JP2009538803A5 - - Google Patents

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タブ、タブ製造工具、及びタブ製造方法
本発明は、概して、ビール/飲料用缶エンドと食品用缶エンドに使用されるタブと、タブ製造用工具と、タブを製造する方法とに関している。
タブは、通常、缶エンドに固定されており、缶エンドにタブを固定するリベットの回りで回転するようにタブを引き上げることで、タブのリフト部が持ち上げられて、缶エンドが開けられる。タブのリフト部を上方に上げることで、缶エンドに配置されたスコアライン(score line)に亀裂が生じて、エンドユーザが缶エンドの中身にアクセスすることが可能となる。
缶製造産業においては、毎年、約3000億の缶が製造されている。缶製造産業は、多数の缶を製造するために、大量の金属を消費する。缶製造業者は、彼らの金属消費を減らすために、タブと、缶エンドと、缶ボディとを製造するのに使用される金属の寸法(gauge)を低減するように常時努力している。
タブの製造に使用されるタブ用ストック(stock)の寸法を低減することについては、寸法が低減された金属から、均一で十分な強度を有するタブを製造するという問題がある。また、タブ用ストックは、タブのカール部のよじれ(kinks)及びしわを生じることから、美感に訴えるタブを製造するという問題もある。金属が予測可能な態様で移動しないので、よじれとしわが、タブに製品差をもたらし、更には、タブ強度が不均一となる問題を引き起こす。
その結果、タブと、タブを製造する工具と、タブを製造する方法とに関する分野では、寸法が低減されたタブ用ストックから、均一で十分なタブ強度を有するタブを製造するという必要が存在している。また、タブと、タブを製造する工具と、タブを製造する方法に関する分野では、寸法が低減されたタブ用ストックから、タブのよじれとしわが低減されており、より美感に訴えるようなタブを製造する必要も存在している。
本発明の目的は、寸法が低減されたタブ用ストックから、均一で十分なタブ強度を有するタブを製造できるように、タブと、タブを製造する工具と、タブを製造する方法とを与えることである。
本発明のもう一つの目的は、寸法が低減されたタブ用ストックから、タブのよじれとしわが低減されており、美感により訴えるタブを製造できるように、タブと、タブを製造する工具と、タブを製造する方法とを与えることである。
本発明の幾つかの目的は、缶エンドに付けられるタブを与えることで達成される。タブは、タブの前端に配置されるノーズ部と、タブの後端に配置されるリフト部とを備えている。ノーズ部とリフト部は、タブの外周面に近接して配置されるカール部又は巻き部(hemmed portions)を有している。リベット受け部は、ノーズ部に近接して配置され、リベット孔を有している。リベット受け部は、ノーズ部に取り付けられる。上面である第1面と、下面である第2面とが、タブに設けられている。各々が帯状の薄肉部である1又は複数弧状のストリップが、タブの外周面に近接して、タブの第2面に設けられる。さらに、1又は複数弧状のストリップは、タブのカール部又は巻き部の中の予め選択された部分へと更に成形されている。
本発明の別の目的は、第1面及び第2面を有しており、缶エンドに付けられるタブを製造する工具をもたらすことで達成される。第1工具は、第1突起に繋がる弧状面に接続される概ね平坦な第1面を有している。第2工具は、第2突起に繋がる概ね平坦な第2面を有している。概ね平坦な第1面と、第1工具の弧状面とは、第2工具の突起と協動して、タブの第2面に、タブの外周面に近接した弧状のストリップを形成するように構成されている。第1工具の弧状面は、第2工具上で、タブの外周面をこする(wipe)ように構成されている。
本発明の別の目的は、缶エンドに付けられるタブを製造する方法をもたらすことで達成される。その方法は、第1面、第2面及び外周面を有するタブを与える工程と、タブの第2面に、タブの外周面に近接するようにして、1又は複数弧状のストリップを形成する工程と、タブの周辺部をこすって弧状の周辺部を形成する工程とを含んでいる。
