JP7129882B2 - ホームドア装置 - Google Patents

ホームドア装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7129882B2
JP7129882B2 JP2018204045A JP2018204045A JP7129882B2 JP 7129882 B2 JP7129882 B2 JP 7129882B2 JP 2018204045 A JP2018204045 A JP 2018204045A JP 2018204045 A JP2018204045 A JP 2018204045A JP 7129882 B2 JP7129882 B2 JP 7129882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal frame
door
platform
upper horizontal
lower horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018204045A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020069858A (ja
Inventor
和夫 延本
翔平 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2018204045A priority Critical patent/JP7129882B2/ja
Publication of JP2020069858A publication Critical patent/JP2020069858A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7129882B2 publication Critical patent/JP7129882B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T30/00Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Description

本発明は、ホームドア装置に関する。
ホームドア装置は、戸袋と戸袋に進退自在に支持された扉体を備える一種の自動ドア装置であって、鉄道駅のプラットホームに設置される。ホームドア装置は、列車の停車中に乗車通路を開放して乗降客の列車への出入りを可能にし、それ以外の場合には乗車通路を閉鎖して乗降客の線路への転落を防止する。
近年は、幅広の乗車通路に対応できる、幅広の扉体を備えるホームドア装置が求められていて、特許文献1にも、幅広の扉体を備えるホームドア装置の発明が開示されている。特許文献1の図3によれば、特許文献1に記載のホームドア装置が備える引戸10は、上下方向に離隔配置された横桟12U,12Lの間に、透光板11Aを挟持して構成されていることが看取できる。第0043段落には、横桟12U,12Lは、同一形状であって、アルミニウムの押出成形によって形成されていることが記載されている。第0039段落には、透光板11Aは、ガラス板と透光性の樹脂板を積層して構成されていることが示されている。図5によれば、2本の横枠には、それぞれレール15Aが固定され、レール15Aは、戸袋20に固定されたガイド部材15Bによって摺動自在に支持されている。つまり、引戸10は、レール15Aとガイド部材15Bを介して戸袋20に摺動自在に支持されている。なお、横桟12U,12Lは、戸先側の端部に配置された縦桟13と、戸尻側の端部に配置された端板14を介して互いに連結されている。つまり、横桟12U,12Lと縦桟13と端板14は、矩形の額縁形のフレームを構成している。
特開2017-87820号公報
前述したように、特許文献1に記載のホームドア装置が備える引戸10を構成する2本の横桟12U,12Lは、戸先側および戸尻側の端部において、それぞれ縦桟13と端板14に支持されている。透光板11Aは、横桟12U,12Lに比べて剛性が小さいので、横桟12U,12Lの変形を拘束する部材としては、ほとんど機能しない。
引戸10を戸袋20に対して進退させると、引戸10の支持条件が変化する。引戸10が戸袋20の中に引き込まれた状態にあっては、引戸10は戸先側が支持され、そのために、引戸10の戸尻側の端部が垂れ下がる。引戸10が戸袋20の外に引き出された状態にあっては、引戸10は戸尻側が支持され、そのために、引戸10の戸先側の端部が垂れ下がる。このように、引戸10を戸袋20に対して進退させると、引戸10の支持条件が変化して、その結果、引戸10の形状が変化する。また、前述したように、縦桟13と端板14の間においては、横桟12U,12Lの変形を拘束する部材が存在しないので、引戸10の形状が変化すると、横桟12Uと横桟12Lの間の間隔が変化する。
