JP5544001B2 - ホームドア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラットホームに設置されて使用されるホームドア装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されているように、戸袋に対して扉体が進退移動することによって乗降通路を開閉するホームドア装置が知られている。この公報のホームドア装置では、扉体は、フレーム材を枠体状に組み付け、そこに透明板を嵌め込んだ構成となっている。フレーム材を枠体状に組み付けるには、フレーム材を溶接によって接合することが行われている。
特開2004−114824号公報
従来のように、フレーム材を溶接して枠体を作成する方法では、以下の問題がある。すなわち、フレーム材を溶接すると歪みが生ずることがあるため、枠体を作成する作業は、歪みを修正しながらの作業となる。フレーム材はある程度の大きさを有することから、歪み取りの作業には労力を要し、その調整作業は手間のかかる作業となっている。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、扉体の作成作業にかかる負担を軽減できるホームドア装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、プラットホーム上に設置可能に構成される戸袋体と、この戸袋体に進退移動可能に支持される扉体とを備えたホームドア装置であって、前記扉体は、複数のフレーム材によって構成される枠体を備え、前記複数のフレーム材が前記枠体によって形成される平面の方向に締結され、前記戸袋体は、ケーシングを備え、前記ケーシングは、薄肉のパネルを箱型に組み付けたケーシング本体と、このケーシング本体に固定される補強部材とによって構成され、前記補強部材は、鋼板によってL字形に形成されるとともに前記扉体の移動方向に相対向して配置されて、前記ケーシング本体の底部に固定されているホームドア装置である。
本発明のホームドア装置では、フレーム材同士を締結することによって扉体の枠体を作成することができるので、歪み取りの作業が不要となる。このため、扉体の作成作業にかかる負担が軽減される。また、フレーム材の締結箇所を予め設定しておくことができるので、フレーム材同士の締結工程を工場内で行うことができ、しかもその作業を自動化することも可能である。また、フレーム材が枠体によって形成される平面の方向に締結されているので、フレーム材が同じ面内に配設された状態でこれらフレームを締結することができ、扉体の厚みが厚くなることを防止しながら、フレーム材同士を締結する構成を実現することができる。
ここで、前記枠体は、前記フレーム材として、戸先側縦フレームと、戸尻側縦フレームと、上部横フレームと、下部横フレームとを有するのが好ましい
前記複数のフレーム材は、L字形のブラケットを用いて締結されているのが好ましい。
各フレーム材は、フレーム材と締結するためのボルトを固定するための取付け溝が設けられているのが好ましい。
前記戸袋体は、前記ケーシングに支持される基台を備え、前記基台に、前記扉体を駆動するためのモータと、前記扉体を案内するリニアレールとが支持されているのが好ましい。この態様では、基台がモータとリニアレールとを支持しているので、扉体の荷重を基台でも受けることになるが、扉体の枠体がアルミニウム製又はアルミニウム合金製となっていて軽量化が図られている。このため、基台を戸袋体のケーシングに支持させる構成を採用することができ、戸袋体内に基台を支持するための部材を別個に配設する必要がなくなる。
前記扉体におけるプラットホーム内側の側面には、前記リニアレールを摺動可能なスライダが設けられているのが好ましい。
前記扉体及び前記基台は、前記補強部材の幅の範囲内に収まっているのが好ましい。
以上説明したように、本発明によれば、扉体の作成作業にかかる負担を軽減できるホームドア装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るホームドア装置の正面図である。 図1のホームドア装置の左側の戸袋体及び扉体を示しており、戸袋体内の主要部を実線で示す図である。 図2を部分的に拡大して戸袋体及び扉体の下部における内部を示す図である。 図3のIV−IV線における断面図である。 図3のV−V線における断面図である。 図3のVI−VI線における断面図である。 図2を部分的に拡大して戸袋体及び扉体の上部における内部を示す図である。 図1のホームドア装置の左側の戸袋体及び扉体の内部を上から見た状態で示す図である。 連結部材の本体部の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るホームドア装置10は、一対の戸袋体12,12と、各戸袋体12にそれぞれ進退移動可能に支持される扉体14とを備えている。このホームドア装置10は、プラットホームの縁部に沿って並べられることにより、プラットホームを内側と外側(軌道側)とに仕切る。そして、図1のように扉体14が戸袋体12から進出した位置にあるときは、乗降通路18が閉鎖される一方、扉体14が戸袋体12内に後退することにより、戸袋体12間の乗降通路18を開放する。
