JP7098143B2 - 運行スケジュール生成装置、および運行スケジュール生成プログラム - Google Patents

運行スケジュール生成装置、および運行スケジュール生成プログラム Download PDF

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本発明は、運行スケジュール生成装置、および運行スケジュール生成プログラムに関する。
次のようなバスダイヤ作成装置が知られている。このバスダイヤ作成装置では、停留所間の所要時間と運行開始時刻や運行間隔等の情報に基づいて、各停留所の発時刻を算出することにより、バスダイヤを生成する(例えば、特許文献1)。
特開2004-227241号公報
バスをはじめとしたあらかじめ設定された時刻表に基づいて運行される交通機関においては、早発(時刻表よりも早く出発すること)は禁じられている一方で、遅延の発生は
乗車時の待ち時間の増大、目的地への到着遅れ、乗継の失敗につながり、利用者の利便性を損ねるとともに利用者の不満につながるため、できるだけ時刻表通りの運行が求められる。このためには、交通状況等を加味した適切な運行スケジュールの設定が必要となる。通常、バスや電車などの交通機関では、乗客が乗降するためのバス停や駅などの停車地点が設けられているが、停車地点の中には、時間調整のために通常の停車地点よりも長い時間の停止が可能な停止地点も含まれていることが多い。このため、早発を防ぎつつ遅延を最小化した運行スケジュールの設定に当たっては、通常よりも長く停止が可能な停止地点が存在することを加味して各停止地点の発時刻が設定されることが好ましいが、従来の技術ではこの点について何ら検討されていなかった。
本発明による運行スケジュール生成装置は、あらかじめ設定された時刻表に基づいて運行される交通機関において、乗客の乗降のために停止する各停止地点における発時刻を設定することにより、交通機関の運行スケジュール生成するための運行スケジュール生成装置であって、停止地点は、乗客の乗降を目的とする通常停止地点と、乗客の乗降とともに時間調整のための停止が可能な調整停止地点とを含み、記憶媒体に記録されている交通機関の運行履歴情報に基づいて、各停止地点と経路上で各停止地点の前に位置する直近の調整停止地点との間の第1の所要時間の実績値と、各調整停止地点と経路の起点となる出発地点との間の第2の所要時間の実績値とを特定する所要時間実績値特定手段と、発時刻の設定対象となる対象停止地点が通常停止地点である場合は、対象停止地点の直近の調整停止地点に対して設定された発時刻に、所要時間実績値特定手段によって特定された第1の所要時間の実績値を加算することにより対象停止地点の発時刻を設定し、対象停止地点が調整停止地点である場合は、所要時間実績値特定手段によって特定された第1の所要時間の実績値または第2の所要時間の実績値に基づいて対象停止地点の発時刻を設定する発時刻設定手段を備えることを特徴とする。
本発明による運行スケジュール生成プログラムは、あらかじめ設定された時刻表に基づいて運行される交通機関において、乗客の乗降のために停止する各停止地点における発時刻を設定することにより、交通機関の運行スケジュール生成するための運行スケジュール生成プログラムであって、停止地点は、乗客の乗降を目的とする通常停止地点と、乗客の乗降とともに時間調整のための停止が可能な調整停止地点とを含み、記憶媒体に記録されている交通機関の運行履歴情報に基づいて、各停止地点と経路上で各停止地点の前に位置する直近の調整停止地点との間の第1の所要時間の実績値と、各調整停止地点と経路の起点となる出発地点との間の第2の所要時間の実績値とを特定する所要時間実績値特定手順と、発時刻の設定対象となる対象停止地点が通常停止地点である場合は、対象停止地点の直近の調整停止地点に対して設定された発時刻に、所要時間実績値特定手順で特定した第1の所要時間の実績値を加算することにより対象停止地点の発時刻を設定し、対象停止地点が調整停止地点である場合は、所要時間実績値特定手順で特定した第1の所要時間の実績値または第2の所要時間の実績値に基づいて対象停止地点の発時刻を設定する発時刻設定手順をコンピュータ実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、経路上に乗客の乗降とともに時間調整のための停止が可能な調整停止地点が存在する場合でも、調整停止地点を考慮して停止地点ごとの発時刻を設定することによって、早発を防ぎつつ遅延を最小化した運行スケジュールを生成することができる。
運行スケジュール生成装置100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 運行情報提供システムから取得されるバス路線Aの運行履歴情報の一例を示す図である。 調整停留所ごとの起点からの所要時間パーセントタイルと、最大退避時間とが設定された調整停留所情報の一例を示す図である。 バス路線Aの運行スケジュールを生成する方法を具体的に示した図である。 運行スケジュール生成装置100で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。
