JP2023035485A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メインスキャンのやり直しによる被検体への不要被ばくを抑止させつつ効率的に精度よく異物残存等の異常検知を行うこと。【解決手段】実施形態に係るX線CT装置は、X線照射部と、X線検出部と、X線電圧発生部と、位置決めスキャン実行部と、画像生成部と、異常検知部と、メインスキャン実行部とを有する。位置決めスキャン実行部は、被検体に関する複数ビュー分の検出データを収集する位置決めスキャンを実行させる。画像生成部は、位置決めスキャンの実行で検出された複数ビュー分の検出データに基づいて、被検体に関する位置決め用の3次元画像データを生成する。異常検知部は、被検体に関する位置決め用の3次元画像データに基づいて異常検知を行い、異常が検知された場合にその旨を報知する。メインスキャン実行部は、位置決めスキャンより高いX線量のX線により、被検体に関する複数ビュー分の検出データを収集するメインスキャンを実行させる。【選択図】 図2

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、X線CT(Computed Tomography)装置に関する。
被検体の体内組織が画像化された医用画像データを生成する医用画像診断装置が存在する。医用画像診断装置としては、X線CT装置及びMRI(Magnetic Resonance Imaging)システム等が挙げられる。X線CT装置は、寝台装置に載置された被検体にX線を照射することでX線検出器が検出したX線に基づく電気信号に基づいて、被検体に関するCT画像データとして2次元画像データや3次元画像データを生成する。2次元画像データは、シングルスライスの画像データ等を含む。3次元画像データは、マルチスライスの画像データ、MPR(Multi-Planar Reconstruction)画像データ等を含む。
医療現場において、医療事故であるアクシデント、又は医療事故が発生するおそれのある事件であるインシデントを防止することは重要である。CT画像データを用いた診断におけるインシデント又はアクシデントの要因の一つに、メインスキャン時の異物残存がある。被検体に異物残存があることにより、アーチファクトの発生等、読影の妨げとなる不十分な画質のCT画像データが生成され、診断能低下につながる。
そこで、CT画像データに含まれる異物の有無及び異物の種類を対応付けた対応情報を取得し、CT画像データと対応情報とに基づき、CT画像データに含まれる異物の有無及び異物の種類を推定して報知する技術がある。この技術により、医療従事者等の操作者は、CT画像データに含まれる異物の有無及び異物の種類を適切に判定することができる。
国際公開第2021/033667号
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、メインスキャンのやり直しによる被検体への不要被ばくを抑止させつつ効率的に精度よく異物残存等の異常検知を行うことである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係るX線CT装置は、X線照射部と、X線検出部と、X線電圧発生部と、位置決めスキャン実行部と、画像生成部と、異常検知部と、メインスキャン実行部とを有する。X線照射部は、X線を照射する。X線検出部は、X線を検出する。X線電圧発生部は、X線照射部に印加する電圧を発生する。位置決めスキャン実行部は、X線照射部とX線検出部とX線電圧発生部との動作を制御することで、被検体に関する複数ビュー分の検出データを収集する位置決めスキャンを実行させる。画像生成部は、位置決めスキャンの実行で検出された複数ビュー分の検出データに基づいて、被検体に関する位置決め用の3次元画像データを生成する。異常検知部は、被検体に関する位置決め用の3次元画像データに基づいて異常検知を行い、異常が検知された場合にその旨を報知する。メインスキャン実行部は、X線照射部とX線検出部とX線電圧発生部との動作を制御することで、位置決めスキャンより高いX線量のX線により、被検体に関する複数ビュー分の検出データを収集するメインスキャンを実行させる。
図1は、実施形態に係るX線CT装置の構成を示す概略図。 図2は、実施形態に係るX線CT装置の構成及び機能を示すブロック図。 図3は、実施形態に係るX線CT装置の動作をフローチャートとして示す図。 図4は、実施形態に係るX線CT装置において、位置決め用の3次元画像データを説明するための図。 図5は、実施形態に係るX線CT装置において、学習時におけるデータフローの一例を示す説明図。 図6は、実施形態に係るX線CT装置において、運用時におけるデータフローの一例を示す説明図。
以下、図面を参照しながら、X線CT装置の実施形態について詳細に説明する。
実施形態に係るX線CT装置によるデータ収集方式には、X線源とX線検出器とが1体として被検体の周囲を回転する回転/回転(R-R:Rotate/Rotate)方式や、リング状に多数の検出素子がアレイされ、X線管のみが被検体の周囲を回転する固定/回転(S-R:Stationary/Rotate)方式等の様々な方式がある。いずれの方式でも本発明を適用可能である。以下、実施形態に係るX線CT装置では、現在、主流を占めている第3世代の回転/回転方式を採用する場合を例にとって説明する。
