JP7113982B2 - ライン生産設備 - Google Patents

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Description

本明細書は、ライン生産設備に関する。
ライン生産設備の一形式として、特許文献1には、複数台の産業用ロボット(以下、ロボットと略称する)と、個々のロボットに個別に接続され、対象のロボットを制御する複数のロボット制御装置(RC)と、サーバコンピュータ(SC)と、プログラマブルコントローラ(PC)と、を備えた生産システムが開示されている。この生産システムは、さらに、サーバコンピュータと複数のロボット制御装置とを互いに接続する第1のネットワーク(情報系ネットワーク)と、プログラマブルコントローラと複数のロボット制御装置とを互いに接続する第2のネットワーク(制御系ネットワーク)を備えている。
この生産システムにおいては、複数のロボットを個々に制御する複数のロボット制御装置を、第1及び第2のネットワークに接続する際に、まず、複数のロボット制御装置に対し、第1のネットワークの開通に要するアドレスを含む条件を、各ロボット制御装置において個別に手操作により設定して、第1のネットワークを開通する。次に、複数のロボット制御装置のうち、第2のネットワークを開通するロボット制御装置の、第1のネットワーク上でのアドレス範囲を指定する。そして、第1のネットワーク上の指定されたアドレス範囲にあるロボット制御装置に対し、第2のネットワークの開通に要する条件を、任意の1つのロボット制御装置から第1のネットワークを通じて設定して、第2のネットワークを開通する。
具体的には、第1の情報系ネットワークを通じて、設定画面の第2頁で指定したアドレス範囲内にある全てのロボット制御装置が、それら自体のオペレーションプログラムに含まれる所定の処理タスクを起動し、第2頁で指定したアドレス割付規則に従い、第2の制御系ネットワーク上でのアドレスを自己設定する。すなわち、第1のネットワークを開通した後、第2のネットワークを開通させるロボット制御装置のうちの任意の1台のロボット制御装置において、第2のネットワークの開通に要する条件を指定することで、第1のネットワークを通じて全てのロボット制御装置における条件設定を実行することができる。
特開2006-270359号公報
上述した特許文献1に記載されているライン生産設備においては、複数の系統のネットワークに複数のロボット制御装置を接続する際に、それらネットワークの開通作業を容易にすることができる。一方、同一ネットワーク上に存在する複数の制御装置(ロボット制御装置)に記憶されているデータをそれら制御装置のうち一の制御装置から簡便に管理できることが要請されている。
このような事情に鑑みて、本明細書は、同一ネットワーク上に存在する複数の制御装置に記憶されているデータをそれら制御装置のうち一の制御装置から簡便に管理することができるライン生産設備を開示する。
本明細書は、複数のモジュールをライン化して構成されワークを機械加工するライン生産設備であって、前記各モジュールは、該各モジュールを制御するための制御装置及び前記制御装置に接続されて作業者が操作入力可能である操作装置を備えることが可能であり、前記各制御装置は、識別番号が予め割り振られていると共にネットワークを介して互いに通信可能であり、前記作業者が現在操作している前記操作装置に通信可能に接続されている起点制御装置は、該起点制御装置の識別番号を使用して前記起点制御装置を起点として残りの前記制御装置の識別番号を前記ネットワーク内にて検索することにより、前記ライン生産設備のライン構成を判断するライン生産設備を開示する。
本開示によれば、ライン生産設備を構成する複数のモジュールに備えられた各制御装置は、識別番号が予め割り振られていると共にネットワークを介して互いに通信可能である。これら制御装置のうち作業者が現在操作している操作装置に通信可能に接続されている起点制御装置は、該起点制御装置の識別番号を使用して起点制御装置を起点として残りの制御装置の識別番号をネットワーク内にて検索することにより、ライン生産設備のライン構成を判断することが可能となる。起点制御装置は、判断したライン構成、及びそのライン構成を参照して各モジュールに記憶されているデータを複製するための操作キーを操作装置に表示させることが可能となる。その結果、同一ネットワーク上に存在する複数の制御装置に記憶されているデータをそれら制御装置のうち一の制御装置(起点制御装置)から簡便に管理することが可能となる。
ライン生産設備が適用された加工システム10の第1実施形態を示す正面図である。 図1に示す旋盤モジュール30Aを示す側面図である。 旋盤モジュール30Aを示すブロック図である。 入出力装置を示す正面図である。 データ管理画面を示す図である。 図1に示すドリミルモジュール30Bを示す側面図である。 ドリミルモジュール30Bを示すブロック図である。 図1に示す加工前ストックモジュール30Cを示す側面図である。 多関節ロボット70を示す側面図である。 多関節ロボット70を示す平面図である。 ベースモジュール20を示すブロック図である。 ネットワーク91を示す模式図である。 図12に示す制御装置SCにて実施されるプログラムを表すフローチャートである。 ライン生産設備が適用された加工システム10の第2実施形態の制御装置SCにて実施されるプログラムを表すフローチャートである。 ライン生産設備が適用された加工システム10の第3実施形態を示す模式図である。 図15に示す制御装置SCにて実施されるプログラムを表すフローチャートである。
(第1実施形態)
(加工システム)
以下、ライン生産設備が適用された加工システムの一例である第1実施形態について説明する。加工システム(ライン生産設備)10は、図1に示すように、複数のベースモジュール20と、そのベースモジュール20に設けられた複数(本実施形態では10個)の作業機モジュール30と、多関節ロボット(以下、ロボットと称する場合もある。)70(例えば、図2参照)と、を備えている。加工システム10は、複数のモジュール(ベースモジュール20や作業機モジュール30)をライン化して構成されワークWを機械加工する。以下の説明では、加工システム10に関する「前後」,「左右」,「上下」を、加工システム10の正面側から見た場合における前後,左右,上下として扱うこととする。
ベースモジュール20は、後述するワーク搬送装置であるロボット70、及びロボット70を制御するロボット制御装置90を備えている。
作業機モジュール30は、複数種類あり、旋盤モジュール30A、ドリミルモジュール30B、加工前ストックモジュール30C、加工後ストックモジュール30D、検測モジュール30E、仮置モジュール30Fなどである。
(旋盤モジュール)
旋盤モジュール30Aは、旋盤がモジュール化されたものである。旋盤は、加工対象物であるワークWを回転させて、固定した切削工具43aで加工する工作機械である。旋盤モジュール30Aは、図2に示すように、可動ベッド41、主軸台42、工具台43、工具台移動装置44、加工室45、走行室46及びモジュール制御装置47(以下、制御装置47と称する場合もある。)を有している。
可動ベッド41は、複数の車輪41aを介してベースモジュール20に設けられたレール(不図示)上を前後方向に沿って移動する。主軸台42は、ワークWを回転可能に保持するものである。主軸台42は、前後方向に沿って水平に配置された主軸42aを回転可能に支持する。主軸42aの先端部にはワークWを把持するチャック42bが設けられる。主軸42aは、回転伝達機構42cを介してサーボモータ42dによって回転駆動される。
工具台43は、切削工具43aに送り運動を与える装置である。工具台43は、いわゆるタレット型の工具台であり、ワークWを切削する複数の切削工具43aが装着される工具保持部43bと、工具保持部43bを回転可能に支持するとともに所定の切削位置に位置決め固定可能である回転駆動部43cと、を有している。
工具台移動装置44は、工具台43ひいては切削工具43aを上下方向(X軸方向)及び前後方向(Z軸方向)に沿って移動させる装置である。工具台移動装置44は、工具台43をX軸方向に沿って移動させるX軸駆動装置44aと、工具台43をZ軸方向に沿って移動させるZ軸駆動装置44bとを有している。
X軸駆動装置44aは、可動ベッド41に設けられたコラム48に対して上下方向に沿って摺動可能に取り付けられたX軸スライダ44a1と、X軸スライダ44a1を移動させるためのサーボモータ44a2とを有している。Z軸駆動装置44bは、X軸スライダ44a1に対して前後方向に沿って摺動可能に取り付けられたZ軸スライダ44b1と、Z軸スライダ44b1を移動させるためのサーボモータ44b2とを有している。
加工室45は、ワークWを加工するための部屋(空間)であり、加工室45内には、チャック42b、工具台43(切削工具43a、工具保持部43b及び回転駆動部43c)が収容されている。加工室45は、前壁45a、天井壁45b、左右壁及び後壁(何れも不図示)によって区画されている。前壁45aには、ワークWが入出される入出口45a1が形成されている。入出口45a1は、図示しないモータによって駆動するシャッタ45cによって開閉される。尚、シャッタ45cの開状態(開位置)を実線にて、閉状態(閉位置)を二点鎖線にて示す。
走行室46は、加工室45の入出口45a1に臨んで設けられた部屋(空間)である。走行室46は、前壁45a及び前面パネル31によって区画されている。走行室46内は、後述するロボット70が走行可能である。
(モジュール制御装置、入出力装置など)
