JP7109972B2 - 医用画像診断装置および架台制御装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、医用画像診断装置および架台制御装置に関する。
被検体を撮影して画像診断を行う医用画像診断装置には、X線CT(Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置などのいわゆる架台装置を備えたものがある。
この種の架台装置には、撮影のための部材をはじめ様々な部材が設けられる。架台装置に設けられたこれらの部材には、装置の稼働中に動作音を発生するものがある。
被検体の画像を撮影する前後や撮影中には、被検体への指示が音で与えられる場合がある。この音には、操作者自身の音声のほか、医用画像診断装置から自動出力される音声が含まれる。
しかし、被検体への指示が音で与えられる場合、架台装置に設けられた部材の発生する動作音が騒音となって、被検体が指示の音を聞き取りにくく、指示が被検体に正しく伝わらないことがある。被検体が高齢で聴力が低下している患者であると、この問題は特に顕著となる。指示が被検体に正しく伝わらない場合、操作者の意図する画像を得ることができない。この場合、画像にぶれが含まれてしまい正確な診断に支障をきたすことがあるほか、撮影をやり直す必要が生じてしまうことがある。撮影をやり直す場合、撮影時間が長くなるばかりでなく被検体の被ばく量を増加させてしまう。
特開平8-098828号公報
本発明が解決しようとする課題は、音による指示を被検体に正しく伝えることができるよう架台装置が発生する騒音を制御することである。
実施形態に係る医用画像診断装置は、架台装置と、取得部と、制御部とを備える。架台装置は、送風部を有する。取得部は、撮影プロトコルの種別を取得する。制御部は、撮影プロトコルの実行中に、撮影プロトコルの種別に応じて、架台装置に設けられた送風部の送風量を制御する。
第1の実施形態に係るX線CT装置の構成例を示すブロック図。 第1の実施形態に係るX線CT装置のコンソール装置の処理回路のプロセッサによる実現機能例を説明するためのブロック図。 コンソール装置の処理回路のプロセッサにより、音による指示を被検体に正しく伝えることができるよう、撮影プロトコルの種別に応じて、架台装置が発生する騒音を制御する際の概略的な手順の一例を示すフローチャート。 被検体に対する音による指示を含む撮影プロトコルを実行する場合における騒音制御方法の一例を説明するための図。 被検体に対してマイクを介して操作者が音声指示を直接与える場合における騒音制御方法の一例を説明するための図。 架台制御装置の構成例を示すブロック図。
以下、図面を参照しながら、医用画像診断装置および架台制御装置の実施形態について詳細に説明する。実施形態に係る医用画像診断装置は、ファンなどの送風部を有する架台を備えたものであればよく、X線CT装置、PET装置、磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置などを用いることができる。
また、実施形態に係る医用画像診断装置および架台制御装置は、音による指示を被検体に正しく伝えることができるように、架台装置が発生する騒音を制御するものである。以下の説明において、「音声」とは、人により発生される音声のほか、聞き手に人の声として認識される音によりテキストデータを読み上げた音を含む。また、「音」は、「音声」を含むほか、「音楽」や「効果音(ビープ音など)」などを含む。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、医用画像診断装置としてX線CT装置を用いる場合の例について説明する。
図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置1の構成例を示すブロック図である。また、図2は、第1の実施形態に係るX線CT装置1のコンソール装置40の処理回路45のプロセッサによる実現機能例を説明するためのブロック図である。
図1に示すように、本実施形態では、非チルト状態での回転フレーム13の回転軸または寝台装置30の天板33の長手方向をz軸方向、z軸方向に直交し、床面に対し水平である軸方向をx軸方向、z軸方向に直交し、床面に対し垂直である軸方向をy軸方向とそれぞれ定義するものとする。
X線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを有する。なお、X線CT装置1は1つの架台装置10を備えるものであるが、図1には、説明の便宜上、架台装置10を2箇所に記載している。
X線CT装置1には、X線管と検出器とが一体として被検体の周囲を回転するRotate/Rotate-Type(第3世代CT)、リング状にアレイされた多数のX線検出素子が固定され、X線管のみが被検体の周囲を回転するStationary/Rotate-Type(第4世代CT)等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本実施形態へ適用可能である。以下の説明では、本実施形態に係るX線CT装置1として第3世代のRotate/Rotate-Typeを採用する場合の例を示す。
架台装置10は、X線管11、X線検出器12、撮影領域が内在する開口部19を有する回転フレーム13、X線高電圧装置14、制御装置15、ウェッジ16、コリメータ17、およびデータ収集回路(DAS:Data Acquisition System)18を備える。
