JP7110838B2 - 2プレート式射出装置 - Google Patents

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本発明は、射出成形に用いられる2プレート式射出装置に関する。
射出成形機のインラインスクリュ式射出装置は、固定プレートと、該固定プレートに対して進退可能に設けられた移動プレートと、軸を中心として回転可能な状態で移動プレートに支持されたスクリュと、該スクリュが回転可能に、且つ、軸方向に進退可能に収納されるシリンダバレルとを備え、移動プレートを固定プレートに対して進退させることで、スクリュがシリンダバレル内で回転可能、且つ、進退可能な射出装置である。
上記のようなインラインスクリュ式射出装置は、固定プレートに対して移動プレートを進退可能にする構成により、大きく2つに分類される。1つは、特許文献1に開示されているような2プレート式射出装置である。この2プレート式射出装置は、固定プレート(固定フレーム)に対して移動プレート(移動フレーム)を進退させるための駆動手段(電動モータ等)と、スクリュを回転させる駆動手段(電動モータ等)と、を備え、固定プレート及び移動プレート間にボールねじ機構等の移動プレート進退機構を配置させる構成が主流である。
もう1つは、特許文献2に開示されているような3プレート式射出装置である。この3プレート式射出装置は、固定プレート(フロントプレート)及びリアプレートがタイバー(タイロッド)等、複数の連結部材で連結され、両プレート間に進退可能に配置された移動プレート(プレッシャプレート)が、固定プレート(又は移動プレート)及びリアプレート間に配置されるボールねじ機構等の移動プレート進退機構により、固定プレートに対して移動プレートを進退させる構成が主流である。
前者の2プレート式射出装置は、リアプレートが不要で、移動プレート進退機構が固定プレート及び移動プレート間に配置されるため、後者の3プレート式射出装置に対して、射出装置全長が短く構成できる。そのため、小型の射出装置や、射出成形機の設置スペースに制約がある場合等に採用される。一方、特に射出装置の大きさの制約や、設置スペースに上記のような制約がない場合は3プレート式射出装置が採用されることが多い。
そして、インラインスクリュ式射出装置では、2プレート式、3プレート式によらず、射出装置後方のホッパー等、樹脂材料供給部から供給された樹脂材料(ペレット状)を、スクリュを回転させてシリンダバレル先端(前方)の貯留部に流動させる間に溶融(可塑化)させ、1回の射出充填工程に必要な溶融樹脂を貯留部に貯留させる計量工程が行われる。この計量工程においては、貯留部の溶融樹脂に所定の圧力(背圧)を付与させる。
計量工程完了後、貯留部に貯留させた溶融樹脂を、スクリュを前進させて一気に金型内に充填させる射出充填工程が行われる。これら計量工程における背圧や、射出充填工程における射出圧力を制御するために、スクリュの回転軸や移動プレート進退機構の構成部材に作用するスクリュの軸方向の力を、貯留部の溶融樹脂圧力として計測する樹脂圧力計測手段が配置される。
固定プレートに対して移動プレートを進退させる駆動手段や、スクリュを回転させる駆動手段がサーボモータである場合、サーボモータが備えるトルク計測・制御機能を利用して、先の樹脂圧力計測手段の代替とすることも可能である。一方、スクリュの回転軸や移動プレート進退機構の構成部材に作用するスクリュの軸方向の力を直接計測する樹脂圧力計測手段の方が、より正確に貯留部の溶融樹脂圧力を計測することができるとされている。
例えば、特許文献1の2プレート式射出装置及び特許文献2の3プレート式射出装置は共に、移動プレート進退機構としてボールねじ機構が採用されている。そして、特許文献1の2プレート式射出装置には、該ボールねじ機構のボールねじナットが、樹脂圧力計測手段であるロードセルを介して移動プレートに支持される形態が開示されている(特許文献1/図3、4)。また、特許文献2の3プレート式射出装置には、スクリュ軸(スクリュスリーブ/符号11)を支持するスラストベアリング(符号16)のベアリングリテーナ(符号19)に、樹脂圧力計測手段である歪検出器(歪ゲージ/符号26)が貼着される形態が開示されている(特許文献2/図1)。
