JP7117871B2 - 流体ポンプ - Google Patents

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本発明は、流体ポンプに関する。
従来、流体を吸入してその圧力を上昇させて吐出するための加圧室と、この加圧室を構成するポンプ本体と、加圧室から吐出される流体が通過する高圧配管と、加圧室から高圧配管に至る吐出通路に設けられた吐出弁ユニットとを備える高圧燃料供給ポンプが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1の高圧燃料供給ポンプでは、吐出弁ユニットの弁座部材は、ポンプ本体の吐出通路に対して圧入により固定される。ただし、吐出通路内は高圧な環境にあり、吐出弁ユニットの固定を強固に行う必要があるので、吐出通路に対する吐出弁ユニットの圧入は、大きい締め代をもって行われる。特許文献2の高圧燃料供給ポンプにおいても同様であると考えられる。
また、特許文献2の高圧燃料供給ポンプにおいては、量制御弁の故障時に、インジェクタ(燃料噴射弁)の正常な機能を損なうおそれのある燃料集合管路における過剰な圧力を回避するために、リリーフ弁としての圧力制限弁が組み込まれている。
特開2011-80391号公報 特開2004-138062号公報
しかしながら、上記特許文献1、2の高圧燃料供給ポンプによれば、吐出弁ユニットの弁座部材が吐出通路に対して大きい締め代で圧入されるので、ポンプ本体における吐出通路の外周部分には比較的大きい歪が生じる。
このため、ポンプ本体内に高精度に開弁圧が調整されたリリーフ弁を設ける場合には、上記の歪が調圧弁に影響しないように、調圧弁を吐出通路から離れた位置に配置するなどの配慮が必要となる。このことは、吐出弁やリリーフ弁などを実装する際のレイアウトを制約するので、ポンプの小型化を図るうえで障害となる。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、吐出弁やリリーフ弁をコンパクトに実装できる流体ポンプを提供することにある。
第1発明に係る流体ポンプは、
流体を吸入し、圧力を上昇させて吐出するための加圧室を有するポンプ本体を備え、該ポンプ本体に、複数の流体弁と、前記加圧室から吐出される流体が通過する高圧通路と、前記加圧室から前記高圧通路に至る吐出連通路とが設けられた流体ポンプにおいて、
前記ポンプ本体には、略円筒形状の内壁面を有して前記高圧通路の少なくとも一部を形成する凹部が設けられており、
前記流体弁のうちの少なくとも1つは、前記吐出連通路に設けられた吐出弁であり、
前記流体弁のうちの少なくとも他の1つは、前記高圧通路と、該高圧通路よりも低圧の空間との間に設けられたリリーフ弁であり、
前記吐出弁は、前記ポンプ本体を塑性変形して形成された変形固定部によって該ポンプ本体に固定されており、
前記変形固定部は、前記吐出弁を中心にして円周方向に均等に複数個所に配置され、かつ前記凹部の底面に設けられて、前記凹部の深さ方向で、前記底面よりも深い部分に配置されており、
前記ポンプ本体における隣り合う前記変形固定部同士の間の部分である非変形部は、前記吐出弁の中心及び前記リリーフ弁の中心を通りかつ前記吐出連通路が延在する方向に平行な弁配置方向面と、前記吐出弁の前記リリーフ弁側において交差していることを特徴とする。
第1発明によれば、ポンプ本体を塑性変形して形成された変形固定部は、吐出弁のリリーフ弁側では、上記の弁体配置方向面と交差していない。このため、この交差が生じている場合に比べて、変形固定部とリリーフ弁との最短距離が大きい。これにより、変形固定部の形成によってポンプ本体に生じた歪がリリーフ弁に伝わるのを極力防止することができる。その分、吐出弁とリリーフ弁とを近接させて配置することが可能になるので、流体ポンプの小型化を図ることができる。
第2発明に係る流体ポンプは、第1発明において
記吐出弁及び前記リリーフ弁は、前記凹部の内壁面に囲まれた内部から挿入されて前記ポンプ本体に固定されていることを特徴とする。
