JP2020007036A - 積層剥離容器の製造方法及び積層剥離容器 - Google Patents

積層剥離容器の製造方法及び積層剥離容器 Download PDF

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Abstract

【課題】容器本体が扁平な胴部を有していても、外殻から内袋がより均一に剥離される、積層剥離容器の製造方法及び積層剥離容器を提供する。【解決手段】積層剥離容器1の製造方法であって、積層剥離容器は、外殻及び内袋を有する容器本体3を備え、外殻が口部9と胴部7とを有し、胴部を口部の中心軸に直交する面で断面視したときにおいて胴部の最小径を最大径で割った値を胴部の円度とするとき、円度が変化するように構成されている、積層剥離容器の製造方法であって、容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備え、容器本体成形工程では、樹脂を成形することで容器本体を形成し、予備剥離工程では、胴部のうち円度が最小となる位置から外れている被押圧面を、胴部の外側から押圧手段で押圧しながら、胴部を回転させる又は被押圧面の外周に沿って押圧手段を移動させる。【選択図】図4

Description

本発明は、積層剥離容器の製造方法及び積層剥離容器に関する。
積層剥離容器の容器本体には、有底円筒状の胴部と、胴部に接続される円筒状の口部と、を備えるものが各種提案されている。積層剥離容器の容器本体はパリソンを金型で筒状に成形されることで製造され、容器本体には、外殻と、外殻の内側に設けられている内袋とが形成されている。この内袋内には内容物が収容され、ユーザーが積層剥離容器を圧縮して内袋の内容物を流出させると、外殻と内袋内には空気が入りこみ、内袋は外殻の内面から剥離される。
ここで、内袋が、外殻の内面から周方向に均一に剥離されるとは限らないため、容器本体を製造する過程において、外殻の内面から内袋を予め剥離しておく場合がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の容器本体の製造方法では、容器本体を回転させながら外殻を押圧することで、外殻の内面から内袋を周方向に均一に剥離する。ここで、特許文献1のように容器本体の胴部が円筒状である場合には、容器本体を回転させているときにおいて、押圧手段と胴部の被押圧面との位置関係が保たれる。このため、外殻が周方向に均一に押圧され、その結果、内袋が、外殻の内面から周方向に均一に剥離される。
特許2016−078417号公報
容器本体が扁平な胴部を有する場合、すなわち容器本体の胴部が円度の小さい部分を有する場合もある。ここで、円度は、胴部を口部の中心軸に直交する面で断面視したときにおいて胴部の最小径を最大径で割った値によって定義する。扁平な胴部を有する容器本体に特許文献1の製造方法を適用する場合において、押圧手段の配置を胴部の最大径の部分に合わせて決定してしまうと、胴部の最大径の部分では押圧手段によって確実に押圧されるのに対し、胴部の最小径の部分では押圧手段による押圧が不十分となる。その結果、扁平な胴部を有する容器本体に特許文献1の製造方法を適用すると、内袋が外殻の内面から周方向に均一に剥離されなくなる可能性が高まる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、容器本体が扁平な胴部を有していても、外殻から内袋がより均一に剥離される、積層剥離容器の製造方法及び積層剥離容器を提供することを目的としている。
本発明によれば、積層剥離容器の製造方法であって、前記積層剥離容器は、外殻及び内袋を有する容器本体を備え、前記外殻が口部と胴部とを有し、前記胴部を前記口部の中心軸に直交する面で断面視したときにおいて前記胴部の最小径を最大径で割った値を前記胴部の円度とするとき、前記円度が変化するように構成されている、積層剥離容器の製造方法であって、容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備え、前記容器本体成形工程では、樹脂を成形することで前記容器本体を形成し、前記予備剥離工程では、前記胴部のうち前記円度が最小となる位置から外れている被押圧面を、前記胴部の外側から押圧手段で押圧しながら、前記胴部を回転させる又は前記被押圧面の外周に沿って前記押圧手段を移動させる、方法が提供される。
