JP7105615B2 - セラミック電子部品およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、セラミック電子部品およびその製造方法に関する。
積層セラミックコンデンサ等のセラミック電子部品は、小型、大容量、高信頼性の電子部品として広く利用されており、電気機器および電子機器の中で使用される個数も多い。近年、機器の小型化かつ高性能化に伴い、セラミック電子部品に対する更なる小型化、大容量化、高信頼性化への要求はますます厳しくなっている。
セラミック電子部品では、実装時における基板端子との接合性を向上させる目的で、めっき処理によって外部電極が形成される。しかしながら、めっき形成時に、外部電極に覆われていない部分の素体表面にもめっき金属が付着するおそれがある。セラミック電子部品の小型化の要求が進む中、小さい製品においては対向する外部電極間の距離が短くなっている。このような小さい製品において素体表面にわずかでもめっき金属が付着すると、電流のリークパスが形成されてしまい、絶縁抵抗が著しく低下するおそれがある。そこで、めっき金属の付着を防止する技術が開示されている(例えば、特許文献1~6参照)。
特開2004-311676号公報 特開2007-242995号公報 特開2009-177085号公報 特開2008-251630号公報 特開2008-244119号公報 特開2005-251993号公報
しかしながら、特許文献1~3の技術では、手間と費用を要する。例えば、ガラスなどの絶縁物の保護層が内部電極の端面や外部電極表面に形成された場合、当該部分の保護層を剥ぎ落とす必要がある。小型化された製品において、選択的にコート層を剥ぎ落とすためには非常に困難な作業を要する。特許文献4~6の技術では、めっき金属の付着を完全に防止できるわけではない。小型化と高信頼性が求められるセラミック電子部品では、このような僅かなめっき金属の付着が絶縁性に大きな影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、簡易な手法でめっき金属の影響を抑制することができるセラミック電子部品およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るセラミック電子部品は少なくとも対向する2端面を有し、内部に内部電極層を有し、略直方体形状を有するセラミック本体と、前記2端面に形成された1対の外部電極と、を備え、前記外部電極は、少なくとも1層のめっき層を備え、前記セラミック本体の前記2端面以外の4側面の少なくともいずれかにおいて前記外部電極が設けられていない領域に、前記めっき層を構成するめっき金属の酸化物膜が前記外部電極から離間して備わっており、前記酸化物膜の最表面の光電子スペクトルにおいて、(前記めっき金属の酸化物のピーク面積)/(前記めっき金属のピーク面積)が13.1以上であることを特徴とする。
上記セラミック電子部品において、前記酸化物膜は、前記最表面から深さ方向に向かって、(前記めっき金属の酸化物のピーク面積)/(前記めっき金属のピーク面積)が異なっていてもよい。
上記セラミック電子部品において、前記酸化物膜の最表面から1/4の深さにおいて、(前記めっき金属の酸化物のピーク面積)/(前記めっき金属のピーク面積)が1以上となっていてもよい。
上記セラミック電子部品において、前記酸化物膜は、前記4側面の全てに備わっていてもよい。
上記セラミック電子部品において、前記1対の外部電極は、0.1mm以上0.7mm以下離間していてもよい。
上記セラミック電子部品において、前記1対の外部電極は、0.05mm以上0.13mm以下離間していてもよい。
上記セラミック電子部品において、前記めっき金属は、Snとしてもよい。
上記セラミック電子部品において、前記ピーク面積は、アルバック・ファイ製のXPS用データ解析ソフトである「MultiPak」を使用して、カーブフィット「Curve Fit」機能を選択しバックグラウンドタイプに「Shirley法」を選択し、結合エネルギが481.8~491.4eVの範囲を指定して、ソフトの機能でバックグラウンドを引き、フィッティング関数として「Gauss-Lorentz」を選択し、S_metalを特定する484.5eVとS_oxideを特定する486eVにピーク位置を持つ仮の曲線をそれぞれ1つずつ作成し、計算を実行させてカーブフィッティングをおこない、光電子スペクトルのラインを確定させ、同ラインに基づいてそれぞれのピーク面積をソフトの機能にしたがって算出された値としてもよい。前記酸化物膜が複数設けられており、互いに離間するとともに、前記外部電極から離間していてもよい。
