JP7112887B2 - 消防用車両 - Google Patents

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Description

本発明は、窒素濃度を高めた気体を消火剤として放出する消火設備を荷台に配置した消防用車両に関する。
特許文献1は、窒素濃度を高めた気体を消火剤として放出する消火設備を提案し、消火設備を消防用車両等の自走車両に搭載して活用できることが開示されている。
特開2007-222534号公報
特許文献1に開示された消火設備によれば、消火剤等を貯蔵する必要がなく、空気と動力さえあれば、災害現場において継続して消火活動を行える。
これを実現した複数台の車両からなる消防用車両は、既に現存している。しかし、複数台の車両で運用するため緊急時の迅速性や操作性を欠いている。
そこで、これらの機能を1台で実現可能な車両が望まれている。
しかし、そのためには、窒素濃度を85%~99%に高め、130~700m/h程度の消火流量を得るために必要な、エアコンプレッサやエアコンプレッサを駆動するエンジンを、1台の車両に搭載しなければならないが、相当な重量となるとともに走行時や作動時の振動対策をクリアしなければ実現できない。
本発明は、窒素濃度を高めた気体を消火剤として放出する消火設備を、特にエアコンプレッサユニットから発生する走行時及び作動時の有害な振動の低減を図りつつ、1台の車両に搭載した消防用車両を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の消防用車両は、運転席を有するキャビン1と、窒素濃度を高めた気体を消火剤として放出する消火設備を配置した荷台2とを備えた消防用車両であって、前記消火設備が、空気から酸素を除去する窒素分離膜ユニット20と、前記窒素分離膜ユニット20に送る前記空気から異物を除去するフィルタユニット30と、前記フィルタユニット30に前記空気を送り込むエアコンプレッサユニット40と、前記窒素分離膜ユニット20で生成される前記消火剤を送出する消火剤供給配管50と、前記消火剤供給配管50に接続される消火剤供給ホース60とを有し、前記荷台2のシャシフレーム5にサブフレーム80を取り付け、前記サブフレーム80の上に、前記窒素分離膜ユニット20、前記フィルタユニット30、前記エアコンプレッサユニット40、及び前記消火剤供給配管50を載置し、前記エアコンプレッサユニット40を前記荷台2の後方に配置し、前記エアコンプレッサユニット40と前記キャビン1との間に、前記窒素分離膜ユニット20、前記フィルタユニット30、及び前記消火剤供給配管50を配置し、前記消火剤供給配管50を前記荷台2の一方の側面側に配置し、前記フィルタユニット30を前記荷台2の他方の側面側に配置し、前記消火剤供給配管50と前記フィルタユニット30との間に、前記窒素分離膜ユニット20を配置し、前記消火剤供給配管50に対向させた一方の荷台前方側面扉11Lと、前記フィルタユニット30に対向させた他方の荷台前方側面扉11Rとを有し、一方の前記荷台前方側面扉11Lを開状態とすることで前記消火剤供給配管50に設けた送気弁51を操作でき、他方の前記荷台前方側面扉11Rを開状態とすることで前記フィルタユニット30の取り外しができることを特徴とする
求項記載の本発明は、請求項に記載の消防用車両において、前記消火剤供給配管50から送出される前記消火剤の流量を検出する流量検出器71と、前記消火剤供給配管50から送出される前記消火剤の圧力を検出する圧力検出器72と、前記消火剤供給配管50から送出される前記消火剤の窒素又は酸素の濃度を検出する濃度検出器73とを有し、一方の前記荷台前方側面扉11Lと他方の前記荷台前方側面扉11Rとに、前記流量検出器71で検出される前記流量、前記圧力検出器72で検出される前記圧力、及び前記濃度検出器73で検出される前記濃度を表示するレベルゲージ16を配置したことを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項1に記載の消防用車両において、前記エアコンプレッサユニット40に対向させた一方の荷台後方側面扉13Lと、前記エアコンプレッサユニット40に対向させた他方の荷台後方側面扉13Rと前記窒素分離膜ユニット20、前記フィルタユニット30、前記エアコンプレッサユニット40、及び前記消火剤供給配管50の上方を覆うルーフパネルとを有し、一方の前記荷台後方側面扉13Lと他方の前記荷台後方側面扉13Rとに吸気パネル17を配置し、前記ルーフパネルに、前記エアコンプレッサユニット40に対向させた排気パネル18を配置したことを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