本発明に係る積層剥離容器の製造方法によれば、円度が最小となる位置から外れている被押圧面を、胴部の外側から押圧手段で押圧する。このため、容器本体が扁平な胴部を有していても、外殻が周方向に均一に押圧され、その結果、容器本体が扁平な胴部を有していても、外殻から内袋がより均一に剥離される。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、当該方法において、前記胴部は、前記円度が最小となる位置側から前記口部側にかけて先細るように形成されている。
好ましくは、当該方法において、前記押圧手段は、それぞれがベルト部を有する第1及び第2押圧体を備え、前記予備剥離工程では、第1押圧体のベルト部と第2押圧体のベルト部との間に前記被押圧面を挟んで前記被押圧面を押圧しながら、第1押圧体のベルト部を第2押圧体のベルト部に対して相対移動させることによって、前記容器本体を回転させる。
好ましくは、外殻及び内袋を有する容器本体を備え、前記外殻は、口部と胴部とを有し、前記内袋は、前記外殻の内面から剥離されており、前記胴部は、前記胴部を前記口部の中心軸に直交する面で断面視したときにおいて前記胴部の最小径を最大径で割った値を前記胴部の円度とするとき、前記胴部のうち前記円度が最小となる位置から前記口部側に向かって、前記円度が高くなるように構成される、積層剥離容器が提供される。
好ましくは、当該積層剥離容器において、前記胴部は、前記円度が最小となる位置側から前記口部側にかけて先細るように形成されている。
図1Aは実施形態に係る製造方法で製造した積層剥離容器1の正面図であり、図1Bは図1Aに示す積層剥離容器1の斜視図である。 図1に示す積層剥離容器1の垂直断面である。 図3Aは図2に示すA−A端面図であり、図3Bは図2に示すB−B端面図であり、図3Cは図2に示すC−C端面図である。 図4Aは予備剥離工程を行っている様子を示す斜視図であり、図4Bは予備剥離工程を行っている様子を示す正面図である。 予備剥離工程で用いる製造装置の変形例1を示す斜視図である。 予備剥離工程で用いる製造装置の変形例2を示す上面図である。 予備剥離工程で用いる製造装置の変形例3を示す模式図である。
1.積層剥離容器1の構成説明
図1A、図1B及び図2に示すように、積層剥離容器1は、容器本体3と、弁部材4と、を備える。容器本体3は、内容物を収容する胴部7と、胴部7から内容物を吐出する口部9と、を備える。口部9には図示省略のキャップが取り付けられる。
容器本体3は、胴部7及び口部9において、外殻12と内袋14を備える。内容物の減少に伴って内袋14が外殻12から剥離することによって、内袋14が外殻12から離れて収縮する。
図1A及び図1Bに示すように、胴部7は有底筒状部材であり、胴部7は先細り部7Aと扁平状部7Bと底部7Cとを備える。胴部7の周面は扁平状部7B側から先細り部7A側にかけて滑らかな裾状の曲面となっている。先細り部7Aは、扁平状部7B側から口部9側へかけて先細るように形成されている。先細り部7A及び扁平状部7Bは筒状部材である。先細り部7Aと扁平状部7Bとは接続されており、先細り部7Aは扁平状部7Bよりも上側に形成されている。また、扁平状部7Bと底部7Cとは接続されており、扁平状部7Bは底部7Cよりも上側に形成されている。口部9は胴部7の上部に接続されている。口部9は円筒状部材である。
外殻12は、復元性が高くなるように、内袋14よりも肉厚に形成されている。外殻12は、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などで構成される。外殻12は、複数層構成であってもよい。内袋14は、複数の層から構成することが好ましい。例えば、外殻12と接触する層にエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂からなるEVOH層を用い、内容物に接触する層に、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などのポリオレフィンからなる内面層を用いることができる。そして、上記EVOH層と内面層との間には、接着層を用いることが好ましい。
図2に示すように、弁部材4は、胴部7に形成された外気導入孔15に装着され、外殻12と内袋14の間の中間空間21と外部空間Sとの間の空気の出入りを調節する。外気導入孔15は、外殻12にのみ設けられた貫通孔であり、内袋14には到達していない。弁部材4は、中間空間21と外部空間Sを連通させるように構成された筒体5と、筒体5内に移動可能に収容された移動体6とを備える。筒体5及び移動体6は、射出成形などによって形成されている。移動体6は、球状であることが好ましい。
2.胴部7の円度の説明
