JP7122112B2 - スクロール流体機械及びランキンサイクル - Google Patents

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Description

本開示は、一対のスクロール部材を相対的に回転させることで流体の圧縮又は膨張を行うためのスクロール流体機械、及び、当該スクロール流体機械を利用したランキンサイクルに関する。
一対のスクロール部材を相対的に回転させることで流体の圧縮又は膨張を行うためのスクロール流体機械が知られている。スクロール流体機械のような容積型機器は比較的小型に構成できるため、例えばランキンサイクルを構成する膨張機としてスクロール流体機械を用いた場合、効率のよい発電が可能である。
このようなスクロール流体機械では、ケーシング内の潤滑性やシール性を確保するために、ケーシング内に潤滑用のグリースを封入するものが知られている(特許文献1、2)。
特開2005-282496号公報 特開2012-077670号公報
上記特許文献1、2のようにケーシング内に潤滑用のグリースを封入するスクロール流体機械では、運転中に軸受に作用する遠心力によってグリースが外周方向に偏りがちである。そのため、内側に配置された軸受に対してグリースが到達しにくく、潤滑不足による焼きつき等の不具合を生じることがある。
またスクロール流体機械では、上述のグリース封入型の他にも、エアコンなどの冷凍機と同様に、作動媒体に潤滑油を混合する方式も採用可能である。この場合も同様に、運転中に遠心力が作用するため、潤滑油がケーシング全体に行き渡りにくくなるおそれがある。これを解決するために、作動媒体に含まれる潤滑油の量を増やすことが考えられるが、作動媒体の純度が低下するため、スクロール流体機械の動作効率が低下してしまうおそれがある。
本発明の少なくとも一実施形態は上述の事情に鑑みなされたものであり、十分な潤滑作用と動作効率を両立可能なスクロール流体機械及びランキンサイクルを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るスクロール流体機械は上記課題を解決するために、
流体の圧縮又は膨張を行う一対のスクロールと、
前記一対のスクロールを収容するケーシングと、
前記一対のスクロールの少なくとも一方と前記ケーシングとの間に配置された少なくとも1つの軸受と、
前記ケーシングの外部に配置された潤滑油供給部と、
前記ケーシングを貫通するように設けられ、前記潤滑油供給部から前記軸受に潤滑油を供給可能な第1の連通路と、
を備える。
上記(1)の構成によれば、ケーシング内に配置された少なくとも1つの軸受には、ケーシングの外部に位置する潤滑油供給部から第1連通路を介して潤滑油が供給される。これにより、ケーシング内に配置された軸受では、圧縮又は膨張の対象となる流体とは独立した流路を流れる潤滑油を用いて、十分な潤滑作用が得られる。その結果、潤滑油を含む流体を用いる場合であっても、流体に含まれる潤滑油の量を軽減でき、良好な動作効率が得られる。
(2)幾つかの実施形態では上記(1)の構成において、
前記第1連通路の出口側開口は、前記軸受に対向するように設けられている。
上記(2)の構成によれば、第1連通路の出口側開口が軸受に対向するように設けられているので、第1連通路からの潤滑油を軸受に直接的に供給できる。
(3)幾つかの実施形態では上記(1)又は(2)の構成において、
前記少なくとも1つの軸受は、前記一対のスクロールの回転軸の軸方向に沿った異なる位置に配置された複数の軸受を含み、
前記第1連通路の出口側開口は、前記複数の軸受のうち前記ケーシングの最内側に配置された軸受に対応するように設けられている。
上記(3)の構成によれば、一対のスクロールの回転軸の軸方向に沿って配列された複数の軸受のうち最内側に配置された軸受に対して、第1連通路を介して潤滑油を的確に供給できる。
(4)幾つかの実施形態では上記(1)から(3)のいずれか一構成において、
前記第1連通路は前記一対のスクロールの回転軸と平行に形成されている。
上記(4)の構成によれば、ケーシングに形成される第1連通路の長さを短く抑えることができるため、潤滑油が第1連通路を通過する際に生じる圧損が少なく済む。これにより潤滑油供給部から潤滑油を供給するための動力を抑制することができ、運転効率を好適に向上できる。
(5)幾つかの実施形態では上記(1)から(4)のいずれか一構成において、
前記ケーシングは分割可能に構成されている。