図1は、本実施の形態における運行スケジュール生成装置100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。運行スケジュール生成装置100としては、例えば、パソコンやサーバーなどが用いられる。図1は、本実施の形態における運行スケジュール生成装置100として、サーバー装置を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。運行スケジュール生成装置100は、制御装置101と、記憶媒体102とを備えている。
制御装置101は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、運行スケジュール生成装置100の全体を制御する。なお、制御装置101を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。
記憶媒体102は、運行スケジュール生成装置100が蓄える種々のデータや、制御装置101が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記憶媒体であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記憶媒体102に記録されるプログラムのデータは、CD-ROMやDVD-ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、操作者が取得したプログラムのデータを記憶媒体102にインストールすることによって、制御装置101がプログラムを実行できるようになる。
本実施の形態では、運行スケジュール生成装置100は、あらかじめ設定された時刻表に基づいて運行される交通機関の運行スケジュールを生成するための処理を実行する。なお、交通機関としては、例えば、路線バスや電車などが想定され、以下の説明では、バスの運行スケジュールを作成する場合の例について説明する。
本実施の形態では、記憶媒体102には、運行スケジュールの生成対象となる交通機関の運行履歴を示す運行履歴情報があらかじめ記録されている。運行履歴情報は、交通機関の運行情報を提供する外部のシステムによって提供されるものとする。例えば、運行スケジュール生成装置100と外部の運行情報提供システムとを通信回線を介して接続し、通信回線を介して運行情報提供システムから運行履歴情報を取得するようにしてもよい。あるいは、外部の運行情報提供システムから出力された運行履歴情報が記録されたファイルデータを運行スケジュール生成装置100で読み込むことにより、運行履歴情報を取得するようにしてもよい。
外部の運行情報提供システムにおける交通機関の運行履歴情報の取得方法は限定されないが、一例を挙げると、GPSを用いてバスの現在位置を特定することにより各停止地点の発車時刻を運行履歴として取得可能なシステムや、バスとバス停に備え付けられたアンテナを介して通過情報を取得することにより各停止地点の発車時刻を運行履歴として取得可能なシステムなどのシステムが想定される。このようなシステムは公知の技術であるため、詳細な説明は省略する。なお、本実施の形態では、交通機関としてバスを想定するため、停止地点は、例えばバスの停留所となる。
制御装置101は、記憶媒体102に記録されている運行履歴情報に基づいて、以下に説明する処理を実行することによって、各停止地点の発時刻を設定することにより、交通機関の運行スケジュールを生成する。本実施の形態では、運行履歴情報はバスの運行履歴を示す情報であって、制御装置101は、取得した運行履歴情報に基づいて、バスの路線上に設置された各停留所の発車時刻を設定することによって、バスの運行スケジュールを生成するための処理について説明する。
本実施の形態では、例えば、起点から終点までの間に7つの停留所があるバス路線Aを対象として、運行スケジュールを生成するための処理について説明する。以下の説明では、起点となる停留所1、停留所2、停留所3、停留所4、停留所5、停留所6、停留所7、停留所8、終点となる停留所9を対象として、各停留におけるバスの発車時刻を設定することによって、バスの運行スケジュールが生成される。
図2は、運行情報提供システムから取得されるバス路線Aの運行履歴情報の一例を示す図である。図2に示すように、運行履歴情報は、過去の運行実績から取得したバス路線Aにおける各停留所におけるバスの発車時刻の履歴が含まれている。なお、図2では、1日目から50日目までの50日間の発車時刻の履歴が含まれている。図2における時刻の単位はmm:ssである。また、図2において、各日の「起点から」に記録されているデータは、起点となる停留所1から各停留所までの所要時間の実績値のデータであり、後述する図4では、この実績値データを用いて起点からの所要時間実績値5cが算出される。また、各日の「調整停留所から」に記録されているデータは、経路上で各停留所の前に位置する直近の調整停留所からの所要時間の実績値のデータであり、後述する図4では、この実績値データを用いて調整停留所からの所要時間実績値5dが算出される。
停留所は、乗客の乗降だけでなくバスが停車して時間調整が可能な調整停留所と、乗客の乗降のみを目的とした通常停留所とに分類され、調整停留所に対しては、その停留所にバスが停止することができる最大時間が最大退避時間として設定されている。各停留所を調整停留所とするか通常停留所とするかは、バスが停車可能なスペース、例えばロータリーや歩道切り欠き(バスベイ)の有無、降車専用かどうかなどを考慮して、あらかじめ担当者によって設定されている。また、本実施の形態では、各調整停留所ごとに、起点からの所要時間のパーセントタイル値が設定されている。このパーセントタイル値は、後述するように、運行履歴情報に基づいて、各調整停留所における起点からの所要時間実績値を算出するために用いられる。