特開2000-108175号公報 特開昭62-097818号公報
圧力計測手段として採用されるロードセルは、ロードセル自体の受圧方向の弾性変形量を、内蔵した歪みゲージ等の歪み計測手段により計測する構成が一般的である。受圧方向として、圧縮型、引張型、両兼用型等があり、ロードセルが配置される個所で計測する圧力及びその作用方向により適宜選択される。一方、射出装置の樹脂圧力計測手段として採用されるロードセルは、特許文献1のような装着個所を鑑み、円盤状で且つ中央部分に厚み方向に貫通する開口を備える形状で、受圧方向が同円盤状の厚み方向となる形態のものが多い。これら形状をリングあるいはワッシャー等と呼称するが、本願においてはリングタイプロードセルと呼称するものとする。
特許文献1の2プレート式射出装置(特許文献1/図3、4)では、ボールねじ軸と組み合わされるボールねじナットが、移動プレートの後方に固定されたリングタイプロードセルを介して、後方に突出するように移動プレートに支持される。例えば、固定プレート側で射出モータによりボールねじ軸を回転させ、移動プレート(スクリュ)及びボールねじナットを前進、あるいは後退させると、ボールねじナットに螺合するボールネジ軸は、リングタイプロードセルの開口部を貫通した状態で回転するため、移動プレートの前進・後退の支障にはならない。計量工程や射出充填工程における貯留部の溶融樹脂圧力は、スクリュ、移動プレート及びボールねじナットを介して、移動プレートに固定されたリングタイプロードセルに作用するため、これを計測する。
また、特許文献2の3プレート式射出装置(特許文献2/図1)では、スクリュ軸(スクリュスリーブ/符号11)を支持するスラストベアリング(符号16)のベアリングリテーナ(符号19)の環状中間壁の外周面に、樹脂圧力計測手段である歪検出器(歪ゲージ/符号26)が貼着される。例えば、リアプレート側で射出用のサーボモータ(射出モータ)によりボールねじ軸を回転させ、プレッシャプレート(スクリュ/符号2)を前進、あるいは後退させると、貯留部の溶融樹脂圧力は、スクリュ、スクリュースリーブ(符号11)を介してベアリングリテーナに作用して同ベアリングリテーナを歪するため、同ベアリングリテーナの環状中間壁の外周面に貼着された歪検出器(歪ゲージ)によりこれを計測する(特許文献2/明細書3ページ右上)。
特許文献1の2プレート式射出装置においては、上記のようなリングタイプロードセルの配置により、ボールねじ軸からボールねじナットを取り外すことなく、リングタイプロードセルを移動プレートの後方から取り外すことが出来ない。一般的に、ボールねじ軸からボールねじナットをそのまま取り外すと、ボールねじナット内のボールが脱落して使用出来なくなる。そのため、ボールねじ軸からボールねじナットを取り外す場合は、専用の取り外し治具(仮軸やスリーブ等)が必要とされている。すなわち、特許文献1の2プレート式射出装置において、リングタイプロードセルを移動プレートの後方から取り外したり、新たに取り付けたりする場合、専用の取り外し治具を使用して、ボールねじ軸からボールねじナットを取り外すか、ボールねじ軸及びボールねじナットからなるボールねじ機構一式を射出装置から取り外す必要がある。その結果、メンテナンスや故障による交換のため、リングタイプロードセルを射出装置に対して脱着する場合に手間と時間を要するという問題がある。
