JP7114917B2 - 業務支援システム、及び業務支援方法 - Google Patents
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Description
作業環境情報は、ユーザが中断した業務の作業環境であるか否かの情報を含む。この場合、形成部は、例えば、取得部が第1の作業環境情報の取得した後、移動体が有する情報処理装置に、第1の作業環境を形成することができる。2つめのパターンでは、第1の作業環境情報はユーザが中断した業務の作業環境であるか否かの情報は含まない。この場合、例えば、形成部は、ユーザからの継続要求を受付けた場合に、移動体が有する情報処理装置に、第1の作業環境を形成することができる。
示することができる。また、業務支援システムは、中断理由に関連する情報をインターネット上の公共機関のサイトや各種情報提供サイトから収集して、ユーザに提示するようにしてもよい。ユーザは、中断理由に関する情報収集の時間を軽減し、目的地への移動中に中断業務を継続するための時間を確保することができる。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る業務支援システムが適用される移動体システムの概略構成を示す。先ず、移動体システムの概要について説明する。当該移動体システムは、与えられた指令に基づいて自律走行を行う複数の自律走行車両(以下、単に「車両」と言う。)100と、当該指令を発行するセンタサーバ400と、を含んで構成される。また、業務管理サーバ500と、該業務管理サーバ500に対してオフィス内で接続される各ユーザのユーザ端末50とについては、主に業務支援システム1に関連する構成として図示している。車両100は、所定のサービスを提供する自動運転車両であり、センタサーバ400は、複数の車両100を管理する装置である。なお、移動体システムには複数台の車両100が含まれる。業務管理サーバ500は、一のオフィス内で、そこに所属する社員(ユーザ)の業務を管理する装置であるが、該ユーザが車両100を業務等で使用したい場合には個人のユーザ端末50から業務管理サーバ500を通してセンタサーバ400へのアクセスが行われる。なお、図1においては、ユーザの自宅(本実施形態では、後述するようにユーザが車両100で移動する場合の目的地とされる。)に設置されているユーザ端末60も図示されているが、当該ユーザ端末60は移動体システムに関連するものではなく、本実施形態の業務支援システム1に関連するものであって説明の便宜上図1に示されている。
を利用して所定の目的地に移動しようとするユーザの業務遂行を支援するための制御装置でもある。この場合、センタサーバ400は、業務管理サーバ500からユーザの業務に関連する情報(後述の「業務情報」に相当する情報)を取得した上で、ユーザが移動中の車両100内で自己の業務を効率的に遂行できるように所定の処理を行う。この所定の処理は、車両100への運行指令の送信処理とは独立して行われる処理ではあるが、車両100が自律運転により目的地に移動することを考慮した、ユーザへの業務支援のための処理である。
行させることで上記した各種処理を行うための機能が実現される。その各種処理の具体例として、制御部103は、運行計画生成部1031、環境検出部1032、走行制御部1033の機能モジュールを有している。
(1)自車両が走行する経路を道路リンクの集合によって表したデータ
自車両が走行する経路は、例えば、記憶された地図データを参照し、与えられた出発地と目的地に基づいて自動的に生成してもよい。なお、自車両が走行するルート算出は、車両100内ではなく、外部装置(例えば、センタサーバ400)の処理に頼ってもよい。この場合、センタサーバ400は、車両100からその自車両位置を取得し、当該車両100が進むべき経路を算出するとともに、その算出した経路データを、上記の運行指令に含めてもよく、又は別々に車両100に送信してもよい。
(2)経路上の地点において自車両が行うべき処理を表したデータ
自車両が行うべき処理には、例えば、「ユーザを乗降させる」、「一時立ち寄りする」といったものがあるが、これらに限られない。運行計画生成部1031が生成した運行計画は、後述する走行制御部1033へ送信される。
サービスを利用して、ネットワークN1経由で他の装置(例えばセンタサーバ400)と通信を行うことができる。
(Read Only Memory)等の主記憶部(不図示)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)、リムーバブルメディア等の補助記憶部(不図示)を有するコンピュータである。なお、リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のようなディスク記録媒体である。補助記憶部には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶部の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
