、運転者の好みの楽曲であって記憶装置25に記録されていない楽曲、すなわち、運転者にとって目新しい楽曲に関する試聴データを再生させるので、運転者に試聴データに対して興味を抱かせ、運転者の覚醒を促すことができる。また、運転者が未入手の楽曲を再生させるので、運転者の興味を強く惹き付けることができる。また、運転者に対して覚醒を直接的に促す訳ではないため、眠気検出装置10において検出する運転者の眠気のレベルを低く設定しても、運転者に対しては覚醒が促されていることを気付かせずに、すなわち、運転者に対して不快感を与えずに、その都度、運転者に対して覚醒効果を与えることができる。このため、運転者の覚醒状態を維持することができ、安全運転を効果的に支援することができる。
また、上記実施の形態では、運転者に対して、ディスプレイ装置12に試聴データに対応する楽曲データの購入の有無を入力するための操作ボタン41、42を設け、運転者がこの操作ボタンを介して購入意志の有無を入力する構成としているため、簡易な操作を行うことにより更に運転者の覚醒を促すことができる。また、運転者が試聴データを視聴して当該試聴データに対応する楽曲データの配信を希望した場合は、この楽曲データを取得することができる。
また、上記実施の形態では、制御ユニット21は、試聴データを通常の再生音量よりも予め設定された所定の音量だけ大きな音量で再生させるため、運転者の注意を喚起し、運転者の覚醒を促すことができる。また、所定の音量だけ大きな音量で再生させた後、楽曲データの購入が行われた後は、通常の再生音量に戻して再生を行うので、運転者に心地よく音楽を聴取させることができる。
また、上記実施の形態では、警告音データを記憶装置25の警告音データ格納領域25dに格納し、眠気検出信号S1の入力に際して、試聴データを取得できない場合、制御ユニット21は警告音データを読み出して、音声出力装置11を介して警告音を再生して、警告音を報知するので、試聴データを取得することができない場合であっても運転者の覚醒を促すことができる。
また、上記実施の形態では、試聴データを取得した際に、「音楽ニュース」等といった態様でディスプレイ装置12に表示を行うため、視覚を介して運転者の関心を惹くことができる。また、「音楽ニュース」の提供あるいは、新楽曲の提供といった態様で運転者の覚醒を促す構成としているため、運転者に対して車載機器20側から付加価値の高いサービスを提供しつつ、かつ、運転者の覚醒を支援することができる。
以上、説明した本実施の形態は本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であるのは勿論である。例えば、ステップS14において警告音を再生する構成としたが、警告音の再生に代えて、記憶装置25の楽曲データ格納領域25cに格納された楽曲データの中から、プロファイル情報(検索情報)に基づいて運転者の好みの楽曲のサビの部分を所定のサビ抽出方法に従って抽出し、これを覚醒データとして、運転者に再生する構成としてもよい。この際、記憶データ格納領域25cに運転者の好みの楽曲が複数有る場合には、各楽曲のサビ部分のみを再生頻度の高い順や、あるいはアーティスト毎の曲名順等、所定の順序で順に再生するようにしてもよいし、ランダムに再生するようにしてもよい。この様に、サビの部分のように運転者の興味を惹きやすい部分を楽曲配信サーバ30から取得する試聴データと同様に運転者の覚醒を促す覚醒データとして再生することにより運転者の覚醒を促すことができる。この際、覚醒データとしては、楽曲のサビの部分に対応する部分のデータに限らず、楽曲のイントロの部分に対応する部分を覚醒データとして再生させてもよい。この際、例えば、ディスプレイ装置12に「この楽曲は何ですか?」というような表示を行い、運転者に対して曲名やアーティスト名を考えさせるようにすることで、運転者の覚醒を促してもよい。
また、車両110の現在位置や、地図データ等に基づいて、車両110の現在位置から安全に到達することのできる所定の距離範囲内若しくは所定の到達時間範囲内に車両を安全に停車させることのできるスペース(停車スペース)が有るか否かを判別し、車両110の現在位置から上記所定の距離範囲内若しくは所定の到達時間範囲内に上記停車スペースがないと判別された場合に、楽曲配信サーバ30から試聴データを取得する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、運転者がディスプレイ装置12に設けられたタッチパネルを介して「YES」ボタン41を押下操作することにより、試聴データに対応する楽曲データの購入指示の入力等を行う構成としたが、車載機器20を音声入力手段を備える構成とし、この音声入力手段を介して購入指示等を車載機器20側に入力する構成としてもよい。
