JP3262224B2 - 電動射出成形機 - Google Patents

電動射出成形機

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JP3262224B2
JP3262224B2 JP36936798A JP36936798A JP3262224B2 JP 3262224 B2 JP3262224 B2 JP 3262224B2 JP 36936798 A JP36936798 A JP 36936798A JP 36936798 A JP36936798 A JP 36936798A JP 3262224 B2 JP3262224 B2 JP 3262224B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
    • B29C45/5008Drive means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/83Lubricating means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動射出成形機に関
するものである。特に電動射出成形機におけるスクリュ
ー軸の回転伝達機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機においては、加熱シリンダ内
において加熱溶融された樹脂を、高圧で射出し、金型装
置内のキャビティ空間に充填し、キャビティ空間内にお
いて冷却固化させることによって成形品を得ることがで
きるようになっている。
【0003】このような射出成形機は型締装置及び射出
装置を有し、型締装置は固定プラテンと可動プラテンを
備え、型締用シリンダが可動プラテンを進退させること
によって型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる
ようになっている。
【0004】一方、射出装置は、ホッパから供給された
樹脂を加熱し、溶融させる加熱シリンダ及び溶融された
樹脂を射出する射出ノズルを備え、加熱シリンダ内には
スクリューが回転自在、かつ、進退自在に配設されてい
る。そして、スクリューを前進させ、射出ノズルから樹
脂を射出し、スクリューを後退させることによって樹脂
の計量を行うようになっている。
【0005】ところで、前記スクリューを進退させるた
めに、電動機を使用した電動射出成形機の射出装置が提
供されている。以下図7〜図9を参照して3つの先行技
術について説明する。 (先行技術)図7は従来の電動射出成形機の射出装置の
概略図である。図7において、101は射出装置、10
2は射出装置フレームである。射出装置フレーム102
の前方には加熱シリンダ104が固定され、加熱シリン
ダ104の前端に射出ノズル103が配設されている。
そして、加熱シリンダ104にはホッパ105が配設さ
れている。加熱シリンダ104内にはスクリュー106
が進退自在、かつ回転自在に配設され、スクリュー10
6の後端が支持部材107によって回転自在に支持され
ている。
【0006】支持部材107には減速機構付きの計量用
モータ108が取り付けられ、この計量用モータ108
の回転がタイミングベルト109を介してスクリュー1
06に伝達される。また、スクリュー106と平行にね
じ軸111が回転自在に支持されるとともに、ねじ軸1
11の後端にはタイミングベルト112を介して減速機
構付きの射出用モータ113が連結され、射出用モータ
113によってねじ軸111を回転させることができる
ようになっている。そして、ねじ軸111の前端は支持
部材107に固定されたナット114が螺合している。
したがって、射出用モータ113を駆動し、タイミング
ベルト112を介してねじ軸111を回転させることに
より、ナット114を軸方向に移動させることができ
る。
【0007】前記構成の射出装置101において、計量
工程時に、計量用モータ108を駆動し、タイミングベ
ルト109を介してスクリュー106を回転させると、
ホッパ105から樹脂が供給され、加熱シリンダ104
内において樹脂が加熱され溶融する。前記スクリュー1
06の回転にともなって樹脂がスクリュー106の前方
に溜まり、スクリュー106が後退(図における右方に
移動)する。
【0008】また、射出工程時には、射出用モータ11
3を駆動し、タイミングベルト112を介してねじ軸1
11を回転させる。このとき、ナット114及び支持部
材107はねじ軸111の回転に伴って移動し、スクリ
ュー106を前進させるので、スクリュー106の前方
に溜った樹脂は射出ノズル103からキャビティに向っ
て射出される。