一方、特許文献2の3プレート式射出装置においても、ベアリングリテーナをプレッシャプレートから取り外すことなく、歪検出器(歪ゲージ)を取り外すことが出来ない。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたもので、スクリュ軸に同軸配置させたリングタイプロードセルの脱着が容易な2プレート式射出装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、固定プレートと、該固定プレートの前方に配置されるシリンダバレルと、該固定プレートの後方において、該固定プレートに対して進退可能に設けられた移動プレートと、該移動プレートを前記固定プレートに対して進退させる一対のボールねじ機構と、該一対のボールねじ機構を駆動する射出モータと、軸を中心として回転可能な状態で前記移動プレートに支持されたスクリュと、該スクリュを回転させる計量モータとを備え、前記移動プレートを前記固定プレートに対して進退させることで前記スクリュが前記シリンダバレル内を進退可能な2プレート式射出装置であって、
前記スクリュの後端部を脱着可能に収納するスクリュ軸収納部と、該スクリュ軸収納部の後方に連続して該スクリュ軸収納部の外径よりも小径に構成される回転支持軸部とを有するスクリュ回転支持軸と、
前記スクリュ回転支持軸を前記移動プレートに対して回転可能に支持する回転支持部材と、を備え、
前記スクリュ回転支持軸及び前記回転支持部材が、前記移動プレートを前後に貫通する回転支持部材収納貫通孔に収納されると共に、
前記移動プレートの後方の、前記回転支持部材収納貫通孔の開口部に、前記回転支持部材収納貫通孔内における、前記回転支持部材の、前記スクリュの軸方向の移動を抑制するリテーナが配置され、
該リテーナがリングタイプロードセルとして構成されることを特徴とする2プレート式射出装置によって達成される。
このような2プレート式射出装置は、前記回転支持部材が、前記スクリュ回転支持軸の軸方向に連続して配置される、スラストベアリング及びラジアルベアリングの組み合わせで構成され、該スラストベアリング及び該ラジアルベアリングの外径が同径であることが好ましい。
本発明に係る2プレート式射出装置は、固定プレートと、該固定プレートの前方に配置されるシリンダバレルと、該固定プレートの後方において、該固定プレートに対して進退可能に設けられた移動プレートと、該移動プレートを前記固定プレートに対して進退させる一対のボールねじ機構と、該一対のボールねじ機構を駆動する射出モータと、軸を中心として回転可能な状態で前記移動プレートに支持されたスクリュと、該スクリュを回転させる計量モータとを備え、前記移動プレートを前記固定プレートに対して進退させることで前記スクリュが前記シリンダバレル内を進退可能な2プレート式射出装置であって、
前記スクリュの後端部を脱着可能に収納するスクリュ軸収納部と、該スクリュ軸収納部の後方に連続して該スクリュ軸収納部の外径よりも小径に構成される回転支持軸部とを有するスクリュ回転支持軸と、
前記スクリュ回転支持軸を前記移動プレートに対して回転可能に支持する回転支持部材と、を備え、
前記スクリュ回転支持軸及び前記回転支持部材が、前記移動プレートを前後に貫通する回転支持部材収納貫通孔に収納されると共に、
前記移動プレートの後方の、前記回転支持部材収納貫通孔の開口部に、前記回転支持部材収納貫通孔内における、前記回転支持部材の、前記スクリュの軸方向の移動を抑制するリテーナが配置され、
該リテーナがリングタイプロードセルとして構成されるため、スクリュ軸に同軸配置させたリングタイプロードセルの脱着が容易である。
第1実施形態に係る2プレート式射出装置の概略平面図である。 図1の要部Aの詳細図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1及び図2を参照しながら本発明の第1実施形態に係る2プレート式射出装置を説明する。図1は、第1実施形態に係る2プレート式射出装置の概略平面図(一部断面を含む)であり、後述するスクリュ4及び移動プレート3が後退限位置(計量完了位置)にある状態を示す。また、図1中に、2点鎖線にて、前進限位置(射出完了位置)にあるスクリュ4及び移動プレート3の一部を図示している。