JP2017087820A - 引戸開閉装置 - Google Patents

引戸開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017087820A
JP2017087820A JP2015217090A JP2015217090A JP2017087820A JP 2017087820 A JP2017087820 A JP 2017087820A JP 2015217090 A JP2015217090 A JP 2015217090A JP 2015217090 A JP2015217090 A JP 2015217090A JP 2017087820 A JP2017087820 A JP 2017087820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
door
opening
closing
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015217090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6690922B2 (ja
Inventor
雅紀 平野
Masaki Hirano
雅紀 平野
秀明 内田
Hideaki Uchida
秀明 内田
泰弘 有田
Yasuhiro Arita
泰弘 有田
守恭 岩澤
Moriyasu Iwasawa
守恭 岩澤
裕正 堤
Hiromasa Tsutsumi
裕正 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
West Japan Railway Co
West Japan Railway Techsia Co Ltd
Original Assignee
Nabtesco Corp
West Japan Railway Co
West Japan Railway Techsia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabtesco Corp, West Japan Railway Co, West Japan Railway Techsia Co Ltd filed Critical Nabtesco Corp
Priority to JP2015217090A priority Critical patent/JP6690922B2/ja
Publication of JP2017087820A publication Critical patent/JP2017087820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6690922B2 publication Critical patent/JP6690922B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Abstract

【課題】引戸の透光部の面積を大きく取ることができる引戸開閉装置を提供する。
【解決手段】引戸開閉装置1は、開閉方向ZAに移動可能な引戸10と、引戸10を駆動させる駆動部40と、駆動部40と引戸10の戸尻とを連結し、駆動部40の駆動力を引戸10に伝達する連結部50とを備える。引戸10は、引戸10の表面の一部を構成する透光部11と、開閉方向ZAに延び、透光部11の両端部に設けられ、透光部11を支持する一対の桟12U,12Lとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、引戸開閉装置に関する。
引戸開閉装置の一例として、ホームドア装置が知られている。このようなホームドア装置の一例としての特許文献1のプラットホーム用可動柵装置は、フレーム構造の扉が扉の上下方向に間隔を置いて配置された3本の水平パイプと、3本の水平パイプのうちの中央の水平パイプに設けられ、扉を移動させるための駆動部とを備える。
図17を参照して、特許文献1のプラットホーム用可動柵装置のような従来の引戸開閉装置について説明する。
引戸開閉装置200は、開閉方向に移動可能な引戸210と、引戸210を収納可能な戸袋220と、引戸210を開閉方向に移動させる駆動部230とを備える。引戸210は、開閉方向に延びる上桟211、下桟212、および、中央桟213を含むフレーム構造である。
引戸210の表面214は、上桟211、下桟212、および、中央桟213を覆うように非透光性のカバーからなる。引戸210の表面214には、4つの開口部215が設けられている。開口部215には、例えば半透明の板材が取り付けられることにより透光部216が構成される。
駆動部230は、中央桟213に設けられている。駆動部230は、歯付きプーリ231Aを含む電動モータ231と、引戸210の開閉方向において電動モータ231の両側に位置する2つのガイドローラ232と、歯付きプーリ231Aおよび各ガイドローラ232に連結され、中央桟213の開閉方向の全体にわたり取り付けられた歯付きベルト233とを備える。電動モータ231が歯付きプーリ231Aを回転させることにより、歯付きベルト233が開閉方向に送り出される。これにより、引戸210が開閉方向に移動する。
特開2013−71561号公報
ところで、一般的なホームドア装置では、引戸が金属板等の非透光性の部材により構成された場合において、引戸が全閉位置に移動したとき、ホーム側に立つ乗客が引戸により閉塞感を感じたり、プラットホームの縁やプラットホームに進入した鉄道が見えなくなったりする弊害がある。このような事情のもと、透光性を有する引戸、すなわち乗客が引戸を介して軌道側が見える引戸開閉装置の要求が高まっている。
一方、図17の引戸開閉装置200は、引戸210の中央桟213に駆動部230の歯付きベルト233が開閉方向に延びるため、引戸210の中央の開閉方向における全体にわたり非透光性のカバーで覆う必要があり、引戸210の透光部216の面積を大きく取ることができない。
なお、引戸の透光部の面積を大きく取る要求は、プラットホームに設置されるホームドア装置に限られず、例えば工場の出入口を開閉する引戸開閉装置についても同様である。
本発明は、引戸の透光部の面積を大きく取ることができる引戸開閉装置を提供することを目的とする。
〔1〕本発明の一形態に従う引戸開閉装置は、開閉方向に移動可能な引戸と、前記引戸を移動させる駆動部と、前記駆動部と前記引戸の戸尻とを連結し、前記駆動部の駆動力を前記引戸に伝達する連結部とを備え、前記引戸は、前記引戸の表面の少なくとも一部を構成する透光部と、前記開閉方向に延び、前記透光部の両端部に設けられ、前記透光部を支持する一対の桟とを有する。
この構成によれば、駆動部が引戸の戸尻に連結されるため、図17に示される従来の引戸開閉装置200のように引戸210の中央桟213が必要なくなる。このため、透光部の両側に設けられた一対の桟により支持された構成でも引戸が開閉できるため、引戸の透光部の面積を大きく取ることができる。
〔2〕上記引戸開閉装置に従属する一形態によれば、前記透光部の厚さ方向の寸法は、前記桟の厚さ方向の寸法よりも小さく、前記透光部は、前記一対の桟の前記厚さ方向において前記一対の桟に対して一方寄りに配置されている。
この構成によれば、透光部の厚さ方向の寸法が桟の厚さ方向の寸法よりも小さく、透光部が一対の桟の厚さ方向において一対の桟に対して一方寄りに配置されるため、透光部の一方側の面と桟の一方側の面との段差が小さくなる。このため、引戸の美観が向上する。
〔3〕上記引戸開閉装置に従属する一形態によれば、前記引戸が前記開閉方向に移動するときに前記一対の桟のうちの一方の桟を支持しながら前記開閉方向に案内する案内支持部をさらに備え、前記案内支持部は、前記一対の桟の間、かつ、前記一対の桟の前記厚さ方向において前記透光部に対して他方寄りに配置されている。
透光部の厚さ方向の寸法が桟の厚さ方向の寸法よりも小さく、透光部が一対の桟の厚さ方向において一対の桟に対して一方寄りに配置されるため、一対の桟と透光部の厚さ方向の他方側の面とにより囲まれた空間が形成される。そしてその空間に案内支持部が配置されるため、空間を有効に活用できる。
〔4〕上記引戸開閉装置に従属する一形態によれば、前記案内支持部とは個別に設けられ、前記開閉位置に応じて前記引戸を鉛直下方から支持可能な引戸支持部をさらに備える。
この構成によれば、引戸の自重に起因する引戸の鉛直下方への撓みを引戸支持部により抑制することができる。これにより、一対の桟以外でも引戸を鉛直下方から支持できるため、引戸の鉛直下方への撓みを抑制するために一対の桟を大型化する必要がなくなる。したがって、一対の桟を小さくすることができるため、引戸の透光部の面積を大きく取ることができる。
〔5〕上記引戸開閉装置に従属する一形態によれば、前記案内支持部は、前記桟と平行して延びるように前記一対の桟の少なくとも一方に設けられるレールを有する。
戸袋側にレールが設けられる場合、レールが配置される範囲にわたり1つの戸袋体により構成される必要がある。その点、この構成によれば、引戸側にレールが設けられるため、レールの長さにかかわらず戸袋を複数の戸袋体に分割することができる。加えて、レールが一対の桟の少なくとも一方に設けられるため、引戸の中央にレールが設けられると仮定した場合と比較して、透光部の面積を大きく取ることができる。
〔6〕上記引戸開閉装置に従属する一形態によれば、前記透光部は、前記開閉方向に並べられた複数の透光板を含む。
この構成によれば、大型の一枚の透光板を製造する場合と比較して、複数の透光板が製造しやすい。加えて、透光板の一部が破損等となった場合、その破損した透光板を交換すればよく、透光部全体を交換しなくてもよい。このため、透光部の交換費用を低減することができる。
〔7〕上記引戸開閉装置に従属する一形態によれば、前記引戸を収納可能な戸袋をさらに備え、前記戸袋は、それぞれ前記引戸を挿入可能であり、前記開閉方向において連結された複数の戸袋体を含む。