X線管11は、X線高電圧装置14からの高電圧の印加により、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射することでX線を発生する真空管である。
なお、本実施形態においては、一管球型のX線CT装置にも、X線管と検出器との複数のペアを回転リングに搭載した、いわゆる多管球型のX線CT装置にも適用可能である。また、X線を発生させるハードウェアはX線管11に限られない。たとえば、X線管11に代えて、電子銃から発生した電子ビームを集束させるフォーカスコイルと、電磁偏向させる偏向コイルと、被検体Pの半周を囲い偏向した電子ビームが衝突することによってX線を発生させるターゲットリングとを含む第5世代方式を用いてX線を発生させることにしても構わない。
X線検出器12は、X線管11から照射され、被検体Pを通過したX線を検出し、当該X線量に対応した電気信号をDAS18へと出力する。X線検出器12は、たとえば、X線管の焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャネル方向に複数のX線検出素子が配列された複数のX線検出素子列を有する。X線検出器12は、たとえば、チャネル方向に複数のX線検出素子が配列されたX線検出素子列がスライス方向(列方向、row方向)に複数配列された構造を有する。
また、X線検出器12は、たとえば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとを有する間接変換型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有し、シンチレータは入射X線量に応じた光子量の光を出力するシンチレータ結晶を有する。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板を有する。なお、グリッドはコリメータ(1次元コリメータまたは2次元コリメータ)と呼ばれる場合もある。光センサアレイは、シンチレータからの光量に応じた電気信号に変換する機能を有し、たとえば、光電子増倍管(フォトマルチプライヤー:PMT)等の光センサを有する。
なお、X線検出器12は、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。X線検出器12は、X線検出部の一例である。
回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とを対向支持し、後述する制御装置15によってX線管11とX線検出器12とを回転させる円環状のフレームである。なお、回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12に加えて、X線高電圧装置14やDAS18を更に備えて支持する。なお、DAS18が生成した検出データは、回転フレーム13に設けられた発光ダイオード(LED)を有する送信機から光通信によって架台装置10の非回転部分(たとえば固定フレーム。図1での図示は省略している。)に設けられた、フォトダイオードを有する受信機に送信され、コンソール装置40へと転送される。なお、回転フレーム13から架台装置10の非回転部分への検出データの送信方法は、前述の光通信に限らず、非接触型のデータ伝送であれば如何なる方式を採用しても構わない。また、図示しない固定フレームは回転フレーム13を回転可能に支持するフレームである。回転フレーム13は、回転部の一例である。
X線高電圧装置14は、変圧器(トランス)および整流器等の電気回路を有し、X線管11に印加する高電圧を発生する機能を有する高電圧発生装置と、X線管11が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置とを有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。なお、X線高電圧装置14は、回転フレーム13に設けられてもよいし、架台装置10の固定フレーム側に設けられても構わない。
制御装置15は、制御基板に設けられたプロセッサと、記憶回路と、モータおよびアクチュエータ等の駆動機構とを有する。制御装置15は、コンソール装置40若しくは架台装置10に取り付けられた後述する入力インターフェース43からの入力信号を受けて、架台装置10および寝台装置30の動作制御を行う機能を有する。たとえば、制御装置15は、入力信号を受けて回転フレーム13を回転させる制御や、架台装置10をチルトさせる制御、ならびに寝台装置30および天板33を動作させる制御を行う。なお、架台装置10をチルトさせる制御は、架台装置10に取り付けられた入力インターフェースによって入力される傾斜角度(チルト角度)情報により、制御装置15がX軸方向に平行な軸を中心に回転フレーム13を回転させることによって実現される。なお、制御装置15は架台装置10に設けられてもよいし、コンソール装置40に設けられても構わない。
ウェッジ16は、X線管11から照射されたX線量を調節するためのフィルタである。具体的には、ウェッジ16は、X線管11から被検体Pへ照射されるX線があらかじめ定められた分布になるように、X線管11から照射されたX線を透過して減衰するフィルタである。たとえば、ウェッジ16(ウェッジフィルタ(wedge filter)、ボウタイフィルタ(bow-tie filter))は、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したフィルタである。
コリメータ17は、ウェッジ16を透過したX線の照射範囲を絞り込むための鉛板等であり、複数の鉛板等の組み合わせによってスリットを形成する。なお、コリメータ17は、X線絞りと呼ばれる場合もある。