図1は、食品用缶エンドに付けられるタブの上面図である。 図2は、タブのカール部又は巻き部の垂直断面図である。 図3は、弧状のストリップ部を有するタブの下面図であって、説明上、ストリップ部は黒色で示されている。 図4は、タブの側面図である。 図5は、従来技術のタブのカール部又は巻き部の垂直断面図である。 図6は、加工プレスに結合された工具の垂直断面図である。 図7は、工具の垂直断面図であって、図6の円内を示している。 図8は、タブを曲げる、カールする、又は成形するように構成された工具の垂直断面図である。 図9は、タブを曲げる、カールする、又は成形するように構成された工具の垂直断面図である。 図10は、よじれた、又はしわがあるカールがある従来技術の飲料用タブの下面図である。
説明上の目的から、以後、用語「上」、「下」、「垂直」、「水平」、「軸」、「最上」、「底」、「後」、「裏」及びそれらの派生語は、図面において方向付けられているようにして本発明と関係しているものとする。しかしながら、相入れないことが明確に特定されている場合を除いて、本発明が様々な代替的構成を仮定してよいことは理解されるべきである。また、図面に図示されており、明細書にて説明された特定の構成要素は、本発明の単に典型な実施例であることは理解されるべきである。それ故に、明細書に開示されている実施例に関して特定されている大きさ、向き、及びその他の物理的特徴は、限定を意図していない。
本明細書で使用されているように、用語「留め具」は、ダウエルピン、ファスナ、リベットなどの、適切な任意の固定、接続、又は締付け機構を意味する。本明細書で使用されているように、2以上の部品が互いに結合されている旨の記載は、それら部品が直接的に互いに結合されているか、1又は複数の中間部品を介して間接的に互いに結合されていることを意味する。本明細書で使用されているように、用語「弧状」は、楕円又は円状の(i)弧、(ii)アーチ、(iii)曲がり、(iv)弓(bow)、(v)カーブ、及び、(vi)1又は複数の曲率半径を有するようなもの、を意味する。本明細書で使用されているように、用語「タブ」は、1又は複数の成形工程及び/又は工具を用いた工程を施された堅い材料を意味する。
図1には、本発明のタブ(10)が示されている。タブ(10)は、タブ(10)の先端にあるノーズ部(12)と、タブ(10)の後端にあるリフト部(14)とを含んでいる。ノーズ部(12)とリフト部(14)の各々は、その周辺に沿って略U字状になっており、それら2つの部分は、お互いに補完して、略楕円又は略長円状のタブ(10)を形成する。ノーズ部(12)とリフト部(14)は、タブ(10)の外周面(18)に近接したカール部又は巻き部(16)であってよい。図2は、カール部又は巻き部(16)の垂直断面図である。タブは、ノーズ部(12)に近接したリベット受け部(20)を有している。リベット受け部(20)は、リベット孔(22)を有しており、パネルを用いてノーズ部(12)に取り付けられる。
タブ(10)には、タブ(10)の上面である第1面(24)と、タブ(10)の底面である第2面(26)とが設けられている。各々が帯状の薄肉部である1又は複数弧状のストリップ部(28)は、タブ(10)の外周面(18)の近くにて、第2面(26)上に設けられている。図3を参照すると、弧状のストリップ部(28)は、タブ(10)上で配置可能な場所を図示する目的で黒色で示されているが、本発明を限定することを意図していない。黒色の強調表示は、単に説明を目的としている。弧状のストリップ部(28)は、タブ(10)の予め選択された領域であって、変形して、薄くなって、又は、弱くなっており、限定ではなく例として、圧印(coining)工具、スコア(score)工具などで形成される。図4は、弧状のストリップ部(28)の側面図である。図では、弧状のストリップ部(28)がノーズ部(12)に近接しているが、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、リフト部(14)に近接した外周面(18)をカール又は巻くことを望むならば、弧状のストリップ部(28)が追加的に、リフト部(14)に近接して配置されてもよいことを理解するであろう。