図1は、実施形態に係るX線CT装置の構成を示す概略図である。
図1は、X線CT装置1を示す。X線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、医用画像処理装置、つまり、コンソール装置40とを備える。架台装置10は、寝台装置30に載置された被検体(例えば、患者)Pに関するX線の検出データ(「純生データ」とも呼ばれる)を取得する。コンソール装置40は、複数ビュー分の検出データに対して前処理を施すことで生データを生成し、生データに対して再構成処理を施すことでCT画像データを再構成して表示する。
なお、図1において、説明の便宜上、架台装置10を左側の上下に複数描画しているが、実際の構成としては、架台装置10は1つである。
架台装置10は、X線源(例えば、X線管)11と、X線検出器12と、回転部(例えば、回転フレーム)13と、X線高電圧装置14と、制御装置15と、ウェッジ16と、コリメータ17と、データ収集回路(DAS:Data Acquisition System)18とを備える。なお、架台装置10は、架台部の一例である。
X線管11は、回転フレーム13に備えられる。X線管11は、X線高電圧装置14からの高電圧の印加により、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射することでX線を発生する真空管である。例えば、X線管11には、回転する陽極に熱電子を照射することでX線を発生させる回転陽極型のX線管がある。
なお、実施形態においては、一管球型のX線CT装置にも、X線管とX線検出器との複数のペアを回転リングに搭載したいわゆる多管球型のX線CT装置にも適用可能である。また、X線を発生させるX線源は、X線管11に限定されるものではない。例えば、X線管11に替えて、電子銃から発生した電子ビームを収束させるフォーカスコイル、電磁偏向させる偏向コイル、患者Pの半周を囲い偏向した電子ビームが衝突することによってX線を発生させるターゲットリングを含む第5世代方式によりX線を発生させてもよい。なお、X線管11は、X線照射部の一例である。
X線検出器12は、X線管11に対向するように回転フレーム13に備えられる。X線検出器12は、X線管11から照射されたX線を検出し、当該X線量に対応した検出データを電気信号としてDAS18に出力する。X線検出器12は、例えば、X線管11の焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャネル方向に複数のX線検出素子が配列された複数のX線検出素子列を有する。X線検出器12は、例えば、チャネル方向に複数のX線検出素子が配列されたX線検出素子列がスライス方向(列方向、row方向)に複数配列された構造を有する。
また、X線検出器12は、例えば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとを有する間接変換型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有し、シンチレータは入射X線量に応じた光子量の光を出力するシンチレータ結晶を有する。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板を有する。なお、グリッドはコリメータ(1次元コリメータ又は2次元コリメータ)と呼ばれる場合もある。光センサアレイは、シンチレータからの光量に応じた電気信号に変換する機能を有し、例えば、光電子増倍管(フォトマルチプライヤー:PMT)等の光センサを有する。
なお、X線検出器12は、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。また、X線検出器12は、X線検出部の一例である。
回転フレーム13は、X線管11及びX線検出器12を対向支持する。回転フレーム13は、後述する制御装置15による制御の下、X線管11及びX線検出器12を一体として回転させる円環状のフレームである。なお、回転フレーム13は、X線管11及びX線検出器12に加えて、X線高電圧装置14やDAS18を更に備えて支持する場合もある。また、回転フレーム13は、回転部の一例である。
このように、X線CT装置1は、X線管11とX線検出器12とを対向させて支持する回転フレーム13を患者Pの周りに回転させることで、複数ビュー、すなわち、患者Pの360°分の検出データを収集する。なお、CT画像データの再構成方式は、360°分の検出データを用いるフルスキャン再構成方式には限定されない。例えば、X線CT装置1は、半周(180°)+ファン角度分の検出データに基づいてCT画像データを再構成するハーフ再構成方式を採ってもよい。