例えばプラットホームに引戸開閉装置を設置する場合、戸袋が開閉方向に長い構成であると、持ち運びが困難となるとともに戸袋をプラットホームに設置するときに大型の建設機械によりプラットホームの外部から戸袋を吊り下げて設置場所に運ぶ必要がある。このように、戸袋をプラットホームに設置する作業に時間やコストがかかってしまう。また吊り下げ具により戸袋が変形してしまうおそれがある。
その点、上記〔7〕の構成によれば、戸袋を複数の戸袋体により構成することにより、戸袋を分解して持ち運べるため、戸袋の持ち運びが容易となるとともに、プラットホームに設置する場合に戸袋体を台車でプラットホームの設置場所に直接運ぶことができる。したがって、建設機械を用いずに戸袋を設置場所に運ぶことができるため、戸袋をプラットホームに設置する作業に時間やコストがかかることを抑制することができる。
〔8〕上記引戸開閉装置に従属する一形態によれば、前記複数の戸袋体は、前記開閉方向において前記駆動部の閉方向の端部が収容される閉端側戸袋体と、前記開閉方向において前記駆動部の開方向の端部が収容される開端側戸袋体と、前記開閉方向において前記閉端側戸袋体と前記開端側戸袋体との間に位置する中間戸袋体とを含む。
この構成によれば、上記〔7〕の構成の効果と同様の効果が得られる。
〔9〕上記引戸開閉装置に従属する一形態によれば、前記駆動部は、電動モータと、前記電動モータに連結される駆動回転体と、前記駆動回転体から前記開閉方向における開方向に間隔を置いて配置される従動回転体と、前記駆動回転体と前記従動回転体とに巻き掛けられる伝達部材とを備える。
この構成によれば、図17に示される従来の引戸開閉装置200のように引戸210の全長にわたり歯付きベルト233を取り付ける作業に代えて、駆動回転体および従動回転体に伝達部材を巻き掛ける作業となるため、引戸開閉装置の設置作業が容易になる。
〔10〕上記引戸開閉装置に従属する一形態によれば、前記透光部は、ガラス板と透光性の樹脂板とが積層されてなる。
この構成によれば、透光部が同じ厚さのガラス板から構成されると仮定した場合と比較して、透光部を軽量化することができる。このため、引戸を軽量化することができる。
本発明にかかる引戸開閉装置によれば、引戸の透光部の面積を大きく取ることができる。
第1の実施形態の引戸開閉装置において、(a)引戸の位置が全閉位置のときの引戸開閉装置の平面図、(b)引戸の位置が全閉位置のときの引戸開閉装置の正面図、(c)引戸の位置が全開位置のときの引戸開閉装置の正面図。 (a)引戸の正面図、(b)戸側支持部の拡大図。 図1(b)の3−3線の断面図。 引戸開閉装置における閉端側戸袋体の内部構造を示す正面図。 図4の5−5線の断面図。 (a)引戸開閉装置における開端側戸袋体の内部構造を示す正面図、(b)開端側戸袋体の内部構造を示す側面図。 図1(b)の7−7線の断面図。 (a)端部水平支持部の内部構造を示す正面図、(b)端部水平支持部の内部構造を示す側面図。 図8(b)の9−9線の断面図。 (a)〜(d)引戸開閉装置の引戸の動作を示す模式正面図。 引戸開閉装置における戸袋の内部構造の一部を示す模式正面図。 第2の実施形態の引戸開閉装置において、(a)引戸の位置が全閉位置のときの引戸開閉装置の平面図、(b)引戸の位置が全閉位置のときの引戸開閉装置の正面図。 (a)貫通戸袋の内部構造を示す正面図、(b)貫通戸袋の内部構造を示す側面図。 図13(b)の14−14線の断面図。 変形例の引戸開閉装置について、(a)引戸の位置が全閉位置のときの引戸開閉装置の平面図、(b)引戸の位置が全閉位置のときの引戸開閉装置の正面図。 変形例の引戸開閉装置について、水平支持部および引戸の側面図。 従来の引戸開閉装置の正面図。
(第1の実施形態)
以下、引戸開閉装置の第1の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態の引戸開閉装置は、鉄道のプラットホームに設置されるホームドア装置である。図1(b)は、引戸開閉装置1をプラットホームPのホーム側から軌道側に向けて見たときの正面図である。
図1(b)に示されるように、引戸開閉装置1は、プラットホームPの軌道側端部に沿って設置され、プラットホームP上をホーム側と軌道側とに仕切る。引戸開閉装置1は、設置面P1に対して上方に間隔を設けて移動可能な引戸10と、引戸10を収納可能な戸袋20と、引戸10の戸先が挿入可能な端部水平支持部30とを備える。
引戸開閉装置1は、戸袋20と端部水平支持部30との間の空間である出入口100を引戸10が移動することにより出入口100を開閉する。すなわち、引戸開閉装置1は、図1(b)により示されるように、引戸10の戸先が戸袋20から離れる方向に移動して引戸10の戸先が端部水平支持部30に挿入されることにより出入口100を閉鎖し、図1(c)により示されるように、引戸10の戸先が戸袋20付近に移動することにより出入口100を開放する。引戸10は、図1(b)に示される全閉位置と、図1(c)に示される全開位置との間を可動範囲MRとして、可動範囲MR内を引戸10の開閉方向(以下、「開閉方向ZA」)に移動可能である。なお、本実施形態では、図1(c)に示されるように、開閉方向ZAにおける引戸10の位置が全開位置のときに引戸10の戸先が戸袋20から突出しているが、開閉方向ZAにおける引戸10の位置が全開位置のときに引戸10の戸先が戸袋20内に収納されてもよい。また引戸開閉装置1から端部水平支持部30を省略してもよい。
図1(b)に示されるように、引戸10は、正面視において開閉方向ZAが長手となる略長方形である。引戸10は、引戸10の表面の一部を構成する透光部11と、開閉方向ZAに延び、透光部11の両端部に設けられ、透光部11を支持する一対の桟12U,12Lとを有する。引戸10の戸先には、一対の桟12U,12Lの閉方向端部および透光部11の閉方向端部を保持する縦桟13が設けられている。図1(a)に示されるように、引戸10は、戸袋20に対してホーム側寄りに配置されている。なお、引戸10の表面は、一対の桟12U,12Lの厚さ方向の一方側の面である表面12Xおよび透光部11の厚さ方向の一方側の面である表面11Xを含む(図3参照)。また引戸10の裏面は、一対の桟12U,12Lの厚さ方向の他方側の面である裏面12Yを含む(図3参照)。
図1(b)に示されるように、戸袋20は、開閉方向ZAに沿って延びている。戸袋20内には、引戸10を開閉方向ZAに移動させる駆動部40が収容されている。駆動部40は、駆動源となる電動モータ41と、電動モータ41に連結される駆動回転体42と、開閉方向ZAにおいて駆動回転体42に対して間隔を置いて配置される従動回転体43と、これら回転体42,43に巻き掛けられる伝達部材44とを備える。なお、伝達部材44の一例はベルトであり、駆動回転体42および従動回転体43の一例はプーリである。また、伝達部材44はチェーンであり、駆動回転体42および従動回転体43はスプロケットであってもよい。
戸袋20は、それぞれ引戸10を挿入可能であり、開閉方向ZAに連結された複数の戸袋体を含む。詳細には、開閉方向ZAにおいて隣り合う戸袋体は、例えばボルト(図示略)により互いに連結されている。複数の戸袋体は、駆動部40の閉端側端部を収納する閉端側戸袋体20Aと、駆動部40の開端側端部を収納する開端側戸袋体20Bと、開閉方向ZAにおいて閉端側戸袋体20Aと開端側戸袋体20Bとの間に位置する中間戸袋体20Cとを含む。中間戸袋体20Cは、開閉方向ZAに連結された4つの分割戸袋体20D,20E,20F,20Gを含む。
図1(b)に示されるとおり、閉端側戸袋体20Aの開閉方向ZAの寸法は、開端側戸袋体20Bおよび分割戸袋体20D〜20Gの開閉方向ZAの寸法よりも大きい。開端側戸袋体20Bの開閉方向ZAの寸法は、分割戸袋体20D〜20Gのそれぞれの開閉方向ZAの寸法と等しい。閉端側戸袋体20Aの高さ方向ZBの寸法、開端側戸袋体20Bの高さ方向ZBの寸法、および、分割戸袋体20D〜20Gの高さ方向ZBの寸法は、互いに等しい。図1(a)に示されるとおり、閉端側戸袋体20Aの厚み方向の寸法、開端側戸袋体20Bの厚み方向の寸法、および、分割戸袋体20D〜20Gのそれぞれの厚み方向の寸法は、互いに等しい。
図1(b)に示されるとおり、端部水平支持部30の開閉方向ZAの寸法は、開端側戸袋体20Bおよび分割戸袋体20D〜20Gの開閉方向ZAの寸法よりも小さい。端部水平支持部30の高さ方向ZBの寸法は、閉端側戸袋体20A、開端側戸袋体20B、および、分割戸袋体20D〜20Gの高さ方向ZBの寸法と等しい。
図2および図3を参照して、引戸10の詳細な構成について説明する。
図2(a)に示されるように、透光部11は、開閉方向ZAが長手となる。透光部11は、開閉方向ZAに並べられた複数枚の透光板11Aを含む。複数枚の透光板11Aのうちの1枚を除いた透光板11Aは同一形状であり、開端側の透光板11Aの開閉方向ZAの寸法が他の透光板11Aの開閉方向ZAの寸法よりも小さい。透光板11Aは、その厚さ方向において、ガラス板と透光性の樹脂板とが積層されてなる。詳細には、透光板11Aは、ガラス板の厚さ方向の両側を透光性の樹脂板により挟み込まれた構成である。透光性の樹脂板の材料の一例は、ポリカーボネートである。なお、樹脂板の材料は、ポリカーボネートに限られず、例えばアクリル樹脂であってもよい。
引戸10の戸尻には、一対の桟12U,12Lの開方向の端部を連結する端板14が設けられている。端板14において、一対の桟12U,12Lの間の桟12L寄りの部分には、閉方向に向けて凹む凹部14Aが形成されている。凹部14Aの上部には、駆動部40(図1(b)参照)と引戸10の戸尻とを連結する連結部50が取り付けられている。連結部50は、駆動部40の駆動力を引戸10に伝達する。連結部50は、端板14の凹部14Aに取り付けられる取付部51と、取付部51により保持され、駆動部40の伝達部材44(図1(b)参照)と連結する連結体52とを備える。