図1の左側を前方、右側を後方、図1の手前を上方とする。尚、図1は平面図と呼称しているが、本発明の第1実施形態に係る2プレート式射出装置の構成の説明に好適な図示を平面図と呼称したものであって、本発明に係る2プレート式射出装置の射出成形機への取付姿勢を基準に平面図と呼称するものではない。本発明に係る2プレート式射出装置は、スクリュが回転される軸方向を基準に、射出成形機に対して、垂直、水平あるいはそれ以外の様々な角度となる取付姿勢で取り付けられても良い。図2は図1の要部Aの詳細図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る2プレート式射出装置10は、固定プレート2と、固定プレート2の前方に配置されるシリンダバレル11と、固定プレート2の後方において、固定プレート2に対して進退可能に設けられた移動プレート3と、移動プレート3を固定プレート2に対して進退させる一対のボールねじ機構20、21と、一対のボールねじ機構20、21を駆動する射出モータ31、32と、軸を中心として回転可能な状態で移動プレート3に支持されたスクリュ4と、スクリュ4を回転させる計量モータ41と、を備えている。
尚、移動プレート3を固定プレート2に対して進退させる際のガイド機構については、ベース部材に配置される直動ガイドや、固定プレートから後方に立設させるガイドロッド等、公知のガイド機構が採用されれば良い。図を簡単にするため、このようなベース部材やガイド機構の図視は省略している。
そして、一対のボールねじ機構20、21のボールねじ軸20a、21aが、それぞれ、ボールねじ軸回転支持部24により固定プレート2に回転可能に支持され、ボールねじ軸20a、21aと組み合わされるボールねじナット20b、21bが、それぞれ、移動プレート3に回転不能に配置される。
また、固定プレート2のシリンダバレル11側に貫通させたボールねじ軸20a、21a端部、及び、固定プレート2に配置された射出モータ31、32の出力軸間にボールねじ軸回転伝達手段31a、32aが配置され、ボールねじ軸20a、21aが回転駆動される。第1実施形態においては、ボールねじ軸回転伝達手段31a、32aを、ボールねじ軸20a、21a端部、及び、射出モータ31、32の出力軸に配置させたプーリ及び両プーリ間を連結させるベルトの組み合わせとしたが、これに限定されず、公知の回転伝達手段が採用されても良い。さらに、図1において、図示される構成の重複を回避するため、射出モータ31、32が固定プレート2の上方の両端に配置されるように図示したが、射出モータ31、32は、固定プレート2の上方の中央に並べて配置されても良いし、固定プレート2の上方ではなく、固定プレート2に貫通させるように配置されても良い。
そして、本発明の第1実施形態に係る2プレート式射出装置10は、軸を中心として回転可能な状態で移動プレート3にスクリュ4を支持するための構成を備えている。これを図2も参照しながら説明する。
まずはスクリュ回転支持軸44である。スクリュ回転支持軸44は、スクリュ4の後端部を脱着可能に収納するスクリュ軸収納部42と、スクリュ軸収納部41の後方に連続してスクリュ軸収納部41の外径よりも小径に構成される回転支持軸部43とを有している。次に、スクリュ回転支持軸44を移動プレート3に対して回転可能に支持する回転支持部材45である。
これらスクリュ回転支持軸44及び回転支持部材45が、移動プレート3を前後に貫通する回転支持部材収納貫通孔46に収納されると共に、移動プレート3の後方の、回転支持部材収納貫通孔46の開口部に、回転支持部材収納貫通孔46内における、回転支持部材45の、スクリュ4の軸方向の移動を抑制するリテーナ47が同軸配置される。本発明の2プレート式射出装置は、このリテーナ47がリングタイプロードセルとして構成される点が特徴である。