X線高電圧装置14は、回転フレーム13、又は、回転フレーム13を回転可能に支持する非回転部分(例えば図示しない固定フレーム)に備えられる。X線高電圧装置14は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有する。X線高電圧装置14は、後述する制御装置15による制御の下、X線管11に印加する高電圧を発生する機能を有する高電圧発生装置(図示省略)と、後述する制御装置15による制御の下、X線管11が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置(図示省略)を有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。なお、図1において、説明の便宜上、X線高電圧装置14が、X線管11に対してx軸の正方向の位置に配置されているが、X線管11に対してx軸の負方向の位置に配置されてもよい。また、X線高電圧装置14は、X線電圧発生部の一例である。
制御装置15は、処理回路及びメモリと、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構とを有する。処理回路及びメモリの構成については、後述するコンソール装置40の処理回路44及びメモリ41と同等であるので説明を省略する。
制御装置15は、コンソール装置40に取り付けられた、後述する入力インターフェース43又は架台装置10に取り付けられた入力インターフェース(図示省略)からの入力信号を受けて、架台装置10及び寝台装置30の動作制御を行う機能を有する。例えば、制御装置15は、入力信号を受けて回転フレーム13を回転させる制御や、架台装置10をチルトさせる制御や、寝台装置30及び天板33を動作させる制御を行う。なお、架台装置10をチルトさせる制御は、架台装置10に取り付けられた入力インターフェースによって入力される傾斜角度(チルト角度)情報により、制御装置15がX軸方向に平行な軸を中心に回転フレーム13を回転させることによって実現される。なお、制御装置15は架台装置10に設けられてもよいし、コンソール装置40に設けられてもよい。なお、制御装置15は、制御部の一例である。
また、制御装置15は、コンソール装置40に取り付けられた、後述する入力インターフェース43又は架台装置10に取り付けられた入力インターフェース(図示省略)から入力された撮像条件に基づいて、X線管11の回転角度や、後述するウェッジ16及びコリメータ17の動作を制御する。
ウェッジ16は、X線管11のX線出射側に配置されるように回転フレーム13に備えられる。ウェッジ16は、制御装置15による制御の下、X線管11から照射されたX線量を調節するためのフィルタである。具体的には、ウェッジ16は、X線管11から患者Pに照射されるX線が予め定められた分布になるように、X線管11から照射されたX線を透過して減衰させるフィルタである。例えば、ウェッジ16(ウェッジフィルタ(Wedge Filter))、ボウタイフィルタ(bow-tie filter)は、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したフィルタである。
コリメータ17は、X線絞り又はスリットとも呼ばれ、X線管11のX線出射側に配置されるように回転フレーム13に備えられる。コリメータ17は、制御装置15による制御の下、ウェッジ16を透過したX線の照射範囲を絞り込むための鉛板等であり、複数の鉛板等の組み合せによってX線の照射開口を形成する。
DAS18は、回転フレーム13に備えられる。DAS18は、制御装置15による制御の下、X線検出器12の各X線検出素子から出力される電気信号に対して増幅処理を行う増幅器と、制御装置15による制御の下、電気信号をデジタル信号に変換するA/D(Analog to Digital)変換器とを有し、増幅及びデジタル変換後の検出データを生成する。DAS18によって生成された、複数ビュー分の検出データは、コンソール装置40に転送される。
ここで、DAS18によって生成された検出データは、回転フレーム13に設けられた発光ダイオード(LED)を有する送信機から光通信によって架台装置10の固定フレームに設けられたフォトダイオードを有する受信機に送信され、コンソール装置40に転送される。なお、回転フレーム13から架台装置10の固定フレームへの検出データの送信方法は、前述の光通信に限らず、非接触型のデータ伝送であれば如何なる方式を採用しても構わない。
寝台装置30は、基台31、寝台駆動装置32、天板33及び支持フレーム34を備える。寝台装置30は、スキャン対象の患者Pを載置し、制御装置15による制御の下、患者Pを移動させる装置である。
基台31は、支持フレーム34を鉛直方向(y軸方向)に移動可能に支持する筐体である。寝台駆動装置32は、患者Pが載置された天板33を天板33の長軸方向(z軸方向)に移動するモータ又はアクチュエータである。支持フレーム34の上面に設けられた天板33は、患者Pを載置可能な形状を有する板である。
なお、寝台駆動装置32は、天板33に加え、支持フレーム34を天板33の長軸方向(z軸方向)に移動させてもよい。また、寝台駆動装置32は、寝台装置30の基台31ごと移動させてもよい。本発明を立位CTに応用する場合、天板33に相当する患者移動機構を移動する方式であってもよい。また、ヘリカルスキャンや位置決め等のためのスキャノ撮像等、架台装置10の撮像系と天板33の位置関係の相対的な変更を伴う撮像を実行する場合は、当該位置関係の相対的な変更は天板33の駆動によって行われてもよいし、架台装置10の固定部の走行によって行われてもよく、またそれらの複合によって行われてもよい。