DAS18(Data Acquisition System)は、X線検出器12の各X線検出素子から出力される電気信号に対して増幅処理を行う増幅器と、電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換器とを有し、検出データを生成する。DAS18が生成した検出データは、コンソール装置40へと転送される。DAS18は、データ収集部の一例である。
寝台装置30は、スキャン対象の被検体Pを載置、移動させる装置であり、基台31と、寝台駆動装置32と、天板33と、支持フレーム34とを備えている。
基台31は、支持フレーム34を鉛直方向(y方向)に移動可能に支持する筐体である。寝台駆動装置32は、被検体Pが載置された天板33を天板33の長軸方向(z方向)に移動するモータあるいはアクチュエータである。支持フレーム34の上面に設けられた天板33は、被検体Pが載置される板である。
なお、寝台駆動装置32は、天板33に加え、支持フレーム34を天板33の長軸方向(z方向)に移動してもよい。また、寝台駆動装置32は、寝台装置30の基台31ごと移動させてもよい。本発明を立位CTに応用可能な場合は、天板33に相当する患者移動機構を移動する方式であってもよい。
また、ヘリカルスキャン撮影や位置決め等のためのスキャノ撮影、多列検出器を利用したボリュームスキャンを複数の位置で行ういわゆるワイドボリュームスキャン撮影等、架台装置10の撮影系と天板33の位置関係の相対的な変更をともなう撮影を実行する場合は、当該位置関係の相対的な変更は天板33の駆動によって行われてもよいし、架台装置10の固定フレームの走行によって行われてもよく、またそれらの複合によって行われてもよい。
また、図2に示すように、X線CT装置1は、送風部の一例としての架台ファン101、検出器ファン102、DASファン103、制御基板ファン104を備える。また、X線CT装置1は、温度センサ111および検査室スピーカ112を備える。
架台ファン101は、架台装置10の筐体に設けられ、コンソール装置40の処理回路45により送風量を制御されて、架台装置10の筐体の内部の空気を外部に排気する。架台ファン101が複数のファンにより構成される場合、処理回路45は、それぞれのファンを個別に制御してもよいし、複数のファンを複数のグループにグループ分けし、グループごとに制御してもよい。
検出器ファン102は、X線検出器12の近傍に設けられ、コンソール装置40の処理回路45により送風量を制御されて、X線検出器12を冷却する。検出器ファン102が複数のファンにより構成される場合、架台ファン101と同様に、処理回路45は、それぞれのファンを個別に制御してもよいし、複数のファンを複数のグループにグループ分けし、グループごとに制御してもよい。
DASファン103は、DAS18の近傍に設けられ、コンソール装置40の処理回路45により送風量を制御されて、DAS18を冷却する。DASファン103が複数のファンにより構成される場合も、架台ファン101、検出器ファン102で説明したように、処理回路45は、それぞれのファンを個別に制御してもよいし、複数のファンを複数のグループにグループ分けし、グループごとに制御してもよい。
制御基板ファン104は、制御装置15の制御基板の近傍に設けられ、コンソール装置40の処理回路45により送風量を制御されて、制御基板を冷却する。
温度センサ111は、たとえば架台装置10の筐体の内部に設けられ、筐体の内部の温度を示す情報を処理回路45に出力する。また、温度センサ111は、X線検出器12、DAS18、制御装置15の制御基板のそれぞれの近傍に設けられてこれらの温度を示す情報を処理回路45に出力してもよい。
処理回路45は、温度センサ111の出力する温度に応じて、架台装置10に設けられた送風部(架台ファン101、検出器ファン102、DASファン103、制御基板ファン104)の送風量を制御することができる。温度に応じて送風部の送風量を制御する場合、制御対象のファンごとに、温度とファン回転数とを関連付けたテーブルを、あらかじめコンソール装置40のメモリ41に記憶させておくとよい。
検査室スピーカ112は、コンソール装置40の処理回路45により制御されて、処理回路45から出力された自動音声や、マイク47を介して入力された操作者の音声などの音を出力する。検査室スピーカ112は、その出力する音が被検体Pに届く位置に設けられればよく、たとえば架台装置10の筐体、寝台装置30の基台31、あるいは検査室の壁面や床などに設けられるとよい。
コンソール装置40は、メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、ネットワーク接続回路44と、処理回路45とを有する。なお、コンソール装置40が単一のコンソールにて全ての機能を実行するものとして以下説明するが、これらの機能は複数のコンソールが実行してもよい。
また、コンソール装置40の処理回路45の機能は、架台装置10とネットワークを介してデータ送受信可能に接続された統合サーバなどの架台制御装置70によって実現されてもよい。架台制御装置70は、たとえば複数の医用画像診断装置の架台装置を制御可能に構成される。架台制御装置70がコンソール装置40の処理回路45の機能を実現する場合については、第2の実施形態において説明する。
メモリ41は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等の、プロセッサにより読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有する。
