JP7098492B2 - 作業機 - Google Patents
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Description
また、前記把持部は、前記壁部のうち、前記側壁以外の部分において、幅方向に対向配置された一対の縦部と、前記一対の縦部を夫々連結し、且つ前記トレーラの前記幅方向一方側から前記幅方向他方側に延びる横部と、を有している。
また、前記装着装置は、前記走行車両と前記トレーラとを連結する装着フレームと、前記装着フレームに揺動可能に支持され且つ前記装着フレームから前記フレームに向けて延びる揺動軸と、を有し、前記トレーラの前記幅方向一方側を前記揺動軸廻りに上方へ揺動させた場合に、前記幅方向他方側を下方に揺動させ、前記トレーラの前記幅方向一方側を前記揺動軸廻りに下方へ揺動させた場合に、前記幅方向他方側を上方に揺動させる。
また、前記揺動軸の回転中心は、前記底部よりも前記車輪の回転中心寄りに配置されている。
また、前記フレームは、前記揺動軸が連結され且つ上下方向に延びる第3フレームを有し、前記装着フレームは、前記揺動軸を回転自在に支持する下フレームと、前記下フレームに設けられ且つ前記第3フレームの前記幅方向一方側と前記幅方向他方側とに離間して配置された揺動規制部と、を有し、前記第3フレームは、前記下フレームに対して前記揺動軸の軸心回りに揺動し、前記揺動規制部は、前記第3フレームと当接することで、当該第3フレームの揺動を規制して、前記トレーラの揺動を規制する。
また、前記走行車両は、車体と、前記車体に、前記装着装置を上下方向に揺動可能に連結する連結装置と、を有している。
図9は、本発明の一実施形態に係るトレーラ20を備えた作業機1を示す図である。作業機1は、トラクタ(走行車両)2と、トレーラ20と、装着装置60と、を備えている。図9に示すように、トラクタ2は、車体3と、走行装置4と、連結装置13と、運転席8と、を備えている。なお、本発明の実施形態において、トラクタ2の運転席8に着座した作業者の前側(図9の左側)を前方、作業者の後側(図9の右側)を後方、作業者の左側(図9の手前側)を左方、作業者の右側(図9の奥側)を右方として説明する。また、前後に直交する方向である水平方向を幅方向として説明する。車体3の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、幅方向であって車体3から離れる方向のことである。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、幅方向であって車体3に近づく方向である。図9において、矢印A1は前方を示し、矢印A2は後方を示している。説明の便宜上、実施形態では、幅方向一方側は左側とし、幅方向他方側は右側として説明をする。なお、幅方向一方側は右側であってもよいし、幅方向他方側は左側であってもよい。
図9に示すように、車体3の後部には、運転席8や操縦装置9が設けられている。操縦装置9は、運転席8の周囲に設置されており、運転席8に着座した作業者(オペレータ)がトラクタ2に装備された機械、装置、器具、部材等(例えば、走行装置4、作業装置等)の操作に関係する装置、部材等が集まった部位を含む。操縦装置9は、少なくともステアリング等で構成された操舵装置を含む。
ーラ20、及び装着装置60を示す左側面図である。図2は、トレーラ20の右後方斜視図である。図3は、トレーラ20の側壁42の開放状態と、閉鎖状態を示す右後方斜視図である。図4は、フレーム21、荷台35、及び車輪30を示す背面図である。なお、図1~図4において、矢印A1は前方を示し、矢印A2は後方を示しており、矢印B1は左方を示し、矢印B2は右方を示している。
形状である。言い換えると、側壁42は、前後方向に延びて配置されている。図1、図2、図3に示すように、側壁42の外周面には、ロープ、幌、シート等が係止される複数のフック43が設けられている。具体的には、複数のフック43は、左側の側壁42の左面と、右側の側壁42の右面とに等間隔に間隔をあけて設けられている。複数のフック43は、外方に向かって延設され、中途部で下方に向かって屈曲している。なお、本実施形態において、前壁38、側壁42、及び後壁44は、板状の部分であるが、底部36に載置された積載物を囲うことができればよく、網状の部分と当該網状の部分の外周を囲う枠部から構成されたものでもよいし、その形状は、上記構成に限定されない。