本発明に係るセラミック電子部品の製造方法は、少なくとも対向する2端面を有し、内部に内部電極層を有し、略直方体形状を有し、前記2端面から前記セラミック本体の4側面の少なくともいずれかにかけて延在領域を有し金属を主成分とする下地層が形成されたセラミック本体において、めっき処理により、前記下地層上にめっき層を形成するめっき工程と、前記めっき工程後に、前記下地層と離れて設けられためっき金属の付着膜の表面を酸化させる付着膜酸化工程と、を含むことを特徴とする。
上記セラミック電子部品の製造方法において、前記付着膜酸化工程後に前記めっき層に対して酸化物の除去を行うエッチング工程または研磨工程を行ってもよい。前記付着膜酸化工程において、前記めっき層と離間しかつ互いに離間する、前記めっき金属の複数の付着膜の表面を酸化させてもよい。
本発明によれば、簡易な手法でめっき金属の影響を抑制することができる。
積層セラミックコンデンサの部分断面斜視図である。 外部電極の断面図であり、図1のA-A線の部分断面図である。 露出面を模式的に表した拡大図である。 光電子スペクトルを例示する図である。 積層セラミックコンデンサの製造方法のフローを例示する図である。 実施例1の付着膜の最表面の光電子スペクトルを示す図である。 実施例2の付着膜の最表面の光電子スペクトルを示す図である。 実施例3の付着膜の最表面の光電子スペクトルを示す図である。 比較例において、露出面に付着していた付着膜の最表面の光電子スペクトルを示す図である。 実施例1の付着膜において、最表面からの深さ方向におけるSn3d5の光電子ピークの変化を示す図である (a)は実施例1の付着膜において各深さにおけるS_metalおよびS_oxideの変化を示す図であり、(b)は(a)の結果から得られた、各深さにおける酸化度を示す図である。 各測定点でのSn濃度C_Snを算出したものである。 直流抵抗の測定試験結果を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。
(実施形態)
まず、積層セラミックコンデンサについて説明する。図1は、積層セラミックコンデンサ100の部分断面斜視図である。図1で例示するように、積層セラミックコンデンサ100は、直方体形状を有する積層チップ(セラミック本体)10と、積層チップ10のいずれかの対向する2端面に設けられた外部電極20a,20bとを備える。なお、積層チップ10の当該2端面以外の4面を側面と称する。外部電極20a,20bは、4つの側面に延在している。ただし、外部電極20a,20bは、4つの側面において互いに離間している。
積層チップ10は、誘電体として機能するセラミック材料を含む誘電体層11と、卑金属材料を含む内部電極層12とが、交互に積層された構成を有する。各内部電極層12の端縁は、積層チップ10の外部電極20aが設けられた端面と、外部電極20bが設けられた端面とに、交互に露出している。それにより、各内部電極層12は、外部電極20aと外部電極20bとに、交互に導通している。その結果、積層セラミックコンデンサ100は、複数の誘電体層11が内部電極層12を介して積層された構成を有する。また、積層チップ10において、4つの側面のうち、誘電体層11と内部電極層12との積層方向(以下、積層方向と称する。)の上面と下面とに対応する2側面は、カバー層13によって覆われている。カバー層13は、セラミック材料を主成分とする。例えば、カバー層13の主成分材料は、誘電体層11の主成分材料と同じである。
積層セラミックコンデンサ100のサイズは、例えば、長さ0.25mm、幅0.125mm、高さ0.125mmであり、または長さ0.6mm、幅0.3mm、高さ0.3mmであり、または長さ1.0mm、幅0.5mm、高さ0.5mmであり、または長さ3.2mm、幅1.6mm、高さ1.6mmであり、または長さ4.5mm、幅3.2mm、高さ2.5mmであるが、これらのサイズに限定されるものではない。