メモリ41は、たとえば、温度とファン回転数とを関連付けたテーブルをあらかじめ記憶しておく。また、低線量の撮影プロトコルを実行する場合に適用される、ファン回転数が低く設定されたテーブルをさらにあらかじめ記憶しておいてもよい。また、メモリ41は、たとえば、投影データや再構成画像データを記憶する。
なお、X線CT装置1が生成した投影データや再構成画像データは、メモリ41に記憶されてもよいし、ネットワークを介してX線CT装置1と接続可能なクラウドサーバ等の他の電子機器がX線CT装置1からの保存要求を受けて投影データや再構成画像データの記憶を行ってもよい。同様に、メモリ41の記録媒体内のプログラムおよびテーブルなどのデータの一部または全部は、ネットワークを介した通信によりダウンロードされてもよいし、光ディスクなどの可搬型記憶媒体を介してメモリ41に与えられてもよい。
ディスプレイ42は、各種の情報を表示する。たとえば、ディスプレイ42は、処理回路45によって生成された医用画像(CT画像)や、ユーザからの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。たとえば、ディスプレイ42は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等である。
入力インターフェース43は、ユーザからの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路45に出力する。たとえば、入力インターフェース43は、投影データを収集する際の収集条件や、CT画像を再構成する際の再構成条件、CT画像から後処理画像を生成する際の画像処理条件等をユーザから受け付ける。たとえば、入力インターフェース43は、トラックボール、スイッチ、ボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行なうタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、および音声入力回路等により実現される。
ネットワーク接続回路44は、ネットワークの形態に応じた種々の情報通信用プロトコルを実装する。ネットワーク接続回路44は、この各種プロトコルに従ってX線CT装置1と画像サーバ等の他の機器とを接続する。この接続には、電子ネットワークを介した電気的な接続などを適用することができる。ここで電子ネットワークとは、電気通信技術を利用した情報通信網全般を意味し、無線/有線の病院基幹LAN(Local Area Network)やインターネット網のほか、電話通信回線網、光ファイバ通信ネットワーク、ケーブル通信ネットワークおよび衛星通信ネットワークなどを含む。
処理回路45は、メモリ41に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、音による指示を被検体Pに正しく伝えることができるよう架台装置10が発生する騒音を制御するための処理を実行するプロセッサである。処理回路45はまた、X線CT装置1の全体の動作を制御するプロセッサである。
マイクスイッチ46は、操作者により操作されて、マイク47のオン、オフを制御するためのスイッチである。マイクスイッチ46は、ハードキーとして設けられてもよいし、ディスプレイ42にソフトキーとして提供されてもよい。
マイク47は、操作者が被検体Pに指示するために発声する音声を入力され、入力された音声を検査室スピーカ112に出力させる。
マイクスイッチ46は、操作者による操作を受け付け可能な状態を示す発光部を内包してもよい。この場合、処理回路45は、マイク47を介して検査室スピーカ112から音声を出力させる準備が整うと、当該発光部を点灯または点滅させるとよい。この場合、操作者は、当該発光部の点灯状態を確認して、マイクスイッチ46をたとえば押下するなどしてスイッチをオンにしてから、マイク47に対して音声を入力することで、検査室スピーカ112から被検体Pに対して音声による指示を行うことができる。
コンソールスピーカ48は、たとえば検査室に設けられた図示しないマイクにより収集された音をコンソール装置40の操作者にむけて出力するためのスピーカである。
なお、マイク47およびコンソールスピーカ48は、操作者が装着可能なヘッドセットに一体的に設けられてもよい。この場合、マイクスイッチ46が当該ヘッドセットに設けられてもよい。
続いて、処理回路45のプロセッサによる実現機能例について説明する。
図2に示すように、処理回路45のプロセッサは、受付機能451、スキャン制御機能452、種別取得機能453、および騒音制御機能454を実現する。これらの各機能はそれぞれプログラムの形態でメモリ41に記憶されている。
受付機能451は、たとえば入力インターフェース43を介して操作者により選択された撮影プロトコルの情報を受け付ける。
撮影プロトコルには、所望の画像データの収集に係る一連の手順が定義されたものであり、撮影部位の情報や、X線管11に対して印加される管電流、管電圧を含む撮影条件などが含まれる。また、たとえば撮影部位が胸部であり、呼吸同期を伴う撮影を行うための撮影プロトコルには、画像データの収集の直前に、被検体Pに対して「息を吸って吐いて止めて下さい」などの自動音声を出力する処理が組み込まれているものもある。
スキャン制御機能452は、架台装置10を制御して、撮影プロトコルに従って撮影を実行させる。
種別取得機能453は、受付機能451により受け付けられた撮影プロトコルの種別の情報を取得する。