上記の構造をもう少し詳細に説明する。スクリュ回転支持軸44の前方のスクリュ軸収納部42には、スクリュ4の後端部が軸方向に挿入・引き抜きが可能に、且つ、スクリュ4をスクリュ回転支持軸44に対して回転不能に収納される。このような構成により、スクリュ4及びスクリュ回転支持軸44は任意に脱着が可能で、且つ、同軸上で一体化させることができる。第1実施形態では、スクリュ4の後端部外周面、及びスクリュ軸収納部42の内周面が、相対的な回転を防止するスプライン構造を成すものとしたが、これに限定されず、キーによる相対的な回転防止構成等、公知の構成が採用されれば良い。また、第1実施形態では、スクリュ軸収納部42に軸方向に挿入されたスクリュ4の後端部は、スクリュ軸収納部42の前端面に固定可能な割カラー42aによりスクリュ回転支持軸44に固定され、スクリュ4及びスクリュ回転支持軸44の軸方向の相対移動が拘束される。これも、スクリュ4及びスクリュ回転支持軸44の軸方向の相対移動が拘束可能な公知の構成が採用されれば良い。
また、スクリュ回転支持軸44のスクリュ軸収納部42の後方に連続して形成される、スクリュ軸収納部42の外径よりも小径な回転支持軸部43には、これよりも外径の大きなスクリュ軸収納部42との段差部を前端として、スラストベアリング及びラジアルベアリングの組み合わせで構成される回転支持部材45が挿入される。第1実施形態では、回転支持部材45が、前方から、外径が同じ、スラストベアリング45a及びラジアルベアリング45bの2個のベアリングから構成される。しかしながらこれに限定されるものではなく、回転支持軸部43に挿入される各ベアリングの個数や各ベアリングが挿入される順番は、射出装置の仕様に準じて、適宜選択されれば良い。回転支持部材45はベアリングナット43aでスクリュ回転支持軸44に締め付け固定される。そのため、回転支持軸部43の後方外周面には、回転支持部材45をスクリュ回転支持軸44に締め付け固定可能な範囲まで、ベアリングナット43aに準じた雄ねじ加工が成されている。
そして、スクリュ回転支持軸44及び回転支持部材45が、移動プレート3を前後に貫通する回転支持部材収納貫通孔46に収納される。回転支持部材45を構成する2つのベアリングの外径を同径とすることにより、回転支持部材収納貫通孔46も同径の貫通孔加工で良い。すなわち、スクリュ4を回転支持するための移動プレート3への貫通孔加工が、特許文献2の3プレート式射出装置における、段付管状のベアリングリテーナの機械加工や、同ベアリングリテーナを収納するためのプレッシャプレートへの貫通孔加工に対して非常に容易である。
回転支持部材収納貫通孔46内における回転支持部材45の前方側は、リング状のベアリング押えプレート46aと、ベアリング押さえプレート46aを移動プレート3の回転支持部材収納貫通孔46の前方から固定するベアリング押えリング46bとで位置決めされる。ベアリング押えプレート46aの後面内周側が、回転支持部材45を構成するスラストベアリング45aの外輪と面接触する。
一方、回転支持部材収納貫通孔46内における回転支持部材45の後方側には、移動プレート3の後方の、回転支持部材収納貫通孔46の開口部に、回転支持部材収納貫通孔46内における、回転支持部材45の、スクリュ4の軸方向の移動を抑制するリテーナ47が同軸配置される。本発明の2プレート式射出装置は、このリテーナ47がリングタイプロードセルとして構成される点が特徴であるため、以後、リテーナ47をリングタイプロードセル47と呼称する。リングタイプロードセル47の前面内周側には、回転支持部材45を構成するラジアルベアリング45bの外輪と面接触する受圧環状突部47aが形成されており、受圧環状突部47aにより、回転支持部材収納貫通孔46内における、回転支持部材45の、スクリュ4の軸方向の移動を抑制する。
尚、回転支持部材収納貫通孔46の前方や後方には、回転支持部材45を保護するために、内部への異物侵入を防止するダストシール等が配置されることが好ましい。例えば、回転支持部材収納貫通孔46の前方においては、ベアリング押えリング46bに、また、後方においては、リングタイプロードセル47に、ダストシール等が配置されれば良い。図を見易くするため、図1及び図2におけるダストシールの図示は省略している。