【0009】次に、本出願人が平成9月11月11日付
で特願平9−308662号として特許出願した(以
下、「先発明」という)発明について、以下図8を参照
して説明する。図8において、150は加熱シリンダで
あり、この加熱シリンダ150内には、スクリュー15
1が進退自在、かつ、回転自在に配設される点は従来の
ものと同様である。そして、スクリュー151は、前端
にスクリューヘッドを有するとともに、加熱シリンダ1
50内を後方に延び、後端にベアリングボックス153
が固定されている。また、スクリュー151の周囲には
螺旋状のフライト154が形成され、フライト154間
に溝が形成されている。
【0010】そして、前記加熱シリンダ150にはホッ
パが固定されている(図示しない)。ホッパからの樹脂供
給口は、スクリュー151を加熱シリンダ150内にお
ける最も前方に置いた状態において、スクリュー溝の後
端部に対応する箇所に形成されている。したがって、計
量工程時に、スクリュー151を回転させると、ホッパ
内からペレット状の樹脂が供給され、樹脂は、加熱シリ
ンダ150内に進入し、スクリューの溝内を前進させら
れる。
【0011】また、加熱シリンダ150の周囲には図示
しないヒータが配設され、ヒータによって加熱シリンダ
150を加熱し、スクリュー溝内の樹脂を溶融させる。
したがって、スクリュー151を回転させると、樹脂圧
によりスクリュー151が後退し、スクリューヘッドの
前方に1ショット分の溶融させられた樹脂が溜まる。
【0012】次に、射出工程時には、スクリュー151
を回転させることなく前進させると、スクリューヘッド
の前方に溜まった樹脂は、射出ノズル152から射出さ
れ、金型のキャビティ空間に充填される。加熱シリンダ
150の後方には、前記スクリュー151を回転又は進
退するための駆動部155が配設されている。駆動部1
55は、フレーム156に対して移動自在に配設された
計量用モータ157及びフレーム156に固定された射
出用モータ158を備え、射出用モータ158とスクリ
ュー151とが同一軸上に配設されている。
【0013】フレーム156には、スクリュー151と
平行に延びる案内バー159が配設され、案内バー15
9に沿って計量用モータ157が移動する。そのため
に、支持板160が案内バー159に対して摺動自在に
配設され、支持板160に計量用モータ157が取り付
けられている。また、計量用モータ157の出力軸に駆
動側プーリ161が、又ベアリングボックス153のボ
ックス本体162の外周に従動側プーリ163がそれぞ
れ固定され、駆動側プーリ161と従来側プーリ163
との間にタイミングベルト164が張設されている。こ
れら駆動側プーリ161、従動側プーリ163及びタイ
ミングベルト164によって、ベアリングボックス15
3と計量用モータ157とを連結する伝動手段が構成さ
れている。
【0014】一方、射出用モータ158は、フレーム1
56に固定されたステータ165及びステータ165の
内周側に配設されたロータ166から成り、このロータ
166はフレーム156に対して回転自在に支持され
る。そのために、前記ロータ166に中空のロータシャ
フト167が嵌入固定され、ロータシャフト167の両
端がベアリング168,169によってフレーム156
に支持されている。
【0015】また、ベアリングボックス153内にはベ
アリング170、171が配設され、これらベアリング
によってスクリュー151と伝動軸としてのボールねじ
軸172とが相対回転自在に連結され、フレーム156
に荷重計177を介して固定されたボールナット173
とボールねじ軸172に形成されたねじ部174とが螺
合している。なお、このボールねじ軸のねじ部174に
よって、回転運動を直線運動に変換する。
【0016】したがって、計量工程において、計量用モ
ータ157を駆動すると、計量用モータ157の回転が
駆動側プーリ161、タイミングベルト164、ボック
ス本体162及びスクリュー151に順次伝達され、ス
クリュー151が回転し、樹脂がスクリューヘッドの前
方に移動する。この場合、スクリュー151とボールね
じ軸172とはベアリングボックス153を介して相対
回転自在に連結されているので、ボックス本体162に
伝達された回転はボールねじ軸172には伝達されない
が、加熱シリンダ150内の樹脂の圧力がベアリングボ
ックス153を介してボールねじ軸172に伝達され
る。したがって、ボールねじ軸172は回転しながら後
退し、これに伴ってスクリュー151を後退させる。な
お、スクリュー151を後退させるときに、樹脂の圧力
に抗してスクリュー151に背圧が加えられる。
【0017】一方、射出用モータ158において、ステ