胴部7の形状は、次に説明する円度に基づいて定義される。円度は、胴部7を口部9の中心軸に直交する面で断面視したときにおいて、胴部7の最小径R1を胴部7の最大径R2で割った値である。任意の筒状部材の円度が高ければ、筒状部材の断面形状は円形状に近づき、任意の筒状部材の円度が低ければ、筒状部材の扁平の度合いが大きくなる。
図3A〜図3Cに示すように、胴部7は円度が変化するように構成されている。先細り部7Aの円度は扁平状部7Bの円度よりも大きくなっている。具体的には、図3Aに示す先細り部7Aの端面において、先細り部7Aは円形状である。このため、図3Aに示す先細り部7Aの端面において、先細り部7Aの円度は1である。
また、図3Bに示す先細り部7Aの端面において、先細り部7Aは楕円状に形成されており、先細り部7Aの円度は1より小さくなっている。
更に、図3Cに示す扁平状部7Bの端面において、扁平状部7Bは略楕円状に形成されており、図3Cに示す扁平状部7Bの端面における扁平状部7Bの円度は、図3Bに示す先細り部7Aの端面における先細り部7Aの円度よりも、更に小さくなっている。
上述のように、先細り部7Aの円度が先細り部7Aの部位に応じて異なる場合、すなわち先細り部7Aの円度が一定ではなく、先細り部7Aの円度が最小値と最大値とを有する場合がある。また、扁平状部7Bの円度が扁平状部7Bの部位に応じて異なる場合、すなわち扁平状部7Bの円度が一定ではなく、扁平状部7Bの円度が最小値と最大値を有する場合がある。先細り部7Aの円度の最小値は扁平状部7Bの円度の最大値以上である。先細り部7Aと扁平状部7Bとが接続される部分において、先細り部7Aの円度と扁平状部7Bの円度とは同じである。
また、実施形態において、胴部7の円度が最小となる位置は扁平状部7Bに配置されている。そして、胴部7は、胴部7の円度が最小となる位置側から先細り部7A側にかけて先細るように形成されている。つまり、胴部7は、胴部7の円度が最小となる位置側から、後述する被押圧面fc側(図4B参照)にかけて先細るように形成されている。
3.積層剥離容器の製造方法
本実施形態の製造方法は、容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備える。以下、これらの工程について説明する。
3−1.容器本体成形工程
容器本体成形工程では、樹脂を成形することで容器本体3を形成する。容器本体成形工程の図示は省略はするが、容器本体成形工程では、製造すべき容器本体3に対応する積層構造を備えた溶融状態の積層パリソンを押出装置から押出し、この溶融状態の積層パリソンをブロー成形用の分割金型にセットし、分割金型を閉じる。容器本体3の口部9側の開口部にブローノズルを挿入し、分割金型を閉じた状態で分割金型のキャビティー内にエアーを吹き込む。その後、分割金型を開いて、ブロー成形品(容器本体3に対応)を取り出す。
3−2.予備剥離工程
予備剥離工程では、胴部7の被押圧面fcを押圧手段40で押圧し、容器本体3の外殻12の内面から内袋14を剥離する。図4Aに示すように、予備剥離工程の製造装置は、搬送手段30と、押圧手段40とを備えている。実施形態の製造方法では、容器本体3に外気導入孔15が形成された後であって、外気導入孔15に弁部材4を装着する前に、予備剥離工程が行われる場合を一例として説明する。
搬送手段30はベルトコンベアーであり、容器本体3を矢印A方向に搬送する機能を有する。押圧手段40はベルト部48c、49cを有する第1及び第2押圧体48、49を備えている。ベルト部48cは、一対の支持柱48eで支持され、ベルト部49cは、一対の支持柱49eで支持されている。例えば、一対の支持柱48eの少なくとも一方を回転駆動する、又は、ベルト部48cに噛み合う駆動軸を別途設けて当該駆動軸を回転駆動する、ことにより、ベルト部48cは矢印A方向に移動する。
ベルト部48c、49cは、胴部7の周面を押圧する。図4Bに示すように、ベルト部48c、49cによって押圧される胴部7の周面を、被押圧面fcと称する。胴部7の被押圧面fcは先細り部7Aの周面の一部又は全部であり、胴部7の被押圧面fcは胴部7のうち円度が最小となる位置から外れている。つまり、ベルト部48c、49cは先細り部7Aの周面に当接して先細り部7Aを押圧するが、ベルト部48c、49cは胴部7のうち円度が最小となる位置には当接していない。上述したように、胴部7のうち円度が最小となる位置は、扁平状部7Bに配置される。
なお、ベルト部48c、49cは扁平状部7Bの周面に当接していてもよい。つまり、ベルト部48c、49cが胴部7のうち円度が最小となる位置に当接していなければ、ベルト部48c、49cは扁平状部7Bに当接していてもよい。この場合には、胴部7の被押圧面fcは、先細り部7Aの周面の一部又は全部と、扁平状部7Bの周面の一部と、である。