騒音制御機能454は、撮影プロトコルの実行中に、種別取得機能453により取得された撮影プロトコルの種別に応じて、架台装置10に設けられた送風部の送風量を制御するよう、各ファン101-104の回転数を制御する。
なお、以下の説明では、ファンの回転数の制御には、回転の停止を含むものとする。また、このとき、騒音制御機能454は、さらに回転フレーム13の回転数を制御してもよい。騒音制御機能454は、制御部の一例である。
次に、本実施形態に係るX線CT装置1の動作の一例について説明する。
図3は、コンソール装置40の処理回路45のプロセッサにより、音による指示を被検体Pに正しく伝えることができるよう、撮影プロトコルの種別に応じて、架台装置10が発生する騒音を制御する際の概略的な手順の一例を示すフローチャートである。図3において、Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
まず、ステップS1において、受付機能451は、操作者により選択された撮影プロトコルの情報を受け付ける。
次に、ステップS2において、種別取得機能453は、受付機能451により受け付けられた撮影プロトコルの種別の情報を取得する。
次に、ステップS3において、スキャン制御機能452は、たとえば操作者による入力インターフェース43を介した開始指示を受け付けて、撮影プロトコルの実行を開始する。
次に、ステップS4において、騒音制御機能454は、撮影プロトコルの実行中に、種別取得機能453により取得された撮影プロトコルの種別に応じて、架台装置10に設けられた送風部の送風量を制御するよう各ファン101-104の回転数を制御する。このとき、騒音制御機能454は、さらに回転フレーム13の回転数を制御してもよい。
以上の手順により、音による指示を被検体Pに正しく伝えることができるよう、撮影プロトコルの種別に応じて、架台装置10が発生する騒音を制御することができる。
次に、撮影プロトコルの種別に応じた騒音制御方法をより具体的に説明する。
図4は、被検体Pに対する音による指示を含む撮影プロトコルを実行する場合における騒音制御方法の一例を説明するための図である。なお、図4および図4を用いた以下の説明では、騒音制御機能454が図3のステップS4において各ファン101-104の回転数を制御するとともに回転フレーム13の回転数を制御する場合の例を示したが、各ファン101-104の回転数のみを制御してもよい。
また、図4には、撮影部位が胸部であり、呼吸同期を伴う撮影を行うための撮影プロトコルであって、音による指示として「息を吸って吐いて止めて下さい」という自動音声を出力する処理が撮影プロトコルに含まれる場合の例を示したが、音による指示は音声による指示に限られない。たとえば、この音楽がなったときはこのように動いて下さい、といった指示を被検体Pに伝えておくことで、あらかじめ被検体Pがとるべき行為と音とが関連付けられている場合は、音による指示は音楽やビープ音またはこれらの組み合わせであってもよい。
図4に示すように、撮影プロトコルの実行が開始されると(図3のステップS3、図4の「撮影開始」参照)、スキャン制御機能452により制御されて、送風部の各ファン101-104が回転を開始するとともに、回転フレーム13が回転を開始する。
撮影プロトコルの実行中に、「息を吸って吐いて止めて下さい」という自動音声を出力するタイミングがくると、騒音制御機能454は、音声の出力が開始されるタイミングで、または当該タイミングよりも所定時間前に、各ファン101-104の回転数を所定の回転数まで低下させるとともに、回転フレーム13の回転数を所定の回転数まで低下させる。この結果、架台装置10の各ファン101-104および回転フレーム13が発生する騒音を低下させることができ、被検体Pは音声を聞き取りやすくなる。
自動音声の出力が終わると、騒音制御機能454は、各ファン101-104の回転数および回転フレーム13の回転数を回復させる。スキャン制御機能452は、ばく射を開始して画像データの収集を行う(図4の「ばく射開始」参照)。
このように、撮影プロトコルに、被検体Pに対して指示を行うための自動音声出力処理が含まれる場合には、自動音声出力中に各ファン101-104の回転数および回転フレーム13の回転数を低下させるよう制御することで、被検体Pが自動音声を聞き取りやすくすることができる。
なお、マイクスイッチ46が発光部を備える場合、騒音制御機能454は、自動音声の出力準備が整うと、音声の出力が開始されるタイミングで、または当該タイミングよりも所定時間前に、当該発光部を点灯または点滅させるとよい。この場合、騒音制御機能454は、当該発光部の点灯状態を確認した操作者がマイクスイッチ46をオンにしたタイミングで、各ファン101-104の回転数および回転フレーム13の回転数を低下させるとともに、操作者がマイクスイッチ46をオフに下タイミングで、各ファン101-104の回転数および回転フレーム13の回転数を回復させるとよい
また、撮影部位が頭部である撮影プロトコルでは、被検体Pの頭部近傍と架台装置10とが近接した位置にて撮影が行われることになる。この場合、架台装置10の送風部が発生する騒音が被検体Pに与える影響が大きくなる。このため、撮影部位が頭部である撮影プロトコルに音声指示が含まれている場合も同様に、音声指示中に各ファン101-104が発生する騒音が低下するよう各ファン101-104の回転数を低下させるとよい。
