JP7128493B2 - 振動発電素子 - Google Patents

振動発電素子 Download PDF

Info

Publication number
JP7128493B2
JP7128493B2 JP2020568161A JP2020568161A JP7128493B2 JP 7128493 B2 JP7128493 B2 JP 7128493B2 JP 2020568161 A JP2020568161 A JP 2020568161A JP 2020568161 A JP2020568161 A JP 2020568161A JP 7128493 B2 JP7128493 B2 JP 7128493B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
vibration power
frame
movable
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020568161A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020153362A1 (ja
Inventor
洋 年吉
浩章 本間
裕幸 三屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University of Tokyo NUC
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
University of Tokyo NUC
Saginomiya Seisakusho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University of Tokyo NUC, Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical University of Tokyo NUC
Publication of JPWO2020153362A1 publication Critical patent/JPWO2020153362A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7128493B2 publication Critical patent/JP7128493B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N1/00Electrostatic generators or motors using a solid moving electrostatic charge carrier
    • H02N1/06Influence generators
    • H02N1/08Influence generators with conductive charge carrier, i.e. capacitor machines

Description

本発明は、振動発電素子に関する。
近年、MEMS技術を利用した非常に小型の振動発電素子が開発されている。例えば、特許文献1では、櫛歯電極が形成された固定部に対して櫛歯電極が形成された可動電極部を振動させることで発電を行うようにしている。特許文献1に記載の振動発電素子では、3層構造のSOI(Silicon On Insulator)基板の一つの層に、固定部、可動部、可動部を弾性支持する支持梁部を形成し、固定部に対して可動部が振動したときに静電容量の変化を利用して発電を行っている。
日本国特許第6338070号公報
ところで、振動発電素子の大型化を抑えつつ発電量増大を図る方法の一つとしては、振動発電素子における固定部および可動部の面積の割合を大きくして静電容量の変化の増大を図る方法がある。しかしながら、特許文献1に記載の振動発電素子では、支持梁部の配置面積が必要なため、支持梁部が固定部および可動部の面積割合の増大を阻害する要因となっていた。その結果、支持梁部の分だけ振動発電素子が大型化するという課題があった。
本発明の第1の態様によると、振動発電素子は、絶縁層を介して第1層と第2層とが設けられた基板の前記第2層に形成される固定電極部および可動電極部と、前記絶縁層を介して設けられた前記第1層と前記第2層とで形成され、前記第2層において前記固定電極部を支持する枠体と、前記第1層に形成され、前記枠体の前記第1層に連結される梁部により前記可動電極部を弾性的に支持する弾性支持部と、前記可動電極部と前記弾性支持部とを電気的に接続する第1導通部とを備える。
本発明の第2の態様によると、第1の態様による振動発電素子において、前記第1導通部は前記可動電極部と連続する第2層に形成され、絶縁層を介することなく前記弾性支持部と対向する第1板状部材を備え、前記第1板状部材は、前記絶縁層を介することなく前記弾性支持部と対向する片持ち梁形状の第1変形部と、前記片持ち梁形状の第1変形部の先端に接続され、前記先端から前記第1変形部の根元方向に折り返すように延在し、前記弾性支持部に付着している第1付着部と、を有し、前記第1変形部および前記第1付着部は、前記第1板状部材の厚さ方向に貫通する孔が複数形成されていることが好ましい。
