JP3336267B2 - 射出装置 - Google Patents

射出装置

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JP3336267B2
JP3336267B2 JP25997498A JP25997498A JP3336267B2 JP 3336267 B2 JP3336267 B2 JP 3336267B2 JP 25997498 A JP25997498 A JP 25997498A JP 25997498 A JP25997498 A JP 25997498A JP 3336267 B2 JP3336267 B2 JP 3336267B2
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
    • B29C45/5008Drive means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
    • B29C45/5008Drive means therefor
    • B29C2045/5056Drive means therefor screws axially driven by a rotatable screw shaft cooperating with a fixed nut

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を、高圧で
射出して金型装置のキャビティ空間に充填(てん)し、
該キャビティ空間内において冷却して固化させることに
よって成形品を得ることができるようになっている。
【0003】そのために、前記射出成形機は型締装置及
び射出装置を有し、前記型締装置は、固定プラテン及び
可動プラテンを備え、型締用シリンダが可動プラテンを
進退させることによって金型装置の型閉じ、型締め及び
型開きを行う。一方、前記射出装置は、ホッパから供給
された樹脂を加熱して溶融させる加熱シリンダ、及び溶
融させられた樹脂を射出する射出ノズルを備え、前記加
熱シリンダ内にスクリューが回転自在に、かつ、進退自
在に配設される。そして、該スクリューを、後端に連結
された駆動部によって前進させることにより射出ノズル
から樹脂が射出され、前記駆動部によって後退させるこ
とにより樹脂の計量が行われる。
【0004】ところで、前記駆動部は、加熱シリンダを
支持するフロントプレート、該フロントプレートと所定
の間隔を置いて配設されたリヤプレート、前記フロント
プレートとリヤプレートとの間に架設されたガイドバ
ー、及び該ガイドバーに沿って移動自在に配設された可
動プレートを備え、該可動プレートに対して前記スクリ
ューが回転自在に配設される。そして、前記フロントプ
レートと可動プレートとの間にボールねじ軸及びボール
ナットが配設され、射出用のモータを駆動することによ
って、前記ボールねじ軸及びボールナットのうちの一方
を回転させることにより、前記可動プレートを進退させ
ることができる。
【0005】図2は従来の射出装置の駆動部を示す図で
ある。図において、12は加熱シリンダ、22はスクリ
ュー、31は図示されないフレームに対して進退自在に
配設されたスライドテーブル、34は該スライドテーブ
ル31に固定された固定プレートであり、該固定プレー
ト34に前記加熱シリンダ12の後端(図における右
端)が固定される。また、前記固定プレート34に対し
て進退自在に可動プレート36が配設される。
【0006】該可動プレート36のほぼ中央に、スクリ
ュー支持軸38がベアリング41、42によって回転自
在に配設され、前記スクリュー支持軸38に前記スクリ
ュー22の後端が固定される。そして、前記スクリュー
支持軸38の後端に従動プーリ43が固定される。ま
た、前記可動プレート36の所定箇所に図示されない計
量用のモータが取り付けられ、該計量用のモータの出力
軸に図示されない駆動プーリが取り付けられ、該駆動プ
ーリと前記従動プーリ43との間に図示されないタイミ
ングベルトが張設される。なお、前記ベアリング42
は、射出時においてスクリュー22に加わる射出力を受
けることができるようにスラストベアリングによって構
成される。
【0007】そして、前記可動プレート36の周縁の複
数箇所、例えば、2箇所において、ボールねじ軸45が
ベアリング46によって互いに平行に、かつ、回転自在
に支持される。前記ボールねじ軸45は、ねじ部48、
及び後端部(図における右端部)に配設された軸部49
から成り、該軸部49は、可動プレート36に形成され
た穴36aを貫通して後方(図における右方)に延び、
後端に従動プーリ51が取り付けられる。一方、前記ね
じ部48は、固定プレート34の穴34aを貫通して前
方(図における左方)に延び、固定プレート34に取り
付けられたボールナット52と螺(ら)合させられる。
該ボールナット52は、前端(図における左端)にフラ
ンジ部53が形成され、該フランジ部53を貫通する図
