JP7099876B2 - 潤滑油組成物及びその製造方法、駆動系機器の潤滑方法並びに駆動系機器 - Google Patents
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(一般式(1)中、R11は炭素数1以上30以下の1価の炭化水素基を示し、X11は酸素原子を含み、炭素数1以上30以下の有機基を示し、n11は1又は2の整数を示す。)
2.基油と、下記一般式(1)で表されるリン含有化合物と、を配合する潤滑油組成物の製造方法。
本実施形態の潤滑油組成物は、基油と、下記一般式(1)で表されるリン含有化合物とを含有するものである。以下、本実施形態の潤滑油組成物が含有し得る成分について具体的に説明する。
本実施形態の潤滑油組成物は、下記一般式(1)で表されるリン含有化合物(以下、単に「リン含有化合物」と称することがある。)を含有することを要する。本実施形態の潤滑油組成物がリン含有化合物を含有しないと、優れた耐摩耗性及び酸化安定性を同時に得られない。ここで、耐摩耗性には、摺動箇所の中央部近傍における潤滑に対する耐摩耗性(摩耗痕の発生抑制性能)と、摺動箇所の端部における潤滑に対する耐摩耗性(かじり痕の発生抑制性能)との両方が含まれる。また、耐摩耗性が優れているとは、摺動箇所に係る材質によらず、すなわち摺動箇所に係る材質が金属-金属に限られず、強化材が配合されたPTFE素材-金属であっても、摩耗痕の発生抑制性能とかじり痕の発生抑制性能とに優れていることを意味する。よって、本実施形態の潤滑油組成物は、上記リン含有化合物を含有することにより、摺動箇所に係る材質によらず、性質の異なる二つの痕の発生抑制性能、すなわち摩耗痕及びかじり痕の発生抑制性能を同時に発現する優れた耐摩耗性とともに、酸化安定性をも有するものとなり得る。
また、n11が2の場合、複数のR11の1価の炭化水素基は同じでも異なっていてもよく、耐摩耗性及び酸化安定性を向上させる観点、また入手容易性を考慮すると、同じであることが好ましい。
また、X11について、X11が酸素原子を含み、かつ炭素数1以上30以下の有機基でないと、優れた酸化安定性が得られず、またリン原子に二重結合を介して連結する酸素原子を有しないと、優れた酸化安定性が得られない。
n11が1の場合、複数のX11の有機基は同じでも異なっていてもよく、耐摩耗性及び酸化安定性を向上させる観点、また入手容易性を考慮すると、同じであることが好ましい。また、X11の有機基がヒドロカルビルオキシ基である場合、リン原子に連結する三つのヒドロカルビルオキシ基は同じでも異なっていてもよく、耐摩耗性及び酸化安定性を向上させる観点、また入手容易性を考慮すると、同じであることが好ましい。
X11が水酸基を含む有機基である場合、n11は1又は2のいずれであってもよいが、耐摩耗性及び酸化安定性を向上させる観点から、n11は2であることが好ましい、すなわち、X11が水酸基を含む有機基である場合、リン含有化合物はヒドロカルビルオキシ基を二つ有し、一つの水酸基を含む有機基を有するホスホン酸エステルであることが好ましい。またこの場合、耐摩耗性及び酸化安定性を向上させる観点から、R11の炭素数がR12の炭素数よりも多いことが好ましい。
本実施形態の潤滑油組成物に含まれる基油としては、鉱油、合成油のいずれであってもよい。
鉱油としては、パラフィン基系、ナフテン基系、中間基系の原油を常圧蒸留して得られる常圧残油;該常圧残油を減圧蒸留して得られた留出油;該留出油を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、水素化精製等のうちの1つ以上の処理を行って精製した鉱油、例えば、軽質ニュートラル油、中質ニュートラル油、重質ニュートラル油、ブライトストック、またフィッシャー・トロプシュ法等により製造されるワックス(GTLワックス)を異性化することで得られる鉱油等が挙げられる。
また、鉱油としては、API(米国石油協会)の基油カテゴリーにおいて、グループ1、2、3のいずれに分類されるものでもよいが、スラッジ生成をより抑制することができる観点から、グループ2、3に分類されるものが好ましい。
本実施形態の潤滑油組成物は、上記基油及びリン含有化合物を含むものであり、基油及びリン含有化合物からなるものであってもよいし、また、基油及びリン含有化合物以外に、例えば、粘度指数向上剤、分散剤、酸化防止剤、極圧剤、金属不活性化剤、消泡剤、摩擦低減剤、油性剤等のその他添加剤を含むものであってもよい。これらのその他添加剤は、単独で、又は複数種を組み合わせて用いることができる。