戸袋体12は、プラットホーム上に設置可能に構成されるものであり、扉体14を収納できるように正面視で矩形状の箱型に構成されている。両戸袋体12,12は、扉体14,14の進出する開口部(図示省略)が向かい合う姿勢で、互いに離間して据え付けられる。つまり、本実施形態では、ホームドア装置10がいわゆる両引き式の可動柵として構成されているが、これに限られるものではなく、例えば片引き式に構成されていてもよい。
図2は図1における左側の戸袋体12を示すものであるが、右側の戸袋体12もこれと同様の構成となっているので、ここでは左側の戸袋体12及び扉体14についてのみ説明する。図2に示すように、戸袋体12には、扉体14を開閉駆動するための駆動源として機能するモータ20と、このモータ20の駆動力を受けて走行する走行体としての無端ベルト22とが配設されている。なお、図中の符号24は、トリムシールである。
モータ20は、基台28に固定されている。この基台28は、扉体14の移動方向に直線的に延びるように戸袋体12内に配設される部材によって構成されている。基台28は、アルミニウム又はアルミニウム合金の押し出し材によって構成されるものであり、中空状に形成されている(図4〜図6参照)。
基台28は、図3にも示すように、両端部がそれぞれブラケット30を介して戸袋体12のケーシング32に締結されている。戸袋体12のケーシング32は、薄肉のパネルを箱型に組み付けたケーシング本体34と、このケーシング本体34に溶接等によって固定される補強部材35とによって構成されている。補強部材35は鋼板によって構成されている。基台28を締結するためのブラケット30は、ボルト・ナットによってこの補強部材35に締結されている。なお、ケーシング本体34における軌道側面を構成するパネル37及びその反対側面を構成するパネル38には、図4〜図6に示すように、それぞれ本体補強部40が設けられている。本体補強部40は、薄肉のパネルを折り曲げ加工したもので、側面パネル37,38に固定することでパネル37,38の剛性を向上するために設けられている。
基台28には、乗降通路18側の端部にモータ20が固定される一方、その反対側の端部には、従動プーリ43を支持する支持台44が固定されている。モータ20及び支持台44は基台28の上面に載置された上で固定されている。無端ベルト22は、モータ20の駆動軸に固定された駆動プーリ46と前記従動プーリ43とに掛け渡されている。駆動プーリ46はモータ20の上方で鉛直軸回りに回転するように配置されている。そして、無端ベルト22には、扉体14に連結されるドアハンガー48が結合されている。
基台28には、図4〜図6に示すようにリニアレール50が支持されている。つまり、リニアレール50及びモータ20を支持する部材(基台28)が共用されている。リニアレール50は、扉体14を案内するためのものであり、扉体14の移動方向に直線的に延びるように配設されて、基台28の側面に固定されている。リニアレール50には、スライダ52が摺動可能となっている。スライダ52は扉体14に設けられるものであり、スライダ52がリニアレール50に沿って摺動することにより、扉体14は開閉動作する。
前記ドアハンガー48及びスライダ52は、扉体14に設けられた連結部材55に結合されている。すなわち、扉体14は、複数のフレーム材58によって構成される枠体60と、この枠体60に結合される連結部材55と、外装パネル62とを有していて、この連結部材55にドアハンガー48とスライダ52が締結されている。なお、図6に示すように、戸袋体12には、補助センサ64及び非常停止ボタン65が配設されている。
ここで、扉体14の枠体60の構成について詳述する。
枠体60は、図2、図3及び図7に示すように、戸先側縦フレーム67と、戸尻側縦フレーム68と、上部横フレーム71と、下部横フレーム72と、第1横フレーム73と、第2横フレーム74とを有し、これらフレーム67,68,71〜74は、何れもフレーム材58によって構成されている。戸先側縦フレーム67は、扉体14の戸先に配設され、戸尻側縦フレーム68は扉体14の戸尻に配設され、上部横フレーム71は戸先側縦フレーム67の上端部及び戸尻側縦フレーム68の上端部にそれぞれ結合され、下部横フレーム72は戸先側縦フレーム67の下端部及び戸尻側縦フレーム68の下端部にそれぞれ結合されている。これら横フレーム71〜74と縦フレーム67,68の結合は、後述するようにボルト・ナットによる締結である。
