JP7118945B2 - ダイオード - Google Patents

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Description

本明細書は、ダイオードに関する。本明細書は、特に、半導体層の表面にトレンチを有するダイオードに関する技術を開示する。
特許文献1に、トレンチMOS型ショットキーバリアダイオードが開示されている。ショットキーバリアダイオードは、半導体基板と、エピタキシャル層と、ショットキーメタルと、電極メタルと、を備える。エピタキシャル層は、半導体基板の表面上に配置されている。エピタキシャル層の表面には、複数の内側トレンチが形成されている。終端部では、電極メタルと絶縁膜とがフィールドプレート構造を構成している。
特開2015-153769号公報
ショットキーバリアダイオードでは、誘導負荷(即ちL負荷)のスイッチングにおいて、オフ動作が実行される場合に、ショットキーバリアダイオードに逆方向電圧が印加され、電流(即ちアバランシェ電流)が流れる。電流は、終端部に配置される電極メタルの下方に集中しやすい。このため、上記のショットキーバリアダイオードでは、アバランシェ電流が集中しやすい終端部に配置される電極メタルの下方の耐圧が低いと、L負荷スイッチング時に破壊(即ちアバランシェ破壊)する場合がある。本明細書は、ダイオードにおいて、L負荷スイッチング時のアバランシェ破壊に対する耐性を向上させる技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、ダイオードに関する。ダイオードは、半導体層と、前記半導体層の表面に配置される表面電極と、前記半導体層の表面から裏面に向かって延びており、前記表面に互いに間隔を有して並ぶ複数のトレンチと、前記複数のトレンチの内壁面を覆う絶縁膜と、前記トレンチに充填されるとともに、前記表面電極に接触する導電部と、前記半導体層の裏面に配置される裏面電極と、を備えていてもよい。前記複数のトレンチのうち、前ダイオードの終端側に配置される2個以上の端側トレンチの間隔は、前記複数のトレンチのうち、前記端側トレンチよりも前記ダイオードの中央側に配置される2個以上の中央側トレンチの間隔よりも小さくてもよい。
この構成によれば、ダイオードに逆方向電圧が印加されている場合において、中央側トレンチが配置されている領域の耐圧を、端側トレンチが配置されている領域の耐圧よりも低くすることができる。この結果、L負荷スイッチングのオフ動作実行時にダイオードに逆方向電圧が印加される場合、端側トレンチが配置されている領域よりも中央側トレンチが配置されている領域において電界強度が高くなり、中央側トレンチが配置されている領域で電流が流れやすくなる。この結果、電流がダイオードの終端部付近に集中することを緩和することができる。これにより、L負荷スイッチング時のアバランシェ破壊に対する耐性を向上させることができる。
前記表面電極は、金属電極であってもよい。前記表面電極と前記半導体層とは、ショットキー接触していてもよい。この構成によれば、ショットキーバリアダイオードにおいて、L負荷スイッチング時のアバランシェ破壊に対する耐性を向上させることができる。
前記複数のトレンチのうちの少なくとも一部のトレンチの前記裏面側端の前記半導体層の前記裏面側に位置する前記半導体層は、前記半導体層の他の部分よりも不純物濃度が低い低濃度領域を有していてもよい。この構成によれば、電界集中が発生するトレンチの裏面側端近傍の不純物濃度を低くすることによって、空乏層を広がり易くすることができる。これにより、逆方向電圧の印加時の耐圧を向上させることができる。
ダイオードは、前記複数のトレンチよりも前記半導体層の外周側において前記複数のトレンチを一巡しており、前記半導体層の前記表面から前記裏面に向かって延びる終端トレンチと、前記終端トレンチに充填される絶縁層と、をさらに備えていてもよい。前記表面電極と前記絶縁層とは、互いに接触することによって、フィールドプレート構造を構成していてもよい。この構成によれば、ダイオードの終端部に配置される絶縁層を終端トレンチに埋め込むことができる。これにより、ダイオードの表面を平坦化することができる。この結果、ダイオードが搭載される装置を小型化することができる。