第1連通路の出口側開口から軸受に対する潤滑油の供給量は、例えば、第1連通路の出口側開口と潤滑対象となる軸受との間の隙間サイズを変更することによって調整可能である。上記(5)の構成によれば、ケーシングが分割可能に構成されているため、ケーシングの構成部材のサイズを変更することにより、上記隙間サイズを容易に変更でき、軸受の潤滑量の調整ができる。
(6)幾つかの実施形態では上記(1)から(5)のいずれか一構成において、
前記スクロール流体機械は前記流体を膨張させるための膨張機である。
上記(6)の構成によれば、流体を膨張させるための膨張機において好適な潤滑構造が実現できる。
(7)本発明の少なくとも一実施形態に係るランキンサイクルは上記課題を解決するために、
上記(6)に記載の膨張機と、
前記膨張機に供給される前記流体を凝縮するための凝縮機と、
を含むランキンサイクルであって、
前記潤滑油供給部は、前記凝縮機から排出された前記流体に含まれる前記潤滑油として供給する。
上記(7)の構成によれば、凝縮器から排出された流体が、潤滑油としてスクロール流体機械である膨張機の軸受に供給される。特に前記凝縮機で凝縮された流体を潤滑油として供給すれば、このような流体は凝縮によって温度が低下しているため、軸受の冷却にも有利である。
(8)本発明の少なくとも一実施形態に係るスクロール流体機械は上記課題を解決するために、
流体の圧縮又は膨張を行う一対のスクロールと、
前記一対のスクロールを収容するケーシングと、
前記一対のスクロールの少なくとも一方に固定された駆動軸と、
前記ケーシングに対して前記駆動軸を支持する軸受と、
前記ケーシングの外部に配置された潤滑油供給部と、
前記ケーシングに設けられ、前記駆動軸の少なくとも一部を内部に有する筒部と、
前記筒部に設けられ、前記潤滑油供給部から前記軸受に潤滑油を供給可能な第2の連通路と、
を備える。
上記(8)の構成によれば、駆動軸の少なくとも一部を内部に有する筒部に設けられた第2の連通路を介して、潤滑油供給部から軸受に潤滑油を供給できる。これにより、ケーシング内に配置された軸受では、圧縮又は膨張の対象となる流体とは独立した流路を流れる潤滑油を用いて、十分な潤滑作用が得られる。その結果、潤滑油を含む流体を用いる場合であっても、流体に含まれる潤滑油の量を軽減でき、良好な動作効率が得られる。
(9)幾つかの実施形態では上記(8)の構成において、
前記ケーシングは分割可能に構成されている。
第2連通路の出口側開口から軸受に対する潤滑油の供給量は、例えば、第2連通路の出口側開口と潤滑対象となる軸受との間の隙間サイズを変更することによって調整可能である。上記(9)の構成によれば、ケーシングが分割可能に構成されているため、ケーシングの構成部材のサイズを変更することにより、上記隙間サイズを容易に変更でき、軸受の潤滑量の調整ができる。
(10)幾つかの実施形態では上記(8)又は(9)の構成において、
前記スクロール流体機械は前記流体を膨張させるための膨張機である。
上記(10)の構成によれば、流体を膨張させるための膨張機において好適な潤滑構造が実現できる。
(11)本発明の少なくとも一実施形態に係るランキンサイクルは上記課題を解決するために、
上記(10)に記載の膨張機と、
前記膨張機に供給される前記流体を凝縮するための凝縮機と、
を含むランキンサイクルであって、
前記潤滑油供給部は、前記凝縮機から排出された前記流体に含まれる前記潤滑油として供給する。
上記(11)の構成によれば、凝縮器から排出された流体が、潤滑油としてスクロール流体機械である膨張機の軸受に供給される。特に前記凝縮機で凝縮された流体を潤滑油として供給すれば、このような流体は凝縮によって温度が低下しているため、軸受の冷却にも有利である。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、十分な潤滑作用と動作効率を両立可能なスクロール流体機械及びランキンサイクルを提供できる。
本発明の一実施形態に係るスクロール流体機械を示す縦断面図である。 図1中の1つの第1旋回ユニットの近傍を示す拡大断面図である。 図1のスクロール流体機械を備えるランキンサイクルの全体構成を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係るスクロール流体機械1を示す縦断面図である。スクロール流体機械1は、一対のスクロールを相対的に回転させることで流体の圧縮又は膨張を行う流体機械である。本実施形態では、このようなスクロール流体機械1の一例として、両回転型のダブルラップのスクロール膨張機が示されている。