第2発明によれば、上記凹部の内部から吐出弁及びリリーフ弁が挿入されるが、この場合も、上記第1発明の効果により、変形固定部の形成によるポンプ本体の歪みがリリーフ弁に伝わるのを防ぐことができる。このため、吐出弁とリリーフ弁との距離を小さくして凹部を小さく設定することができるので、ポンプ本体を小型化することができる。
第3発明に係る流体ポンプは、第2発明において、
前記複数の変形固定部は、前記弁配置方向面を対称面とする面対称を呈しており、
記非変形部は、前記吐出弁の前記リリーフ弁と反対側においても前記弁方向配置面と
交差していることを特徴とする。
この構成において、吐出弁を上述の凹部の内壁面に限界まで近接させるとすれば、凹部の内壁面と吐出弁とが近接した領域を塑性変形することは極めて困難である。この点、第3発明によれば、非変形部が吐出弁のリリーフ弁と反対側においても弁方向配置面と交差しているので、該反対側を凹部の内壁面に近接させて配置すれば、凹部の当該近接部分の塑性変形が不要となる。
したがって、吐出弁を当該近接部分の塑性変形を要することなくバランス良くポンプ本体に固定することができ、これにより小さな凹部の内部からリリーフ弁なども挿入して配置できるので、さらに流体ポンプの小型化を図ることができる。
第4発明に係る流体ポンプは、第1~第3のいずれかの発明において、
前記ポンプ本体には、前記高圧通路から前記低圧の空間に通じたリリーフ通路が設けられており、
前記リリーフ弁は、
弁体と、
前記リリーフ通路に圧入されて前記弁体と協働する弁座部材と、
前記リリーフ通路内に挿入されて前記弁座部材の圧入により圧縮され、前記弁座部材に前記弁体を付勢するばね部材とを備えることを特徴とする。
第4発明によれば、上述のように変形固定部の形成による歪がリリーフ通路すなわちリリーフ弁に極力伝わらないように構成されるので、リリーフ弁の弁座部材を直接ポンプ本体のリリーフ通路に圧入して固定しても、弁座部材の座面が歪むことが無い。
このため、弁体と座面とのシール性を、他の部品を要することなく保つことができるので、部品点数を少なくすることができる。また、弁座部材が変形固定部の歪によって変位することが無いので、ばね部材の圧縮量の変化を防止し、リリーフ弁の開弁圧力を精密に管理することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る高圧燃料ポンプの要部を示す断面図である。 図1の高圧燃料ポンプにおける吐出弁の断面図である。 図1の高圧燃料ポンプにおける凹部をその開口部側から見た様子を示す図である。 図1の高圧燃料ポンプにおける吐出弁を固定する変形固定部を形成する様子を示す断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る直噴エンジンの燃料供給システムにおける高圧燃料ポンプの要部を示す。この高圧燃料ポンプは、燃料タンクから送られてくる燃料を、エンジンカムの回転動力を利用し、昇圧してインジェクタに供給する。
図1に示すように、高圧燃料ポンプ1は、加圧室2を有するポンプ本体3を備える。加圧室2は、燃料タンクから送られてくる流体としての燃料を吸入し、圧力を上昇させて吐出するために用いられる。加圧室2への燃料の供給は、燃料タンクの低圧燃料ポンプに接続された吸入管4から、脈動ダンパ5が配置されたダンパ室6及び吸入口7を経て行われる。
ポンプ本体3には、複数の流体弁と、加圧室2から吐出される燃料が通過する高圧通路8と、加圧室2から高圧通路8に至る吐出連通路9とが設けられる。流体弁のうちの少なくとも1つは、吐出連通路9に設けられた吐出弁10である。流体弁のうちの少なくとも他の1つは、高圧通路8から高圧通路8よりも低圧の空間であるダンパ室6へ燃料を開放するリリーフ弁11である。
図示していないが、吸入口7の上流側には、加圧室2への燃料の吸入を制御する吸入弁(スピルバルブ)が設けられる。
ポンプ本体3には、ポンプ本体3の外面に開口して高圧通路8の少なくとも一部を形成する凹部12が設けられる。凹部12は、略円筒形状の内壁面12aを有する。吐出弁10及びリリーフ弁11は、凹部12の内壁面12aに囲まれた内部から挿入されてポンプ本体3に固定される。