項に記載の消防用車両において、前記エアコンプレッサユニット40に対向させた一方の荷台後方側面扉13Lと、前記エアコンプレッサユニット40に対向させた他方の荷台後方側面扉13Rと、一方の前記荷台前方側面扉11Lと一方の前記荷台後方側面扉13Lとの間に配置した一方の荷台中間側面扉12Lと、他方の前記荷台前方側面扉11Rと他方の前記荷台後方側面扉13Rとの間に配置した他方の荷台中間側面扉12Rとを有し、一方の荷台中間側面扉12Lの内方、及び他方の荷台中間側面扉12Rの内方には、収納空間を形成したことを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項に記載の消防用車両において、前記収納空間に、前記消火剤供給ホース60に接続する延長用消火剤供給ホース61L、61Rを収納したことを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の消防用車両において、前記エアコンプレッサユニット40を動作させる送気操作盤41と、前記消火剤供給配管50を流れる前記消火剤の送出を制御する消火剤操作盤52とを、前記荷台2の後面に配置したことを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項に記載の消防用車両において、前記送気操作盤41と前記消火剤操作盤52とを覆う荷台後面扉14を有することを特徴とする。
本発明の消防用車両によれば、サブフレームの上に、窒素分離膜ユニット、フィルタユニット、エアコンプレッサユニット、及び消火剤供給配管を載置して単一の振動源とすることで、エアコンプレッサユニットで発生する振動がそれぞれのユニットや消火剤供給配管に伝わることで発生する走行時及び作動時の有害な振動の低減を図れる。
本発明の一実施例による消防用車両の外観図 扉を開いた状態での本実施例による消防用車両の外観図 同消防用車両の要部斜視図 同消防用車両の要部斜視図
本発明の第1の実施の形態による消防用車両は、消火設備が、空気から酸素を除去する窒素分離膜ユニットと、窒素分離膜ユニットに送る空気から異物を除去するフィルタユニットと、フィルタユニットに空気を送り込むエアコンプレッサユニットと、窒素分離膜ユニットで生成される消火剤を送出する消火剤供給配管と、消火剤供給配管に接続される消火剤供給ホースとを有し、荷台のシャシフレームにサブフレームを取り付け、サブフレームの上に、窒素分離膜ユニット、フィルタユニット、エアコンプレッサユニット、及び消火剤供給配管を載置したものである。本実施の形態によれば、単一の振動源とすることで、エアコンプレッサユニットで発生する振動がそれぞれのユニットや消火剤供給配管に伝わることで発生する走行時及び作動時の有害な振動の低減を図れる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による消防用車両において、エアコンプレッサユニットを荷台の後方に配置し、エアコンプレッサユニットとキャビンとの間に、窒素分離膜ユニット、フィルタユニット、及び消火剤供給配管を配置したものである。本実施の形態によれば、後輪上にエアコンプレッサユニットを配置でき、重量バランスに優れている。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による消防用車両において、消火剤供給配管を荷台の一方の側面側に配置し、フィルタユニットを荷台の他方の側面側に配置し、消火剤供給配管とフィルタユニットとの間に、窒素分離膜ユニットを配置したものである。本実施の形態によれば、消火剤供給配管に設けた各種弁の操作が行え、またフィルタユニットのメンテナンスが行える。
本発明の第4の実施の形態は、第3の実施の形態による消防用車両において、消火剤供給配管に対向させた一方の荷台前方側面扉と、フィルタユニットに対向させた他方の荷台前方側面扉とを有し、一方の荷台前方側面扉を開状態とすることで消火剤供給配管に設けた送気弁を操作でき、他方の荷台前方側面扉を開状態とすることでフィルタユニットの取り外しができるものである。本実施の形態によれば、消火剤供給配管及びフィルタユニットに対向させた荷台前方側面扉を有することで、消火剤供給配管に設けた送気弁を操作でき、フィルタユニットのメンテナンスが行える。