図3は、調整停留所ごとの起点からの所要時間パーセントタイル4aと、最大退避時間4bとが設定された調整停留所情報の一例を示す図である。図3に示す例では、上述したバス路線において、停留所3、停留所6、停留所9が調整停留所として設定されている例を示している。なお、図3に示す調整停留所情報は、記憶媒体102に記録されている。
図3において、停留所3においては、起点からの所要時間パーセントタイル4aは、75%と設定されている。この場合、制御装置101は、記憶媒体102に記録されているバス路線Aの運行履歴情報に基づいて、起点である停留所1から停留所3までの所要時間の実績値を所要時間が短い順に並べ、上から75%に位置する所要時間の実績値を抽出し、この値を停留所3における起点からの所要時間実績値とする。例えば、停留所1から停留所3までの所要時間の実績値のデータが100個ある場合は、所用時間を昇順に整列させた後、75番目に位置している所要時間の実績値を抽出して起点からの所要時間実績値とする。また、図3では、停留所3には、最大退避時間4bとして2分が設定されている。
図3において、停留所6においては、起点からの所要時間パーセントタイル4aは、25%と設定されている。この場合、制御装置101は、記憶媒体102に記録されているバス路線Aの運行履歴情報に基づいて、起点である停留所1から停留所6までの所要時間の実績値を所要時間が短い順に並べ、上から25%に位置する所要時間の実績値を抽出し、この値を停留所6における起点からの所要時間実績値とする。例えば、停留所1から停留所6までの所要時間の実績値のデータが100個ある場合は、所用時間を昇順に整列させた後、25番目に位置している所要時間の実績値を抽出して起点からの所要時間実績値とする。また、図3では、停留所6には、最大退避時間4bとして2分が設定されている。
図3において、停留所9においては、起点からの所要時間パーセントタイル4aは、75%と設定されている。この場合、制御装置101は、記憶媒体102に記録されているバス路線Aの運行履歴情報に基づいて、起点である停留所1から停留所9までの所要時間の実績値を所要時間が短い順に並べ、上から75%に位置する所要時間の実績値を抽出し、この値を停留所9における起点からの所要時間実績値とする。例えば、停留所1から停留所9までの所要時間の実績値のデータが100個ある場合は、所用時間を昇順に整列させた後、75番目に位置している所要時間の実績値を抽出して起点からの所要時間実績値とする。また、図3では、停留所9には、最大退避時間4bとして5分が設定されている。
本実施の形態では、起点からの所要時間パーセントタイル4aは、その値が大きいほど時間調整の頻度が上がり、退避時間が延びるため遅延解消効果が高くなるが、その最大値は最大退避時間4bにより規定される。このため、本実施の形態では、起点からの所要時間パーセントタイル4aと最大退避時間4bの2つの値により、時間調整の頻度と遅延解消度合いを制御している。例えば、時間調整の回数が多くなったり、待ち時間が長くなったりしても影響が少ない大きなターミナルや、終点など降車専用のため早発に該当しえない停留所では、起点からの所要時間パーセントタイル4aと最大退避時間4bを大きく設定すればよい。
制御装置101は、記憶媒体102に記録されている運行履歴情報と、調整停留所情報とに基づいて、バスの運行スケジュールを生成する。ここでは、図2に示した運行履歴情報と図3に示した調整停留所情報とを用いて、バス路線Aにおける各停留所の発車時刻を設定することにより、バス路線Aの運行スケジュールを生成する方法を例に、図4を用いて処理の詳細について説明する。
図4では、上述したバス路線Aの停留所5aごとに、調整停留所における最大退避時間5bと、起点からの所要時間実績値5cと、調整停留所からの所要時間実績値5dと、調整停留所での退避を考慮しない退避未考慮新運行スケジュール5eと、調整停留所のおける退避を考慮するとともに秒以下を切り捨てた退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fの各データが表示されている。
図4において、調整停留所における最大退避時間5bには、図3に示した最大退避時間4bが設定されている。また、起点からの所要時間実績値5cには、図3に示した起点からの所要時間パーセントタイル4aを用いて運行履歴情報から特定した起点からの所要時間実績値が設定されている。
また、調整停留所からの所要時間実績値5dには、経路上で各停留所の前に位置する直近の調整停留所からの所要時間実績値が設定されている。なお、調整停留所からの所要時間実績値5dに設定される直近の調整停留所からの所要時間実績値は、例えば、直近の調整停留所からの所要時間の10パーセントタイル値とする。すなわち、制御装置101は、記憶媒体102に記録されているバス路線Aの運行履歴情報に基づいて、各停留所の前に位置する直近の調整停留所からの所要時間の実績値を所要時間が短い順に並べ、上から10%に位置する所要時間の実績値を抽出し、この値を調整停留所からの所要時間実績値5dとする。なお、バス路線Aにおいて、停留所1、2、3には、その前に調整停留所が存在しないため、起点となる停留所1を調整停留所と仮定して調整停留所からの所要時間実績値5dを設定している。