本発明の第3の態様によると、第1または第2の態様による振動発電素子において、前記枠体の前記第1層と前記第2層とを電気的に接続する第2導通部を備えることが好ましい。
本発明の第4の態様によると、第3の態様による振動発電素子において、前記第2導通部は前記枠体の前記第2層に形成され、絶縁層を介することなく前記枠体の前記第1層と対向する第2板状部材を備え、前記第2板状部材は、前記絶縁層を介することなく前記枠体の前記第1層と対向する片持ち梁形状の第2変形部と、前記片持ち梁形状の第2変形部の先端に接続され、前記先端から前記第2変形部の根元方向に折り返すように延在し、前記枠体の前記第1層に付着している第2付着部と、を有し、前記第2変形部および前記第2付着部は、前記第2板状部材の厚さ方向に貫通する孔が複数形成されていることが好ましい。
本発明の第5の態様によると、第1の態様から第4の態様のいずれかによる振動発電素子において、前記固定電極部は複数の固定櫛歯を有し、前記可動電極部は、前記複数の固定櫛歯と隙間を介して噛合するように配置される複数の可動櫛歯を有し、前記弾性支持部は、前記固定櫛歯に対する前記可動櫛歯の挿入量が変化する方向に変位可能に前記可動電極部を弾性支持することが好ましい。
本発明の第6の態様によると、振動発電素子は、第1層と第2層が絶縁層を介して積層されている基板の、前記第1層に形成された固定櫛歯電極と、前記第1層に形成され、前記固定櫛歯電極に対して可動する可動櫛歯電極と、前記第2層に形成され、前記可動櫛歯電極を弾性支持する弾性支持部と、前記第1層に形成され、前記可動櫛歯電極を前記弾性支持部に機械的、かつ、電気的に接続する接続部とを備える。
本発明によれば、振動発電素子の小型化を図ることができる。
図1は、振動発電素子の一例を示す平面図である。 図2は、振動発電素子のハンドル層とBOX層の形状を示す図である。 図3は、可動電極部に設けられた導通部の詳細を示す図である。 図4は、支持部に設けられた導通部の詳細を示す図である。 図5は、振動発電素子の形成手順を示す図である。 図6は、振動発電素子の形成手順を示す図であり、図5の工程に続く工程を説明する図である。 図7は、振動発電素子の形成手順を示す図であり、図6の工程に続く工程を説明する図である。 図8は、振動発電素子の形成手順を示す図であり、図7の工程に続く工程を説明する図である。 図9は、導通部に形成される貫通孔の寸法を説明する図である。 図10は、導通部の模式図である。 図11は、本実施の形態の振動発電素子の比較例を示す図である。 図12は、振動発電素子が収納されるケースの構造を示す部分断面図である。 図13は、導通部の他の例を示す図である。 図14は、本実施の形態の振動発電素子の変形例を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、振動発電素子1の一例を示す平面図である。振動発電素子1は、SOI(Silicon On Insulator)基板を用いて一般的なMEMS加工技術により形成される。SOI基板はSiのハンドル層2AとSiOのBOX層2BとSiのデバイス層2Cとから成る3層構造の基板である。図2は、振動発電素子1におけるハンドル層2AとBOX層2Bの形状を示す図である。
(振動発電素子1の構成)
振動発電素子1は、枠形状の枠体10と、枠体10に固定された4組の固定電極部11と、固定電極部11と対をなす可動電極部12と、可動電極部12を弾性的に支持する弾性支持部13と、可動電極部12を弾性支持部13に機械的、かつ電気的に接続する導通部15とを備えている。図1では、デバイス層2Cが図示表面側に設けられており、4組の固定電極部11および可動電極部12はデバイス層2Cに形成され、弾性支持部13は裏面側のハンドル層2Aに形成されている。枠体10は、BOX層2Bを介して設けられたハンドル層2Aとデバイス層2Cとで形成される。枠体10には、表面側のデバイス層2Cと裏面側のハンドル層2Aとを機械的、かつ電気的に接続する導通部14が2か所形成されている。また、可動電極部12の中央にも導通部15が同様に形成されている。各固定電極部11には電極パッド111が設けられ、導通部14にも電極パッド145が設けられている。
(弾性支持部13)
図2に示すように、弾性支持部13はハンドル層2Aに形成されている。この弾性支持部13は、デバイス層2Cに形成された可動電極部12が連結されて設けられる可動電極連結部130と、ハンドル層2Aに形成されている枠体10に可動電極連結部130を弾性的に支持する4組の梁部131とを備える。図1に示すデバイス層2Cの導通部15は、後述する変形部151を介して、ハンドル層2Aの可動電極連結部130に電気的に接続されている。したがって、SOI基板表面側の可動電極部12は、導通部15を介してSOI基板裏面側の可動電極連結部130に導通している。枠体10は矩形の枠形状を成し、ハンドル層2Aの弾性支持部13の4組の梁部131は、枠体10のハンドル層2Aに連結されている。
以上のとおり、デバイス層2Cの可動電極部12は、デバイス層2Cの導通部15の変形部151を介してハンドル層2Aの可動電極連結部130に連結され、可動電極連結部130が梁131により枠体10のハンドル層2Aに弾性支持されている。