モジュール制御装置47は、回転駆動部43c、工具台移動装置44などを駆動制御する制御装置である。モジュール制御装置47は、図3に示すように、入出力装置47a、記憶装置47b、通信装置47c、ワーク検出装置47d、主軸42a、回転駆動部43c、及び工具台移動装置44に接続されている。モジュール制御装置47は、マイクロコンピュータ(不図示)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAMおよびROM(いずれも不図示)を備えている。CPUは、各種プログラムを実施して、入出力装置47a、記憶装置47b及び通信装置47cからデータを取得したり、入出力装置47a、主軸42a、回転駆動部43c、及び工具台移動装置44を制御したりする。RAMは同プログラムの実施に必要な変数を一時的に記憶するものであり、ROMは前記プログラムを記憶するものである。
入出力装置47aは、図1に示すように、作業機モジュール30の前面に設けられており、作業者が各種設定、各種指示などをモジュール制御装置47に入力したり、作業者に対して運転状況やメンテナンス状況などの情報を表示したりするためのものである。入出力装置47aは、HMI(ヒューマンマシンインターフェース)、マンマシンインターフェースなどの人間と機械とが情報をやり取りする装置である。入出力装置47aは、作業者が操作入力可能である操作装置である。
入出力装置47aは、図4に示す入出力装置11である。入出力装置11は、表示パネル11a、各個操作補助ボタン11b、警報ブザー11c、USB差込口11d、編集可/不可セレクトキー11e、非常停止ボタン11f、自動/各個セレクトスイッチ11g、運転準備ボタン11h、自動起動ボタン11i、連続切ボタン11j、NC起動ボタン11k、NC一時停止ボタン11l、主軸起動ボタン11m、主軸停止ボタン11n、タレット正転ボタン11o、タレット逆転ボタン11p、扉インターロックセレクトキー11q、扉ロック解除ボタン11r、実行ボタン11s、及び異常リセットボタン11tを備えている。
表示パネル11aは、各種情報を表示するタッチパネル式のモニターである。USB差込口11dは、データを入出力する際にUSBを差し込むためのポートである。編集可/不可セレクトキー11eは、記憶装置47b,57b,90bや制御装置内の記憶装置に記憶されているプログラムやパラメータ等のデータの編集操作を行うときに使用する。セレクトキー11eが左位置に位置するときには編集操作ができず、右位置に位置するときに編集操作が可能となる。尚、ドリミルモジュール30Bの入出力装置57aの構成もスイッチ/ボタンが多少異なるものの旋盤モジュール30Aの入出力装置47aの構成とほぼ同様である。
記憶装置47bは、旋盤モジュール30Aの制御に係るデータ、例えば、制御プログラム、制御プログラムで使用するパラメータ、各種設定や各種指示に関するデータなどを記憶している。通信装置47cは、インターネットを介して、同一加工システム内における他のモジュールとの間の相互通信、異なる加工システムとの間の相互通信、又は複数の加工システムを統括管理する統括コンピュータとの間の相互通信を行うための装置である。
ワーク検出装置47dは、主軸42aの先端部にワークWが取り付けられているか否かを検出する装置である。ワーク検出装置47dは、検出結果であるワークWの有無を制御装置47に送信する。ワーク検出装置47dは、例えば圧力センサ(接触センサ)や撮像装置から構成すればよい。
(表示パネル)
表示パネル11aには、図5に示すデータ管理画面100が表示される。データ管理画面100は、検索した結果であるライン構成LCを示すライン構成図柄111、及びライン構成図柄111を参照してベースモジュール20や作業機モジュール30に記憶されているデータを複製するための各操作キー121c,122c,130,140,150が表示されている。データ管理画面100は、ライン構成表示部110、データ複製操作部120、コントローラ検索キー130、実行キー140、及びキャンセルキー150を備えている。キーは、スイッチ、押しボタンのことである。
ライン構成表示部110は、ライン構成LCを示すライン構成図柄111を表示する。ライン構成LCは、ベースモジュール20や作業機モジュール30が複数集まって構成される複数のグループG(本実施形態では、4つのグループ(第1グループG1から第4グループG4))がライン化されて構成されたラインの構成である。
ライン構成図柄111は、グループGを示す複数のグループ図柄112が左右方向に沿って並設されて構成されている図柄である。グループ図柄112は、3つのモジュール図柄113が集まって構成されている。3つのモジュール図柄113は、ベースモジュール20を示す1つのベース図柄113aと、作業機モジュール30を示す2つの作業機図柄113bから構成されている。ベース図柄113aは横長の長方形であり、ベース図柄113aの上に縦長の長方形である2つの作業機図柄113bが並設されている。これらベース図柄113aと作業機図柄113bとが一体化されて、長方形をなすグループ図柄112が形成されている。
ベース図柄113a内には、ベースモジュール20の制御装置90のIPアドレスを表示するアドレス表示部113a1が配置されている。作業機図柄113b内には、作業機モジュール30の制御装置47又は57のIPアドレスを表示するアドレス表示部113b1、及び入出力装置47a又は57aを示す入出力装置図柄113b2が配置されている。起点制御装置SCのIPアドレスを表示するアドレス表示部113a1は、背景色を異ならせたり、点滅させたりして、他のアドレス表示部113a1と区別されて表示されるのが好ましい。現操作装置OPを表示する入出力装置図柄113b2も同様である。
データ複製操作部120は、各モジュール20,30が有するデータ(制御装置47,57,90や記憶装置47b、57b、90bに記憶されているデータ)を複製するための操作部である。データ複製操作部120は、データをコピーするコピー部121と、データをバックアップするバックアップ部122とを有している。なお、「コピー」は、各モジュール20,30が有するデータを複製して移動元から移動先に移動することである。尚、移動先及び移動元には、モジュールに搭載されている記憶装置47b,57b,90bに限られず、入出力装置47a,57a,90aに着脱可能に取り付けられるメモリ(USBメモリなど)も含まれる。「バックアップ」は、各モジュール20,30が有するデータの予備を取るために複製したり、データを復元可能な状態で保存したりすることである。尚、バックアップ先には、ネットワーク91に接続されている専用のバックアップ装置でもよく、ネットワーク91の何れかの制御装置に接続されているバックアップ装置でもよい。
コピー部121は、指定された移動元を表示するコピー元表示部121a、指定された移動先を表示するコピー先表示部121b、及び、コピー機能を選択するための「コピー」キー121cを有している。バックアップ部122は、モジュール単位で個別にバックアップを取るための「個別」キー122a、全てのモジュールのバックアップを取るための「全て」キー122b、及び、バックアップ機能を選択するための「バックアップ」キー122cを有している。
コントローラ検索キー130は、コントローラすなわち制御装置をネットワーク91内にて検索する検索処理を選択する(実行させる)ための選択キーである。実行キー140は、上述したコピー処理、バックアップ処理、検索処理を開始させるためのキーである。キャンセルキー150は、指定された移動元及び移動先をキャンセルしたり、選択されたコピー処理、バックアップ処理、及び検索処理をキャンセルしたりするためのキーである。
(ドリミルモジュール)
ドリミルモジュール30Bは、ドリルによる孔開けやミーリング加工等を行うマシニングセンタがモジュール化されたものである。マシニングセンタは、固定したワークWに対し、回転する工具(回転工具)を押し当てて加工する工作機械である。ドリミルモジュール30Bは、図6に示すように、可動ベッド51、主軸ヘッド52、主軸ヘッド移動装置53、ワークテーブル54、加工室55、走行室56及びモジュール制御装置57(本明細書にて制御装置57と称する場合もある。)を有している。
可動ベッド51は、複数の車輪51aを介してベースモジュール20に設けられたレール(不図示)上を前後方向に沿って移動する。主軸ヘッド52は、主軸52aを回転可能に支持する。主軸52aの先端(下端)部には、ワークWを切削する切削工具52b(例えば、ドリルやエンドミル等)が装着可能である。主軸52aは、サーボモータ52cによって回転駆動される。
主軸ヘッド移動装置53は、主軸ヘッド52ひいては切削工具52bを上下方向(Z軸方向)、前後方向(X軸方向)及び左右方向(Y軸方向)に沿って移動させる装置である。主軸ヘッド移動装置53は、主軸ヘッド52をZ軸方向に沿って移動させるZ軸駆動装置53aと、主軸ヘッド52をX軸方向に沿って移動させるX軸駆動装置53bと、主軸ヘッド52をY軸方向に沿って移動させるY軸駆動装置53cと、を有している。Z軸駆動装置53aは、X軸スライダ53eに対して摺動可能に取り付けられた主軸ヘッド52をZ軸方向に沿って移動させる。X軸駆動装置53bは、Y軸スライダ53fに対して摺動可能に取り付けられたX軸スライダ53eをX軸方向に沿って移動させる。Y軸駆動装置53cは、可動ベッド51に設けられた本体58に対して摺動可能に取り付けられたY軸スライダ53fをY軸方向に沿って移動させる。
ワークテーブル54は、ワークWを固定保持する。ワークテーブル54は、本体58の前面に設けられたワークテーブル回転装置54aに固定されている。ワークテーブル回転装置54aは、前後方向に沿って延びる軸線まわりに回転駆動される。これにより、ワークWを所望の角度に傾斜させた状態で切削工具52bにより加工することができる。尚、ワークテーブル54は、本体58の前面に直接固定してもよい。また、ワークテーブル54は、ワークWを把持するチャック54bが設けられている。