また、スクリュ4の軸に回転運動を伝達させるスクリュ軸回転伝達手段48が、移動プレート3の前方のスクリュ回転支持軸44に配置される。第1実施形態においては、スクリュ軸回転伝達手段48を、スクリュ回転支持軸44のスクリュ軸収納部42側及び図示しない計量モータ41の出力軸に配置させたプーリ及び両プーリ間を連結させるベルトの組み合わせとしたが、これに限定されず、公知の回転伝達手段が採用されても良い。計量モータ41は、スクリュ4を、スクリュ軸回転伝達手段48を介して回転駆動させることが出来れば、移動プレート3のいずれの位置に配置されても良いが、特に制約が無ければ、スクリュ4の軸の直上が好ましい。図1においては、図示される構成の重複を回避するため、計量モータ41及び同モータの出力軸のプーリの図示を割愛し、スクリュ回転支持軸44のスクリュ軸収納部42側に配置させたプーリ及びベルトの一部のみ図示している。
次に、本発明の第1実施形態に係る2プレート式射出装置10における、リングタイプロードセル47による、計量工程における背圧の制御や、射出充填工程における射出圧力の制御に必要な、貯留部の溶融樹脂圧力の計測について説明する。
まず、計量工程においては、貯留部の溶融樹脂容積の増加に伴い、後方への溶融樹脂圧力が作用するスクリュを後退させて、貯留部の溶融樹脂に所定の圧力(背圧)を付与させた状態で、1回の射出充填工程に必要な溶融樹脂を貯留部に貯留させる。
そして、射出充填工程においては、射出モータ31、32によりボールねじ軸20a、21aを回転駆動させ、ボールねじナット20b、21bを介して移動プレート3を固定プレート2側へ接近する方向に前進させる。この時、前進するスクリュ4は、シリンダバレル11の前方のノズル側から貯留部の溶融樹脂を前方(金型)へ押し出す(射出)と共に、その反力(射出圧力)を受ける。この反力はスクリュ4と同軸上で一体化されたスクリュ回転支持軸44、及び回転支持部材45を構成するスラストベアリング45a、ラジアルベアリング45bを介して、リングタイプロードセル47に後方への押圧力を作用させる。この押圧力が、シリンダバレル11先端の貯留部に貯留される溶融樹脂圧力として計測される。尚、計量工程においても、貯留部に貯留される溶融樹脂圧力により、リングタイプロードセル47には押圧力が作用する。
このように、本発明の第1実施形態に係る2プレート式射出装置10においては、スクリュ回転支持軸44及び回転支持部材45が、移動プレート3を前後に貫通する回転支持部材収納貫通孔46に収納されると共に、移動プレート3の後方の、回転支持部材収納貫通孔46の開口部に、回転支持部材収納貫通孔46内における、回転支持部材45の、スクリュ4の軸方向の移動を抑制するリテーナ47が、リングタイプロードセル47として構成される。そのため、リングタイプロードセル47が2プレート式射出装置10の最後方に配置されるため、スクリュ軸(スクリュ回転支持軸44)に同軸配置させたリングタイプロードセル47が容易に脱着できる。
また、回転支持部材45を構成する2つのベアリングの外径を同径とすることにより、回転支持部材収納貫通孔46も同径の貫通孔加工で良く、貫通孔加工が非常に容易であるだけでなく、スクリュ4に作用する貯留部の溶融樹脂圧力が、スクリュ4と同軸上で一体化されたスクリュ回転支持軸44、及び回転支持部材45を構成する同径のスラストベアリング45a及びラジアルベアリング45bを介して、リングタイプロードセル47に押圧力を作用させるため、スクリュ4に作用する貯留部の溶融樹脂圧力が分散されることなくリングタイプロードセル47により正確に計測することができる。
一方、特許文献2の3プレート式射出装置においては、先に説明したように、ベアリングリテーナをプレッシャプレートから取り外すことなく、歪検出器(歪ゲージ)を取り外すことが出来ない。