これら戸先側縦フレーム67と戸尻側縦フレーム68と上部横フレーム71と下部横フレーム72とによって構成される枠体60の矩形状部分には、軌道側及びその反対側から覆うように前記外装パネル62が配設されている。また、戸先側縦フレーム67には戸先ゴム76が取り付けられている。
第1横フレーム73及び第2横フレーム74は、上部横フレーム71と下部横フレーム72よりも長く形成されている。これら横フレーム73,74は、上部横フレーム71と下部横フレーム72の間の中間高さに配置され、上部横フレーム71と下部横フレーム72に平行に配設されている。第2横フレーム74は、第1横フレーム73よりも下方に配置され、これら第1横フレーム73と第2横フレーム74との間には所定の間隙が形成されている。
第1横フレーム73及び第2横フレーム74は、その戸先側の端部が戸先側縦フレーム67の中間位置の側面に結合されている。すなわち、戸先側縦フレーム67は、第1横フレーム73及び第2横フレーム74によって分断されることなく上端から下端に亘って連続した状態で設けられるとともに、第1横フレーム73及び第2横フレーム74の戸先側の端部が当接した状態で結合されている。これら横フレーム73,74と戸先側縦フレーム67の結合は、後述するようにボルト・ナットによる締結である。
第1横フレーム73及び第2横フレーム74の戸尻側の端部は、戸尻側縦フレーム68よりも戸袋体12の奥に向かう方向(乗降通路18から離れる方向)に突出している。そして、第1横フレーム73及び第2横フレーム74は、その中間位置で戸尻側縦フレーム68の中間位置に結合されている。すなわち、戸尻側縦フレーム68は、第1横フレーム73及び第2横フレーム74によって分断された状態で設けられるとともに、第1横フレーム73及び第2横フレーム74の中間位置に結合されている。より詳細には、戸尻側縦フレーム68は、1つのフレーム材58を上側部68aと中間部68bと下側部68cに分割したものであり、この上側部68aの下端部が第1横フレーム73の上面に結合され、中間部68bの上端部が第1横フレーム73の下面に結合されるとともに下端部が第2横フレーム74の上面に結合され、下側部68cの上端部が第2横フレーム74の下面に結合されている。これら横フレーム73,74と戸尻側縦フレーム68の結合は、後述するようにボルト・ナットによる締結である。
上部横フレーム71と下部横フレーム72と戸先側縦フレーム67は、それぞれ同じ断面形状のフレーム材58が使用されており、第1横フレーム73と第2横フレーム74と戸尻側縦フレーム68は、それぞれ同じ断面形状のフレーム材58が使用されている。これらのフレーム材58は、何れもアルミニウム又はアルミニウム合金の押し出し材からなる中空部材によって構成されている。なお、枠体60の軽量化という観点からは全てのフレーム材58が中空部材によって構成されるのが好ましいが、少なくとも1つのフレーム材58が中空部材によって構成されていればよい。この場合において、断面積の大きな第1横フレーム73と第2横フレーム74と戸尻側縦フレーム68が中空部材のフレーム材58によって構成されるのが好ましい。
何れのフレーム材58にも、ボルト締結用の取付け溝58aが設けられている(図4〜図6、図8参照)。この取付け溝58aは、フレーム材58の押し出し成形時に形成されるものであり、フレーム材58の長手方向(すなわち押し出し方向)の全体に亘って形成されている。
取付け溝58aは、ボルトの頭部を嵌合可能である。すなわち、取付け溝58aは、奥側の幅が広がった断面形状を有していて、フレーム材58の端部からボルトの頭部を挿入可能であり、かつ取付け溝58aに沿ってボルトの頭部を移動可能となっている。このため、頭部が取付け溝58a内に挿入されたボルトを所望の位置にまで移動させ、その位置で相手側のフレーム材58とボルト締結をすることでフレーム材58同士を締結したり、フレーム材58を連結部材55に締結することができる。
フレーム材58は矩形状の角筒状に形成されており、取付け溝58aは、対向する側面にそれぞれ設けられている。そして、フレーム材58は取付け溝58aが扉体14の面内に位置するように用いられている。つまり、ボルトが扉体14から側方に突出しないように、例えば枠体60によって形成される空間内(枠体60の幅内)に配置されている。このため、フレーム材58同士を締結するには、一方のフレーム材58の端部を他方のフレーム材58の側面に当接し、その当接箇所にL字形のブラケット80を添わせ、このブラケット80とフレーム材58とをボルト・ナットで締結するようにしている。
前記連結部材55は、ドアハンガー48とスライダ52を扉体14に固定するための部材であるが、この連結部材55は、第1横フレーム73と第2横フレーム74と戸尻側縦フレーム68とによって形成される正面視矩形状の空間に配置されている。