凹部12の開口側には、凹部12とともに高圧通路8の一部を構成する高圧接続部13が結合される。高圧接続部13の凹部12と反対側には、インジェクタに通じた高圧通路8の部分が接続される。
加圧室2の下面は、プランジャ14の先端面によって構成される。プランジャ14は、加圧室2への燃料の吸入、圧縮、及び吐出のサイクルを繰り返し行うために往復動される。プランジャ14の往復動は、ばね15の付勢力と、エンジンのクランクシャフトなどの動力により該付勢力に抗して駆動されるカムとによって行われる。
ポンプ本体3には、高圧通路8から低圧のダンパ室6に通じたリリーフ通路16が設けられる。リリーフ通路16は、吐出弁10の中心軸線17(図2参照)に平行で、一端が凹部12の底面12bに開口した通路部分18を有する。
リリーフ弁11は、弁体19と、通路部分18に圧入されて弁体19と協働する弁座部材20と、通路部分18内に挿入されて弁座部材20の圧入により圧縮され、弁座部材20に弁体19を付勢するばね部材21とを備える。
図2は、吐出弁10の断面を示す。図2に示すように、吐出連通路9は、加圧室2の下流側に隣接した小内径部22と、小内径部22の下流側に位置してこれよりも内径が大きい大内径部23と、小内径部22と大内径部23とを段差状に接続する本体当接面24とを有する。大内径部23の下流側は、凹部12の底面12bに開口している。
吐出弁10は、中空円筒状で、吐出連通路9に嵌合された弁座部25と、弁座部25に当接して吐出連通路9を閉鎖する弁体26と、弁体26を付勢して弁座部25の弁座27aに当接させるばね部材28と、ばね部材28を収容するホルダ部29とを有する。弁座部25は、上流側の大外径部30と、これよりも外径が小さい下流側の小外径部31と、大外径部30と小外径部31とを段差状に接続する弁座荷重受け部32とを有する。
弁座荷重受け部32は、ホルダ部29が当接して弁座部25に対して吐出弁10の中心軸線17に平行な基準方向Sに与える荷重を受ける。ホルダ部29は、弁座荷重受け部32に当接するホルダ当接部33と、ポンプ本体3がホルダ部29に基準方向Sに与える荷重を受けるホルダ荷重受け部34とを備える。
ポンプ本体3がホルダ部29に対して基準方向Sに与える荷重は、ポンプ本体3が塑性変形されて設けられた変形固定部35によって与えられる。すなわち、吐出弁10は、変形固定部35によってポンプ本体3に固定されている。
図3は、凹部12をその開口部側から基準方向Sに見た様子を示す。図3に示すように、変形固定部35は、凹部12の底面12bにおいて、吐出弁10の中心軸線17を中心とする円周上の複数個所、例えば2個所に、円周方向に均等な間隔を置いて形成される。
ポンプ本体3の前記円周上における変形固定部35以外の部分(隣り合う変形固定部35同士の間の部分)である非変形部36は、吐出弁10及びリリーフ弁11の各中心C1、C2を通りかつ吐出連通路9の延在方向に平行な弁配置方向面37と交差している。すなわち、非変形部36は、該延在方向に見た場合における吐出弁10及びリリーフ弁11双方の中心C1、C2の間、すなわち吐出弁10のリリーフ弁11側において、弁配置方向面37と交差している。なお、中心C1は、吐出弁ユニット10の弁体26と弁座27aとが接する部分の中心である。中心C2は、リリーフ弁11の弁体19と弁座部材20とが接する部分の中心である。
複数の変形固定部35は、弁配置方向面37を対称面とする面対称を呈するように形成されている。したがって、非変形部36は、吐出弁10の中心C1からリリーフ弁11に向かう方向と反対側、すなわち吐出弁10のリリーフ弁11と反対側においても弁配置方向面37と交差している。
吐出弁10及びリリーフ弁11は、ポンプ本体3に対して、次のようにして組み込まれる。すなわち、吐出弁10については、まず、図2のような相互の位置関係で配置された弁座部25、弁体26、ばね部材28及びホルダ部29が、吐出連通路9の大内径部23に対して、弁座部25の上流側端面が吐出連通路9の本体当接面24に当接するまで挿入される。