加工室55は、ワークWを加工するための部屋(空間)であり、加工室55内には、主軸52a、切削工具52b、ワークテーブル54、ワークテーブル回転装置54aが収容されている。加工室55は、前壁55a、天井壁55b、左右壁及び後壁(何れも不図示)によって区画されている。前壁55aには、ワークWが入出される入出口55a1が形成されている。入出口55a1は、図示しないモータによって駆動するシャッタ55cによって開閉される。尚、シャッタ55cの開状態(開位置)を破線にて、閉状態(閉位置)を二点鎖線にて示す。
走行室56は、加工室55の入出口55a1に臨んで設けられた部屋(空間)である。走行室56は、前壁55a及び前面パネル31によって区画されている。走行室56内は、後述するロボット70が走行可能である。尚、隣り合う走行室46(または56)は、加工システム10の並設方向全長に亘って連続する空間を形成する。
(モジュール制御装置、入出力装置など)
モジュール制御装置57は、主軸52a(サーボモータ52c)、主軸ヘッド移動装置53などを駆動制御する制御装置である。モジュール制御装置57は、図7に示すように、入出力装置57a、記憶装置57b、通信装置57c、ワーク検出装置57d、主軸52a、主軸ヘッド移動装置53、及びワークテーブル54に接続されている。モジュール制御装置57は、マイクロコンピュータ(不図示)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAMおよびROM(いずれも不図示)を備えている。
入出力装置57aは、図1に示すように、作業機モジュール30の前面に設けられており、入出力装置47aと同様に機能する。入出力装置57aは、入出力装置47aと同様に入出力装置11である。尚、タレット正転ボタン11oの代わりに主軸クランプボタンが採用され、タレット逆転ボタン11pの代わりに主軸アンクランプボタンが採用されている。これら以外については、入出力装置47aと同様の構成である。
記憶装置57bは、ドリミルモジュール30Bの制御に係るデータ、例えば、制御プログラム、制御プログラムで使用するパラメータ、各種設定や各種指示に関するデータなどを記憶している。通信装置57cは、通信装置47cと同様な装置である。
ワーク検出装置57dは、ワークテーブル54にワークWが取り付けられているか否かを検出する装置である。ワーク検出装置57dは、検出結果であるワークWの有無を制御装置57に送信する。ワーク検出装置57dは、例えば圧力センサ(接触センサ)や撮像装置から構成すればよい。
(ストックモジュール、検測モジュール)
加工前ストックモジュール30Cは、加工システム10にワークWを投入するモジュール(ワーク投入モジュール。また、単に投入モジュールと称する場合もある。)である。加工前ストックモジュール30Cは、図8に示すように、外装パネル61、ワークプール62、投入テーブル63、リフト64、およびシリンダ装置65を有している。外装パネル61は、加工前ストックモジュール30Cの前部を覆うパネルであり、内部にストック室66が設けられている。ストック室66内には、投入テーブル63が収容されている。ストック室66は、外装パネル61の側面に設けられた入出口61aを介して隣接する作業機モジュール30の走行室46,56に連通(開口)している。
ワークプール62は、前後方向(X軸方向)に延設されて、上下方向に重ねられる複数の収納段62a(例えば、本実施形態では4段)を有している。収納段62aは複数のワークWが収容可能である。投入テーブル63は、ワークWが載置可能であり、ワークプール62の前後方向における前端の上方側に設けられている。投入テーブル63は、ロボット70にワークWを受け取らせる位置(つまり投入位置)に配置されている。
リフト64は、ワークプール62の前方に設けられている。リフト64は、ワークプール62からワークWを1つずつ受け取り、投入テーブル63の高さまで搬送する。シリンダ装置65は、ワークプール62の前方上方に設けられている。シリンダ装置65は、リフト64上のワークWを投入テーブル63上まで押し出す。
加工後ストックモジュール30Dは、加工システム10によって実施されるワークWに対する一連の加工が完了した完成品を収納して排出するモジュール(ワーク排出モジュール。また単に排出モジュールと称する場合もある。)である。加工後ストックモジュール30Dも、投入テーブル63と同様にワークWを載置して搬出するための搬出テーブル又は搬出コンベア(いずれも不図示)を有している。搬出テーブル又は搬出コンベアは、ストック室66と同様のストック室(不図示)に収容されている。
検測モジュール30Eは、ワークW(例えば加工後のワークW)を検測するものである。仮置モジュール30Fは、加工システム10による一連の加工工程中において、ワークWを仮置きするためのものである。検測モジュール30E及び仮置モジュール30Fは、旋盤モジュール30A及びドリミルモジュール30Bと同様に、走行室(不図示)を有している。
(ロボット)
ロボット70は、図9に示すように、走行可能であり、走行部71、及び本体部72を有している。
(走行部)
走行部71は、走行室46,56内を左右方向(作業機モジュール30の並設方向:Y軸方向)に沿って走行可能である。走行部71は、主として図9に示すように、走行駆動装置71bによって走行部本体71aを左右方向に沿って直動するための走行駆動軸(以下、X軸と称する場合もある。尚、このX軸はロボット制御系のX軸であり、加工システム10のX軸方向とは異なる。)71cを有している。走行部本体71aの背部(後部)には、走行駆動軸71cのスライダ71c2が取り付けられている。走行駆動軸71cは、ベースモジュール20の前側面に設けられて水平方向(左右方向)に沿って延在するレール71c1と、レール71c1に摺動可能に係合する複数のスライダ71c2とから構成されている。
走行部本体71aは走行駆動装置71bが設けられている。走行駆動装置71bは、サーボモータ71b1、駆動力伝達機構(不図示)、ピニオン71b2、ラック71b3などから構成される。サーボモータ71b1の回転出力によってピニオン71b2が回転する。ピニオン71b2はラック71b3に歯合する。ラック71b3は、ベースモジュール20の前側面に設けられて水平方向(左右方向)に沿って延在する。
サーボモータ71b1は、ロボット制御装置90(図11参照。以下、制御装置90と称する場合もある。)に接続されている。サーボモータ71b1は、制御装置90からの指示に従って回転駆動され、ピニオン71b2がラック71b3を転動する。これにより、走行部本体71aは、走行室46,56内を左右方向に沿って走行可能である。また、サーボモータ71b1は、サーボモータ71b1に流れる電流を検知する電流センサ71b4(図11参照)が内蔵されている。サーボモータ71b1は、サーボモータ71b1の位置(例えば、回転角度)を検知する位置センサ(例えば、レゾルバ、エンコーダ)71b5(図11参照)が内蔵されている。電流センサ71b4及び位置センサ71b5の検出結果は、制御装置90に送信されている。
(本体部)
本体部72は、主として図9,10に示すように、旋回テーブル(テーブル)73と、旋回テーブル73に設けられたアーム部74とから構成されている。
(旋回テーブル)
旋回テーブル73は、図10に示すように、旋回テーブル73に設けられたテーブル駆動軸(以下、D軸と称する場合もある。)73aと、テーブル駆動軸73aを回転駆動するテーブル駆動装置73bとを有している。テーブル駆動装置73bは、走行部本体71aに設けられている。テーブル駆動装置73bは、テーブル駆動軸73aに設けられた歯車(不図示)、この歯車に歯合するピニオン(不図示)、サーボモータ73b1、サーボモータ73b1の出力をピニオンに伝達する駆動力伝達機構(不図示)などから構成されている。
サーボモータ73b1は、制御装置90(図11参照)に接続されている。サーボモータ73b1は、制御装置90からの指示に従って回転駆動され、ピニオンがテーブル駆動軸73aを回転する。これにより、旋回テーブル73は、テーブル駆動軸73aの回転軸まわりに回転可能である。また、サーボモータ73b1は、サーボモータ73b1に流れる電流を検知する電流センサ73b2(図11参照)が内蔵されている。サーボモータ73b1は、サーボモータ71b1と同様に、サーボモータ73b1の位置を検知する位置センサ73b3(図11参照)が内蔵されている。電流センサ73b2及び位置センサ73b3の検出結果は、制御装置90に送信されている。
(反転装置)
旋回テーブル73は、図9に示すように、ワークWを反転する反転装置76が設けられている。反転装置76は、制御装置90からの指示に従ってワークWを保持可能であるワーク把持部(以下、単に把持部と称する場合もある。)85から受け取ったワークWを反転し、反転したワークWを把持部85に受け渡すことができる。反転装置76は、図9に示すように、取付台76a、回転装置76b、把持装置76c、一対の把持爪76d,76dから構成されている。
(アーム部)
アーム部74は、駆動軸(またはアーム)が直列に並んでいる、いわゆるシリアルリンク型のアームである。アーム部74は、主として図9,10に示すように、第1アーム81、第1アーム駆動軸(以下、A軸と称する場合もある。)82、第2アーム83、第2アーム駆動軸(以下、B軸と称する場合もある。)84、把持部85、及び把持部駆動軸(以下、C軸と称する場合もある。)86から構成されている。