なお、実施形態では、非チルト状態での回転フレーム13の回転軸又は寝台装置30の天板33の長手方向をz軸方向、z軸方向に直交し、床面に対し水平である軸方向をx軸方向、z軸方向に直交し、床面に対し垂直である軸方向をy軸方向とそれぞれ定義するものとする。
コンソール装置40は、メモリ41、ディスプレイ42、入力インターフェース43、及び処理回路44を備える。なお、コンソール装置40は架台装置10とは別体として説明するが、架台装置10にコンソール装置40又はコンソール装置40の各構成要素の一部が含まれてもよい。また、以下の説明では、コンソール装置40が単一のコンソールで全ての機能を実行するものとするが、これらの機能は、複数のコンソールが実行してもよい。なお、コンソール装置40は、医用画像処理装置の一例である。
メモリ41は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等によって構成される。メモリ41は、USB(Universal Serial Bus)メモリ及びDVD(Digital Video Disk)等の可搬型メディアによって構成されてもよい。メモリ41は、処理回路44において用いられる各種処理プログラム(アプリケーションプログラムの他、OS(Operating System)等も含まれる)や、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。また、OSに、操作者に対するディスプレイ42への情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力インターフェース43によって行うことができるGUI(Graphic User Interface)を含めることもできる。
メモリ41は、例えば、前処理前の検出データや、前処理後かつ再構成前の生データや、生データに基づく再構成後のCT画像データを記憶する。前処理は、検出データに対する、対数変換処理、オフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、ビームハードニング処理等のうち少なくとも1つを意味する。また、インターネット等の通信ネットワークを介してX線CT装置1と接続可能なクラウドサーバがX線CT装置1からの保存要求を受けて検出データ、生データ、又はCT画像データを記憶するように構成されてもよい。なお、メモリ41は、記憶部の一例である。
ディスプレイ42は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ42は、処理回路44によって生成されたCT画像データや、操作者からの各種操作を受け付けるためのGUI等を出力する。例えば、ディスプレイ42は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等である。また、ディスプレイ42は、架台装置10に設けられてもよい。また、ディスプレイ42は、デスクトップ型でもよいし、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしてもよい。なお、ディスプレイ42は、表示部の一例である。
入力インターフェース43は、技師等の操作者によって操作が可能な入力デバイスと、入力デバイスからの信号を入力する入力回路とを含む。入力デバイスは、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、操作面に触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、音声入力回路等によって実現される。入力デバイスが操作者から入力操作を受け付けると、入力回路は当該入力操作に応じた電気信号を生成して処理回路44に出力する。また、入力インターフェース43は、架台装置10に設けられてもよい。また、入力インターフェース43は、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されてもよい。なお、入力インターフェース43は、入力部の一例である。
なお、コンソール装置40は、ネットワークインターフェース(図示省略)を備える場合もある。ネットワークインターフェースは、パラレル接続仕様やシリアル接続仕様に合わせたコネクタによって構成される。X線CT装置1が医用画像システム上に設けられる場合、ネットワークインターフェースは、ネットワーク上の外部装置と情報の送受信を行なう。例えば、ネットワークインターフェースは、処理回路44の制御の下、外部装置からCT検査に係る検査オーダを受信し、また、X線CT装置1によって取得された検出データや、生成された生データ又はCT画像データを外部装置に送信する。
処理回路44は、X線CT装置1の全体の動作を制御する。処理回路44は、専用又は汎用のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、又はGPU(Graphics Processing Unit)の他、ASIC、及び、プログラマブル論理デバイス等を意味する。プログラマブル論理デバイスとしては、例えば、単純プログラマブル論理デバイス(SPLD:Simple Programmable Logic Device)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、及び、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。