加えて、外径が異なるスラストベアリング及びラジアルベアリングを収納するベアリングリテーナは、段付管状にならざるを得ず、プレッシャプレート(移動プレート)との、スクリュ軸方向と直交する面接触部が複数形成されるため、ベアリングリテーナに作用して同ベアリングリテーナを歪する、貯留部の溶融樹脂圧力が分散され、溶融樹脂圧力の計測精度が低下する。
また、特許文献1の2プレート式射出装置においては、先に説明したように、移動プレート、及び移動プレートの後方に突出するように立設されるボールねじナットの間にリングタイプロードセルが配置されるため、ボールねじ軸からボールねじナットを取り外すことなく、リングタイプロードセルを移動プレートの後方から取り外すことが出来ず、リングタイプロードセルを移動プレートの後方から取り外したり、新たに取り付けたりする場合、専用の取り外し治具を使用して、ボールねじ軸からボールねじナットを取り外すか、ボールねじ軸及びボールねじナットからなるボールねじ機構一式を射出装置から取り外す必要がある。
ここで、本発明の第1実施形態に係る2プレート式射出装置10においては、第1実施形態で説明したように、スクリュ4の軸(スクリュ回転支持軸44)に回転運動を伝達させるスクリュ軸回転伝達手段48が、移動プレート3の前方に配置されることにより、リングタイプロードセル47が2プレート式射出装置10の最後方に配置される形態となり、リングタイプロードセル47の脱着を容易にしている。一方、図示はしていないが、スクリュ4の軸(スクリュ回転支持軸44)を移動プレート3の後方に貫通させ、該貫通部にスクリュ軸回転伝達手段48が配置される形態、すなわち、スクリュ軸回転伝達手段48が、移動プレート3の後方に配置される形態であっても、スクリュ軸回転伝達手段48のプーリやベルト等を取り外すことにより、リングタイプロードセル47の脱着が可能である。この形態の場合、スクリュ軸回転伝達手段48が、移動プレート3の前方に配置される第1実施形態に対して、リングタイプロードセル47の脱着の容易性は低下するが、それでも、特許文献2の3プレート式射出装置のように、プレッシャプレート(移動プレート)におけるスクリュの回転支持部全体を分解しなければ歪検出器(歪ゲージ)を取り外すことが出来ない形態に対しては、リングタイプロードセル47の脱着の容易性が確保される。
以上、発明を実施するための形態について、第1実施形態及び関連する別形態を説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された内容を逸脱しない範囲で、色々な形で実施できることは言うまでもない。
例えば、本発明の第1実施形態に係る2プレート式射出装置10においては、固定プレート2のシリンダバレル11側に貫通させたボールねじ軸20a、21a端部、及び、固定プレート2に配置された射出モータ31、32の出力軸間にボールねじ軸回転伝達手段31a、32aが配置され、ボールねじ軸20a、21aが回転駆動される形態を説明した。しかしながら、このように、必ずしも、2つのボールねじ軸それぞれが異なる射出モータにより回転駆動される必要はない。図示はしていないが、2つのボールねじ軸が1つの射出モータで回転駆動されるように、射出モータ及びボールねじ軸回転伝達手段が配置されても良いし、2つのボールねじ軸が2つ以上の射出モータを協働させて回転駆動されるように、射出モータ及びボールねじ軸回転伝達手段が配置されても良い。このように、固定プレートにおけるボールねじ軸の回転駆動形態は、2プレート式射出装置に要求される射出能力や、2プレート式射出装置のサイズに応じて、適宜、好適な形態が採用されれば良い。