制御装置101は、起点となる停留所1から順番に、以下のような処理を行うことによって、各停留所の発車時刻を設定することにより、バス路線Aの新しい運行スケジュールを生成する。なお、図4においては、退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fが最終的に決定される各停留所5aごとの発車時刻となる。
図4では、停留所1における調整停留所からの所要時間実績値5dが00:00、退避未考慮新運行スケジュール5eが00:00、退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fが00:00と設定されている。これは、停留所1が起点となる停留所のためである。本実施の形態では、バス路線Aの各便が起点となる停留所1を出発する時刻を00:00(mm:ss)とし、以降の停留所の発車時刻は、停留所1の出発時刻を基準に設定する。
制御装置101は、停留所2の発車時刻を設定するために、ひとつ前の調整停留所である停留所1の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5f(00:00)に、停留所2の調整停留所からの所要時間実績値5d(00:35)を加算し、その値(00:35)を停留所2の退避未考慮新運行スケジュール5eに設定する。制御装置101は、停留所2の退避未考慮新運行スケジュール5eの秒以下を切り捨てた値(00:00)を停留所2の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定する。これによって、停留所2の発車時刻は00:00に決定される。なお、実際には停留所1から停留所2までは、運行履歴情報に基づく10パーセントタイル値によると35秒かかっているが、バスの運転手は、秒単位まで正確に把握して停留所2を発車することが困難なため、本実施の形態では退避未考慮新運行スケジュール5eの秒以下を切り捨てた値を退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定して、停留所2の発車時刻を設定する。この退避未考慮新運行スケジュール5eの秒以下を切り捨てた値を退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定する処理は、以降の停留所でも同様である。
制御装置101は、停留所3の発車時刻を設定するために、ひとつ前の調整停留所である停留所1の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5f(00:00)に、停留所3の調整停留所からの所要時間実績値5d(01:30)を加算し、その値(01:30)を停留所3の退避未考慮新運行スケジュール5eに設定する。停留所3は、調整停留所であるため、制御装置101は、停留所3の退避未考慮新運行スケジュール5e(01:30)に停留所3における最大退避時間5b(2分)を加算する。そして、制御装置101は、これによって算出された時刻(03:30)と、停留所3における起点からの所要時間実績値5c(04:40)とを比較し、早い方の時刻(03:30)を採用し、この時刻の秒以下を切り捨てた値(03:00)を停留所3の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定する。これによって、停留所3の発車時刻は03:00に決定される。本実施の形態では、調整停留所においては、最大退避時間5bの範囲内で、起点からの所要時間実績値5cも加味して発車時刻を設定するため、バスが調整停留所で最大退避できる時間の範囲内で過去の運行実績も加味して、調整停留所の発車時刻を設定することができる。この調整停留所における退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fの設定方法は、以降の調整停留所でも同様である。
制御装置101は、停留所4の発車時刻を設定するために、ひとつ前の調整停留所である停留所3の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5f(03:00)に、停留所4の調整停留所からの所要時間実績値5d(00:45)を加算し、その値(03:45)を停留所4の退避未考慮新運行スケジュール5eに設定する。制御装置101は、停留所4の退避未考慮新運行スケジュール5eの秒以下を切り捨てた値(03:00)を停留所4の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定する。これによって、停留所4の発車時刻は03:00に決定される。
制御装置101は、停留所5の発車時刻を設定するために、ひとつ前の調整停留所である停留所3の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5f(03:00)に、停留所5の調整停留所からの所要時間実績値5d(02:20)を加算し、その値(05:20)を停留所5の退避未考慮新運行スケジュール5eに設定する。制御装置101は、停留所5の退避未考慮新運行スケジュール5eの秒以下を切り捨てた値(05:00)を停留所5の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定する。これによって、停留所5の発車時刻は05:00に決定される。