一対の桟12U,12Lのそれぞれには、引戸10が開閉方向ZAに移動するときに一対の桟12U,12Lを開閉方向ZAに支持しながら案内する案内支持部15U,15Lが取り付けられている。案内支持部15U,15Lは、互いに同様の構成であり、開閉方向ZAに延びるレール15Aと、レール15Aに対して開閉方向ZAに摺動可能なガイド部材15Bとを備える、いわゆるリニアガイドである。案内支持部15Uは、一対の桟12U,12Lの間、かつ、透光部11よりも一対の桟12U,12Lの厚さ方向の他方側(軌道側)、すなわち透光板11Aの裏面11Y側に配置されている(図5参照)。案内支持部15U,15Lのレール15Aは、一対の桟12U,12Lと平行して延びている。ガイド部材15Bは、レール15Aに取り付けられている。
本実施形態の案内支持部15U,15Lのガイド部材15Bの個数は、2つである。2つのガイド部材15Bは、開閉方向ZAに間隔を置いてレール15Aに取り付けられている。ガイド部材15Bは、レール15Aにより開閉方向ZAと直交する方向に対して支持されている。すなわちガイド部材15Bは、開閉方向ZAと直交する方向においてレール15Aに対する移動が規制されている。なお、案内支持部15U,15Lのそれぞれのガイド部材15Bの個数は、任意に設定可能である。例えば、案内支持部15U,15Lのガイド部材15Bの個数が互いに異なってもよい。また案内支持部15U,15Lの一方を省略してもよい。
また引戸10の戸先かつ下方には、引戸10の開閉位置に応じて引戸10の戸先を鉛直下方から支持可能な引戸支持部の一例である戸側支持部16が取り付けられている。戸側支持部16は、引戸10における案内支持部15Lよりも戸先側の部分に設けられる。詳細には、戸側支持部16は、引戸10においてレール15Aよりも戸先側に設けられる。また図1(c)に示されるとおり、引戸10の位置が全開位置のときに戸側支持部16が戸袋20から突出している。このため、引戸10が可動範囲MRにおいて移動したとしても戸側支持部16は、開閉方向ZAにおいて案内支持部15U,15Lのガイド部材15B(図2(a)参照)よりも閉方向に位置する。
図2(b)は、戸側支持部16の内部構造を示している。なお、図2(b)では、説明の便宜上、カバー16Cの正面側を省略して示している。
戸側支持部16は、戸側支持部16の厚さ方向に延びる回転中心軸を中心に回転可能な車輪16Aと、車輪16Aを引戸10の厚さ方向の両側から挟み込み、車輪16Aを回転可能に支持する車輪支持部16Bと、車輪16Aを取り囲むように覆うカバー16Cとを備える。カバー16Cの開閉方向ZAの両側には、一対のクッション16Dが取り付けられている。一対のクッション16Dは、例えばゴム製である。
図3に示されるように、車輪支持部16Bは、下方が開口するU字状に形成されている。車輪支持部16Bは、例えばボルト(図示略)により下側の桟12Lに固定されている。カバー16Cは、車輪支持部16Bの厚さ方向の側面のそれぞれに取り付けられている。
図3に示されるとおり、一対の桟12U,12Lは、同一形状である。一対の桟12U,12Lは、例えばアルミニウムの押出成型により形成されている。桟12Uのホーム側かつ下部には、透光部11の上方を支持する上側支持片17Uが取り付けられている。桟12Lのホーム側かつ上部には、透光部11を下方から支持する下側支持片17Lが取り付けられている。各支持片17U,17Lは、透光部11の開閉方向ZAの全長にわたり延びている(図2(a)参照)。各支持片17U,17Lには、透光板11Aの高さ方向ZBの端部が挿入される溝17Aが形成されている。各支持片17U,17Lは、例えばステンレス鋼を折り曲げ加工することにより形成されている。透光板11A(透光部11)は、一対の桟12U,12Lに対して開閉方向ZAにスライド可能に支持されている。図2(a)に示されるように、引戸10は、縦桟13と押込部材(図示略)とにより透光部11を開閉方向ZAにおいて挟み込むことにより、透光部11を開閉方向ZAに保持している。
ここで、作業者が透光板11Aを交換する作業手順について説明する。作業者は、まず、縦桟13を一対の桟12U,12Lから取り外し、透光板11Aを閉方向にスライドさせて一対の桟12U,12Lから取り外す。その後、作業者は、一対の桟12U,12Lに交換用の透光板11Aを一対の桟12U,12Lの閉方向の端部から開方向にスライドさせて取り付ける。最後に作業者は、縦桟13を桟12U,12Lに取り付ける。
図3に示すとおり、透光部11の厚さ方向の寸法は、一対の桟12U,12Lの厚さ方向の寸法よりも小さい。また透光部11は、一対の桟12U,12Lの厚さ方向において一対の桟12U,12Lに対して一方寄り(ホーム側寄り)に位置している。詳細には、透光部11(各透光板11A)の表面11Xは、一対の桟12U,12Lの表面12Xと概ね面一となる。このため、引戸10には、一対の桟12U,12Lの間と透光部11(各透光板11A)の裏面11Yとにより囲まれた空間S1が形成されている。
次に、図4〜図7を参照して、戸袋20の詳細な内部構造について説明する。
図4は、戸袋20のうちの閉端側戸袋体20Aの内部構造を示している。閉端側戸袋体20Aのケース21は、基板22Aおよび支持板22Bを介して例えばボルト(図示略)によりプラットホームPに固定されている。基板22Aはケース21の底壁21A上に設置され、支持板22Bは基板22A上に設置されている。すなわちケース21の底壁21Aは、プラットホームPと基板22Aとにより挟み込まれている。ケース21内には、駆動側支持体60、駆動部40の一部、電源盤81、制御盤82、操作盤83等が収容されている。電源盤81は、駆動部40等の電気機器に電力を供給する。制御盤82は、駆動部40等の動作を制御する。操作盤83は、作業者が引戸開閉装置1のメンテナンス等において引戸開閉装置1を操作するための機器である。
図4および図5に示されるように、駆動側支持体60は、開閉方向ZAに間隔を置いて配置された第1支柱61および第2支柱62を備える。第1支柱61は閉端側戸袋体20Aの閉方向の端部に位置し、第2支柱62は閉端側戸袋体20Aの開方向の端部に位置している。これら支柱61,62は、例えばボルト(図示略)により支持板22Bに固定されている。第1支柱61および第2支柱62は、引戸10よりも軌道側に配置されているため、駆動部40等をホーム側に配置することが可能となる。このため、駆動部40等のメンテナンスが容易となる。
第1支柱61には、案内支持部15Uを下方から支持するための上側支持部63と、案内支持部15Lを下方から支持するための下側支持部64とが設けられている。上側支持部63は、第1支柱61の上端部に固定された支持金具61Aに対して例えばボルト(図示略)により固定されている。上側支持部63は、案内支持部15Uのガイド部材15Bを支持する支持ブロック63Aを有する。支持ブロック63Aは、ガイド部材15Bに例えばボルト(図示略)により固定されている。下側支持部64は、例えばボルト(図示略)により第1支柱61の下端部に固定されている。下側支持部64は、案内支持部15Lのガイド部材15Bを支持する支持ブロック64Aを有する。支持ブロック64Aは、ガイド部材15Bに例えばボルト(図示略)により固定されている。
図5に示されるとおり、各支持部63,64は、第1支柱61よりもホーム側かつ引戸10の厚さ方向において一対の桟12U,12Lと同じ位置に配置されている。上側支持部63は、空間S1内に位置している。このため、案内支持部15Uは、一対の桟12U,12Lの間、かつ、一対の桟12U,12Lの厚さ方向において透光部11に対して他方寄り(裏面12Y側寄り)に配置されている。また、第2支柱62も同様に上側支持部63および下側支持部64が設けられている。このため、駆動側支持体60は、案内支持部15U,15Lを介して、桟12U,12Lのそれぞれを開閉方向ZAに間隔を置いた2箇所で支持している。
図4に示されるように、第1支柱61の上部には、引戸ストッパ65が取り付けられている。引戸ストッパ65は、引戸10の位置が全開位置の場合、縦桟13(図2参照)と開閉方向ZAに接触することにより引戸10の開方向への移動を規制する。第2支柱62の上部には、引戸ストッパ66が取り付けられている。引戸ストッパ66は、引戸10の位置が全閉位置の場合、端板14と開閉方向ZAに接触することにより引戸10の閉方向への移動を規制する。
駆動側支持体60は、第1支柱61および第2支柱62を開閉方向ZAにおいて連結する連結柱67をさらに備える。連結柱67は、各支柱61,62の高さ方向ZBの中央において例えばボルト(図示略)により各支柱61,62に固定されている。連結柱67は、戸袋20の厚さ方向において、各支柱61,62と同じ位置に配置されている。連結柱67の上面には、電源盤81および制御盤82が例えばボルト(図示略)により固定されている。電源盤81および制御盤82は、開閉方向ZAにおいて並べられている。連結柱67のホーム側の面には、駆動部40の電動モータ41が取り付けられている。また連結柱67のホーム側の面において電動モータ41よりも閉方向の部分には、引戸10の位置が全閉位置となることを検出する閉センサ68が取り付けられている。閉センサ68は、光学センサであり、桟12Lに取り付けられた反射板68Aからの反射光を受光することに基づいて引戸10の位置が全閉位置となることを検出する。図5に示されるとおり、電動モータ41、駆動回転体42、伝達部材44、および、閉センサ68は、空間S1に収容されている。電動モータ41、駆動回転体42、伝達部材44、および、閉センサ68は、空間S1において上側支持部63よりも下方に配置されている。なお、閉端側戸袋体20Aから閉センサ68および反射板68Aを省略してもよい。
図6(a)および(b)は、開端側戸袋体20Bの内部構造を示している。開端側戸袋体20Bのケース23が基板22Aを介して例えばボルト(図示略)によりプラットホームPに固定されている。ケース23において閉方向の端壁23Aには、引戸10が挿入可能な貫通孔23Bが形成されている。ケース23内には、従動側支持体70、駆動部40の一部等が収容されている。