前記2個以上の端側トレンチでは、前記半導体層の前記裏面側に位置する裏面側端部近傍における間隔が、前記半導体層の前記表面側に位置する表面端における間隔よりも小さくてもよい。ダイオードでは、逆方向電圧が印加されている間、トレンチ周辺に空乏層が発生する。隣り合う2個の端側トレンチでは、半導体層の裏面側に位置する裏面側端部近傍における間隔が比較的に小さい。このため、裏面側端部近傍では、隣り合う2個のトレンチのそれぞれから延びる空乏層が連結され得る。この結果、逆方向電圧の印加時の耐圧を向上させることができる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
第1実施例のダイオードの平面図である。 図1のII-II断面の断面図である。 第2実施例のダイオードの平面図である。 第2実施例の端側トレンチにおける裏面側の間隔に対する表面側の間隔の比と耐圧との関係を示すグラフである。
図1~図2を参照して第1実施例のダイオード100を説明する。ダイオード100は、トレンチMOS領域を有する縦型のショットキーダイオード、いわゆるトレンチMOS型ショットキーバリアダイオードである。
図2に示すように、ダイオード100は、半導体層12と、アノード電極30と、カソード電極10と、絶縁膜21、31と、絶縁層22と、導電部32と、を備える。半導体層12は、基板14と、基板14の表面にエピタキシャル成長によって堆積されるエピタキシャル層16と、を備える。
基板14とエピタキシャル層16とは、n型不純物を含む酸化ガリウム(Ga)を材料としている。n型不純物の例としては、シリコン(Si)が挙げられる。基板14の不純物濃度は、エピタキシャル層16の不純物濃度よりも高い。基板14の不純物濃度は、例えば5×1018cm-3であり、エピタキシャル層16の不純物濃度は、例えば例えば2×1016cm-3である。
基板14の裏面側(図2の下面側)には、カソード電極10が配置されている。カソード電極10は、基板14とオーミック接触する金属(例えば、ニッケル(Ni)シリサイド、コバルト(Co)シリサイド)で形成されている。
エピタキシャル層16の表面(図2の上面)には、複数のトレンチ18a、18bが配置されている。なお、トレンチ18a、18bの本数は、これに限定されない。複数のトレンチ18a、18bは、エピタキシャル層16の表面からエピタキシャル層16を掘り下げることによって形成されている。複数のトレンチ18a、18bは、ドライエッチングによって形成される。
トレンチ18a、18bは、半導体層12の表面から裏面側に向かって(図2の上側から下方に向かって)垂直に掘り下げられている。平面視で、複数のトレンチ18a、18bは、互いに平行に並んでいる。トレンチ18a、18bの幅は、一定である。トレンチ18a、18bは、端側トレンチ18aと、中央側トレンチ18bと、に分類される。図1に示すように、端側トレンチ18aは、複数のトレンチ18a、18bのうち、ダイオード100の端縁側に配置されているトレンチである。本実施例では、端側トレンチ18aは、複数のトレンチ18a、18bのうち、複数のトレンチ18a、18bの延伸方向(即ち図1の上下方向)に垂直な方向(即ち図1の左右方向)の両端のそれぞれに配置されている3個のトレンチである。なお、端側トレンチ18aの個数は、2個であってもよいし、4個以上であってもよい。隣り合う2個の端側トレンチ18aの間には、矩形状のメサ部12aが形成される。
一方、中央側トレンチ18bは、複数のトレンチ18a、18bのうち、端側トレンチ18a以外のトレンチであり、ダイオード100の両端に配置された端側トレンチ18aの間に配置される複数のトレンチである。隣り合う2個の中央側トレンチ18bの間には、矩形状のメサ部12bが形成される。隣り合う端側トレンチ18aと中央側トレンチ18bとの間には、メサ部12bが形成される。中央側トレンチ18bが配置されている領域を中央領域100bと呼び、端側トレンチ18aが配置されている領域を端部領域100aと呼ぶ。中央領域100bは、2個の端部領域100aの間に挟まれている。
複数のトレンチ18a、18bは、互いに同一形状を有する。隣り合う2個の中央側トレンチ18bの間隔W1は、隣り合う2個の端側トレンチ18aの間隔W2よりも大きい。例えば、間隔W1は、間隔W2の2倍である。なお、複数の中央側トレンチ18bでは、2個の中央側トレンチ18bの間隔W1は、同一である。同様に、複数の端側トレンチ18aでは、2個の端側トレンチ18aの間隔W2は、同一である。なお、間隔W1は、メサ部12bの幅ということができ、間隔W2は、メサ部12aの幅ということができる。