示されないボルトによって固定プレート34に固定され
る。なお、55はベアリング46を押さえる押さえプレ
ートである。
【0008】また、前記可動プレート36の所定箇所に
図示されない射出用のモータが取り付けられ、該射出用
のモータの出力軸に図示されない駆動プーリが取り付け
られ、該駆動プーリと前記従動プーリ51との間に図示
されないタイミングベルトが張設される。前記構成の射
出装置において、計量工程時に、前記計量用のモータを
駆動することによって、前記スクリュー22を回転させ
ながら後退(図における右方に移動)させると、図示さ
れないホッパ内のペレット状の樹脂は、落下して加熱シ
リンダ12内に進入し、加熱シリンダ12内を前進(図
における左方に移動)させられる。
【0009】また、前記加熱シリンダ12の周囲には図
示されないヒータが配設され、該ヒータによって加熱シ
リンダ12を加熱し、前記加熱シリンダ12内の樹脂を
溶融させることができるようになっている。したがっ
て、スクリュー22を回転させながら所定量だけ後退さ
せると、図示されないスクリューヘッドの前方に1ショ
ット分の溶融させられた樹脂が蓄えられる。
【0010】次に、射出工程時に、前記射出用のモータ
を駆動することによって、スクリュー22を回転させる
ことなく前進させると、前記スクリューヘッドの前方に
蓄えられた樹脂は、加熱シリンダ12の前端に取り付け
られた図示されない射出ノズルから射出され、図示され
ない金型装置のキャビティ空間に充填される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出装置においては、前記計量用のモータ及び射出
用のモータを駆動するのに伴って発生した回転力によっ
て、可動プレート36に振動が発生してしまう。その結
果、前記加熱シリンダ12とスクリュー22との同心性
を維持することができなくなり、計量工程時にスクリュ
ーヘッドの前方に蓄えられる樹脂の量が変動したり、射
出工程時にスクリューヘッドの前方に蓄えられた樹脂を
十分に射出することができなくなったりして、成形品の
品質が低下してしまう。
【0012】本発明は、前記従来の射出装置の問題点を
解決して、成形品の品質を向上させることができる射出
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出装置においては、シリンダ部と、該シリンダ部の後端
に取り付けられたフロントプレートと、該フロントプレ
ートと所定の間隔を置いて配設されたリヤプレートと、
前記フロントプレートとリヤプレートとの間に移動自在
に配設された可動プレートと、前記シリンダ部内におい
て進退自在に配設され、かつ、後端が前記可動プレート
に対して回転自在に取り付けられた射出部材と、駆動さ
れて回転を発生させる第1、第2の駆動手段と、該第1
の駆動手段から伝達された回転を前記射出部材に伝達す
る伝動手段と、前記第2の駆動手段からの回転力を推力
に変換して前記可動プレートに伝達する変換手段と、軸
方向における相対的な移動を許容し、かつ、回転を伝達
する回転伝達手段とを有する。
【0014】そして、前記第1、第2の駆動手段のうち
の少なくとも一方はリヤプレートに配設される。本発明
の他の射出装置においては、さらに、前記第1の駆動手
段は可動プレートに、第2の駆動手段はリヤプレートに
配設される。本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記第2の駆動手段は可動プレートに、第1の駆
動手段はリヤプレートに配設される。
【0015】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記回転伝達手段は、駆動側のスプライン部及び
従動側のスプライン部から成る。
【0016】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記従動側のスプライン部は前記変換手段に接続
される。本発明の更に他の射出装置においては、さら
に、前記従動側のスプライン部は前記射出部材に接続さ
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における射出装置の駆動部を示す図、
図3は本発明の第1の実施の形態における射出装置の要
部断面図、図4は本発明の第1の実施の形態における可
動プレートユニットを示す図、図5は本発明の第1の実
施の形態におけるリヤプレートユニットを示す図であ
る。
【0018】図3において、12はシリンダ部としての
加熱シリンダであり、該加熱シリンダ12の前端(図に
おける左端)に射出ノズル12aが取り付けられる。前
記加熱シリンダ12内には、射出部材としてのスクリュ
ー22が回転自在に、かつ、進退自在に配設される。そ
して、該スクリュー22は、前端にスクリューヘッド2
2aを有し、前記加熱シリンダ12内を後方(図におけ
る右方)に延び、後端(図における右端)において後述