図2のハッチングで示した領域S0は、枠体10のハンドル層2Aとデバイス層2Cとの間のBOX層2Bを示す。領域S1は、デバイス層2Cの固定電極部11と枠体10のハンドル層2Aとの間のBOX層2Bを示す。領域S2は、デバイス層2Cの導通部14と枠体10のハンドル層2Aとの間のBOX層2Bを示す。領域S3は、デバイス層2Cの可動電極部12とハンドル層2Aの可動電極連結部130との間のBOX層2Bを示す。
(固定電極部11と可動電極部12)
図1に示すように、4組の固定電極部11の各々は、x方向に延びる固定櫛歯110がy方向に複数並ぶ櫛歯列を有している。可動電極部12は、4組の固定電極部11に対応する4組の可動櫛歯群12Aを有している。各可動櫛歯群12Aは、x方向に延びる可動櫛歯120がy方向に複数並ぶ櫛歯列を成している。固定電極部11に形成された複数の固定櫛歯110と、その固定電極部11に対応する可動櫛歯群12Aの複数の可動櫛歯120とは、静止状態(中立状態)においてx方向に所定の噛合長をもって、隙間を介して互いに噛合するように配置されている。
外部からの衝撃が振動発電素子1に加わると、梁部131が弾性変形して可動電極部12が図1のx方向に振動する。固定櫛歯110および可動櫛歯120の少なくとも一方にはエレクトレットが形成されており、可動電極部12の振動により固定櫛歯110と可動櫛歯120との噛合長が変化して発電が行われる。固定櫛歯110および可動櫛歯120のそれぞれにエレクトレットを設けてもよい。
(導通部15)
図3は可動電極部12に設けられた導通部15を詳細に示す図であり、(a)は平面図、(b)はB1-B1断面図、(c)はB2-B2断面図である。導通部15は、デバイス層2Cに形成されている。導通部15は、枠部150と、変形部151と、付着部152とを備えている。変形部151の先端領域および付着部152は、ハンドル層2Aに形成された可動電極連結部130に、いわゆるスティクション現象により接触している。枠部150は、図2に示した領域S3のBOX層2Bを介してハンドル層2Aの可動電極連結部130に固定されている。変形部151の根元部分(図示左端)は枠部150に接続され、先端(図示右端)は連結部153を介して付着部152と繋がっている。付着部152は、デバイス層2Cに設けた導通部15の変形部151のたわみ変形により、その底面のほぼ全域がハンドル層2Aの可動電極連結部130に接触されている。導通部15の外観形状は、後述する図10に示されている。
変形部151および付着部152には、変形部151および付着部152の下部のBOX層2Bをエッチングするための貫通孔154が複数形成されている。後述するように、変形部151および付着部152と可動電極連結部130との間に存在していたBOX層2Bはエッチングにより除去され、変形部151の先端領域および付着部152の全体が、スティクション現象により可動電極連結部130に付着している。その結果、デバイス層2Cに形成された可動電極部12とハンドル層2Aに形成された可動電極連結部130とが、導通部15により導通する。
(導通部14)
図4は、枠体10のデバイス層2Cに設けられた導通部14を詳細に示す図であり、(a)は平面図、(b)はC-C断面図である。導通部14も、導通部15と同様の構造の変形部141,付着部142および連結部143を有し、変形部141および付着部142にはエッチング用の貫通孔144が複数形成されている。変形部141の根元部(図示下端)は導通部14の固定部140に接続されている。図4(b)に示すように固定部140は、図2に示す領域S2のBOX層2Bを介して枠体10のハンドル層2Aに固定されている。
変形部141および付着部142と枠体10のハンドル層2Aとの間に存在していたBOX層2Bはエッチングにより除去され、変形部141の先端領域および付着部142の全体が、スティクション現象により枠体10のハンドル層2Aに付着している。その結果、デバイス層2Cに形成された導通部14は、枠体10のハンドル層2Aと導通している。図2に示すように、枠体10のハンドル層2Aには弾性支持部13の梁部131が接続されている。そのため、導通部14は、枠体10のハンドル層2A,弾性支持部13および導通部15を介して可動電極部12と導通している。
(振動発電素子1の製造方法)
図5~8は、MEMS加工による振動発電素子1の形成手順の一例を示す図である。なお、図5~8では、図1の一点鎖線L1に沿った断面を模式的に示した。図5(a)に示す工程では、MEMS加工に用いられるSOI(Silicon On Insulator)基板の表裏両面に、LP-CVDによりSiN膜201およびPoly-Si膜202を成膜する。SOI基板の各層の厚さは、例えば、ハンドル層2Aが500μm、BOX層2Bが2μm、デバイス層2Cが100μmである。
図5(b)に示す工程では、電極パッド111を形成する領域のSiN膜201およびPoly-Si膜202を残すためのレジストマスクをSOI基板の表面側(デバイス層2C側の表面)に形成して、SF、CFを用いたRIE(Reactive Ion Etching)によりSiN膜201およびPoly-Si膜202をエッチングする。その結果、デバイス層2Cの表面にSiN膜201およびPoly-Si膜202のパターンが形成される。