弧状のストリップ部(28)は、予め選択された成形領域(forming band)を規定し、該領域によって、タブ(10)がカール用ダイ(curling die)と接触した際に、弧状のストリップ部(28)が容易に曲げられ、カールし、又は成形される。材料が変形し、薄くなり、又は弱くなっているので、タブ(10)におけるその他の材料が引き続いて、金属の移動が改善された制御手法で、曲がり、カールし、又は、カール部若しくは巻き部(16)を形成する。更なる利点として、弧状のストリップ部(28)によって、カール部又は巻き部(16)は、寸法が低減されたタブ用ストックから製造可能となる。これは、成形領域によって、弧状のストリップ部(28)と、それに引き続くタブ(10)におけるその他の材料とが、金属の移動が改善された制御手法で、曲がり、カールし、又は、成形されることによる。曲げ、カール、又は成形プロセスにおいて金属の移動が改善されることで、カール部又は巻き部(16)に現れるよじれ及びしわが、タブ(10)にて低減する。図10には、従来技術の飲料用タブが図示されており、よじれた又はしわのあるタブが示されている。開示され、特許請求の範囲に記載されたコンセプトは、タブ(10)におけるよじれ又はしわの形成を少なくする。カール部又は巻き部(16)にてよじれ又はしわが低減される利点は、例えば、(i)カール部又は巻き部(16)が、より滑らかに仕上げられた外観を有し、美感を強調すること、(ii)カール部又は巻き部(16)が、タブ(10)の強度を高める新規な形状に形作られること、(iii)カール部又は巻き部(16)が非常に均一になって、タブ(10)の強度がより均一になることとがあるが、これらに限定されない。
図2から理解されるように、1又は複数弧状のストリップ部(28)は、さらにまた、タブ(10)のカール部又は巻き部(16)の予め選択された部分(30)へと成形されている。 図2を見ると、タブ(10)カール部又は巻き部(16)の予め選択された部分(30)は、タブ(10)のカール部又は巻き部(16)の全体的な形状を、当該産業で採用されているある種の既存のカール(32)から変化させている。図5は、当該産業で採用されている既存のカール(32)の垂直断面図である。図2から理解できるように、予め選択された部分(30)は、接触部(34)に近接して配置されている。タブ(10)の上面(36)は、第1の水平軸(38)を規定し、接触部(34)は、第2の水平軸(40)を規定する。第1軸(38)は、第2軸(40)に対して略平行である。接触部(34)は、弧状のストリップ部(28)から形成された材料の曲げ部、隅部、又は折れ部(42)を有している。
図2と図5を比較することで理解されるように、タブ(10)は、既存のカール(32)よりも目立った内壁部(44)を有している。内壁部(44)は、曲げ部、隅部、又は折れ部(42)に近接している。内壁部(44)は、既存のカール(32)よりも垂直方向に大きく起き上がっており、タブ(10)に与えられるより大きな開き力(opening force)に耐えることができる。接触部(34)は、タブ(10)の第2面(26)へのタブ(10)の第1面(24)の接触を増加させ、タブ(10)のカール部又は巻き部(16)の予め選択された部分(30)へと更に成形された1又は複数弧状のストリップ部(28)に近接している。第2面(26)に結合した第1面(24)の接触部(34)は、図2の曲げ部、隅部、又は折れ部(42)に起因している。図2に示されているように、曲げ部、隅部、又は折れ部(42)を概ね通るように引いた軸は、内壁部(44)を通るように引いた別の軸に対して、約0度から約40度の角度θを成している。逆に、図5に示すように、カール(32)の曲げ部を概ね通るように引いた軸は、カール(32)の壁部を通るように引いた別の軸に対して、45度よりも大きい角度θを成している。図2に示した例は、0度から40度の角度θを有しているが、θは、0度と40度の間のどの値でもよく、その範囲内に含まれるその他の範囲を有してよいことを理解すべきである。内壁部(44)が垂直方向により大きく起き上がっていることで、カール部又は巻き部(16)の全体的な剛性が増加し、タブ(10)の強度は改善する。タブ(10)の強度が改善することで、タブ(10)は、寸法が減少したタブ用ストックから製造可能となり、タブ(10)のよじれ及びしわは減少する。図10には、よじれ又はしわがあるカールを有する従来技術の飲料用タブが示されている。