内部電極層12は、Ni(ニッケル),Cu(銅),Sn(スズ)等の卑金属を主成分とする。内部電極層12として、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、Ag(銀)、Au(金)などの貴金属やこれらを含む合金を用いてもよい。誘電体層11は、一般式ABOで表されるペロブスカイト構造を有するセラミック材料を主成分とする。なお、当該ペロブスカイト構造は、化学量論組成から外れたABO3-αを含む。例えば、当該セラミック材料として、BaTiO(チタン酸バリウム)、CaZrO(ジルコン酸カルシウム)、CaTiO(チタン酸カルシウム)、SrTiO(チタン酸ストロンチウム)、ペロブスカイト構造を形成するBa1-x-yCaSrTi1-zZr(0≦x≦1,0≦y≦1,0≦z≦1)等を用いることができる。
図2は、外部電極20bの断面図であり、図1のA-A線の部分断面図である。なお、図2では断面を表すハッチを省略している。積層チップ10の表面においては、主としてセラミック材料が露出している。したがって、積層チップ10の表面に下地層無しでめっき層を形成することは困難である。そこで、図2で例示するように、外部電極20bは、積層チップ10の表面に形成された下地層21上に、めっき層22が形成された構造を有する。
下地層21は、Cu,Ni,Al(アルミニウム),Zn(亜鉛)などの金属、またはこれらの2以上の合金(例えば、CuとNiとの合金)を主成分とし、下地層21の緻密化のためのガラス成分、下地層21の焼結性を制御するための共材、などのセラミックを含んでいる。ガラス成分は、Ba,Sr,Ca,Zn,Al,Si(ケイ素),B(ホウ素)等の酸化物である。共材は、例えば、誘電体層11の主成分と同じ材料を主成分とするセラミック成分である。
めっき層22は、Cu,Ni,Al,Zn,Sn(スズ)などの金属またはこれらの2以上の合金を主成分とする。めっき層22は、単一金属成分のめっき層でもよく、互いに異なる金属成分の複数のめっき層でもよい。例えば、めっき層22は、下地層21側から順に、第1めっき層23、第2めっき層24および第3めっき層25が形成された構造を有する。下地層21およびめっき層22は、積層チップ10の両端面を覆うとともに、4つの側面の少なくともいずれかに延在している。本実施形態においては、下地層21およびめっき層22は、積層チップ10の両端面から4つの側面に延在している。第1めっき層23は、例えば、Cuめっき層である。第2めっき層24は、例えば、Niめっき層である。第3めっき層25は、例えば、Snめっき層である。なお、図2では、外部電極20bについて例示しているが、外部電極20aも同様の構造を有する。
めっき層22は、めっき処理によって形成される。めっき形成時に、積層チップ10の側面において外部電極20a,20bに覆われていない部分もめっき液に浸される。この場合、当該部分にめっき金属が付着するおそれがある。特に、積層セラミックコンデンサ100の実装時における基板端子との接合性を向上させる目的でめっき層22が厚く形成される場合に、充分な厚みを有するめっき層22を形成しようとすると、めっき形成時にめっき金属が付着しやすくなる。セラミック電子部品の小型化の要求が進む中、小さい製品においては対向する外部電極間の距離が短くなっている。このような小さい製品において素体表面にわずかでもめっき金属が付着すると、電流のリークパスが形成されてしまい、絶縁抵抗が著しく低下するおそれがある。そこで、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサ100は、めっき金属の影響を抑制することができる構成を有している。
図3は、積層チップ10の側面において、外部電極20a,20bに覆われていない部分(以下、露出面14と称する)を模式的に表した拡大図である。図3で例示するように、露出面14においては、付着膜(酸化物膜)15が付着している。付着膜15は、めっき層22の形成時に付着したものである。したがって、付着膜15は、めっき層22に含まれるいずれかの金属を含む。付着膜15は、外部電極20a,20bから離間している。複数の付着膜15が、互いに離間して付着していてもよい。
本実施形態においては、付着膜15は、少なくとも一部分が酸化物の形態で存在する。したがって、露出面14において、付着膜15の全てが酸化物の形態で存在していなくてもよい。例えば、付着膜15の一部分が酸化物ではなく金属の形態で存在していてもよい。