本発明の第5の実施の形態は、第3の実施の形態による消防用車両において、消火剤供給配管に対向させた一方の荷台前方側面扉と、フィルタユニットに対向させた他方の荷台前方側面扉と、消火剤供給配管から送出される消火剤の流量を検出する流量検出器と、消火剤供給配管から送出される消火剤の圧力を検出する圧力検出器と、消火剤供給配管から送出される消火剤の窒素又は酸素の濃度を検出する濃度検出器とを有し、一方の荷台前方側面扉と他方の荷台前方側面扉とに、流量検出器で検出される流量、圧力検出器で検出される圧力、及び濃度検出器で検出される濃度を表示するレベルゲージを配置したものである。本実施の形態によれば、視認ができない消火剤の放出状態を車両の両側面から容易に把握できる。
本発明の第6の実施の形態は、第1から第3のいずれかの実施の形態による消防用車両において、エアコンプレッサユニットに対向させた一方の荷台後方側面扉と、エアコンプレッサユニットに対向させた他方の荷台後方側面扉と窒素分離膜ユニット、フィルタユニット、エアコンプレッサユニット、及び消火剤供給配管の上方を覆うルーフパネルとを有し、一方の荷台後方側面扉と他方の荷台後方側面扉とに吸気パネルを配置し、ルーフパネルに、エアコンプレッサユニットに対向させた排気パネルを配置したものである。本実施の形態によれば、自然対流を利用した通気ができ、エアコンプレッサユニットの温度上昇を防止できる。
本発明の第7の実施の形態は、第3の実施の形態による消防用車両において、消火剤供給配管に対向させた一方の荷台前方側面扉と、フィルタユニットに対向させた他方の荷台前方側面扉と、エアコンプレッサユニットに対向させた一方の荷台後方側面扉と、エアコンプレッサユニットに対向させた他方の荷台後方側面扉と、一方の荷台前方側面扉と一方の荷台後方側面扉との間に配置した一方の荷台中間側面扉と、他方の荷台前方側面扉と他方の荷台後方側面扉との間に配置した他方の荷台中間側面扉とを有し、一方の荷台中間側面扉の内方、及び他方の荷台中間側面扉の内方には、収納空間を形成したものである。本実施の形態によれば、限られたスペースで収納空間を確保できる。
本発明の第8の実施の形態は、第7の実施の形態による消防用車両において、収納空間に、消火剤供給ホースに接続する延長用消火剤供給ホースを収納したものである。本実施の形態によれば、車両が近づけない災害現場での消火活動を行える。
本発明の第9の実施の形態は、第1から第8のいずれかの実施の形態による消防用車両において、エアコンプレッサユニットを動作させる送気操作盤と、消火剤供給配管を流れる消火剤の送出を制御する消火剤操作盤とを、荷台の後面に配置したものである。本実施の形態によれば、荷台の後面に送気操作盤と消火剤操作盤とを配置することで操作性に優れている。
本発明の第10の実施の形態は、第9の実施の形態による消防用車両において、送気操作盤と消火剤操作盤とを覆う荷台後面扉を有するものである。本実施の形態によれば、荷台後面扉を開状態とすることで操作を行える。
以下本発明の一実施例による消防用車両について説明する。
図1は本実施例による消防用車両の外観図であり、図1(a)は同消防用車両の上面図、図1(b)は同消防用車両の側面図、及び図1(c)は同消防用車両の後面図である。
本実施例による消防用車両は、運転席を有するキャビン1と、窒素濃度を高めた気体を消火剤として放出する消火設備を配置した荷台2とを備え、キャビン1の下方には前輪3が、荷台2の後方の下方には後輪4が位置する。
荷台2の一方の側面には、前方から順に、荷台前方側面扉11L、荷台中間側面扉12L、及び荷台後方側面扉13Lを設けている。
荷台2の他方の側面には、前方から順に、荷台前方側面扉11R、荷台中間側面扉12R、及び荷台後方側面扉13Rを設けている。
荷台2の後面には、荷台後面扉14を設けている。荷台2の上方は、ルーフパネル15で覆われている。
荷台前方側面扉11L及び荷台前方側面扉11Rには、消火剤の流量、圧力、及び濃度を表示するレベルゲージ16を配置している。レベルゲージ16を荷台前方側面扉11L及び荷台前方側面扉11Rに配置することで、視認ができない消火剤の放出状態を車両の両側面から容易に把握できる。
一方の荷台後方側面扉13Lと他方の荷台後方側面扉13Rとに吸気パネル17を配置し、ルーフパネル15に排気パネル18を配置している。
図2は扉を開いた状態での本実施例による消防用車両の外観図であり、図1(a)は同消防用車両の一方の側面図、図1(b)は同消防用車両の他方の側面図、図1(c)は同消防用車両の前面図、及び図1(d)は同消防用車両の後面図である。
図3は本実施例による消防用車両の要部斜視図であり、図3(a)は消火剤供給配管側から見た斜視図、図3(b)はフィルタユニット側から見た斜視図である。
消火設備は、空気から酸素を除去する窒素分離膜ユニット20と、窒素分離膜ユニット20に送る空気から異物を除去するフィルタユニット30と、フィルタユニット30に空気を送り込むエアコンプレッサユニット40と、窒素分離膜ユニット20で生成される消火剤を送出する消火剤供給配管50と、消火剤供給配管50に接続される消火剤供給ホース60とを有している。