スクロール流体機械1は、作動媒体wとして水や冷媒等の流体を採用しており、高圧の作動媒体wを膨張させることにより、回転力を出力する。スクロール流体機械1は、図1中に2点鎖線で示した発電機10に接続され、発電機10とともに発電装置を構成する。発電装置では、スクロール流体機械1が作動媒体wを動力源として発電機10を駆動し、発電機10に発電させる。
スクロール流体機械1は略円筒形状のケーシング12を有する。ケーシング12は、それぞれ略円形状の第1端壁14及び第2端壁16、並びに、第1端壁14及び第2端壁16の間に配置された周壁18と、を含む。第1端壁14、第2端壁16及び周壁18は相互に気密に接続されることで、ケーシング12内に中空空間が規定されている。
第1端壁14及び第2端壁16の中央には、段付きの筒部14a,16aがそれぞれ一体的に設けられる。筒部14a,16aは第1端壁14及び第2端壁16を貫通する第1シャフト孔14b及び第2シャフト孔16bをそれぞれ規定する。
第1シャフト孔14bを貫通して、第1駆動軸20が設けられている。第1駆動軸20は、その一部が筒部14a内に配置されており、第1駆動軸20と筒部14aとの間に配置された第1駆動軸受21によって、ケーシング12に対して、第1駆動軸受21の軸線C1を中心として回転可能に支持される。第1駆動軸20は、ケーシング12の内側に位置する内端(第1内端)及びケーシング12の外側に位置する外端を有し、第1駆動軸20の外端には発電機10が接続されている。
尚、筒部14aは、その外端に設けられた第1カバー部材22を含む。第1カバー部材22には筒部14aと同様に第1駆動軸20が貫通しており、その内周面と第1駆動軸20の外周面との隙間にシール部材23が配置されることによって、該隙間の気密性が確保されている。
第2シャフト孔16bを貫通して、第2駆動軸24が設けられている。第2駆動軸24は、その一部が筒部16a内に配置されており、第2駆動軸24と筒部16aとの間に配置された第2駆動軸受25によって、ケーシング12に対して、第1駆動軸20と同軸に設けられる。第2駆動軸24はケーシング12の内側を延び、第1駆動軸20側に位置する内端(第2内端)と、筒部16aの内側に位置する外端を有する。第2駆動軸24は、第2駆動軸24と筒部16aとの間に配置された第2駆動軸受25によって、ケーシング12に対して回転可能に支持される。第2駆動軸受25は第1駆動軸受21と同軸に配置されており、第2駆動軸24は、第1駆動軸20と同様に軸線C1を中心として回転可能に支持される。
尚、筒部16aは、その外端に設けられた第2カバー部材26を含む。第2カバー部材26には筒部16aと同様に第2駆動軸24が貫通しており、その内周面と第2駆動軸24の外周面との隙間にシール部材27が配置されることによって、該隙間の気密性が確保されている。
第2駆動軸24には作動媒体流路28が形成されている。作動媒体流路8は、第2駆動軸24の径方向中央部を軸線方向に貫通し、第2駆動軸24の内端面及び外端面にて開口している。
第1駆動軸20の内端と第2駆動軸24の内端との間には、第1駆動スクロール30及び第2駆動スクロール32によって構成される駆動スクロール、及び、従動スクロール34が配置されている。本実施形態においては、駆動スクロール及び従動スクロールによって一対のスクロールが構成されている。
第1駆動スクロール30及び第2駆動スクロール32は、略円形状の第1駆動端板30a及び第2駆動端板32aをそれぞれ有する。第1駆動端板30a及び第2駆動端板32aの中央に対し、第1駆動軸20の内端及び第2駆動軸24の内端が一体的に回転可能にそれぞれ固定されている。なお、第1駆動端板30a及び第2駆動端板32aの法線方向は軸線C1にそれぞれ平行である。
第1駆動端板30a及び第2駆動端板32aには、それぞれ一体的に第1駆動ラップ30b及び第2駆動ラップ32bが設けられている。第1駆動ラップ30bは、第1駆動軸20とは反対側の第1駆動端板30aの内面から一体的に突出し、第2駆動ラップ32bは、第2駆動軸24とは反対側の第2駆動端板32aの内面から一体的に突出している。
つまり、第1駆動端板30a及び第2駆動端板32aは、所定の間隔を存して相互に対向しており、第1駆動ラップ30bは第1駆動端板30aから第2駆動端板32aに向けて突出し、第2駆動ラップ32bは第2駆動端板32aから第1駆動端板30aに向けて突出している。第1駆動ラップ30bの先端と第2駆動ラップ32bの先端とは、所定の間隔を存して離隔している。
