JP7113709B2 - 再封緘防止用ラベルおよび再封緘防止用ラベル付き箱体 - Google Patents
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Description
(1) シート状をなす基材と、
前記基材の一方の面側に形成され、粘着性を有する粘着層と、
前記基材の他方の面側に形成された層であって、粘着性を有する粘着体が重ねて貼付された際に、その貼付を防止する貼付防止層とを備える再封緘防止用ラベルであって、
前記貼付防止層は、突出して形成された複数の小突起を有し、
当該ラベルは、前記貼付防止層を表側、前記粘着層を裏側として用いられ、前記表側から前記裏側まで光透過性を有することを特徴とする再封緘防止用ラベル。
(2) 前記複数の小突起は、当該ラベルの厚さ方向に段差をもって配置されている上記(1)に記載の再封緘防止用ラベル。
(3) 前記複数の小突起は、当該ラベルの厚さ方向に2段に分けて配置されており、
当該ラベルの平面視で、上の段の前記複数の小突起の総面積と、下の段の前記複数の小突起の総面積とは、同じである上記(2)に記載の再封緘防止用ラベル。
(4) シート状をなす基材と、
前記基材の一方の面側に形成され、粘着性を有する粘着層と、
前記基材の他方の面側に形成された層であって、粘着性を有する粘着体が重ねて貼付された際に、その貼付を防止する貼付防止層とを備える再封緘防止用ラベルであって、
前記貼付防止層は、突出して形成された複数の小突起を有し、
前記複数の小突起は、当該ラベルの厚さ方向に2段に分けて配置されており、
当該ラベルの平面視で、上の段の前記複数の小突起の総面積と、下の段の前記複数の小突起の総面積とは、同じであることを特徴とする再封緘防止用ラベル。
上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の再封緘防止用ラベルとを備え、
前記再封緘防止用ラベルは、前記粘着層を介して前記蓋に貼付されて、前記蓋の封止に用いられることを特徴とする再封緘防止用ラベル付き箱体。
前記ミシン目は、前記再封緘防止用ラベルの一部を囲むように形成されている上記(11)に記載の再封緘防止用ラベル付き箱体。
図1は、本発明のラベル(第1実施形態)を表側から見た平面図である。図2は、図1に示すラベルを裏側から見た平面図である。図3は、図1中のA-A線断面図である。図4は、図1に示すラベルが貼付された箱体(ラベル付き箱体)を示す斜視図である。図5は、図4に示すラベル付き箱体が開封された状態を示す斜視図である。図6~図9は、それぞれ、図4に示すラベル付き箱体が不本意な開封をされる状態を順に示す部分断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図3(図10および図11についても同様)の図3中の上側を「表」または「上(上方)」、下側を「裏」または「下(下方)」と言う。
図1に示すように、本実施形態の再封緘防止用ラベル1は、平面視で角部11が丸みを帯びた長方形をなすものである。再封緘防止用ラベル1の長辺方向(以下「x方向」と言う)の長さL1-1としては、特に限定されず、例えば、10mm以上40mm以下であるのが好ましく、15mm以上30mm以下であるのがより好ましい。再封緘防止用ラベル1の短辺方向(以下「y方向」と言う)の長さL1-2としては、特に限定されず、例えば、10mm以上30mm以下であるのが好ましく、15mm以上25mm以下であるのがより好ましい。
図4に示すように、箱体9は、中空の本体91と、本体91と一体的に形成された蓋92とを有している。なお、箱体9は、例えば厚紙等の紙材で構成されているのが好ましい。
図4に示すように、再封緘防止用ラベル1は、天板部93の指掛け部932と、蓋92とをまたぐように貼付されて、蓋92の封止に用いられる。
図10は、本発明のラベルの第2実施形態を示す断面図である。
本実施形態は、小突起の配置態様が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
なお、第1小突起411の配置態様と、第2小突起412の配置態様とが同じとなっているが、これに限定されず、異なっていてもよい。
あるいは、第1小突起411と第2小突起412の形状が異なってもよい。
図11は、本発明のラベルの第3実施形態を示す断面図である。
以下、この図を参照して本発明のラベルおよびラベル付き箱体の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、貼付防止層の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