リベット受け部(20)は、略半円形、略正方形、又は略四角形のパネルであって、ノーズ部(12)の後方に配置されており、中央にリベット孔(22)を有している。リベット孔(22)は、インテグラルリベット(integral rivet)(46)を受け入れるように形成されており、ノーズ部(12)が缶エンド(48)に対して回転可能なように、タブ(10)が缶エンド(48)に付けられる。リベット受け部(20)は、パネル(50)に沿って、ノーズ部(12)に一体的に取り付けられる。C字形のスロット(52)は、リベット孔(22)の外周部分とリベット受け部(20)の外周部分とを囲っている。C字形のスロット(52)は、タブ(10)の可撓性を更に促進する開口であって、C字形のスロット(52)の対向する端部は、支点(54)を規定する。支点(54)回りで、タブ(10)は上下に回転する。
V字形のデタント(detent)(56)が、パネル(50)に近接して設けられている。V字形のデタント(56)によって、タブ(10)は、インテグラルリベット(46)に対して簡単又は容易に曲げられる。V字形のデタント(56)は、缶エンド(48)を開けるのに必要な開き力を低減する。
リフト部(14)は、缶エンド(48)を開けるために、エンドユーザによって動かされるタブ(10)の一部である。リフト部(14)は、略U字形であって、カール部又は巻き部(16)は、リフト部(14)の外周面に沿って配置されている。カール部又は巻き部(16)は、リフト部(14)に近接して配置されており、リフト部(14)の下でカールしているか、巻かれている。リフト部(14)は、ユーザが動かすために、リフト部(14)の表面を貫通した指孔(58)を含んでいる。指孔(58)は、楕円形の形状を有するように示されているが、当業者であれば、指孔(58)が円、長円、又はその他の幾何学的形状であってよいことを理解するであろう。
図1を参照すると、本発明のタブ(10)が示されており、食品用に使用される一般的な缶エンド(48)に付けられている。缶エンド(48)は、略円形のエンドパネル(60)を有しており、円周方向に延びている隆起したカール(62)を含んでいる。このカール(62)は、適当な食品用缶のボディ(図示せず)などに缶エンド(48)を取り付けるために使用される。一般的に、缶エンド(48)は、合金鋼のシートやアルミニウム合金のシートで製造される。
エンドパネル(60)は、エンドパネル(60)を囲うスコアライン(64)で規定されており、スコアライン(64)で亀裂が生じると、エンドパネル(60)は、エンドユーザによって缶エンド(48)から取り除かれる。スコアライン(64)には、通常、エンドユーザがタブ(10)のリフト部(14)を掴むことで亀裂が生じる。つまり、エンドユーザはリフト部(14)を上方に上げ、インテグラルリベット(46)が前方に曲げられて、その結果、ノーズ部(12)とV字形デタントが、下方に曲がって、スコアライン(64)に亀裂が入る。エンドユーザは、その後、リフト部(14)を引いて、缶エンド(48)の残部からエンドパネル(60)を取り除いてよい。
図1と明細書の開示は、食品などを入れることを目的とする食品用の缶エンドを対象としているが、本発明のタブ(10)はまた、その他のタイプの缶エンドに適用されて、缶エンドに係留されてもよく、又は、例えばビール/飲料用の缶エンドのような缶エンドから取り除かれてもよい。当業者であれば、本発明の教示は、食品用に加えてビール/飲料用に使用される缶エンドに等しく適用されることを理解するであろう。そのようなものとして、本発明のタブ(10)は、食品用缶エンド、ビール/飲料用缶エンド、及びその他の缶エンドに付けられるタブを包含する。その他の缶エンドに付けられる本発明のタブ(10)の詳細は、明細書と図を簡単化する目的から省略されている。