エアコンプレッサユニット40は、筐体内に、図示しないが、空気を圧縮して送出するエアコンプレッサと、エアコンプレッサを駆動するエンジンと、エンジンの燃料を貯留する燃料タンクとを有している。
エアコンプレッサユニット40は荷台2の後方に配置し、エアコンプレッサユニット40とキャビン1との間に、窒素分離膜ユニット20、フィルタユニット30、及び消火剤供給配管50を配置している。後輪4の上方にエアコンプレッサユニット40を配置することで、重量バランスに優れている。
消火剤供給配管50は荷台2の一方の側面側に配置し、フィルタユニット30は荷台2の他方の側面側に配置し、消火剤供給配管50とフィルタユニット30との間には、窒素分離膜ユニット20を配置している。
一方の荷台前方側面扉11Lは消火剤供給配管50に対向させ、他方の荷台前方側面扉11Rはフィルタユニット30に対向させている。従って、一方の荷台前方側面扉11Lを開状態とすることで消火剤供給配管50に設けた送気弁51を操作でき、他方の荷台前方側面扉11Rを開状態とすることでフィルタユニット30の取り外しができる。
このように、消火剤供給配管50及びフィルタユニット30に対向させた荷台前方側面扉11L、11Rを有することで、消火剤供給配管50に設けた送気弁51を操作でき、フィルタユニット30のメンテナンスが行える。
荷台後方側面扉13L、13Rはエアコンプレッサユニット40に対向させている。
ルーフパネル15は、窒素分離膜ユニット20、フィルタユニット30、エアコンプレッサユニット40、及び消火剤供給配管50の上方を覆っている。
一方の荷台後方側面扉13Lと他方の荷台後方側面扉13Rとに吸気パネル17を配置し、ルーフパネル15に、エアコンプレッサユニット40に対向させた排気パネル18を配置しているので、自然対流を利用した通気ができ、エアコンプレッサユニット40の温度上昇を防止できる。
消火設備は、消火剤供給配管50から送出される消火剤の流量を検出する流量検出器71と、消火剤供給配管50から送出される消火剤の圧力を検出する圧力検出器72と、消火剤供給配管50から送出される消火剤の窒素又は酸素の濃度を検出する濃度検出器73とを有している。
レベルゲージ16は、流量検出器71で検出される流量、圧力検出器72で検出される圧力、及び濃度検出器73で検出される濃度を表示する。
一方の荷台前方側面扉11Lと一方の荷台後方側面扉13Lとの間に配置した一方の荷台中間側面扉12Lの内方には収納空間を形成し、収納空間には消火剤供給ホース60に接続する延長用消火剤供給ホース61Lを収納している。
また、他方の荷台前方側面扉11Rと他方の荷台後方側面扉13Rとの間に配置した他方の荷台中間側面扉12Rの内方には収納空間を形成し、収納空間には消火剤供給ホース60に接続する延長用消火剤供給ホース61Rを収納している。
このように、限られたスペースに収納空間を確保し、延長用消火剤供給ホース61L、61Rを収納することで、車両が近づけない災害現場での消火活動を行える。
荷台2の後面には、エアコンプレッサユニット40を動作させる送気操作盤41と、消火剤供給配管50を流れる消火剤の送出を制御する消火剤操作盤52とを配置している。このように、荷台2の後面に送気操作盤41と消火剤操作盤52とを配置することで操作性に優れている。送気操作盤41と消火剤操作盤52とは、荷台後面扉14によって覆われている。
図4は本実施例による消防用車両の要部斜視図である。
荷台2のシャシフレーム5にはサブフレーム80を取り付けている。そして、サブフレーム80の上に、窒素分離膜ユニット20、フィルタユニット30、エアコンプレッサユニット40、及び消火剤供給配管50を載置している。
このように、消火設備を構成する窒素分離膜ユニット20、フィルタユニット30、エアコンプレッサユニット40、及び消火剤供給配管50を、サブフレーム80の上に載置することで、単一の振動源とすることができ、エアコンプレッサユニット40で発生する振動が窒素分離膜ユニット20、フィルタユニット30、消火剤供給配管50に伝わることで発生する振動や共振を防止でき、振動及び騒音の低減を図れる。
本発明の消防用車両によれば、地震に強く、不特定の場所で発生する火災に対して機動的な対処ができる。
1 キャビン
2 荷台
3 前輪
4 後輪
5 シャシフレーム
11L、11R 荷台前方側面扉
12L 12R 荷台中間側面扉
13L、13R 荷台後方側面扉
14 荷台後面扉
15 ルーフパネル
16 レベルゲージ
17 吸気パネル
18 排気パネル
20 窒素分離膜ユニット
30 フィルタユニット
40 エアコンプレッサユニット
41 送気操作盤