エピタキシャル層16の表面には、複数のトレンチ18a、18bよりも、ダイオード100の終端側に、終端トレンチ20が配置されている。終端トレンチ20は、半導体層12の外周に沿って、複数のトレンチ18a、18bの外側を一巡して囲んでいる。終端トレンチ20は、エピタキシャル層16の表面からエピタキシャル層16を掘り下げることによって形成されている。終端トレンチ20は、トレンチ18a、18bと同様に、ドライエッチングによって形成される。
複数のトレンチ18a、18b及び終端トレンチ20のそれぞれの底面(即ち図1の下面)に接するエピタキシャル層16には、n型不純物濃度が周りよりも低い低濃度領域40が配置されている。トレンチ18a、18bの下方に位置する低濃度領域40は、トレンチ18a、18bの幅と同様以上の幅を有しており、終端トレンチ20の下方に位置する低濃度領域40は、終端トレンチ20の幅と同様以上の幅を有している。低濃度領域40の高さ(即ち図2の上下方向の長さ)は、例えば、中央側トレンチ18bの間隔W1、即ち、メサ部12bの幅の0.1倍~0.5倍である。低濃度領域40は、エピタキシャル層16にトレンチ18a、18b、20を形成後に、トレンチ18a、18b、20の底部のエピタキシャル層16にイオン注入し、アニール処理を実行することによって形成される。イオン注入では、n型不純物を含む酸化ガリウム(Ga)の半導体層12に対して、マグネシウム(Mg)のイオンを注入するように、カウンタイオン注入が実行される。
複数のトレンチ18a、18bのそれぞれの底面及び側面には、絶縁膜31が配置されている。同様に、終端トレンチ20の底面及び側面には、絶縁膜21が配置されている。絶縁膜21、31は、エピタキシャル層16の表面に、例えば酸化ハフニウム(HfO)等の絶縁材料を堆積させ、トレンチ18a、18b及び終端トレンチ20以外のエピタキシャル層16の表面に堆積された酸化ハフニウムを、化学機械研磨によって除去することによって形成される。なお、絶縁膜21、31は、化学蒸着(即ちCVD(Chemical Vapor Depositionの略))によって、例えば二酸化ケイ素(SiO)と酸化ハフニウム(HfO)との積層膜、あるいは、アルミナ(Al)の積層膜であってもよい。
終端トレンチ20には、絶縁膜21を介して、絶縁層22が充填されている。絶縁層22は、絶縁膜21、31が堆積された後、終端トレンチ20内のみに酸化ハフニウム(HfO)をさらに堆積させることによって形成される。絶縁層22の表面は、エピタキシャル層16、即ち半導体層12の表面と一致している。
複数のトレンチ18a、18bには、絶縁膜31を介して、導電部32が充填されている。導電部32は、例えば、チタン(Ti)等の導電材料を、トレンチ18a、18b、18cに堆積することによって形成される。これにより、導電部32は、絶縁膜31を挟んで、エピタキシャル層16、即ち、半導体層12と対向して配置されている。
導電部32の上端、即ち、複数のトレンチ18a、18bの上端には、アノード電極30が配置されている。アノード電極30は、半導体層12の表面に平板上に形成されている。アノード電極30は、複数のトレンチ18a、18bの上端において、導電部32と接触している。アノード電極30は、導電部32と一体的に形成されている。即ち、アノード電極30は、導電部32に連続して導電材料を堆積することによって形成されている。アノード電極30は、メタル電極であり、複数のトレンチ18a、18b及び終端トレンチ20との間に挟まれる半導体層12、即ち、半導体層12のメサ部12a、12bの表面において、半導体層12とショットキー接触している。
メサ部12bの幅は、メサ部12aの幅よりも大きい。このため、隣り合う2個の中央側トレンチ18bの間の半導体層12とアノード電極30との接触面積は、隣り合う2個の端側トレンチ18aの間の半導体層12とアノード電極30との接触面積よりも大きい。また、メサ部12bの個数は、メサ部12aの個数よりも多い。このため、中央領域100bにおける半導体層12とアノード電極30との接触面積は、2個の端部領域100aにおける半導体層12とアノード電極30との接触面積よりも大きい。