図6(a)に示されるように、従動側支持体70は、開端側戸袋体20Bにおける開方向の端部に位置する支柱71を備える。支柱71は、例えばボルト(図示略)により基板22Aに固定されている。図6(b)に示されるように、支柱71は、引戸10よりも軌道側に配置されている。図6(a)に示されるように、支柱71において、引戸10の凹部14Aと高さ方向ZBに同じ位置には、従動回転体43を回転可能に支持する従動支持部72が設けられている。従動支持部72は、例えばボルト(図示略)により支柱71のホーム側の面に取り付けられている。このため、駆動部40の従動回転体43のメンテナンスが容易となる。図6(b)に示されるように、従動支持部72は、引戸10の厚さ方向において、引戸10と重なる位置に配置されている。図6(a)に示されるとおり、従動支持部72の閉方向の端部は、引戸10の位置が全開位置のとき、引戸10の凹部14A内に位置している。
支柱71の上端部と支柱71における従動支持部72よりも下方の部分とのそれぞれには、引戸ストッパ73が取り付けられている。引戸ストッパ73は、開閉方向ZAにおける引戸10の位置が全開位置のときに端板14と開閉方向ZAにおいて接触することにより引戸10の開方向への移動を規制する。
また開端側戸袋体20Bにおける開方向寄りかつ従動側支持体70よりも閉方向側の位置には、引戸支持部の一例であり、開閉方向ZAにおける引戸10の位置が全開位置のときに引戸10の戸尻を鉛直下方から支持可能な戸袋側支持部24が設けられている。戸袋側支持部24は、開端側戸袋体20Bにおいて支柱71よりも閉方向に位置する支持板25に固定されている。戸袋側支持部24は、戸袋側支持部24の厚さ方向に延びる回転中心軸を中心に回転可能な車輪24Aと、車輪24Aを回転可能に支持する車輪支持部24Bとを有する。車輪支持部24Bは、引戸10の厚さ方向において車輪24Aの両側に位置する一対の板であり、支持板25に取り付けられている。車輪24Aの上端部は、高さ方向ZBにおいてケース23の貫通孔23B内に位置している。このため、図6(b)に示されるとおり、引戸10が戸袋側支持部24上に位置するとき、戸袋側支持部24は、引戸10の厚さ方向の中央を支持している。詳細には、戸袋側支持部24は、車輪24Aが案内支持部15Lのレール15Aと接触することにより引戸10を鉛直下方から支持している。
図7は、中間戸袋体20Cの分割戸袋体20Eの内部構造を示している。中間戸袋体20Cにおいて、分割戸袋体20D,20F,20G(図1参照)は図7の分割戸袋体20Eと同様の構成である。分割戸袋体20Eのケース26は、例えばボルト(図示略)によりプラットホームPに固定されている。ケース26における開閉方向ZAの端壁26Aのそれぞれには、開閉方向ZAにおいて貫通する貫通孔26Bが形成されている。引戸10は、貫通孔26Bを通じて中間戸袋体20C内を移動する。
ケース26内のホーム側には、支持板27が例えばボルト(図示略)によりプラットホームPに固定されている。支持板27上には、引戸支持部の一例であり、引戸10を鉛直下方から支持可能な戸袋側支持部28が設けられている。戸袋側支持部28は、戸袋側支持部24と同一構造であり、車輪28Aおよび車輪支持部28Bを有する。車輪28Aの上端部は、高さ方向ZBにおいて貫通孔26B内に位置している。戸袋側支持部28は、開閉方向ZAにおいて分割戸袋体20Eの中央に位置している。図7に示されるとおり、戸袋側支持部28は、引戸10の厚さ方向の中央を支持している。詳細には、戸袋側支持部28は、車輪28Aが案内支持部15Lのレール15Aの下面と接触することにより引戸10を鉛直下方から支持している。なお、分割戸袋体20Dについては、戸袋側支持部28を有していない点以外は、分割戸袋体20Eと同様の構成である。
上述のように、戸袋20内には、1つの戸袋側支持部24および3つの戸袋側支持部28が設けられている(図1参照)。戸袋側支持部24,28は、開閉方向ZAに間隔を置いて配置されている。なお、戸袋側支持部24,28の開閉方向ZAの位置は任意に変更可能である。また図11に示されるように、戸袋側支持部28は、開方向に向かうにつれて順に高さが低くなり、戸袋側支持部24の高さは、戸袋側支持部28のうちの最も高さが低い戸袋側支持部28よりも低い。
図8および図9を参照して、端部水平支持部30の詳細な内部構造について説明する。
図8(a)および(b)に示されるように、端部水平支持部30のケース31は、基板32を介して例えばボルト(図示略)によりプラットホームPに固定されている。ケース31の開方向の端壁33には、図8(b)の二点鎖線により示されるような開口部33Aが形成されている。ケース31内には、戸当たり34、一対の上側水平支持部35U、および、一対の下側水平支持部35Lが収容されている。
図9に示されるように、戸当たり34は、ケース31の閉方向の端壁36に設けられている。戸当たり34は、引戸10の戸先が開閉方向ZAにおいて接触することにより、引戸10の閉方向への移動を規制する。なお、図9では、便宜上、桟12Uを平面図として示している。
図8(b)に示されるように、一対の上側水平支持部35Uは引戸10の厚さ方向において上側の桟12Uの両側に位置し、一対の下側水平支持部35Lは引戸10の厚さ方向において下側の桟12Lの両側に位置している。図9に示されるように、引戸10の戸先が端部水平支持部30に挿入された状態において、桟12Uの表面12Xと上側水平支持部35Uとは引戸10の厚さ方向において僅かに隙間が形成され、桟12Uの裏面12Yと上側水平支持部35Uとは引戸10の厚さ方向において僅かに隙間が形成される。なお、桟12Lと下側水平支持部35Lとの関係は、桟12Uと上側水平支持部35Uとの関係と同様である。このため、引戸10の戸先がホーム側または軌道側に撓むとき、一対の上側水平支持部35Uが桟12Uに接触するため、一対の上側水平支持部35Uが桟12Uをホーム側および軌道側から支持可能である。また引戸10の戸先がホーム側または軌道側に撓むとき、一対の下側水平支持部35Lが桟12Lに接触するため、一対の下側水平支持部35Lが桟12Lをホーム側および軌道側から支持可能である。
図10および図11を参照して、引戸開閉装置1の動作と、戸側支持部16および戸袋側支持部24,28の支持状態について、その作用効果とともに説明する。
図10(a)に示されるように、引戸10の位置が全開位置のとき、引戸10の戸先は案内支持部15U,15Lのガイド部材15Bの近くに位置している。このため、引戸10の戸先は、引戸10の自重により鉛直下方に撓みにくい。このとき、戸側支持部16の車輪16Aは、プラットホームPの設置面P1よりも上方に間隔を設けて位置している。このため、戸側支持部16は、引戸10を鉛直下方から支持していない状態となる。
一方、引戸10の位置が全開位置のとき、戸袋20に収納された引戸10の戸尻は案内支持部15U,15Lのガイド部材15Bに対して遠くに位置している。このため、引戸10の戸尻は、引戸10の自重により鉛直下方に撓みやすい。その点、引戸開閉装置1では、引戸10の位置が全開位置のとき、戸袋20に設けられた戸袋側支持部24および各戸袋側支持部28上に引戸10が位置している。すなわち、引戸10の位置が全開位置のとき、戸袋側支持部24および各戸袋側支持部28は、引戸10を鉛直下方から支持している状態となる。このため、戸袋20に収納された引戸10が自重により鉛直下方に撓むことを抑制することができる。
そして図10(b)に示されるように、引戸10が閉方向に移動したとき、引戸10の戸先がガイド部材15Bから離れたことにより、引戸10の自重による鉛直下方への撓み量が多くなる。このため、戸側支持部16は、設置面P1に接近するものの、車輪16Aが設置面P1に接触していない。このため、戸側支持部16は、引戸10を鉛直下方から支持していない状態が維持される。
一方、戸袋20に収納された引戸10は、閉方向側の2つの戸袋側支持部28上に位置する一方、戸袋側支持部24および最も開方向に位置する戸袋側支持部28上に位置していない。このため、閉方向側の2つの戸袋側支持部28は引戸10を鉛直下方から支持している状態を維持する一方、戸袋側支持部24および最も開方向に位置する戸袋側支持部28は引戸10を鉛直下方から支持していない状態に変更される。このように、戸袋20に収納された引戸10が位置する箇所では戸袋側支持部28が鉛直下方から支持しているため、戸袋20に収納された引戸10が自重により鉛直下方に撓むことを抑制することができる。
そして図10(c)に示されるように、引戸10がさらに閉方向に移動したとき、引戸10の戸先がガイド部材15Bから一層離れたことにより、引戸10の自重による鉛直下方への撓み量がより多くなる。このとき、戸側支持部16の車輪16Aが設置面P1と接触する。すなわち、戸側支持部16は、引戸10を鉛直下方から支持している状態に変更される。このため、引戸10の戸先が自重により鉛直下方に撓むことを抑制することができる。
一方、戸袋側支持部24および各戸袋側支持部28上に引戸10が位置しない。このため、閉方向の2つの戸袋側支持部28は引戸10を鉛直下方から支持していない状態に変更され、戸袋側支持部24および最も開方向に位置する戸袋側支持部28は引戸10を鉛直下方から支持していない状態が維持される。また戸袋20に収納された引戸10の戸尻は、ガイド部材15Bの近くに位置している。このため、戸袋20に収納された引戸10を戸袋側支持部24,28が鉛直下方から支持しなくても、戸袋20に収納された引戸10は鉛直下方に撓みにくい状態となっている。