ータ165に所定の周波数の電流を供給することによっ
て、スクリュー151を回転させることなく前進させる
ことができる。そのために、中空のロータシャフト16
7の内側に環状の係止部材175が固定され、係止部材
175の内周に形成されたスプライン176とボールね
じ軸172の後部外周に形成されたスプラインとが係合
している。このスプライン176によって、射出用モー
タ158の回転を伝達する回転伝達部が構成されてい
る。
【0018】したがって、射出工程において、射出用モ
ータ158を駆動すると、射出用モータの回転がロータ
シャフト167、係止部材175及びボールねじ軸17
2に順次伝達される。そして、ボールナット173がフ
レーム156に固定されているので、ボールねじ軸17
2は回転するとともに前進し、スクリュー151を前進
させる。また、このとき、スクリュー151に加わる射
出力は、ベアリングボックス153を介して荷重計17
7に伝達され、検出される。なお、前記ボールねじ軸1
72は軸方向においてストロークSだけ進退する(図
8)。
【0019】このように、射出用モータ158の回転が
減速機構、プーリ等を介することなくボールねじ軸17
2に直接伝達されるようになっているので、機械効率を
高めることができるとともに、イナーシャを小さくする
ことができる。
【0020】そして、前記係止部材175がロータシャ
フト167のほぼ中央に配設されているので、スクリュ
ー151を後端限位置に置いたときに、スプライン17
6の後端をロータシャフト167の右端より内に置くこ
とができる。したがって、スプライン176をロータ1
66の内側、すなわち、ロータシャフト167内に配設
することができ、ビルトインモータ型射出装置の軸方向
寸法を小さくすることができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した如く、図
8にて説明した本出願人による先発明の構成によって、
スプラインを射出用モータ158におけるロータ166
の内側、即ちロータシャフト167内に配設できるの
で、ビルトインモータ型射出成型機の軸方向寸法を小さ
くできるようになった。しかし、図8で明らかなごと
く、計量モータの出力を伝えるタイミングベルト164
が露出している。また、図7で示した従来技術において
もタイミングベルト109が露出している。本発明はこ
のような構造に起因して生ずるスクリュー回転時の騒音
を低減して、作動の静かな射出成形機を、そしてタイミ
ングベルトによる駆動によって生ずるベルトの摩耗粉の
発生や、ベルト寿命の管理の為の保守作業を可及的に少
なくすることができる射出成形機を提供することを目的
とする。特に射出成形機の加熱装置の駆動部を改良して
上記目的を達成することを課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】そのため本発明の電動射
出成形機は、加熱シリンダと、該加熱シリンダ内に回転
および進退自在に配設されたスクリューと、スクリュー
を支持すると共にボールねじ軸を回転自在に軸支し、該
ボールねじにより進退させられるベアリングボックス
と、該ベアリングボックスを回転自在に取付けたプレッ
シャプレートを有し、該プレッシャプレートと前記ベア
リングボックスとで空洞部を形成し、該空洞部内に計量
モータの回転力を前記ベアリングボックスを介して前記
スクリューに伝達する回転伝達機構を収納したことを特
徴とする。 上記の構成において、回転伝達機構は歯車列
で構成するのが好ましい。 また、空洞部内に潤滑油を保
持し、潤滑油の補充及び抜き取りを可能にするのが好ま
しい。 さらに、ベアリングボックスは環状をなした中空
軸とベアリング抑えとで構成することが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】図1〜図6に基いて説明する。本
発明は電動射出成形機にしたという基本的技術思想に於
ては、図8にて説明した先発明に係る電動射出成形機の
延長上にあるものである。しかし、これをさらに改良
し、スクリュー回転時の騒音を低減するために回転伝達
手段を空洞部に設けた点に特徴を有するものである。
【0024】図1は本発明に係る射出成形機の横断面
図、図2は本発明に係る射出成形機の外観側面図であ
る。図3は図1のA矢視断面図である。図4は同じく図
1のC矢視断面図、図5は図1のD矢視断面図、図6は
図1のE矢視断面図である。図1及び図2において、1
は加熱シリンダであり、この加熱シリンダ1内には図7
以下で説明した先行技術と同様、スクリュー(図7参
照)が進退自在に、かつ、回転自在に配設されている。
そして、加熱シリンダ1内をスクリュー及びスクリュー