また、処理回路44は、単一の回路によって構成されてもよいし、複数の独立した処理回路要素の組み合わせによって構成されてもよい。後者の場合、メモリ41は処理回路要素ごとに個別に設けられてもよいし、単一のメモリ41が複数の処理回路要素の機能に対応するプログラムを記憶するものであってもよい。なお、処理回路44は、処理部の一例である。
図2は、実施形態に係るX線CT装置の構成及び機能を示すブロック図である。
図2に示す処理回路44は、メモリ41、又は、処理回路44内のメモリ等の非一過性の記録媒体に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで、図2に示すように、位置決めスキャン実行機能F1と、画像生成機能F2と、異常検知機能F3と、メインスキャン実行機能F4とを実現する。なお、機能F1~F4の全部又は一部は、コンソール装置40のコンピュータプログラムの実行により実現される場合に限定されるものではなく、コンソール装置40にASIC等の回路として備えられる場合であってもよい。また、機能F1~F4の全部又は一部は、コンソール装置40のみならず、制御装置15によって実現される場合もある。
位置決めスキャン実行機能F1は、制御装置15を介してX線管11と、X線検出器12と、X線高電圧装置14と、ウェッジ16と、コリメータ17と、DAS18と、寝台装置30との動作を制御することで、患者Pに関する複数ビュー分の検出データを収集する位置決めスキャンを実行させる機能を含む。位置決めスキャンは、事前スキャン、プレスキャン、プリスキャン、スカウトスキャン、又はスキャノスキャン等とも呼ばれる。位置決めスキャンは、後述する患者Pの位置決めや、メインスキャンのスキャン条件を決定されるために低いX線量のX線によりメインスキャンに先立って行われるものである。スキャン条件は、例えば、照射X線に関する、管電流mA、管電圧kV、X線強度制御条件(X線モジュレーション条件)、X線管11(又は、回転フレーム13)の回転速度等を含む。
位置決めスキャン実行機能F1は、患者Pに関する複数ビュー分の検出データを収集する位置決めスキャンのために、ボリュームスキャン又はヘリカルスキャン(「スパイラルスキャン」とも呼ばれる)を実行する。ボリュームスキャンとは、非ヘリカルスキャンを意味し、架台装置10と寝台装置30との相対位置を変えずに実行されるスキャンを意味する。ボリュームスキャンでは、複数ビュー、すなわち、患者Pに関する360°分の検出データを収集する。
なお、画像データの再構成方式は、360°分の検出データを用いるフルスキャン再構成方式には限定されない。例えば、X線CT装置1は、半周(180°)+ファン角度分の検出データに基づいて画像データを再構成するハーフ再構成方式を採ってもよい。ヘリカルスキャンとは、架台装置10に対して寝台装置30の天板33をz軸方向に移動させながら実行されるスキャン、又は、寝台装置30に対して架台装置10をz軸方向に移動させながら実行されるスキャンを意味する。なお、位置決めスキャン実行機能F1は、位置決めスキャン実行部の一例である。
画像生成機能F2は、位置決めスキャン実行機能F1による位置決めスキャンの実行で検出された複数ビュー分の検出データに基づいて、患者Pに関する位置決め用の3次元画像データを生成する機能と、後述するメインスキャン実行機能F4によるメインスキャンの実行で検出された複数ビュー分の検出データに基づいて、患者Pに関する診断用の2次元画像データ又は3次元画像データ(いわゆるCT画像データ)を生成する機能とを含む。また、画像生成機能F2は、画像データをメモリ41に記憶させたり、画像データをディスプレイ42に表示させたりすることもできる。
2次元画像データは、シングルスライスの画像データ等を含む。3次元画像データは、マルチスライスの画像データ、MPR画像データ、ボリュームレンダリング画像データ、サーフェスレンダリング画像データ、MIP(Maximum Intensity Projection)画像データ等を含む。異常検知には、奥行方向の位置を決定するために、ボリュームレンダリング画像データ、サーフェスレンダリング画像データ、MIP画像データ等の投影画像データより、マルチスライスの画像データ、MPR画像データ等の断層画像データの方が好適である。
また、画像生成機能F2は、制御装置15から複数ビュー分の検出データを収集し、収集された複数ビュー分の検出データに対して前処理を施すことで、複数ビュー分の生データを生成する。そして、画像生成機能F2は、前処理後の複数ビュー分の生データに基づいて、画像再構成処理により画像データを生成する。なお、画像生成機能F2は、画像生成部の一例である。