本発明のタブ(10)を製造するための工具と方法では、複数のタブ(10)に加工される材料が加工プレスに運ばれる。加工プレスの一般的な工程において、材料は、少なくとも1つの上側の工具部材と少なくとも1つの下側の工具部材との間に入れられる。これら工具部材は、開いており、間隔があって、離間するように配置されている。ラムが、上側工具部材を下側工具部材に向かって進めることで、様々な工具工程のどれかが、例えば、リベット形成、ホールパンチング、スコアリング、パネリング、エンボス加工及び/又は最終カシメ加工が実行される。特定の工程が実行された後、プレスラムは、上側工具部材と下側工具部材が再度、開いており、間隔があって、離間するように配置されるまで戻る。部分的に加工された材料は、タブ(10)が完全に形成されて加工プレスから出されるまで、次の工具ステーションに運ばれる。材料が所定の工具工程を終えると、さらなる材料が、例えば連続したシートの部分として、空いている位置に入れられて、製造プロセスが連続的に繰り返される。
タブ(10)を製造するための工具(66)と、本発明のタブ(10)を製造するための方法とが、図6乃至図9に示されている。図6に描かれているように、本発明の工具(66)は、加工プレス(70)に結合されたダイ(68)に結合されている。工具(66)の詳細は、図7に示されている。第1手段(72)は、第1突起(78)に繋がる弧状面(76)に接続された略平坦な第1面(74)を有している。第2手段(80)は、第2突起(84)に繋がる略平坦な第2面(82)を有している。第2手段(80)は、ブロック(86)と結合している。ブロック(86)は、留め具(88)を用いて加工プレス(70)と結合されている。ストリッパ手段(90)が、第1手段(72)に近接して配置されており、パンチ(92)の一部とガイド手段(94)の一部とが、ストリッパ手段(90)の中に配置されている。パンチ(92)は、タブ(10)のC字形スロット(52)をこするように構成されている第3突起(96)を有している。ダイ(98)は、第2手段(80)に近接して配置されており、挿入部材(100)が、ブロック(86)内に配置されている、ダイ(98)及び挿入部材(100)は、第3突起(96)によってC字形スロット(52)から除去される金属を受け取る開口(102)を規定する。ブロック(86)は、ガイド手段(94)を受け入れるように構成された窪み(103)を有している。
以下で説明する成形ステップ又は処理は、加工プレス(70)のラム(図示せず)が降下を開始すると、このステーションで起こる。第1手段(72)の略平坦な第1面(74)と弧状面(76)は、第2手段(80)の第2突起(84)と協動して、タブ(10)の第2面(26)に、タブ(10)の外周面(18)に近接した弧状のストリップ部(28)を形成する(図3乃至図4)。タブ(10)の第2面(26)は、タブ(10)の底面である。第2突起(84)は、圧印手段、スコアナイフなどであってもよい。第1手段(72)の一部と、第2手段(80)の第2突起(84)とが、第1手段(72)と第2手段(80)の間でタブ(10)の材料を固定して、予め選択された成形領域を規定する弧状のストリップ部(28)が形成される。第1手段(72)の弧状面(76)は、第2手段(80)上でタブ(10)の外周面(18)をこすって、タブ(10)に弧状面(104)(図4参照)を形成する。パンチ(92)の第3突起(96)は、C字形スロット(52)の材料を下方にこすって、C字形スロット(52)と結合する。C字形スロット(52)から除去された材料は、開口(102)を通って、ステーション外に移動する。ガイド手段(94)は、指孔(58)を保持して指孔(58)と結合する。
