JP7100252B2 - 積層剥離容器の製造方法 - Google Patents
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Description
好ましくは、当該方法において、前記胴部は、前記円度が最小となる位置側から前記口部側にかけて先細るように形成されている。
好ましくは、当該方法において、前記押圧手段は、それぞれがベルト部を有する第1及び第2押圧体を備え、前記予備剥離工程では、第1押圧体のベルト部と第2押圧体のベルト部との間に前記被押圧面を挟んで前記被押圧面を押圧しながら、第1押圧体のベルト部を第2押圧体のベルト部に対して相対移動させることによって、前記容器本体を回転させる。
好ましくは、外殻及び内袋を有する容器本体を備え、前記外殻は、口部と胴部とを有し、前記内袋は、前記外殻の内面から剥離されており、前記胴部は、前記胴部を前記口部の中心軸に直交する面で断面視したときにおいて前記胴部の最小径を最大径で割った値を前記胴部の円度とするとき、前記胴部のうち前記円度が最小となる位置から前記口部側に向かって、前記円度が高くなるように構成される、積層剥離容器が提供される。
好ましくは、当該積層剥離容器において、前記胴部は、前記円度が最小となる位置側から前記口部側にかけて先細るように形成されている。
図1A、図1B及び図2に示すように、積層剥離容器1は、容器本体3と、弁部材4と、を備える。容器本体3は、内容物を収容する胴部7と、胴部7から内容物を吐出する口部9と、を備える。口部9には図示省略のキャップが取り付けられる。
胴部7の形状は、次に説明する円度に基づいて定義される。円度は、胴部7を口部9の中心軸に直交する面で断面視したときにおいて、胴部7の最小径R1を胴部7の最大径R2で割った値である。任意の筒状部材の円度が高ければ、筒状部材の断面形状は円形状に近づき、任意の筒状部材の円度が低ければ、筒状部材の扁平の度合いが大きくなる。
また、図3Bに示す先細り部7Aの端面において、先細り部7Aは楕円状に形成されており、先細り部7Aの円度は1より小さくなっている。
更に、図3Cに示す扁平状部7Bの端面において、扁平状部7Bは略楕円状に形成されており、図3Cに示す扁平状部7Bの端面における扁平状部7Bの円度は、図3Bに示す先細り部7Aの端面における先細り部7Aの円度よりも、更に小さくなっている。
本実施形態の製造方法は、容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備える。以下、これらの工程について説明する。
容器本体成形工程では、樹脂を成形することで容器本体3を形成する。容器本体成形工程の図示は省略はするが、容器本体成形工程では、製造すべき容器本体3に対応する積層構造を備えた溶融状態の積層パリソンを押出装置から押出し、この溶融状態の積層パリソンをブロー成形用の分割金型にセットし、分割金型を閉じる。容器本体3の口部9側の開口部にブローノズルを挿入し、分割金型を閉じた状態で分割金型のキャビティー内にエアーを吹き込む。その後、分割金型を開いて、ブロー成形品(容器本体3に対応)を取り出す。
予備剥離工程では、胴部7の被押圧面fcを押圧手段40で押圧し、容器本体3の外殻12の内面から内袋14を剥離する。図4Aに示すように、予備剥離工程の製造装置は、搬送手段30と、押圧手段40とを備えている。実施形態の製造方法では、容器本体3に外気導入孔15が形成された後であって、外気導入孔15に弁部材4を装着する前に、予備剥離工程が行われる場合を一例として説明する。
図5に示すように、押圧手段40が支持板48f、49fを備えていてもよい。支持板48f、49fはベルト部48c、49cに付設される。押圧手段40が胴部7を押圧している状態において、ベルト部48c、49cは胴部7と支持板48f,49fとの間に配置される。支持板48f、49fは、図示しないベースに固定されていて容易には撓まないように構成されている。支持柱48e、49eから離れた部位ではベルト部48c、49cの撓みによって胴部7が押圧されにくくなる場合があるが、押圧手段40が支持板48f、49fを備えることで、ベルト部48c、49cの撓みが抑制されて胴部7がより確実に押圧される。
図6に示すように、ベルト部48cとベルト部49cとの間の間隔が、徐々に狭くなるように構成されていてもよい。つまり、ベルト部48cとベルト部49cとの間の間隔は、容器本体3の搬入側の領域r1及び容器本体3の搬出側の領域r2において広がっているが、搬入側の領域r1と搬出側の領域r2との間の領域r3において、狭くなっていてもよい。これにより、容器本体3をベルト部48cとベルト部49cとの間に搬入しやすくなるとともに、ベルト部48cとベルト部49cから容器本体3を搬出しやすくなる。