異常検知機能F3は、画像生成機能F2によって生成された患者Pに関する位置決め用の3次元画像データに基づいて異常検知を行い、異常が検知された場合にその旨を報知(警告)する機能を含む。異常検知機能F3は、患者Pに関する位置決め用の3次元画像データに基づいて、異物残存又は医療器具の不適正配置を異常と判断する。異物残存は、時計、ネックレス等のアクセサリーや、バッジ等の残存を意味する。医療器具の不適正配置は、心電計や、穿刺針の接続不良等を意味する。なお、異常検知機能F3は、異常検知部の一例である。
メインスキャン実行機能F4は、制御装置15を介してX線管11と、X線検出器12と、X線高電圧装置14と、ウェッジ16と、コリメータ17と、DAS18と、寝台装置30との動作を制御することで、位置決めスキャンより高いX線量のX線により、患者Pに関する複数ビュー分の検出データを収集するメインスキャンを実行させる機能を含む。メインスキャン実行機能F4は、設定されたスキャン条件に従って、ボリュームスキャン又はヘリカルスキャン等のメインスキャンを実行する。なお、メインスキャン実行機能F4は、メインスキャン実行部の一例である。
なお、機能F1~F4の動作について、図3~図6を用いて後述する。
図3は、X線CT装置1の動作をフローチャートとして示す図である。図3において、「ST」に数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
スキャン対象の患者Pが寝台装置30の天板33に配置される(ステップST1)。位置決めスキャン実行機能F1は、制御装置15を介してX線管11と、X線検出器12と、X線高電圧装置14等の動作を制御することで、患者Pに関する複数ビュー分の検出データを収集する位置決めスキャンを実行させる(ステップST2)。スキャン条件は、例えば、照射X線に関する、管電流mA、管電圧kV、X線強度制御条件(X線モジュレーション条件)、X線管11(又は、回転フレーム13)の回転速度等を含む。画像生成機能F2は、ステップST2による位置決めスキャンの実行で検出された複数ビュー分の検出データに基づいて、患者Pに関する位置決め用の3次元画像データを生成する(ステップST3)。
図4は、位置決め用の3次元画像データを説明するための図である。
図4の左側は、天板33上に配置される模擬人体を示す。模擬人体には、患者Pへの残存異物が表されている。患者Pに異物残存がある場合、位置決めスキャンの前に、操作者が患者Pを直視で視認することで残存異物を確認できる場合もある。しかし、患者P上に布を羽織った場合等には、操作者は、位置決めスキャンの前に直視で残存異物を確認できない場合もある。その場合、異物残存の状態で位置決めスキャンが実行されると、図4の右側のように、位置決め用の3次元画像データであるマルチスライスの画像データのうち一部の画像データ(例えば、スライスW)に残存異物の像が現れる。
図3の説明に戻って、異常検知機能F3は、ステップST3によって生成された患者Pに関する位置決め用の3次元画像データに基づいて異常検知を行う。異常検知機能F3は、患者Pに関する位置決め用の3次元画像データに基づいて異常検知されたか否かを判断する(ステップST4)。
ステップST4において、異常検知機能F3は、患者Pに関する位置決め用の3次元画像データに基づいて、異物残存又は医療器具の不適正配置の有無を示す異常情報を生成する処理を行う。この処理には、例えば、位置決め用の3次元画像データと異常情報とを関連付けたルックアップテーブル(LUT)が用いられる。また、この処理には、機械学習が用いられる。機械学習としてCNN(畳み込みニューラルネットワーク)や畳み込み深層信念ネットワーク(CDBN:Convolutional Deep Belief Network)等の、多層のニューラルネットワークを用いた深層学習が用いられる。
ここでは、異常検知機能F3がニューラルネットワークNaを含み、深層学習を用いて、位置決め用の3次元画像データに基づいて、異常情報を生成する場合の例を示す。つまり、異常検知機能F3は、位置決め用の3次元画像データに基づいて異常情報を生成するための学習済みモデルに対して、患者Pに関する位置決め用の3次元画像データを入力することで、当該患者Pの異常情報を生成する。
図5は、学習時におけるデータフローの一例を示す説明図である。
異常検知機能F3は、トレーニングデータが多数入力されて学習を行うことにより、パラメータデータPaを逐次的に更新する。トレーニングデータは、トレーニング入力データとしての位置決め用の3次元画像データQ1,Q2,Q3,…と、異常情報S1,S2,S3,…との組みからなる。位置決め用の3次元画像データQ1,Q2,Q3,…は、トレーニング入力データ群Qを構成する。位置決め用の3次元画像データQ1,Q2,Q3,…は、異物の像や不適正配置された医療器具の像を含む多数の画像データからなる。異常情報S1,S2,S3,…は、トレーニング出力データ群Sを構成する。異常情報S1,S2,S3,…はそれぞれ、対応する位置決め用の3次元画像データQ1,Q2,Q3,…に関する異常情報である。例えば、異物(例えば、ネックレス)の像を含む位置決め用の3次元画像データには、「異物あり」又は「ネックレスあり」という異常情報が対応付けられ、不適正配置された医療器具(例えば、穿刺角度が不適正である穿刺針)の像を含む位置決め用の3次元画像データには、「不適正配置の医療器具あり」又は「不適正配置の穿刺針あり」という異常情報が対応付けられる。