また、ステップS7において、図4に示すような表示を行って、試聴データを再生するものとして説明したが、音声により「お客様のお好みの楽曲のお知らせがあります」などと運転者に対して報知して、試聴データの再生を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、眠気検出装置10から眠気検出信号S1の入力があった場合に、試聴データを取得する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、眠気検出時とは別に、車載機器20が通信モジュール26を介してインターネットNに接続された際に、常に、プロファイル情報(検索情報)に基づいて、運転者の好みの楽曲の試聴データを取得して記憶装置25等に記憶させておいてもよいし、そのURL情報を記憶させておいてもよい。そして、眠気検出装置10から眠気検出信号S1の入力があったときに、記憶装置25に記憶された試聴データを再生してもよいし、このURL情報に基づいてインターネットNに接続して、試聴データを取得する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、図3に示したように、眠気検出装置10から眠気検出信号S1の入力があった際に、ステップS4において、車両110が高速道路を走行中であるか否かによって、異なる覚醒支援動作を行うものとして説明したが、車両110が一般道路を走行中であっても、図3に示すフローチャートに従って、高速道路走行中と同様の処理、すなわち、楽曲配信サーバ30から試聴データを取得し、当該試聴データを再生するようにしてもよいのは勿論である。
また、上記実施の形態では、眠気検出装置10、GPS受信ユニット13、FM多重受信ユニット14等を車載機器20の外部構成として説明したが、覚醒支援装置としての車載機器20がこれらの眠気検出装置10、GPS受信ユニット13、FM多重受信ユニット14等を当該車載機器20の内部構成として有していてもいいのは勿論である。
本実施の形態に係る覚醒支援システムの概略構成を示す図である。 本実施の形態の覚醒支援装置としての車載機器の内部構成を示すブロック図である。 本実施の形態の動作を示すフローチャートである。 本実施の形態のディスプレイ装置の表示例を示す図である。
符号の説明
10 眠気検出装置
11 音声出力装置
12 ディスプレイ装置
20 車載機器(覚醒支援装置)
21 制御ユニット(検索情報取得部、制御部)
25 記憶装置
25a プロファイル情報格納領域
26 通信モジュール(楽曲データ取得部)
30 楽曲配信サーバ
31 楽曲データベース
100 覚醒支援システム
110 車両
S1 眠気検出信号

Claims (8)

  1. 車両を運転する運転者の覚醒を支援する覚醒支援装置であって、
    記録媒体に記録された楽曲データを再生する楽曲再生部と、
    楽曲配信サーバから前記運転者の好みの楽曲を検索して、当該楽曲の所定部分に対応する試聴データを取得するために用いる検索情報が予め記憶された記憶装置から前記検索情報を取得する検索情報取得部と、
    前記楽曲配信サーバから前記検索情報に基づいて、前記運転者の好みの楽曲であって、前記記録媒体に記録されていない楽曲の試聴データを取得する楽曲データ取得部と、
    前記車両の運転状態又は前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者の眠気を検出する眠気検出装置から、前記運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受ける眠気検出信号入力部と、
    前記眠気検出信号入力部を介して前記眠気検出信号が入力された場合、前記楽曲データ取得部により取得された前記試聴データを前記楽曲再生部により再生させるように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする覚醒支援装置。
  2. 請求項1に記載の覚醒支援装置において、
    前記運転者に対して、前記試聴データに対応する楽曲データの配信要求の入力を受け付ける配信要求入力部を備え、
    前記制御部は、前記配信要求入力部を介して前記運転者から前記楽曲データの配信要求が入力された場合、前記楽曲データ取得部に前記楽曲配信サーバから前記試聴データに対応する楽曲データを取得させること、
    を特徴とする覚醒支援装置。
  3. 請求項1又は2記載の覚醒支援装置において、
    前記制御部は、前記試聴データを通常の再生音量よりも予め設定された所定の音量だけ大きな音量で再生させるように制御すること、
    を特徴とする覚醒支援装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の覚醒支援装置において、
    前記楽曲データ取得部により前記試聴データを取得できない場合、前記制御部は、前記検索情報に基づいて、前記記録媒体に記録された楽曲データのうち前記運転者の好みの楽曲の所定の部分を前記楽曲再生部に再生させるように制御すること、
    を特徴とする覚醒支援装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の覚醒支援装置において、