従動スクロール34は、略円形状の従動端板34aを有する。従動端板34aは、第1駆動ラップ30bの先端と第2駆動ラップ32bの先端との間に位置し、従動端板34aの両面に対し、第1駆動ラップ30bの先端及び第2駆動ラップ32bの先端がそれぞれ摺接する。そして、従動端板34aの両面からは、それぞれ従動ラップ34bが一体的に突出している。従動ラップ34bの先端は、第1駆動端板30aの内面及び第2駆動端板32aの内面にそれぞれ摺接する。
第1駆動ラップ30b、第2駆動ラップ32b及び従動ラップ34bは、第1駆動軸20及び第2駆動軸24の軸線方向に沿ってみたとき、渦巻き形状、即ちインボリュート形状の平面形状を有し、第1駆動ラップ30bと従動ラップ34b、及び、第2駆動ラップ32bと従動ラップ34bはそれぞれ噛み合うように配置されている。
尚、第1駆動ラップ30b及び第2駆動ラップ32bは、相互に同じ渦巻き形状を有し、第1駆動軸20の軸線方向に沿ってみたときに相互に重なる。同様に、従動端板34aの両側の従動ラップ34bも相互に同じ渦巻き形状を有し、第1駆動軸20の軸線方向に沿ってみたときに相互に重なる。
このようにして、第1駆動スクロール30と従動スクロール34との間には第1膨張室e1が形成され、第2駆動スクロール32と従動スクロール34との間には第2膨張室e2が形成される。つまり、第1駆動スクロール30、第2駆動スクロール32及び従動スクロール34は、互いに協働して従動端板34aの両側に第1膨張室e1及び第2膨張室e2を形成している。
第1膨張室e1及び第2膨張室e2の容積は、従動端板34aの径方向中央に位置しているときに最も小さく、第1膨張室e1及び第2膨張室e2がそれぞれ2つの三日月形状のポケットに分かれて従動ラップ34bの内面及び外面に沿って従動端板34aの径方向外側に向かうに連れて、徐々に大きくなる。
従動端板34aの中央には、第2駆動軸24と同軸に従動貫通孔36が形成されており、第1膨張室e1及び第2膨張室e2は、第2駆動軸24の軸線C1上に位置しているとき、則ち従動端板34aの径方向にて中央に位置しているときに、従動貫通孔36を通じて相互に連通する。
また、第2駆動端板32aの中央には、第2駆動軸24と同軸に駆動貫通孔38が形成されており、駆動貫通孔38は作動媒体流路28と連通している。従って、第2膨張室e2は、第2駆動端板32aの径方向にて中央に位置しているときに、作動媒体流路28及び駆動貫通孔38を通じて流入孔40と連通する。このとき、第1膨張室e1は、従動端板34aの径方向にて中央に位置して従動貫通孔36を通じて第2膨張室e2と連通し、更に、第2膨張室e2を通じて流入孔40と連通する。
第1膨張室e1及び第2膨張室e2は、従動端板34aの外周部に到達すると、ケーシング12内における、第1駆動スクロール30、第2駆動スクロール32及び従動スクロール34を囲む囲繞空間42と連通する。囲繞空間42は、ケーシング12の第2端壁16に設けられた流出孔(不図示)に連通している。
第1駆動スクロール30及び第2駆動スクロール32において、外周側に位置する第1駆動ラップ30b及び第2駆動ラップ32bの第1外周部30c及び第2外周部32cは、内周側よりも厚肉に形成されている。そして、第1外周部30c及び第2外周部32cは、駆動連結螺子44によって相互連結されている。駆動連結螺子44は、第1駆動スクロール30と第2駆動スクロール32とを一体的に回転可能に連結する連結部材である。
このようにして、第1駆動軸20、第1駆動スクロール30、第2駆動スクロール32、及び、第2駆動軸24は同軸にて一体に連結され、第1駆動スクロール30及び第2駆動スクロール32を挟む2つの第1駆動軸受21及び第2駆動軸受25によって、両持ち状態で回転可能に支持されている。
従動スクロール34は、第1駆動スクロール30及び第2駆動スクロール32と同期して回転可能であるが、従動スクロール34の回転中心は、第1駆動軸20及び第2駆動軸24の回転中心から従動端板34aの径方向に所定距離だけ離間している。そして、従動スクロール34は、第1駆動スクロール30及び第2駆動スクロール32と同期して回転しながら、第1駆動スクロール30及び第2駆動スクロール32に対して旋回可能である。
具体的には、従動スクロール34を同期回転可能に支持する回転機構は、従動スクロール34を挟む第1回転ユニット及び第2回転ユニットを有する。第1回転ユニットは、第1従動軸受46a、第1従動ボス48a、第1従動アーム50a、及び、第1従動連結螺子52aを有し、第2回転ユニットは、第2従動軸受46b、第2従動ボス48b、第2従動アーム50b、及び、第2従動連結螺子52bを有する。