図5(c)に示す工程では、基板の表裏両面にAl蒸着膜203を形成した後に、Al蒸着膜203をエッチングするためのレジストマスク(不図示)を形成し、そのレジストマスクを用いてハンドル層2Aおよびデバイス層2CをエッチングするためのAlマスクパターンP1~P6を形成する。パターンP1は固定電極部11の電極パッド111が設けられる部分のパターンであり、パターンP2は固定電極部11に関する固定櫛歯110のパターンであり、パターンP3は導通部15に関するパターンであり、パターンP4は、導通部14に関するパターンである。また、裏面側のパターンP5は可動電極連結部130に関するパターンであり、パターンP6は枠体10に関するパターンである。
図6(a)に示す工程では、基板表面側のAlマスクパターンP1~P4を用いて、DeeP-RIEによりデバイス層2Cをエッチングする。
図6(b)に示す工程では、基板表面側に保護用のアルミ蒸着膜204およびレジスト膜205を形成し、AlマスクパターンP5,P6を用いて裏面側のSiN膜201およびPoly-Si膜202をエッチングする。
図6(c)に示す工程では、ハンドル層2A上に形成されたSiN膜201,Poly-Si膜202およびAl蒸着膜203によるマスクパターンを用いて、DeeP-RIEによりハンドル層2Aをエッチングする。
図7(a)に示す工程では、SPM(Sulfuric acid Peroxide Mixture)洗浄により、基板上のレジスト膜205,およびAl蒸着膜203,204を除去する。さらに、SFを用いたRIEにより、基板表面および裏面のPoly-Si膜202を除去する。なお、Poly-Si膜202の除去は、後述するBOX層2Bのエッチングの後に行ってもよい。
図7(b)に示す工程では、BHF(バッファードフッ酸)を用いたウェットエッチングにより、露出しているBOX層2B(SiO)を除去する。DeeP-RIEにより形成されたハンドル層2Aおよびデバイス層2Cの貫通孔からBHFによりBOX層2Bがエッチングされ、固定櫛歯110同士が分離される。図7(b)には示していないが、可動櫛歯120同士も同様に分離される。また、図4に示したように導通部14の変形部141および付着部142の下側に存在するBOX層2BがBHFにより除去され、変形部141の先端領域および付着部142の全体が下側に対向するハンドル層2Aに付着する。図7(b)には示していないが、図3に示したように導通部15の変形部151および付着部152の下側に存在するBOX層2BがBHFにより除去され、変形部151の先端領域および付着部152の全体も下側に対向するハンドル層2Aに付着する。
図7(c)に示す工程では、エレクトレット膜を形成するために、Si層の表面にカリウムイオンを含むSiO膜206を形成する。
図8(a)に示す工程では、CFガスを用いたRIEにより、基板裏面のSiN膜201を除去する。そして、図8(b)に示す工程では、基板表面のSiN膜201を除去した領域に金属膜(例えば、アルミニウム)を成膜して電極パッド111を形成する。
上述した加工手順により、エレクトレット未形成の振動発電素子1のMEMS加工体が形成される。その後、周知のエレクトレット形成方法(例えば、日本国特許第5627130号公報等参照)により、固定櫛歯110および/または可動櫛歯120にエレクトレットを形成する。
図9は、導通部15の変形部151および付着部152に形成される貫通孔154の寸法を説明する図である。なお、導通部14の変形部141および付着部142に形成されている貫通孔144についても同様であり、その説明は省略する。図9(a)は導通部15の一部を示す平面図であり、図7(a)に示すBHFによるBOX層2Bのエッチングが行われる前の段階の状況を示したものである。
図9(a)の平面図において露出している部分のBOX層2Bおよび、図9(b)に示す付着部152とハンドル層2Aで形成される可動電極連結部130との間に介在するBOX層2Bは、図7(b)に示したようにBHFによるエッチングによって除去される。貫通孔154および溝孔155に浸入したエッチング液によるBOX層2Bのエッチングは等方的に行われるので、図9(c)のように、露出している部分のBOX層2Bの厚みが減少するとともに、符号R1で示す枠部150の下部にあるBOX層2Bおよび符号R2で示す付着部152の下部にあるBOX層2Bも図示左右方向にエッチングされることになる。
そして、図9(d)のように露出している部分のBOX層2Bの厚みがゼロとなるエッチング完了時には、付着部152の下部のBOX層2Bは全て除去されることになる。同様に、貫通孔154が形成されている変形部151の下部のBOX層2Bも除去されて、変形部151は片持ち梁形状となる。図10は、BOX層2B除去後の導通部15の模式図である。付着部152の両側に設けられた一対の変形部151は、枠部150から延びる片持ち梁を構成しており、各変形部151の先端に連結部153を介して付着部152が接続されている。付着部152は変形部151の先端から枠部150方向に折り返すように延在している。
図9(d)のエッチング処理の結果、図10に示すように、変形部151が可動電極連結部130の方向に変形して、変形部151の先端部分および先端部分に接続されている付着部152がスティクション現象によって可動電極連結部130の上面に固着する。それにより、ハンドル層2Aに形成された可動電極連結部130とデバイス層2Cに形成された導通部15とが機械的、かつ電気的に接続されて導通する。図2に示すように、可動電極連結部130は梁部131を介して枠体10のハンドル層2Aに弾性支持されており、かつ、導通部15は可動電極部12と接続されているので、可動電極部12は導通部15を介して枠体10のハンドル層2Aと導通していることになる。