その他添加剤の合計含有量は、所望に応じて適宜決定すればよく、特に制限はないが、その他添加剤を添加する効果を考慮すると、組成物全量基準で、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上であり、上限として好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である。
本実施形態の潤滑油組成物の40℃における動粘度は、高温時の焼付き防止及び低温流動性の確保の観点から、好ましくは3.0mm2/s以上、より好ましくは4.0mm2/s以上、更に好ましくは5.0mm2/s以上であり、上限として好ましくは30.0mm2/s以下、より好ましくは20.0mm2/s以下、更に好ましくは10.0mm2/s以下である。これと同様の観点から、本実施形態の潤滑油組成物の100℃における動粘度は、好ましくは1.0mm2/s以上、より好ましくは1.5mm2/s以上、更に好ましくは2.0mm2/s以上であり、上限として好ましくは15.0mm2/s以下、より好ましくは10.0mm2/s以下、更に好ましくは5.0mm2/s以下である。また、本実施形態の潤滑油組成物の粘度指数は、好ましくは70以上、より好ましくは71以上、更に好ましくは72以上である。
ラッカー度は1以下であることが好ましい。
n-ペンタンの不溶解分は少なければ少ないほど好ましく、具体的には、0.02質量%未満が好ましく、0.01質量%以下がより好ましく、0.005質量%以下が更に好ましい。
ミリポア値は少なければ少ないほど好ましく、具体的には、5.0mg/100ml未満が好ましく、3.0mg/100ml以下がより好ましく、2.0mg/100ml以下が更に好ましい。
また、40℃動粘度変化率は小さければ小さいほど好ましく、具体的には±1.0%未満が好ましく、±0.8%以下がより好ましく、±0.6%以下が更に好ましい。
上記銅溶出量、鉄溶出量、ラッカー度、n-ペンタンの不溶解分、ミリポア値及び40℃動粘度変化率は、実施例に記載される方法により決定されるものである。
本実施形態の潤滑油組成物は、耐摩耗性及び酸化安定性に優れるものであるため、例えば、緩衝器、変速機、パワーステアリング等の駆動系機器用、エンジン用、油圧作動用、タービン用、圧縮機用、工作機械用、切削用、ギヤ用、流体軸受け用、転がり軸受け用等の様々な機器、部品等の用途に好適に用いられる。耐摩耗性及び酸化安定性に優れるという特徴を考慮すると、駆動系機器に用いられることが好ましく、緩衝器、とりわけ四輪車、二輪車等の自動車用緩衝器、特に四輪車用緩衝器に用いられることが好ましい。
また、優れた耐摩耗性を有効に活用する観点から、上記機器で、ガラス繊維、グラファイト、カーボン繊維といった強化材が配合されたポリテトラフルオロエチレン(PTFE)素材が用いられる部品を備える機器に好適に用いることができ、例えば青銅焼結材にPTFEコーティングされた滑り軸受け、PTFE素材製のピストンリング等が用いられる機器で、ピストンロッド-ブッシュ間、インナーチューブ-ピストンリング間の潤滑が必要となる駆動系機器、好ましくは緩衝器、中でも四輪車、二輪車等の自動車用緩衝器、特に四輪車用緩衝器に好適に用いられる。
本実施形態の潤滑油組成物の製造方法は、基油と、下記一般式(1)で表されるリン含有化合物と、を配合することを特徴とするものである。
本実施形態の駆動系機器の潤滑方法は、上記の本実施形態の潤滑油組成物を用いることを特徴とするものである。
上記の本実施形態の潤滑油組成物は、耐摩耗性及び酸化安定性に優れるものであるため、本実施形態の潤滑方法は、緩衝器、変速機、パワーステアリング等の駆動系機器、中でも緩衝器、とりわけ四輪車、二輪車等の自動車用緩衝器、特に四輪車用緩衝器の潤滑に好適に採用することができる。これらの駆動系機器は、通常ガラス繊維、グラファイト、カーボン繊維といった強化材が配合されたポリテトラフルオロエチレン(PTFE)素材が用いられる部品、例えば青銅焼結材にPTFEコーティングされた滑り軸受け、PTFE素材製のピストンリング等の部品が備えられており、これらの部品における潤滑、より具体的には、ピストンロッド-ブッシュ間、インナーチューブ-ピストンリング間の潤滑が必要となる。本実施形態の潤滑油組成物を用いることで、これら部品の摺動箇所に係る材質によらず、すなわち摺動箇所に係る材質が金属-金属に限られず、PTFE素材-金属であっても、摩耗痕及びかじり痕の発生を抑制することができ、駆動系機器の耐久性を向上させることができる。よって、本実施形態の駆動系機器の潤滑方法は、駆動系機器の中でも、ポリテトラフルオロエチレンが用いられた部品を備える駆動系機器に特に好適に採用される。