横桟12Uと横桟12Lの間の間隔が変化すると、横桟12Uを支持するガイド部材15Bと横桟12Lを支持するガイド部材15Bは、互いに離隔又は接近する方向に変位されるので、ガイド部材15Bに大きな荷重が負荷される。その結果、ガイド部材15Bの劣化が生じやすくなる。ガイド部材15Bの劣化の発生を抑制するために、レール15Aとガイド部材15Bの寸法を拡大する必要が生じて、その結果、引戸10の重量が増加し、ホームドア装置の製造コストあるいは運転コストが上昇する。
このように、特許文献1に記載のホームドア装置においては、扉体を戸袋に対して進退させる際に、扉体を支持する直動ベアリングに大きな荷重が負荷され、その結果、ホームドア装置の耐久性が低くなるという問題があった。
本発明は、このような背景の下でなされたものであり、扉体を戸袋に対して進退させる際に、扉体を支持する直動ベアリングに負荷される荷重を小さくして、耐久性に優れたホームドア装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るホームドア装置は、戸袋と、戸袋に進退自在に支持される扉体と、を備え、戸袋には、上部直動ベアリングと下部直動ベアリングが固定され、扉体は、扉体の上部に配置されて、戸先端から戸尻端に延びる上部横枠と、扉体の下部に配置されて、戸先端から戸尻端に延びる下部横枠と、上部横枠の下面の、上部横枠のホーム-軌道方向の中心より軌道側に寄った位置に固定されて、上部直動ベアリングに摺動自在に支持される上部直動レールと、下部横枠の下面の、下部横枠のホーム-軌道方向の中心よりホーム側に寄った位置に固定されて、下部直動ベアリングに摺動自在に支持される下部直動レールと、戸袋に固定された駆動モータによって回転駆動される駆動プーリと、上部横枠の下方の、上部横枠のホーム-軌道方向の中心よりホーム側に寄った位置に配置されて、扉体の戸先側の端部と戸尻側の端部の間に張り渡されて、駆動プーリに巻き回される駆動ベルトと、を備えるとともに、下部横枠の縦曲げ剛性が上部横枠の縦曲げ剛性よりも大きくされているものである。
本発明によれば、上部横枠の縦曲げ剛性が下部横枠の縦曲げ剛性よりも小さくされているので、上部横枠は比較的に小さな力で縦曲げ変形する。そのため、扉体に変形が生じて、下部横枠と上部横枠の間隔が変化しても、上部直動ベアリングと下部直動ベアリングには大きな反力が作用しない。その結果、ホームドア装置の耐久性が向上する。
本発明の実施の形態に係るホームドア装置の構成を示す正面図であって、(A)はホームドア装置の全体を示す正面図、(B)は(A)の部分拡大図 図1に記載のホームドア装置を、図1(B)においてA-A’線で示す平面で切断した断面図 図1に記載のホームドア装置が備える扉体の構成を示す斜視図 図1に記載のホームドア装置が備える扉体を、図1(B)においてA-A’線で示す平面で切断した拡大断面図 図1に記載のホームドア装置の変形例を示す上部横枠の断面図 図1に記載のホームドア装置の別の変形例を示す上部横枠の斜視図
図1(A)は、本発明の実施の形態に係るホームドア装置1の構成を示す正面図である。図1(B)は、図1(A)に示した正面図の一部を拡大して示す部分拡大図である。図1(A),(B)に示すように、ホームドア装置1は、床面2に固定される戸袋3と、戸袋3に進退自在に支持される扉体4を備えている。なお、図1(A),(B)は、戸袋3の正面を覆うパネルを取り外した状態を示している。
図1(A)に示すように、扉体4は、上部横枠5と下部横枠6と縦枠7とを備えている。上部横枠5と下部横枠6は戸先端から戸尻端に延びる構造部材である。上部横枠5は扉体4の上部に配置され、下部横枠6は扉体4の下部に配置されている。縦枠7は、上下方向に延びる構造部材であって、扉体4の戸先側と戸尻側の端部に配置されて、上部横枠5と下部横枠6に固定されている。
図1(A),(B)に示すように、戸袋3には駆動モータ8が固定されている。図1(B)に示すように、駆動モータ8の図示しない出力軸には駆動プーリ9が固定されている。駆動プーリ9の戸先側と戸尻側には、戸袋3に軸支されて自由に回転するガイドローラ10が配置されている。
図1(B)に示すように、駆動プーリ9とガイドローラ10にはベルト11が巻き掛けられている。ベルト11の一方端は扉体4の戸先側の端部に固定され、ベルト11の他方端は扉体4の戸尻側の端部に固定されている。
扉体4の戸先側の端部から扉体4の戸尻側に向かって延びるベルト11は、まず、戸先側に配置されたガイドローラ10に巻き回される。戸先側に配置されたガイドローラ10に巻き回されて方向を変えたベルト11は、駆動プーリ9に巻き回されて、再度方向を変える。駆動プーリ9を離れたベルト11は、戸尻側に配置されたガイドローラ10に巻き回されて、また方向を変える。戸尻側に配置されたガイドローラ10を離れたベルト11は、扉体4の戸尻側に延びる。このように、ベルト11は扉体4の戸先側の端部と戸尻側の端部の間に張り渡されていて、その途中で、駆動プーリ9とガイドローラ10に巻き掛けられている。
