JP7128640B2 - パネル複合体およびパネル複合体の製造方法 - Google Patents
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Description
第1パネルの外縁巻部の巻径は第2パネルの内縁巻部の巻径よりも若干大きく設定されており、外縁巻部に内縁巻部が挿入されている。
このため、内外の縁巻部の長さ方向に、パネル同士を相互にスライドさせることが可能となっている。したがって、キッチンレンジや排気口などの寸法に合わせて油除けパネルや排気口カバーなどの寸法を調整することができる。
そして、パネルのプレス成形時には、第1パネルと第2パネルを個別に成形した後に、あらためて外縁巻部に内縁巻部を挿入するのは困難であるため、第1パネル用の金属箔と第2パネル用の金属箔とを重ね合わせた状態で、外縁巻部が外側に内縁巻部が内側になるように同時に成形することになる。
つぎに、図8(b)のように、上型50および下型60の昇降体52、62を型本体51、61および外枠体53、63に対していったん下降させる。
金属箔f3、f4は、昇降体52、62と外枠体53、63の境界で所定寸法にカットされ、かつその外縁部が、型本体51、61と昇降体52、62の境界から下向きに折り曲げられて折り曲げ部が形成される。昇降体52、62の合せ面には、それぞれカーリング溝52a、62aが設けられており、このカーリング溝52a、62aが上下に合致して断面略円形のカーリング空間が形成されている。金属箔f3、f4の折り曲げ部の端縁は、このカーリング空間に導入される。
この状態から、図8(c)のように、昇降体52、62を初期位置(型本体51、61と同じ高さの位置)に復帰するまで上昇させると、金属箔f3、f4の折り曲げ部は、カーリング溝52a、62aの内周面に沿うように巻き上げられ、外縁巻部と内縁巻部が重なり合った状態で同時に形成されることになる。
すなわち、内縁巻部の全長のうち、外縁巻部に挿入されていない箇所については、金属箔f4がカーリング溝52a、62aの内周面に沿って巻き上げられるため、その巻径はカーリング溝52a、62aの径とほぼ同じとなる。一方、外縁巻部に挿入されている箇所については、金属箔f3がカーリング溝52a、62aの内周面に沿って巻き上げられ、その内側で金属箔f4は巻き上げられるため、内縁巻部は、外縁巻部の金属箔f3の厚みに相当する分だけ巻径が小さくなる。
したがって、パネル複合体のプレス成形時に、内縁巻部の外縁巻部に挿入されている箇所と挿入されていない箇所の間で段差が形成されることになる。
そのため、パネル複合体の初期スライド時に、第2パネルの内縁巻部の段差を第1パネルの外縁巻部が乗り越えるのに、特に大きな力を要することとなっていた。
また、内縁巻部の段差を乗り越えた後でも、第1パネルの外縁巻部の外周面と第2パネルの内縁巻部の巻始端とが常時接触した状態にあると、外縁巻部がその外周から拘束されるため外縁巻部の弾性変形が妨げられて、外縁巻部と内縁巻部の間に隙間が生じにくくなり、外縁巻部と内縁巻部の接触面積が大きくなる。したがって、外縁巻部と内縁巻部の間の摺動抵抗が大きくなり、依然としてスライド操作に大きな力を要する問題がある。
そして、前記第1パネルと前記第2パネルは、前記外縁巻部および前記内縁巻部の長さ方向に沿って相対的にスライドさせることが可能であり、前記第1パネルの外縁巻部の外周面と、前記第2パネルの前記パネル本体から内縁巻部のカールが開始される巻始端との間に隙間が形成されている構成を採用したのである。
また、dを1.0mm以下とすることで、スプリングバックやスライド時に外縁巻部が外方へ拡がった場合に、巻終端が外方へ露出して、巻終端にて手指を傷つけたりすることを抑制できる。