具体的には、本実施形態においては、付着膜15の最表面に対するXPS(X線光電子分光分析)によって得られる光電子スペクトルにおいて、酸化度=(めっき金属の酸化物のピーク面積)/(めっき金属のピーク面積)が13.1以上となっている。この構成により、付着膜15の最表面におけるめっき金属が十分に酸化しているため、付着膜15の絶縁抵抗が十分に大きくなり、積層セラミックコンデンサ100の絶縁抵抗の低下を抑制することができる。付着膜15は、めっき金属を酸化させれば得られるため、簡易な手法でめっき金属の影響を抑制することができる。なお、酸化度合が高いほど付着膜15の絶縁抵抗が大きくなることから、付着膜15の最表面の酸化度は、15以上であることが好ましく、20以上であることがより好ましい。
図4は、光電子スペクトルを例示する図である。図4において、横軸は束縛エネルギを示し、縦軸は光電子強度を示す。図4で例示するように、めっき金属のピークと、めっき金属の酸化物のピークとが得られる。このスペクトルから直線法、Shirley法、Tougaard法、等を用いてバックグラウンドを差し引き、2つのGauss関数、Lorentz関数、Voigt関数、等を用いてピーク分離することで、それぞれの面積を算出することができる。めっき金属のピークの面積をS_metalと称する。めっき金属の酸化物のピークの面積をS_oxideと称する。例えば、めっき金属としてSnに着目した場合には、面積が算出されたそれぞれのピークに対し、484.5~485.4eVに極大値を持つものの面積がS_metal、485.4~487eVに極大値を持つものの面積がS_oxideである。なお、以下の説明において、S_metalおよびS_oxideは、(S_metal+S_oxide)に対する比率(%)で表すことにする。
付着膜15において、深さ方向(表面から露出面14側に向かう方向)において、酸化度合が異なっていてもよい。例えば、付着膜15の表面に近いほど酸化度が高くなっていることが好ましい。この場合、付着膜15の全てを酸化する必要がないため、めっき層22などの他の金属の酸化を抑制することができる。一方で、付着膜15の表面を電気が流れにくくなるため、リーク電流抑制の効果も得られる。効果的に絶縁抵抗の低下を抑制する観点から、例えば、XPS(X線光電子分光分析)によって、素体表面に付着した付着膜15の深さ方向の分布を調べた場合に、表面から付着膜15が分布する最深部にかけて、1/4の深さにおいて上記酸化度が1.0以上となっていることが好ましく、1/2の深さにおいて上記酸化度が1.0以上となっていることがより好ましく、3/4の深さにおいて上記酸化度が1.0以上となっていることがさらに好ましい。
ここで、付着膜15の深さについて説明する。一例として、付着膜15に含まれるめっき金属がSnであり、誘電体層11がチタン酸バリウムであるとする。この場合、Sn3d5、Ba3d5、Ti2pに対して、積層チップ10の側面において外部電極20a,20bに覆われていない部分の中央付近から内部にかけて、XPSの深さ方向分析を行う。エッチングレートは特に限定しないが、例えば1kVや2kVの加速電圧によるArスパッタでエッチングしながら測定を行う。深さ方向の各測定点において、Sn3d5、Ba3d5、Ti2pの光電子スペクトルに対して、直線法、Shirley法、Tougaard法、等を用いてバックグラウンドを差し引いたあと、各ピーク面積値を算出し、S_Sn、S_Ba、S_Tiとする。各測定点でのSnの濃度C_Snを、光電子ピークごとに決められた相対感度係数α_Sn、α_Ba、α_Tiを用いて、C_Sn=(S_Sn/α_Sn)/{(S_Sn/α_Sn)+(S_Ba/α_Ba)+(S_Ti/α_Ti)}×100%で算出する。相対感度係数は、標準試料を用いて元素ごとに算出するか、あるいは、装置メーカーによってあらかじめ決められた推奨値を用いる。表面から順にC_Snを算出した場合に、C_Snが1%以上となる最後の測定点をSnの分布の最深部と定める。最深部をこのように定義した理由は、XPSの濃度定量の精度が数%オーダーといわれており、1%%未満の濃度での検出は、ノイズとの区別ができない可能性があるためである。最深部が定義されたら、最表面と最深部の半分に位置する測定点を1/2点、最表面側から計って深さ1/4に位置する測定点を1/4点、最表面側から計り、深さ3/4に位置する測定点を3/4点と定めることができる。
積層チップ10の4側面の全部の露出面14に、付着膜15が形成されていることが好ましい。この場合、積層チップ10の4側面の全部のリーク電流が抑制されるため、リーク電流抑制の効果が大きくなる。