される駆動部と連結させられる。また、前記スクリュー
22の周囲には、螺旋状のフライト23が形成され、該
フライト23によって溝26が形成される。
【0019】そして、前記加熱シリンダ12の所定箇所
には樹脂供給口29が形成され、該樹脂供給口29にホ
ッパ30が固定されるとともに、該ホッパ30内に収容
された樹脂33は、樹脂供給口29を介して加熱シリン
ダ12内に供給される。前記樹脂供給口29は、スクリ
ュー22を加熱シリンダ12内における最も前方(図に
おける左方)の位置に置いた状態において、前記溝26
の後端部(図における右端部)に対応する箇所に形成さ
れる。
【0020】次に、前記駆動部について説明する。図1
において、10はフレーム、11は該フレーム10上に
おいて、射出装置の軸方向、すなわち、加熱シリンダ1
2及びスクリュー22の軸方向に延在させられたレー
ル、31は前記フレーム10に対して進退自在に配設さ
れたスライドテーブルである。また、35は該スライド
テーブル31に固定されたフロントプレートであり、該
フロントプレート35に前記加熱シリンダ12の後端
(図における右端)が固定される。そして、前記スライ
ドテーブル31上に前記フロントプレート35と所定の
間隔を置いてリヤプレート37が配設され、前記フロン
トプレート35とリヤプレート37との間に、可動プレ
ート36が前記フロントプレート35及びリヤプレート
37に対して移動自在に配設される。なお、前記可動プ
レート36の後退限位置においてフロントプレート35
と可動プレート36との間の距離はスクリュー22のス
トロークより長くされる。
【0021】また、前記可動プレート36のほぼ中央
に、スクリュー支持軸38がベアリング41、42によ
って回転自在に配設され、前記スクリュー支持軸38に
前記スクリュー22の後端が固定される。そして、前記
スクリュー支持軸38は前記可動プレート36の穴36
bを貫通して後方(図における右方)に延び、後端に従
動プーリ43が固定される。なお、前記ベアリング42
は、射出時においてスクリュー22に加わる射出力を受
けることができるようにスラストベアリングによって構
成される。
【0022】また、図4に示されるように、前記可動プ
レート36の側壁に第1の駆動手段としての計量用のモ
ータ71が取り付けられ、該モータ71の出力軸71a
に駆動プーリ72が取り付けられ、該駆動プーリ72と
前記従動プーリ43との間にタイミングベルト73が張
設される。この場合、前記モータ71としてサーボモー
タを使用することができる。なお、前記従動プーリ4
3、駆動プーリ72及びタイミングベルト73によって
第1の伝動手段が構成され、前記可動プレート36、従
動プーリ43、モータ71、駆動プーリ72及びタイミ
ングベルト73によって可動プレートユニットが構成さ
れる。
【0023】そして、前記可動プレート36における周
縁の複数箇所、例えば、2箇所において、ボールねじ軸
45がベアリング46によって互いに平行に、かつ、回
転自在に支持される。前記ボールねじ軸45は、ねじ部
48及び軸部49から成り、前記ねじ部48は、前記可
動プレート36の前端面S1から前方(図における左
方)に延び、フロントプレート35の穴35aを貫通し
て更に前方に延びるとともに、フロントプレート35に
取り付けられたボールナット52と螺合させられる。該
ボールナット52は、前端(図における左端)にフラン
ジ部53が形成され、該フランジ部53を貫通する図示
されないボルトによってフロントプレート35に固定さ
れる。前記ボールねじ軸45及びボールナット52によ
って、ボールねじ軸45に伝達された回転力を推力に変
換する変換手段が構成される。なお、55は前記ベアリ
ング46を押さえる押さえプレートである。
【0024】また、前記軸部49は、可動プレート36
に形成された穴36aを貫通して後方に延び、後端にお
いて、外周面に所定距離にわたってスプラインが形成さ
れた従動側のスプライン部50を備える。そして、前記
リヤプレート37における周縁の複数箇所、例えば、2
箇所において、前記ボールねじ軸45と対応させて筒状
回転体としてのスリーブ61がベアリング62によって
互いに平行に、かつ、回転自在に支持される。前記スリ
ーブ61は、前記リヤプレート37の前端面S2より所
定距離だけ前方から前記リヤプレート37の穴37aを
貫通して後方に延び、後端に従動プーリ51が取り付け
られる。さらに、前記スリーブ61は、前端から所定距
離にわたって内周面にスプラインが形成された駆動側の
スプライン部63を備え、該スプライン部63とスプラ
イン部50とが係合させられる。
【0025】この場合、スプライン部50、63は、ス
リーブ61とボールねじ軸45との間において回転を伝
達し、スクリュー22の進退に伴って軸方向において互
いに移動する。そして、前記スプライン部50、63の
長さはスクリュー22のストロークより長くされ、スプ
ライン部50、63は、可動プレート36の前進限位置