次に、加工プレス(70)のラムは、上述の加工ステップが完了すると上昇を開始する。ラムが上昇すると、ストリッパ手段(90)が付勢されて、C字形スロット(52)と結合したパンチ(92)と、指孔(58)と結合したガイド手段(94)とが、それらの孔から持ち上がる。ストリッパ手段(90)は、タブ(10)の第1面(24)から上がる最後の手段であって、タブ(10)は、ストリッパ手段(90)によって、パンチ(92)とガイド手段(94)から分離する。
図7は、加工プレス(70)におけるタブ用ダイの1つの工具ステーションの概要を示しているが、当業者であれば、その他の多くの工具ステーションが加工プレス(70)のタブ用ダイに含められてよいことは理解できるであろう。各ステーションは、1又は複数の工具を含んでいてよく、各工具は、材料に工具工程を実行する。限定された数のステーションが図に含まれているが、本発明のタブ(10)を製造する方法は、図に示されておらず、当該分野で知られたその他の多数のステーションを含んでよい。さらに、ステーションの各々は、個々のマシンハウジングに、1つのマシンハウジングに、又はそれらの任意の組合せに納めされてよい。
材料は、当該分野で知られた任意の手段を用いて、加工プレス(70)を通って運ばれてよい。通常、材料は、最初は、シート状で、又はカールされずに加工プレス(70)に供給されて、その後、個々のタブ(10)を形成する材料に十分な工具工程が施されるまで、堅いシートとしてステーション内を運ばれる。さらに、タブ(10)を製造する材料は比較的延性のある金属であって、例えば、アルミニウム合金のシートである。しかしながら、タブは、必要に応じて、例えば、合金鋼のシートなどのような、条件を満たすその他の材料から作られてもよい。
図8及び図9を参照すると、第3手段(106)が示されている。第3手段(106)は、弧状面(108)を有している。タブ(10)の外周面(18)は、第3手段(106)の弧状面(108)と接触して、弧状のストリップ部(28)を曲げ、カールし、又は成形して、中間的な巻き部(110)を形成し、タブ(10)のその他の材料(112)は、中間的なカール部又は巻き部(110)に続いて、最終的なカール部又は巻き部(16)を形成するように構成されている。弧状のストリップ部(28)は、予め選択された成形領域を規定する。タブ(10)が第3手段(106)と接触すると、予め選択された成形領域によって、弧状のストリップ部(28)は容易に曲がり、カールし、又は成形される。これは、材料が変形している、薄くされている、又は弱くされているので、タブ(10)のその他の材料(112)が引き続いてさらに曲がり、カールし、又は成形されて、金属の移動が改善された制御方法で、カール部又は巻き部(16)が与えられることによる。
さらなる利点として、弧状のストリップ部(28)によって、カール部又は巻き部(16)は、寸法が低減されたタブ用ストックから製造できる。これは、予め選択された成形領域によって、弧状のストリップ部(28)とそれに引き続くタブ(10)のその他の材料とが、金属の移動が改善された予測可能な方法によって、曲がり、カールし、又は成形されるからである。曲げ、カール、又は成形プロセスにおける金属の移動が改善することで、カール部又は巻き部(16)に現れるよじれ又はしわが低減されたタブ(10)が得られる。カール部又は巻き部(16)のよじれ又はしわが低減される利点については先述した。よじれ又はしわがあるカールを有する従来技術の飲料用タブについては、図10を参照のこと。
タブ(10)を製造する工具及び方法は、追加の工具ステーションと工程を含んでいてもよい。追加されるそれらの工具ステーション及び工程は、添付の図面と明細書では、簡単化のために省略されている。
本発明の具体的な実施例が詳細に説明されたが、当該分野における通常の知識を有する者であれば、それらの詳細について、開示の全教示を考慮して様々な変更及び代替が展開され得ることを理解するであろう。従って、開示された特定の構成は、説明のみを目的としており、特許請求の範囲の全体的な領域及びその全ての均等物として与えられるべき本発明の範囲を制限することを意味していない。
(10) タブ
(12) ノーズ部
(14) リフト部