そして図10(d)に示されるように、引戸10の位置が全閉位置のとき、引戸10の戸先が端部水平支持部30に挿入される。このとき、端部水平支持部30の上側水平支持部35Uおよび下側水平支持部35Lにより引戸10の厚み方向において引戸10が支持可能となる。なお、戸側支持部16は引戸10を鉛直下方から支持している状態が維持され、戸袋側支持部24および各戸袋側支持部28は引戸10を鉛直下方から支持していない状態が維持される。
このように、戸側支持部16は、引戸10の開閉方向ZAの位置に応じて、引戸10を鉛直下方から支持する状態、または、引戸10を鉛直下方から支持しない状態を取り得る。また、戸袋側支持部24、および、各戸袋側支持部28は、引戸10の開閉方向ZAの位置に応じて、引戸10を鉛直下方から支持する状態、または、引戸10を鉛直下方から支持しない状態を取り得る。このため、引戸10が自重により鉛直下方へ撓むことを抑制することができるとともに、戸側支持部16および戸袋側支持部24,28が常に引戸10と接触している構成と比較して引戸10の開閉方向ZAへの移動がスムーズになる。
特に、戸側支持部16が案内支持部15U,15Lの近くで引戸10を鉛直下方から支持すると仮定した場合、例えば戸袋20付近の設置面P1上に小石等の障害物が存在し、戸側支持部16がその障害物を乗り上げたとき、引戸10が上側に移動しようとし、案内支持部15U,15Lに過大な力が加えられてしまう。これにより、レール15Aがガイド部材15Bに対して移動不能となり、引戸10が開閉方向ZAに移動しないおそれがある。
その点、本実施形態の引戸開閉装置1は、図10(c)に示されるように、戸側支持部16が案内支持部15U,15Lから遠い位置で引戸10を鉛直下方から支持するため、戸側支持部16が設置面P1上の障害物を乗り上げたとしても案内支持部15U,15Lに過大な力が加えられることが抑制される。このため、引戸10が開閉方向ZAにスムーズに移動することができる。
ところで、戸袋20に収納された引戸10は、戸袋20の外部から視認できないため、鉛直下方に撓んでも引戸10の美観の低下が避けられる。また引戸10が開方向に移動するにつれて、戸袋20に収納される引戸10の戸尻は、引戸10の自重により鉛直下方に撓みやすくなる。このため、戸袋20に収納される引戸10は開方向に移動するにつれて鉛直下方に撓む量が多くなる。このため、戸袋20に収納された引戸10が戸袋側支持部28により鉛直下方から支持されないと仮定した場合、戸袋20に収納された引戸10は鉛直下方に過度に撓む。その結果、引戸10が開動作するとき、引戸10の戸尻が中間戸袋体20Cの端壁26Aや開端側戸袋体20Bの端壁23A(ともに図11参照)に衝突するおそれがある。
一方、戸袋側支持部24,28により引戸10が鉛直下方から支持される構成において、3つの戸袋側支持部28および戸袋側支持部24の設置面P1からの高さが全て一定と仮定した場合、引戸10の戸尻の下端部が開方向側の戸袋側支持部28や戸袋側支持部24の車輪28A,24Aの上端面よりも下方に位置する場合がある。この場合、引戸10の戸尻が開閉方向ZAにおいて車輪28A,24Aと衝突してしまい、引戸10に衝撃が加えられるとともに引戸10が開方向にスムーズに移動しなくなるおそれがある。
そこで、本実施形態の引戸開閉装置1では、図11に示されるように、3つの戸袋側支持部28および戸袋側支持部24の設置面P1からの高さは、開方向に向かうにつれて低くなっている。このため、引戸10が開方向に移動するとき、車輪28A,24Aの上端部に接触するため、開閉方向ZAにおいて車輪28A,24Aと衝突しにくい。このため、引戸10に衝撃が加えられることが抑制され、引戸10が開方向にスムーズに移動することができる。
また、引戸10が開方向に向かうにつれて戸袋20に収納される引戸10の戸尻における鉛直下方への撓み量が徐々に増加するが、各戸袋側支持部24,28により引戸10が鉛直下方から支持されるため、戸袋20に収納される引戸10が鉛直下方に過度に撓むことが抑制される。このため、引戸10の戸尻が中間戸袋体20Cの端壁26Aや開端側戸袋体20Bの端壁23Aに衝突することを抑制することができる。
本実施形態の引戸開閉装置1によれば、上記作用効果に加え、以下の効果が得られる。
(1)戸袋20内に設けられた駆動部40が引戸10の戸尻に連結されることにより、駆動部40が引戸10の開閉方向ZAの一部のみに設けられる。このため、透光部11が高さ方向ZBの両端部に設けられた一対の桟12U,12Lにより支持可能となる。したがって、引戸10の高さ方向ZBの中央に駆動部40を配置すると仮定した構成と比較して、引戸10に対して透光部11の面積を大きく取ることができる。したがって、引戸10の美観が向上する。
(2)透光板11Aが桟12U,12Lの表面12X側に配置されるため、透光板11Aの表面11Xと桟12U,12Lの表面12Xとの間の段差が小さくなる。このため、引戸10の美観が向上する。
(3)透光板11Aの厚さ方向の寸法が桟12U,12Lの厚さ方向の寸法よりも小さく、透光板11Aが桟12U,12Lの表面12X側に配置されるため、透光板11Aの裏面11Yと桟12U,12Lの裏面12Yとにより囲まれた空間S1が形成される。この空間S1には、案内支持部15Uが配置されている。このため、空間S1を有効に活用することができる。また、透光板11Aが桟12U,12Lの裏面12Y側に配置されると仮定した構成と比較して、桟12U,12Lの厚さ方向の寸法および戸袋20の厚さ方向の寸法を小さくすることができる。
(4)引戸10の戸先には、引戸10を鉛直下方から支持可能な戸側支持部16が設けられている。また戸袋20には、引戸10を鉛直下方から支持可能な戸袋側支持部24,28が設けられている。このため、引戸10の鉛直下方への撓み量を減らすために桟12U,12Lを大型化することが抑制される。このため、桟12U,12Lの高さ方向ZBの寸法を小さくすることができるため、透光部11の面積を大きく取ることができる。また桟12U,12Lの厚さ方向の寸法を小さくすることができるため、引戸10の厚さ方向の寸法を小さくすることができる。
(5)案内支持部15U,15Lのレール15Aが引戸10に設けられるため、レール15Aの長さにかかわらず、戸袋20を複数の戸袋体である閉端側戸袋体20A,開端側戸袋体20B、および、中間戸袋体20Cに分割することができる。加えて、レール15Aが桟12U,12Lに設けられるため、桟12U,12Lの高さ方向ZBの間にレール15Aが設けられると仮定した構成と比較して、透光部11の面積を大きく取ることができる。
(6)透光部11は、複数の透光板11Aが開閉方向ZAに並べて構成されている。このため、透光部11を一枚の透光板として製造する場合と比較して、透光部11を製造しやすい。加えて、透光部11のうちの一枚の透光板11Aが破損等となった場合、その破損した透光板11Aを交換すればよく、透光部11の全体を交換しなくてもよい。このため、透光部11の交換費用を低減することができる。
(7)プラットホームPに引戸開閉装置が設置される場合、戸袋が開閉方向に長い構成であると、戸袋の持ち運びが困難となるとともに戸袋をプラットホームPに設置するときに大型の建設機械によりプラットホームPの外部から戸袋を吊り下げて設置場所に運ぶ必要がある。このように、戸袋をプラットホームPに設置する作業に時間やコストがかかってしまう。また吊り下げ具により戸袋が変形してしまうおそれがある。
その点、本実施形態の引戸開閉装置1は、戸袋20を閉端側戸袋体20A、開端側戸袋体20B、および、中間戸袋体20Cのように複数の戸袋体により構成することにより、戸袋20を分解して持ち運ぶことができる。このため、戸袋20の持ち運びが容易となるとともに、プラットホームPに設置する場合に各戸袋体20A〜20Cを台車でプラットホームPの設置場所に直接運ぶことができる。したがって、建設機械を用いずに戸袋20を設置場所に運ぶことができるため、戸袋20をプラットホームPに設置する作業にかかる時間やコストを抑制することができる。
加えて、中間戸袋体20Cが4つの分割戸袋体20D〜20Gの複数の戸袋体に分割されるため、中間戸袋体20Cを分解して持ち運ぶことができ、台車でプラットホームPの設置場所に運ぶことができる。したがって、戸袋20をプラットホームPに設置する作業にかかる時間やコストを一層抑制することができる。
(8)駆動部40は、駆動回転体42、従動回転体43、および、伝達部材44を含み、戸袋20における駆動側支持体60および従動側支持体70に対してホーム側に配置されている。これにより、作業者は、駆動部40の取り付け作業やメンテナンスを戸袋20のホーム側から行うことができる。また、図17に示される引戸開閉装置200のように、電動モータ231に連結された歯付きプーリ231Aと噛み合う歯付きベルト233が引戸210に設けられる構成と比較して、引戸10の全体に歯付きベルトを取り付ける作業が省略されるため、駆動部40の組み付けが容易となる。
(9)透光部11の透光板11Aがガラス板を透光性の樹脂板で挟み込むように構成されるため、透光板11Aの厚さと同じ厚さのガラス板で構成されると仮定した構成と比較して、透光部11を軽量化することができる。このため、引戸10を軽量化することができる。
(10)戸袋側支持部24,28が案内支持部15Lのレール15Aを支持可能である。このため、戸袋側支持部24,28が平面度の精度が高いレール15Aを支持することにより、戸袋側支持部24,28の少なくとも1つがレール15Aを支持した状態において引戸10が開閉方向ZAにスムーズに移動することができる。
(11)戸側支持部16は車輪16Aを有し、戸袋側支持部24,28は車輪24A,28Aを有する。このため、車輪16Aが設置面P1に接触するとき、引戸10とプラットホームPとの間で転がり摩擦となる。また車輪24A,28Aが引戸10に接触するとき、車輪24A,28Aと引戸10との間で転がり摩擦となる。このため、引戸10と設置面P1が摺動摩擦となる場合、および、戸袋側支持部24,28と引戸10とが摺動摩擦となる場合と比較して、戸側支持部16および戸袋側支持部24,28により引戸10が支持された状態における引戸10の摩擦力が小さくなる。したがって、引戸10がスムーズに移動することができる。