と後退限位置との間において係合させられる。なお、前
記スプライン部50、63によって、リヤプレート37
に対して軸方向における相対的な移動を許容し、かつ、
回転を伝達する回転伝達手段が構成される。
【0026】また、図5に示されるように、前記リヤプ
レート37の側壁に第2の駆動手段としての射出用のモ
ータ75が取り付けられ、該モータ75の出力軸75a
に駆動プーリ76が取り付けられ、該駆動プーリ76と
前記各従動プーリ51との間にタイミングベルト77が
張設される。この場合、前記モータ75としてサーボモ
ータを使用することができる。なお、前記従動プーリ5
1、駆動プーリ76及びタイミングベルト77によって
第2の伝動手段が構成され、前記リヤプレート37、従
動プーリ51、モータ75、駆動プーリ76及びタイミ
ングベルト77によってリヤプレートユニットが構成さ
れる。
【0027】前記構成の射出装置において、計量工程時
に、前記モータ71を駆動することによって、前記スク
リュー22を回転させながら後退(図2における右方に
移動)させると、ホッパ30内の樹脂33は、落下して
加熱シリンダ12内に進入し、加熱シリンダ12内を前
進(図2における左方に移動)させられる。また、前記
加熱シリンダ12の周囲には図示されないヒータが配設
され、該ヒータによって加熱シリンダ12を加熱し、前
記加熱シリンダ12内の樹脂33を溶融させることがで
きるようになっている。したがって、スクリュー22を
回転させながら所定量だけ後退させると、スクリューヘ
ッド22aの前方に1ショット分の溶融させられた樹脂
33が蓄えられる。
【0028】次に、射出工程時に、前記モータ75を駆
動して、スクリュー22を回転させることなく前進させ
ると、前記スクリューヘッド22aの前方に蓄えられた
樹脂33は、前記射出ノズル12aから射出され、図示
されない金型装置のキャビティ空間に充填される。この
ように、本実施の形態においては、可動プレート36に
モータ71が、リヤプレート37にモータ75が取り付
けられるので、該モータ75を駆動するのに伴って発生
した回転力によって可動プレート36に振動が発生する
ことがなくなる。そして、前記加熱シリンダ12とスク
リュー22との同心性をその分維持することができるの
で、射出工程時にスクリューヘッド22aの前方に蓄え
られた樹脂33を十分に射出することができる。したが
って、成形品の品質を向上させることができる。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。図6は本発明の第2の実施の形態にお
ける射出装置の駆動部を示す図、図7は本発明の第2の
実施の形態における可動プレートユニットを示す図、図
8は本発明の第2の実施の形態におけるリヤプレートユ
ニットを示す図である。
【0030】この場合、可動プレート36のほぼ中央
に、スクリュー支持軸138がベアリング41、42に
よって回転自在に配設され、前記スクリュー支持軸13
8に射出部材としてのスクリュー22の後端(図6にお
ける右端)が固定される。そして、前記スクリュー支持
軸138は、可動プレート36の穴36bを貫通して後
方(図6における右方)に延び、後端において、外周面
に所定距離にわたってスプラインが形成された従動側の
スプライン部150を備える。
【0031】また、リヤプレート37のほぼ中央に、前
記スクリュー支持軸138と対応させて筒状回転体とし
てのスリーブ161がベアリング162によって回転自
在に支持される。前記スリーブ161は、前記リヤプレ
ート37の前端面S2より所定距離だけ前方から前記リ
ヤプレート37の穴37aを貫通して後方に延び、後端
に従動プーリ143が取り付けられる。さらに、前記ス
リーブ161は、前端(図6における左端)から所定距
離にわたって、内周面にスプラインが形成された駆動側
のスプライン部163を備え、該スプライン部163と
スプライン部150とが係合させられる。
【0032】この場合、スプライン部150、163
は、スリーブ161とスクリュー支持軸138との間に
おいて回転を伝達し、スクリュー22の進退に伴って軸
方向において互いに移動する。そして、前記スプライン
部150、163の長さはスクリュー22のストローク
より長くされ、スプライン部150、163は、可動プ
レート36の前進限位置と後退限位置との間において係
合させられる。なお、前記スプライン部150、163
によって、リヤプレート37に対して軸方向における相
対的な移動を許容し、かつ、回転を伝達する回転伝達手
段が構成される。
【0033】また、前記リヤプレート37の頂壁に第1
の駆動手段としての計量用のモータ71が取り付けら
れ、該モータ71の出力軸71aに駆動プーリ72が取
り付けられ、該駆動プーリ72と前記従動プーリ143
との間にタイミングベルト73が張設される。この場
合、前記モータ71としてサーボモータを使用すること
ができる。なお、前記従動プーリ143、駆動プーリ7