図4A及び図4Bに示すように、予備剥離工程では、ベルト部48cとベルト部49cとの間に容器本体3の胴部7を挟んで胴部7の被押圧面fcを押圧しながら、胴部7の外周に沿って押圧手段40を移動させる。具体的には、ベルト部48cとベルト部49cとの間に容器本体3の胴部7を挟んで胴部7の被押圧面fcを押圧しながら、ベルト部48cをベルト部49cに対して相対移動させる。実施形態では、ベルト部48cが移動し、ベルト部49cが停止している。ベルト部48cをベルト部49cに対して相対移動させることにより、容器本体3が回転する。ここで、胴部7の被押圧面fcは胴部7のうち円度が最小となる位置から外れた範囲に形成されているので、胴部7の被押圧面fcの断面形状が、円形状からはなれた形状となってしまうことが抑制されている。このため、ベルト部48cをベルト部49cに対して相対移動させたときにおいて、ベルト部48c、49cと胴部7の被押圧面fcとの位置関係が保たれる。したがって、被押圧面fcがベルト部48c、49cによって周方向に均一に押圧され、その結果、内袋14が、外殻12の内面から周方向に均一には剥離される。
図4Aに示すように、胴部7の外周に沿って押圧手段40が移動しているときにおいて、搬送手段30が容器本体3を一方向(矢印A方向)に搬送している。このため、予備剥離工程では、容器本体3が回転しながら、一方向(矢印A方向)に移動する。このため、多数の容器本体3を連続的に処理することができるので、製造ラインへの組み込みに適している。
3−2−1.予備剥離工程の変形例1:支持板48f、49f
図5に示すように、押圧手段40が支持板48f、49fを備えていてもよい。支持板48f、49fはベルト部48c、49cに付設される。押圧手段40が胴部7を押圧している状態において、ベルト部48c、49cは胴部7と支持板48f,49fとの間に配置される。支持板48f、49fは、図示しないベースに固定されていて容易には撓まないように構成されている。支持柱48e、49eから離れた部位ではベルト部48c、49cの撓みによって胴部7が押圧されにくくなる場合があるが、押圧手段40が支持板48f、49fを備えることで、ベルト部48c、49cの撓みが抑制されて胴部7がより確実に押圧される。
3−2−2.予備剥離工程の変形例2:ベルト部48c、49cの間隔
図6に示すように、ベルト部48cとベルト部49cとの間の間隔が、徐々に狭くなるように構成されていてもよい。つまり、ベルト部48cとベルト部49cとの間の間隔は、容器本体3の搬入側の領域r1及び容器本体3の搬出側の領域r2において広がっているが、搬入側の領域r1と搬出側の領域r2との間の領域r3において、狭くなっていてもよい。これにより、容器本体3をベルト部48cとベルト部49cとの間に搬入しやすくなるとともに、ベルト部48cとベルト部49cから容器本体3を搬出しやすくなる。
3−2−3.予備剥離工程の変形例3:押圧ローラー70
実施形態の予備剥離工程において、押圧手段40は、胴部7を回転させる機能を有する形態であったがそれに限定されるものではない。図7に示すように、押圧手段40が、ベルト部48c、49cの代わりに、押圧ローラー70と回転機構71とを備える形態であってもよい。回転機構71は軸71Aを有する。押圧ローラー70は回転機構71の軸71Aに回転自在(自転自在)に設けられ、回転機構71の軸71Aは積層剥離容器1を中心として公転するように構成される。軸71Aが積層剥離容器1を中心として公転することで、押圧ローラー70が、被押圧面fcを押圧しながら被押圧面fcの外周に沿うように移動する。押圧ローラー70が被押圧面fcの外周に沿うように移動するときにおいて、押圧ローラー70は自転する。これにより、押圧ローラー70と被押圧面fcとの摩擦が抑制され、胴部7が傷つくことが抑制される。押圧ローラー70が被押圧面fcを押圧しながら被押圧面fcの外周に沿うように移動することで、被押圧面fcの全周が均一に押圧され、その結果、内袋14が、外殻12の内面から周方向に均一には剥離される。
3−3.積層剥離容器の製造方法のその他の事項
予備剥離工程の製造装置は搬送手段30を備えている。これにより、予備剥離工程の製造装置は、予備剥離工程に要する時間を短縮させたり、容器本体3の胴部7の押圧時間を調整したりすることができる。ここで、予備剥離工程の製造装置は、搬送手段30を備えていなくてもよい。ベルト部48cとベルト部49cとの間に容器本体3の胴部7を挟んで胴部7の被押圧面fcを押圧しながら、胴部7の外周に沿って押圧手段40を移動させることにより、押圧手段40は、容器本体3を回転させる作用を生じさせるだけでなく、容器本体3を一方向(矢印A方向)に移動させる作用も生じさせるためである。
