JP7110317B2 - 速度制御システムに影響を及ぼす、もしくは非作動にする方法および装置 - Google Patents

Description

特許文献１は、自動車の運転者支援方法および運転者支援装置を示す。速度が低い場合でも、最低速度を下回ると作動可能であり、他の物体との距離が検知され、車両の少なくとも１つのアクチュエータのための制御信号および／または表示信号が出力される駐車支援動作モードと、他の走行車両との距離と相対速度とが検知され、かつ車両のアクチュエータの制御信号が出力される、車両が停止するまで実行可能な適応走行速度制御動作モードとの衝突（Ｋｏｎｆｌｉｋｔ）を回避するために、適応走行速度制御動作モードの状態を表示する状態信号を駐車支援動作モードのために使用することが予定されている。

独国特許出願公開第１０３３０２５５号明細書

本発明は、単軌道の（ｅｉｎｓｐｕｒｉｇ）自動車の速度制御システムに影響を及ぼす、もしくは非作動にする方法であって、
運転者による方法の作動の後に、直前を先行走行する第２の自動車の速度が検知され、
先行走行する自動車の速度が自動車によって受け取られ（ｕｅｂｅｒｎｏｍｍｅｎ）、
所定の最低速度を下回ると、行われる、または目前に迫った速度制御システムの非作動に関する運転者警告もしくは運転者への指示が触覚信号によって行われ、速度制御システムが非作動にされる、方法に関する。
それにより、過度に低い速度を運転者に依存せずに調整することによって不安定な走行状態が回避され、それと同時に、走行速度に対する完全なコントロールをこれから引き受けなければならないことを運転者に気づかせる。速度制御システムの非作動は、運転者への通知と同じ時点に行われる必要はなく、むしろ、運転者に適時に注意喚起もしくは警告するために触覚的警告が前もって行われてもよい。

本発明の有利な一実施形態は、速度制御システムの非作動が、時間的に、運転者警告の出力の後に行われることを特徴とする。目前に迫った非作動について適時に注意喚起することによって、運転者の驚きが回避されるとともに、運転者は、車両に対する運転者による完全な速度コントロールにまもなく戻ることに対して心の準備をすることができる。

本発明の有利な一実施形態は、触覚信号が、前輪および／または後輪における運転者に依存しない制動衝撃（Ｂｒｅｍｓｒｕｃｋ）または短時間の制動刺激（Ｂｒｅｍｓｉｍｐｕｌｓ）であることを特徴とする。

本発明の有利な一実施形態は、速度制御システムがＡＣＣシステムであることを特徴とする。ＡＣＣは、複軌道の（ｚｗｅｉｓｐｕｒｉｇ）自動車の分野から知られている「アダプティブ・クルーズ・コントロール（Ａｄａｐｔｉｖｅ Ｃｒｕｉｓｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ）」システムであり、このシステムを単軌道の自動車に適合および応用することができる。

本発明の有利な一実施形態は、単軌道の自動車がオートバイであることを特徴とする。

本発明の有利な一実施形態は、触覚信号に加えて光学的または音響的な運転者警告が行われることを特徴とする。

さらに、本発明は、上記の方法を実行するように形成されている手段を含む装置を包含する。これは、特に、本発明による方法を実行するためのプログラムコードが記憶されている制御装置である。

図面は図１を含む。

本発明による方法の基本的な手順を示す。

二輪車における速度制御システムまたは車間制御システムの使用には、このようなシステムの枠内で自動的に実行される制動過程が二輪車の転倒を回避するため、停止するまでは行われるべきでないという特殊性がある。したがって速度の限界値を下回るとシステムがオフにされる。しかしシステムのオフに関して運転者に知らせることは必要である。二輪車のコックピットにおける視覚的情報は、運転者がそこに視線を向けることが少ないかもしれないため、条件付きでのみ適している。それに対して音響的警告は、うっかりして聞き落とされる可能性がある。そのため、短時間の軽い制動刺激による警告が最も確実である。その際、制動刺激は、運転者にとって危険な状況が生じないように形成されている。制動刺激は、運転者がコックピットに視線を向けるきっかけを与え、それゆえ、そこに速度制御システムまたは車間制御システムの非作動に関する視覚的情報も出力することが有意義である。

本発明による方法の一実施形態の手順が図１に示されている。ブロック１０１における速度制御機能の作動の後に、ブロック１０２において、先行走行する車両の速度が検知され、受け取られる。続いてブロック１０３において、速度が所定の最低速度を下回るかどうか検査される。下回らない場合はブロック１０２へ戻る。しかし下回る場合には、ブロック１０４において速度制御システムが非作動にされ、このことが運転者に少なくとも触覚的に通知される。ブロック１０５において方法が終了する。

１０１、１０２、１０３、１０４、１０５ ステップ

Claims (7)

1. 単軌道の自動車の速度制御システムに影響を及ぼす方法であって、
   運転者による前記方法（１０１）の作動の後に、直前を先行走行する第２の自動車の速度が検知され（１０２）、
   前記先行走行する自動車の速度が前記自動車によって受け取られ（１０２）、
   前記先行走行する自動車の速度が所定の最低速度を下回ると（１０３）、前記速度制御システムの非作動に関する運転者警告が触覚信号によって行われ、前記速度制御システムが非作動にされる（１０４）、方法。
2. 前記速度制御システムの前記非作動は、時間的に、前記運転者警告の出力の後に行われることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. 前記触覚信号は、前輪および／または後輪における運転者に依存しない制動衝撃または短時間の制動刺激であることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
4. 前記速度制御システムは、ＡＣＣシステムであることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
5. 前記単軌道の自動車は、オートバイであることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
6. 前記触覚信号に加えて、光学的または音響的な運転者警告が行われることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
7. 装置であって、請求項１～６に記載の方法を実行するように形成されている手段を含む、装置。

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