また、本発明に係る2プレート式射出装置のリングタイプロードセルの配置形態、すなわち、回転支持部材収納貫通孔内における、回転支持部材の、スクリュの軸方向の移動を抑制するリテーナが、リングタイプロードセルとして構成される形態は、特に、移動プレートの後方にリアプレートが配置されない2プレート式射出装置において、スクリュ軸に同軸配置させたリングタイプロードセルの脱着を容易にするという効果を奏する。しかしながら、本発明に係る2プレート式射出装置のリングタイプロードセルの配置形態を3プレート式射出装置に採用しても良い。例えば、図示はしていないが、計量モータが移動プレート側に配置され、固定プレート及びリアプレート間に移動プレート進退機構が配置される3プレート式射出装置であれば、移動プレートを固定プレート側へ前進させることにより、前進させた移動プレート、及びリアプレート間にスペースが確保され、移動プレートの後方に配置させたリングタイプロードセルの脱着が容易である。また、移動プレート及びリアプレート間に移動プレート進退機構が配置される3プレート式射出装置であっても、移動プレート進退機構(プーリやベルト等)が、リングタイプロードセルの後方への脱着の障害とならないように配置されることにより、移動プレートの後方に配置させたリングタイプロードセルの脱着の容易性は確保される。
2 固定プレート、3 移動プレート、4 スクリュ、10 2プレート式射出装置、11 シリンダバレル、20 ボールねじ機構、20a ボールねじ軸、20b ボールねじナット、21 ボールねじ機構、21a ボールねじ軸、21b ボールねじナット、24 ボールねじ軸回転支持部、31 射出モータ、31a ボールねじ軸回転伝達手段、32 射出モータ、32a ボールねじ軸回転伝達手段、41 計量モータ、42 スクリュ軸収納部、42a 割カラー、43 回転支持軸部、43a ベアリングナット、44 スクリュ回転支持軸、45 回転支持部材、45a スラストベアリング、45b ラジアルベアリング、46 回転支持部材収納貫通孔、46a ベアリング押えプレート、46b ベアリング押えリング、47 リテーナ(リングタイプロードセル)、47a 受圧環状突部、48 スクリュ軸回転伝達手段、

Claims (2)

  1. 固定プレートと、該固定プレートの前方に配置されるシリンダバレルと、該固定プレートの後方において、該固定プレートに対して進退可能に設けられた移動プレートと、該移動プレートを前記固定プレートに対して進退させる一対のボールねじ機構と、該一対のボールねじ機構を駆動する射出モータと、軸を中心として回転可能な状態で前記移動プレートに支持されたスクリュと、該スクリュを回転させる計量モータとを備え、前記移動プレートを前記固定プレートに対して進退させることで前記スクリュが前記シリンダバレル内を進退可能な2プレート式射出装置であって、
    前記スクリュの後端部を脱着可能に収納するスクリュ軸収納部と、該スクリュ軸収納部の後方に連続して該スクリュ軸収納部の外径よりも小径に構成される回転支持軸部とを有するスクリュ回転支持軸と、
    前記スクリュ回転支持軸を前記移動プレートに対して回転可能に支持する回転支持部材と、を備え、
    前記スクリュ回転支持軸及び前記回転支持部材が、前記移動プレートを前後に貫通する回転支持部材収納貫通孔に収納されると共に、
    前記移動プレートの後方の、前記回転支持部材収納貫通孔の開口部に、前記回転支持部材収納貫通孔内における、前記回転支持部材の、前記スクリュの軸方向の移動を抑制するリテーナが配置され、
    該リテーナがリングタイプロードセルとして構成されることにより、該リングタイプロードセルが、2プレート式射出装置の前記移動プレートのスクリュ軸と同軸の最後方に配置される
    ことを特徴とする2プレート式射出装置。
  2. 前記回転支持部材が、前記スクリュ回転支持軸の軸方向に連続して配置される、スラストベアリング及びラジアルベアリングの組み合わせで構成され、該スラストベアリング及び該ラジアルベアリングの外径が同径である
    ことを特徴とする請求項1に記載の2プレート式射出装置。
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