軸3が後方に延び、スクリュー軸3の後端はスクリュー
支持プレート4(図6参照)に固定されている。
【0025】加熱シリンダ1における設定された箇所に
は図7以下の場合と同様、樹脂供給口5が形成され、該
樹脂供給口5上にホッパ(図2)が固定されている。樹
脂供給口5は、スクリューを加熱シリンダ1内における
最も前方に置いた状態において、スクリューのフライト
で構成される溝の最後端に対応する箇所に形成されてい
る。したがって、計量工程時に、スクリュー軸3を回転
させながら後退させると、樹脂供給口5からペレット状
の樹脂が供給される。
【0026】また、加熱シリンダ1の周囲には図示しな
いヒータが配設され、これにより加熱シリンダ1を加熱
し、スクリュー2の溝内の樹脂を溶融させる。したがっ
て、スクリュー2を回転させると、樹脂圧によりスクリ
ュー2が後退してスクリューヘッドの前方に1ショット
分の溶融樹脂が溜まる。
【0027】次に、射出工程時に、スクリュー軸3を回
転させることなく前進させると、前記スクリューヘッド
の前方に溜まった溶融樹脂は、射出ノズルから射出さ
れ、金型内のキャビティ空間に充填される。
【0028】ところで、加熱シリンダ1の後方には、前
記スクリュー2を回転及び進退させるための駆動部6が
ある。駆動部6には、機械フレーム7に対して移動自在
に配設された計量用モータ8及び機械フレーム7に固定
された射出用モータ9を備え、射出用モータ9とスクリ
ュー軸3とが同一軸線上に配設されている。
【0029】機械フレーム7には、スクリュー2と平行
に延びる複数本のガイドロッド10が配設され(図
4)、このガイドロッド10に沿って計量用モータ8を
支持するプレッシャープレート11が移動する。図1及
び図2に示す如く、機械フレーム7は加熱シリンダ1の
部分を覆う前部フレーム7aと後述するボールナット3
6及びガイドロッド10を支持する後部フレーム7bと
からなり、これら前後のフレーム7aと7bとは図3に
示す如く4本の連結ロッド12で一体に連結されてい
る。
【0030】プレッシャープレート11の側部にはモー
タ取付用のブラケット13(図1,図3)が取付けら
れ、このブラケット13にモータフランジ14を介し計
量用モータ8が取付けられている。プレッシャープレー
ト11内にはベアリング15a,15bを介し、ベアリ
ングボックス16が回転自在に取付けられている。17
はベアリングホルダで、一方のベアリング15bをこれ
で保持している。ベアリングボックス16は、前記スク
リュー支持プレート4の後方に固着された環状をなした
中空軸18とベアリング抑え19とからなっている。そ
してベアリング20及び21を介しボールねじ軸30の
前端を回転自在に支持している。22はベアリング抑え
で、これによりベアリング20を前記ベアリング抑え1
9との間に保持している。
【0031】さて、図1で計量用モータ8の出力軸8a
には歯車23が固着され、この歯車23は中間歯車24
を介して環状歯車25と噛み合っている。環状歯車25
は中空軸18の外周に固着され、この中空軸18は一端
が前記スクリュー支持プレート4の後端にボルト結合さ
れている。38は中空軸18,ベアリングホルダ17,
プレッシャープレート11とブラケット13,モータフ
ランジ14とで歯車23,24,25を収納する空洞部
である。
【0032】射出用モータ9はステータ及びロータを備
えている。ロータに中空のロータ軸26が嵌入固定され
ている。中空のロータ軸26の両端はベアリング27,
28でモータフレーム内で回転可能に支持され、中空の
ロータ軸26内にはスプラインナット29が固定され、
該スプラインナット29にボールねじ軸30の後端に固
定されたスプライン軸31が摺動可能に係合している。
スプライン軸31は後退限ストッパ32と前進限ストッ
パ33とにより、その前後動を制限されている。
【0033】34はガイドロッド10の後端を支持する
ガイドロッド支持部材で、これに射出用モータ9が固着
されている。35は後部フレーム7bとボールナット3
6の後端に設けられたフランジ36aとに固着されたロ
ードセルで、該ロードセル35の後部に給油口を備えた
給油プレート37が固着されている。結局前記ガイドロ
ッド10は後部フレーム7bを貫通し、ガイドロッド支
持部材34にねじ10aで締付けられて支持されてい
る。
【0034】また、図5に示す如く、空洞部38を形成
しているプレッシャープレート11の上部には、空洞部
38内へ油を給油するための給油口39が形成されてい
ると共に、プレッシャープレート11の下部には空洞部
38からの油を排出するための排出口40が形成されて
いる。そして、給油口39及び排出口40には、プラグ
41が取付けられている。