図5は、被検体Pに対してマイク47を介して操作者が音声指示を直接与える場合における騒音制御方法の一例を説明するための図である。なお、図5および図5を用いた以下の説明では、騒音制御機能454が図3のステップS4において各ファン101-104の回転数を制御するとともに回転フレーム13の回転数を制御する場合の例を示したが、各ファン101-104の回転数のみを制御してもよい。
また、図5には、操作者が音声指示を直接与える場合であって撮影プロトコルが被検体Pに対する音による指示を含む場合の例を示した。
操作者は、撮影プロトコルの実行中に、被検体Pに対して直接音声指示を伝えたい場合がある。この場合、騒音制御機能454は、操作者がマイクスイッチ46をオンにしたタイミングで、各ファン101-104の回転数および回転フレーム13の回転数を低下させるとともに、操作者がマイクスイッチ46をオフに下タイミングで、各ファン101-104の回転数および回転フレーム13の回転数を回復させるとよい。
このように、撮影プロトコルに、操作者が音声指示を直接与える場合、マイクスイッチ46のオン、オフに連動して各ファン101-104の回転数および回転フレーム13の回転数を低下させるよう制御することで、操作者の音声を被検体Pが聞き取りやすくすることができるため、操作者と被検体Pとが支障なく会話することができる。
なお、操作者が音声指示を直接与えるタイミングは、撮影プロトコルの開始直後であることが多い。そこで、マイクスイッチ46が発光部を備える場合、騒音制御機能454は、撮影プロトコルの実行開始後の所定時間、マイクスイッチ46の発光部を点灯させるとよい。そして、この所定時間の点灯中に操作者によりマイクスイッチがオンにされた場合であって、各ファン101-104の回転数および回転フレーム13の回転数が上昇中である場合は、騒音制御機能454は、各ファン101-104の回転数および回転フレーム13の回転数の上昇スピードを緩やかにするよう、各ファン101-104の回転数および回転フレーム13の回転数を制御してもよい。
また、撮影プロトコルの種別に応じた騒音制御方法としては、図4、図5を用いて説明した騒音制御方法のほかにも、様々な方法が考えられる。たとえば、撮影プロトコルの種別が、撮影条件として所定の線量以下となる条件を含むプロトコルである場合には、そもそも送風部の冷却対象の温度がそれほど上昇しないと予想される。この場合、メモリ41に、あらかじめ温度とファン回転数とを関連付けたテーブルを、撮影条件で規定される線量に応じてたとえば高線量用、通常用、低線量用など、複数種類用意しておき、低線量用のテーブルを用いてファン101-104の回転数を制御することで、送風部が発生する騒音を低下させることができる。
第1実施形態に係るX線CT装置1は、コンソール装置40の処理回路45のプロセッサにより、撮影プロトコルの種別に応じて、架台装置10が発生する騒音を制御することができる。このため、X線CT装置1によれば、撮影プロトコルから自動出力される音声による指示や操作者の音声による指示などの音による指示を、被検体Pに正確に伝えることができる。したがって、画像データの収集中に被検体Pが動いてしまうことにより画像がぶれてしまうなど、操作者の意図しない画像が得られてしまう弊害を未然に防ぐことができ、円滑に撮影を行うことができる。よって、再撮影の必要が低減するため、被検体Pの無駄な被ばくを防ぐことができるとともに、撮影全体に要する時間を大幅に短縮することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、第1の実施形態で説明した処理回路45の機能451-454が、架台装置10とネットワークを介してデータ送受信可能に接続された架台制御装置70によって実現される場合の例について説明する。
図6は、架台制御装置70の構成例を示すブロック図である。
架台制御装置70は、メモリ71、ディスプレイ72、入力インターフェース73、ネットワーク接続回路74、処理回路75、マイクスイッチ76、マイク77、およびコンソールスピーカ78を有する。これら71-78の構成および作用は、ネットワークを介して架台装置10を制御するほかは、第1の実施形態に係るコンソール装置40の41-48の構成および作用と実質的に異ならないため、説明を省略する。また、処理回路75の機能751-754についてもネットワークを介して架台装置10を制御するほかは第1の実施形態に係る処理回路45の機能451-454と実質的に異ならないため、説明を省略する。
図6に示すように、架台制御装置70は、ネットワークを介して複数の架台装置10を制御可能に構成される。架台制御装置70が制御する架台装置10としては、第1の実施形態で説明した架台装置(CT)10のほか、PET装置の架台装置(PET)10A、PET-CT装置の架台装置(PET-CT)10B、MRI装置の架台装置(MRI)10Cなどが挙げられる。これらの架台装置10、10A、10B、10Cは、いずれも送風部としてのファンを備える点で共通する。
たとえば、PET装置の架台装置(PET)10Aは、ボアと、ボアを中心とする円の円周方向に沿って設けられた複数のガンマ線検出器と、複数のガンマ線検出器を冷却するために円周方向に沿って設けられた送風部としての複数のファンと、を有する。ガンマ線検出器は、ガンマ線検出部の一例である。
このファンは、ガンマ線検出器に対して1対1に設けられてもよいし、所定数のガンマ線検出器に1つずつ設けられてもよい。
