JP5810440B2 - 包装体 - Google Patents
包装体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5810440B2 JP5810440B2 JP2011057700A JP2011057700A JP5810440B2 JP 5810440 B2 JP5810440 B2 JP 5810440B2 JP 2011057700 A JP2011057700 A JP 2011057700A JP 2011057700 A JP2011057700 A JP 2011057700A JP 5810440 B2 JP5810440 B2 JP 5810440B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label
- layer
- article
- binding
- intervening layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 175
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 44
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 42
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 35
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 33
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 31
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 claims description 19
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 claims description 11
- 239000004820 Pressure-sensitive adhesive Substances 0.000 description 25
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 12
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 12
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 8
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 8
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 5
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 5
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 4
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 4
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 3
- 229920005672 polyolefin resin Polymers 0.000 description 3
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 3
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 3
- PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N Styrene Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1 PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004840 adhesive resin Substances 0.000 description 2
- 229920006223 adhesive resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 150000002148 esters Chemical class 0.000 description 2
- 239000012634 fragment Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 2
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 2
- 238000009823 thermal lamination Methods 0.000 description 2
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 235000009508 confectionery Nutrition 0.000 description 1
- 239000002537 cosmetic Substances 0.000 description 1
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000002372 labelling Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000005022 packaging material Substances 0.000 description 1