本実施形態に係る構成は、外部電極同士の距離が短くリーク電流が発生しやすい場合に特に効果を奏する。例えば、外部電極20aと外部電極20bとの離間距離が0.1mm以上0.7mm以下の場合に、特に大きい効果が得られる。離間距離が0.05mm以上0.13mm以下の場合には、さらに大きい効果が得られる。なお、離間距離とは、外部電極20aと外部電極20bとが最も近づいている箇所の距離である。
続いて、積層セラミックコンデンサ100の製造方法について説明する。図5は、積層セラミックコンデンサ100の製造方法のフローを例示する図である。
(原料粉末作製工程)
まず、誘電体層11の主成分であるセラミック材料の粉末に、目的に応じて所定の添加化合物を添加する。添加化合物としては、Mg(マグネシウム),Mn(マンガン),V(バナジウム),Cr(クロム),希土類元素(Y(イットリウム),Sm(サマリウム),Eu(ユウロピウム),Gd(ガドリニウム),Tb(テルビウム),Dy(ジスプロシウム),Ho(ホロミウム),Er(エルビウム),Tm(ツリウム)およびYb(イッテルビウム))の酸化物、並びに、Co(コバルト),Ni,Li(リチウム),B(ホウ素),Na(ナトリウム),K(カリウム)およびSiの酸化物もしくはガラスが挙げられる。例えば、まず、セラミック材料の粉末に添加化合物を含む化合物を混合して仮焼を行う。続いて、得られたセラミック材料の粒子を添加化合物とともに湿式混合し、乾燥および粉砕してセラミック材料の粉末を調製する。
(積層工程)
次に、得られたセラミック材料の粉末に、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂等のバインダと、エタノール、トルエン等の有機溶剤と、フタル酸ジオクチル(DOP)等の可塑剤とを加えて湿式混合する。得られたスラリーを使用して、例えばダイコータ法やドクターブレード法により、基材上に例えば厚み0.8μm以下の帯状の誘電体グリーンシートを塗工して乾燥させる。
次に、誘電体グリーンシートの表面に、内部電極形成用導電ペーストをスクリーン印刷、グラビア印刷等により印刷することで、内部電極層12のパターンを配置する。内部電極層形成用導電ペーストは、内部電極層12の主成分金属の粉末と、バインダと、溶剤と、必要に応じてその他助剤とを含んでいる。バインダおよび溶剤は、上記したセラミックスラリーと異なるものを使用することが好ましい。また、内部電極形成用導電ペーストには、共材として、誘電体層11の主成分であるセラミック材料を分散させてもよい。
次に、内部電極層パターンが印刷された誘電体グリーンシートを所定の大きさに打ち抜いて、打ち抜かれた誘電体グリーンシートを、基材を剥離した状態で、内部電極層12と誘電体層11とが互い違いになるように、かつ内部電極層12が誘電体層11の長さ方向両端面に端縁が交互に露出して極性の異なる一対の外部電極に交互に引き出されるように、所定層数(例えば200~500層)だけ積層する。積層したパターン形成シートの上下にカバー層13となるカバーシートを圧着させ、所定チップ寸法(例えば1.0mm×0.5mm)にカットする。これにより、略直方体形状のセラミック積層体が得られる。
その後、外部電極20a,20bの下地層となる金属導電ペーストを、カットした積層体の両端面にディップ法等で塗布して乾燥させる。これにより、積層セラミックコンデンサ100の成型体が得られる。
(焼成工程)
このようにして得られた成型体を、250~500℃のN雰囲気中で脱バインダした後に、還元雰囲気中で1100~1300℃で10分~2時間焼成することで、誘電体グリーンシートを構成する各化合物が焼結して粒成長する。
(再酸化処理工程)
その後、Nガス雰囲気中で600℃~1000℃で再酸化処理を行ってもよい。
(めっき工程)
その後、電解めっき処理等により、外部電極20a,20bの下地層に、めっき層22を形成する。
(付着膜酸化工程)
