JP7114337B2 - ケーブル固定具及びケーブル固定具を備える移動ステージ装置 - Google Patents
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[第1の実施形態]
図1を参照して、第1の実施形態に係るケーブル固定具及び移動ステージ装置について説明する。図1は、ケーブル固定具及び直動型の移動ステージ装置1の外観構造例を概念的に示す図である。
アクチュエータは、クロスローラガイド4に沿って移動ステージ3を一方向に往復移動する。アクチュエータは、例えば、リニア型の超音波モータにより移動ステージ3を移動する。又は、ステッピングモータとスクリュー軸とボールねじを組み合わた駆動機構で移動させてもよい。他にも、直線リニアモータを用いた構成や、回転モータとラックアンドピニオンを組み合わせた構成であってもよい。アクチュエータは、がたつきや振動無く精密な精度で一方向に移動ステージ3を摺動する。
図2Aは、第1のケーブル固定具であるケーブルクリップ7の外観形状を示している。このケーブルクリップ7は、ケーブル6を拘束する拘束部8と、フラットケーブル5の幅方向の両端に引っかけるフック部9と、フラットケーブル5の平坦面と接触する平坦部10とで構成される。
前述した従来に用いられた金属線でケーブルを結束した構成においては、ケーブルがフリー状態で周囲の部位に擦れると、金属線も周囲の部位にすれてパーティクルを発生する。特に、半導体製造装置における真空状態のチャンバー内でパーティクルが発生した場合、パーティクルはチャンバー内に拡散し、処理対象物に付着して悪影響を及ぼす。また、真空雰囲気下で分析を行う分析装置においては、発生したパーティクルが飛散して、パーティクルの成分が分析結果に紛れ込み、悪影響を与える。他にも電子ビーム描画装置であれば、作製するマスク上にパーティクルが付着して、回路パターンを形成する際に欠陥を生じさせる。本実施形態の移動ステージ装置は、パーティクルを発生させないため、これらの真空雰囲気下で作製又は分析を行う半導体製造装置、電子ビーム描画装置及び分析装置に適用できる。
次に、第1のケーブル固定具の変形例は、第1のケーブル固定具のケーブルクリップ7にクリップの幅調整機構を追加した構成である。 図2Bは、図2Aに示す第1のケーブル固定具に幅調整機構を追加した構成例を示している。
次に、第2のケーブル固定具のケーブルクリップについて説明する。図3Aは、第2のケーブル固定具であるケーブルクリップ11の形状例を示す図である。ケーブルクリップ11によるケーブル6をフラットケーブル5に拘束する状態は図1を参照する。
次に、第2のケーブル固定具の変形例について説明する。この第2のケーブル固定具は、前述した第2のケーブル固定具のケーブルクリップ7と同等の幅調整機構を追加した構成である。図3Bは、図3Aに示す第1のケーブル固定具に幅調整機構を追加した構成例を示している。
次に、第3のケーブル固定具であるケーブルクリップについて説明する。図4Aは、ケーブルクリップの形状例を示す図、図4Bは、ケーブルクリップを用いて、フラットケーブルに複数の径が異なるケーブルを拘束する状態を示す図である。
次に、第3のケーブル固定具の変形例であるケーブルクリップについて説明する。図4Cは、第3のケーブル固定具の変形例の形状例を示す図である。
前述した第3のケーブル固定具のケーブルクリップ13の拘束部14がフラットケーブル5の幅方向に横並びするように、拘束部14aと拘束部14bを配置している。
以上のように、積み重ね構造によるケーブルクリップ15は、前述したケーブルクリップ13の作用効果を有し、さらに、フラットケーブル5の幅が狭い場合や拘束させるケーブル数が多い場合に有効である。
次に、第4のケーブル固定具であるケーブルクリップについて説明する。図5Aは、第4のケーブル固定具の形状例を示す図、図5Bは、第4のケーブル固定具によりケーブルを拘束する状態を示す断面図である。
フラットケーブル5に拘束するケーブルの径が大きい場合には、ケーブルクリップ17が受けるケーブルの剛性も大きくなる。このため、拘束力を大きくするには、ケーブルクリップ17の幅(フラットケーブル5の長手方向)も長い方が有利であり、少なくともフック部9の幅を確保する必要がある。
これに対して、ケーブルクリップ17の内面は、両方の開口側に向かって拡がっている凸面であるため、ケーブル21の曲がり具合に沿ってケーブルの外周面食い込むことなく接する。
次に、第5のケーブル固定具であるケーブルクリップについて説明する。図6Aは、第5のケーブル固定具の形状例を示す図である。図6Bは、湾曲しているフラットケーブルに装着する第5のケーブル固定具の固定状態を概念的に示す図である。