また、Lを2(2πR)以下とすることで、巻長さが過剰となって材料コストが嵩んだり、巻終端が内縁巻部の奥部に入り込む等してスライド操作時の摩擦抵抗が大きくなることが防止される。
パネル相互をスライドさせることで、排気口カバーの長さ寸法を変更させることが可能であるため、簡単な構造で種々の寸法の排気口に適用可能となる。
また発明にかかるパネル複合体の各パネルを構成する金属箔としては、アルミニウム箔が、比較的安価かつ軽量で、加工が容易であり、耐熱性や耐食性にも優れるため好ましい。
そして、前記外縁巻部および内縁巻部を形成する工程は、前記上下の昇降体として、前記上側の昇降体の断面略半円形のカーリング溝の曲率半径が、前記下側の昇降体の断面略半円形のカーリング溝の曲率半径よりも小さく、かつ前記上側の曲率半径の小さなカーリング溝と下側の曲率半径の大きなカーリング溝とが、前記上下の昇降体の合せ面において前記上下の型本体から遠離する側で溝縁の位置が一致し、前記上下の型本体に近接する側で溝縁の位置がずれて段差部が形成されているものが用いられ、前記段差部により、前記第1パネルの前記外縁巻部の外周面と、前記第2パネルの前記パネル本体から内縁巻部のカールが開始される巻始端との間に隙間が形成されるように行われる構成を採用したのである。
図1および図2に示す、実施形態の排気口カバー1は、システムキッチンKのIH調理器Iに付属する排気口Dに、油汚れ等が付着したり侵入しないように、その排気口Dを覆うように被せて用いられる。
排気口カバー1は、その全体が短手方向に円弧状に湾曲しているため、排気口カバー1を排気口Dに被せた状態で、排気口カバー1の長手方向の両端部と排気口Dが設けられたシステムキッチンKの天面との間には、隙間が形成される。このため、排気口周りの空気の流通が阻害されないようになっている。
そのため、第1パネル10または第2パネル20をスライド操作することで、図1および図2のように、排気口の寸法に合わせて、排気口カバー1の長手寸法を調整できるようになっている。
パネル本体11は、全体が平面視で略矩形をなしている。また、パネル本体11は、その表面が凸となり裏面が凹となるように、その短手方向に円弧状に湾曲している。
パネル本体11には、リブ11aが形成されている。リブ11aは、パネル本体11の両長辺および一方の短辺にそってコの字型に形成されたものが、三重に並んでいる。
図3および4のように、外縁巻部12は、パネル本体11との境界に相当する巻始端S1から、まずパネル本体11の表面の側に湾曲し、ついでパネル本体の裏面の側に回り込み、その巻終端E1は外縁巻部12の内部に入り込んでいる。
パネル本体21は、全体が平面視で略矩形をなしている。また、パネル本体21は、その表面が凸となり裏面が凹となるように、その短手方向に円弧状に湾曲している。
パネル本体21には、リブ21aが形成されている。リブ21aは、パネル本体21の両長辺および一方の短辺にそってコの字型(反転コの字型)に形成されたものが、三重に並んでいる。
パネル本体21は、第1パネル10のパネル本体11と略左右対称形であり、すくなくともその一部が第1パネルのパネル本体11と重なり合っている。重なり合った状態で、パネル本体21の表面は、パネル本体11の裏面と対向している。
また、図3のように、パネル本体21のリブ21aの幅は、パネル本体11のリブ11aの幅よりも狭く、リブ21aの高さはリブ11aの高さと略同じであるため、パネル本体21とパネル本体11が重なり合った際に、反転コの字型のリブ21aの対向する二辺がコの字型のリブ11aの対向する二辺にそれぞれ嵌まり込むようになっている。