実施形態の予備剥離工程において、押圧手段40は、胴部7を回転させる機能を有する形態であったがそれに限定されるものではない。図7に示すように、押圧手段40が、ベルト部48c、49cの代わりに、押圧ローラー70と回転機構71とを備える形態であってもよい。回転機構71は軸71Aを有する。押圧ローラー70は回転機構71の軸71Aに回転自在(自転自在)に設けられ、回転機構71の軸71Aは積層剥離容器1を中心として公転するように構成される。軸71Aが積層剥離容器1を中心として公転することで、押圧ローラー70が、被押圧面fcを押圧しながら被押圧面fcの外周に沿うように移動する。押圧ローラー70が被押圧面fcの外周に沿うように移動するときにおいて、押圧ローラー70は自転する。これにより、押圧ローラー70と被押圧面fcとの摩擦が抑制され、胴部7が傷つくことが抑制される。押圧ローラー70が被押圧面fcを押圧しながら被押圧面fcの外周に沿うように移動することで、被押圧面fcの全周が均一に押圧され、その結果、内袋14が、外殻12の内面から周方向に均一には剥離される。
予備剥離工程の製造装置は搬送手段30を備えている。これにより、予備剥離工程の製造装置は、予備剥離工程に要する時間を短縮させたり、容器本体3の胴部7の押圧時間を調整したりすることができる。ここで、予備剥離工程の製造装置は、搬送手段30を備えていなくてもよい。ベルト部48cとベルト部49cとの間に容器本体3の胴部7を挟んで胴部7の被押圧面fcを押圧しながら、胴部7の外周に沿って押圧手段40を移動させることにより、押圧手段40は、容器本体3を回転させる作用を生じさせるだけでなく、容器本体3を一方向(矢印A方向)に移動させる作用も生じさせるためである。
円度が最小となる位置から外れている被押圧面fcを、胴部7の外側から押圧手段40で押圧する。このため、容器本体3が扁平な胴部7を有していても、外殻12が周方向に均一に押圧され、その結果、容器本体3が扁平な胴部7を有していても、外殻12から内袋14がより均一に剥離される。
3 :容器本体
4 :弁部材
5 :筒体
6 :移動体
7 :胴部
7A :部
7B :扁平状部
7C :底部
9 :口部
12 :外殻
14 :内袋
15 :外気導入孔
21 :中間空間
30 :搬送手段
40 :押圧手段
48 :第1押圧体
48c :ベルト部
48e :支持柱
48f :支持板
49 :第2押圧体
49c :ベルト部
49e :支持柱
49f :支持板
70 :押圧ローラー
71 :回転機構
71A :軸
A :矢印
R1 :最小径
R2 :最大径
S :外部空間
fc :被押圧面
r1 :領域
r2 :領域
r3 :領域
Claims (2)
- 積層剥離容器の製造方法であって、
前記積層剥離容器は、外殻及び内袋を有する容器本体を備え、
前記外殻が口部と胴部とを有し、
前記胴部を前記口部の中心軸に直交する面で断面視したときにおいて前記胴部の最小径を最大径で割った値を前記胴部の円度とするとき、前記円度が変化するように構成され、
前記胴部は、先細り部を有し、
前記先細り部は、前記円度が最小となる位置側から前記口部側にかけて先細るように形成されている、積層剥離容器の製造方法であって、
容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備え、
前記容器本体成形工程では、樹脂を成形することで前記容器本体を形成し、
前記予備剥離工程では、前記先細り部の被押圧面を、前記先細り部の外側から押圧手段で押圧しながら、前記胴部を回転させる又は前記被押圧面の外周に沿って前記押圧手段を移動させ、
前記先細り部の前記被押圧面における前記円度は、前記胴部における前記円度の最小値よりも大きく、前記予備剥離工程では、前記胴部のうち前記円度が最小となっている部分が前記押圧手段で押圧されない、積層剥離容器の製造方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
前記押圧手段は、それぞれがベルト部を有する第1及び第2押圧体を備え、
前記予備剥離工程では、第1押圧体のベルト部と第2押圧体のベルト部との間に前記被押圧面を挟んで前記被押圧面を押圧しながら、第1押圧体のベルト部を第2押圧体のベルト部に対して相対移動させることによって、前記容器本体を回転させる、方法。
Priority Applications (4)
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