実施形態において、ベルト部49cは停止していたが、移動させてもよい。例えば、ベルト部49cは、ベルト部48cよりも低速で矢印A方向に移動するように構成されていてもよいし、ベルト部49cは、ベルト部48cよりも低速で矢印A方向とは反対方向に移動するように構成されていてもよい。
予備剥離工程は、任意のタイミングで実施することができる。例えば、予備剥離工程は、外気導入孔15を形成する工程の前に実施してもよいし、後に実施してもよい。なお、外気導入孔15を形成した後に予備剥離工程を実施すると、外部空間Sの外気が外気導入孔15から外殻12と内袋14との間に流入するため、内袋14がより確実に外殻12の内面から剥離される。また、予備剥離工程は、弁部材4を形成する工程の前に実施してもよいし、後に実施してもよい。
4.実施形態の効果
円度が最小となる位置から外れている被押圧面fcを、胴部7の外側から押圧手段40で押圧する。このため、容器本体3が扁平な胴部7を有していても、外殻12が周方向に均一に押圧され、その結果、容器本体3が扁平な胴部7を有していても、外殻12から内袋14がより均一に剥離される。
胴部7は、円度が最小となる位置側から被押圧面fc側にかけて先細るように形成されている。このため、押圧手段40の押圧力が、水平方向だけでなく、下方向にも作用し、その結果、容器本体3が搬送手段30から浮き上がることが抑制される。容器本体3が搬送手段30から浮き上がることが抑制されることで、容器本体3が、ベルト部48c、49cによって押圧される箇所がずれてしまうことが抑制される。
1 :積層剥離容器
3 :容器本体
4 :弁部材
5 :筒体
6 :移動体
7 :胴部
7A :部
7B :扁平状部
7C :底部
9 :口部
12 :外殻
14 :内袋
15 :外気導入孔
21 :中間空間
30 :搬送手段
40 :押圧手段
48 :第1押圧体
48c :ベルト部
48e :支持柱
48f :支持板
49 :第2押圧体
49c :ベルト部
49e :支持柱
49f :支持板
70 :押圧ローラー
71 :回転機構
71A :軸
A :矢印
R1 :最小径
R2 :最大径
S :外部空間
fc :被押圧面
r1 :領域
r2 :領域
r3 :領域

Claims (5)

  1. 積層剥離容器の製造方法であって、
    前記積層剥離容器は、外殻及び内袋を有する容器本体を備え、
    前記外殻が口部と胴部とを有し、
    前記胴部を前記口部の中心軸に直交する面で断面視したときにおいて前記胴部の最小径を最大径で割った値を前記胴部の円度とするとき、前記円度が変化するように構成されている、積層剥離容器の製造方法であって、
    容器本体成形工程と、予備剥離工程とを備え、
    前記容器本体成形工程では、樹脂を成形することで前記容器本体を形成し、
    前記予備剥離工程では、前記胴部のうち前記円度が最小となる位置から外れている被押圧面を、前記胴部の外側から押圧手段で押圧しながら、前記胴部を回転させる又は前記被押圧面の外周に沿って前記押圧手段を移動させる、積層剥離容器の製造方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記胴部は、前記円度が最小となる位置側から前記口部側にかけて先細るように形成されている、方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の方法であって、
    前記押圧手段は、それぞれがベルト部を有する第1及び第2押圧体を備え、
    前記予備剥離工程では、第1押圧体のベルト部と第2押圧体のベルト部との間に前記被押圧面を挟んで前記被押圧面を押圧しながら、第1押圧体のベルト部を第2押圧体のベルト部に対して相対移動させることによって、前記容器本体を回転させる、方法。
  4. 外殻及び内袋を有する容器本体を備え、
    前記外殻は、口部と胴部とを有し、
    前記内袋は、前記外殻の内面から剥離されており、
    前記胴部は、前記胴部を前記口部の中心軸に直交する面で断面視したときにおいて前記胴部の最小径を最大径で割った値を前記胴部の円度とするとき、前記胴部のうち前記円度が最小となる位置から前記口部側に向かって、前記円度が高くなるように構成される、積層剥離容器。
  5. 請求項4に記載の積層剥離容器であって、
    前記胴部は、前記円度が最小となる位置側から前記口部側にかけて先細るように形成されている、積層剥離容器。
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