次に、図4に示すようにして、ホルダ部29の外径程度の内径を有し、かつ先端部が図2の変形固定部35に対応する形状を有する円筒状の治具Jにより、変形固定部35が形成される。
すなわち、治具Jが、ホルダ部29の外周において、図3の変形固定部35に対応する周方向位置で配置される。そして、治具Jの先端面により、凹部12の底面12bにおける大内径部23の周囲の部分が中心軸線17方向に押圧されて、塑性変形される。これにより、図2及び図3に示すような断面形状及び配置を有する変形固定部35が形成され、吐出弁10の組込みが完了する。
この変形固定部35の形成に際して、弁配置方向面37上及びその近傍においては、塑性変形がなされないので、ポンプ本体3に対する歪の発生は最小限に留められる。このため、変形固定部35の形成により、リリーフ通路16の通路部分18に対して、歪が伝達することはない。
一方、リリーフ弁11については、まず、ばね部材21が、リリーフ通路16の通路部分18に挿入される。次に、ばね部材21と弁座部材20との間に弁体19を配置した状態で、通路部分18に弁座部材20が圧入される。このとき、圧入量が、所定の開弁圧となるように調整される。これにより、リリーフ弁11の組込みが完了する。
なお、この開弁圧は、上述の加圧室2の上流側に設けられた吸入弁によっては制御できない高い圧力が何らかの原因で高圧通路8内に生じた場合に、この圧力をリリーフ弁11が支障なく開放できるように設定される。
このようにして吐出弁10及びリリーフ弁11が組み込まれた高圧燃料ポンプ1において、エンジンの駆動に応じてプランジャ14が往復動されると、プランジャ14が下降するときに上述の吸入弁が開いて加圧室2に燃料が流入する。また、プランジャ14が上昇するとき、吸入弁が閉じられて加圧室2内の燃料が圧縮される。
これにより、加圧室2内が高圧になるので、吐出弁10が開き、高圧燃料が高圧通路8内に吐出される。吐出された燃料は、高圧通路8を経てインジェクタから噴射される。この間に、高圧通路8の圧力が何らかの原因で過大になると、リリーフ弁11が開放し、高圧通路8の高圧燃料が、リリーフ通路16を経てダンパ室6内に開放される。
リリーフ弁11は、このように高圧通路8の圧力が過大になったときに、これを機械的に解放する安全装置として機能するものであるため、その開弁圧は正確に保持される必要がある。この点、上記のように吐出弁10の組込みに際しては、ポンプ本体3を塑性変形させるのにも拘らず、その影響がリリーフ通路16にほとんど及ばないので、リリーフ弁11の開弁圧が正確に保持される。
以上のように、本実施形態によれば、変形固定部35は、吐出弁10及びリリーフ弁11の双方の中心C1及びC2の間では、弁配置方向面37と交差しない。このため、この交差が生じる場合と比べて、変形固定部35とリリーフ弁11とが離れている。
したがって、変形固定部35の形成によりポンプ本体3に生じた歪がリリーフ弁11に伝わるのを極力防止することができる。換言すれば、吐出弁10にリリーフ弁11をより近接させて配置することが可能になり、高圧燃料ポンプ1の小型化を図ることができる。
また、ポンプ本体3に対し、凹部12の内部から吐出弁10及びリリーフ弁11が挿入されて固定される際に、これらの距離が小さい場合でも、変形固定部35の形成によるポンプ本体3の歪みがリリーフ弁11に伝わるのを防ぐことができる。このため、吐出弁10とリリーフ弁11との距離を小さくして凹部12を小さく設定し、ポンプ本体3をさらに小型化することができる。
また、吐出弁10を凹部12の内壁面12aに限界まで近づけるとすれば、内壁面12aと吐出弁10との間の領域を塑性変形することは極めて困難である。しかし、吐出弁10と内壁面12aとが最も近接している部分は、塑性変形されない非変形部36である。
このため、吐出弁10をポンプ本体3にバランスよく固定できるとともに、小さな凹部12内にリリーフ弁11も配置することができるので、さらに高圧燃料ポンプ1の小型化を図ることができる。
また、上述のように変形固定部35の形成による歪がリリーフ通路16に極力伝わることがないので、リリーフ弁11の弁座部材20を直接にポンプ本体3のリリーフ通路16に圧入して固定しても、弁体26と弁座部材20の座面とのシール性を保つことができる。このため、リリーフ弁11を構成するための部品点数を少なくすることができる。