    警告を再生する警告再生部を備え、
    前記楽曲データ取得部により前記試聴データを取得できない場合、前記眠気検出信号の入力に際して、前記制御部は前記警告再生部により前記運転者に対して警告を再生させるように制御すること、
    を特徴とする覚醒支援装置。
  6. 車両を運転する運転者の覚醒を支援する覚醒支援装置であって、
    運転者の好みの楽曲を検索するために用いる検索情報を記憶する記憶装置から前記検索情報を取得する検索情報取得部と、
    楽曲データが複数記憶された楽曲データ記憶装置から前記検索情報に基づいて運転者の好みの楽曲の所定の部分に対応する覚醒データを取得する覚醒データ取得部と、
    前記車両の運転状態又は前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者の眠気を検出する眠気検出装置から、前記運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受ける眠気検出信号入力部と、
    前記眠気検出信号入力部を介して前記眠気検出信号が入力された場合、前記楽曲データ取得部により取得された前記試聴データを前記楽曲再生部により再生させるように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする覚醒支援装置。
  7. 記録媒体に記録された楽曲データを再生する楽曲再生部と、楽曲配信サーバから車両を運転する運転者の好みの楽曲を検索して、当該楽曲の所定部分に対応する試聴データを取得するために用いる検索情報が予め記憶された記憶装置から前記検索情報を取得する検索情報取得部と、前記楽曲配信サーバから前記検索情報に基づいて、前記運転者の好みの楽曲であって、前記記録媒体に記録されていない楽曲の試聴データを取得する楽曲データ取得部と、前記車両の運転状態又は前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者の眠気を検出する眠気検出装置から、前記運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受ける眠気検出信号入力部とを備えた覚醒支援装置を用いて前記運転者の覚醒を支援する覚醒支援方法であって、
    前記眠気検出信号入力部を介して前記車両の運転状態又は前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者の眠気を検出する眠気検出装置から、前記運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受ける過程と、
    前記眠気検出信号入力部を介して前記眠気検出信号が入力された場合、前記検索情報取得部により前記記憶装置から前記検索情報を取得する過程と、
    前記楽曲データ取得部により、前記検索情報に基づいて、前記運転者の好みの楽曲であって、前記記録媒体に記録されていない楽曲に関する試聴データを前記楽曲配信サーバから取得する過程と、
    前記試聴データを前記楽曲再生部により再生させるように制御する過程と、
    を備えることを特徴とする覚醒支援方法。
  8. 記録媒体に記録された楽曲データを再生する楽曲再生部と、楽曲配信サーバから車両を運転する運転者の好みの楽曲を検索して、当該楽曲の所定部分に対応する試聴データを取得するために用いる検索情報が予め記憶された記憶装置から前記検索情報を取得する検索情報取得部と、前記楽曲配信サーバから前記検索情報に基づいて、前記運転者の好みの楽曲であって、前記記録媒体に記録されていない楽曲の試聴データを取得する楽曲データ取得部と、前記車両の運転状態又は前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者の眠気を検出する眠気検出装置から、前記運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受ける眠気検出信号入力部とを備えた覚醒支援装置をコンピュータを用いて制御する制御プログラムであって、
    前記眠気検出信号入力部に、前記車両の運転状態又は前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者の眠気を検出する眠気検出装置から、前記運転者の眠気が所定のレベル以上にあることを示す眠気検出信号の入力を受け付けさせ、
    前記眠気検出信号入力部を介して前記眠気検出信号が入力された場合、前記検索情報取得部に前記記憶装置から前記検索情報を取得させ、
    前記楽曲データ取得部に、前記検索情報に基づいて、前記運転者の好みの楽曲であって、前記記録媒体に記録されていない楽曲に関する試聴データを前記楽曲配信サーバから取得させ、
    前記試聴データを前記楽曲再生部により再生させること、
    を特徴とする制御プログラム。
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