連結部材55は、本体部82と、この本体部82に締結される取付け部83とを備えている。本体部82は、図9に示すように、1枚の板材を折り曲げることによって形成された部材であって、略矩形平板状の基部82aと、この基部82aの上端部から水平方向に突出する上側部82bと、基部82aの一方の側端部から上側部82bと同じ方向に突出する側部82cと、基部82aの下端部から上側部82bと同じ方向に突出する下側部82dとを有している。本体部82は、矩形状の平板材について、隣接する2つの角部を除去し、三方向に突出する部位を折り曲げることにより、上側部82b、側部82c及び下側部82dを形成したものである。このため、基部82aの2箇所の角部が円弧状に凹んだ形状となっている。
上側部82b及び下側部82dは、扉体14の移動方向に延びる水平配置となっている。上側部82bは、連結部材55と第1横フレーム73とを締結するための部位であり、下側部82dは、連結部材55と第2横フレーム74とを締結するための部位である。また、本体部82の側部82cは、連結部材55を戸尻側縦フレーム68に締結するための部位である。上側部82b、下側部82d及び側部82cには、フレーム材58の取付け溝58aに取り付けられたボルトを挿通するためのボルト挿通孔82eがそれぞれ設けられている。また、基部82aには、取付け部83を固定するためのボルトを挿通するボルト挿通孔82fが設けられている。
第1横フレーム73の取付け溝58a及び第2横フレーム74の取付け溝58aは、連結部材55を締結するボルト、戸尻側縦フレーム68を締結するボルト、及び戸先側縦フレーム67を締結するボルトを何れも嵌合可能である。すなわち、取付け溝58aはフレーム材58の長手方向に連続して形成されているため、取付け溝58aの任意の位置にいくつでもボルトを配置することができる。そして、これらフレーム73,74,67,68同士の締結及びフレーム73,74,68と連結部材55との締結には同径のボルトが使用されている。なお、その他のフレーム71,72の取付け溝も同様の構成である。
取付け部83は、本体部82の基部82aにボルトで締結される部材であり、正面視で矩形状を呈する。この取付け部83は、前記ドアハンガー48と前記スライダ52が固定されている。このスライダ52も、第1横フレーム73と第2横フレーム74と戸尻側縦フレーム68とによって形成される空間に配置されており、扉体14は、この部分で戸袋体12に支持されている。なお、無端ベルト22を駆動するモータ20と、扉体14を牽引するスライダ52とがそれぞれ基台28に固定されることで、設置高さが近接している。このため、無端ベルト22に連結されたドアハンガー48とスライダ52とを共通の部材(連結部材55)に結合することができる。
戸袋体12には、図7に示すように、ガイドローラ85が設けられており、扉体14は、このガイドローラ85によっても姿勢が維持されている。
以上説明したように、本実施形態のホームドア装置10では、フレーム材58同士を締結することによって扉体14の枠体60を作成することができるので、歪み取りの作業が不要となる。このため、扉体14の作成作業にかかる負担が軽減される。また、フレーム材58の締結箇所を予め設定しておくことができるので、フレーム材58同士の締結工程を工場内で行うことができ、しかもその作業を自動化することも可能である。
また、本実施形態では、フレーム材58がアルミニウム又はアルミニウム合金の押し出し材によって構成されているので、鉄製フレーム材からなる枠体に比べて軽量化を図ることができる。このため、扉体14の搬送作業や戸袋体12への組み付け作業に要する作業者の負担を軽減することができる。さらに、扉体14が軽量化されることにより、戸袋体12による扉体14の支持負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、モータ20とリニアレール50とが、ケーシング32に支持された基台28に支持されているので、基台28が扉体14の荷重を受けることになるが、扉体14の枠体60がアルミニウム製又はアルミニウム合金製となっていて軽量化が図られている。このため、基台28を戸袋体12のケーシング32に支持させる構成を採用することができ、戸袋体12内に基台28を支持するための部材を別個に配設する必要がなくなる。
さらに本実施形態では、フレーム材58が中空部材によって構成されているので、中実部材によって構成されるフレーム材からなる枠体に比べて軽量化を図ることができる。このため、扉体14の搬送作業や戸袋体12への組み付け作業に要する作業者の負担を軽減することができる。さらに、扉体14が軽量化されることにより、戸袋体12による扉体14の支持負担を軽減することができる。特に、フレーム材58がアルミニウム又はアルミニウム合金の押し出し材によって構成されているので、フレーム材58が中空状に形成されていてもフレーム材58自体の作成が煩雑になることはない。