貫通孔154同士の間隔は次の観点で決定する。図9(d)に示すように露出しているBOX層2Bが縦方向エッチングで除去されたとき、ほぼ同時に、変形部151と付着部152の下に存在するBOX層2Bが貫通孔154から浸入するエッチング液による側方エッチングで除去されるように、貫通孔154同士の間隔t1を決定するのが好ましい。もちろん、露出しているBOX層2Bが縦方向エッチングで除去される以前、隣り合う貫通孔154のBOX層2B側が連通するように間隔t1を決定しても良い。すなわち、BOX層2Bの厚さをt2とした場合に、t1≦2×t2のように設定すれば良い。
枠体10に設けられている導通部14(図4参照)に関しても導通部15と同様の構造を有しており、図4に示すように、片持ち梁形状の変形部141の先端部分と付着部142とが枠体10のハンドル層2Aに固着する。その結果、電極パッド145が形成されたデバイス層2Cと枠体10のハンドル層2Aとが導通している。よって、図1に示す導通部14の電極パッド145と固定電極部11の電極パッド111とから、発電電力を取り出すことができる。
実施の形態の振動発電素子1の作用効果を図11の比較例と比較して説明する。
(比較例)
図11は、本実施の形態の振動発電素子1の比較例を示す図である。図11に示す振動発電素子300では、4組の弾性支持部13が可動電極部12と共にデバイス層2Cに形成されている点が図1の振動発電素子1と異なる。図11の振動発電素子では、可動電極部12を弾性支持する弾性支持部13は、デバイス層2Cに形成された固定部30に連結している。固定部30は、ハンドル層2Aに形成された枠体10上にBOX層2Bを介して固定されている。可動電極部12は、デバイス層2Cに形成された弾性支持部13および固定部30を介して電極パッド145に導通している。
このように、図11に示す比較例では、弾性支持部13が可動電極部12と共にデバイス層2Cに形成されているので、櫛歯領域とは別に、櫛歯領域に隣接するように弾性支持部13を配置する領域Eが必要となる。この領域Eの存在は、振動発電素子の平面視形状の小型化を阻害する。
(1)本実施の形態の振動発電素子1は、絶縁層であるBOX層2Bを介してハンドル層2Aとデバイス層2Cとが設けられた基板のデバイス層2Cにより形成される固定電極部11および可動電極部12と、BOX層2Bを介して設けられたハンドル層2Aとデバイス層2Cとで形成され、デバイス層2Cにおいて固定電極部11を支持する枠体10と、ハンドル層2Aに形成され、枠体10のハンドル層2Aに連結される梁部131により可動電極部12を弾性的に支持する弾性支持部13と、可動電極部12と弾性支持部13とを電気的に接続する導通部15とを備える。
図1に示すように、本実施の形態の振動発電素子1は、ハンドル層2Aには弾性支持部13が形成され、デバイス層2Cには可動櫛歯120および固定櫛歯110が形成され、振動発電素子1の主要構成部材を基板厚さ方向に上下に重ねて配置している。その結果、平面図における振動発電素子の面積を、ほぼ、可動櫛歯120および固定櫛歯110の形成領域と枠体10の領域との合計面積程度に抑制することができる。逆に、比較例の構成の場合には、弾性支持部を配置する領域Eの分だけ本実施の形態よりも大型化する。このように、本実施の形態の振動発電素子1は、振動発電素子1の設置面積を従来よりも小さくすることができる。言い換えると、比較例の振動発電素子300と同程度の素子面積に抑えつつ、発電量の増大を図ることができる。
ところで、図11の比較例では、可動電極部12、弾性支持部13および固定部30が連続するデバイス層2Cで形成されているので、枠体10上に設けられた固定部30の電極パッド145および固定電極部11の電極パッド111により、容易に発電電力を取り出すことができる。
一方、本実施の形態の振動発電素子1では、図11の固定部30のように、可動電極部12に連続していてかつ動かない箇所が存在しない。そこで、可動電極部12と弾性支持部13とを電気的に接続する導通部15を備えることで、枠体10のハンドル層2Aは弾性支持部13および導通部15を介して可動電極部12と電気的に接続されるようになる。その結果、枠体10のハンドル層2Aに出力端子を接続することで発電電力を容易に取り出すことができる。換言すると、出力端子を基板裏面側に設けることができる。
(2)図3に示すように、導通部15の構成として、可動電極部12と連続するデバイス層2Cに形成され、BOX層2Bを介することなくハンドル層2Aに形成された可動電極連結部130と対向する板状部材(変形部151と付着部152)を備える構成としても良い。板状部材には、BOX層2Bを介することなくハンドル層2Aと対向する片持ち梁形状の変形部151と、変形部151の先端に接続され、その先端から変形部151の根元方向(x軸のマイナス方向)に折り返すように延在し、可動電極連結部130のハンドル層2Aに付着している付着部152とが設けられている。変形部151および付着部152には、BHFによるエッチングにより変形部151および付着部152を構成するデバイス層2Cと可動電極連結部130のハンドル層2Aとの間に介在するBOX層2Bを除去するための、貫通孔154が複数形成されている。導通部14も、図4に示すように導通部15と同様の構成とされる。