- 238000012858 packaging process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920000747 poly(lactic acid) Polymers 0.000 description 1
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 1
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 1
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 1
- 239000004626 polylactic acid Substances 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 229920003048 styrene butadiene rubber Polymers 0.000 description 1
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Packages (AREA)
- Package Frames And Binding Bands (AREA)
Description
かかる包装体においては、各物品の表面に跨って結束ラベルが貼着されているので、個々の物品に分離する際には、結束ラベルを引き剥がさなければならない。しかしながら、結束ラベルは粘着剤を介して各物品の表面に強く接着しているので、これを容易に引き剥がすことはできない。また、結束ラベルを無理に引き剥がすと、物品の表層が結束ラベルと共に剥離し、その剥離部分における物品のデザインが消失するという問題がある。
一方、比較的接着力の弱い粘着剤を用いれば、結束ラベルを容易に剥ぎ取ることができるようになるが、そうすると、包装体の流通過程で、結束ラベルが剥がれたり、或いは、結束ラベルの縁部が捲れてその縁部にゴミが付着するなどの問題を生じる。
また、特許文献2には、重ねられた物品の境界に対応する縁に前記境界と略平行に延びる短いミシン目が形成された結束ラベルを複数の物品に跨って貼着した包装体が開示されている。
これらの包装体においては、結束ラベルをミシン目に沿って分断できるので、結束ラベルを容易に分断して個々の物品に分離できる。
さらに、個々の物品に分離すべくミシン目に沿って結束ラベルを分断した後には、結束ラベルの分断片が個々の物品に貼り付いたままであるので、物品の見栄えが悪くなる。加えて、結束ラベルが物品の所望の表示(例えば、成分表示や製造年月日などの製品表示)の上に貼着されている場合には、結束ラベルを分断した後の分断片が前記所望の表示を覆ったままなので、前記所望の表示が見えず、これを見るためには、結局、そのラベルの分断片を物品から引き剥がさなければならない。
本発明の第2の目的は、個々の物品に分離した後に結束ラベルを引き剥がさなくても、物品に表された表示を視認できる包装体を提供することである。
この包装体は、ラベル基材と介在層との間の接着力が介在層と物品の表面との接着力よりも小さいので、結束ラベルを引き剥がそうとすると、ラベル基材のみが介在層の表面から剥がれる。
ラベル基材を剥がした後には各物品に跨って介在層が貼り付いたままとなっているが、この介在層は脆弱であるため、重ねられた各物品が離反する又は位置ずれするように物品に僅かな力を加えることにより、物品の境界に沿って介在層が破断され、個々の物品に容易に分離できる。
また、個々に分離された物品には介在層が貼り付いたままであるため(介在層を無理に物品から剥ぎ取るわけではないので)、物品の表層が剥離することもない。
上述のようにラベル基材を剥がして各物品を分離した後には、物品の表面に介在層が貼り付いたままとなっている。上記好ましい包装体は、介在層が透明であるので、介在層を物品から剥ぎ取らなくても、介在層を通じて、物品の表面に表された所望の表示を視認することができる。
上記結束ラベルには光学的読取表示が表されているので、この表示を光学リーダーで読み取ることにより、包装体に関する情報を管理できる。上記他の好ましい包装体は、各物品の光学的読取表示の全部又は一部分が不透明な結束ラベルによって覆われているので、結束ラベルの光学的読取表示を読み込むべきところ(包装体に関する情報を得ようとしたところ)、誤って物品の光学的読取表示を読み込んでしまうことを防止できる。
また、本発明の好ましい包装体は、個々の物品に分離した後に介在層を引き剥がさなくても、物品に表された表示を視認することができる。
図1乃至図3は、本発明の包装体に用いられる結束ラベル1を示す。
この結束ラベル1は、ラベル基材2と、前記ラベル基材2の裏面に積層された脆弱な介在層3と、を有する。この結束ラベル1が物品の表面に貼着されたときには、前記ラベル基材2と介在層3との間の接着力は、前記介在層3と物品の表面との接着力よりも小さい。
前記粘着剤層32を有する結束ラベル1は、通常、離型紙5の上に粘着剤層32の裏面を仮貼着して、離型紙5の上に複数並べて提供される(図1参照)。
介在層3は、ラベル基材2と物品の間に介在し、ラベル基材2を剥がした後に、各物品の表面に残存する層である。介在層3は、脆弱であり、介在層3そのものは、僅かな剪断力及び/又は引張り力で破断し得る。
以下、具体的に説明する。
例えば、ラベル基材2としては、紙、不織布、合成紙、合成樹脂製フィルムなどが挙げられる。ラベル基材2は、単層構造でもよいし、2層以上が一体的に接着された積層体でもよい。ラベル基材2が積層体である場合には、紙、不織布、合成紙、合成樹脂製フィルム及びこれら以外の機能シートから選ばれる2層以上が積層された積層体を用いることができる。
特に、機械的強度に優れ且つ柔軟性があることから、合成紙若しくは合成樹脂製フィルムの単層又は合成紙若しくは合成樹脂製フィルムを含む積層体が好ましい。