2及びタイミングベルト73によって第1の伝動手段が
構成され、前記リヤプレート37、従動プーリ143、
モータ71、駆動プーリ72及びタイミングベルト73
によってリヤプレートユニットが構成される。
【0034】そして、前記可動プレート36における周
縁の複数箇所、例えば、2箇所において、ボールねじ軸
45がベアリング46によって互いに平行に、かつ、回
転自在に支持される。前記ボールねじ軸45は、ねじ部
48及び軸部49から成り、前記ねじ部48は、前記可
動プレート36の前端面S1から前方に延び、フロント
プレート35の穴35aを貫通して更に前方に延びると
ともに、フロントプレート35に取り付けられたボール
ナット52と螺合させられる。前記ボールねじ軸45及
びボールナット52によって、ボールねじ軸45に伝達
された回転力を推力に変換する変換手段が構成される。
【0035】また、前記軸部49は、可動プレート36
に形成された穴36aを貫通して後方に延び、後端に従
動プーリ151が取り付けられる。そして、前記可動プ
レート36の側壁に第2の駆動手段としての射出用のモ
ータ75が取り付けられ、該モータ75の出力軸75a
に駆動プーリ76が取り付けられ、該駆動プーリ76と
前記各従動プーリ151との間にタイミングベルト77
が張設される。この場合、前記モータ75としてサーボ
モータを使用することができる。なお、前記従動プーリ
151、駆動プーリ76及びタイミングベルト77によ
って第2の伝動手段が構成され、前記可動プレート3
6、従動プーリ151、モータ75、駆動プーリ76及
びタイミングベルト77によって可動プレートユニット
が構成される。
【0036】このように、本実施の形態においては、可
動プレート36にモータ75が、リヤプレート37にモ
ータ71が取り付けられるので、モータ71を駆動する
のに伴って発生した回転力によって可動プレート36に
振動が発生することがなくなる。そして、シリンダ部と
しての加熱シリンダ12とスクリュー22との同心性を
その分維持することができるので、計量工程時にスクリ
ューヘッド22a(図3)の前方に蓄えられる樹脂33
の量が変動するのを防止することができる。したがっ
て、成形品の品質を向上させることができる。
【0037】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。図9は本発明の第3の実施の形態にお
ける射出装置の駆動部を示す図、図10は本発明の第3
の実施の形態におけるリヤプレートユニットを示す図で
ある。
【0038】この場合、可動プレート36のほぼ中央
に、スクリュー支持軸138がベアリング41、42に
よって回転自在に配設され、前記スクリュー支持軸13
8に射出部材としてのスクリュー22の後端(図9にお
ける右端)が固定される。そして、前記スクリュー支持
軸138は、可動プレート36の穴36bを貫通して後
方(図9における右方)に延び、後端において、外周面
に所定距離にわたってスプラインが形成された従動側の
スプライン部150を備える。
【0039】また、リヤプレート37のほぼ中央に、前
記スクリュー支持軸138と対応させて筒状回転体とし
てのスリーブ161がベアリング162によって回転自
在に支持される。前記スリーブ161は前記リヤプレー
ト37の前端面S2より所定距離だけ前方から前記リヤ
プレート37の穴37aを貫通して後方に延び、後端に
従動プーリ143が取り付けられる。さらに、前記スリ
ーブ161は、前端から所定距離にわたって内周面にス
プラインが形成された駆動側のスプライン部163を備
え、該スプライン部163とスプライン部150とが係
合させられる。
【0040】この場合、スプライン部150、163
は、スリーブ161とスクリュー支持軸138との間に
おいて回転を伝達し、スクリュー22の進退に伴って軸
方向において互いに移動する。そして、前記スプライン
部150、163の長さはスクリュー22のストローク
より長くされ、スプライン部150、163は、可動プ
レート36の前進限位置と後退限位置との間において係
合させられる。なお、前記スプライン部150、163
によって、リヤプレート37に対して軸方向における相
対的な移動を許容し、かつ、回転を伝達する回転伝達手
段が構成される。
【0041】また、前記リヤプレート37の一方の側壁
に第1の駆動手段としての計量用のモータ71が取り付
けられ、該モータ71の出力軸71aに駆動プーリ72
が取り付けられ、該駆動プーリ72と前記従動プーリ1
43との間にタイミングベルト73が張設される。この
場合、前記モータ71としてサーボモータを使用するこ
とができる。なお、前記従動プーリ143、駆動プーリ
72及びタイミングベルト73によって第1の伝動手段
が構成される。
【0042】そして、前記可動プレート36における周
縁の複数箇所、例えば、2箇所において、ボールねじ軸
45がベアリング46によって互いに平行に、かつ、回