制御装置101は、停留所6の発車時刻を設定するために、ひとつ前の調整停留所である停留所3の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5f(03:00)に、停留所6の調整停留所からの所要時間実績値5d(03:25)を加算し、その値(06:25)を停留所6の退避未考慮新運行スケジュール5eに設定する。停留所6は、調整停留所であるため、制御装置101は、停留所6の退避未考慮新運行スケジュール5e(06:25)に停留所6における最大退避時間5b(2分)を加算する。そして、制御装置101は、これによって算出された時刻(08:25)と、停留所6における起点からの所要時間実績値5c(07:50)とを比較し、早い方の時刻(07:50)を採用し、この時刻の秒以下を切り捨てた値(07:00)を停留所6の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定する。これによって、停留所6の発車時刻は07:00に決定される。
制御装置101は、停留所7の発車時刻を設定するために、ひとつ前の調整停留所である停留所6の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5f(07:00)に、停留所7の調整停留所からの所要時間実績値5d(00:35)を加算し、その値(07:35)を停留所7の退避未考慮新運行スケジュール5eに設定する。制御装置101は、停留所7の退避未考慮新運行スケジュール5eの秒以下を切り捨てた値(07:00)を停留所7の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定する。これによって、停留所7の発車時刻は07:00に決定される。
制御装置101は、停留所8の発車時刻を設定するために、ひとつ前の調整停留所である停留所6の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5f(07:00)に、停留所8の調整停留所からの所要時間実績値5d(01:45)を加算し、その値(08:45)を停留所8の退避未考慮新運行スケジュール5eに設定する。制御装置101は、停留所8の退避未考慮新運行スケジュール5eの秒以下を切り捨てた値(08:00)を停留所8の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定する。これによって、停留所8の発車時刻は08:00に決定される。
停留所9は終点であるが、折り返し運転を行う場合には、停留所9を始点とし、停留所1を終点とした運行を行うことになる。このため、制御装置101は、停留所9の発車時刻も設定することができる。この場合、制御装置101は、ひとつ前の調整停留所である停留所6の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5f(07:00)に、停留所9の調整停留所からの所要時間実績値5d(02:20)を加算し、その値(09:20)を停留所9の退避未考慮新運行スケジュール5eに設定する。停留所9は、調整停留所であるため、制御装置101は、停留所9の退避未考慮新運行スケジュール5e(09:20)に停留所9における最大退避時間5b(5分)を加算する。そして、制御装置101は、これによって算出された時刻(14:20)と、停留所9における起点からの所要時間実績値5c(16:15)とを比較し、早い方の時刻(14:20)を採用し、この時刻の秒以下を切り捨てた値(14:00)を停留所9の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定する。これによって、停留所9の発車時刻は14:00に決定される。
制御装置101は、以上の処理によって設定した各停留所の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fを各停留所のバスの発車時刻とすることで、路線Aの新運行スケジュールを生成することができる。この生成された運行スケジュールに基づいて、実際の停留所1の出発時刻を設定すれば、路線Aを走る各便の運行スケジュールが設定可能となる。例えば、ある便の停留所1の出発時刻を午前8時に設定した場合、その便は、停留所2を8時に出発し、停留所3を8時3分に出発し、停留所4を8時3分に出発し、停留所5を8時5分に出発し、停留所6を8時7分に出発し、停留所7を8時7分に出発し、停留所8を8時8分に出発し、停留所9を8時14分に出発するという運行スケジュールを設定することができる。
図5は、本実施の形態における運行スケジュール生成装置100で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す処理は、処理の開始タイミングにおいて起動するプログラムとして、制御装置101によって実行される。なお、処理の開始タイミングは、あらかじめ設定されたタイミングでもよいし、操作者によって処理開始を指示されたタイミングであってもよい。なお、図5においては、図3に示したデータはあらかじめ記憶媒体102に記録されているものとする。また、図4に示した各停留所の起点からの所要時間実績値5cと調整停留所からの所要時間実績値5dは、運行履歴情報に基づいてあらかじめ算出されているものとする。
ステップS10において、制御装置101は、起点となる停留所の出発時刻、例えば00:00(mm:ss)を特定する。その後、ステップS20へ進む。
ステップS20では、制御装置101は、路線上の次の停留所を対象停留所として選択する。その後。ステップS30へ進む。