図3のように、内縁巻部22は、パネル本体21との境界に相当する巻始端S2から、まずパネル本体21の表面の側に湾曲し、ついでパネル本体の裏面の側に回り込み、その巻終端E2は内縁巻部22の内部に入り込んでいる。
図4のように、第1パネル10の外縁巻部12における巻終端E1と、内縁巻部22の内周面の間には、隙間が形成されている。
挿入された状態で、外縁巻部12の内周面と内縁巻部22の外周面とは対向している。また、外縁巻部12の巻終端E1は、内縁巻部22の巻始端S2と巻終端E2の間に入り込んでいる。
なお、第1パネル10と第2パネル20が連結されることで、第1パネル10のパネル本体11の一方の短辺に連設された外縁巻部12と、第2パネル20のパネル本体21の一方の短辺に連設された内縁巻部22と、パネル本体11およびパネル本体21の両長辺に連設された内外縁巻部12、22により、排気口カバー1は、その全周に縁巻部が付属することになる。また、排気口カバー1は、平面視形状で四隅が丸みを帯びた矩形となっている。
ここで、第1パネルのアルミニウム箔の厚みt1と第2パネルのアルミニウム箔の厚みt2の比率は特に限定されないが、0.7t2≦t1≦0.95t2であることが好ましい。
t1が0.95t2を上回ると、第1パネルのアルミニウム箔の厚みが大きくなりすぎて、スライド操作時に外縁巻部12が拡径する向きに変形しにくくなるおそれがある。
t1が0.7t2を下回ると、第1パネルのアルミニウム箔の厚みが小さくなりすぎて、通常の使用時に第1パネルのパネル本体が破損したり、スライド操作時に第1パネルの外縁巻部が破損したりする恐れがある。
第1パネルの金属箔の厚みt1の大きさは、特に限定されないが、50~200μmであることが例示できる。50μmを下回ると、第1パネル10の強度が不十分となる恐れがあり、200μmを上回ると、外縁巻部12が変形しにくくなってスライド操作に支障が生じる恐れがあるとともに、第1パネルの材料コストがかさむ。
第2パネル20の金属箔の厚みt2の大きさも、第1パネル10の金属箔の厚みt1よりも大きい限りにおいて、特に限定されないが、100~300μmであることが例示できる。
距離dは、金属箔の厚みt1、t2に比べて十分に大きい限りにおいて、特に限定されないが、0.2mm以上1.0mm以下であることが好ましい。dが0.2mmを下回ると、外縁巻部12の変形代が小さくなり、またスライド時に、その巻終端E1寄りの箇所が、内縁巻部22の巻始端S2寄りの内周面に突き当たったり、外縁巻部の拡径が抑制されることで従来のようにその外周から拘束される等して、摩擦抵抗が大きくなる恐れがある。dが1.0mmを上回ると、外縁巻部12の内部の空洞が大きくなりすぎて強度が低下し、排気口カバー1の使用時や輸送時に外縁巻部12が圧潰等しやすくなる恐れがある。また、スプリングバックやスライド時に外縁巻部12が外方へ拡がった場合に巻終端E1が外方へ露出しやすくなり、巻終端E1にて手指を傷つけたりする恐れがある。
また、第1パネル10の外縁巻部12における巻終端E1と、内縁巻部22の内周面の間には、隙間が形成されているため、外縁巻部12が拡径する向きに弾性変形する際に、その巻終端E1が内縁巻部22の内周面に突き当たって、拡径の妨げとならないようになっている。
Lが2.2πRを下回ると、巻き長さが短すぎて、巻終端E1が外縁巻部12の外部に露出してしまい、スライド操作時に、手指を傷つけたり、パネル本体11に引っかかる等して操作に支障が生じる恐れがある。Lが4.0πRを上回ると、巻長さが長すぎて、材料コストがかさむとともに巻終端E1が内縁巻部22の奥部に入り込む等してスライド操作時の摩擦抵抗が大きくなる恐れがある。