フック部35は、クリップ本体34側に設けられたフット部33aと、フック部35に設けられたフット部33bとで対を成しており、図6Bに示すように、フラットケーブル5の表裏面を挟み持つように装着される。
また、移動ステージを高速移動させる場合には、ケーブル21がフラットケーブルに弛みなく且つ、張りすぎずに拘束されていることが好ましい。図6Bに示すように、ケーブル21は、フラットケーブル5の湾曲に従動して曲げられる。
第5のケーブル固定具では、フット部33aとフット部33bの間が広がることで、フット部33a,33bで挟まれた部分であっても、フラットケーブル5が円弧状に湾曲する。即ち、フラットケーブル5に負担がなく湾曲させることができる。
図7を参照して、第2の実施形態に係るケーブル固定具及びXYZ型の移動ステージ装置について説明する。 図7は、ケーブル固定具を備えるXYZ型の移動ステージ装置41の外観構造例を概念的に示す図である。尚、本実施形態において、前述した第1の実施形態の構成部位と同等な部位には、同じ参照符号を付して、詳細な説明は省略する。
移動ステージ装置41は、互いに直交する方向、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動する。移動ステージ装置41は、4つのステージとして、固定ステージ42と、Y軸方向移動ステージ(以下、Yステージと称する)43と、X軸方向移動ステージ(以下、Xステージと称する)45と、Z軸方向移動ステージ(以下、Zステージと称する)48を備えている。
Zステージ48上には、スペーサ49を介して、試料台50が設けられている。スペーサ49は、試料台50の試料載置面(最上面)の高さ調整や水平調整を行うために設けられている。但し、スペーサ49は必須ではない。
さらに、固定ステージ42とYステージ43の側面で、フラットケーブル5を上下に挟むように、それぞれケーブルカバー51,52が取り付けられている。同様に、Yステージ43とXステージ45の側面で、フラットケーブル5を上下に挟むように、それぞれケーブルカバー53,54が取り付けられている。
Claims (6)
- 真空雰囲気下において、真空を維持可能なガス放出量の特性を有する材料により形成され、
少なくとも1つのケーブルが嵌め込まれ、前記ケーブルの径に合わせた凸形状を成す少なくとも1つの拘束部と、
前記拘束部の両端から直線に延伸し、両方の先端にそれぞれ設けられる鉤形状のフック部と、
前記拘束部に連なって設けられる幅調整機構と、を備え、
湾曲可能で平坦な板状部材に前記フック部を掛けて、前記拘束部により前記ケーブルの移動を拘束し、
前記幅調整機構の幅を狭めて、前記板状部材であるフラットケーブルの幅に長さを合わせる、ケーブル固定具。 - 前記ケーブル固定具は、拘束する複数の前記ケーブルの剛性が前記板状部材である前記フラットケーブル上で均等になる位置に前記拘束部を形成する請求項1に記載のケーブル固定具。
- 前記幅調整機構は、U形または矩形である、請求項1に記載のケーブル固定具。
- 固定ステージと、
前記固定ステージ上に移動可能に搭載される、少なくとも1つの移動ステージと、
前記移動ステージを移動するアクチュエータと、
前記移動ステージに搭載される機器における通信及び前記アクチュエータへの電源供給を行うフラットケーブル及び、少なくとも1つのケーブルと、
前記ケーブルを嵌め込む少なくとも1つの凸形状の拘束部と、前記拘束部の両端から直線に延伸し、両方の先端にそれぞれ設けられる鉤形状のフック部と、前記拘束部に連なって設けられる幅調整機構とで形成されるケーブル固定具と、
を備え、
前記ケーブル固定具は、前記フラットケーブルの幅方向の両端に前記フック部を掛けて、前記ケーブルを前記フラットケーブル上で拘束し、前記幅調整機構の幅を狭めて、前記フラットケーブルの幅に前記ケーブル固定具の長さを合わせる、ケーブル固定具を備える移動ステージ装置。 - 前記ケーブル固定具は、真空雰囲気下において、真空を維持可能なガス放出量の特性を有する材料により形成される、請求項4に記載のケーブル固定具を備える移動ステージ装置。
- 前記幅調整機構は、U形または矩形である、請求項4に記載のケーブル固定具を備える移動ステージ装置。
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Family Applications (1)
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