(12)戸袋20には、複数の戸袋側支持部24,28が設けられている。このため、引戸10が戸袋20に収納されたとき、複数の戸袋側支持部28、または複数の戸袋側支持部24,28により引戸10を鉛直下方から支持可能となる。したがって、戸袋20内に収納された引戸10の鉛直下方への撓みを一層抑制することができる。
(13)引戸10の位置が全開位置のときに戸尻を鉛直下方から支持可能な戸袋側支持部24を有する。このため、引戸10の位置が全開位置のときに引戸10の戸尻が引戸10の自重により鉛直下方に撓むことを抑制することができる。
(14)桟12U,12Lのアルミニウムの押出成型で透光部11を支持する溝17Aを設けると仮定した場合、成型上、および、溝17Aの強度を確保するため、溝17Aの表面側の部分の厚さ方向の寸法が大きくなる。このため、桟12U,12Lの表面12Xと透光部11の表面11Xとの間の段差が大きくなり、引戸10の美観が低下するおそれがある。
その点、本実施形態の桟12U,12Lには、ステンレス鋼の折り曲げ加工で形成された上側支持片17Uおよび下側支持片17Lが取り付けられている。ステンレス鋼は高強度であるため、薄くても強度が高い。このため、ステンレス鋼で各支持片17U,17Lを設けることにより、各支持片17U,17Lと透光部11との段差が小さくなる。したがって、引戸10の美観の低下を抑制することができる。
(15)一対の桟12U,12Lが同一形状であるため、一対の桟12U,12Lを同一の金型により製造することができる。したがって、一対の桟12U,12Lの製造コストを低減することができる。
(16)透光板11Aが一対の桟12U,12Lに対して開閉方向ZAにおいてスライド可能であるため、透光板11Aを交換する際、一対の桟12U,12Lに対して容易に取り外すことができる。
(17)引戸10の端板14には凹部14Aが設けられている。引戸10の位置が全開位置のとき、従動回転体43を支持する従動支持部72の閉端部が凹部14A内に位置する。このため、引戸10の位置が全開位置のときに従動支持部72が端板14よりも開方向に位置すると仮定した構成と比較して、開端側戸袋体20Bの開閉方向ZAの寸法を小さくすることができる。
(18)引戸10において一対の桟12U,12Lと透光部11の裏面11Yとにより囲まれた空間S1には、駆動部40、閉センサ68、および、支持金具61Aが収容可能である。このため、駆動部40、閉センサ68、および、支持金具61Aが引戸10よりも軌道側に配置されると仮定した構成と比較して、戸袋20の厚さ方向の薄型化を図ることができる。
(第2の実施形態)
図12〜図14を参照して、第2の実施形態の引戸開閉装置1の構成について説明する。なお、第2の実施形態の引戸開閉装置1において第1の実施形態の引戸開閉装置1の構成と共通する構成要素には、共通の符号を用い、その説明の一部または全部を省略する場合がある。
図12(a)および(b)に示されるように、本実施形態の引戸開閉装置1は、端部水平支持部30に代えて、水平支持部の一例である貫通戸袋90が設けられた点、および、引戸10から戸側支持部16が省略された点が第1の実施形態の引戸開閉装置1と異なる。
図12(b)に示されるように、貫通戸袋90は、引戸10が貫通可能であり、引戸10の戸先の可動範囲MR内において、開閉方向ZAにおける引戸10の位置が全閉位置のときにおける引戸10の戸先の位置寄りに設けられている。貫通戸袋90の高さ方向ZBの寸法は、戸袋20の高さ方向ZBの寸法と等しい。
図13(a)に示されるように、貫通戸袋90のケース91は、例えばボルト(図示略)により基板22Aを介してプラットホームPに固定されている。ケース91の開閉方向ZAの端壁92のそれぞれには、開閉方向ZAに向けて貫通する貫通孔92Aが形成されている。図13(b)に示されるように、貫通孔92Aは、引戸10を挿入可能である。これにより、引戸10は、貫通戸袋90に対して貫通して移動可能となる。
図13(a)および(b)に示されるように、ケース91内には、上側支持部93、下側支持部94、および、引戸支持部の一例である戸袋側支持部95が収容されている。上側支持部93は、貫通戸袋90の上部に設けられている。特に、上側支持部93は、引戸10の桟12Uと高さ方向ZBに同じ位置、かつ貫通戸袋90の厚さ方向において桟12Uの両側に設けられている。このため、上側支持部93は、桟12Uの表面12X側および裏面12Y側から支持可能となる。下側支持部94は、貫通戸袋90の下部に設けられている。特に、下側支持部94は、引戸10の桟12Lと高さ方向ZBに同じ位置、かつ貫通戸袋90の厚さ方向において桟12Lの両側に設けられている。このため、下側支持部94は、桟12Lの表面12X側および裏面12Y側から支持可能となる。
図13(a)に示されるように、戸袋側支持部95は、開閉方向ZAにおいて貫通戸袋90の中央に位置している。戸袋側支持部95は、車輪95Aおよび車輪支持部95Bを有する。車輪95Aの上端部は、高さ方向ZBにおいて貫通孔92A内に位置している。車輪支持部95Bは、支持板98に固定されている。戸袋側支持部95は、戸袋側支持部95上に引戸10が位置するとき、引戸10を鉛直下方から支持する状態となり、戸袋側支持部95上に引戸10が位置しないとき、引戸10を鉛直下方から支持しない状態となる。
図13(b)に示されるように、戸袋側支持部95は、車輪95Aが案内支持部15Lのレール15Aの下面に接触可能なように配置されている。このため、戸袋側支持部95は、案内支持部15Lを鉛直下方から支持可能である。
図14は、上側支持部93の構成を示している。なお、図14では、便宜上、桟12Uを平面図により示している。また、下側支持部94の構成は、上側支持部93の構成と同じであるため、その説明を省略する。
上側支持部93は、引戸10の桟12Uを表面12X側から支持可能な表側支持体96と、桟12Uを裏面12Y側から支持可能な裏側支持体97とを含む。表側支持体96はケース91における表壁91X側の端壁92に固定され、裏側支持体97はケース91における裏壁91Y側の端壁92に固定されている。
表側支持体96は、一対の支持ローラ96Aと、各支持ローラ96Aを回転可能に支持するローラ支持部96Bと、ローラ支持部96Bが固定される取付板96Cとを含む。一対の支持ローラ96Aは、開閉方向ZAにおいて並べられ、高さ方向ZBに沿う方向が回転中心軸となるように配置されている。ローラ支持部96Bは、高さ方向ZBにおいて各支持ローラ96Aの両側に配置された、平面視で四角形の一対の板である。これら板の間に設けられた軸に支持ローラ96Aが回転可能なように取り付けられる。取付板96Cは、一対の支持ローラ96Aおよび2個のローラ支持部96Bを開閉方向ZAにおいて収容する。取付板96Cは、表壁91Xから間隔を置いて配置され、かつ、両端壁92の内面に接触し、例えばボルト(図示略)によりケース91に取り付けられている。
裏側支持体97は、表側支持体96と同様の構成であり、一対の支持ローラ97Aと、各支持ローラ97Aを回転可能に支持するローラ支持部97Bと、ローラ支持部97Bが固定される取付板97Cとを含む。
貫通戸袋90は、引戸10が貫通戸袋90に挿入されたとき、各支持部93,94により引戸10の裏面側(桟12U,12Lの裏面12Y側)および引戸10の表面側(桟12U,12Lの表面12X側)から支持される状態となる。一方、引戸10が貫通戸袋90に挿入されていないとき、各支持部93,94により引戸10の裏面側(桟12U,12Lの裏面12Y側)および引戸10の表面側(桟12U,12Lの表面12X側)から支持されない状態となる。このように貫通戸袋90は、引戸10の裏面側から支持される状態、または、引戸10の裏面側から支持されない状態を取り得る。
次に、貫通戸袋90における引戸10の支持状態について説明する。
引戸10が貫通戸袋90に挿入されたとき、引戸10が戸袋側支持部95上に位置する。これにより、戸袋側支持部95の車輪95Aが引戸10の案内支持部15Lのレール15Aに接触する。このため、戸袋側支持部95は、引戸10を鉛直下方から支持している状態となる。これにより、引戸10の自重による鉛直下方への撓み量を少なくすることができる。
また、引戸10が貫通戸袋90に挿入されたとき、上側支持部93および下側支持部94により引戸10の高さ方向ZBの端部、すなわち引戸10の桟12U,12Lが支持される。図13(b)に示されるように、上側支持部93において表側支持体96により桟12Uの表面12X側を支持し、裏側支持体97により桟12Uの裏面12Y側を支持する。また下側支持部94において表側支持体96により桟12Lの表面12X側を支持し、裏側支持体97により桟12Lの裏面12Y側を支持する。このため、引戸10の厚さ方向において引戸10が撓むことが抑制される。
本実施形態の引戸開閉装置1によれば、第1の実施形態の引戸開閉装置1に準じた効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(19)貫通戸袋90の上側支持部93が引戸10の上端部である桟12Uを引戸10の厚さ方向から支持し、下側支持部94が引戸10の下端部である桟12Lを引戸10の厚さ方向から支持する。このため、引戸10の上端部または下端部において表面12X側(ホーム側)から裏面12Y側(軌道側)に向けて力が加えられたとき、上側支持部93および下側支持部94が引戸10を支持するため、引戸10が捩れることを抑制することができる。
(20)引戸10の戸先は、開閉方向ZAの閉方向において戸袋20(案内支持部15U,15L)から離れるにつれて鉛直下方に撓みやすく、かつ、引戸10の表面側から裏面側に向けて力が加えられたときに引戸10の裏面側に変形しやすい。