第1従動ボス48a及び第2従動ボス48bは、それぞれ円筒形状をなし、筒部14a及び筒部16aによってそれぞれ囲まれている。第1従動ボス48aと筒部14aとの間、及び、第2従動ボス48bと筒部16aとの間には、それぞれ転がり軸受からなる第1従動軸受46a及び第2従動軸受46bがそれぞれ配置されている。第1従動軸受46a及び第2従動軸受46bは互いに同軸に配置されている。
従って、第1従動ボス48a及び第2従動ボス48bは、第1従動軸受46a及び第2従動軸受46bによって、第1従動軸受46a及び第2従動軸受46bの軸線C2を中心として回転可能に支持されている。軸線C2は、軸線C1と平行であるが、軸線C1から所定距離(偏心量)tだけ離間している。
第1従動アーム50a及び第2従動アーム50bは、第1従動ボス48a及び第2従動ボス48bとそれぞれ一体的に設けられ、第1従動ボス48a及び第2従動ボス48bから、その径方向外側に向かって延びている。
従動スクロール34において、外周側に位置する従動ラップ34bの外周部34cは、内周側よりも厚肉に形成されている。そして、外周部34cは、第1従動連結螺子52a及び第2従動連結螺子52bによって、第1従動アーム50a及び第2従動アーム50bにそれぞれ連結されている。つまり、第1従動連結螺子52aは、第1従動アーム50aと従動スクロール34とを一体に回転可能に連結する連結部材であり、第2従動連結螺子52bは、第2従動アーム50bと従動スクロール34とを一体に回転可能に連結する連結部材である。
また、第1駆動スクロール30及び第2駆動スクロール32に対し、従動スクロール34を旋回させる旋回機構は、第1駆動スクロール30と第1回転ユニットとの間に設けられた複数の第1旋回ユニット60、及び、第2駆動スクロール32と第2回転ユニットとの間に設けられた複数の第2旋回ユニット62を有する。例えば、3つの第1旋回ユニット60が、第1駆動軸20の周りに周方向にて等間隔にて設けられ、3つの第2旋回ユニット62が、第2駆動軸24の周りに周方向にて等間隔にて設けられている。
図2は、図1中の1つの第1旋回ユニット60の近傍を示す拡大断面図である。第1旋回ユニット60は、金属製の円柱形状の旋回ピン63を有し、旋回ピン63の軸線C3は、第1駆動軸20の軸線C1と平行に延びている。
第1回転ユニットの第1従動アーム50aには、第1駆動端板30aに向けて開口した円筒形状の凹部64が設けられている。凹部64内には、円盤形状の旋回ディスク66が同心にて配置される。旋回ディスク66は、凹部64の深さと同程度の厚さを有する。旋回ディスク66の外周面と凹部64の周面との間には、金属製の転がり軸受からなる旋回軸受68が配置されている。旋回ディスク66は、第1駆動軸20の軸線C1と平行な自身の中央を通る軸線C4の周りにて、凹部64内で回転可能である。
旋回ディスク66には、ピン挿入孔66aが設けられている。ピン挿入孔66aは、軸線C4から径方向に離間した位置にて、旋回ディスク66を厚さ方向に貫通している。第1従動アーム50a側の旋回ピン63の一端は、ピン挿入孔66a内に設けられた軸受63cに支持されており、旋回ピン63は、該旋回ピン63に対応して設けられた旋回ディスク66に偏心して連結されている。旋回ピン63は、旋回ディスク66が回転すると、旋回ディスク66の軸線C4の周りで旋回する。尚、軸受63cには、例えばニードルベアリングが適用される。
一方、第1駆動端板30aには、第1従動アーム50aに向けて開口した円筒形状のボス部70が一体に形成されている。第1駆動端板30a側の旋回ピン63の他端は、一端側よりも大径の大径端部63aとして形成され、旋回ピン63には大径端部63aに隣接して鍔部63bが一体に形成されている。
鍔部63bがボス部70の先端に当接した状態で、旋回ピン63の大径端部63aはボス部70に圧入されており、旋回ピン63はボス部70に一体に固定されている。従って、ボス部70は、旋回ディスク66の軸線C4を中心として旋回可能であり、ひいては、従動スクロール34は第1駆動スクロール30に対して旋回可能である。
旋回ピン63の軸線C3は、旋回ディスク66の軸線C4と平行であるが、軸線C4から所定距離(偏心量)tだけ離間している。軸線C3からの軸線C4の偏心量tは、軸線C1からの軸線C2の偏心量tと同一である。
第2旋回ユニットの構成については、第2駆動端板32aと第2従動アーム50bとの間に設けられている以外は第1旋回ユニットの構成と同じであるので説明を省略する。