アノード電極30は、絶縁層22の表面に接触することによって、フィールドプレート構造が構成されている。
ダイオード100では、逆方向電圧が印加されている場合、トレンチ18a、18bの間隔が小さいほど、隣り合うトレンチ18a、18bの周辺に発生する空乏層が広がり易い。即ち、中央側トレンチ18bの間隔よりも端側トレンチ18aの間隔の方が小さい。このため、端部領域100aの方が、中央領域100bよりも空乏層が広がり易い。これにより、中央領域100bの耐圧を、端部領域100aの耐圧よりも低くすることができる。この結果、L負荷スイッチングのオフ動作実行時にダイオード100に逆方向電圧が印加される場合、端部領域100aよりも中央領域100bにおいて電界強度が高くなり、中央領域100bで電流が流れやすくなる。このため、電流がダイオード100の端部領域100a付近に集中することを緩和することができる。これにより、ダイオード100において、L負荷スイッチング時のアバランシェ破壊に対する耐性を向上させることができる。
ダイオード100では、複数のトレンチ18a、18bの下端近傍に、低濃度領域40を配置することによって、逆方向電圧が印加されている間に、空乏層を広がり易くすることができる。これにより、逆方向電圧の印加時の耐圧を向上させることができる。
ダイオード100では、絶縁層22が終端トレンチ20に埋め込まれている。これにより、フィールドプレート構造を配置するための絶縁層を、半導体層12の表面上に配置せずに済む。これにより、ダイオード100の表面を平坦化することができる。この結果、ダイオード100の表面の凸形状を考慮せずに、ダイオード100が搭載される装置を設計することができる。これにより、ダイオード100を搭載する装置を小型化することができる。
(第2実施例)
図3を参照して、第2実施例のダイオード200について、第1実施例のダイオード100との相違点を説明する。なお、ダイオード100と同様の構成ついては、同一の符号を付して、説明を省略する。ダイオード200は、端側トレンチ18aに替えて、端側トレンチ218aを備える。端側トレンチ218aでは、半導体層12の表面から裏面側に向かって(図3の上側から下方に向かって)、端側トレンチ218aの側面が傾斜することによって、端側トレンチ218aの幅が徐々に広がっている。この結果、隣り合う端側トレンチ218aにおいて、半導体層12の裏面側の端における間隔Wは、半導体層12の表面側の端における間隔Wよりも小さい。また、隣り合う端側トレンチ218aの間隔は、半導体層12の表面側の端で最も大きい。なお、間隔Wは、間隔W1に等しくてもよい。
端側トレンチ218aには、絶縁膜31と同様の絶縁膜231が配置される。端側トレンチ218aに充填される導電部232は、端側トレンチ218aの内側に充填されるように、断面が台形形状を有する。隣り合う2個の端側トレンチ218aの間に配置されているメサ部212aは、断面が台形形状の四角柱形状を有する。複数の端側トレンチ218aの終端側に位置するメサ部212cは、隣接する端側トレンチ218aと終端トレンチ20の形状に沿った形状を有する。複数の端側トレンチ218aの中央側に位置するメサ部212dは、隣接する端側トレンチ218aと中央側トレンチ18bの形状に沿った形状を有する。その他のダイオード200の構成は、寸法の違いを除いてダイオード100の構成と同様であるため、説明を省略する。
ダイオード200によっても、ダイオード100と同様の効果を奏する。また、ダイオード200では、逆方向電圧が印加されている間、複数のトレンチ218a、18bの底面及び側面に隣接する半導体層12に空乏層が発生する。隣り合う2個の端側トレンチ218aでは、半導体層12の裏面側(図3の下端)において、間隔Wが比較的に狭い。このため、隣り合う2個の端側トレンチ218aのそれぞれから延びる空乏層が互いに連結される。この結果、逆方向電圧の印加時に、端側トレンチ218aの下端部における空乏層の広がりによって、耐圧を向上させることができる。
図4は、間隔W/間隔Wと耐圧の高さとの関係を示すグラフである。図4は、ダイオード200を用いて行ったシミュレーション結果を示す。なお、隣り合う中央側トレンチ18bの間隔W1は、Wと等しい。図4では、横軸が間隔W/間隔Wを表し、縦軸が耐圧を表す。シミュレーション結果では、ダイオード200の間隔W/間隔Wの値が大きいほど、耐圧が高くなる。特に、間隔W/間隔Wが2以上、即ち、隣り合う端側トレンチ218aの表面側端部の間隔Wが、裏面側端部の間隔Wの2倍以上である場合、間隔W/間隔Wが2未満の場合と比較して、耐圧が特に高い。