ステップS30において、制御装置101は、対象停留所が調整停留所であるか否かを判断する。ステップS30で肯定判断した場合には、ステップS40へ進む。
ステップS40では、制御装置101は、対象停留所のひとつ前の調整停留所、すなわち対象停留所の直近の調整停留所の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに、対象停留所3の調整停留所からの所要時間実績値5dを加算し、その値を対象停留所の退避未考慮新運行スケジュール5eに設定する。その後、ステップS50へ進む。
ステップS50では、制御装置101は、対象停留所の退避未考慮新運行スケジュール5eに対象停留所における最大退避時間5bを加算する。その後、ステップS60へ進む。
ステップS60では、制御装置101は、ステップS50で算出した時刻と、対象停留所における起点からの所要時間実績値5cとを比較し、早い方の時刻を選択する。その後、ステップS70へ進む。
ステップS70では、制御装置101は、ステップS60で選択した時刻の秒以下を切り捨てた時刻を対象停留所の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定することにより、対象停留所の発車時刻を設定する。その後、後述するステップS100へ進む。
一方、ステップS30で否定判断した場合には、ステップS80へ進む。ステップS80では、制御装置101は、対象停留所のひとつ前の調整停留所、すなわち対象停留所の直近の調整停留所の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに、対象停留所の調整停留所からの所要時間実績値5dを加算し、その値を対象停留所の退避未考慮新運行スケジュール5eに設定する。その後、ステップS90へ進む。
ステップS90では、制御装置101は、対象停留所の退避未考慮新運行スケジュール5eの秒以下を切り捨てた値を対象停留所の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定することにより、対象停留所の発車時刻を設定する。その後、ステップS100へ進む。
ステップS100では、制御装置101は、上記の処理を路線の終点となる停留所まで完了したか否かを判断する。ステップS100で否定判断した場合は、ステップS20へ戻る。これに対して、ステップS100で肯定判断した場合には、処理を終了する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)運行スケジュール生成装置100は、あらかじめ設定された時刻表に基づいて運行される交通機関において、乗客の乗降のために停止する各停止地点における発時刻を設定することにより、交通機関の運行スケジュール生成するための装置であって、停止地点である停留所は、乗客の乗降を目的とする通常停留所と、乗客の乗降とともに時間調整のための停止が可能な調整停留所とを含み、制御装置101は、発時刻の設定対象となる対象停留所が通常停留所であるか調整停留所であるかを加味して、対象停留所における発時刻を設定するようにした。これによって、通常よりも長く停車が可能な調整停留所が存在することも加味して各停留所の発時刻を精度高く設定することができる。
(2)制御装置101は、記憶媒体102に記録されている交通機関の運行履歴情報に基づいて、各停留所と経路上で各停留所の前に位置する直近の調整停留所との間の所要時間の実績値(第1の所要時間の実績値)を特定し、特定した第1の所要時間の実績値を用いて、対象停止地点における発時刻を設定するようにした。これによって、直近の調整停留所との間の所要時間の実績値を考慮して、過去の運行履歴に基づく最適なバスの運行スケジュールを設定することができる。
(3)制御装置101は、記憶媒体102に記録されている交通機関の運行履歴情報に基づいて、各調整停留所と路線の起点となる出発地点との間の所要時間の実績値(第2の所要時間の実績値)をさらに特定し、特定した第2の所要時間の実績値も用いて、対象停止地点における発時刻を設定するようにした。これによって、各調整停留所と路線の起点となる出発地点との間の所要時間もさらに考慮して、過去の運行履歴に基づく最適なバスの運行スケジュールを設定することができる。
(4)制御装置101は、発時刻の設定対象となる対象停留所が通常停留所である場合は、対象停留所の直近の調整停留所に対して設定された発時刻に、第1の所要時間の実績値を加算することにより対象停留所の発時刻を設定し、対象停留所が調整停留所である場合は、対象停留所の直近の調整停留所に対して設定された発時刻に第1の所要時間の実績値と対象停留所に対して設定されている最大停止可能時間とを加算した時刻と、第2の所要時間の実績値とのうち、早い方の時刻を対象停止地点の発時刻として設定するようにした。これによって、調整のために停車が可能な調整停留所での停車可能な時間と、調整停留所と路線の起点となる出発地点との間の所要時間の実績値を考慮して、過去の運行履歴に基づいて、早発と遅延を防止した最適なバスの運行スケジュールを設定することができる。特に、早発防止のための時間調整を、通常よりも長く停止が可能な調整停留所に限定することは、渋滞の防止、運転操作の軽減、利用者の不満軽減につながる。