合成樹脂製フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリ乳酸などのエステル系樹脂、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体などのスチレン系樹脂、環状オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂を含む延伸フィルムなどを用いることができ、中でも機械的強度に優れることから、これらの二軸延伸フィルムを用いることが好ましい。
ラベル基材2の厚みは、特に限定されない。合成紙又は合成樹脂製フィルムの単層からなるラベル基材2の厚みは、例えば25μm〜120μmであり、好ましくは30μm〜80μmである。
なお、本明細書において、透明とは、透明体の表面から透明体の裏面側に存在するものを識別できる程度に光を通すことをいい、透明体自体は無色でも有色でもよい。不透明とは、不透明体の表面から不透明体の裏面側に存在するものを識別できないことをいう。
所望の表示としては、特に限定されず、商品名、広告、法定表示(例えば、原材料表示)などの他、光学的読取表示などが挙げられる。ラベル基材2に所望の表示を印刷する場合には、図1に示すように光学的読取表示1aを含むことが好ましい。ただし、図1では、結束ラベル1の表面に光学的読取表示1aだけが表されているが、商品名などの他の所望の表示が表されていてもよい。
ラベル基材2(結束ラベル1)に表された光学的読取表示1aは、個々の物品に表された光学的読取表示と異なる。以下、物品の表面に表された光学的読取表示を「物品読取表示」といい、結束ラベル1の表面に表された光学的読取表示を「ラベル読取表示」という場合がある。
つまり、物品読取表示とラベル読取表示1aとは、異なるデータが入力されている(例えば、物品読取表示に個々の物品の販売価格データが入力され、ラベル読取表示に包装体の販売価格データが入力されている場合など)。
介在層3の引張り強度は、脆弱性を有していれば特に限定されないが、3MPa以下であることが好ましく、1MPa以下がより好ましい。このような強度の介在層3は、脆弱性を有し、人力で容易に破断し得る。
また、ラベル基材2の引張り強度は、10MPa以上であることが好ましく、50MPa以上がより好ましい。これよりも低いラベル基材2を用いると、結束ラベル1の強度が不足し、包装体の流通過程で結束ラベル1が予期せぬ破断を生じるおそれがある。
前記引張り強度は、JIS K 7127に準じて測定できる。
また、介在層3は、その両端部を反対方向に引っ張ったときに、伸び量3mm以内で破断するものが好ましく、1mm以内で破断するものがより好ましい。
介在層3がラベル基材2の裏面に弱く接着しているとは、結束ラベル1を物品に貼着した後に結束ラベル1を剥離する際に、物品の表面と介在層3との間において両者が剥がれず且つ介在層3の表面とラベル基材2の裏面との間(両者の界面)において両者が剥離するように、介在層3の表面がラベル基材2の裏面に接着していることをいう。
また、結束ラベル1が離型紙5に仮貼着されている場合には、離型紙5上に仮貼着された結束ラベル1を離型紙5から剥離する際には、ラベル基材2の裏面と介在層3の表面との間(両者の界面)において両者が剥がれず且つ離型紙5の表面と介在層3の裏面との間(両者の界面)において両者が剥離する。
この脆弱層31は、ラベル基材2の裏面に積層され、脆弱層31の裏面には、粘着剤層32が積層されている。脆弱層31は、ラベル基材2の裏面に弱く接着しており(つまり、介在層3は、ラベル基材2の裏面に弱く接着しており)、粘着剤層32は、脆弱層31の裏面に強く接着している。
脆弱層31を形成する合成樹脂としては、特に限定されず、例えば、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂などの熱可塑性樹脂が挙げられる。脆弱層31は、透明であることが好ましい。
脆弱層31の厚みは、特に限定されないが、脆弱層31が上記合成樹脂の硬化層からなる場合には、その厚みは、3μm〜20μmであり、好ましくは5μm〜15μmである。脆弱層31の厚みが余りに薄いと、粘着剤が脆弱層31に滲み込んでラベル基材2に付着し、ラベル基材2が介在層3の表面から容易に剥がれないおそれがある。
前記粘着剤は、被着体に接着する剤であって、被着体に接着後も持続した粘着性を有するものである。粘着剤は、被着体から剥離することができ且つ剥離後再貼付可能なものでもよいし、或いは、被着体から剥離した後再貼付不可能なものでもよい。
粘着剤層32は、介在層3の裏面全体にベタ状に設けられていてもよいし、介在層3の裏面に、平面視格子状又は無数のドット状などに設けられていてもよい。粘着剤層32は結束ラベル1の介在層3の裏面全体が実質的に物品に付着するように設けられていればよいので、図示したようなベタ状以外に、前記格子状などに設けることも可能である。
感圧型粘着剤は、室温で粘着性を有し、加圧することによって被着体に接着する粘着剤であって、被着体から剥離後再貼付可能なものである。
なお、粘着剤として、感熱性粘着剤を用いることも可能である。感熱性粘着剤は、室温下で粘着性を示さず、且つ加熱することによって粘着性を発揮する粘着剤である。粘着剤層32が感熱性粘着剤からなる場合には、結束ラベル1を離型紙5の上に仮貼着せずに提供することも可能である。
粘着剤層32の厚みは、特に限定されず、通常、15μm〜30μmである。
式(1):[粘着剤層32の裏面と離型紙5の表面の間の接着力]<[ラベル基材2の裏面と脆弱層31の表面の間の接着力]<[粘着剤層32の裏面と物品の表面の間の接着力]、[脆弱層31の裏面と粘着剤層32の表面の間の接着力]。
式(2):[粘着剤層32の裏面と離型紙5の表面の間の接着力]<[ラベル基材2の裏面と脆弱層31の表面の間の接着力]<[粘着剤層32の裏面と物品の表面の間の接着力]<[脆弱層31の裏面と粘着剤層32の表面の間の接着力]。