上述したようにケーシング12内には、第1駆動軸受21、第2駆動軸受25、第1従動軸受46a、第2従動軸受46b、旋回軸受68が収容されている。スクロール流体機械1の作動媒体として、例えば低沸点で安定した性状を有するHFC245faなどのフロン系媒体が用いられているが、作動媒体wには、これらの軸受を含むケーシング12内の各種構造を潤滑するための潤滑油が混合されている。このように作動媒体に含まれる潤滑油は、第1膨張室e1及び第2膨張室e2で膨張された作動媒体wがケーシング12内の囲繞空間42を介して外部に吐出される際に、気化した作動媒体wから分離し、囲繞空間42に連通するケーシング12内の隙間を通ることにより、各軸受に供給される。
尚、各軸受を潤滑した後の潤滑油は、ケーシング12内の底部75に貯留され、当該底部75に設けられた排出口(不図示)から外部に排出可能になっている。
ここで各軸受は囲繞空間42より第1駆動軸20及び第2駆動軸24側に近い位置に配置されているため、囲繞空間42から供給される潤滑油は、運転中のスクロール流体機械1で発生する遠心力に抗しながら各軸受に到達することとなる。第1端壁14側に配置された第1駆動軸受21、第1従動軸受46a、第1旋回ユニット60の旋回軸受68は、ケーシング12内の隙間を介して互いに連通しているが、囲繞空間42から離れるに従って潤滑油の到達量が不足がちになる。同様に第2端壁16側に配置された第2駆動軸受25、第2従動軸受46b、第2旋回ユニット62の旋回軸受68は、ケーシング12内の隙間を介して互いに連通しているが、囲繞空間42から離れるに従って潤滑油の到達量が不足がちになる。
そのため、各軸受への潤滑油の供給量を十分に確保するためには、作動媒体に含まれる潤滑油を増やすことが考えられる。しかしながら、作動媒体に含まれる潤滑油を増やすと、作動媒体の純度が低下し、スクロール流体機械1の膨張効率が低下してしまう。そこでスクロール流体機械1では、作動媒体wの流路とは独立した流路を介して、ケーシング12の外部に配置された潤滑油供給部80a、80bから各軸受に潤滑油を供給する構造を採用することにより、十分な潤滑量を確保しながら、良好な膨張効率を達成した。
尚、潤滑油供給部80a、80bは潤滑油をスクロール流体機械1に対して供給可能な任意の構成を有しており、例えば潤滑油を貯留するタンクと、当該タンクに貯留された潤滑油を圧送するためのポンプとを含む。また本実施形態では潤滑油供給部80a、80bがそれぞれ別体である場合を例示しているが、潤滑油供給部80a、80bは一体的であってもよい。
ケーシング12のうち第1端壁14には、第1旋回ユニット60の旋回軸受68に対向するように設けられた第1連通路82aが形成されている。第1連通路82aは、第1端壁14の外壁側において潤滑油供給部80aと接続しており、潤滑油供給部80aから送り込まれる潤滑油を、第1端壁14の内壁側の開口から旋回軸受68に対して供給可能に構成されている(図1及び図2の流路Aを参照)。これにより、旋回軸受68では、第1連通路82aから供給される潤滑油によって、十分な潤滑作用が得られる。
第1連通路82aの出口側開口は、旋回軸受68に対向するように設けられている。これにより、第1連通路82aからの潤滑油は旋回軸受68に直接的に供給される。
尚、第1連通路82aの出口側開口は、旋回軸受68より上方に設けられていてもよい。この場合、第1連通路82aの出口側開口から吐出される潤滑油は、一度、旋回軸受68の上方の壁面に供給された後、重力によって当該壁面を下方に伝うように流れて旋回軸受68に到達する。
第1連通路82aの出口側開口から旋回軸受68に対する潤滑油の供給量は、適宜調整可能である。このような潤滑油の供給量の調整は、例えば、潤滑油供給部80aからの潤滑油の流量(圧力)を変更することによって行われてもよいし、出口側開口と旋回軸受68との間の隙間サイズを変更することによって行われてもよい。本実施形態では特に、ケーシング12は第1端壁14、第2端壁16及び周壁18に分割可能に構成されているため、周壁18のサイズを変更することにより、上述の隙間サイズを容易に調整できるようになっている。
また第1連通路82aは第1駆動軸20と略平行に形成されている。これによりケーシング12に形成される第1連通路82aの長さを短く抑えることができ、潤滑油が第1連通路82aを通過する際に生じる圧損が少なく済む。これにより潤滑油供給部80aから潤滑油を供給するための動力を抑制することができ、運転効率を好適に向上できる。
尚、第1連通路82aの出口側開口は、第1駆動軸20より下方に形成される。
尚、第1連通路82aの出口側開口は、第1駆動軸20より上方に形成されてもよい。この場合、第1連通路82aから供給される潤滑油は、ケーシング12内で重力によって下方に流れることで、ケーシング12内の広範囲にわたって良好な潤滑作用をもたらすことができる。