(5)制御装置101は、設定した発時刻の秒単位を切り捨てて対象停止地点の発時刻とするようにした。一般的に、乗客が見る時刻表や運転手が見る運行表は分単位で運行スケジュールが表示されることを加味して、バスの運行スケジュールを設定することができる。また、運行スケジュールを分単位とする方法は、切り上げや四捨五入などの方法も考えられるが、秒単位を切り捨てることによって、早発の防止効果を高めた運行スケジュールを設定することができる。
(6)制御装置101は、各停留所ごとに、運行履歴情報の中から、直近の調整停留所からの所要時間を短い順に並べたときにあらかじめ設定された順位に位置するデータを抽出して、調整停留所からの所要時間実績値5dとするようにした。これによって、運行履歴情報に基づいて簡易な処理で調整停留所からの所要時間実績値5dを設定することができる。
(7)制御装置101は、各調整停留所ごとに、運行履歴情報の中から、各調整停留所と経路の起点となる出発地点との間の所要時間を短い順に並べたときにあらかじめ設定された順位に位置するデータを抽出して、起点からの所要時間実績値5cとするようにした。これによって、運行履歴情報に基づいて簡易な処理で起点からの所要時間実績値5cを設定することができる。
(8)制御装置101は、交通機関の運行情報を提供する外部のシステムである運行情報提供システムから交通機関の運行履歴情報を取得して記憶媒体102に記録するようにした。これによって、既存のシステムを有効に活用して交通機関の運行情報を取得することができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の運行スケジュール生成装置100は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、制御装置101は、各停留所の退避未考慮新運行スケジュール5eの秒以下を切り捨てた値を各停留所の退避考慮・秒切捨新運行スケジュール5fに設定し、これを各停留所の発車時刻とするようにした。しかしながら、制御装置101は、発時刻を秒単位まで設定可能な交通機関においては、退避未考慮新運行スケジュール5eの秒以下を切り捨てずに、退避未考慮新運行スケジュール5eに設定した時刻をそのまま発時刻としてもよい。
(2)上述した実施の形態では、バスの運行スケジュールを生成する方法を例に処理の詳細を説明した。しかしながら、上述した処理によって運行スケジュールの生成が可能な交通機関であれば、交通機関はバスに限定されない。なお、バス以外の交通機関を対象として運行スケジュールを生成する場合は、上述した実施の形態における停留所などのバス特有の用語は、対象とする交通機関に合わせて読み替えればよい。
(3)上述した実施の形態では、図4における調整停留所からの所要時間実績値5dに設定される直近の調整停留所からの所要時間実績値は、例えば、直近の調整停留所からの所要時間の10パーセントタイル値とする例について説明した。しかしながら、調整停留所からの所要時間実績値5dに設定される値は、これ以外の方法によって運行履歴情報に基づいて特定するようにしてもよい。例えば、直近の調整停留所からの所要時間の最小値や平均値や標準偏差値などを用いてもよい。また、運行履歴情報に含まれる値のうち、極端に大きい値や小さい値を事前に除去したり、天候や交通事故などによる異常値を事前に除去するようにしてもよい。
(4)上述した実施の形態では、制御装置101は、記憶媒体102に記録されている交通機関の運行履歴情報に基づいて、各停留所と経路上で各停留所の前に位置する直近の調整停留所との間の所要時間の実績値(第1の所要時間の実績値)と、各調整停留所と路線の起点となる出発地点との間の所要時間の実績値(第2の所要時間の実績値)を特定し、第1の所要時間の実績値と第2の所要時間の実績値とを用いて対象停止地点の発時刻を設定する例について説明した。しかしながら、制御装置101は、第1の所要時間の実績値と第2の所要時間の実績値のいずれか一方を用いて対象停止地点の発時刻を設定するようにしてもよい。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
10 運行スケジュール生成システム
100 運行スケジュール生成装置
101 制御装置
102 記憶媒体

Claims (12)

  1. あらかじめ設定された時刻表に基づいて運行される交通機関において、乗客の乗降のために停止する各停止地点における発時刻を設定することにより、前記交通機関の運行スケジュール生成するための運行スケジュール生成装置であって、
    前記停止地点は、乗客の乗降を目的とする通常停止地点と、乗客の乗降とともに時間調整のための停止が可能な調整停止地点とを含み、
    記憶媒体に記録されている前記交通機関の運行履歴情報に基づいて、各停止地点と経路上で各停止地点の前に位置する直近の調整停止地点との間の第1の所要時間の実績値と、各調整停止地点と経路の起点となる出発地点との間の第2の所要時間の実績値とを特定する所要時間実績値特定手段と、
    発時刻の設定対象となる対象停止地点が前記通常停止地点である場合は、前記対象停止地点の前記直近の調整停止地点に対して設定された発時刻に、前記所要時間実績値特定手段によって特定された前記第1の所要時間の実績値を加算することにより前記対象停止地点の発時刻を設定し、前記対象停止地点が前記調整停止地点である場合は、前記所要時間実績値特定手段によって特定された前記第1の所要時間の実績値または前記第2の所要時間の実績値に基づいて前記対象停止地点の発時刻を設定する発時刻設定手段を備えることを特徴とする運行スケジュール生成装置。
  2. 請求項1に記載の運行スケジュール生成装置において、