転自在に支持される。前記ボールねじ軸45は、ねじ部
48及び軸部49から成り、前記ねじ部48は、前記可
動プレート36の前端面S1から前方(図9における左
方)に延び、フロントプレート35の穴35aを貫通し
て更に前方に延びるとともに、フロントプレート35に
取り付けられたボールナット52と螺合させられる。前
記ボールねじ軸45及びボールナット52によって、ボ
ールねじ軸45に伝達された回転力を推力に変換する変
換手段が構成される。
【0043】また、前記軸部49は、可動プレート36
に形成された穴36aを貫通して後方に延び、後端にお
いて、外周面に所定距離にわたってスプラインが形成さ
れた従動側のスプライン部50を備える。そして、前記
リヤプレート37における周縁の複数箇所、例えば、2
箇所において、前記ボールねじ軸45と対応させて筒状
回転体としてのスリーブ61がベアリング62によって
互いに平行に、かつ、回転自在に支持される。前記スリ
ーブ61は前記リヤプレート37の前端面S2より所定
距離だけ前方から前記リヤプレート37の穴37bを貫
通して後方に延び、後端に従動プーリ51が取り付けら
れる。さらに、前記スリーブ61は、内周面に前端(図
9における左端)から所定距離にわたってスプラインが
形成された駆動側のスプライン部63を備え、該スプラ
イン部63とスプライン部50とが係合させられる。
【0044】この場合、スプライン部50、63は、ス
リーブ61とボールねじ軸45との間において回転を伝
達し、スクリュー22の進退に伴って軸方向において互
いに移動する。そして、前記スプライン部50、63の
長さはスクリュー22のストロークより長くされ、スプ
ライン部50、63は、可動プレート36の前進限位置
と後退限位置との間において係合させられる。なお、前
記スプライン部50、63によって、リヤプレート37
に対して軸方向における相対的な移動を許容し、かつ、
回転を伝達する回転伝達手段が構成される。
【0045】また、前記リヤプレート37の他方の側壁
に第2の駆動手段としての射出用のモータ75が取り付
けられ、該モータ75の出力軸75aに駆動プーリ76
が取り付けられ、該駆動プーリ76と前記各従動プーリ
51との間にタイミングベルト77が張設される。この
場合、前記射出用のモータ75としてサーボモータを使
用することができる。なお、前記従動プーリ51、駆動
プーリ76及びタイミングベルト77によって第2の伝
動手段が構成され、前記リヤプレート37、従動プーリ
51、143、モータ71、75、駆動プーリ72、7
6及びタイミングベルト73、77によってリヤプレー
トユニットが構成される。
【0046】このように、本実施の形態においては、リ
ヤプレート37にモータ71、75が取り付けられるの
で、モータ71、75を駆動するのに伴って発生した回
転力によって可動プレート36に振動が発生することが
なくなる。そして、シリンダ部としての加熱シリンダ1
2とスクリュー22との同心性をその分維持することが
できるので、計量工程時にスクリューヘッド22a(図
3)の前方に蓄えられる樹脂33の量が変動するのを防
止することができるだけでなく、射出工程時にスクリュ
ーヘッド22aの前方に蓄えられた樹脂33を十分に射
出することができる。したがって、成形品の品質を向上
させることができる。
【0047】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出装置においては、シリンダ部と、該シリンダ
部の後端に取り付けられたフロントプレートと、該フロ
ントプレートと所定の間隔を置いて配設されたリヤプレ
ートと、前記フロントプレートとリヤプレートとの間に
移動自在に配設された可動プレートと、前記シリンダ部
内において進退自在に配設され、かつ、後端が前記可動
プレートに対して回転自在に取り付けられた射出部材
と、駆動されて回転を発生させる第1、第2の駆動手段
と、該第1の駆動手段から伝達された回転を前記射出部
材に伝達する伝動手段と、前記第2の駆動手段からの回
転力を推力に変換して前記可動プレートに伝達する変換
手段と、軸方向における相対的な移動を許容し、かつ、
回転を伝達する回転伝達手段とを有する。
【0049】そして、前記第1、第2の駆動手段のうち
の少なくとも一方はリヤプレートに配設される。この場
合、前記第1、第2の駆動手段のうちの少なくとも一方
はリヤプレートに配設されるので、該リヤプレートに配
設された駆動手段を駆動するのに伴って発生した回転力
によって可動プレートに振動が発生することがなくな
る。そして、前記シリンダ部と射出部材との同心性をそ
の分維持することができるので、計量工程時に射出部材
の前方に蓄えられる樹脂の量が変動するのを防止した
り、射出工程時に射出部材の前方に蓄えられた樹脂を十
分に射出したりすることができる。したがって、成形品
の品質を向上させることができる。
【0050】本発明の他の射出装置においては、さら
に、前記第1の駆動手段は可動プレートに、第2の駆動