50 消火剤供給配管
51 送気弁
52 消火剤操作盤
60 消火剤供給ホース
61L、61R 延長用消火剤供給ホース
71 流量検出器
72 圧力検出器
73 濃度検出器
80 サブフレーム

Claims (7)

  1. 運転席を有するキャビンと、窒素濃度を高めた気体を消火剤として放出する消火設備を配置した荷台とを備えた消防用車両であって、
    前記消火設備が、
    空気から酸素を除去する窒素分離膜ユニットと、
    前記窒素分離膜ユニットに送る前記空気から異物を除去するフィルタユニットと、
    前記フィルタユニットに前記空気を送り込むエアコンプレッサユニットと、
    前記窒素分離膜ユニットで生成される前記消火剤を送出する消火剤供給配管と、
    前記消火剤供給配管に接続される消火剤供給ホースと
    を有し、
    前記荷台のシャシフレームにサブフレームを取り付け、
    前記サブフレームの上に、前記窒素分離膜ユニット、前記フィルタユニット、前記エアコンプレッサユニット、及び前記消火剤供給配管を載置し
    前記エアコンプレッサユニットを前記荷台の後方に配置し、
    前記エアコンプレッサユニットと前記キャビンとの間に、前記窒素分離膜ユニット、前記フィルタユニット、及び前記消火剤供給配管を配置し、
    前記消火剤供給配管を前記荷台の一方の側面側に配置し、
    前記フィルタユニットを前記荷台の他方の側面側に配置し、
    前記消火剤供給配管と前記フィルタユニットとの間に、前記窒素分離膜ユニットを配置し、
    前記消火剤供給配管に対向させた一方の荷台前方側面扉と、
    前記フィルタユニットに対向させた他方の荷台前方側面扉と
    を有し、
    一方の前記荷台前方側面扉を開状態とすることで前記消火剤供給配管に設けた送気弁を操作でき、
    他方の前記荷台前方側面扉を開状態とすることで前記フィルタユニットの取り外しができる
    ことを特徴とする消防用車両。
  2. 記消火剤供給配管から送出される前記消火剤の流量を検出する流量検出器と、
    前記消火剤供給配管から送出される前記消火剤の圧力を検出する圧力検出器と、
    前記消火剤供給配管から送出される前記消火剤の窒素又は酸素の濃度を検出する濃度検出器と
    を有し、
    一方の前記荷台前方側面扉と他方の前記荷台前方側面扉とに、
    前記流量検出器で検出される前記流量、前記圧力検出器で検出される前記圧力、及び前記濃度検出器で検出される前記濃度を表示するレベルゲージを配置した
    ことを特徴とする請求項に記載の消防用車両。
  3. 前記エアコンプレッサユニットに対向させた一方の荷台後方側面扉と、
    前記エアコンプレッサユニットに対向させた他方の荷台後方側面扉と
    前記窒素分離膜ユニット、前記フィルタユニット、前記エアコンプレッサユニット、及び前記消火剤供給配管の上方を覆うルーフパネルと
    を有し、
    一方の前記荷台後方側面扉と他方の前記荷台後方側面扉とに吸気パネルを配置し、
    前記ルーフパネルに、前記エアコンプレッサユニットに対向させた排気パネルを配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の消防用車両。
  4. 記エアコンプレッサユニットに対向させた一方の荷台後方側面扉と、
    前記エアコンプレッサユニットに対向させた他方の荷台後方側面扉と、
    一方の前記荷台前方側面扉と一方の前記荷台後方側面扉との間に配置した一方の荷台中間側面扉と、
    他方の前記荷台前方側面扉と他方の前記荷台後方側面扉との間に配置した他方の荷台中間側面扉と
    を有し、
    一方の荷台中間側面扉の内方、及び他方の荷台中間側面扉の内方には、収納空間を形成した
    ことを特徴とする請求項に記載の消防用車両。
  5. 前記収納空間に、前記消火剤供給ホースに接続する延長用消火剤供給ホースを収納した
    ことを特徴とする請求項に記載の消防用車両。
  6. 前記エアコンプレッサユニットを動作させる送気操作盤と、前記消火剤供給配管を流れる前記消火剤の送出を制御する消火剤操作盤とを、前記荷台の後面に配置した
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の消防用車両。
  7. 前記送気操作盤と前記消火剤操作盤とを覆う荷台後面扉を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の消防用車両。
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