    前記発時刻設定手段は、前記対象停止地点が前記調整停止地点である場合は、前記対象停止地点の前記直近の調整停止地点に対して設定された発時刻に前記所要時間実績値特定手段によって特定された前記第1の所要時間の実績値と前記対象停止地点に対して設定されている最大停止可能時間とを加算した時刻と、前記所要時間実績値特定手段によって特定された前記第2の所要時間の実績値とのうち、早い方の時刻を前記対象停止地点の発時刻として設定することを特徴とする運行スケジュール生成装置。
  3. 請求項1または2に記載の運行スケジュール生成装置において、
    前記所要時間実績値特定手段は、各停止地点ごとに、前記運行履歴情報の中から、前記直近の調整停止地点からの所要時間を短い順に並べたときにあらかじめ設定された順位に位置するデータを抽出して、前記第1の所要時間の実績値とすることを特徴とする運行スケジュール生成装置。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載の運行スケジュール生成装置において、
    前記所要時間実績値特定手段は、各調整停止地点ごとに、前記運行履歴情報の中から、各調整停止地点と経路の起点となる出発地点との間の所要時間を短い順に並べたときにあらかじめ設定された順位に位置するデータを抽出して、前記第2の所要時間の実績値とすることを特徴とする運行スケジュール生成装置。
  5. 請求項1~のいずれか一項に記載の運行スケジュール生成装置において、
    前記発時刻設定手段は、設定した発時刻の秒単位を切り捨てて前記対象停止地点の発時刻とすることを特徴とする運行スケジュール生成装置。
  6. 請求項1~のいずれか一項に記載の運行スケジュール生成装置において、
    交通機関の運行情報を提供する外部のシステムから取得された前記交通機関の運行履歴情報を前記記憶媒体に記録する運行履歴情報記録手段をさらに備えることを特徴とする運行スケジュール生成装置。
  7. あらかじめ設定された時刻表に基づいて運行される交通機関において、乗客の乗降のために停止する各停止地点における発時刻を設定することにより、前記交通機関の運行スケジュール生成するための運行スケジュール生成プログラムであって、
    前記停止地点は、乗客の乗降を目的とする通常停止地点と、乗客の乗降とともに時間調整のための停止が可能な調整停止地点とを含み、
    記憶媒体に記録されている前記交通機関の運行履歴情報に基づいて、各停止地点と経路上で各停止地点の前に位置する直近の調整停止地点との間の第1の所要時間の実績値と、各調整停止地点と経路の起点となる出発地点との間の第2の所要時間の実績値とを特定する所要時間実績値特定手順と、
    発時刻の設定対象となる対象停止地点が前記通常停止地点である場合は、前記対象停止地点の前記直近の調整停止地点に対して設定された発時刻に、前記所要時間実績値特定手順で特定した前記第1の所要時間の実績値を加算することにより前記対象停止地点の発時刻を設定し、前記対象停止地点が前記調整停止地点である場合は、前記所要時間実績値特定手順で特定した前記第1の所要時間の実績値または前記第2の所要時間の実績値に基づいて前記対象停止地点の発時刻を設定する発時刻設定手順をコンピュータに実行させるための運行スケジュール生成プログラム。
  8. 請求項7に記載の運行スケジュール生成プログラムにおいて、
    前記発時刻設定手順は、前記対象停止地点が前記調整停止地点である場合は、前記対象停止地点の前記直近の調整停止地点に対して設定された発時刻に前記所要時間実績値特定手順で特定した前記第1の所要時間の実績値と前記対象停止地点に対して設定されている最大停止可能時間とを加算した時刻と、前記所要時間実績値特定手順で特定した前記第2の所要時間の実績値とのうち、早い方の時刻を前記対象停止地点の発時刻として設定することを特徴とする運行スケジュール生成プログラム。
  9. 請求項7または8に記載の運行スケジュール生成プログラムにおいて、
    前記所要時間実績値特定手順は、各停止地点ごとに、前記運行履歴情報の中から、前記直近の調整停止地点からの所要時間を短い順に並べたときにあらかじめ設定された順位に位置するデータを抽出して、前記第1の所要時間の実績値とすることを特徴とする運行スケジュール生成プログラム。
  10. 請求項7~9のいずれか一項に記載の運行スケジュール生成プログラムにおいて、
    前記所要時間実績値特定手順は、各調整停止地点ごとに、前記運行履歴情報の中から、各調整停止地点と経路の起点となる出発地点との間の所要時間を短い順に並べたときにあらかじめ設定された順位に位置するデータを抽出して、前記第2の所要時間の実績値とすることを特徴とする運行スケジュール生成プログラム。
  11. 請求項7~10のいずれか一項に記載の運行スケジュール生成プログラムにおいて、
    前記発時刻設定手順は、設定した発時刻の秒単位を切り捨てて前記対象停止地点の発時刻とすることを特徴とする運行スケジュール生成プログラム。
  12. 請求項7~11のいずれか一項に記載の運行スケジュール生成プログラムにおいて、
    交通機関の運行情報を提供する外部のシステムから取得された前記交通機関の運行履歴情報を前記記憶媒体に記録する運行履歴情報記録手順をさらに有することを特徴とする運行スケジュール生成プログラム。
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