主として図9,10に示すように、第1アーム81は、棒状に形成されており、旋回テーブル73に第1アーム駆動軸82を介して回転可能に連結されている。具体的には、第1アーム駆動軸82は、旋回テーブル73上に設けられた支持部材73cに回転可能に支持されている。第1アーム駆動軸82は、第1アーム81の基端部が固定されている。第1アーム駆動軸82は、第1アーム駆動装置81bにより回転駆動される。第1アーム駆動装置81bは、支持部材73cに設けられたサーボモータ81b1、サーボモータ81b1の出力を第1アーム駆動軸82に伝達する駆動力伝達機構(不図示)などから構成されている。
サーボモータ81b1は、制御装置90(図11参照)に接続されている。サーボモータ81b1は、制御装置90からの指示に従って回転駆動され、第1アーム駆動軸82を回転する。これにより、第1アーム81は、第1アーム駆動軸82の回転軸まわりに回転可能である。また、サーボモータ81b1は、サーボモータ81b1に流れる電流を検知する電流センサ81b2(図11参照)が内蔵されている。サーボモータ81b1は、サーボモータ71b1と同様に、サーボモータ81b1の位置を検知する位置センサ81b3(図11参照)が内蔵されている。電流センサ81b2及び位置センサ81b3の検出結果は、制御装置90に送信されている。
主として図9,10に示すように、第2アーム83は、棒状に形成されており、第1アーム81に第2アーム駆動軸84を介して回転可能に連結されている。具体的には、第2アーム駆動軸84は、第1アーム81の先端部に回転可能に支持されている。第2アーム駆動軸84は、第2アーム83の基端部が固定されている。第2アーム駆動軸84は、第2アーム駆動装置83bにより回転駆動される。第2アーム駆動装置83bは、第1アーム81に設けられたサーボモータ83b1、サーボモータ83b1の出力を第2アーム駆動軸84に伝達する駆動力伝達機構(不図示)などから構成されている。
サーボモータ83b1は、制御装置90(図11参照)に接続されている。サーボモータ83b1は、制御装置90からの指示に従って回転駆動され、第2アーム駆動軸84を回転する。これにより、第2アーム83は、第2アーム駆動軸84の回転軸まわりに回転可能である。また、サーボモータ83b1は、サーボモータ83b1に流れる電流を検知する電流センサ83b2(図11参照)が内蔵されている。サーボモータ83b1は、サーボモータ71b1と同様に、サーボモータ83b1の位置を検知する位置センサ83b3(図11参照)が内蔵されている。電流センサ83b2及び位置センサ83b3の検出結果は、制御装置90に送信されている。
主として図9,10に示すように、把持部85は、第2アーム83に把持部駆動軸86を介して回転可能に連結されている。具体的には、把持部駆動軸86は、第2アーム83の先端部に回転可能に支持されている。把持部駆動軸86は、把持部85の把持部本体85aが固定されている。把持部駆動軸86は、把持部駆動装置85bにより回転駆動される。把持部駆動装置85bは、第2アーム83に設けられたサーボモータ85b1、サーボモータ85b1の出力を把持部駆動軸86に伝達する駆動力伝達機構85b2などから構成されている。尚、把持部本体85aは、ワークWをそれぞれ把持する一対のチャック(ロボットチャック)85c,85cが着脱可能である。一対のロボットチャック85c,85cは、把持部本体85aの前面及び前面の反対側の後面に設けられている。
サーボモータ85b1は、制御装置90(図11参照)に接続されている。サーボモータ85b1は、制御装置90からの指示に従って回転駆動され、把持部駆動軸86を回転する。これにより、把持部本体85aひいては把持部85は、把持部駆動軸86の回転軸まわりに回転可能である。また、サーボモータ85b1は、サーボモータ85b1に流れる電流を検知する電流センサ85b3(図11参照)が内蔵されている。サーボモータ85b1は、サーボモータ71b1と同様に、サーボモータ85b1の位置を検知する位置センサ85b4(図11参照)が内蔵されている。電流センサ85b3及び位置センサ85b4の検出結果は、制御装置90に送信されている。
(ロボット制御装置)
制御装置90は、走行駆動装置71bを駆動して走行駆動軸71cを、テーブル駆動装置73bを駆動してテーブル駆動軸73aを、第1アーム駆動装置81bを駆動して第1アーム駆動軸82を、第2アーム駆動装置83bを駆動して第2アーム駆動軸84を、把持部駆動装置85bを駆動して把持部駆動軸86を制御する。制御装置90は、ベースモジュール20を制御するための制御装置である。
制御装置90は、図11に示すように、入出力装置90a、記憶装置90b、通信装置90c、ワーク検出装置90d、反転装置76、各サーボモータ71b1,73b1,81b1,83b1,85b1、各電流センサ71b4,73b2,81b2,83b2,85b3、及び各位置センサ71b5,73b3,81b3,83b3,85b4に接続されている。制御装置90は、マイクロコンピュータ(不図示)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAMおよびROM(いずれも不図示)を備えている。
入出力装置90aは、図1に示すように、作業機モジュール30の前面に設けられており、入出力装置47aと同様に機能する。入出力装置90aは、入出力装置47aと同様に入出力装置11から構成してもよく、入出力装置11より簡便な構成としてもよい。記憶装置90bは、ロボット70の制御に係るデータ、例えば、制御プログラム、制御プログラムで使用するパラメータ、各種設定や各種指示に関するデータなどを記憶している。通信装置90cは、通信装置47cと同様な装置である。
ワーク検出装置90dは、反転装置76にワークWが取り付けられているか否かを検出する装置である。ワーク検出装置90dは、検索結果であるワークWの有無を制御装置90に送信する。ワーク検出装置90dは、例えば把持爪76dに設けた圧力センサ(接触センサ)や走行室46,56内に設けた撮像装置(例えばCCDカメラ)から構成すればよい。
(ネットワーク)
加工システム10に係るローカル・エリア・ネットワーク(以下、ネットワークと称する場合もある。)91について図12を参照して説明する。図12に示す加工システム10は、4つのベースモジュール20と、左側2つのベースモジュール20に搭載された4つの旋盤モジュール30Aと、右側2つのベースモジュール20に搭載された4つのドリミルモジュール30Bから構成されている。ネットワーク91は、ベースモジュール20の各制御装置90、旋盤モジュール30Aの各制御装置47、及びドリミルモジュール30Bの各制御装置57から構成されているネットワークである。各制御装置90、各制御装置47、及び各制御装置57は、ネットワーク91を介して互いに通信可能である。
ネットワーク91は、ルータ93及びモデム92を介してインターネット(不図示)に接続されている。各ベースモジュール20には、HUB94が1台ずつ設けられている。ベースモジュール20においては、そのベースモジュール20に搭載されているモジュールの制御装置90がHUB94を介してルータ93に接続されている。
例えば、左側2台のベースモジュール20においては、ベースモジュール20の制御装置90と、搭載された2台の旋盤モジュール30Aの制御装置47とがHUB94を介してルータ93に接続されている。このとき、制御装置90には入出力装置90aが接続され、制御装置47には入出力装置47aが接続されている。また、右側2台のベースモジュール20においては、ベースモジュール20の制御装置90と、搭載された2台のドリミルモジュール30Bの制御装置57とがHUB94を介してルータ93に接続されている。このとき、制御装置90には入出力装置90aが接続され、制御装置57には入出力装置57aが接続されている。
(検索等動作)
さらに、上述した加工システム10のライン構成LCの検索・表示・データ管理動作(検索等動作)について図13に示すフローチャートに沿って説明する。この検索等動作を実行する制御装置は、作業者が現在操作している入出力装置(現操作装置OP)に通信可能に接続されている制御装置(起点制御装置)である。例えば、作業者が、図12に示す左から3番目のベースモジュール20上の左側のドリミルモジュール30Bの入出力装置57aを現在操作している場合、検索等動作を実行する制御装置は、現操作装置OP(入出力装置57a)に直接接続されている制御装置57である。この制御装置57を、ネットワーク91を構成する他の制御装置の識別番号を検索する起点となる起点制御装置SC(以下、制御装置SCと称する場合もある。)とする。
制御装置の識別番号は、例えばIPアドレス(Internet Protocol address)であり、加工システム10の設置後に作業者の手操作によって各制御装置に予め設定(指定)されている。IPアドレスは、IPでネットワーク上の機器を識別するために指定するネットワーク層における識別用の番号である。尚、ネットワーク上の制御装置を識別できる番号であれば、IPアドレス以外の番号を制御装置の識別番号に採用してもよい。
本実施形態では、IPアドレスは、IPv4の表記法にて表記する。すなわち、IPアドレスは、0-255の数字4組(8ビット×4=32ビット)をドットで繋いだ記法にて示し、例えば、XXX.XXX.1.1と表記する。尚、「X」は数字である。IPアドレスは、グループの識別番号であるグループ識別番号及びグループ内でのモジュールの位置を示す識別番号であるモジュール識別番号を含んで構成されている。このIPアドレスにて、3番目(左から)の数字がグループ(複数のモジュールが集まって構成される)を示す番号であるグループ識別番号であり、4番目の数字がグループ内でのモジュールの位置(配置場所)を示す番号であるモジュール識別番号である。配置場所は、例えば「下」、「左上」、「右上」である。