スクロール流体機械1は軸方向に沿った異なる位置に配置された複数の軸受(第1駆動軸受21、第2駆動軸受25、第1従動軸受46a、第2従動軸受46b、旋回軸受68)を含むが、本実施形態では特に、第1連通路82aは、ケーシング12の最内側に配置された旋回軸受68に対向するように設けられている。
またスクロール流体機械1は、ケーシング12の最外側に配置された第1駆動軸受21に潤滑油供給部80bから潤滑油を供給可能な第2連通路90aを、筒部14aの第1カバー部材22に有する。第1カバー部材22は第1駆動軸受21とケーシング12内で連通する内部空間92を有しており、第2連通路90aは第1駆動軸20と略垂直に延び、当該内部空間92を外部と連通するように形成されている。第1駆動軸受21には、このような第2連通路90aを介して、ケーシング12の外部に配置された潤滑油供給部80bから潤滑油が供給される(図1及び図2の流路Bを参照)。
第2連通路90aから第1駆動軸受21に供給された潤滑油は、ケーシング12内の隙間を介して、第1従動軸受46aを通過し、下流側にて第1連通路82aと合流するように構成される(図1及び図2の流路A及びBを参照)。このように第2連通路90aを設けることで、第1駆動軸受21及び第1従動軸受46aを含む、ケーシング12内の広範囲にわたって良好な潤滑作用が得られる。また第2連通路90aは第1連通路82aと合流することで、旋回軸受68の潤滑も強化できる。
尚、第2連通路90aは、図1及び図2の流路Bに示されるように、第1連通路82aとの合流点より上流側から分岐することにより、ケーシング12内の隙間を介して軸受63cにも潤滑油が供給するように構成されている。軸受63cを通過した潤滑油は、下流側において他の流路と合流する。ちなみに本実施形態では軸受63cへの潤滑油が第2連通路90aから供給される場合について例示しているが、第1連通路82aからの潤滑油が軸受63cに供給されるように構成してもよい。
尚、本実施形態では、第1連通路82aが、スクロール流体機械1が有する複数の軸受のうち旋回軸受68に対応するように設けられた場合について例示したが、レイアウト変更によって、他の軸受(第1駆動軸受21、第1従動軸受46a)に対応するように設けられてもよい。
第2端壁16側に設けられる第1連通路82b及び第2連通路90bの構成については、それぞれ、第2旋回ユニット62の旋回軸受68、及び、第2駆動軸受25に対向するように設けられている以外は第1端壁14側に設けられる第1連通路82a及び第2連通路90bの構成と同じであるので説明を省略する。
また上記説明ではスクロール流体機械1が膨張機である場合について例示したが、同構成を有する圧縮機も同様の構成を有することができる。
続いて上記構成を有するスクロール流体機械1を膨張機として利用するランキンサイクル100について説明する。ランキンサイクル100は、例えば、低沸点の作動媒体wを使用し、温泉から得た熱源、エンジン排熱や工場排熱、太陽熱等、100℃以下の低温熱源でも利用可能なバイナリー発電システムに利用される。
図3は図1のスクロール流体機械1を備えるランキンサイクル100の全体構成を示す模式図である。ランキンサイクル100は、作動媒体wが循環する閉ループ流路である循環路102上に、蒸発器104と、膨張機106と、凝縮器108と、循環ポンプ110と、を備える。膨張機106は上述のスクロール流体機械1として構成されており、第1駆動軸20には発電機10が接続されている。
循環路102を流れる作動媒体wは、蒸発器104において熱媒体hと熱交換することにより蒸発する。蒸発して高圧となった作動媒体wは膨張機106に送られ、断熱膨張がなされる。膨張機106では、その膨張力によって第1駆動軸20から出力がなされ、発電機10を駆動して発電が実施される。膨張機106で断熱膨張された後の作動媒体wは、凝縮器108で冷却媒体と熱交換し、凝縮される。凝縮器108から排出された、凝縮された作動媒体wは、循環ポンプ110で再び蒸発器104に送られる。
ここで、スクロール流体機械1である膨張機106には、循環路102のうち凝縮器108の下流側(循環ポンプ110の下流側)から分岐するように形成された供給ライン112を介して、潤滑油を含む作動媒体wが供給可能に構成されている。供給ライン112は、スクロール流体機械1のうち第1連通路82a、第2連通路90aに接続されている。これにより、凝縮器108で凝縮された低温の作動媒体wが第1連通路82a、第2連通路90aに供給されるので、第1連通路82a、第2連通路90aの潤滑対象となる軸受の冷却にも有利である。