導通部15において、片持ち梁形状の変形部151は先端に近い領域しかハンドル層2Aと接触しないので、変形部151のみでは十分な導通状態を得ることができない。そこで、導通部15では、片持ち梁形状の変形部151の先端に連結する折り返し構造の付着部152を設けることで、十分な接触面積が確保されるようにした。
(3)さらに、枠体10のハンドル層2Aとデバイス層2Cとを電気的に接続する導通部14を備えることで、可動電極部12と電気的に接続される電極パッド145を枠体10のデバイス層側に配置することができる。その結果、出力端子である電極パッド111、145の両方を基板表面側(デバイス層側)に配置することができる。電極パッド111、145へのアクセスが容易となる。
なお、導通部14を設けない場合には、例えば、図12に示すように、振動発電素子1が収納されるケース40の素子載置部に電極パッド400を形成して、その電極パッド400に振動発電素子1の枠体10のハンドル層2Aを装着するような構成としても良い。その結果、電極パッド400に発電電力取り出しの配線を接続することで、発電電力の取り出しを容易に行うことができる。
なお、導通部14,15としては、図3,4に示すような構成に限らず、図13に示すような構成であっても構わない。図13(a)に示す構成では、ハンドル層2Aに達する貫通孔52を形成し、その貫通孔52を含む領域に金属蒸着膜50を蒸着する。この金属蒸着膜50によりハンドル層2Aとデバイス層2Cとが電気的に接続される。また、図13(b)に示す構成では、貫通孔52を含む領域に導電ペースト51を配置することで、ハンドル層2Aとデバイス層2Cとを電気的に接続するようにした。
上述した実施形態の図1に示す構成では、枠体10には、隙間を介して導通部14の周囲を囲むようにデバイス層2Cが形成されていた。しかし、この部分のデバイス層2Cは必ずしも必須ではなく、図14に示す振動発電素子100のような枠体10Aとしても良い。なお、図14に示す変形例では、ハンドル層2Aで形成されている部分、すなわち枠体10Aのハンドル層2Aおよび弾性支持部13の梁部131にハッチングを施した。
梁部131は枠体10Aのハンドル層2Aに連結されており、枠体10A上のデバイス層2Cにおいて固定電極11が支持されている。また、導通部14は枠体10Aのデバイス層2Cに形成され、導通部14の変形部141および付着部142は、枠体10Aのハンドル層2Aと、電極パッド145が形成されたデバイス層2Cとを電気的に接続している。図14に示すような構成であっても、上述した図1の振動発電素子1と同様の作用効果を奏することができる。
以上の実施の形態では、固定電極部11と可動電極部12を4組設けた振動発電素子1として説明した。しかし、本発明は実施の形態の振動発電素子の櫛歯構造に限定されない。1組の固定電極部と可動電極部を有する櫛歯電極構造にも本発明を適用できる。
また、固定櫛歯および/または可動櫛歯にエレクトレット膜を形成した振動発電素子を一例として説明したが、必要な発電量を出力できる素子であれば、エレクトレット膜は必須の構成ではない。
上述した実施の形態では、複数の固定櫛歯110を有する固定電極部11と、複数の固定櫛歯110と隙間を介して噛合するように配置される複数の可動櫛歯120を有する可動電極部12とを有し、櫛歯挿入量が変化する方向に変位可能に可動電極部12を弾性支持する構成の振動発電素子1を例に説明したが、本発明は、このような構成の振動発電素子1に限定されない。例えば、日本国特許第6338070号公報に記載の振動発電素子のように、固定櫛歯110と可動櫛歯120とが櫛歯先端面が対向するように配置され、固定櫛歯110に対して可動櫛歯120が横ずれするように振動する振動発電素子にも、本発明は適用することができる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様、例えば、MEMSセンサに適用した場合も本発明の範囲内に含まれる。
次の優先権基礎出願および特許公報の開示内容は引用文としてここに組み込まれる。
日本国特願2019-008337号(2019年1月22日出願)
日本国特許第5627130号公報
日本国特許第6338070号公報
1,100…振動発電素子、2A…ハンドル層、2B…BOX層、2C…デバイス層、10,10A…枠体、11…固定電極部、12…可動電極部、13…弾性支持部、14,15…導通部、130…可動電極連結部、131…梁部、141,151…変形部、142,152…付着部、144,154…貫通孔

Claims (6)

  1. 絶縁層を介して第1層と第2層とが設けられた基板の前記第2層に形成される固定電極部および可動電極部と、
    前記絶縁層を介して設けられた前記第1層と前記第2層とで形成され、前記第2層において前記固定電極部を支持する枠体と、
    前記第1層に形成され、前記枠体の前記第1層に連結される梁部により前記可動電極部を弾性的に支持する弾性支持部と、
    前記可動電極部と前記弾性支持部とを電気的に接続する第1導通部とを備える、振動発電素子。