グループ識別番号は、グループの並び順を示す番号であり、例えば左端から右端までの順番である。または右端から左端までの順番でもよく、途中の一のグループを起点に右への順番(右端に来たら、左端から右へ起点の手前のグループまで)でもよく、途中の一のグループを起点に左への順番(左端に来たら、右端から左へ起点の手前のグループまで)でもよい。また、モジュール識別番号は、配置場所を示す番号であり、例えば「1」は「下」位置を示し、「2」は「左上」位置を示し、「3」は「右上」位置を示す。
図12に示す加工システム10において、左から順番に第1グループG1から第4グループG4が配置されている。各グループG1-G4は、ベースモジュール20を単位に構成されている。第1グループG1は、左端のベースモジュール20と、そのベースモジュール20の左上に搭載された旋盤モジュール30Aと、右上に搭載された旋盤モジュール30Aとから構成されている。第2グループG2は、左から2番目のベースモジュール20と、そのベースモジュール20の左上に搭載された旋盤モジュール30Aと、右上に搭載された旋盤モジュール30Aとから構成されている。第3グループG3は、左から3番目のベースモジュール20と、そのベースモジュール20の左上に搭載されたドリミルモジュール30Bと、右上に搭載されたドリミルモジュール30Bとから構成されている。第4グループG4は、左から4番目(右端)のベースモジュール20と、そのベースモジュール20の左上に搭載されたドリミルモジュール30Bと、右上に搭載されたドリミルモジュール30Bとから構成されている。
第1グループG1のベースモジュール20の制御装置90のIPアドレスは、(XXX.XXX.1.1)である。第1グループG1の左上に搭載された旋盤モジュール30Aの制御装置47のIPアドレスは、(XXX.XXX.1.2)である。第1グループG1の右上に搭載された旋盤モジュール30Aの制御装置47のIPアドレスは、(XXX.XXX.1.3)である。また、第2グループG2のベースモジュール20の制御装置90のIPアドレスは、(XXX.XXX.2.1)である。第2グループG2の左上に搭載された旋盤モジュール30Aの制御装置47のIPアドレスは、(XXX.XXX.2.2)である。第2グループG2の右上に搭載された旋盤モジュール30Aの制御装置47のIPアドレスは、(XXX.XXX.2.3)である。
第3グループG3のベースモジュール20の制御装置90のIPアドレスは、(XXX.XXX.3.1)である。第3グループG3の左上に搭載されたドリミルモジュール30Bの制御装置57のIPアドレスは、(XXX.XXX.3.2)である。第3グループG3の右上に搭載されたドリミルモジュール30Bの制御装置57のIPアドレスは、(XXX.XXX.3.3)である。また、第4グループG4のベースモジュール20の制御装置90のIPアドレスは、(XXX.XXX.4.1)である。第4グループG4の左上に搭載されたドリミルモジュール30Bの制御装置57のIPアドレスは、(XXX.XXX.4.2)である。第4グループG4の右上に搭載されたドリミルモジュール30Bの制御装置57のIPアドレスは、(XXX.XXX.4.3)である。尚、以下の説明において、IPアドレスを1番目と2番目の数字を省略して3番目と4番目の数字のみで表示する場合もある。例えば、(XXX.XXX.1.1)は(1.1)と省略できる。
検索等動作についての説明に戻す。制御装置SCは、ステップS102において、コントローラを検索するコントローラ検索処理の実行指示があったか否かを判定する。具体的には、制御装置SCは、作業者によってコントローラ検索キー130が押された後に実行キー140が押された場合には、コントローラ検索処理の実行指示があったと判定し、プログラムをステップS104に進めて加工システム10のライン構成LCを判断する。制御装置SCは、作業者によってコントローラ検索キー130又は実行キー140が押されない場合には、コントローラ検索処理の実行指示がないと判定し、ステップS102の処理を繰り返し実行する。
制御装置SCは、ステップS104~S108において、制御装置SCの識別番号を使用して制御装置SCを起点として残りの制御装置の識別番号をネットワーク91内にて検索することにより、加工システム10のライン構成LCを判断する。
具体的には、最初に、制御装置SCは、ステップS104において、制御装置SC自身のIPアドレスを確認する。制御装置SCは、接続されている記憶装置(本実施形態では、57b)に記憶されている自身のIPアドレスを読み込み、制御装置SC自身のIPアドレスを確認する。本実施形態では、現操作装置OPは、第3グループG3の左上のドリミルモジュール30Bの入出力装置57aであり、制御装置SCは、第3グループG3の左上のドリミルモジュール30Bの制御装置であるので、制御装置SC自身のIPアドレスは、(3.2)である。よって、制御装置SCは、制御装置SC自身のIPアドレスが(3.2)であると確認する。さらに、制御装置SCは、確認したIPアドレスから、自身が搭載されているモジュールの配置場所が第3グループG3の左上であると確認することができる。
次に、制御装置SCは、ステップS106において、ステップS104にて確認した制御装置SCのグループ識別番号と同じグループ識別番号(本実施形態では、「3」)をネットワーク91内にて検索することにより、制御装置SCが所属するグループである所属グループにおける他のモジュール20,30の構成を確認する。すなわち、制御装置SCは、ネットワーク91に存在する他の制御装置にIPアドレスを問い合わせして、回答のあったIPアドレスの中から同じグループ識別番号を有する制御装置を所属グループ(同一グループ)内の制御装置であると認識する。
制御装置SCは、制御装置SCのグループ識別番号は「3」であるので、本実施形態では、IPアドレスが(3.1)、(3.3)である2つの制御装置が所属グループの他の制御装置であると認識できる。その結果、制御装置SCは、自身の所属グループである第3グループG3が1台のベースモジュール20と2台のドリミルモジュール30Bとから構成されていることを認識することができる。
さらに、制御装置SCは、ステップS108において、ステップS104にて確認した制御装置SCのグループ識別番号を起点にして昇順又は降順にグループ識別番号をネットワーク91内にて検索することにより、制御装置SCが所属しないグループである無所属グループにおけるモジュール20,30の構成を確認する。すなわち、制御装置SCは、ネットワーク91に存在する他の制御装置にIPアドレスを問い合わせして、回答のあったIPアドレスの中から異なるグループ識別番号を有する制御装置を無所属グループ(同一でないグループ)内の制御装置であると認識する。
本実施形態では、制御装置SCのグループ識別番号は「3」であるので、制御装置SCは、「4」から昇順にグループ識別番号を検索して、グループ識別番号毎の無所属グループの構成を認識することができる。本実施形態では、認識されるグループ識別番号は「1」~「4」であるので、制御装置SCは、「3」を除くグループ識別番号を「4」→「1」→「2」の順番に検索し、ネットワーク91を構成する無所属グループが第1グループG1、第2グループG2及び第4グループG4で構成されていることを認識することができる。さらに、制御装置SCは、これら無所属グループにおいて、モジュール識別番号を昇順(例えば、「1」→「2」→「3」の順番)に検索して、無所属グループ毎のモジュール20,30の構成を認識することができる。その結果、制御装置SCは、第1グループG1及び第2グループG2が1台のベースモジュール20と左右に位置する2台の旋盤モジュール30Aとからそれぞれ構成され、第4グループG4が1台のベースモジュール20と左右に位置する2台のドリミルモジュール30Bとから構成されていることを認識することができる。
よって、制御装置SCは、以上の処理の結果、ネットワーク91を有する加工システム10のライン構成LCは、第1グループG1及び第2グループG2が1台のベースモジュール20と左右に位置する2台の旋盤モジュール30Aとからそれぞれ構成され、第3グループG3及び第4グループG4が1台のベースモジュール20と左右に位置する2台のドリミルモジュール30Bとからそれぞれ構成されていると判断することができる。
そして、制御装置SCは、ステップS110において、ステップS108にて判断した結果であるライン構成LCを示すライン構成図柄111をデータ管理画面100に表示する(図5参照)。本実施形態のライン構成図柄111は、4つのグループ図柄112から構成されている。左から1番目のグループ図柄112においては、ベース図柄113aのアドレス表示部113a1には制御装置90のIPアドレス(1.1)が表示され、左側の作業機図柄113bのアドレス表示部113b1には制御装置47のIPアドレス(1.2)が表示され、右側の作業機図柄113bのアドレス表示部113b1には制御装置47のIPアドレス(1.3)が表示されている。
左から2番目のグループ図柄112においては、ベース図柄113aのアドレス表示部113a1には制御装置90のIPアドレス(2.1)が表示され、左側の作業機図柄113bのアドレス表示部113b1には制御装置47のIPアドレス(2.2)が表示され、右側の作業機図柄113bのアドレス表示部113b1には制御装置47のIPアドレス(2.3)が表示されている。
左から3番目のグループ図柄112においては、ベース図柄113aのアドレス表示部113a1には制御装置90のIPアドレス(3.1)が表示され、左側の作業機図柄113bのアドレス表示部113b1には制御装置57のIPアドレス(3.2)が表示され、右側の作業機図柄113bのアドレス表示部113b1には制御装置57のIPアドレス(3.3)が表示されている。