めっき工程において、露出面14にめっき金属の付着膜が形成される。そこで、付着膜を酸化させる工程を行う。付着膜を酸化させるためには、温度条件、湿度条件、酸素分圧条件、および熱処理時間を規定する必要がある。温度が高いほど、湿度が高いほど、酸素分圧が高いほど、熱処理時間が長いほど、付着膜を十分に酸化させることができるようになる。したがって、温度、湿度、酸素分圧、および熱処理時間に下限を設けることが好ましい。一方、いずれかのパラメータが大きすぎると、めっき層22に厚い酸化膜が形成されるおそれがあるため、温度、湿度、酸素分圧、および熱処理時間に上限を設けることが好ましい。そこで、本実施形態においては、40℃~60℃、80%RH~100%RHの大気中で、3時間~72時間の熱処理を行う。または、1000ppm以下の酸素濃度の雰囲気(大気圧が1.013×10Paの場合に、1.013×10=101.3Pa以下の酸素分圧)の雰囲気で、140℃~160℃の熱処理を6時間~24時間行う。この構成により、めっき層22を形成する際に露出面14に付着しためっき金属を酸化させることができる。なお、上記酸化条件は、強酸化条件ではないため、外部電極20a,20bの酸化は抑制される。
(エッチング工程または研磨工程)
次に、めっき層22の表面に対して、エッチングや研磨などを行う。それにより、付着膜酸化工程によってめっき層22の表面に形成された酸化物を除去することができる。例えば、積層セラミックコンデンサ100を表面実装できる程度にめっき層22のめっき金属を露出させることが好ましい。
本実施形態に係る製造方法によれば、付着膜酸化工程を実施することで、外部電極20a,20bの酸化を抑制しつつ、露出面14にめっき処理で付着しためっき金属を十分に酸化させることができる。それにより、付着膜15の絶縁抵抗が十分に大きくなり、積層セラミックコンデンサ100の絶縁抵抗の低下を抑制することができる。付着膜15は、めっき金属を酸化させれば得られるため、簡易な手法でめっき金属の影響を抑制することができる。外部電極20a,20bの表面の一部が酸化しても、その後にエッチング工程または研磨工程を行うことで、積層セラミックコンデンサ100の表面実装に対する影響を抑制することができる。
なお、上記実施形態においては、セラミック電子部品の一例として積層セラミックコンデンサについて説明したが、それに限られない。例えば、バリスタ、サーミスタなどの、他の電子部品を用いてもよい。
以下、実施形態に係る積層セラミックコンデンサを作製し、特性について調べた。
(実施例1~3)
チタン酸バリウム粉末に必要な添加物を添加し、ボールミルで十分に湿式混合粉砕して誘電体材料およびカバー材料を得た。誘電体材料に有機バインダおよび溶剤を加えてドクターブレード法にて誘電体グリーンシートを作製した。有機バインダとしてポリビニルブチラール(PVB)等を用い、溶剤としてエタノール、トルエン等を加えた。その他、可塑剤などを加えた。
次に、内部電極層12の主成分金属(Ni)の粉末と、共材(チタン酸バリウム)と、バインダ(エチルセルロース)と、溶剤と、必要に応じてその他助剤とを含んでいる内部電極形成用導電ペーストを作製した。
誘電体シートに内部電極形成用導電ペーストをスクリーン印刷した。内部電極形成用導電ペーストを印刷したシートを180枚重ね、その上下にカバーシートをそれぞれ積層した。その後、熱圧着によりセラミック積層体を得て、所定の形状に切断した。
得られたセラミック積層体を250℃~500℃のN雰囲気中で脱バインダした後に、セラミック積層体の両端面から各側面にかけて、Niを主成分とする金属フィラー、共材、バインダ、溶剤などを含む金属ペーストを塗布し、乾燥させた。その後、金属ペーストが塗布された成型体を、酸素分圧10-5~10-8atmの還元性雰囲気中において1100℃~1300℃で金属ペーストを成型体と同時に焼成して焼結体を得た。
得られた焼結体の形状寸法は、長さ1.0mm、幅0.5mm、高さ0.5mmであった。誘電体層11の1層あたりの平均厚みは、1.2μmであった。その後、N雰囲気下600℃~1000℃の温度で再酸化処理を行った。その後、電解めっき処理により、Niめっき層およびSnめっき層を形成することで、めっき層22を形成した。
その後、実施例1~実施例3に対して、付着膜酸化工程を行った。実施例1では、60℃、80%RHの大気中で48時間の熱処理を行った。これにより、露出面14の付着膜15を酸化させた。実施例2では、150℃、101.3Pa以下の酸素分圧の雰囲気で24時間の熱処理を行った。実施例3では、40℃、100%RHの大気中で3時間の熱処理を行った。比較例では、めっき層22の形成後に熱処理を行わなかった。