JIS Z 0237を参考にした180°ピール粘着力試験法(以下「粘着力試験」と言う)とを用いて、再封緘防止用ラベル1によるラベル300の粘着力を試験した。
(実施例1)
図1に示す再封緘防止用ラベル1(大きさ:縦24mm、横20mm)を製造した。このラベル1を試料として、試験板である台紙(大きさ:縦50mm、横30mm)に貼付した。
貼付防止層を省略したこと以外は、実施例1と同様のラベルを製造し、実施例1と同様の粘着力試験を行った。
実施例1に対する粘着力試験の試験結果と、比較例1に対する粘着力試験の試験結果とを下記表に示す。
11 角部
2 基材
21 裏面(一方の面)
22 表面(他方の面)
3 粘着層
4 貼付防止層
41 小突起
411 第1小突起
412 第2小突起
42 下地層
5 着色層
9 箱体
91 本体
92 蓋
93 天板部
931 ミシン目
932 指掛け部
94 底部
95 側部
96 空間
97 取出口
98 差込部
99 バーコード
990 シール
10 ラベル付き箱体
100 医療器具
200 カッター
300 ラベル
φd41 直径
L1-1 長さ
L1-2 長さ
t2 厚さ
t3 厚さ
t41 突出高さ(厚さ)
t42 厚さ
t5 厚さ
α1 第1列
α2 第2列
α3 第3列
α4 第4列
α5 第5列
α6 第6列
α7 第7列
α8 第8列
α9 第9列
α10 第10列
α11 第11列
α12 第12列
Claims (12)
- シート状をなす基材と、
前記基材の一方の面側に形成され、粘着性を有する粘着層と、
前記基材の他方の面側に形成された層であって、粘着性を有する粘着体が重ねて貼付された際に、その貼付を防止する貼付防止層とを備える再封緘防止用ラベルであって、
前記貼付防止層は、突出して形成された複数の小突起を有し、
当該ラベルは、前記貼付防止層を表側、前記粘着層を裏側として用いられ、前記表側から前記裏側まで光透過性を有することを特徴とする再封緘防止用ラベル。 - 前記複数の小突起は、当該ラベルの厚さ方向に段差をもって配置されている請求項1に記載の再封緘防止用ラベル。
- 前記複数の小突起は、当該ラベルの厚さ方向に2段に分けて配置されており、
当該ラベルの平面視で、上の段の前記複数の小突起の総面積と、下の段の前記複数の小突起の総面積とは、同じである請求項2に記載の再封緘防止用ラベル。 - シート状をなす基材と、
前記基材の一方の面側に形成され、粘着性を有する粘着層と、
前記基材の他方の面側に形成された層であって、粘着性を有する粘着体が重ねて貼付された際に、その貼付を防止する貼付防止層とを備える再封緘防止用ラベルであって、
前記貼付防止層は、突出して形成された複数の小突起を有し、
前記複数の小突起は、当該ラベルの厚さ方向に2段に分けて配置されており、
当該ラベルの平面視で、上の段の前記複数の小突起の総面積と、下の段の前記複数の小突起の総面積とは、同じであることを特徴とする再封緘防止用ラベル。 - 前記複数の小突起は、規則的に配置されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の再封緘防止用ラベル。
- 当該ラベルの平面視で、前記複数の小突起の総面積は、当該ラベルの面積の60%未満である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の再封緘防止用ラベル。
- 前記小突起の突出高さは、0.01mm以上0.1mm以下である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の再封緘防止用ラベル。
- 前記小突起は、当該ラベルの平面視で円形をなし、直径は、0.5mm以上3.5mm以下である請求項1ないし7のいずれか1項に記載の再封緘防止用ラベル。
- 前記貼付防止層は、前記複数の小突起が形成される下地層を有する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の再封緘防止用ラベル。
- 前記基材と前記貼付防止層との間に形成され、色が施され、かつ、透明性を有する着色層を備える請求項1ないし9のいずれか1項に記載の再封緘防止用ラベル。
- 開封時に開封される蓋を有する箱体と、
請求項1ないし10のいずれか1項に記載の再封緘防止用ラベルとを備え、
前記再封緘防止用ラベルは、前記粘着層を介して前記蓋に貼付されて、前記蓋の封止に用いられることを特徴とする再封緘防止用ラベル付き箱体。 - 前記箱体は、ミシン目で構成され、前記蓋の開封を補助する開封補助部を有し、
前記ミシン目は、前記再封緘防止用ラベルの一部を囲むように形成されている請求項11に記載の再封緘防止用ラベル付き箱体。
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