また、本実施形態では、第1横フレーム73と第2横フレーム74と戸尻側縦フレーム68に、それぞれ同じ断面形状のフレーム材58が使用されているので、第1横フレーム73、第2横フレーム74及び戸尻側縦フレーム68を1つのフレーム材58から切り出すことが可能となる。したがって、製造コストを抑えることができる。
また、本実施形態では、戸尻側縦フレーム68が、第1横フレーム73及び第2横フレーム74によって分断された状態で設けられるとともに、第1横フレーム73及び第2横フレーム74の中間位置に締結され、戸先側縦フレーム67が、第1横フレーム73及び第2横フレーム74によって分断されることなく上端から下端に亘って連続した状態で設けられるとともに、第1横フレーム73及び第2横フレーム74の戸先側端部が当接した状態で締結されている。このため、戸先側縦フレーム67、戸尻側縦フレーム68、第1横フレーム73及び第2横フレーム74が同じ面内に配設された状態でこれらフレーム67,68,73,74を締結することができるので、扉体14の厚みが厚くなることを防止しながら、フレーム材58同士を締結する構成を実現することができる。
また、本実施形態では、上部横フレーム71と下部横フレーム72と戸先側縦フレーム67に、それぞれ同じ断面形状のフレーム材58が使用されているので、上部横フレーム71、下部横フレーム72及び戸先側縦フレーム67を1つのフレーム材58から切り出すことが可能となる。したがって、製造コストを抑えることができる。
また、本実施形態では、連結部材55にドアハンガー48とスライダ52とが接続されている。すなわち、ドアハンガー48に連結される部材(連結部材55)とスライダ52に連結する部材(連結部材55)とが共用されているので、部品点数の削減を図ることができる。
また、本実施形態では、連結部材55が、第1横フレーム73と第2横フレーム74と戸尻側縦フレーム68とによって形成される空間に配置されているので、扉体14の厚みが厚くなることを防止しながら、前記の連結構造を実現することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、本実施形態では、扉体の開閉駆動をベルト駆動方式としたが、これに代え、ラックアンドピニオン方式としてもよい。
前記実施形態では、戸先側縦フレーム67が一本の連続したフレーム材58によって構成された例を示したが、これに代え、戸先側縦フレーム67も戸尻側縦フレーム68と同様に上側部、中間部及び下側部に分断された状態で、第1横フレーム73及び第2横フレーム74が締結される構成としてもよい。
12 戸袋体
14 扉体
20 モータ
22 無端ベルト
28 基台
32 ケーシング
48 ドアハンガー
50 リニアレール
52 スライダ
55 連結部材
58 フレーム材
60 枠体
67 戸先側縦フレーム
68 戸尻側縦フレーム
71 上部横フレーム
72 下部横フレーム
73 第1横フレーム
74 第2横フレーム

Claims (7)

  1. プラットホーム上に設置可能に構成される戸袋体と、この戸袋体に進退移動可能に支持される扉体とを備えたホームドア装置であって、
    前記扉体は、複数のフレーム材によって構成される枠体を備え、
    前記複数のフレーム材が前記枠体によって形成される平面の方向に締結され
    前記戸袋体は、ケーシングを備え、
    前記ケーシングは、薄肉のパネルを箱型に組み付けたケーシング本体と、このケーシング本体に固定される補強部材とによって構成され、
    前記補強部材は、鋼板によってL字形に形成されるとともに前記扉体の移動方向に相対向して配置されて、前記ケーシング本体の底部に固定されているホームドア装置。
  2. 前記枠体は、前記フレーム材として、戸先側縦フレームと、戸尻側縦フレームと、上部横フレームと、下部横フレームとを有する請求項1に記載のホームドア装置。
  3. 前記複数のフレーム材は、L字形のブラケットを用いて締結されている請求項1又は2に記載のホームドア装置。
  4. 各フレーム材は、フレーム材と締結するためのボルトを固定するための取付け溝が設けられている請求項1から3の何れか1項に記載のホームドア装置。
  5. 前記戸袋体は、前記ケーシングに支持される基台を備え、
    前記基台に、前記扉体を駆動するためのモータと、前記扉体を案内するリニアレールとが支持されている請求項1から4の何れか1項に記載のホームドア装置。
  6. 前記扉体におけるプラットホーム内側の側面には、前記リニアレールを摺動可能なスライダが設けられている請求項5に記載のホームドア装置。
  7. 前記扉体及び前記基台は、前記補強部材の幅の範囲内に収まっている請求項1から6の何れか1項に記載のホームドア装置。
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