その後、XPS(アルバック・ファイ製Quantera SXM)の深さ方向分析(スパッタ電圧2kV)を実施し、露出面14の付着膜15の酸化度を調べた。XPS分析で得られたデータは、アルバック・ファイ製のXPS用データ解析ソフトである「MultiPak」を使用してつぎのような処理をおこなった。まず、カーブフィット「Curve Fit」機能を選択し、バックグラウンドタイプに「Shirley法」を選択した。結合エネルギが481.8~491.4eVの範囲を指定して、ソフトの機能でバックグラウンドを引いた。次に、フィッティング関数として「Gauss-Lorentz」を選択し、S_metalを特定する484.5eVとS_oxideを特定する486eVにピーク位置を持つ仮の曲線をそれぞれ1つずつ作成した。計算を実行させてカーブフィッティングをおこない、光電子スペクトルのラインを確定させた。同ラインに基づいてそれぞれのピーク面積をソフトの機能にしたがって算出した。
図6は、実施例1の付着膜15の最表面の光電子スペクトルを示す図である。図7は、実施例2の付着膜15の最表面の光電子スペクトルを示す図である。図8は、実施例3の付着膜15の最表面の光電子スペクトルを示す図である。図9は、比較例において、露出面14に付着していた付着膜の最表面の光電子スペクトルを示す図である。図6~図9のいずれにおいても、SnおよびSnOの光電子スペクトルが得られている。
表1は、実施例1~3および比較例の付着膜の最表面のS_metal、S_oxide、および酸化度を示す。表1に示すように、比較例と比較して、実施例1~3では酸化度が高くなった。これは、付着膜酸化処理を行ったからであると考えられる。なお、実施例3よりも実施例2において酸化度が高く、実施例2よりも実施例1において酸化度が高くなった。これは、実施例3よりも実施例2において付着膜酸化工程の酸化性が高く、実施例2よりも実施例1において付着膜酸化工程の酸化性が高かったからであると考えられる。
Figure 0007105615000001
図10は、実施例1の付着膜15において、最表面からの深さ方向におけるSn3d5の光電子ピークの変化を示す図である。図10に示すように、最表面において光電子強度のピーク面積が最も大きく、深さ方向に進むにつれて光電子強度のピーク面積が小さくなっていることがわかる。したがって、1/4点、1/2点、および3/4点の定義に、光電子強度のピーク面積を利用できることがわかる。
図11(a)は、実施例1の付着膜15において、各深さにおけるS_metalおよびS_oxideの変化を示す図である。図11(b)は、図11(a)の結果から得られた、各深さにおける酸化度を示す図である。図11(a)および図11(b)で示すように、深さ方向に進むにつれて、S_oxideが小さくなり、S_metalが大きくなっている。したがって、最表面において酸化度が最も高く、深さ方向に進むにつれて酸化度が小さくなっている。このように、深さ方向において酸化度に勾配が生じている。実施例2および実施例3でも、同様に、最表面の酸化度が最も高く、深さ方向に進むにつれて酸化度が小さくなるものと考えられる。図12は、各測定点でのSn濃度C_Snを算出したものである。なお、C_TiおよびC_Baは、各測定点でのTi濃度およびBa濃度のことである。C_Ti=(S_Ti/α_Ti)/{(S_Ba/α_Ba)+(S_Ti/α_Ti)+(S_Sn/α_Sn)}×100%であり、C_Ba=(S_Ba/α_Ba)/{(S_Ba/α_Ba)+(S_Ti/α_Ti)+(S_Sn/α_Sn)}×100%である。これらの結果を用いれば付着膜15の深さを定義できることがわかる。
続いて、実施例1~3および比較例の積層セラミックコンデンサ100に対し、LCRメータによって、4Vの電圧を60秒印加した状態で、直流抵抗を測定した。試験結果を表2および図13に示す。10MΩ以上の直流抵抗が得られたものを「良」と判定し、10MΩ以上の直流抵抗が得られなかったものを「不良」と判定した。各深さにおける酸化度と、直流抵抗の試験結果を示す。表2および図13に示すように、実施例1~3のいずれにおいても、直流抵抗試験は「良」と判定された。一方、比較例においては、直流抵抗試験は「不良」と判定された。これは、実施例1~3では、付着膜15の最表面の酸化度が13.1以上となり、表面リークが抑制されたからであると考えられる。また、実施例3よりも実施例2の直流抵抗が大きくなり、実施例2よりも実施例1の直流抵抗が大きくなった。この結果から、酸化度が高いほど直流抵抗が大きくなることがわかった。
Figure 0007105615000002
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 積層チップ