て説明する。図3は車両管理情報のテーブル構成を例示している。車両管理情報テーブルは、車両ID、現在位置、移動サービスの各フィールドを有する。車両IDフィールドには、移動体システムにおいてセンタサーバ400によって管理されている全ての車両を特定するための識別情報が入力される。現在位置フィールドには、各車両100が現時点で位置している場所を特定するための情報が入力される。具体的には、車両100の現在位置を特定するための緯度及び経度に関連する情報であり、車両100において位置情報取得部102によって取得された情報が、当該車両100からセンタサーバ400に送信される度に、車両管理DB403における当該車両100に対応する現在位置フィールドが更新される。移動サービスフィールドは、車両100が自律走行によるユーザの移動サービスを提供している最中か否かを表す情報が入力される。例えば、車両100が当該移動サービスを提供中である場合には、移動サービスフィールドには「サービス中」と入力され、当該移動サービスを提供中でない場合には、移動サービスフィールドには「非サービス中」と入力される。センタサーバ400は、ユーザから車両100の利用依頼があった場合、非サービス中の車両100のうち、ユーザの職場により近い車両100を配車する。
所定時間停車することを前提とした運行指令を生成する。
、ユーザが作成中の書類のデータが、情報処理装置150において編集可能となるように作業環境が形成される。また、業務種別が「会議」または「来客」の場合、場所フィールドに示される会議室等と通信可能な作業環境が情報処理装置150に形成される。業務種別が「外出」の場合、外出先において、情報処理装置150との通信を可能とする設備が整備されている場合には、外出先の会議室や客室等と通信可能な作業環境が情報処理装置150に形成されるようにしてもよい。
もよい。車両IDフィールドは、ユーザが遂行中の業務を中断した場合に、中断した業務を継続するために手配された車両100の識別情報を格納する。手配された車両100には、ユーザが中断した業務の作業環境が形成される。
て情報を提示する手段である。具体的には、タッチパネルとその制御手段、液晶ディスプレイとその制御手段から構成される。タッチパネル及び液晶ディスプレイは、本実施形態では一つのタッチパネルディスプレイからなる。なお、ユーザが行う入力操作は、タッチパネルディスプレイを介したものに限られない。例えば、ハードウェアスイッチ等によるものであってもよい。
図8は、センタサーバ400で実行される業務支援処理を例示するフローチャートである。この処理の流れは、例えば、センタサーバ400が、ユーザ端末50から業務管理サーバ500を介して、車両100の利用依頼を受付けたことを契機に開始する。
図9に示すように、事前に登録された職場の事業所の名称又は事業所の住所から選択して入力されるようにしてもよい。また、出発地SC12は、直接住所が入力されるようにしてもよい。目的地SC13は、ユーザが移動する先の目的地を入力するための欄である。目的地SC13は、例えば、ユーザの自宅の住所、子供の預け先である保育施設の住所等が入力される。
。また、形成部4024は、ユーザが情報処理装置150を介して、サーバAのW001フォルダにアクセス可能となるように、情報処理装置150のネットワーク環境の設定をしてもよい。
業務支援システム1の形成部4024は、ユーザが遂行中の遂行業務を中断したときの作業環境を形成するための情報を、業務管理DB503から取得し、ユーザが目的地に移動する車両100内で、車両100が有する情報処理装置150に、当該作業環境を形成する。これにより、ユーザは、目的地に移動する車両100内で、中断した遂行作業を再開し継続することができ、業務の継続性を確保することができる。
図10に基づいて、本実施形態の業務支援制御について説明する。第1の実施形態において、業務支援システム1は、ユーザが遂行中の業務を中断した場合に、ユーザが目的地まで移動するための車両100が有する情報処理装置150に、中断した業務の作業環境を形成する。このため、ユーザは、中断業務を車両100内で継続して遂行することがで
きる。一方、ユーザが遂行中の業務を中断すると、ユーザが担当する他の業務にも影響が及ぶ場合がある。そこで、第2の実施形態では、業務支援システム1は、さらに、ユーザが中断した業務以外の、ユーザが遂行すべき業務について、ユーザ以外の他の担当者にスケジュール調整を依頼する処理を実行する。第2の実施形態では、図8に示す第1の実施形態に係る業務支援制御に加えて、スケジュール調整依頼処理が実行される。図10は、第2の実施形態に係るスケジュール調整依頼処理を例示するフローチャートである。この処理の流れは、例えば、センタサーバ400が、ユーザ端末50から業務管理サーバ500を介して、ユーザが遂行中の業務を中断する旨の通知を受付けたことを契機に開始する。
ことで、スケジュールの調整依頼を通知することができる。
の担当者のユーザ端末50に、当該他の業務のスケジュールの調整依頼を通知する。これにより、業務支援システム1の調整部4026は、ユーザが緊急状況により遂行中の業務を中断せざるを得ない場合に、効率よくスケジュール調整をさせることができる。
図11に基づいて、本実施形態の業務支援制御について説明する。第1の実施形態において、業務支援システム1は、ユーザが遂行中の業務を中断した場合に、ユーザが目的地まで移動するための車両100が有する情報処理装置150に、中断した業務の作業環境を形成する。このため、ユーザは、中断業務を車両100内で継続して遂行することができる。第3の実施形態では、業務支援システム1は、さらに、ユーザが目的地に移動するまでの間に収集を希望する情報を提示する。第3の実施形態では、図8に示す第1の実施形態に係る業務支援制御に加えて、情報提示処理が実行される。図11は、第3の実施形態に係る情報提示処理を例示するフローチャートである。この処理の流れは、例えば、センタサーバ400が、ユーザ端末50から業務管理サーバ500を介して、ユーザが遂行中の業務を中断する旨の通知を受付けたことを契機に開始する。