  2. 請求項1に記載の振動発電素子において、
    前記第1導通部は前記可動電極部と連続する第2層に形成され、絶縁層を介することなく前記弾性支持部と対向する第1板状部材を備え、
    前記第1板状部材は、
    前記絶縁層を介することなく前記弾性支持部と対向する片持ち梁形状の第1変形部と、
    前記片持ち梁形状の第1変形部の先端に接続され、前記先端から前記第1変形部の根元方向に折り返すように延在し、前記弾性支持部に付着している第1付着部と、を有し、
    前記第1変形部および前記第1付着部は、前記第1板状部材の厚さ方向に貫通する孔が複数形成されている、振動発電素子。
  3. 請求項1または2に記載の振動発電素子において、
    前記枠体の前記第1層と前記第2層とを電気的に接続する第2導通部を備える、振動発電素子。
  4. 請求項3に記載の振動発電素子において、
    前記第2導通部は前記枠体の前記第2層に形成され、絶縁層を介することなく前記枠体の前記第1層と対向する第2板状部材を備え、
    前記第2板状部材は、
    前記絶縁層を介することなく前記枠体の前記第1層と対向する片持ち梁形状の第2変形部と、
    前記片持ち梁形状の第2変形部の先端に接続され、前記先端から前記第2変形部の根元方向に折り返すように延在し、前記枠体の前記第1層に付着している第2付着部と、を有し、
    前記第2変形部および前記第2付着部は、前記第2板状部材の厚さ方向に貫通する孔が複数形成されている、振動発電素子。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の振動発電素子において、
    前記固定電極部は複数の固定櫛歯を有し、
    前記可動電極部は、前記複数の固定櫛歯と隙間を介して噛合するように配置される複数の可動櫛歯を有し、
    前記弾性支持部は、前記固定櫛歯に対する前記可動櫛歯の挿入量が変化する方向に変位可能に前記可動電極部を弾性支持する、振動発電素子。
  6. 第1層と第2層が絶縁層を介して積層されている基板の、前記第1層に形成された固定櫛歯電極と、
    前記第1層に形成され、前記固定櫛歯電極に対して可動する可動櫛歯電極と、
    前記第2層に形成され、前記可動櫛歯電極を弾性支持する弾性支持部と、
    前記第1層に形成され、前記可動櫛歯電極を前記弾性支持部に機械的、かつ、電気的に接続する接続部とを備える、振動発電素子。
JP2020568161A 2019-01-22 2020-01-21 振動発電素子 Active JP7128493B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019008337 2019-01-22
JP2019008337 2019-01-22
PCT/JP2020/001967 WO2020153362A1 (ja) 2019-01-22 2020-01-21 振動発電素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020153362A1 JPWO2020153362A1 (ja) 2021-10-21
JP7128493B2 true JP7128493B2 (ja) 2022-08-31

Family

ID=71735461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020568161A Active JP7128493B2 (ja) 2019-01-22 2020-01-21 振動発電素子

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP3896838B8 (ja)
JP (1) JP7128493B2 (ja)
CN (1) CN113302834A (ja)
WO (1) WO2020153362A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005045976A (ja) 2003-07-25 2005-02-17 Matsushita Electric Works Ltd 静電アクチュエータ
JP2006334697A (ja) 2005-05-31 2006-12-14 Seiko Epson Corp アクチュエータおよびその製造方法
JP2013172605A (ja) 2012-02-22 2013-09-02 Aoi Electronics Co Ltd 振動発電素子およびその製造方法
JP2016059191A (ja) 2014-09-11 2016-04-21 ソニー株式会社 静電型デバイス

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5627130B2 (ja) 1974-03-29 1981-06-23
JPS6178875A (ja) 1984-09-26 1986-04-22 Osaka Soda Co Ltd ハロゲン含有ポリマ−加硫用組成物
WO2009057202A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Fujitsu Limited マイクロ可動素子およびマイクロ可動素子アレイ