【0035】以上の構成であって、計量工程において、
計量用モータ8を駆動すると、その回転が出力軸8aか
ら歯車23,24,25と伝へられ、環状歯車25の回
転によってベアリングボックス16を回す。ベアリング
ボックス16はベアリング20,21でボールねじ軸3
0に対し回転自在であるから、この回転がスクリュー支
持プレート4を介し、スクリュー軸3に伝へられる。な
お、本発明において、回転伝達機構を歯車列で構成した
が、従来例のごとくタイミングベルト(例えば、中間歯
車24を削除して、歯車23,25にタイミングベルト
を掛ける)による駆動方式でも、これを空洞部に設ける
ことによって、本発明に準ずる効果を発揮させることが
でき、本発明の要旨を逸脱するものではない。
【0036】又射出工程に於ては、射出用モータ9の回
転により中空のロータ軸26が回転し、スプライン軸3
1を回し、さらにスプライン軸31の前端で固着された
ボールねじ軸30を回転させる。するとボールナット3
6によりボールねじ軸30を前進させ、スクリュー軸3
を前進させて射出が行われる。
【0037】
【発明の効果】さて、以上の様な構成であって、計量用
モータ8の回転を伝える回転伝達機構が、プレッシャー
プレート11内に設けられた空洞部内に構成され、かつ
空洞部はその外側を完全に覆われて外気と遮断されてい
るので、回転伝達機構により発生する騒音遮音効果と共
に、空洞内に潤滑油を保持することができる。又、歯車
列による駆動にしたので、極めて静かな作動が可能とな
った。タイミングベルト,チェーン等を使用しても、空
洞部に収納されているので、静かであると共に、摩耗粉
を射出部等に発生させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した射出成形機の横断面図。
【図2】同じく外観側面図。
【図3】図1のA断面図。
【図4】図1のC断面図。
【図5】図1のD断面図。
【図6】図1のE断面図。
【図7】公知成形機。
【図8】同じく電動式射出成形機で本出願人による「先
発明」を示す。
【符号の説明】
1 加熱シリンダ 2 スクリュー 3 スクリュー軸 4 スクリュー支持
プレート 5 樹脂供給口 6 駆動部 7 機械フレーム 7a 前部フレーム 7b 後部フレーム 8 計量用モータ 9 射出用モータ 10 ガイドロッド 11 プレッシャープレート 12 連結ロッド 13 モータ取付用ブラケット 14 モータフランジ 15a,15b ベアリング 16 ベアリングボッ
クス 17 ベアリングホルダ 18 中空軸 19 ベアリング抑え 20 ベアリング 21 ベアリング 22 ベアリング抑え 23 歯車 24 中間歯車 25 環状歯車 26 ロータ軸 27 ベアリング 28 ベアリング 29 スプラインナット 30 ボールねじ軸 31 スプライン軸 32 後退限ストッパ 33 前進限ストッパ 34 ガイドロッド支
持部材 35 ロードセル 36 ボールナット 37 給油プレート 38 空洞部 39 給油口 40 排出口 41 プラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/83

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱シリンダと、該加熱シリンダ内に回
    転および進退自在に配設されたスクリューと、スクリュ
    ーを支持すると共にボールねじ軸を回転自在に軸支し、
    ボールじにより進退させられるベアリングボックス
    と、該ベアリングボックスを回転自在に取付けたプレッ
    シャプレートを有し、該プレッシャプレートと前記ベア
    リングボックスとで空洞部を形成、該空洞部内に計量
    モータの回転力を前記ベアリングボックスを介して前記
    スクリューに伝達する回転伝達機構を収納したことを特
    徴とする電動射出成形機。
  2. 【請求項2】 回転伝達機構は歯車列からなる請求項1
    記載の電動射出成形機。
  3. 【請求項3】 空洞部内に潤滑油を保持し、該空洞部内
    への潤滑油の補充及び空洞部からの抜き取りを可能にし
    たことを特徴とする請求項2記載の電動射出成形機。
  4. 【請求項4】 ベアリングボックスは環状をなした中空
    軸とベアリング抑えとから成ることを特徴とする請求項
    1記載の電動射出成形機。
JP36936798A 1998-12-25 1998-12-25 電動射出成形機 Expired - Fee Related JP3262224B2 (ja)

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