び、中途部で屈曲している略L字状の部分である。係止部51は、壁部37に回動可能に取り付けられている。被係止部54は、係止部51と対応しており、側壁42の前端部と後端部とに設けられている。被係止部54は、係止部51の下方に配置されている。図2に示すように、係止部51の先端側を下方に向けて配置している場合、係止部51と被係止部54とが係止することで、側壁42の揺動が規制される。一方、係止部51の先端側を上方に向けて回動させた場合、係止部51と被係止部54との係止が解除され、側壁42の揺動が許容される。なお、本実施形態において、閉鎖保持部50は、係止部51と被係止部54とを含むが、閉鎖保持部50は、側壁42及び後壁44を閉鎖状態に保持することができればよく、上記構成に限定されない。
せて、枢支部14を支点として、リフトアーム15を前方に揺動させると、昇降ロッド70が下降してトレーラ20が引き下げられる。
図6に示すように、保持部82は、軸部81の前端部に設けられており、軸部81が支持板76から脱落することを抑止する。保持部82は、背面視において略円盤状の部分である。保持部82の直径は、少なくとも支持板76の孔76a及びボス76bの内径よりも大きい。保持部82は、例えばボルト等の締結手段により軸部81に固定されている。これによって、図7に示すように、トレーラ20は、軸部81が支持板76から脱落することなく、揺動軸80の軸心回りに揺動することができる。このため、トレーラ20は、路面の土砂や石等の凹凸によって不安定な路面であっても、トレーラ20がトラクタ2に対して揺動することで、路面に対してより確実に接地することができ、トレーラ20の車輪30の空転を抑制できる。このため、トレーラ20は、荷台35に積載された積載物を安定した姿勢で支持することができる。また、トレーラ20がトラクタ2に対して揺動自在に連結されるため、装着装置60に加わる負荷を低減することができる。これによって、装着装置60の耐久性を向上させることができる。また、揺動軸80の中央と、車輪30の回転中心との高さが近似するため、トレーラ20がトラクタ2に対して揺動した場合
、車輪30の揺動方向へのブレを抑制することができる。このため、車輪30は、路面状態に対する応答可能範囲を確保することができる。
左側の当接部96は、右下に向かって傾斜するように配置され、右側の当接部96は、左下に向かって傾斜するように配置されている。言い換えると、左側の当接部96と右側の当接部96は、上方に向かって幅広になるように配置されている。補助部97は、当接部96と直交するように配置されている。具体的には、左側の補助部97は、右上に向かって傾斜するように配置されている。左側の補助部97の上部と、左側の当接部96の下面とは連結されている。一方、右側の補助部97は、左下に向かって傾斜するように配置されている。右側の補助部97の上部と、右側の当接部96の下面とは連結されている。
上記構成によれば、土砂や石によって不安定な路面であっても、トレーラ20が走行車両2に対して揺動することで、路面に対してより確実に接地することができる。このため、トレーラ20は、荷台35に積載された積載物を安定した姿勢で支持することができる。また、トレーラ20が走行車両2に対して揺動自在に連結されるため、装着装置60に加わる負荷を低減することができる。これによって、装着装置60の耐久性を向上させることができる。
上記構成によれば、幅方向一方側が上方と下方との両方向に揺動し、幅方向他方側が上方と下方との両方向に揺動するまめ、車輪30が路面に対して一層確実に接地することができる。
上記構成によれば、より簡単な構造で、トレーラ20を走行車両2に対して揺動させることができる。このため、製造コストを低減し、且つ、装着装置60のメンテナンスを容
易にすることができる。また、装着装置60の耐久性を向上させることができる。