このように構成されているので、駆動モータ8と駆動プーリ9とガイドローラ10とベルト11は、扉体4を戸袋3に対して進退させる駆動機構として機能する。すなわち、図1(B)において、駆動プーリ9を時計回りに、つまり矢印Cwで示す方向に回転させると、ベルト11の、駆動プーリ9よりも戸尻側にある部位に張力が生じる。その結果、扉体4は戸袋3から引き出される方向に移動する。つまり、扉体4は矢印Owdで示す方向に移動する。駆動プーリ9を反時計回りに、つまり矢印Ccwで示す方向に回転させると、ベルト11の、駆動プーリ9よりも戸先側にある部位に張力が生じる。その結果、扉体4は戸袋3に引き込まれる方向に移動する。つまり、扉体4は矢印Iwdで示す方向に移動する。
次に、図1(B)と図2を参照して、戸袋3において、扉体4を進退自在に支持する機構を説明する。なお、図2は、ホームドア装置1を、図1(B)においてA-A’線で示す平面で切断した断面図である。つまり、図2は、ホームドア装置1を、扉体4の進退方向に直交する平面で切断した断面図である。図2及び図1(B)に示すように、上部横枠5には、上部横枠5の全長に渉って延びる上部直動レール12が固定され、下部横枠6には、下部横枠6の全長に渉って延びる下部直動レール15が固定されている。
また、図2及び図1(B)に示すように、戸袋3には4個のブラケット14が固定されている。4個のブラケット14の内、高所に配置された2個のブラケット14のそれぞれには、上部直動ベアリング13が固定されている。そして、上部直動ベアリング13は、上部直動レール12を扉体4が進退する方向に摺動自在に支持している。また、低所に配置された2個のブラケット14のそれぞれには、下部直動ベアリング16が固定されている。そして、下部直動ベアリング16は、下部直動レール15を扉体4が進退する方向に摺動自在に支持している。このように、扉体4は、上部直動レール12と上部直動ベアリング13、下部直動レール15と下部直動ベアリング16とブラケット14を介して、戸袋3に対して進退自在に支持される。
図3は、図1(A),(B)に記載のホームドア装置1が備える扉体4の一部を切り取って示す斜視図である。図4は、ホームドア装置1が備える扉体4を図1(B)においてA-A’線で示す平面で切断した断面図である。したがって、図4においては、扉体4を、扉体4の進退方向に直交する平面で切断した断面形が表示される。
図3,4に示すように、上部横枠5と下部横枠6の間には、透明パネル17が嵌め込まれている。透明パネル17は上部横枠5と下部横枠6の間の隙間を覆う、透明な板状の部材である。なお、上部横枠5と下部横枠6は、透明パネル17の重量が、主として下部横枠6に負荷されるように構成されている。すなわち、上部横枠5は透明パネル17の上下方向の移動を拘束しないように構成されていて、透明パネル17の重量は、主として、透明パネル17の下端面が、下部横枠6から受ける支持反力によって支持される。
図4に示すように、ホームドア装置1においては、下部横枠6の高さhを上部横枠5の高さhよりも大きくしている。そのため、下部横枠6の中立軸Z周りの断面二次モーメントは、上部横枠5の中立軸Z周りの断面二次モーメントよりも大きい。つまり、下部横枠6の縦曲げに係る断面二次モーメントは、上部横枠5の縦曲げに係る断面二次モーメントよりも大きい。なお、縦曲げとは、図1(A)に示す状態において、扉体4の戸先側あるいは戸尻側の端部が上下方向に変位する曲げ変形を指す。具体的には、下部横枠6の中立軸Z周りの断面二次モーメントが2593cmであるのに対して、上部横枠5の中立軸Z周りの断面二次モーメントは187cmに過ぎない。つまり、下部横枠6の断面二次モーメントは上部横枠5の断面二次モーメントの約13.9倍になる。
このように、ホームドア装置1においては、下部横枠6の断面二次モーメントを十分大きくして、扉体4の剛性を確保している。つまり、下部横枠6の剛性を大きくすることによって、扉体4の剛性を確保している。一方、上部横枠5は断面二次モーメントを下部横枠6よりも小さくすることによって、その剛性を下部横枠6よりも小さくしている。つまり、上部横枠5は下部横枠6よりも曲がり易く構成されている。
このように、ホームドア装置1においては、上部横枠5の曲げ剛性を、下部横枠6の曲げ剛性よりも小さくして、曲がり易くしている。そのため、上部直動レール12と下部直動レール15の間の間隔が変動しても、上部直動レール12は小さな力で元に戻る。
なお、ホームドア装置1においては、上部横枠5と下部横枠6は、戸先側の端部と戸尻側の端部において互いに固定されている。そのため、扉体4に歪みが生じた場合に、上部横枠5と下部横枠6は、それぞれ自由に変形することが出来ないので、互いに相手に反力を与える。そして、この反力が上部直動レール12と下部直動レール15を経由して、上部直動ベアリング13と下部直動ベアリング16に作用する。しかしながら、前述したように、上部横枠5は下部横枠6に比べて断面二次モーメントが非常に小さいので、扉体4に変形が生じた場合に、簡単に変形する。そのため、上部横枠5が変形しても、上部直動ベアリング13には大きな反力が作用しない。また、上部横枠5の剛性は小さいので、上部横枠5が変形しても、下部横枠6は上部横枠5から反力をほとんど受けない。その結果、下部直動ベアリング16には反力がほとんど作用しない。なお、発明者らの実験によれば、下部横枠6の断面二次モーメントを上部横枠5の断面二次モーメントの4倍程度にすればその効果が表れる。前者を後者の8倍程度にすれば、上部直動レール12の寸法を小さくすることが可能になる。また、前者を後者の13倍程度にすれば、扉体4の開閉時の挙動において、上部横枠5の歪みの影響をほぼ無視できる。