11 誘電体層
12 内部電極層
20a,20b 外部電極
21 下地層
22 めっき層
23 第1めっき層
24 第2めっき層
25 第3めっき層
100 積層セラミックコンデンサ

Claims (12)

  1. 少なくとも対向する2端面を有し、内部に内部電極層を有し、略直方体形状を有するセラミック本体と、
    前記2端面に形成された1対の外部電極と、を備え、
    前記外部電極は、少なくとも1層のめっき層を備え、
    前記セラミック本体の前記2端面以外の4側面の少なくともいずれかにおいて前記外部電極が設けられていない領域に、前記めっき層を構成するめっき金属の酸化物膜が前記外部電極から離間して備わっており、
    前記酸化物膜の最表面の光電子スペクトルにおいて、(前記めっき金属の酸化物のピーク面積)/(前記めっき金属のピーク面積)が13.1以上であることを特徴とするセラミック電子部品。
  2. 前記酸化物膜は、前記最表面から深さ方向に向かって、(前記めっき金属の酸化物のピーク面積)/(前記めっき金属のピーク面積)が異なっていることを特徴とする請求項1記載のセラミック電子部品。
  3. 前記酸化物膜の最表面から1/4の深さにおいて、(前記めっき金属の酸化物のピーク面積)/(前記めっき金属のピーク面積)が1以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のセラミック電子部品。
  4. 前記酸化物膜は、前記4側面の全てに備わっていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
  5. 前記1対の外部電極は、0.1mm以上0.7mm以下離間していることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
  6. 前記1対の外部電極は、0.05mm以上0.13mm以下離間していることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
  7. 前記めっき金属は、Snであることを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
  8. 前記ピーク面積は、アルバック・ファイ製のXPS用データ解析ソフトである「MultiPak」を使用して、カーブフィット「Curve Fit」機能を選択しバックグラウンドタイプに「Shirley法」を選択し、結合エネルギが481.8~491.4eVの範囲を指定して、ソフトの機能でバックグラウンドを引き、フィッティング関数として「Gauss-Lorentz」を選択し、S_metalを特定する484.5eVとS_oxideを特定する486eVにピーク位置を持つ仮の曲線をそれぞれ1つずつ作成し、計算を実行させてカーブフィッティングをおこない、光電子スペクトルのラインを確定させ、同ラインに基づいてそれぞれのピーク面積をソフトの機能にしたがって算出された値であることを特徴とする請求項7に記載のセラミック電子部品。
  9. 前記酸化物膜が複数設けられており、互いに離間するとともに、前記外部電極から離間していることを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
  10. 少なくとも対向する2端面を有し、内部に内部電極層を有し、略直方体形状を有し、前記2端面から前記セラミック本体の4側面の少なくともいずれかにかけて延在領域を有し金属を主成分とする下地層が形成されたセラミック本体において、
    めっき処理により、前記下地層上にめっき層を形成するめっき工程と、
    前記めっき工程後に、前記めっき層と離れて設けられためっき金属の付着膜の表面を酸化させる付着膜酸化工程と、を含むことを特徴とするセラミック電子部品の製造方法。
  11. 前記付着膜酸化工程後に前記めっき層に対して酸化物の除去を行うエッチング工程または研磨工程、を含むことを特徴とする請求項10記載のセラミック電子部品の製造方法。
  12. 前記付着膜酸化工程において、前記めっき層と離間しかつ互いに離間する、前記めっき金属の複数の付着膜の表面を酸化させることを特徴とする請求項10または請求項11に記載のセラミック電子部品の製造方法。
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