上記構成によれば、段差等によりトレーラ20が路面に接地していない場合に、荷台35に積載されている積載物の重みの偏り等によって、当該トレーラ20が意図せず揺動して、荷台35から積載物が落下することを抑止することができる。これによって、作業者は、荷台35に積載物を積載するに際して、積載物の配置を考慮せずに作業を行うことができる。
上記構成によれば、トレーラ20の揺動する範囲(揺動量)を所定の範囲に規制することができる。これによって、作業機1の走行中に、石や土砂等の障害物によりトレーラ20が揺動した場合に、当該トレーラ20の揺動量が所定の範囲を超え、積載物が荷台35上で転倒したり、積載物が荷台35から落下したりすることを抑止することができる。
上記構成によれば、側壁42を開放し、トレーラ20の当該側壁42側を下方に揺動させた場合に、荷台35の底部36の上部から積載物が滑り落ちるため、荷台35に積載されている積載物を容易に積み下ろすことができる。このため、荷台35から積載物の積み下ろしの効率性を向上させることができる。
2 走行車両(トラクタ)
13 連結装置(2点リンク機構)
20 トレーラ
21 フレーム
30 車輪
35 荷台
36 底部
37 壁部
42 側壁
45 連結部
60 装着装置
80 揺動軸
85 揺動選択部
95 揺動規制部
Claims (8)
- 走行車両と、
積載物を積載可能な荷台と、前記荷台を支持するフレームと、前記フレームに回転自在に取り付けられた車輪と、を有するトレーラと、
前記トレーラの幅方向一方側と幅方向他方側とを互いに反対方向に上下揺動可能に連結する装着装置と、
を備え、
前記荷台は、
前記積載物が載置される底部と、
前記底部の外周から上方に向かって設けられ、且つ、前記積載物の外周を囲う壁部と、を有し、
前記壁部のうち、前記幅方向一方側又は前記幅方向他方側の少なくとも1つに、開閉可能な側壁が形成され、
前記壁部のうち、前記側壁以外の部分には、前記トレーラの前記上下揺動の操作を行う把持部が設けられている作業機。 - 前記把持部は、
前記壁部のうち、前記側壁以外の部分において、幅方向に対向配置された一対の縦部と、
前記一対の縦部を夫々連結し、且つ前記トレーラの前記幅方向一方側から前記幅方向他方側に延びる横部と、
を有している請求項1に記載の作業機。 - 前記壁部のうち、前端部には前壁が形成され、
前記把持部は、前記前壁に設けられている請求項1又は2に記載の作業機。 - 前記装着装置は、
前記走行車両と前記トレーラとを連結する装着フレームと、
前記装着フレームに揺動可能に支持され且つ前記装着フレームから前記フレームに向けて延びる揺動軸と、
を有し、
前記トレーラの前記幅方向一方側を前記揺動軸廻りに上方へ揺動させた場合に、前記幅方向他方側を下方に揺動させ、
前記トレーラの前記幅方向一方側を前記揺動軸廻りに下方へ揺動させた場合に、前記幅方向他方側を上方に揺動させる請求項1~3のいずれか1項に記載の作業機。 - 前記揺動軸の回転中心は、前記底部よりも前記車輪の回転中心寄りに配置されている請求項4に記載の作業機。
- 前記装着装置は、前記揺動軸の揺動のロック又はロック解除を選択可能な揺動選択部を有している請求項4又は5に記載の作業機。
- 前記フレームは、前記揺動軸が連結され且つ上下方向に延びる第3フレームを有し、
前記装着フレームは、
前記揺動軸を回転自在に支持する下フレームと、
前記下フレームに設けられ且つ前記第3フレームの前記幅方向一方側と前記幅方向他方側とに離間して配置された揺動規制部と、
を有し、
前記第3フレームは、前記下フレームに対して前記揺動軸の軸心回りに揺動し、
前記揺動規制部は、前記第3フレームと当接することで、当該第3フレームの揺動を規制して、前記トレーラの揺動を規制する請求項4~6のいずれか1項に記載の作業機。 - 前記走行車両は、
車体と、
前記車体に、前記装着装置を上下方向に揺動可能に連結する連結装置と、
を有している請求項1~7のいずれか1項に記載の作業機。
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2018
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