架台装置(PET)10Aのファンは、ボアを中心とする円の円周方向に沿って、ボアを取り囲むように複数(たとえば裏表48個ずつの計96個など)設けられている。このため、架台制御装置70の処理回路75は、架台装置(PET)10Aのそれぞれのファンを個別に制御してもよいし、複数のファンを複数のグループにグループ分けし、グループごとに制御してもよい。たとえば、架台制御装置70の騒音制御機能754は、送風部としての複数のファンのうち、1つおきに回転数を低下させることでいわゆる間引き駆動してもよいし、たとえば被検体Pに近い側(上半分など)に設けられたファンだけ回転数を低下させてもよい。また、撮影プロトコルに応じて、たとえば3分の1のファンを通常の回転数で回転させて残りの3分の2のファンを低速回転させるとともに、低速回転させるファンを一定時間ごとに変更することにより、ガンマ線検出器の温度上昇を抑えつつ騒音を低下させてもよい。
また、PET-CT装置の架台装置(PET-CT)10Bは、X線CT撮影用の架台とPET撮影用の架台の複合架台として構成される。このため、架台制御装置70の騒音制御機能754は、X線CT撮影用の架台を用いた撮影プロトコルの実行中は、PET撮影用の架台に設けられたファンの回転数を低下させるとよい。同様に、PET撮影用の架台を用いた撮影プロトコルの実行中は、X線CT撮影用の架台に設けられたファンの回転数を低下させるとよい。
また、MRI装置の架台装置(MRI)10Cであって空冷用のファンが設けられている場合は、架台制御装置70の騒音制御機能754は、撮影プロトコルに応じてファンの回転数を制御する。
第2の実施形態に係る架台制御装置70も、第1の実施形態に係るX線CT装置1のコンソール装置40と同様の作用および効果を奏する。また、第2の実施形態に係る架台制御装置70によれば、架台装置10と離れた遠隔地において複数の架台装置10、10A、10B、10Cを1台で制御することができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、音による指示を被検体Pに正しく伝えることができるよう架台装置が発生する騒音を制御することができる。
なお、本実施形態における処理回路45(75)の種別取得機能453(753)および騒音制御機能454(754)は、それぞれ特許請求の範囲における取得部および制御部の一例である。
また、上記実施形態において、「プロセッサ」という文言は、たとえば、専用または汎用のCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、または、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(たとえば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、およびFPGA)等の回路を意味するものとする。プロセッサは、記憶媒体に保存されたプログラムを読み出して実行することにより、各種機能を実現する。
また、上記実施形態では処理回路の単一のプロセッサが各機能を実現する場合の例について示したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサが各機能を実現してもよい。また、プロセッサが複数設けられる場合、プログラムを記憶する記憶媒体は、プロセッサごとに個別に設けられてもよいし、1つの記憶媒体が全てのプロセッサの機能に対応するプログラムを一括して記憶してもよい。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線CT装置
10 架台装置(CT)
10A 架台装置(PET)
10B 架台装置(PET-CT)
10C 架台装置(MRI)
11 X線管
12 X線検出器
13 回転フレーム
15 制御装置
40 コンソール装置
45 コンソール装置の処理回路
46、76 マイクスイッチ
47、77 マイク
48、78 コンソールスピーカ
70 架台制御装置
75 架台制御装置の処理回路
101 架台ファン
102 検出器ファン
103 DASファン
104 制御基板ファン
112 検査室スピーカ
451、751 受付機能
452、752 スキャン制御機能
453、753 種別取得機能
454、754 騒音制御機能

Claims (10)

  1. 送風部を有する架台装置と、
    撮影プロトコルの種別を取得する取得部と、
    前記撮影プロトコルの実行中に、前記撮影プロトコルの種別に応じて、前記架台装置に設けられた前記送風部の送風量を制御する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    前記撮影プロトコルの種別が、被検体に対する自動音声による指示を含むプロトコルであると、前記撮影プロトコルの実行中に、前記自動音声の出力が開始されるタイミングまたは当該タイミングよりも所定時間前に前記送風部が発生する騒音が低下するよう前記送風部の送風量を低下させるとともに、前記自動音声の出力が終わると前記送風部の送風量を回復させる
    用画像診断装置。
  2. 前記制御部は、
    前記撮影プロトコルの種別が、さらに被検体の頭部近傍と前記架台装置とが近接した位置にて撮影を行なうプロトコルであると、前記撮影プロトコルの実行中に、前記送風部が発生する騒音が低下するよう前記送風部の送風量を制御する、
    請求項1記載の医用画像診断装置。
  3. 前記送風部は、
    前記架台装置の筐体の内部の空気を外部に排気するためのファン、前記架台装置の内部に設けられた検出部を冷却するためのファン、前記架台装置の内部に設けられたデータ収集部を冷却するためのファン、前記架台装置の内部に設けられた制御基板を冷却するためのファン、の少なくとも1つを含む、
    請求項1または2に記載の医用画像診断装置。