左から4番目のグループ図柄112においては、ベース図柄113aのアドレス表示部113a1には制御装置90のIPアドレス(4.1)が表示され、左側の作業機図柄113bのアドレス表示部113b1には制御装置57のIPアドレス(4.2)が表示され、右側の作業機図柄113bのアドレス表示部113b1には制御装置57のIPアドレス(4.3)が表示されている。
さらに、制御装置SCは、ステップS112において、作業者の操作に応じて処理を実行する。例えば、作業者がコピー操作を実施した場合、制御装置SCはコピー処理を実行し、作業者がバックアップ操作を実施した場合、制御装置SCは、バックアップ処理を実行する。
コピー操作は、作業者によって「コピー」キー121cが押され、データの移動元及びデータの移動先並びに移動対象であるデータが指定された後、実行キー140が押される操作である。コピー処理は、移動対象であるデータを、移動元から移動先に複製する処理である。バックアップ操作は、作業者によって「バックアップ」キー122cが押され、「個別」キー122a又は「全て」キー122bが押された後、実行キー140が押される操作である。バックアップ処理は、モジュールのデータをモジュール単位で個別に又は全部について復元可能にバックアップ装置に保存する処理である。
上述した第1実施形態による加工システム10は、複数のモジュール20,30をライン化して構成されワークWを機械加工するライン生産設備である。各モジュール20,30は、該各モジュール20,30を制御するための制御装置47,57,90及びこれら制御装置47,57,90に接続されて作業者が操作入力可能である入出力装置(操作装置)47a,57a,90aを備えることが可能である。各制御装置47,57,90は、IPアドレス(識別番号)が予め割り振られていると共にネットワーク91を介して互いに通信可能である。前記作業者が現在操作している入出力装置47a,57a,90aに通信可能に接続されている制御装置SC(起点制御装置)は、該制御装置SCのIPアドレスを使用して制御装置SCを起点として残りの制御装置47,57,90のIPアドレスをネットワーク91内にて検索することにより、加工システム10のライン構成を判断する。
これによれば、加工システム10(ライン生産設備)を構成する複数のモジュール20,30に備えられた各制御装置47,57,90は、IPアドレスが予め割り振られていると共にネットワーク91を介して互いに通信可能である。これら制御装置47,57,90のうち作業者が現在操作している操作装置(現操作装置OP)に通信可能に接続されている制御装置SC(起点制御装置)は、該制御装置SCのIPアドレスを使用して制御装置SCを起点として残りの制御装置のIPアドレスをネットワーク91内にて検索することにより、加工システム10のライン構成を判断することが可能となる。制御装置SCは、判断したライン構成LC、及びそのライン構成LCを参照して各モジュール20,30に記憶されているデータを複製するための操作キー121c,122c,130,140,150を現操作装置OPに表示させることが可能となる。その結果、同一ネットワーク91上に存在する複数の制御装置47,57,90に記憶されているデータをそれら制御装置47,57,90のうち一の制御装置(制御装置SC)から簡便に管理することが可能となる。
また、上述した加工システム10においては、ライン構成LCは、モジュール20,30が複数集まって構成される複数のグループがライン化されて構成されている。制御装置47,57,90の識別番号(IPアドレス)は、グループの識別番号であるグループ識別番号及びグループ内でのモジュール20,30の位置を示す識別番号であるモジュール識別番号を含んで構成されている。起点制御装置(制御装置SC)は、該制御装置SCのグループ識別番号及びモジュール識別番号を確認し、次に確認した制御装置SCのグループ識別番号と同じグループ識別番号をネットワーク91内にて検索することにより制御装置SCが所属するグループである所属グループにおけるモジュール20,30の構成を確認し、さらに確認した制御装置SCのグループ識別番号を起点にして昇順又は降順にグループ識別番号をネットワーク91内にて検索することにより制御装置SCが所属しないグループである無所属グループにおけるモジュール20,30の構成を確認することにより、ライン生産設備(加工システム10)のライン構成LCを判断する。
これによれば、制御装置SCは、グループ毎に、グループを構成するモジュール20,30の構成を簡便に確認することができ、ひいては加工システム10のライン構成LCを簡便に判断することが可能となる。
また、上述した加工システム10においては、操作装置(入出力装置47a,57a,90a)は、判断したライン構成LCを示すライン構成図柄111、及びライン構成図柄111を参照して各モジュール20,30に記憶されているデータを複製するための操作キー121c,122c,130,140,150が表示されているデータ管理画面100を備えている。
これによれば、制御装置SCは、判断したライン構成LC、及びそのライン構成LCを参照して各モジュール20,30に記憶されているデータを複製するための操作キー121c,122c,130,140,150を入出力装置47a,57a,90aに表示させることが可能となる。その結果、同一ネットワーク91上に存在する複数の制御装置47,57,90に記憶されているデータをそれら制御装置47,57,90のうち一の制御装置(制御装置SC)から簡便に管理することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、ライン生産設備が適用された加工システムの第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態においては、制御装置のIPアドレス(識別番号)は作業者の手操作によって予め割り振られていたが、本第2実施形態では、制御装置のIPアドレスは自動的に予め割り振られるようにした。このとき、加工システム10は、各モジュール20,30の物理的位置を判断するための物理的位置判断装置10Aを備えている。
物理的位置判断装置10Aは、ベースモジュール20に搭載されているロボット70と、旋盤モジュール30Aに搭載されているワーク検出装置47dと、ドリミルモジュール30Bに搭載されているワーク検出装置57dとから構成されている。
さらに、本第2実施形態に係る加工システム10のIPアドレス自動付与制御(以下、自動付与制御という場合もある。)について図14に示すフローチャートに沿って説明する。この自動付与制御を実行する制御装置は、作業者が現在操作している入出力装置(現操作装置OP)に通信可能に接続されている制御装置SCである。
制御装置SCは、ステップS202において、加工システム10に備えられた全ての制御装置47,57,90に仮のIPアドレスを一旦割り振る。
次に、制御装置SCは、ステップS204において、加工システム10のラインの左端に位置するベースモジュール20を判定する。具体的には、制御装置SCは、仮のIPアドレスが付与された全ての制御装置47,57,90(制御装置SCも含めて)に対して、ロボット70を駆動させて加工前ストックモジュール30CにあるワークWを反転装置76に装着する旨のワーク搬入指示(物理的位置判断装置10Aに指示した所定の制御指示)を送信するように指示する。
ロボット70が接続されている制御装置90は、ワーク搬入指示を受けてロボット70を駆動させてワークWを反転装置76に取り付ける。ロボット70が接続されていない制御装置47,57は、ワーク搬入指示を受けてもロボット70を駆動させることはない。したがって、反転装置76にワークWが装着されたベースモジュール20のみにおいて、制御装置90はワークWが装着されている旨のオン信号をワーク検出装置90dから受信することとなる。また、反転装置76にワークWが装着されていないベースモジュール20においては、制御装置90はワークWが装着されていない旨のオフ信号をワーク検出装置90dから受信することとなる。尚、ワーク検出装置90dからの送信(出力)信号は、ワーク搬入指示(物理的位置判断装置10Aに指示した所定の制御指示)に対応したロボット70(物理的位置判断装置10A)の制御結果である。このような制御指示と制御結果の関係を利用することにより、加工システム10のラインの左端に位置するベースモジュール20を判定することが可能となる。
すなわち、制御装置SCは、ロボット70を駆動させて加工前ストックモジュール30CにあるワークWを反転装置76に装着する旨のワーク搬入指示した後に、ワーク検出装置90dからのオン信号を入力した制御装置90を有するベースモジュール20がラインの左端にあるベースモジュール20と判定することができる。そして、ステップS206において、制御装置SCは、この左端のベースモジュール20(第1グループG1のベースモジュール20)の制御装置90の仮のIPアドレスを本番のIPアドレス(1.1)に振り直すことにより、左端のベースモジュール20の制御装置90に本番のIPアドレスを付与する。
さらに、制御装置SCは、ステップS208,210において、ベースモジュール20毎に作業機モジュール30の配置を判定し、作業機モジュール30の制御装置47,57に本番のIPアドレスを付与する。具体的には、制御装置SCは、第1グループG1のベースモジュール20の制御装置90に対してロボット70を駆動させて反転装置76に搭載されているワークWを第1グループG1のベースモジュール20の左上の作業機モジュール30に搬送させ、仮のIPアドレスが付与された全ての制御装置47,57に対して当該作業機モジュール30に搬送されたワークWを把持する旨のワーク把持指示(物理的位置判断装置10Aに指示した所定の制御指示)を送信するように指示する。