また、弁座部材20が変形固定部35の歪によって変位することが無いので、ばね部材21の圧縮量の変化を防止し、リリーフ弁11の開弁圧を精密に管理することが可能となる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。例えば、本発明は、高圧燃料ポンプ以外の流体ポンプに対しても適用することができる。
また、吐出弁及びリリーフ弁の中心軸線が平行である場合に限らず、これらが平行でない場合においても、本発明を適用することができる。すなわち、かかる場合においても、非変形部が、吐出弁及びリリーフ弁の双方の中心を通りかつ吐出連通路の延在方向に平行な弁配置方向面と交差している場合には、本発明の効果を奏することができる。
1…高圧燃料ポンプ、2…加圧室、3…ポンプ本体、4…吸入管、5…脈動ダンパ、6…ダンパ室、7…吸入口、8…高圧通路、9…吐出連通路、10…吐出弁、11…リリーフ弁、12…凹部、12a…内壁面、12b…底面、13…高圧接続部、14…プランジャ、15…ばね、16…リリーフ通路、17…中心軸線、18…通路部分、19…弁体、20…弁座部材、21…ばね部材、22…小内径部、23…大内径部、24…本体当接面、25…弁座部、26…弁体、27a…弁座、28…ばね部材、29…ホルダ部、30…大外径部、31…小外径部、32…弁座荷重受け部、33…ホルダ当接部、34…ホルダ荷重受け部、35…変形固定部、36…非変形部、37…弁配置方向面、C1、C2…中心、S…基準方向。

Claims (4)

  1. 流体を吸入し、圧力を上昇させて吐出するための加圧室を有するポンプ本体を備え、該ポンプ本体に、複数の流体弁と、前記加圧室から吐出される流体が通過する高圧通路と、前記加圧室から前記高圧通路に至る吐出連通路とが設けられた流体ポンプにおいて、
    前記ポンプ本体には、略円筒形状の内壁面を有して前記高圧通路の少なくとも一部を形成する凹部が設けられており、
    前記流体弁のうちの少なくとも1つは、前記吐出連通路に設けられた吐出弁であり、
    前記流体弁のうちの少なくとも他の1つは、前記高圧通路と、該高圧通路よりも低圧の空間との間に設けられたリリーフ弁であり、
    前記吐出弁は、前記ポンプ本体を塑性変形して形成された変形固定部によって該ポンプ本体に固定されており、
    前記変形固定部は、前記吐出弁を中心にして円周方向に均等に複数個所に配置され、かつ前記凹部の底面に設けられて、前記凹部の深さ方向で、前記底面よりも深い部分に配置されており、
    前記ポンプ本体における隣り合う前記変形固定部同士の間の部分である非変形部は、前記吐出弁の中心及び前記リリーフ弁の中心を通りかつ前記吐出連通路が延在する方向に平行な弁配置方向面と、前記吐出弁の前記リリーフ弁側において交差していることを特徴とする流体ポンプ。
  2. 記吐出弁及び前記リリーフ弁は、前記凹部の内壁面に囲まれた内部から挿入されて前記ポンプ本体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の流体ポンプ。
  3. 前記複数の変形固定部は、前記弁配置方向面を対称面とする面対称を呈しており、
    前記非変形部は、前記吐出弁の前記リリーフ弁と反対側においても前記弁配置方向面と交差していることを特徴とする請求項2に記載の流体ポンプ。
  4. 前記ポンプ本体には、前記高圧通路から前記低圧の空間に通じたリリーフ通路が設けられており、
    前記リリーフ弁は、
    弁体と、
    前記リリーフ通路に圧入されて前記弁体と協働する弁座部材と、
    前記リリーフ通路内に挿入されて前記弁座部材の圧入により圧縮され、前記弁座部材に前記弁体を付勢するばね部材とを備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の流体ポンプ。
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