なお、前述したように、透明パネル17の重量は、主として下部横枠6に負荷されるように構成されているので、下部横枠6の断面二次モーメントを大きくして、下部横枠6の縦曲げ剛性を高くすることは、扉体4の強度確保の面においても理にかなっている。
また、図4に示すように、下部横枠6は箱形の断面形を有する本体部6aと、本体部6aの下面から、下方に垂下する垂壁部6bとを備えている。垂壁部6bを備えることによって、下部横枠6の高さhを大きくして、下部横枠6の中立軸Z周りの断面二次モーメントを大きくすることができる。その結果、下部横枠6の縦曲げに係る剛性ができる。また、垂壁部6bを備えることによって、下部横枠6と床面2の間の隙間を小さくすることができる。垂壁部6bを備えれば、乗降客が下部直動レール15に接触することを防止することができる。垂壁部6bによれば、下部直動レール15をホーム側から見えなくして、ホームドア装置1の外観を整えることが出来る。
(第1の変形例)
上記の実施の形態に係るホームドア装置1においては、上部横枠5の下面に上部直動レール12を直接取り付ける例を示したが、ホームドア装置1は、このようなものには、限定されない。図5に示すように、上部横枠5と上部直動レール12の間にライナー18を挟むようにしても良い。上部横枠5と上部直動レール12の間にライナー18を挟むようにすれば、ライナー18の寸法を変更することによって、あるいはライナー18を加工することによって、上部直動レール12の取り付け位置を微調整することができる。このような構成を選択すれば、上部直動レール12及び下部直動レール15の取り付け位置の微調整のために、上部横枠5及び下部横枠6を加工する必要がないので、製造工程を合理化できる。
また、扉体4の軽量化のために、上部横枠5及び下部横枠6を炭素繊維プラスチック(CFRP:carbon fiber reinforced plastic)で構成することがあるが、CFRPに切削加工を行うと、微細な切削粉末が発生して、切削機械を傷めるという問題がある。これは非常に切実な問題であって、例えば長さ10m程度のワークを加工対象とする切削機械にCFRPの粉末が混入すると、約700Kgの切削油と潤滑油を交換する必要が生じる。この場合、切削油等の購入費用だけでなく、修理と清掃に係る工数の増加、機械の停止による機会損失が生じるので、非常に大きな損失が生じる。そのため、上部横枠5及び下部横枠6をCFRPで構成する場合に、上部横枠5及び下部横枠6に直接的に切削加工を行って、上部直動レール12及び下部直動レール15の取り付け位置の微調整を行うことは難しい。上記のように上部横枠5及び下部横枠6に金属製のライナー18を備えて、ライナー18に対して切削加工を行うようにすれば、かかる問題は生じない。
(第2の変形例)
図6に示すように、上部横枠5の下面の一部を隆起させて、座5aを形成して、座5aに上部直動レール12を当接させても良い。また、座5aの幅方向の一方端に形成されて、長さ方向に延びる突起5bに、上部直動レール12の側面を当接させて、上部直動レール12を上部横枠5に対して位置決めするようにしても良い。また、上部横枠5にボルト止めされる位置決め片5cを備えて、突起5bと位置決め片5cで上部直動レール12を挟むようにしても良い。特に、上部直動レール12aと上部直動レール12bを接続して上部直動レール12を構成する場合に、上部直動レール12aと上部直動レール12bが接続される部位において、突起5bと位置決め片5cで上部直動レール12を挟めば、上部直動レール12aと上部直動レール12bの相互の位置ずれを防止することができる。
また一般に、上部横枠5と上部直動レール12の素材は相違するので、両者の熱膨張率が相違する。そのため、ホームドア装置1の温度が変化すると、膨張量の違いに起因して、上部横枠5に対して上部直動レール12が伸縮する。特に、上部直動レール12が突起5bの反対方向にずれて膨張した場合、上部直動レール12の継ぎ目がずれる可能性が高い。上部直動レール12の継ぎ目が大きくずれると、上部直動ベアリング13が損傷する。そのため、上部直動レール12の継ぎ目のずれの許容値は非常に小さく、通常は0.03mmとされている。そこで、上記のように、上部横枠5に突起5bと位置決め片5cを備えれば、膨張量の違いに起因する上部直動レール12が上部横枠5に対する位置ずれの発生を抑制することができる。
以上、説明したように、上記実施の形態に係るホームドア装置1によれば、扉体4を戸袋3に対して進退させる際に、上部直動ベアリング13と下部直動ベアリング16に負荷される荷重を小さくすることができる。その結果、上部直動ベアリング13と下部直動ベアリング16の劣化が抑制され、ホームドア装置1の耐久性と信頼性が向上する。