外縁巻部12および内縁巻部22の巻径は特に限定されないが、1.5~5mmが例示できる。二枚の金属箔を重ね合わせてプレス成形することで外縁巻部12および内縁巻部22を形成する場合は、内縁巻部22の巻径は外縁巻部12の金属箔の厚み分小さくなる。
実施形態の製造方法を実施するに当たっては、図5のようなプレス成形機を用いる。プレス成形機は、金型としての上型30と下型40とを有し、その上型30と下型40の合せ面(プレス面)においてプレス成形をおこなう。
同様に、下型40は、型本体41と、型本体41の外周に隣接して配置された昇降体42と、昇降体42の外周に隣接して配置された外枠体43を有する。昇降体42は、型本体41および外枠体43とは独立して昇降動作をおこなえるようになっている。昇降体42の合せ面には、半円形のカーリング溝42aが設けられている。
このとき、上型30の型本体31と下型40の型本体41により、第1パネル10のパネル本体11および第2パネル20のパネル本体21が成形される。
金属箔f1、f2は、昇降体32、42と外枠体33、43の境界で所定寸法にカットされ、かつその外縁部が、型本体31、41と昇降体32、42の境界から下向きに折り曲げられて折り曲げ部が形成される。
この折り曲げ部の長さが、外縁巻部12および内縁巻部22の巻き長さとなり、折り曲げ部の端縁はカーリング空間に導入されている。
このとき、段差部32bが存在することから、内外の縁巻部12、22の巻始端S1,S2の側よりも、巻終端E1,E2のほうが、より内側に強制的に巻き込まれることになり、第1パネル10の外縁巻部12の外周面と、第2パネル20の巻始端S2との間に自ずと隙間が形成されることになる。
段差素材となる金属箔f1、f2に由来する縁巻部の内部のスプリングバックが0.1mm程度あることを見込んでも、上記0.2mm≦d≦1.0mmが成立するような、十分な隙間が形成されたパネル複合体を、安定的にかつ隙間管理が容易に製造することができる。
縁巻部の巻径はカーリング溝32a、42aの径に制約されるため、内縁巻部22については、外縁巻部12と重なり合う箇所のほうが、外縁巻部12と重なり合わない箇所よりも巻径が金属箔f1の厚みに相当する分だけ小さくなる。したがって、排気口カバー1が成形された状態で、内縁巻部22の外側に露出した箇所と外縁巻部12内に隠れた箇所の境界に段差ができる。
実施形態では、金属箔f1の厚みを小さくしているため、内縁巻部22の上記段差も小さくなり、第1パネル10と第2パネル20を総合にスライドさせる際に、外縁巻部12が内縁巻部22の段差を乗り越えるのに要する力が低減されている。
10 第1パネル
11 パネル本体
11a リブ
12 外縁巻部
20 第2パネル
21 パネル本体
21a リブ
22 内縁巻部
30 上型
31 型本体
32 昇降体
32a カーリング溝
32b 段差部
33 外枠体
40 下型
41 型本体
42 昇降体
42a カーリング溝
43 外枠体
50 従来の上型
51 型本体
52 昇降体
52a カーリング溝
53 外枠体
60 従来の下型
61 型本体
62 昇降体
62a カーリング溝
63 外枠体
K システムキッチン
I IH調理器
D 排気口
S1 第1パネルの巻始端
E1 第1パネルの巻終端
S2 第2パネルの巻始端
E2 第2パネルの巻終端
t1 第1パネルの厚み
t2 第2パネルの厚み
d 内縁巻部の巻始端から外縁巻部の外周面までの距離
f1 第1パネル用の金属箔
f2 第2パネル用の金属箔
f3 従来の第1パネル用の金属箔
f4 従来の第2パネル用の金属箔
r1 上型のカーリング溝の曲率半径
r2 下型のカーリング溝の曲率半径
w 段差部の段差
Claims (7)