ロボット70が接続されている制御装置90は、ワーク把持指示を受けてロボット70を駆動させてワークWを左上の作業機モジュール30に搬送する。ワークWが搬送された作業機モジュール30の制御装置47,57は、ワークWを把持するので、ワーク検出装置47d(又は57d)からワークWが装着されている旨のオン信号を受信することとなる。尚、ワーク検出装置90dからの送信(出力)信号は、ワーク把持指示(物理的位置判断装置10Aに指示した所定の制御指示)に対応したロボット70(物理的位置判断装置10A)の制御結果である。このような制御指示と制御結果の関係を利用することにより、第1グループG1のベースモジュール20の左上に位置する作業機モジュール30を判定することが可能となる。よって、制御装置SCは、第1グループG1の左上に搭載された作業機モジュール30の制御装置47に本番のIPアドレス(1.2)を付与する。
さらに、制御装置SCは、ベースモジュール20の左上に位置する作業機モジュール30の判定処理と同様に、第1グループG1のベースモジュール20の右上に位置する作業機モジュール30を判定することができる。そして、制御装置SCは、第1グループG1の右上に搭載された作業機モジュール30の制御装置47に本番のIPアドレス(1.3)を付与する。
さらに、制御装置SCは、ステップS212において、ラインの左から右に向けて順番に、ベースモジュール20毎にベースモジュール20及び作業機モジュール30の位置を判定し、判定したベースモジュール20の制御装置90及び作業機モジュール30の制御装置47,57に本番のIPアドレスを付与する。
最初に、制御装置SCは、本番のIPアドレスが付与されたベースモジュール20の右隣りに位置するベースモジュール20を判定する。具体的には、制御装置SCは、仮のIPアドレスが付与された全ての制御装置47,57,90(制御装置SCも含めて)に対して、ロボット70を駆動させて左隣りのベースモジュール20からのワークWを受け取って反転装置76に装着する旨のワーク搬入指示(物理的位置判断装置10Aに指示した所定の制御指示)を送信するように指示する。
ロボット70が接続されている制御装置90は、ワーク搬入指示を受けてロボット70を駆動させて左隣りのベースモジュール20からワークWを受け取って反転装置76に取り付ける。ロボット70が接続されていない制御装置47,57は、ワーク搬入指示を受けてもロボット70を駆動させることはない。したがって、反転装置76にワークWが装着されたベースモジュール20のみにおいて、制御装置90はワークWが装着されている旨のオン信号をワーク検出装置90dから受信することとなる。また、反転装置76にワークWが装着されていないベースモジュール20においては、制御装置90はワークWが装着されていない旨のオフ信号をワーク検出装置90dから受信することとなる。尚、ワーク検出装置90dからの送信(出力)信号は、ワーク搬入指示に対応したロボット70の制御結果である。このような制御指示と制御結果の関係を利用することにより、本番のIPアドレスを付与されたベースモジュール20の右隣りに位置するベースモジュール20を判定することが可能となる。そして、制御装置SCは、この右隣りのベースモジュール20(第2グループG2のベースモジュール20)の制御装置90の仮のIPアドレスを本番のIPアドレス(2.1)に振り直すことにより、右隣りのベースモジュール20の制御装置90に本番のIPアドレスを付与する。
さらに、制御装置SCは、第1グループG1のベースモジュール20の左右上に位置する作業機モジュール30を判定したときと同様に、第2グループG2のベースモジュール20の左右上に位置する作業機モジュール30を判定する。そして、制御装置SCは、第2グループG2の左上に位置する作業機モジュール30の制御装置47に本番のIPアドレス(2.2)を付与するとともに、右上に位置する作業機モジュール30の制御装置47に本番のIPアドレス(2.3)を付与する。
さらに、制御装置SCは、第2グループG2と同様に、第3グループG3及び第4グループG4においてもベースモジュール20及び作業機モジュール30の位置を判定し、判定したベースモジュール20の制御装置90及び作業機モジュール30の制御装置47,57に本番のIPアドレスを付与する。
本第2実施形態によれば、制御装置のIPアドレスを自動的に予め割り振ることができるので、同一ネットワーク91上に存在する複数の制御装置47,57,90に記憶されているデータをそれら制御装置47,57,90のうち一の制御装置(制御装置SC)からより簡便に管理することが可能となる。
また、本第2実施形態によれば、最初に制御装置47,57,90に仮のIPアドレスが一旦割り振られ、次に仮のIPアドレスを使用して本番のIPアドレスが振り直されることにより、制御装置47,57,90のIPアドレスは予め割り振られることが可能である。
これによれば、同一ネットワーク91上に存在する複数の制御装置47,57,90のIPアドレス(本番のIPアドレス)は自動的に予め割り振られることが可能となる。よって、同一ネットワーク91上に存在する複数の制御装置47,57,90に記憶されているデータをそれら制御装置47,57,90のうち一の制御装置(制御装置SC)からより簡便に管理することが可能となる。
また、本第2実施形態によれば、加工システム10は、各モジュール20,30の物理的位置を判断するための物理的位置判断装置10Aを備え、各モジュール20,30の制御装置47,57,90は、物理的位置判断装置10Aに指示した所定の制御指示と、制御指示に対応した物理的位置判断装置10Aの制御結果とから、各モジュール20,30の物理的位置を判断し、その判断結果を利用して、一旦割り振られた仮のIPアドレスを本番のIPアドレスに振り直す。
これによれば、比較的簡単な構成で、同一ネットワーク91上に存在する複数の制御装置47,57,90のIPアドレス(本番のIPアドレス)が自動的に予め割り振られることが可能となる。さらに、同一ネットワーク91上に存在する複数の制御装置47,57,90に記憶されているデータをそれら制御装置47,57,90のうち一の制御装置(制御装置SC)からより簡便に管理することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、ライン生産設備が適用された加工システムの第3実施形態について説明する。上述した第2実施形態においては、第1実施形態と同一構成を使用し制御装置のIPアドレスを自動的に予め割り振る制御を実施するようにしたが、第3実施形態では第1実施形態の構成に専用の物理的位置検出装置10Bを追加した構成とし制御装置のIPアドレスを自動的に予め割り振る制御を実施するようにした。
物理的位置検出装置10Bは、各モジュール20,30の物理的位置を判断するための装置(物理的位置判断装置)である。物理的位置検出装置10Bは、図15に示すように、ベースモジュール20の左右位置関係を検出するための第1位置検出装置S1と、ベースモジュール20に対する作業機モジュール30の位置関係を検出するための第2位置検出装置S2とから構成されている。
第1位置検出装置S1は、光(例えば赤外線)を発する発光部S1tと、発光部S1tからの光を受ける受光部S1rとから構成されている。発光部S1tは、例えば、発光ダイオードを含んで構成され、受光部S1rは、例えば、フォトトランジスタを含んで構成されている。
第1位置検出装置S1は、ベースモジュール20に設けられており、発光部S1tはベースモジュール20の右側部に、受光部S1rは左側部に設けられている。尚、発光部S1tを左側部に、受光部S1rを右側部に設けるようにしてもよい。発光部S1t(又は受光部S1r)は隣接されたベースモジュール20の受光部S1r(又は発光部S1t)に対向するように配設されている。尚、ラインの左右端に配置されているベースモジュール20の左端側の受光部S1r及び右端側の発光部S1tは、対向する発光部S1t及び受光部S1rが配置されていない(存在しない)。
発光部S1tは制御装置90に接続されており、制御装置90からの指示により発光部S1tを発光させる。受光部S1rも制御装置90に接続されており、受光した場合に受光した旨のオン信号を制御装置90に送信する。尚、受光していない場合に受光していない旨のオフ信号を制御装置90に送信する。
第2位置検出装置S2は、発光部S1tと同様に光を発する発光部S2tと、受光部S1rと同様に発光部S2tからの光を受ける受光部S2rとから構成されている。第2位置検出装置S2の発光部S2tは、作業機モジュール30の底面部に設けられており、第2位置検出装置S2の受光部S2rは、ベースモジュール20の上面部に2つ設けられている。2つの受光部S2rのうちベースモジュール20の左側上面部に設けたものがS2r1であり、受光部S2r1はベースモジュール20左上に搭載された作業機モジュール30の底面部の発光部S2tに対向する位置に配置されている。2つの受光部S2rのうちベースモジュール20の右側上面部に設けたものがS2r2であり、受光部S2r2はベースモジュール20右上に搭載された作業機モジュール30の底面部の発光部S2tに対向する位置に配置されている。
発光部S2tは制御装置47又は57に接続されており、制御装置47又は57からの指示により発光部S2tを発光させる。受光部S2rは制御装置90に接続されており、受光した場合に受光した旨のオン信号を制御装置90に送信する。尚、受光していない場合に受光していない旨のオフ信号を制御装置90に送信する。
さらに、本第3実施形態に係る加工システム10のIPアドレス自動付与制御(以下、自動付与制御という場合もある。)について図16に示すフローチャートに沿って説明する。この自動付与制御を実行する制御装置は、作業者が現在操作している入出力装置(現操作装置OP)に通信可能に接続されている制御装置SCである。