その点、本実施形態の貫通戸袋90は、引戸10の可動範囲MRにおいて引戸10の全閉位置における戸先の位置寄りに設けられる。すなわち貫通戸袋90は、引戸10の自重により引戸10が鉛直下方に撓みやすい位置、かつ、引戸10の裏面側(軌道側)に撓みやすい位置に設けられる。このため、貫通戸袋90により引戸10の鉛直下方への撓みおよび引戸10の裏面側(軌道側)への撓みを効果的に抑制することができる。
(21)上側支持部93および下側支持部94は、引戸10を裏面側(軌道側)から支持する裏側支持体97と、引戸10を表面側(ホーム側)から支持する表側支持体96とを備える。これにより、引戸10の厚み方向の両側への撓みを抑制することができる。
(変形例)
上記各実施形態に関する説明は、本発明に従う引戸開閉装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う引戸開閉装置は、例えば以下に示される各実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
(変形例1)
上記第1の実施形態において、端部水平支持部30の構成を次の(a)〜(d)のように変更してもよい。また(a)〜(d)を互いに組み合わせてもよい。
(a)上側水平支持部35Uおよび下側水平支持部35Lの少なくとも一方を省略する。
(b)桟12Uの裏面12Yを支持する上側水平支持部35U、および、桟12Uの表面12Xを支持する上側水平支持部35Uの少なくとも一方を省略する。
(c)桟12Lの裏面12Yを支持する下側水平支持部35L、および、桟12Lの表面12Xを支持する下側水平支持部35Lの少なくとも一方を省略する。
(d)端部水平支持部30は、引戸10の裏面側に位置する板状または棒状の水平支持部により構成される。この水平支持部は、引戸10の厚さ方向において桟12Uを支持可能な高さであることが好ましい。なお、水平支持部は、引戸10の厚さ方向において桟12Lを支持可能であり、桟12Uを支持不能な高さであってもよい。
(変形例2)
上記第2の実施形態において、貫通戸袋90の構成を次の(a)〜(e)のように変更してもよい。また、(a)〜(e)を互いに組み合わせてもよい。
(a)上側支持部93および下側支持部94の少なくとも一方において、表側支持体96および裏側支持体97の一方が省略される。
(b)上側支持部93および下側支持部94の一方が省略される。
(c)表側支持体96および裏側支持体97の支持ローラ96A,97Aの個数が1つまたは3つ以上である。
(d)貫通戸袋90は、複数の戸袋側支持部95を有する。
(e)貫通戸袋90から戸袋側支持部95が省略される。
(変形例3)
上記第1または第2の実施形態において、引戸開閉装置1は、貫通戸袋90に代えて、引戸10の裏面側(軌道側)に配置され、引戸10を裏面側(軌道側)から支持可能な水平支持部を備えてもよい。例えば、図15(a)に示されるように、引戸開閉装置1は、引戸10の裏面側(軌道側)に配置される水平支持部110を備える。水平支持部110は、引戸10の戸先の可動範囲MR内において、開閉方向ZAにおける引戸10の位置が全閉位置のときにおける引戸10の戸先の位置寄りに設けられる。図15(b)に示されるように、水平支持部110の形状は、高さ方向ZBに延びる板状または棒状である。好ましくは、水平支持部110は、引戸10の桟12Uの裏面12Y(図15(a)参照)を支持可能な高さを有する。水平支持部110は、開閉方向ZAにおける引戸10の位置に応じて、引戸10を裏面側(軌道側)から支持する状態、または、引戸10を裏面側(軌道側)から支持しない状態を取り得る。
開閉方向ZAにおいて水平支持部110と同じ位置には、開閉方向ZAにおける引戸10の位置に応じて、引戸10を鉛直下方から支持する状態、または、引戸10を鉛直下方から支持しない状態を取り得る引戸支持部120が設けられている。引戸支持部120は、プラットホームPに設置されている。引戸支持部120は、引戸10の厚さ方向に延びる回転中心軸を中心に回転可能な車輪121と、車輪121を回転可能に支持する車輪支持部122とを有する。引戸10が引戸支持部120上に位置するとき、車輪121が案内支持部15Lのレール15A(図15では図示略)と接触することにより、引戸支持部120が引戸10を鉛直下方から支持する。
この構成によれば、例えば貫通戸袋90よりも水平支持部110の構成を簡略化することができるため、水平支持部110のコストを低減することができる。また、水平支持部110が引戸10の裏面側(軌道側)に配置されるため、すなわち水平支持部110が引戸10の表面側(ホーム側)に配置されないため、引戸10の表面側(ホーム側)のスペースが広くなる。
なお、水平支持部110の高さ方向ZBの寸法は、任意に設定可能である。例えば、水平支持部110は、引戸10の桟12Lの裏面12Yを支持可能であり、桟12Uの裏面12Y(図15では不図示)を支持不能な高さであってもよい。また、水平支持部110は、引戸10の戸先の可動範囲MR内において、開閉方向ZAにおける引戸10の位置が全開位置のときにおける引戸10の戸先の位置寄りに設けられてもよい。また、水平支持部110は、開閉方向ZAにおいて複数個設けられてもよい。また、引戸支持部120は、開閉方向ZAにおいて複数個設けられてもよい。また引戸支持部120は、省略されてもよい。
(変形例4)
上記変形例3において、図16に示されるように、水平支持部110の上部の形状を引戸10の桟12Uを上側および桟12Uの表面12X側から覆うように変更してもよい。詳細には、水平支持部110は、その上端部から桟12Uの表面12X側に向けて延びる上端カバー部111と、上端カバー部111のホーム側の端部から下方に向けて延びる対向カバー部112とをさらに備える。上端カバー部111および対向カバー部112は、水平支持部110と一体的に形成されている。上端カバー部111は、引戸10よりも上方に位置している。対向カバー部112は、桟12Uの表面12Xと対向している。
この構成によれば、水平支持部110が引戸10をホーム側および軌道側から支持可能となるため、引戸10のホーム側および軌道側に撓むことを抑制することができる。
なお、上端カバー部111および対向カバー部112は、水平支持部110と個別に形成され、水平支持部110に対して例えばボルト(図示略)により取り付けられてもよい。また上端カバー部111および対向カバー部112は、互いに個別に形成されてもよい。
(変形例5)
上記各実施形態において、引戸10の構成を次の(a)〜(f)のように変更してもよい。また(a)〜(f)を互いに組み合わせてもよい。
(a)透光部11の透光板11Aの個数は、1〜4つまたは6つ以上である。
(b)透光板11Aの開閉方向ZAの寸法が互いに異なる。
(c)透光板11Aは、ガラス板のみにより構成される。
(d)透光板11Aは、透光性樹脂のみにより構成される。
(e)引戸10から上側支持片17Uおよび下側支持片17Lが省略される。この場合、透光板11Aは、桟12U,12Lに直接的に取り付けられる。
(f)透光部11は、桟12U,12Lの厚さ方向の中央、または裏面12Y寄りに配置される。
(変形例6)
上記各実施形態において、中間戸袋体20Cの構成を次の(a)〜(f)のように変更してもよい。また(a)〜(f)において組合せが可能な限り、互いに組み合わせてもよい。
(a)中間戸袋体20Cの分割戸袋体の個数を2つ、3つ、または、5つ以上であってもよい。中間戸袋体20Cの分割戸袋体の個数は、引戸10の開閉方向ZAの長さに応じて変更することができる。
(b)中間戸袋体20Cの分割戸袋体20Dに1つまたは複数の戸袋側支持部28が設けられる。
(c)中間戸袋体20Cの分割戸袋体20E〜20Gの少なくとも1つには、複数の戸袋側支持部28が設けられる。
(d)分割戸袋体20E〜20Gの少なくとも1つから戸袋側支持部28が省略される。
(e)分割戸袋体20E〜20Gの戸袋側支持部28の少なくとも1つは、開閉方向ZAにおいて分割戸袋体20E〜20Gの開方向寄りまたは閉方向寄りに設けられる。
(f)分割戸袋体20E〜20Gの戸袋側支持部28において開閉方向ZAに隣り合う少なくとも2つは、設置面P1からの高さが等しい。
(変形例7)
上記第1の実施形態において、戸側支持部16の構成を次の(a)〜(c)のように変更してもよい。
(a)戸側支持部16からクッション16Dを省略してもよい。
(b)戸側支持部16からクッション16Dおよびカバー16Cを省略してもよい。
(c)戸側支持部16は、車輪16Aおよび車輪支持部16Bに代えて、板状の支持部を引戸10に取り付けてもよい。この場合、引戸10が鉛直下方に撓むとき、支持部が設置面P1に接触することにより引戸10を鉛直下方より支持する。そして支持部が設置面P1に接触した状態で引戸10が開閉方向ZAに移動するとき、支持部と設置面P1とが摺動する。
(変形例8)
上記第1の実施形態において、戸側支持部16が常に設置面P1に接触していてもよい。また上記第1の実施形態において、引戸10に複数の戸側支持部16が取り付けられてもよい。また上記第1の実施形態において、戸側支持部16を省略してもよい。
(変形例9)
上記各実施形態において、戸袋側支持部24,28の構成を次の(a)および(b)のように変更してもよい。また(a)および(b)は互いに組み合わせてもよい。
(a)戸袋側支持部24の設置面P1からの高さと、中間戸袋体20Cにおける分割戸袋体20Gの戸袋側支持部28の設置面P1からの高さとが互いに等しい。
(b)戸袋側支持部24,28の少なくとも1つが車輪24A,28Aに代えて、板状の支持部である。この場合、引戸10が戸袋側支持部24,28上に位置するとき、支持部が引戸10に接触することにより引戸10を鉛直下方より支持する。そして支持部が引戸10に接触した状態で引戸10が開閉方向ZAに移動するとき、支持部と引戸10とが摺動する。
(変形例10)
第1の実施形態において、戸側支持部16および戸袋側支持部24,28の少なくとも1つを省略してもよい。
第2の実施形態において、戸袋側支持部24,28,95の少なくとも1つを省略してもよい。