異常検知機能F3は、トレーニングデータが入力されるごとに、位置決め用の3次元画像データQ1,Q2,Q3,…をニューラルネットワークNaで処理した結果が異常情報S1,S2,S3,…に近づくようにパラメータデータPaを更新していく、いわゆる学習を行う。一般に、パラメータデータPaの変化割合が閾値以内に収束すると、学習は終了と判断される。以下、学習後のパラメータデータPaを特に学習済みパラメータデータPa´という。
なお、トレーニング入力データの種類と図5に示す運用時の入力データの種類は一致させるべきである。例えば、運用時の入力データが患者Pに関する頭部の3次元画像データである場合は、学習時のトレーニング入力データ群Qもまた、頭部の3次元画像データとする。
図6は、運用時におけるデータフローの一例を示す説明図である。
運用時には、異常検知機能F3は、患者Pに関する位置決め用の3次元画像データQ´を入力し、学習済みパラメータデータPa´を用いて当該患者Pの異常情報S´を出力する。
なお、ニューラルネットワークNaと学習済みパラメータデータPa´は、学習済みモデル44aを構成する。ニューラルネットワークNaは、プログラムの形態でメモリ41に記憶される。学習済みパラメータデータPa´は、メモリ41に記憶されてもよいし、ネットワークを介してX線CT装置1に接続された記憶媒体(図示省略)に記憶されてもよい。この場合、処理回路44のプロセッサにより実現される異常検知機能F3は、メモリ41から学習済みモデル44aを読み出して実行することで、位置決め用の3次元画像データに基づいて、異常情報を生成する。そして、異常検知機能F3は、異常情報に基づいて、異常検知を行う。なお、学習済みモデル44aは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路によって構築されてもよい。
なお、異常検知機能F3により出力される異常情報S´の精度を向上させるように、位置決め用の3次元画像データに加えて、入力データとして、患者Pの身長、体重、及び性別の少なくとも1つを含む識別情報が用いられてもよい。
この場合、学習時には、トレーニング入力データとしての位置決め用の3次元画像データQ1,Q2,Q3,…それぞれの患者の識別情報も、トレーニング入力データとしてニューラルネットワークNaに入力する。運用時には、異常検知機能F3は、メモリ41から読み出した学習済みモデル44aに対して患者Pに関する位置決め用の3次元画像データQ´とともに当該患者Pの識別情報を入力することで、当該患者Pに関する異常情報S´を出力する。入力データとして位置決め用の3次元画像データと当該患者Pの識別情報とを用いることで、当該患者Pのタイプに応じた学習が行われた学習済みパラメータデータPa´を生成することができるため、位置決め用の3次元画像データのみを入力データとする場合に比べて異常検知の精度を向上させることができる。
なお、ステップST4において、異常検知機能F3は、ルックアップテーブルや機械学習を用いて異常検知する場合に限られない。例えば、ステップST4において、異常検知機能F3は、患者Pの3次元画像データを入力として、患者Pの体躯部と寝台装置30(天板33を含む)を抽出し、それ以外の領域にて空気以外の高輝度で表現されるものを異物又は医療器具として抽出して、異物残存又は医療機器の不適正配置を検知してもよい。
図3の説明に戻って、ステップST4でYES、つまり、位置決め用の3次元画像データに基づいて異常検知された場合、異常検知機能F3は、異常検知された旨を報知する(ステップST5)。例えば、ステップST5において、異常検知機能F3は、異常検知された旨をディスプレイ42に表示させる。また、例えば、ステップST5において、異常検知機能F3は、異常検知された旨をスピーカ(図示省略)から出力させる。スピーカは、音響を表現した電気信号を、物理的な音、つまり空気の振動に変える装置である。異常検知機能F3は、異物残存又は医療器具の不適正配置の有無を示す異常情報を報知すればよい。また、画像生成機能F2は、位置決め用の3次元画像データをディスプレイ42に表示させる(ステップST6)。表示された模擬人体(例えば、図4の左側)上の対応する位置にマーカ等を重ねて表示するようにしてもよい。
操作者又は患者Pは、ステップST5の報知に起因してステップST6によって表示された位置決め用の3次元画像データを参照しながら、残存異物の除去、又は、医療器具の不適正配置の是正を行う。診断用の画像データではなく、低いX線量のX線照射に基づく位置決め用の3次元画像データを用いてメインスキャンの前に異常検知を行うことで、メインスキャンのやり直しによる患者Pへの不要被ばくを抑止することができる。また、異常検知の結果に基づいて、ロボットに残存異物の除去や医療器具の再配置を実行させることもできる。その場合、操作者の負担を減らすことができるとともに、患者Pが感染症患者であったときに患者Pからの感染リスクの低減を図ることもできる。