また、ダイオード200において、隣り合う2個の端側トレンチ218aでは、半導体層12の表面側の端における間隔Wは比較的に大きい。即ち、間隔Wを小さくしつつ、ショットキー接触する部分の間隔Wを小さくせずに済む。これにより、順方向電圧が印加されている場合のオン抵抗が高くなることを抑制することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(1)上記の技術は、酸化ガリウム以外の例えばシリコンカーバイド(SiC)等のワイドギャップ半導体にも適用可能である。また、ダイオード100、200は、ショットキーダイオード以外に、PNダイオードにも適用可能である。
(2)上記した実施例では、低濃度領域40は、終端トレンチ20の下方にも配置されている。しかしながら、終端トレンチ20の下方には、低濃度領域40が配置されていなくてもよい。この場合、終端トレンチ20の下方の半導体層12は、その他の半導体層12と同等の不純物濃度を有していてもよい。
(3)複数の中央側トレンチ18bでは、2個の中央側トレンチ18bの間隔W1は、他の2個の中央側トレンチ18bの間隔W1と異なっていてもよい。同様に、複数の端側トレンチ18aでは、2個の端側トレンチ18aの間隔W2は、他の2個の端側トレンチ18aの間隔W2と異なっていてもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:カソード電極、12:半導体層、12a、12b:メサ部、14:基板、16:エピタキシャル層、18a:端側トレンチ、18b:中央側トレンチ、20:終端トレンチ、21、31:絶縁膜、22:絶縁層、30:アノード電極、32:導電部、40:低濃度領域、100:ダイオード、100a:端部領域、100b:中央領域

Claims (3)

  1. 半導体層と、
    前記半導体層の表面に配置される表面電極と、
    前記半導体層の表面から裏面に向かって延びており、前記表面に互いに間隔を有して並ぶ複数のトレンチと、
    前記複数のトレンチの内壁面を覆う絶縁膜と、
    前記トレンチに充填されるとともに、前記表面電極に接触する導電部と、
    前記半導体層の裏面に配置される裏面電極と、を備えるダイオードであって、
    前記複数のトレンチのうち、前記ダイオードの終端側に配置される2個以上の端側トレンチの間隔は、前記複数のトレンチのうち、前記端側トレンチよりも前記ダイオードの中央側に配置される2個以上の中央側トレンチの間隔よりも小さく、
    前記複数のトレンチのうちの少なくとも一部のトレンチの前記裏面側端の前記裏面側に位置する前記半導体層は、前記半導体層の他の部分よりも不純物濃度が低い低濃度領域を有する、ダイオード。
  2. 半導体層と、
    前記半導体層の表面に配置される表面電極と、
    前記半導体層の表面から裏面に向かって延びており、前記表面に互いに間隔を有して並ぶ複数のトレンチと、
    前記複数のトレンチの内壁面を覆う絶縁膜と、
    前記トレンチに充填されるとともに、前記表面電極に接触する導電部と、
    前記半導体層の裏面に配置される裏面電極と、を備えるダイオードであって、
    前記複数のトレンチのうち、前記ダイオードの終端側に配置される2個以上の端側トレンチの間隔は、前記複数のトレンチのうち、前記端側トレンチよりも前記ダイオードの中央側に配置される2個以上の中央側トレンチの間隔よりも小さく、
    前記複数のトレンチよりも前記半導体層の外周側において前記複数のトレンチを一巡しており、前記半導体層の前記表面から前記裏面に向かって延びる終端トレンチと、
    前記終端トレンチに充填される絶縁層と、をさらに備え、
    前記表面電極と前記絶縁層とは、互いに接触することによって、フィールドプレート構造を構成している、ダイオード。
  3. 前記表面電極は、金属電極であり、
    前記表面電極と前記半導体層とは、ショットキー接触している、請求項1からのいずれか一項に記載のダイオード。
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