JP6177474B2 - 踏切制御装置、踏切制御システムおよび踏切遮断時間短縮方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1にかかる踏切制御装置1が行う踏切遮断時間を短縮する制御の概要を示す図である。踏切制御装置1は、鳴動および遮断かん操作を行う踏切装置である踏切3の動作、詳細には踏切3を列車4,5が通過する際に踏切3の警報動作を開始するタイミングである遮断開始タイミング、および踏切3の警報動作を終了するタイミングである遮断終了タイミングを制御する。以降、遮断開始タイミングおよび遮断終了タイミングをまとめて遮断開始終了タイミングと呼ぶことがある。なお、図1では列車4,5の進行方向が異なる複線の路線を想定しているが、一例であり、踏切制御装置1による踏切遮断時間を短縮する制御は、複々線の路線にも適用可能である。
実施の形態1では、踏切制御装置1で各列車の踏切到着通過時刻を予測した。実施の形態2では、各列車で自列車の踏切到着通過時刻を予測する場合について説明する。
実施の形態1,2では、踏切制御装置1,1aが1つの踏切3の踏切遮断時間を短縮する制御について説明した。実施の形態3では、複数の踏切を対象にして踏切遮断時間を短縮する制御を行う場合について説明する。踏切制御装置1,1aで踏切制御は同じため、踏切制御装置1において、5つの踏切を対象にする場合について説明する。
Claims (20)
- 列車の踏切到着時刻および踏切通過時刻から、踏切が遮断する期間を示す遮断開始終了タイミングを算出する際に用いる余裕時間の情報を保持する記憶部と、
運行管理システムから前記列車の運行スケジュールであるダイヤ情報および前記列車の走行実績情報を含む運行情報を取得する運行情報取得部と、
前記列車の前記踏切到着時刻および前記踏切通過時刻、および前記余裕時間を用いて前記遮断開始終了タイミングを算出し、複数の列車の遮断開始終了タイミングを算出した結果、前記複数の列車の遮断開始終了タイミングから求められる前記踏切の踏切遮断時間が規定された遮断時間閾値より大きい場合、前記運行情報取得部経由で取得した前記踏切に先着する先着列車の運行情報に含まれる前記列車の前記踏切より手前の駅からの駅間走行の余裕時間の情報と、前記先着列車の遅れ時間の情報との比較結果に基づいて、前記先着列車について前記踏切到着時刻を遅延させても次駅到着時刻が遅延しないと判断したときは前記先着列車の速度抑制を決定するタイミング算出部と、
を備えることを特徴とする踏切制御装置。 - 前記タイミング算出部は、前記先着列車へ制限速度により速度抑制を指示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の踏切制御装置。 - 前記タイミング算出部は、前記先着列車へ走行パターンにより速度抑制を指示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の踏切制御装置。 - 前記タイミング算出部は、複数の踏切を対象にする場合、各踏切の優先度に基づいて優先度の高い踏切の踏切遮断時間を短縮する制御を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の踏切制御装置。 - 前記タイミング算出部は、複数の踏切を対象にする場合、各踏切の踏切遮断時間の合計時間である合計踏切遮断時間を短縮する制御を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の踏切制御装置。 - 前記タイミング算出部は、前記複数の列車の遮断開始終了タイミングを算出した結果、前記複数の列車の遮断開始終了タイミングから求められる前記踏切の踏切遮断時間が規定された遮断時間閾値以下である場合には、前記先着列車の速度抑制を行わない、
ことを特徴とする請求項1に記載の踏切制御装置。 - 前記記憶部は、前記踏切の踏切設置位置の情報を含む踏切情報を保持し、
さらに、
前記列車から取得した前記列車の列車位置情報、列車長情報および列車速度情報、前記記憶部が保持する前記踏切情報に基づいて、前記列車の前記踏切到着時刻および前記踏切通過時刻を予測する時刻予測部、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の踏切制御装置。 - 前記時刻予測部は、前記列車の列車位置から前記踏切設置位置までの経路に設定された制限速度に基づいて前記踏切到着時刻および前記踏切通過時刻を予測する、
ことを特徴とする請求項7に記載の踏切制御装置。 - 前記時刻予測部は、前記列車の列車位置から前記踏切設置位置までの経路に設定された走行パターンに基づいて前記踏切到着時刻および前記踏切通過時刻を予測する、
ことを特徴とする請求項7に記載の踏切制御装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の踏切制御装置と、