(16) カール部
(18) 外周面
(20) リベット受け部
(22) リベット孔
(28) 薄肉部
(48) 缶エンド
(52) スロット
(54) 支点
(58) 指孔
(70) 加工プレス
(72) 第1手段
(74) 第1面
(76) 弧状面
(78) 第1突起
(80) 第2手段
(82) 第2面
(84) 第2突起
(108) 弧状面

Claims (11)

  1. 缶エンド(48)に付けられるタブ(10)において、
    タブ(10)の前端に配置されるノーズ部(12)と、
    タブ(10)の後端に配置されるリフト部(14)
    リベット孔(22)を有しており、ノーズ部(12)に近接して配置され、ノーズ部(12)に付けられるリベット受け部(20)と、
    タブ(10)の外縁に設けられたカール部(16)とを有しており、
    カール部(16)は、タブ材料の縁部を曲げてカールさせることで形成され、
    タブ材料の縁部は、1又は複数の帯状の薄肉部(28)を有しており、
    1又は複数の帯状の薄肉部(28)は、タブ材料の外周面(18)に近接して、タブ材料の下面に形成され、
    タブ材料の外周面(18)は、弧状の凸面であり、
    タブ材料の外周面(18)を、工具に形成された凹状の弧状面(108)と接触させることで、タブ材料の縁部が、曲げられ、カールされるタブ。
  2. リベット孔(22)に隣接して配置され、リベット孔(22)の外周とリベット受け部(20)の外周の一部を囲っており、対向する端部を有するスロット(52)を更に備えており、
    スロット(52)の対向する端部は、支点(54)を規定し、リフト部(14)は、その支点回りで上下に回転する、請求項1に記載のタブ。
  3. スロット(52)はC字形のスロットである、請求項2に記載のタブ。
  4. 缶エンド(48)は、ビール用缶エンド、飲料用缶エンド、及び食品用缶エンドからなる群から選択される、請求項に記載のタブ。
  5. フト部(14)に配置される指孔(58)を更に備える、請求項1に記載のタブ。
  6. 1又は複数の帯状の薄肉部(28)は、圧印手段及びスコア手段からなる群から選択される手段を用いて形成されている、請求項1に記載のタブ。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載のタブ(10)を製造するのに使用される加工プレス(70)であって、
    第1突起(78)に繋がる弧状(76)に接続された略平坦な第1面(74)を有する第1手段(72)と、
    第2突起(84)に繋がる略平坦な第2面(82)を有する第2手段(80)とを備えており、
    第1手段(72)の略平坦な第1面(74)弧状(76)は、第2手段(80)の第2突起(84)と協動して、タブ材料の下面に、1又は複数の帯状の薄肉部(28)を形成し、
    第1手段(72)弧状(76)は、第2手段(80)上でタブ材料の外周面(18)こすって、弧状の凸面にするように構成されている加工プレス
  8. 第2手段(80)第2突起(84)は、丸くなっているか、スコアナイフである、請求項に記載の加工プレス
  9. 第1手段(72)の一部と第2手段(80)の第2突起(84)は、第1手段(72)と第2手段(80)の間でタブ材料を固定して、1又は複数の帯状の薄肉部(28)を形成する、請求項に記載の加工プレス
  10. 請求項1乃至6の何れかに記載のタブ(10)を製造する方法において、
    タブ材料をプレス加工する工程を含んでおり、
    上記工程は、タブ材料の外周面(18)に近接して、1又は複数の帯状の薄肉部(28)をタブ材料の下面に形成する工程と、タブ材料の外周面(18)をこすって、弧状の凸面にする工程と、
    を含んでいる方法。
  11. 1又は複数の帯状の薄肉部(28)は、圧印手段及びスコア手段からなる群から選択される手段を用いて形成され、請求項10に記載の方法。
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