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記の業務支援制御を実現させるプログラムを、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができ
る。コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、当該コンピュータが上記のセンタサーバ400として機能する。
、コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としても、コンピュータ等に固定された記録媒体としても利用可能である。
50 :ユーザ端末
60 :ユーザ端末
100 :車両
150 :情報処理装置
400 :センタサーバ
403 :車両管理DB(データベース)
500 :業務管理サーバ
503 :業務管理DB(データベース)
N1 :ネットワーク
Claims (6)
- 情報処理装置を有する移動体において、前記情報処理装置を用いたユーザの業務遂行を支援する業務支援システムであって、
前記ユーザが遂行中だった業務を中断した場合における、中断業務に関する業務情報を記憶する業務管理装置から、該ユーザが該中断業務を再開するために使用する第1の作業環境情報を取得する取得部と、
前記ユーザが前記中断業務を中断した後に前記移動体で目的地に移動する場合、該移動体が有する前記情報処理装置に、前記第1の作業環境情報に基づいて該中断業務を再開するための第1の作業環境を形成する形成部と、
前記遂行中だった業務よりも緊急性の高いイベントの発生に起因する、前記ユーザが前記中断業務の中断を要求する原因となった中断理由に応じて、該ユーザが希望する情報を提示する情報提示部、を備え、
前記情報提示部は、前記中断理由および前記中断理由に関連付けられた前記提示を希望する情報を前記ユーザが選択するためのインターフェースを有し、
前記中断理由は、家族の病気または介護であり、前記提示を希望する情報は、保育、医療および介護のうち、少なくともいずれかに関する情報である、
業務支援システム。 - 前記中断業務に関する業務情報は、前記ユーザが前記移動体で前記目的地に移動するまでの間に該移動体内で該中断業務を再開することを指示する所定情報を含み、
前記形成部は、前記所定情報に従って、前記ユーザが前記移動体内で前記中断業務を再開可能となるように、前記情報処理装置に前記第1の作業環境を形成する、
請求項1に記載の業務支援システム。 - 前記移動体が前記目的地に到達したときに前記中断業務が完了していない場合には、該中断業務に関して前記情報処理装置内で形成されている第2の作業環境を、該目的地に関連付けられ且つ前記ユーザがアクセス可能な他の情報処理装置内に形成するための第2の作業環境情報を保持する保持部を、更に備える、
請求項1又は請求項2に記載の業務支援システム。 - 前記中断業務が、前記ユーザと他の一又は複数の担当者との間で遂行される業務である
場合、前記形成部は、該ユーザが前記情報処理装置を介して該他の一又は複数の担当者と通信可能となるように、該情報処理装置に前記第1の作業環境を形成する、
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の業務支援システム。 - 前記業務管理装置は、前記中断業務以外の、前記ユーザが遂行すべき業務に関する業務情報も記憶し、
前記業務支援システムは、前記中断業務が中断された後に前記ユーザが前記他の一又は複数の担当者とともに遂行すべき共同業務が、前記業務管理装置に記憶されている場合、該共同業務を担当する該他の一又は複数の担当者のユーザ端末に該共同業務のスケジュールの調整依頼を通知する調整部を、更に備える、
請求項1から請求項4の何れか1項に記載の業務支援システム。 - 情報処理装置を有する移動体において、前記情報処理装置を用いたユーザの業務遂行を支援する業務支援方法であって、
前記ユーザが遂行中だった業務を中断した場合における、中断業務に関する業務情報を記憶する業務管理装置から、該ユーザが該中断業務を再開するために使用する第1の作業環境情報を取得するステップと、
前記ユーザが前記中断業務を中断した後に前記移動体で目的地に移動する場合、該移動体が有する前記情報処理装置に、前記第1の作業環境情報に基づいて該中断業務を再開するための第1の作業環境を形成するステップと、
前記遂行中だった業務よりも緊急性の高いイベントの発生に起因する、前記ユーザが前記中断業務の中断を要求する原因となった中断理由に応じて、該ユーザが希望する情報を提示するステップと、を含み、
該ユーザが希望する情報を提示するステップでは、前記中断理由および前記中断理由に関連付けられた前記提示を希望する情報について前記ユーザによる選択を受け付け、
前記中断理由は、家族の病気または介護であり、前記提示を希望する情報は、保育、医療および介護のうち、少なくともいずれかに関する情報である、
業務支援方法。
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