自列車の列車位置情報、列車長情報および列車速度情報を出力する車上制御装置、踏切の踏切設置位置の情報を含む踏切情報を保持する記憶部、および、前記車上制御装置から取得した自列車の前記列車位置情報、前記列車長情報および前記列車速度情報、前記記憶部が保持する前記踏切情報に基づいて、自列車の踏切到着時刻および踏切通過時刻を予測する時刻予測部、を備え、前記時刻予測部は、前記自列車の列車位置から前記踏切設置位置までの経路に設定された制限速度に基づいて前記踏切到着時刻および前記踏切通過時刻を予測する車上制御システムと、
を備えることを特徴とする踏切制御システム。 - 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の踏切制御装置と、
自列車の列車位置情報、列車長情報および列車速度情報を出力する車上制御装置、踏切の踏切設置位置の情報を含む踏切情報を保持する記憶部、および、前記車上制御装置から取得した自列車の前記列車位置情報、前記列車長情報および前記列車速度情報、前記記憶部が保持する前記踏切情報に基づいて、自列車の踏切到着時刻および踏切通過時刻を予測する時刻予測部、を備え、前記時刻予測部は、前記自列車の列車位置から前記踏切設置位置までの経路に設定された走行パターンに基づいて前記踏切到着時刻および前記踏切通過時刻を予測する車上制御システムと、
を備えることを特徴とする踏切制御システム。 - タイミング算出部が、列車の踏切到着時刻および踏切通過時刻、および、前記踏切到着時刻および前記踏切通過時刻から踏切が遮断する期間を示す遮断開始終了タイミングを算出する際に用いる余裕時間を用いて前記遮断開始終了タイミングを算出するタイミング算出ステップと、
前記タイミング算出部が、複数の列車の遮断開始終了タイミングを算出した結果、前記複数の列車の遮断開始終了タイミングから求められる前記踏切の踏切遮断時間が規定された遮断時間閾値より大きいか判定する踏切遮断時間判定ステップと、
前記タイミング算出部が、前記踏切の踏切遮断時間が前記遮断時間閾値より大きい場合、運行情報取得部経由で前記踏切に先着する先着列車の運行スケジュールであるダイヤ情報および前記列車の走行実績情報を含む運行情報を取得する先着列車運行情報取得ステップと、
前記タイミング算出部が、前記先着列車の前記運行情報に含まれる前記列車の前記踏切より手前の駅からの駅間走行の余裕時間の情報と、前記先着列車の遅れ時間の情報との比較結果に基づいて、前記先着列車について前記踏切到着時刻を遅延させても次駅到着時刻が遅延しないと判断したときは前記先着列車の速度抑制を決定する速度抑制決定ステップと、
を含むことを特徴とする踏切遮断時間短縮方法。 - さらに、
前記タイミング算出部が、前記先着列車へ制限速度により速度抑制を指示する速度抑制指示ステップ、
を含むことを特徴とする請求項12に記載の踏切遮断時間短縮方法。 - さらに、
前記タイミング算出部が、前記先着列車へ走行パターンにより速度抑制を指示する速度抑制指示ステップ、
を含むことを特徴とする請求項12に記載の踏切遮断時間短縮方法。 - 前記速度抑制決定ステップでは、前記タイミング算出部が、複数の踏切を対象にする場合、各踏切の優先度に基づいて優先度の高い踏切の踏切遮断時間を短縮する制御を行う、
ことを特徴とする請求項12に記載の踏切遮断時間短縮方法。 - 前記速度抑制決定ステップでは、前記タイミング算出部が、複数の踏切を対象にする場合、各踏切の踏切遮断時間の合計時間である合計踏切遮断時間を短縮する制御を行う、
ことを特徴とする請求項12に記載の踏切遮断時間短縮方法。 - 前記タイミング算出部が、前記踏切遮断時間判定ステップにおいて、前記複数の列車の遮断開始終了タイミングを算出した結果、前記複数の列車の遮断開始終了タイミングから求められる前記踏切の踏切遮断時間が規定された遮断時間閾値以下である場合には、前記速度抑制決定ステップにおいて、前記先着列車の速度抑制を行わない、
ことを特徴とする請求項12に記載の踏切遮断時間短縮方法。 - さらに、
時刻予測部が、前記列車から取得した前記列車の列車位置情報、列車長情報および列車速度情報、記憶部が保持する前記踏切の踏切設置位置の情報を含む踏切情報に基づいて、前記列車の前記踏切到着時刻および前記踏切通過時刻を予測する時刻予測ステップ、
を含むことを特徴とする請求項12に記載の踏切遮断時間短縮方法。 - 前記時刻予測ステップでは、前記時刻予測部が、前記列車の列車位置から前記踏切設置位置までの経路に設定された制限速度に基づいて前記踏切到着時刻および前記踏切通過時刻を予測する、
ことを特徴とする請求項18に記載の踏切遮断時間短縮方法。 - 前記時刻予測ステップでは、前記時刻予測部が、前記列車の列車位置から前記踏切設置位置までの経路に設定された走行パターンに基づいて前記踏切到着時刻および前記踏切通過時刻を予測する、
ことを特徴とする請求項18に記載の踏切遮断時間短縮方法。
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