ただし、結束ラベル1は、離型紙5の上に仮貼着されていなくてもよいので、上記式(1)及び式(2)の中の粘着剤層32の裏面と離型紙5の表面の間の接着力は、上記式(1)及び式(2)の必須の要素ではない。
擬似接着状態で積層された脆弱層31は、例えば、下記方法で得ることができる。
エステル系樹脂から形成されたラベル基材2の裏面に、脆弱層形成材料であるポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂をダイから膜状に押し出して積層することにより、ラベル基材2の裏面に擬似接着状態の脆弱層31を形成できる。なお、ラベル基材形成材料と脆弱層形成材料をそれぞれ膜状に押し出しながら両者を積層してもよい。かかる熱ラミネーション法の場合、脆弱層形成材料としてラベル基材2に対して接着性が悪い樹脂を選択することにより、ラベル基材2に対して擬似接着状態の脆弱層31を簡単に形成できる。
擬似接着状態で積層された脆弱層31は、ラベル基材2に、脆弱層形成材料(ラベル基材2に対して接着性が悪い樹脂が好ましい)を含む塗工液を印刷することによって形成することもできる。印刷塗工法によって形成された脆弱層31は、優れた脆弱性を有するので好ましい。
例えば、ラベル基材2の裏面全体に剥離層をベタ状又は部分的(平面視格子状など)に設け、この剥離層の裏面に脆弱層31を積層することにより、ラベル基材2に対して僅かの力で剥離する脆弱層31を形成できる。剥離層としては、ラベル基材形成材料や脆弱層形成材料に応じて適宜選択されるが、代表的には、シリコーン系の樹脂層が挙げられる。剥離層は、例えば、印刷による塗工法によって形成できる。脆弱層31は、その剥離層の上に、脆弱層形成材料を印刷塗工法や熱ラミネーション法などによって積層することによって形成できる。
すなわち、包装体10は、重ねられた複数の物品9と、その複数の物品9の各表面に跨って貼着された結束ラベル1と、を有する。
物品9は、特に限定されず、例えば、目的物が収納された箱、目的物が収納された軟包材(例えば、柔軟フィルムからなるパウチ、ピロー包装袋など)、目的物が収納された金属缶、目的物そのものなどが挙げられる。目的物とは、実質的に取引の対象になっているものであり、例えば、食品、化粧品、文房具類、様々な用途の樹脂成形品などが挙げられる。
結束ラベル1は、離型紙5から引き剥がした後、粘着剤層32を介して各物品9に跨って貼着される。
結束ラベル1は、重ねられた各物品9に対して1つだけ貼着してもよいが、安定的に複数の物品9を結束するために、重ねられた各物品9に対して2枚以上の結束ラベル1を貼着することが好ましい。つまり、1つの包装体10においては、2枚以上の結束ラベル1を用いて各物品9が結束されていることが好ましい。
この場合、通常、2つの結束ラベル1が、各物品9の一面部91及び他面部92にそれぞれ貼着される。なお、物品9の他面部92は、物品9の一面部91に略直交状に位置する面部でもよいが、図示したように対向する反対側の面部であることが好ましい。各物品の対向する一面部91及び他面部92にそれぞれ結束ラベル1を跨って貼着することにより、重ねられた各物品9が2つの結束ラベル1によって挟持されるので、安定した包装体10が得られる。
なお、結束ラベル1が各物品9の光学的読取表示9aの一部を覆うとは、光学リーダーを用いて、物品9に表された光学的読取表示9aの情報を正確に読み取ることができないように覆っているという意味である。
この包装体10は、結束ラベル1の各層の接着力及び結束ラベル1と物品9の接着力が上記式(1)の関係を満たしているので、結束ラベル1を引き剥がそうとすると、ラベル基材2のみが介在層3の表面から簡単に剥がれる。
個々に分離された物品9には介在層3が貼り付いたままであるため(介在層3を無理に物品9から剥ぎ取るわけではないので)、分離された各物品9の表層が剥離することもない。さらに、脆質な介在層3は、破断後の破断跡(切り口)が歪にならずに直線状となり、残存した介在層3が分離後の物品9の外観を損ねることもない。
さらに、介在層3は透明であるため、物品9の表面のうち介在層3が貼着された範囲に所望の表示(例えば、成分表示や製造年月日などの製品表示)が表されていても、介在層3を通じて、その表示を視認することができる。
粘着剤層32を介して物品9に強く接着した介在層3は容易に引き剥がすことができないが、本発明によれば、各物品9の表面に残存した介在層3を敢えて引き剥がす必要性はない。
すなわち、各流通拠点でラベル読取表示1aに包装体10の情報(包装体の販売価格、入出庫日など)が関連付けられ、ラベル読取表示1aを光学リーダーで読み取ることによって包装体10の情報を管理できる。他方、個々の物品読取表示9aには物品9の情報が関連付けられているが、包装体10を販売などする際に、誤って物品読取表示9aを読み取ると、POSなどの管理を正確に行うことができない。この点、本発明の包装体10は、結束ラベル1が各物品9の物品読取表示9aを覆っているので、包装体10の販売などの際に、物品読取表示9aを読み込むことを防止できる。
かかる1層構造の介在層3は、上記のような脆弱性を有することを条件として特に限定されないが、例えば、感熱性接着樹脂を用いて形成できる。脆弱な介在層3を感熱性接着樹脂で形成する場合には、その介在層3がラベル基材2の裏面に弱く接着した状態にするために、ラベル基材2の裏面に剥離層を設けておくことが好ましい。
Claims (4)
- 重ねられた複数の物品と、前記複数の物品を結束するため、前記各物品の表面に跨って貼着された結束ラベルと、を有する包装体において、
前記結束ラベルが、ラベル基材と、前記ラベル基材の裏面に積層された脆弱な介在層と、を有し、
前記ラベル基材と介在層との間の接着力が、前記介在層と物品の表面との接着力よりも小さいことを特徴とする包装体。 - 前記介在層が透明である請求項1に記載の包装体。