なお、上記の実施の形態は本願発明の実施態様の例示であって、本願発明の技術的範囲は上記の実施の形態によっては限定されない。本願発明は、特許請求の範囲に記載の技術的思想の限りにおいて、自由に、応用、変形あるいは改良して実施することができる。
一般に、上部横枠5と下部横枠6は、アルミニウムの押出成形加工によって製造されるが、これらの部材は、アルミニウムの押出成形加工によって製造されるものには限定されない。これらの部材の素材と加工方法は任意に選択することができる。上部横枠5と下部横枠6は、薄鋼板を板金加工して製造されるものであっても良いし、樹脂材料を成型加工して製造されるものであっても良い。
また、上記の実施の形態においては、扉体4が上部横枠5と下部横枠6を備える例を示した。つまり、扉体4が2本の横枠を備える例を示した。しかしながら、ホームドア装置1は、扉体4に2本の横枠を備えるものには限定されない。ホームドア装置1は、扉体4に3本以上の横枠を備えるものであっても良い。
上記第1の実施の形態においては、扉体4の戸先側の端部と戸尻側の端部の間に、縦枠7を備える例を示したが、縦枠7の本数と配置は上記の例には限定されない。扉体4の戸先と戸尻の中間に縦枠7が配置されても良いし、3本または4本以上の縦枠7を備えるようにしても良い。
上記第2の実施の形態においては、上部横枠5と下部横枠6の断面二次モーメントを変更することによって、つまり上部横枠5と下部横枠6の形状と寸法を変更することによって、上部横枠5と下部横枠6の剛性を変更する例を示した。しかしながら、剛性を調整する手段は、形状と寸法の変更には限定されない。上部横枠5と下部横枠6を構成する素材を相違させることによって、両者の剛性に差が生じるようにしても良い。
上記の実施の形態に示されたホームドア装置1の具体的機械的構成は、例示である。特に、ホームドア装置1の形状、寸法、駆動機構は例示である。ホームドア装置1の具体的機械的構成、特に、形状、寸法、駆動機構は自由に選択することができる。
1 ホームドア装置、2 床面、3 戸袋、4 扉体、5 上部横枠、5a 座、5b 突起、5c 位置決め片、6 下部横枠、6a 本体部、6b 垂壁部、7 縦枠、8 駆動モータ、9 駆動プーリ、10 ガイドローラ、11 ベルト、11a,11b 継手、12 上部直動レール、13 上部直動ベアリング、14 ブラケット、15 下部直動レール、16 下部直動ベアリング、17 透明パネル、18 ライナー

Claims (5)

  1. 戸袋と、
    前記戸袋に進退自在に支持される扉体と、を備え、
    前記戸袋には、上部直動ベアリングと下部直動ベアリングが固定され、
    前記扉体は、
    前記扉体の上部に配置されて、戸先端から戸尻端に延びる上部横枠と、
    前記扉体の下部に配置されて、戸先端から戸尻端に延びる下部横枠と、
    前記上部横枠の下面の、前記上部横枠のホーム-軌道方向の中心より軌道側に寄った位置に固定されて、前記上部直動ベアリングに摺動自在に支持される上部直動レールと、
    前記下部横枠の下面の、前記下部横枠のホーム-軌道方向の中心よりホーム側に寄った位置に固定されて、前記下部直動ベアリングに摺動自在に支持される下部直動レールと、
    前記戸袋に固定された駆動モータによって回転駆動される駆動プーリと、
    前記上部横枠の下方の、前記上部横枠のホーム-軌道方向の中心よりホーム側に寄った位置に配置されて、前記扉体の戸先側の端部と戸尻側の端部の間に張り渡されて、前記駆動プーリに巻き回される駆動ベルトと、を備えるとともに、
    前記下部横枠の縦曲げ剛性が前記上部横枠の縦曲げ剛性よりも大きくされている、
    ホームドア装置。
  2. 前記下部横枠の高さは、前記上部横枠の高さよりも大きくされている、
    請求項1に記載のホームドア装置。
  3. 前記下部横枠を前記扉体の進退方向に直交する平面で切断した断面形において、前記下部横枠は、箱形の断面形を有する本体部と、前記本体部の下面から、下方に垂下する垂壁部とを備える、
    請求項1に記載のホームドア装置。
  4. 前記下部横枠の縦曲げに係る断面二次モーメントは、前記上部横枠の縦曲げに係る断面二次モーメントよりも大きくされている、
    請求項1に記載のホームドア装置。
  5. 前記下部横枠の縦曲げに係る断面二次モーメントの大きさは、前記上部横枠の縦曲げに係る断面二次モーメントの大きさの13倍以上にされている、
    請求項4に記載のホームドア装置。
JP2018204045A 2018-10-30 2018-10-30 ホームドア装置 Active JP7129882B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018204045A JP7129882B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 ホームドア装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018204045A JP7129882B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 ホームドア装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020069858A JP2020069858A (ja) 2020-05-07