尚、本実施形態において、供給ライン112は、循環ポンプ110と蒸発器104との間から分岐されている。しかしながら、供給ラインは、蒸発器104と膨張機106との間から分岐されてもよいし、凝縮器108と循環ポンプ110との間から分岐されてもよい。
以上説明したように上記実施形態によれば、十分な潤滑作用と動作効率を両立可能なスクロール流体機械1及びランキンサイクル100を提供できる。
本発明の少なくとも一実施形態は、一対のスクロール部材を相対的に回転させることで流体の圧縮又は膨張を行うためのスクロール流体機械、及び、当該スクロール流体機械を利用したランキンサイクルに利用可能である。
1 スクロール流体機械
10 発電機
12 ケーシング
20 第1駆動軸
21 第1駆動軸受
22 第1カバー部材
24 第2駆動軸
25 第2駆動軸受
26 第2カバー部材
28 作動媒体流路
30 第1駆動スクロール
32 第2駆動スクロール
34 従動スクロール
42 囲繞空間
46a 第1従動軸受
46b 第2従動軸受
50a 第1従動アーム
50b 第2従動アーム
60 第1旋回ユニット
62 第2旋回ユニット
63 旋回ピン
66 旋回ディスク
68 旋回軸受
80a,80b 潤滑油供給部
82a,82b 第1連通路
90a,90b 第2連通路
92 内部空間
100 ランキンサイクル
102 循環路
104 蒸発器
106 膨張機
108 凝縮器
110 循環ポンプ
112 供給ライン
e1 第1膨張室
e2 第2膨張室
h 熱媒体
w 作動媒体

Claims (10)

  1. 流体の圧縮又は膨張を行う一対のスクロールと、
    前記一対のスクロールを収容するケーシングと、
    前記一対のスクロールの少なくとも一方と前記ケーシングとの間に配置された少なくとも1つの軸受と、
    前記ケーシングの外部に配置された潤滑油供給部と、
    前記ケーシングを貫通するように設けられ、前記潤滑油供給部から前記軸受に潤滑油を供給可能な第1の連通路と、
    を備え、
    前記第1連通路は前記一対のスクロールの回転軸と平行に形成されている、スクロール流体機械。
  2. 前記第1連通路の出口側開口は、前記軸受に対向するように設けられている、請求項1に記載のスクロール流体機械。
  3. 前記少なくとも1つの軸受は、前記一対のスクロールの回転軸の軸方向に沿った異なる位置に配置された複数の軸受を含み、
    前記第1連通路の出口側開口は、前記複数の軸受のうち前記ケーシングの最内側に配置された軸受に対応するように設けられている、請求項1又は2に記載のスクロール流体機械。
  4. 前記ケーシングは分割可能に構成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のスクロール流体機械。
  5. 前記スクロール流体機械は前記流体を膨張させるための膨張機である、請求項1から4のいずれか一項に記載のスクロール流体機械。
  6. 請求項5に記載の膨張機と、
    前記膨張機に供給される前記流体を凝縮するための凝縮機と、
    を含むランキンサイクルであって、
    前記潤滑油供給部は、前記凝縮機から排出された前記流体に含まれる前記潤滑油として供給する、ランキンサイクル。
  7. 流体の圧縮又は膨張を行う一対のスクロールと、
    前記一対のスクロールを収容するケーシングと、
    前記一対のスクロールの少なくとも一方に固定された駆動軸と、
    前記ケーシングに対して前記駆動軸を支持する軸受と、
    前記ケーシングの外部に配置された潤滑油供給部と、
    前記ケーシングに設けられ、前記駆動軸の少なくとも一部を内部に有する筒部と、
    前記筒部に設けられ、前記潤滑油供給部から前記軸受に潤滑油を供給可能な第2の連通路と、
    を備える、スクロール流体機械。
  8. 前記ケーシングは分割可能に構成されている、請求項7に記載のスクロール流体機械。
  9. 前記スクロール流体機械は前記流体を膨張させるための膨張機である、請求項7又は8に記載のスクロール流体機械。
  10. 請求項9に記載の膨張機と、
    前記膨張機に供給される前記流体を凝縮するための凝縮機と、
    を含むランキンサイクルであって、
    前記潤滑油供給部は、前記凝縮機から排出された前記流体に含まれる前記潤滑油として供給する、ランキンサイクル。
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