- パネル本体と、前記パネル本体の外縁をカールさせることで形成される外縁巻部を有する、金属箔から成形された第1パネルと、
金属箔から成形され、パネル本体と、前記パネル本体の外縁をカールさせることで形成されかつ前記第1パネルの外縁巻部に挿入される内縁巻部を有する、金属箔から成形された第2パネルと、を備え、
前記第1パネルと前記第2パネルは、前記外縁巻部および前記内縁巻部の長さ方向に沿って相対的にスライドさせることが可能であり、
前記第1パネル用の金属箔と前記第2パネル用の金属箔とを重ね合わせた状態で、前記外縁巻部が外側に前記内縁巻部が内側になるように同時に成形することにより、前記内縁巻部の前記外縁巻部に挿入されている箇所と挿入されていない箇所の間で段差が形成されているものであり、
前記第1パネルの外縁巻部の外周面と、前記第2パネルの前記パネル本体から内縁巻部のカールが開始される巻始端との間に隙間が形成されており、
前記隙間は、
前記内縁巻部の巻始端と、その巻始端からパネル本体の面に沿って延長された仮想面と前記外縁巻部の外周面との交差部との距離をdとした場合、
0.2mm≦d≦1.0mmが成立するような、
前記スライド時に前記外縁巻部が前記内縁巻部の前記段差を乗り越えるための弾性拡径を許容する隙間である、パネル複合体。 - 前記第1パネルの外縁巻部における巻始端から巻終端までの巻き長さをLとし、
前記第1パネルの外縁巻部の巻始端における曲率半径をRとした場合、
2.2πR≦L≦4.0πRが成立する請求項1に記載のパネル複合体。 - 前記第1パネルの外縁巻部における巻終端と、内縁巻部の内周面の間に隙間が形成されている請求項1または2に記載のパネル複合体。
- キッチンレンジの排気口カバーである請求項1から3のいずれかに記載のパネル複合体。
- 前記金属箔は、アルミニウム箔である請求項1から4のいずれかに記載のパネル複合体。
- 重ね合せた二枚の金属箔を上下の金型でプレスして第1パネルのパネル本体および第2パネルのパネル本体を成形する工程と、
重なり合う前記第1パネルのパネル本体の外縁および第2パネルのパネル本体の外縁を、前記上下の金型の型本体にそれぞれ隣接する上下の昇降体を下降させることで、下方に折り曲げて折り曲げ部を形成すると同時に、その折り曲げ部の端縁を前記上下の昇降体の合せ面に設けられた断面略円形のカーリング溝に導入する工程と、
前記昇降体を上昇させることで前記折り曲げ部をカーリング溝の内周面に沿うように上方に巻き上げることで、第1パネルのパネル本体の外縁に外縁巻部を、第2パネルのパネル本体の外縁に内縁巻部を、外縁巻部が外側に内縁巻部が内側になるように、それぞれ形成する工程と、を含み、
前記外縁巻部および内縁巻部を形成する工程が、
前記上下の昇降体として、
前記上側の昇降体の断面略半円形のカーリング溝の曲率半径は、
前記下側の昇降体の断面略半円形のカーリング溝の曲率半径よりも小さく、
かつ前記上側の曲率半径の小さなカーリング溝と下側の曲率半径の大きなカーリング溝とが、前記上下の昇降体の合せ面において前記上下の型本体から遠離する側で溝縁の位置が一致し、前記上下の型本体に近接する側で溝縁の位置がずれて段差部が形成されているものが用いられ、
前記段差部により、前記第1パネルの前記外縁巻部の外周面と、前記第2パネルの前記パネル本体から内縁巻部のカールが開始される巻始端との間に隙間が形成されるように行われる、パネル複合体の製造方法。 - 前記上下の昇降体の合せ面における、前記上側のカーリング溝と下側のカーリング溝の合せ面における段差部の段差をwとした場合、
0.3mm≦w≦1.1mm以下が成立する請求項6に記載のパネル複合体の製造方法。
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