  4. 操作者が被検体に指示するために発声する音声を入力するためのマイクと、
    前記操作者により操作されて前記マイクのオン、オフを制御するスイッチと、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記操作者により前記スイッチがオンにされると、前記送風部が発生する騒音が低下するよう前記送風部の送風量を制御する、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載の医用画像診断装置。
  5. 前記架台装置は、
    前記送風部と、X線管と、X線検出部と、前記X線管と前記X線検出部とを一体的に回転可能に支持した回転部と、を有したX線CT装置の架台を含み、
    前記制御部は、前記撮影プロトコルの種別が、さらに撮影条件として前記X線管から照射されるX線の線量が所定の線量以下となる条件を含むプロトコルであると、前記撮影プロトコルの実行中に、前記X線CT装置の架台の前記送風部が発生する騒音が低下するよう前記送風部の送風量を制御する、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載の医用画像診断装置。
  6. 前記架台装置は、
    前記送風部と、X線管と、X線検出部と、前記X線管と前記X線検出部とを一体的に回転可能に支持した回転部と、を有したX線CT装置の架台であり、
    前記制御部は、
    前記送風部の送風量の制御とともに、前記回転部の回転数を制御する、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載の医用画像診断装置。
  7. 前記架台装置は、
    ボアと、前記ボアを中心とする円の円周方向に沿って設けられた複数のガンマ線検出部と、前記複数のガンマ線検出部を冷却するため前記円周方向に沿って設けられた前記送風部としての複数のファンと、を有したPET(Positron Emission Tomography)装置の架台であり、
    前記制御部は、
    前記撮影プロトコルの実行中に、前記撮影プロトコルの種別に応じて、前記架台装置に設けられた前記複数のファンのうちの一部のファンの送風量を制御する、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載の医用画像診断装置。
  8. 前記架台装置は、
    前記送風部と、X線管と、X線検出部と、前記X線管と前記X線検出部とを一体的に回転可能に支持した回転部と、を有したX線CT撮影用の架台と、ボアと、前記ボアを中心とする円の円周方向に沿って設けられた複数のガンマ線検出部と、前記複数のガンマ線検出部を冷却するため前記円周方向に沿って設けられた前記送風部としての複数のファンと、を有したPET(Positron Emission Tomography)撮影用の架台と、を備えたPET-CT装置の複合架台であり、
    前記制御部は、
    前記X線CT撮影用の架台を用いた撮影プロトコルの実行中は、前記PET撮影用の架台に設けられた前記送風部が発生する騒音が低下するよう前記PET撮影用の架台に設けられた前記送風部の送風量を制御するとともに、前記PET撮影用の架台を用いた撮影プロトコルの実行中は、前記X線CT撮影用の架台に設けられた前記送風部が発生する騒音が低下するよう前記X線CT撮影用の架台に設けられた前記送風部の送風量を制御する、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載の医用画像診断装置。
  9. 送風部を有する架台装置に撮影プロトコルを実行させることで被検体の医用画像を取得する医用画像診断装置の当該架台装置とデータ送受信可能に接続され、前記架台装置の動作を制御する架台制御装置であって、
    前記架台装置に実行させる前記撮影プロトコルの種別を取得する取得部と、
    前記架台装置による前記撮影プロトコルの実行中に、前記撮影プロトコルの種別に応じて、前記架台装置に設けられた送風部の送風量を制御する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    前記撮影プロトコルの種別が、被検体に対する自動音声による指示を含むプロトコルであると、前記撮影プロトコルの実行中に、前記自動音声の出力が開始されるタイミングまたは当該タイミングよりも所定時間前に前記送風部が発生する騒音が低下するよう前記送風部の送風量を低下させるとともに、前記自動音声の出力が終わると前記送風部の送風量を回復させる、
    架台制御装置。
  10. 送風部を有する架台装置と、
    撮影プロトコルの種別を取得する取得部と、
    前記撮影プロトコルの実行中に、前記撮影プロトコルの種別に応じて、前記架台装置に設けられた前記送風部の送風量を制御する制御部と、
    を備え
    前記架台装置は、
    ボアと、前記ボアを中心とする円の円周方向に沿って設けられた複数のガンマ線検出部と、前記複数のガンマ線検出部を冷却するため前記円周方向に沿って設けられた前記送風部としての複数のファンと、を有したPET(Positron Emission Tomography)装置の架台であり、
    前記制御部は、
    前記撮影プロトコルの実行中に、前記撮影プロトコルの種別に応じて、前記架台装置に設けられた前記複数のファンのうちの一部のファンの送風量を制御する、
    用画像診断装置。
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