本実施形態の駆動系機器は、上記本実施形態の潤滑油組成物を用いたものである。本実施形態の駆動系機器としては、緩衝器、変速機、パワーステアリング等の駆動系機器、中でも緩衝器、とりわけ四輪車、二輪車等の自動車用緩衝器、特に四輪車用緩衝器が好適に挙げられる。
上記の本実施形態の潤滑油組成物は、摺動箇所に係る材質が金属-金属に限られず、PTFE素材-金属であっても、摩耗痕及びかじり痕の発生を抑制できる、優れた耐摩耗性を有していることから、結果として本実施形態の駆動系機器は耐久性が高いものとなる。本実施形態の駆動系機器に用いられる潤滑油組成物の特徴を考慮すると、本実施形態の駆動系機器は、ガラス繊維、グラファイト、カーボン繊維といった強化材が配合されたポリテトラフルオロエチレン(PTFE)素材が用いられる部品、例えば青銅焼結材にPTFEコーティングされた滑り軸受け、PTFE素材製のピストンリング等の部品を備えるものであることが好ましい。
(1)動粘度
JIS K 2283:2000に準拠し、40℃、100℃における動粘度を測定した。
(2)粘度指数(VI)
JIS K 2283:2000に準拠して測定した。
(3)15℃密度
JIS K2249:2011に準拠して測定した。
表1に記載の各成分を混合して得られた各実施例及び比較例の潤滑油組成物について、ボール・オン・ディスク型の往復動摩擦試験機(バウデン・レーベン式)使い、荷重29.4N、温度100℃、すべり速度50mm/s、ストローク10mm、時間30分で摩擦試験を行い、ディスク上の摩耗痕幅を測定した。ボールは、ガラス球(直径12mm)であり、ディスクは材質SPCC-SBである。摩耗痕幅が小さいほど、耐摩耗性に優れているといえる。
(5)耐摩耗性の評価(かじり痕)
表1に記載の各成分を混合して得られた各実施例及び比較例の潤滑油組成物について、上記(4)耐摩耗性の評価と同じ摩擦試験を行い、ディスク上の往復動させる端部におけるかじり痕の有無を目視にて確認した。かじり痕が無ければ、耐摩耗性に優れているといえる。
表1に記載の各成分を混合して得られた各実施例及び比較例の潤滑油組成物について、以下(a)~(e)の試験を行い得られた、銅の溶出量(質量ppm)をA、鉄の溶出量(質量ppm)をB、ラッカー色評点をC、n-ペンタン不溶解分(質量%)をD、ミリポア値(mg/100ml)をE、及び40℃動粘度変化率(%)をFとして、Aは10.0質量ppm以下を、Bは5.0質量ppm以下を、Cは1以下を、Dは0.02質量%未満を、Eは5.0mg/100ml未満を、Fは±1.0%未満を合格とした。A~Fの6項目についての合格数合格数について、以下の基準で評価し、酸化安定性の総合評価とした。評価1であれば合格とする。
1:A~Fの6項目の全てが合格となった。
2:A~Fの4つ以上5つ以下の項目で合格となった。
3:A~Fの3つ以下の項目で合格となった。
表1に記載の各成分を混合して得られた各実施例及び比較例の潤滑油組成物について、JIS K2514-1:2013に準拠するISOT試験にて、該潤滑油組成物に触媒である板状の鉄触媒及び銅触媒を加えて、試験温度120℃、試験時間24時間、撹拌速度1300rpmとして試料を劣化させた後、銅の溶出量(質量ppm)、及び鉄の溶出量(質量ppm)を測定した。銅の溶出量をAとし、鉄の溶出量をBとした。
(b)ラッカー度の測定
表1に記載の各成分を混合して得られた各実施例及び比較例の潤滑油組成物について、JIS K2514-1:2013に準拠する酸化試験を行い、評価見本(カラースケール)と比較してラッカー度を求め、Cとした。
(c)n-ペンタン不溶解分の測定
表1に記載の各成分を混合して得られた各実施例及び比較例の潤滑油組成物を試料油とし、上記(a)銅及び鉄の溶出量の測定で行ったISOT試験と同じ試験を行った後、n-ペンタン不溶解分(A法)(質量%)を測定した。n-ペンタン不溶解分(A法)(質量%)をDとした。
(d)ミリポア値の測定
表1に記載の各成分を混合して得られた各実施例及び比較例の潤滑油組成物を試料油とし、試料容器に、試料油300mlをシリンダ容器に入れ、触媒である板状の鉄触媒及び銅触媒を加え、空気吹き込み管によって空気を10L/hで吹き込みながら、150℃にて24時間加熱して、インディアナ酸化試験を行った。次いで、SAE-ARP-785-63:1996に準拠して、インディアナ酸化試験後の試料油300ml中の析出物をろ過採取(平均孔径:0.8μm)し、その質量をミリポア値(mg/100ml)として測定した。ミリポア値(mg/100ml)をEとした。
(e)40℃動粘度変化率の測定