(変形例11)
上記各実施形態において、引戸開閉装置1は、ホームドア装置に適用した例を説明したが、引戸開閉装置1は、例えば工場の出入口を開閉する引戸開閉装置等のホームドア装置以外にも適用することができる。
1 引戸開閉装置
10 引戸
11 透光部
11A 透光板
12U 桟
12L 桟
15U 案内支持部
15L 案内支持部
15A レール
16 戸側支持部(引戸支持部)
20 戸袋
20A 閉端側戸袋体
20B 開端側戸袋体
20C 中間戸袋体
24 戸袋側支持部(引戸支持部)
28 戸袋側支持部(引戸支持部)
40 駆動部
41 電動モータ
42 駆動回転体
43 従動回転体
44 伝達部材
50 連結部
95 戸袋側支持部(引戸支持部)
120 引戸支持部
ZA 開閉方向

Claims (10)

  1. 開閉方向に移動可能な引戸と、
    前記引戸を移動させる駆動部と、
    前記駆動部と前記引戸の戸尻とを連結し、前記駆動部の駆動力を前記引戸に伝達する連結部と
    を備え、
    前記引戸は、前記引戸の表面の少なくとも一部を構成する透光部と、前記開閉方向に延び、前記透光部の両端部に設けられ、前記透光部を支持する一対の桟とを有する
    引戸開閉装置。
  2. 前記透光部の厚さ方向の寸法は、前記桟の厚さ方向の寸法よりも小さく、
    前記透光部は、前記一対の桟の前記厚さ方向において前記一対の桟に対して一方寄りに配置されている
    請求項1に記載の引戸開閉装置。
  3. 前記引戸が前記開閉方向に移動するときに前記一対の桟のうちの一方の桟を支持しながら前記開閉方向に案内する案内支持部をさらに備え、
    前記案内支持部は、前記一対の桟の間、かつ、前記一対の桟の前記厚さ方向において前記透光部に対して他方寄りに配置されている
    請求項2に記載の引戸開閉装置。
  4. 前記案内支持部とは個別に設けられ、前記開閉位置に応じて前記引戸を鉛直下方から支持可能な引戸支持部をさらに備える
    請求項3に記載の引戸開閉装置。
  5. 前記案内支持部は、前記桟と平行して延びるように前記一対の桟の少なくとも一方に設けられるレールを有する
    請求項3または4に記載の引戸開閉装置。
  6. 前記透光部は、前記開閉方向に並べられた複数の透光板を含む
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の引戸開閉装置。
  7. 前記引戸を収納可能な戸袋をさらに備え、
    前記戸袋は、それぞれ前記引戸を挿入可能であり、前記開閉方向において連結された複数の戸袋体を含む
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の引戸開閉装置。
  8. 前記複数の戸袋体は、前記開閉方向において前記駆動部の閉方向の端部が収容される閉端側戸袋体と、前記開閉方向において前記駆動部の開方向の端部が収容される開端側戸袋体と、前記開閉方向において前記閉端側戸袋体と前記開端側戸袋体との間に位置する中間戸袋体とを含む
    請求項7に記載の引戸開閉装置。
  9. 前記駆動部は、電動モータと、前記電動モータに連結される駆動回転体と、前記駆動回転体から前記開閉方向における開方向に間隔を置いて配置される従動回転体と、前記駆動回転体と前記従動回転体とに巻き掛けられる伝達部材とを備える
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の引戸開閉装置。
  10. 前記透光部は、ガラス板と透光性の樹脂板とが積層されてなる
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の引戸開閉装置。
JP2015217090A 2015-11-04 2015-11-04 引戸開閉装置 Active JP6690922B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015217090A JP6690922B2 (ja) 2015-11-04 2015-11-04 引戸開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015217090A JP6690922B2 (ja) 2015-11-04 2015-11-04 引戸開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017087820A true JP2017087820A (ja) 2017-05-25
JP6690922B2 JP6690922B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=58771381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015217090A Active JP6690922B2 (ja) 2015-11-04 2015-11-04 引戸開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6690922B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019098847A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 三菱電機株式会社 可動ホーム柵
JP2020011673A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 株式会社京三製作所 可動式ホーム柵
JP2020069858A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 三菱電機株式会社 ホームドア装置
JP2020069857A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 三菱電機株式会社 ホームドア装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019098847A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 三菱電機株式会社 可動ホーム柵
JP2020011673A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 株式会社京三製作所 可動式ホーム柵
JP7158193B2 (ja) 2018-07-20 2022-10-21 株式会社京三製作所 可動式ホーム柵
JP2020069858A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 三菱電機株式会社 ホームドア装置
JP2020069857A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 三菱電機株式会社 ホームドア装置
JP7129882B2 (ja) 2018-10-30 2022-09-02 三菱電機株式会社 ホームドア装置
JP7129881B2 (ja) 2018-10-30 2022-09-02 三菱電機株式会社 ホームドア装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6690922B2 (ja) 2020-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017087820A (ja) 引戸開閉装置
EP2748094B1 (en) Elevator roller guide
US20160222716A1 (en) Multi-stage vertical open/close-type screen door operated by moving pulley
JP2012056494A (ja) プラットホームドア装置
CN109804128B (zh) 具有覆盖元件的推拉墙布置系统
CN104011310A (zh) 车辆用窗升降器及具备车辆用窗升降器的车辆用门结构
JP2017087821A (ja) 引戸開閉装置
JP2659488B2 (ja) 引戸装置
JP5955932B2 (ja) プラットホームドア装置
EP2065327B1 (en) Mechanism for operating lift doors
JP6899463B2 (ja) 多重扉および多重扉開閉装置
EP0410776B1 (en) A telescopic door assembly
JP7446175B2 (ja) 電動式の円弧状ドア装置
CN206014149U (zh) 电梯装置
JP5635891B2 (ja) ゲート装置
KR200417171Y1 (ko) 다단 슬라이딩 행거도어
CN219856756U (zh) 用于车门的门模块和门模块系统及用于机动车辆的车门
JP2017109652A (ja) 多重扉および多重扉開閉装置
US10322909B2 (en) Car door
EP2607285B1 (en) Six-panel automatic door of a lift
JP2014055475A (ja) 装飾板付き引き戸
JP6956609B2 (ja) 可動ホーム柵
RU65087U1 (ru) Дверь раздвижная
JP6495763B2 (ja) 引戸連動装置
EP2746209A1 (en) Mounting of guides for guide rails on an elevator car.

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6690922

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250