また、操作者が残存異物の除去や医療機器の再配置を断念した場合に、当該異物や医療機器がCT画像データの画質に影響を与えるほどの材質(金属など)の場合には、後述するメインスキャンのプロトコルに、AIによる金属アーチファクト低減(MAR:Metal Artifact Reduction)技術を簡易に設定することができるような表示(インターフェース)を提供するようにしてもよい。MAR技術により診断用の3次元画像データのアーチファクトが低減される場合も有り得る。
一方で、ステップST4でNO、つまり、位置決め用の3次元画像データに基づいて異常検知されなかった場合、異常検知機能F3は、異常検知されなかった旨を報知するか、又は、何も報知しない(ステップST7)。
メインスキャン実行機能F4は、位置決め用の3次元画像データに基づいて、メインスキャンのスキャン条件を設定する(ステップST8)。メインスキャン実行機能F4は、ステップST8によって設定されたスキャン条件に従い制御装置15を介してX線管11と、X線検出器12と、X線高電圧装置14等の動作を制御することで、ステップST2による位置決めスキャンより高いX線量のX線により、患者Pに関する複数ビュー分の検出データを収集するメインスキャンを実行させる(ステップST9)。
画像生成機能F2は、ステップST9によるメインスキャンの実行で検出された複数ビュー分の検出データに基づいて、患者Pに関する診断用の2次元画像データ又は3次元画像データを生成する(ステップST10)。画像生成機能F2は、2次元画像データ又は3次元画像データをメモリ41に記憶させたり、ディスプレイ42に表示させたりすることもできる。
以上のように、X線CT装置1によると、低いX線量のX線による位置決めスキャンを利用して生成した患者Pの3次元画像データを利用して、メインスキャンの実行の前に異物残存等の異常検知を実施し、その結果を報知することができる。また、X線CT装置1によると、技師や医師が気を付けなくても異常検知の結果が報知されるので、異物残存等の異常の早期発見と、操作者及び患者Pへの簡易な指示が可能になる。
なお、位置決めスキャン実行機能F1は、位置決めスキャン実行部の一例である。画像生成機能F2は、画像生成部の一例である。異常検知機能F3は、異常検知部の一例である。メインスキャン実行機能F4は、メインスキャン実行部の一例である。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、メインスキャンのやり直しによる被検体への不要被ばくを抑止させつつ効率的に精度よく異物残存等の異常検知を行うことができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 X線CT装置
11 X線管
12 X線検出器
14 X線高電圧装置
40 コンソール装置(医用画像処理装置)
44 処理回路
44a 学習済みモデル
F1 位置決めスキャン実行機能
F2 画像生成機能
F3 異常検知機能
F4 メインスキャン実行機能

Claims (5)

  1. X線を照射するX線照射部と、
    前記X線を検出するX線検出部と、
    前記X線照射部に印加する電圧を発生するX線電圧発生部と、
    前記X線照射部と前記X線検出部と前記X線電圧発生部との動作を制御することで、被検体に関する複数ビュー分の検出データを収集する位置決めスキャンを実行させる位置決めスキャン実行部と、
    前記位置決めスキャンの実行で検出された前記複数ビュー分の検出データに基づいて、前記被検体に関する位置決め用の3次元画像データを生成する画像生成部と、
    前記被検体に関する位置決め用の3次元画像データに基づいて異常検知を行い、異常が検知された場合にその旨を報知する異常検知部と、
    前記X線照射部と前記X線検出部と前記X線電圧発生部との動作を制御することで、前記位置決めスキャンより高いX線量のX線により、前記被検体に関する複数ビュー分の検出データを収集するメインスキャンを実行させるメインスキャン実行部と、
    を有するX線CT装置。
  2. 前記位置決めスキャン実行部は、前記位置決めスキャンとして、ボリュームスキャン又はヘリカルスキャンを実行する、
    請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記画像生成部は、前記被検体に関する位置決め用の3次元画像データとして、マルチスライスの画像データ、又は、MPR(Multi-Planar Reconstruction)画像データを生成する、
    請求項1又は2に記載のX線CT装置。
  4. 前記異常検知部は、前記被検体に関する位置決め用の3次元画像データに基づいて、異物残存又は医療器具の不適正配置を前記異常と判断する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載のX線CT装置。
  5. 前記異常検知部は、
    位置決め用の3次元画像データに基づいて異常情報を生成するための学習済みモデルに対して、前記被検体に関する位置決め用の3次元画像データを入力することで、異物残存又は医療器具の不適正配置の有無を示す異常情報を生成し、
    前記異常情報に基づいて、前記異常検知を行う、
    請求項1~4のいずれか一項に記載のX線CT装置。
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