JP5237705B2 (ja) * 2008-06-24 2013-07-17 パナソニック株式会社 発電デバイス
WO2010107016A1 (ja) * 2009-03-16 2010-09-23 パナソニック電工株式会社 Memsデバイス
JP2012024897A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Panasonic Electric Works Co Ltd Memsデバイス
JP6175868B2 (ja) * 2013-04-03 2017-08-09 株式会社豊田中央研究所 Mems装置
JP5855602B2 (ja) * 2013-05-22 2016-02-09 アオイ電子株式会社 静電誘導型電気機械変換素子およびナノピンセット
JP6682106B2 (ja) * 2015-10-02 2020-04-15 株式会社鷺宮製作所 振動発電素子
JP2019008337A (ja) 2015-10-26 2019-01-17 三郎 山内 物体識別システム、物体識別方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP6507999B2 (ja) * 2015-11-04 2019-05-08 株式会社豊田中央研究所 Memsセンサ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005045976A (ja) 2003-07-25 2005-02-17 Matsushita Electric Works Ltd 静電アクチュエータ
JP2006334697A (ja) 2005-05-31 2006-12-14 Seiko Epson Corp アクチュエータおよびその製造方法
JP2013172605A (ja) 2012-02-22 2013-09-02 Aoi Electronics Co Ltd 振動発電素子およびその製造方法
JP2016059191A (ja) 2014-09-11 2016-04-21 ソニー株式会社 静電型デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2020153362A1 (ja) 2021-10-21
EP3896838A4 (en) 2022-08-17
EP3896838B8 (en) 2023-08-30
WO2020153362A1 (ja) 2020-07-30
EP3896838B1 (en) 2023-07-26
CN113302834A (zh) 2021-08-24
EP3896838A1 (en) 2021-10-20
EP3896838C0 (en) 2023-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5237705B2 (ja) 発電デバイス
JP2007139505A (ja) 容量式力学量センサ
JP7037144B2 (ja) Mems振動素子の製造方法およびmems振動素子
JP5494038B2 (ja) 電子デバイスおよびその製造方法
JP7128493B2 (ja) 振動発電素子
WO2020170988A1 (ja) 振動発電素子および振動発電素子の製造方法
JP2008252847A (ja) 静電型トランスデューサ
JP6028927B2 (ja) 振動子の製造方法、振動子、および発振器
JP2007243757A (ja) コンデンサマイクロホン
JP2015068646A (ja) 物理量センサおよびその製造方法
JP2007322149A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2015076688A (ja) 振動子、発振器、電子機器及び移動体
JP2008252854A (ja) 静電型トランスデューサおよびその製造方法
JP2011024278A (ja) 振動発電素子の製造方法および振動発電素子
JP2015080013A (ja) 振動子、発振器、電子機器及び移動体
JP2008259062A (ja) 静電型トランスデューサ
JP5376472B2 (ja) 共振器およびその製造方法
WO2022130809A1 (ja) 振動発電素子およびその製造方法
JP2015080012A (ja) 振動子、発振器、電子機器及び移動体
WO2024004350A1 (ja) Mems加速度センサ
JP2015080011A (ja) 振動子、発振器、電子機器及び移動体
US20220324697A1 (en) Electrostatic Device, Electrostatic Device Intermediate Body and Production Method
JP4311239B2 (ja) 静電振動型デバイス
JP2004333502A (ja) 外力検知センサの製造方法
JP2014078905A (ja) 振動子、電子機器および振動子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7128493

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150