手段はリヤプレートに配設される。この場合、第2の駆
動手段を駆動するのに伴って発生した回転力によって可
動プレートに振動が発生することがなくなる。したがっ
て、射出工程時に射出部材の前方に蓄えられた樹脂を十
分に射出することができる。
【0051】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記第2の駆動手段は可動プレートに、第1の駆
動手段はリヤプレートに配設される。この場合、第1の
駆動手段を駆動するのに伴って発生した回転力によって
可動プレートに振動が発生することがなくなる。したが
って、計量工程時に射出部材の前方に蓄えられる樹脂の
量が変動するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における射出装置の
駆動部を示す図である。
【図2】従来の射出装置の駆動部を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における射出装置の
要部断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における可動プレー
トユニットを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるリヤプレー
トユニットを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における射出装置の
駆動部を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における可動プレー
トユニットを示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるリヤプレー
トユニットを示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における射出装置の
駆動部を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態におけるリヤプレ
ートユニットを示す図である。
【符号の説明】
12 加熱シリンダ 22 スクリュー 35 フロントプレート 36 可動プレート 37 リヤプレート 43、51、143、151 従動プーリ 45 ボールねじ軸 50、63、150、163 スプライン部 52 ボールナット 71、75 モータ 72、76 駆動プーリ 73、77 タイミングベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−104028(JP,A) 特開 昭61−237615(JP,A) 特開 平1−174431(JP,A) 特開 平5−154884(JP,A) 特開 昭63−77722(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)シリンダ部と、 (b)該シリンダ部の後端に取り付けられたフロントプ
    レートと、 (c)該フロントプレートと所定の間隔を置いて配設さ
    れたリヤプレートと、 (d)前記フロントプレートとリヤプレートとの間に移
    動自在に配設された可動プレートと、 (e)前記シリンダ部内において進退自在に配設され、
    かつ、後端が前記可動プレートに対して回転自在に取り
    付けられた射出部材と、 (f)駆動されて回転を発生させる第1、第2の駆動手
    段と、 (g)該第1の駆動手段から伝達された回転を前記射出
    部材に伝達する伝動手段と (h)前記第2の駆動手段からの回転力を推力に変換し
    て前記可動プレートに伝達する変換手段と、 (i)軸方向における相対的な移動を許容し、かつ、回
    転を伝達する回転伝達手段とを有するとともに、 (j)前記第1、第2の駆動手段のうちの少なくとも一
    方はリヤプレートに配設されることを特徴とする射出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の駆動手段は可動プレートに、
    第2の駆動手段はリヤプレートに配設される請求項1に
    記載の射出装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の駆動手段は可動プレートに、
    第1の駆動手段はリヤプレートに配設される請求項1に
    記載の射出装置
  4. 【請求項4】 記回転伝達手段は、駆動側のスプライ
    ン部及び従動側のスプライン部から成る請求項に記載
    の射出装置。
  5. 【請求項5】 前記従動側のスプライン部は前記変換手
    段に接続される請求項に記載の射出装置。
  6. 【請求項6】 前記従動側のスプライン部は前記射出部
    材に接続される請求項に記載の射出装置。
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