制御装置SCは、ステップS302において、加工システム10に備えられた全ての制御装置47,57,90に仮のIPアドレスを一旦割り振る。次に、制御装置SCは、ステップS304において、加工システム10のラインの左端(又は右端)に位置するベースモジュール20を判定する。具体的には、制御装置SCは、仮のIPアドレスが付与された全ての制御装置47,57,90(制御装置SCも含めて)に対して、接続されている発光部S1tに発光する旨の発光指示(物理的位置検出装置10Bに指示した所定の制御指示)を送信するように指示する。
発光部S1tが接続されている制御装置90は、発光指示を受けて発光部S1tを発光させる。発光部S1tが接続されていない制御装置47,57は、発光指示を受けても発光部S1tでない発光部S2tを発光させない。したがって、発光された発光部S1tに対向する受光部S1rのみが受光することとなり、受光した旨のオン信号を受光部S1rに接続された制御装置90に送信することとなる。また、発光された発光部S1tに対向していない受光部S1rや受光部S2rは受光せず、受光していない旨のオフ信号を受光部S1rに接続された制御装置90に、受光していない旨のオフ信号を受光部S2rに接続された制御装置47,57に送信することとなる。尚、受光部S1r,S2rからの送信(出力)信号は、発光指示(物理的位置検出装置10Bに指示した所定の制御指示)に対応した発光部S1t(物理的位置検出装置10B)の制御結果である。このような制御指示と制御結果の関係を利用することにより、加工システム10のラインの左端(又は右端)に位置するベースモジュール20を判定することが可能となる。
すなわち、ベースモジュール20が左側に隣接する(存在する)ベースモジュール20の受光部S1rはオン信号を出力するが、ベースモジュール20が左側に隣接しない(存在しない)ベースモジュール20の受光部S1rはオフ信号を出力する。よって、制御装置SCは、オフ信号を入力した制御装置90を有するベースモジュール20がラインの左端にあるベースモジュール20と判定することができる。ステップS306において、制御装置SCは、この左端のベースモジュール20(第1グループG1のベースモジュール20)の制御装置90の仮のIPアドレスを本番のIPアドレス(1.1)に振り直すことにより、左端のベースモジュール20の制御装置90に本番のIPアドレスを付与する。
さらに、制御装置SCは、ステップS308において、ベースモジュール20の配置順を判定する。具体的には、上述した制御指示と制御結果の関係を利用することにより、制御装置SCは、第1グループG1のベースモジュール20の発光部S1tを発光させて、その発光を受光した受光部S1rを有するベースモジュール20を第2グループG2のベースモジュール20と判定する。制御装置SCは、第2グループG2のベースモジュール20の制御装置90の仮のIPアドレスを振り直して本番のIPアドレス(2.1)を付与する(ステップS310)。制御装置SCは、第2グループG2のベースモジュール20と同様に、第3グループG3のベースモジュール20及び第4グループG4のベースモジュール20の制御装置90に本番のIPアドレス(3.1)、(4.1)をそれぞれ付与する(ステップS308,310)。
さらに、制御装置SCは、ステップS312,314において、ベースモジュール20毎に作業機モジュール30の配置を判定し、作業機モジュール30の制御装置47,57に本番のIPアドレスを付与する。具体的には、上述した制御指示と制御結果の関係を利用することにより、制御装置SCは、作業機モジュール30の発光部S2tを一つずつ発光させて、第1グループG1のベースモジュール20の左上面部の受光部S2r1がオン信号を出力した場合、その発光させている発光部S2tを有する作業機モジュール30を第1グループG1の左上に搭載された作業機モジュール30と判定する。さらに、制御装置SCは、作業機モジュール30の発光部S2tを一つずつ発光させて、第1グループG1のベースモジュール20の右上面部の受光部S2r2がオン信号を出力した場合、その発光させている発光部S2tを有する作業機モジュール30を第1グループG1の右上に搭載された作業機モジュール30と判定する(ステップS312)。制御装置SCは、第1グループG1の左上に搭載された作業機モジュール30の制御装置47に本番のIPアドレス(1.2)を付与し、第1グループG1の右上に搭載された作業機モジュール30の制御装置47に本番のIPアドレス(1.3)を付与する(ステップS314)。さらに、制御装置SCは、第1グループG1と同様に、第2グループG2~第4グループG4においても作業機モジュール30の制御装置47,57に本番のIPアドレスを付与する。
本第3実施形態によれば、制御装置のIPアドレスを自動的に予め割り振ることができるので、同一ネットワーク91上に存在する複数の制御装置47,57,90に記憶されているデータをそれら制御装置47,57,90のうち一の制御装置(制御装置SC)からより簡便に管理することが可能となる。
また、本第3実施形態によれば、最初に制御装置47,57,90に仮のIPアドレスが一旦割り振られ、次に仮のIPアドレスを使用して本番のIPアドレスが振り直されることにより、制御装置47,57,90のIPアドレスは予め割り振られることが可能である。これによっても、第2実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
また、本第3実施形態によれば、加工システム10は、各モジュール20,30の物理的位置を判断するための物理的位置判断装置10Bを備え、各モジュール20,30の制御装置47,57,90は、物理的位置判断装置10Bに指示した所定の制御指示と、制御指示に対応した物理的位置判断装置10Bの制御結果とから、各モジュール20,30の物理的位置を判断し、その判断結果を利用して、一旦割り振られた仮のIPアドレスを本番のIPアドレスに振り直す。これによっても、第2実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
なお、上述した第3実施形態では、物理的位置検出装置10Bを発光部と受光部とから構成するようにしたが、これに限らず、各モジュール20,30の物理的位置を判断するための装置であって、接続された制御装置から所定の制御指示を受けて制御される装置と、接続された制御装置に前記制御指示に対応した制御結果を出力する装置と、から構成されていればよく、例えば、押圧部と受圧部とから構成してもよい。
10…加工システム(ライン生産設備)、20,30…モジュール、47,57,90…制御装置、47a,57a,90a…入出力装置(操作装置)、91…ネットワーク、LC…ライン構成、OP…現操作装置、SC…制御装置(起点制御装置)、W…ワーク。

Claims (5)

  1. 複数のモジュールをライン化して構成されワークを機械加工するライン生産設備であって、
    前記各モジュールは、該各モジュールを制御するための制御装置及び前記制御装置に接続されて作業者が操作入力可能である操作装置を備えることが可能であり、
    前記各制御装置は、識別番号が予め割り振られていると共にネットワークを介して互いに通信可能であり、
    前記作業者が現在操作している前記操作装置に通信可能に接続されている起点制御装置は、該起点制御装置の識別番号を使用して前記起点制御装置を起点として残りの前記制御装置の識別番号を前記ネットワーク内にて検索することにより、前記ライン生産設備のライン構成を判断するライン生産設備。
  2. 前記ライン構成は、前記モジュールが複数集まって構成される複数のグループがライン化されて構成され、
    前記制御装置の識別番号は、前記グループの識別番号であるグループ識別番号及び前記グループ内での前記モジュールの位置を示す識別番号であるモジュール識別番号を含んで構成され、
    前記起点制御装置は、該起点制御装置の前記グループ識別番号及び前記モジュール識別番号を確認し、次に確認した前記起点制御装置のグループ識別番号と同じグループ識別番号を前記ネットワーク内にて検索することにより前記起点制御装置が所属する前記グループである所属グループにおける前記モジュールの構成を確認し、さらに確認した前記起点制御装置のグループ識別番号を起点にして昇順又は降順にグループ識別番号を前記ネットワーク内にて検索することにより前記起点制御装置が所属しない前記グループである無所属グループにおける前記モジュールの構成を確認することにより、前記ライン生産設備の前記ライン構成を判断する請求項1に記載のライン生産設備。
  3. 前記操作装置は、判断した前記ライン構成を示すライン構成図柄、及び前記ライン構成図柄を参照して前記各モジュールに記憶されているデータを複製するための操作キーが表示されているデータ管理画面をさらに備えた請求項1又は請求項2に記載のライン生産設備。
  4. 最初に前記制御装置に仮の識別番号が一旦割り振られ、次に前記仮の識別番号を使用して本番の識別番号が振り直されることにより、前記制御装置の識別番号は予め割り振られることが可能である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のライン生産設備。
  5. 前記ライン生産設備は、前記各モジュールの物理的位置を判断するための物理的位置判断装置を備え、
    前記各モジュールの前記制御装置は、前記物理的位置判断装置に指示した所定の制御指示と、前記制御指示に対応した前記物理的位置判断装置の制御結果とから、前記各モジュールの前記物理的位置を判断し、
    その判断結果を利用して、一旦割り振られた前記仮の識別番号を前記本番の識別番号に振り直す請求項4に記載のライン生産設備。
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