表1に記載の各成分を混合して得られた各実施例及び比較例の潤滑油組成物を試料油とし、JASO M347-95に準拠し、超音波を60分間照射して得られた超音波処理品、及び未処理の試料油について、JIS K2283:2000に準拠して40℃動粘度を測定し、処理品の40℃動粘度をv1、未処理品の40℃動粘度をv0としたときの低下率((v0-v1)/v0×100)を40℃動粘度変化率とし、Fとした。
下記表1に示す配合処方に従い配合して、潤滑油組成物を調製した。得られた各潤滑油組成物について、上記方法により測定した各性状及び性能の評価結果を表1に示す。
・基油:パラフィン系鉱油(40℃動粘度:8.386mm2/s、100℃動粘度:2.300mm2/s、粘度指数:78、15℃密度:0.8682g/cm3)
・リン含有化合物1:一般式(1)において、R11:2-エチルヘキシル基、X11:-R12OH(R12:メチレン基)、n11:2のホスホン酸エステル(ヒドロキシメチルホスホン酸ジ-2-エチルヘキシル)
・リン含有化合物2:一般式(1)において、R11:エチル基、X11:-OR13(R13:オレイル基)、n11:2のリン酸エステル(リン酸ジエチルオレイル)
・添加剤1:ジ-t-ブチルパラクレゾール(酸化防止剤)
・添加剤2:セスキオレイルアシッドホスフェート(モノオレイルアシッドホスフェートとジオレイルアシッドホスフェートとの混合物)
・添加剤3:酸性リン酸エステルのアミン塩(モノメチルアシッドホスフェートのアミン塩及びモノエチルアシッドホスフェートモノエチルの混合物)
・添加剤4:ジアルキルジチオリン酸亜鉛(第1級プロピル基、ブチル基及びヘキシル基含有)
・添加剤5:ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト
・添加剤6:ジアルキルジチオリン酸亜鉛(第2級プロピル基及びヘキシル基含有)
・添加剤7:3-(ジ-イソブトキシ-チオホスホリルスルファニル)-2-メチル-プロピオン酸
・添加剤8:2,5-ビス〔(1,1,3,3-テトラメチルブチル)ジチオ〕-1,3,4-チアジアゾール
・添加剤9:ジラウリルハイドロジェンホスファイト
・添加剤10:セスキラウリルハイドロジェンホスファイト(モノラウリルハイドロジェンホスファイトとジラウリルハイドロジェンホスファイトとの混合物、酸価:60mgKOH/g)
・添加剤11:セスキラウリルハイドロジェンホスファイト(モノラウリルハイドロジェンホスファイトとジラウリルハイドロジェンホスファイトとの混合物、酸価:70mgKOH/g)
・添加剤12:セスキラウリルハイドロジェンホスファイト(モノラウリルハイドロジェンホスファイトとジラウリルハイドロジェンホスファイトとの混合物、酸価:80mgKOH/g)
また例えば、比較例4及び6の潤滑油組成物は、これまで耐摩耗剤として慣用されてきたジアルキルジチオリン酸亜鉛(ZnDTP)を含むものであるが、いずれもかじり痕が発生しており優れた耐摩耗性を有するものとはいえないものであった。比較例2の潤滑油組成物は、オレイルアシッドホスフェートを含むものであるが、水酸基がリン原子に連結している点で一般式(1)で表されるリン含有化合物と異なっており、優れた酸化安定性を有するものとはいえないものであった。比較例9~12の潤滑油組成物は、ラウリルハイドロジェンホスファイトを含むものであるが、水素原子がリン原子に連結している点で一般式(1)で表されるリン含有化合物と異なっており、優れた酸化安定性を有するものとはいえないものであった。
また、比較例4、5及び6の結果から、耐摩耗性において、摩耗痕幅及びかじり痕の一方を満足させれば他方も満足するというものではないことが分かる。
Claims (9)
- 前記一般式(1)中、n11が2である請求項1に記載の潤滑油組成物。
- 前記リン含有化合物の組成物全量基準の含有量が、0.05質量%以上3.0質量%以下である請求項1又は2に記載の潤滑油組成物。
- 駆動系機器用である請求項1~3のいずれか1項に記載の潤滑油組成物。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載の潤滑油組成物を用いた駆動系機器の潤滑方法。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載の潤滑油組成物を用いた駆動系機器。
- ポリテトラフルオロエチレンが用いられた部品を備える請求項7に記載の駆動系機器。
- 緩衝器である請求項7又は8に記載の駆動系機器。
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