JP7129882B2 true JP7129882B2 (ja) 2022-09-02

Family

ID=70549084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018204045A Active JP7129882B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 ホームドア装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7129882B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014014533A (ja) 2012-07-10 2014-01-30 East Japan Railway Co 清掃装置及び搬送装置
JP2015077969A (ja) 2014-12-02 2015-04-23 ナブテスコ株式会社 プラットホームドア装置、プラットホームドア装置における透光部材の取り付け方法及び取り外し方法
JP2017087820A (ja) 2015-11-04 2017-05-25 西日本旅客鉄道株式会社 引戸開閉装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014014533A (ja) 2012-07-10 2014-01-30 East Japan Railway Co 清掃装置及び搬送装置
JP2015077969A (ja) 2014-12-02 2015-04-23 ナブテスコ株式会社 プラットホームドア装置、プラットホームドア装置における透光部材の取り付け方法及び取り外し方法
JP2017087820A (ja) 2015-11-04 2017-05-25 西日本旅客鉄道株式会社 引戸開閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020069858A (ja) 2020-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5400422B2 (ja) プラットホーム用ステップ装置
JP3655616B2 (ja) 射出成形機
JP7129882B2 (ja) ホームドア装置
EP2260973B1 (en) Machine tool
JP2015174527A (ja) プラットホームドア装置のドア
US7152713B2 (en) Door track for an elevator door system
JP2009234373A (ja) ホームドア装置
WO2017159806A1 (ja) ロールベンディング装置
JP7129881B2 (ja) ホームドア装置
CN107553208A (zh) 一种数控机床防跳动移门
JP2022174437A (ja) ガイドレール
KR102102280B1 (ko) 소재 이송로봇
JP5068193B2 (ja) 高速鉄道車両の外幌装置
JP2009241163A (ja) 工作機械用のテレスコカバー
CA2780654A1 (en) Door frame assembly and method
JP6956609B2 (ja) 可動ホーム柵
US20230322275A1 (en) Linear transport apparatus
JP6976380B2 (ja) ゲート装置
JP6708536B2 (ja) ゲート装置
JP6904372B2 (ja) マンコンベヤの構造体、マンコンベヤ及びマンコンベヤの構造体の製造方法
JP5544001B2 (ja) ホームドア装置
JP4642187B2 (ja) 自動車のドアガラス昇降装置
WO2021064934A1 (ja) 乗客コンベア
IT202000019639A1 (it) Gruppo di lavorazione per regolare la finitura di superfici di pannelli in legno e simili, e relativa macchina per la lavorazione di pannelli in legno e simili.
JP2000051973A (ja) 板材加工機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7129882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150