- 前記介在層が、粘着剤層と脆弱層とを有し、前記脆弱層が前記ラベル基材の裏面に積層され、前記粘着剤層を介して前記結束ラベルが各物品の表面に貼着されている請求項1又は2に記載の包装体。
- 前記各物品の表面には、光学的読取表示が表されており、前記各物品の光学的読取表示の全部又は一部分を覆うように前記結束ラベルが貼着されていると共に、前記結束ラベルのラベル基材が不透明で且つそのラベル基材の表面に光学的読取表示が表されている請求項1〜3の何れか一項に記載の包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011057700A JP5810440B2 (ja) | 2011-03-16 | 2011-03-16 | 包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011057700A JP5810440B2 (ja) | 2011-03-16 | 2011-03-16 | 包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012192952A JP2012192952A (ja) | 2012-10-11 |
JP5810440B2 true JP5810440B2 (ja) | 2015-11-11 |
Family
ID=47085260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011057700A Expired - Fee Related JP5810440B2 (ja) | 2011-03-16 | 2011-03-16 | 包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5810440B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104234522A (zh) * | 2013-06-20 | 2014-12-24 | 国家电网公司 | 可察式紧急解锁钥匙箱 |
JP2021116076A (ja) * | 2020-01-22 | 2021-08-10 | 株式会社フジシール | ラベル付き包装体 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5267188B2 (ja) * | 2009-02-16 | 2013-08-21 | パナソニック株式会社 | テープ連結具 |
-
2011
- 2011-03-16 JP JP2011057700A patent/JP5810440B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012192952A (ja) | 2012-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006305860A (ja) | 非接触式icタグ付シュリンクフィルム及び非接触式icタグ付物品 | |
JP2000109762A (ja) | 基材の一部が剥離可能な粘着ラベル | |
EP3285677A1 (en) | Sheeted medical articles with adhered wristband | |
JP5810440B2 (ja) | 包装体 | |
JP4679288B2 (ja) | ラベル付き包装体 | |
JP2014040005A (ja) | 配送伝票 | |
JP6114931B2 (ja) | 結束ラベル、及び包装体 | |
JP5392843B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP6819137B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP2012192961A (ja) | ラベル付き物品 | |
CN214671451U (zh) | 一种多层复合型压敏胶标签 | |
JP7202942B2 (ja) | ラベルおよびラベル付き物品 | |
JP3200357U (ja) | 医薬品情報付与ラベルシート及び医薬品情報付与ラベルシートが貼着されている医薬品包装体 | |
JP2018169558A (ja) | ラベル形成用基材 | |
JP4847368B2 (ja) | 収納ラベル | |
JP5218136B2 (ja) | タグシート | |
JP2019215424A (ja) | ラベル結束体 | |
JP2012208470A (ja) | 擬似接着ラベル | |
JP5810439B2 (ja) | ラベル付き包装体 | |
JP5691030B2 (ja) | Popラベル | |
JP6712154B2 (ja) | ラベル付き物品、及び収納ラベル | |
JP7352431B2 (ja) | アイキャッチラベル | |
JP4806339B2 (ja) | リーフレットラベル | |
JP3178210U (ja) | 配送伝票 | |
JPH09175058A (ja) | 剥離可能な複合シートおよび該複合シートを応用した 物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150814 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20150827 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150827 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5810440 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |