JP7095893B2 - アンチセンスオリゴ核酸 - Google Patents
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Description
そこで本発明は、肝毒性が低減されたアンチセンスオリゴ核酸を提供することを目的とする。
以下、本発明を示す。
両末端からそれぞれ1nt以上、5nt以下の核酸残基が2’,4’-架橋型核酸であり、
上記両末端の間に非2’,4’-架橋型の核酸残基を有し、
上記非2’,4’-架橋型の核酸残基のうちの1以上の核酸残基の塩基が修飾されていることを特徴とするアンチセンスオリゴ核酸。
X1は、O、S、>N(R3)基、-C(=O)-O-基または-C(=O)-N(R4)-基を示し(R3およびR4は、独立してHまたはC1-6アルキル基を示す)
X2は、下記式(IV)~(VII)で表されるいずれかのグアニジノ基を示し、
X3は、O、S、>N(R19)基、-C(=O)-O-基または-C(=O)-N(R20)-基を示し(R19およびR20は、独立してHまたはC1-6アルキル基を示す)
Y1~Y3は、独立してO-またはS-を示し、
Baseは核酸塩基基を示し、
R1とR2は、独立して、H、C1-6アルキル基を示すか、または、R1とR2が一緒になってC1-4アルキレン基を形成してもよく、
nは0以上2以下の整数を示す]
[式中、
R31は、H、または、シリル系保護基、トリチル系保護基、カーバメート系保護基およびベンジルエーテル系保護基から選択される水酸基の保護基を示し;
R32およびR33は、独立して、ハロゲノ基、ニトロ基またはC1-6アルキル基に置換されていてもよいフェニル基、または、シアノ基で置換されていてもよいC1-6アルキル基を示し;
R34は、アミノ基の保護基を示し;
R35は、ハロゲノ基またはR36-C≡C-(R36は、C6-12アリール基、複素芳香環基、ヒドロキシ-C1-6アルキル基またはC1-7アルカノイルオキシ-C1-6アルキル基を示す。]
(1) アンチセンスオリゴ核酸の選別と合成
核酸医薬で問題となっている肝毒性の誘発機構としては、(i)標的外遺伝子の発現抑制、(ii)自然免疫の活性化の他、(iii)核酸医薬に関係するタンパク質などの生体分子を介したシグナル経路が考えられる。上記機構(i)および(ii)を回避し、上記機構(iii)の寄与により特に強い肝毒性を誘発するアンチセンスオリゴ核酸として#101を選択した。株式会社ジーンデザインに、表1に示す配列を有する#101およびその誘導体である#101-C2-7の合成を外注した。得られたアンチセンスオリゴ核酸の分子量をマススペクトルにより測定した。#101の分子量の理論値は4589.72、実測値は4600.61であり、#101-C2-7の分子量の理論値は4605.72、実測値は4602.22であった。
5週齢の雄性C57BL/6NCrlマウス(日本チャールス・リバー株式会社)を1週間検疫馴化した後、実験に用いた。当該マウスを任意に4匹ずつ3群に分け、生理食塩水(大塚製薬社製)または各アンチセンスオリゴ核酸溶液を10mL/kg体重(アンチセンスオリゴ核酸の投与量として20mg/kg体重)の投与量で尾静脈内に単回投与した。投与から4日目(96時間後)に、マウスを2.0~4.0%のイソフルラン(DSファーマアニマルヘルス社製)で吸入麻酔し、後大静脈腹部から可能な限り採血した。得られた血液を室温で20~60分静置後、1700×gで5分間遠心分離して血清を得た。血液採取の際、血液量が分析に必要な量に達しない場合は注射用水を用いて希釈した後、分析に用いた。生化学自動分析装置(「JCA-BM6070」日本電子社製)を用いて、得られた血清中のアスパラギン酸トランスアミナーゼ(AST)とアラニントランスアミナーゼ(ALT)の濃度を測定した。なお、上記の動物実験の飼育と実験は、株式会社新日本科学の動物実験規定に準じ、株式会社新日本科学安全性研究所の動物実験施設内で行った。結果を図1に示す。図1中の「*」はp<0.05で有意差があることを示す。
上記実施例1において、アンチセンスオリゴ核酸#101の代わりに、上記肝毒性誘発機構(iii)の寄与により強い肝毒性を誘発する#12、#98、#14、またはそれらの誘導体を用いた以外は同様にして肝毒性を評価した。#12の分子量の理論値は4614.73、実測値は4614.27であり、#12-C2-10の分子量の理論値は4630.73、実測値は4627.86であり、#98の分子量の理論値は4613.75、実測値は4612.79であり、#98-C2-7の分子量の理論値は4629.75、実測値は4631.10であり、#14の分子量の理論値は4606.71、実測値は4605.66であり、#14-C2-6の分子量の理論値は4622.71、実測値は4619.72であった。本実施例で用いた各アンチセンスオリゴ核酸の配列を表2に、肝毒性の測定結果を図2に示す。図2中の「*」はp<0.05で有意差があることを示す。
GR(Glucocortiocoid Receptor)はステロイド受容体の一種であり、ステロイドホルモンであるヒドロコルチゾンに対する受容体として働く一方で、リガンド依存的に核内移行して転写因子としても働く。そこで、これを標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてPosi12(Nucleic Acid Ther.,2012,22,5,344-359)を選択し、株式会社ジーンデザインに、表3に示す配列を有するPosi12およびその誘導体であるPosi12-C2-11の合成を外注した。Posi12の分子量の理論値は4611.71、実測値は4610.81であり、Posi12-C2-11の分子量の理論値は4627.71、実測値は4625.65であった。
マウスGRを標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてPosi14(Nucleic Acid Ther.,2012,22,5,344-359)を選択し、株式会社ジーンデザインに、表4に示す配列を有するPosi14およびその誘導体であるPosi14-C2-6の合成を外注した。Posi14の分子量の理論値は4691.78、実測値は4691.10であり、Posi14-C2-6の分子量の理論値は4707.78、実測値は4705.24であった。
PCSK9(Pro-protein Convertase Subtilisin Kexin 9)はエンドプロテアーゼの一種であり、LDLのレセプターに結合して分解することによりLDLの取り込み量を減らし、結果的に血中LDL濃度を上昇させる。そこでマウスPCSK9遺伝子を標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてPosi15を選択し、株式会社ジーンデザインに、表5に示す配列を有するPosi15およびその誘導体であるPosi15-C2-4およびPosi15-C2-11の合成を外注した。Posi15の分子量の理論値は4586.77、実測値は4586.73であり、Posi15-C2-4の分子量の理論値は4602.77、実測値は4600.61であり、Posi15-C2-11の分子量の理論値は4602.77、実測値は4602.09であった。
マウスPCSK9を標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてPosi17を選択し、株式会社ジーンデザインに、表6に示す配列を有するPosi17およびその誘導体であるPosi17-C2-10の合成を外注した。Posi17の分子量の理論値は4300.54、実測値は4300.92であり、Posi17-C2-10の分子量の理論値は4316.54、実測値は4314.46であった。
Rps6kb2(Ribosomal protein S6 kinase beta-2)は、リボソームタンパク質S6をリン酸化する酵素として同定されたセリン-スレオニンキナーゼであり、増殖因子やストレスなどの刺激により活性化され、細胞周期やタンパク質合成の調節をしている。これを標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてNo.97を選択し、株式会社ジーンデザインに、表7に示す配列を有するNo.97およびその誘導体であるNo.97-C2-7、No.97-C2-9およびNo.97-C2-10の合成を外注した。No.97の分子量の理論値は4182.40、実測値は4183.06であり、No.97-C2-7の分子量の理論値は4198.40、実測値は4197.54であり、No.97-C2-9の分子量の理論値は4198.40、実測値は4196.60であり、No.97-C2-10の分子量の理論値は4198.40、実測値は4199.40であった。
上記実施例1において、アンチセンスオリゴ核酸#101の誘導体として#101-T6-5を用いた以外は同様にして肝毒性を評価した。#101-T6-5の分子量の理論値は4605.78、実測値は4605.10であった。本実施例で用いた各アンチセンスオリゴ核酸の配列を表8に、肝毒性の測定結果を図8に示す。図8中の「*」はp<0.05で有意差があることを示す。
上記実施例1において、アンチセンスオリゴ核酸#101の代わりに#98、#14、またはそれらの誘導体を用いた以外は同様にして肝毒性を評価した。#98-T6-5の分子量の理論値は4629.81、実測値は4631.05であり、#14-T6-4の分子量の理論値は4622.77、実測値は4623.11であった。本実施例で用いた各アンチセンスオリゴ核酸の配列を表9に、肝毒性の測定結果を図9に示す。図9中の「*」はp<0.05で有意差があることを示す。
マウスGRを標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてPosi12(Nucleic Acid Ther.,2012,22,5,344-359)を選択し、株式会社ジーンデザインに、表10に示す配列を有するPosi12およびその誘導体であるPosi12-T6-4の合成を外注した。Posi12-T6-4の分子量の理論値は4627.77、実測値は4629.03であった。
マウスGRを標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてPosi14(Nucleic Acid Ther.,2012,22,5,344-359)を選択し、株式会社ジーンデザインに、表11に示す配列を有するPosi14およびその誘導体であるPosi14-T6-4の合成を外注した。Posi14-T6-4の分子量の理論値は4707.84、実測値は4708.38であった。
マウスPCSK9を標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてPosi17(Nucleic Acid Ther.,2012,22,5,344-359)を選択し、株式会社ジーンデザインに、表12に示す配列を有するPosi17およびその誘導体であるPosi17-T6-4の合成を外注した。Posi17-T6-4の分子量の理論値は4316.60、実測値は4316.08であった。
上記実施例1において、アンチセンスオリゴ核酸#101の誘導体として#101-G3-6を用いた以外は同様にして肝毒性を評価した。#101-G3-6の分子量の理論値は4604.73、実測値は4605.45であった。本実施例で用いた各アンチセンスオリゴ核酸の配列を表13に、肝毒性の測定結果を図13に示す。図13中の「*」はp<0.05で有意差があることを示す。
上記実施例1において、アンチセンスオリゴ核酸#101の代わりに#12、#98、#14、またはそれらの誘導体を用いた以外は同様にして肝毒性を評価した。#12-G3-9の分子量の理論値は4629.74、実測値は4628.19であり、#98-G3-6の分子量の理論値は4628.76、実測値は4628.93であり、#14-G3-5の分子量の理論値は4621.72、実測値は4621.39であった。本実施例で用いた各アンチセンスオリゴ核酸の配列を表14に、肝毒性の測定結果を図14に示す。図14中の「*」はp<0.05で有意差があることを示す。
上記実施例1において、アンチセンスオリゴ核酸#101またはその誘導体である#101-G4-6を用いた以外は同様にして肝毒性を評価した。#101-G4-6の分子量の理論値は4668.61、実測値は4670.31であった。本実施例で用いた各アンチセンスオリゴ核酸の配列を表15に、肝毒性の測定結果を図15に示す。図15中の「*」はp<0.05で有意差があることを示す。
上記実施例1において、アンチセンスオリゴ核酸#101の代わりに#12、#98、#14、またはそれらの誘導体を用いた以外は同様にして肝毒性を評価した。#12-G4-9の分子量の理論値は4693.62、実測値は4692.50であり、#98-G4-6の分子量の理論値は4692.64、実測値は4693.45であり、#14-G4-5の分子量の理論値は4685.60、実測値は4683.86であった。本実施例で用いた各アンチセンスオリゴ核酸の配列を表16に、肝毒性の測定結果を図16に示す。図16中の「*」はp<0.05で有意差があることを示す。
マウスGRを標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてPosi14(Nucleic Acid Ther.,2012,22,5,344-359)を選択し、株式会社ジーンデザインに、表17に示す配列を有するPosi14およびその誘導体であるPosi14-G4-10の合成を外注した。Posi14-G4-10の分子量の理論値は4770.67、実測値は4771.46であった。
マウスPCSK9を標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてPosi15を選択し、株式会社ジーンデザインに、表18に示す配列を有するPosi15およびその誘導体であるPosi15-G4-8の合成を外注した。Posi15-G4-8の分子量の理論値は4665.66、実測値は4666.01であった。
マウスPCSK9を標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてPosi17を選択し、株式会社ジーンデザインに、表19に示す配列を有するPosi17およびその誘導体であるPosi17-G4-3、Posi17-G4-5およびPosi17-G4-8の合成を外注した。Posi17-G4-3の分子量の理論値は4379.43、実測値は4378.54であり、Posi17-G4-5の分子量の理論値は4379.43、実測値は4377.25であり、Posi17-G4-8の分子量の理論値は4379.43、実測値は4378.34であった。
マウスRps6kb2を標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてNo.97を選択し、株式会社ジーンデザインに、表20に示す配列を有するNo.97およびその誘導体であるNo.97-G4-8の合成を外注した。No.97-G4-8の分子量の理論値は4261.29、実測値は4261.11であった。
上記実施例5において、Posi15の誘導体であるPosi15-G6-8を用いた以外は同様にして肝毒性と活性を評価した。Posi15-G6-8の分子量の理論値は4685.90、実測値は4683.03であった。本実施例で用いた各アンチセンスオリゴ核酸の配列を表21に、肝毒性の測定結果を図21に示す。図21中の「*」はp<0.05で有意差があることを示す。
マウスRps6kb2およびマウスGRを標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてNo.97とPosi14をそれぞれ選択し、株式会社ジーンデザインに、表22に示す配列を有するNo.97、Posi14、および中間部分における非2’,4’-架橋型核酸残基のうちの1つのグアニンを8-アミノグアニンに変更した誘導体の合成を外注した。また、マウスPCSK9遺伝子を標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてPosi15とPosi17をそれぞれ選択し、株式会社ジーンデザインに、表22に示す配列を有するPosi15、Posi17、および中間部分における非2’,4’-架橋型核酸残基のうちの1つのグアニンを8-アミノグアニンに変更した誘導体の合成を外注した。
強い肝毒性を誘発するアンチセンスオリゴ核酸として#12を選択し、株式会社ジーンデザインに、表23に示す配列を有する#12と、中間部分における非2’,4’-架橋型核酸残基のうちの1つのグアニンを以下に構造を示す7-置換グアニンに変更した誘導体の合成を外注した。なお、7-置換グアノシン誘導体の導入に用いた化合物は新規であるので、その合成方法は後記する。
マウスGRおよびマウスPCSK9遺伝子を標的とするアンチセンスオリゴ核酸としてPosi14とPosi15をそれぞれ選択し、株式会社ジーンデザインに、表24に示す配列を有するPosi14、Posi15、および中間部分における非2’,4’-架橋型核酸残基のうちの1つのグアニンを7-置換グアニンに変更した誘導体の合成を外注した。
強い肝毒性を誘発するアンチセンスオリゴ核酸として#101を選択し、株式会社ジーンデザインに、表25に示す配列を有する#101と、中間部分における非2’,4’-架橋型核酸残基のうちの1つのシトシンを5-ヒドロキシシトシンに変更した誘導体の合成を外注した。
強い肝毒性を誘発するアンチセンスオリゴ核酸として#101を選択し、株式会社ジーンデザインに、表26に示す配列を有する#101と、中間部分における非2’,4’-架橋型核酸残基のうちの1~3つの塩基を5-ヒドロキシシトシン(ζ)、2-チオカルボニルチミン(κ)または8-ブロモグアニン(μ)に変更した誘導体の合成を外注した。
化合物1は、F.Seelaら,Synthesis,2004,8,1203-1210およびM.Mackovaら,ChemBioChem,2015,16,2225-2236に従って合成した。
テトラメチルグアニジン(4.3mL,35mmol)およびピリジン-2-アルドキシム(4.3g,35mmol)を化合物1(5.1g,7.0mmol)のDMF/1,4-dioxane混合溶液(170mL,DMF:1,4-dioxane=1:1)に加え、窒素雰囲気下、室温で一晩攪拌した。酢酸エチルで希釈し、1規定塩酸水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮し、残渣を得た。残渣をメタノールで洗浄し、白色固体である化合物2(4.9g)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δH:1.22(9H,s),2.38(3H,s),2.40(3H,s),2.64(1H,m),2.91(1H,m),4.45-4.62(3H,m),5.63(1H,d,J=5.9Hz),6.55(1H,dd,J=9.1,5.5Hz),7.34-7.41(5H,m),7.88-7.94(4H,m),10.96(1H,s),11.95(1H,s)
氷冷下において1規定ナトリウムメトキシド(12.4mL,12.4mmol)を化合物2(4.5g,6.2mmol)のTHF/メタノール混合溶液(151.5mL,THF:メタノール=150:1.5)に加え、窒素雰囲気下、氷冷下15分攪拌した。氷冷下において酢酸(0.8mL)を加え濃縮し、残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:クロロホルム/メタノール=9/1)で精製し、白色固体である化合物3(3.0g)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δH:1.23(9H,s),2.09(1H,m),2.36(1H,m),3.50(2H,m),3.76(1H,s),4.29(1H,s),4.93(1H,t,J=5.1Hz),5.23(1H,d,J=3.3Hz),6.45(1H,dd,J=8.1,5.5Hz),7.45(1H,s),10.97(1H,s),11.90(1H,s)
ジメトキシトリチルクロリド(0.8g,2.4mmol)を化合物3(1.0g,2.2mmol)のピリジン溶液(15mL)に加え、窒素雰囲気下、一晩攪拌した。メタノールを加え1時間攪拌した後、クロロホルムで希釈し、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮し、残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:クロロホルム/メタノール/トリエチルアミン=94/5/1)で精製し、白色固体である化合物4(1.3g)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δH:1.20(9H,s),2.15(1H,m),2.40(1H,m),3.04(1H,m),3.13(1H,m),3.70(6H,s),3.86(1H,m),4.27(1H,m),5.26(1H,d,J=3.7Hz),6.43(1H,m),6.81-6.84(4H,m),7.15-7.35(10H,m),10.94(1H,s),11.90(1H,s)
2-シアノエチルジイソプロピルクロロホスホロアミダイト(0.27mL,1.2mmol)をジイソプロピルエチルアミン(0.28mL,1.7mmol)と化合物4(0.5g,0.6mmol)のジクロロメタン溶液(30mL)に加え、窒素雰囲気下、1時間攪拌した。ジクロロメタンで希釈し、飽和重曹水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮し、残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル/トリエチルアミン=10/9/1)で精製し、白色固体である標題化合物(0.4g)を得た。
31P NMR(122MHz,CDCl3)δP:148.53,148.91
ヨウ化銅(6mg,0.03mmol)、トリエチルアミン(0.09mL,0.6mmol)、エチニルベンゼン(0.04mL,0.4mmol)および化合物4(0.2g,0.3mmol)を含むアセトニトリル溶液(5mL)に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(35mg,0.03mmol)を加え、窒素雰囲気下、80℃で2時間攪拌した。反応液をセライト濾過した後、濃縮し残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:トリエチルアミン=98:2)で精製し、標題化合物(0.15g)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl3)δH:1.30(9H,s),1.90(1H,d,J=3.7Hz),2.42(2H,m),3.28(1H,m),3.40(1H,m),3.73(6H,s),4.03(1H,m),4.55(1H,m),6.44(1H,m),6.81-6.84(4H,m),7.13(1H,s),7.17-7.33(10H,m),7.41-7.43(2H,m),7.50-7.54(2H,m),7.91(1H,s),11.69(1H,s)
2-シアノエチルジイソプロピルクロロホスホロアミダイト(0.16mL,0.7mmol)を、ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL,1.2mmol)および化合物6(0.4g,0.5mmol)のジクロロメタン溶液(20mL)に加え、窒素雰囲気下、1時間攪拌した。ジクロロメタンで希釈し、飽和重曹水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮し、残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル/トリエチルアミン=10/9/1)で精製し、白色固体である標題化合物(0.4g)を得た。
31P NMR(162MHz,CDCl3)δP:148.70,148.97
ヨウ化銅(2mg,0.01mmol)、トリエチルアミン(0.04mL,0.3mmol)、p-エチニルピリジン(20mg,0.2mmol)および化合物4(0.1g,0.1mmol)を含むアセトニトリル溶液(2.5mL)に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(10mg,0.01mmol)を加え、窒素雰囲気下、80℃で1時間攪拌した。反応液をセライト濾過した後、濃縮し残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/トリエチルアミン=98/2)で精製し、淡黄色固体である標題化合物(0.08g)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl3)δH:1.31(9H,s),2.21(1H,m),2.43(2H,m),3.30(1H,m),3.40(1H,m),3.73(6H,s),4.06(1H,m),4.57(1H,brs),6.41(1H,tr,J=6.6Hz),6.80-6.83(4H,m),7.28-7.43(10H,m),7.17-7.22(2H,m),8.14(1H,s),8.53-8.55(2H,m),11.78(1H,s)
2-シアノエチルジイソプロピルクロロホスホロアミダイト(0.15mL,0.7mmol)を、ジイソプロピルエチルアミン(0.3mL,1.7mmol)および化合物8(0.5g,0.7mmol)のジクロロメタン溶液(30mL)に加え、窒素雰囲気下、1時間攪拌した。ジクロロメタンで希釈し、飽和重曹水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮し、残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル/トリエチルアミン=10/9/1)で精製し、白色固体である標題化合物(0.5g)を得た。
31P NMR(162MHz,CDCl3)δP:148.64,149.07
ヨウ化銅(4mg,0.01mmol)、トリエチルアミン(0.09mL,0.7mmol)、1-アセトキシ-2-プロピン(20mg,0.2mmol)および化合物4(0.1g,0.1mmol)を含むアセトニトリル溶液(2.5mL)に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(22mg,0.01mmol)を加え、窒素雰囲気下、80℃で1時間攪拌した。反応液をセライト濾過した後、濃縮し残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:クロロホルム/メタノール/トリエチルアミン=98/1/1)にて精製後、アミノシリカゲルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:クロロホルム/メタノール/トリエチルアミン=98/1/1)にて再精製し、淡黄色固体である標題化合物(0.08g)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl3)δH:1.28(9H,s),2.08(3H,s),2.15(1H,d,J=3.2Hz),2.37(2H,m),3.24(1H,m),3.37(1H,m),3.77(6H,s),4.01(1H,m),4.50(1H,brs),4.91(2H,s),6.38(1H,m),6.80-6.83(4H,m),7.07(1H,s),7.81-7.41(9H,m),8.03(1H,s),11.73(1H,s)
2-シアノエチルジイソプロピルクロロホスホロアミダイト(0.1mL,0.4mmol)を、ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL,1.0mmol)および化合物10(0.3g,0.4mmol)のジクロロメタン溶液(20mL)に加え、窒素雰囲気下、1時間攪拌した。ジクロロメタンで希釈し、飽和重曹水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち濃縮し、残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル/トリエチルアミン=10/9/1)で精製し、白色固体である標題化合物(0.3g)を得た。
31P NMR(122MHz,CDCl3)δP:148.72,149.04
Claims (18)
- アンチセンスオリゴ核酸の肝毒性の低減方法であって、
(1)塩基長が7nt以上、30nt以下であり、
両末端からそれぞれ1nt以上、5nt以下の核酸残基が2’,4’-架橋型核酸であり、
上記両末端の間に非2’,4’-架橋型の核酸残基を有し、
上記非2’,4’-架橋型の核酸残基のうちの1以上の核酸残基の塩基が修飾されているアンチセンスオリゴ核酸を得る工程(1)、
(2)工程(1)で得られたアンチセンスオリゴ核酸をヒト以外の動物に投与する場合において、非2’,4’-架橋型の核酸残基のうちの1以上の核酸残基の塩基への修飾の導入前に比して、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)とALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)のアンチセンスオリゴ核酸投与後における血清濃度が低下することを指標としてアンチセンスオリゴ核酸を選択する工程(2)、
を含む、上記非2’,4’-架橋型の核酸残基のうちの1以上の核酸残基の塩基を修飾することを特徴とするアンチセンスオリゴ核酸の肝毒性の低減方法。 - 工程(2)が、工程(1)で得られたアンチセンスオリゴ核酸において、非2’,4’-架橋型の核酸残基のうちの1以上の核酸残基の塩基への修飾の導入前に比して、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)とALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)のアンチセンスオリゴ核酸投与後における血清濃度が、60%以下であることを指標としてアンチセンスオリゴ核酸を選択する工程である、請求項1に記載の肝毒性の低減方法。
- 工程(1)において、非2’,4’-架橋型の核酸残基のうちの1以上5以下の核酸残基の塩基が修飾されている、請求項1または2に記載の肝毒性の低減方法。
- 塩基が修飾されている上記非2’,4’-架橋型核酸残基がTGCまたはTCCの配列に含まれる、請求項1~3のいずれかに記載の肝毒性の低減方法。
- 上記の修飾されている塩基が、5-ヒドロキシシトシン、4-アセチルシトシン、3-C1-6アルキルシトシン、5-C2-6アルキルシトシン、2-チオシトシン、2-チオチミン、ジヒドロチミン、プソイドチミン、2-チオウリジン、5-(カルボキシヒドロキシメチル)ウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチル-2-チオウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチルウリジン、ジヒドロウリジン、プソイドウリジン、5-メチルアミノメチルウリジン、5-メチルアミノメチル-2-チオウリジン、5-メトキシカルボニルメチル-2-チオウリジン、5-メトキシカルボニルメチルウリジン、5-メトキシウリジン、8-アミノグアニン、8-ハロゲノグアニン、7-デアザ-7-(2-フェニルエチニル)グアニン、7-デアザ-7-(2-ピリジルエチニル)グアニン、7-デアザ-7-[2-(C1-7アルカノイルオキシ-C1-6アルキル)エチニル]グアニン、7-デアザ-7-[2-(ヒドロキシ-C1-6アルキル)エチニル]グアニン、1-C1-6アルキルグアニン、2,2-ジ(C1-6アルキル)グアニン、2-C1-6アルキルグアニン、7-デアザ-7-C1-6アルキルグアニン、7-デアザ-7-C2-6アルケニルグアニン、7-デアザ-7-C2-6アルキニルグアニン、7-デアザ-7-ハロゲノグアニン、イノシン、1-C1-6アルキルイノシン、キュェオシン、β,D-ガラクトシルキュェオシン、β,D-マンノシルキュェオシン、N6-C2-6アルケニルアデニン、1-C1-6アルキルアデニン、2-C1-6アルキルアデニン、N6-C1-6アルキルアデニンまたは2-C1-6アルキルチオ-N6-C2-6アルケニルアデニンである、請求項1~4のいずれかに記載の肝毒性の低減方法。
- 上記の修飾されている塩基が、7-デアザ-7-(2-フェニルエチニル)グアニン、7-デアザ-7-[2-(4-ピリジル)エチニル]グアニン、7-デアザ-7-[2-(2-ピリジル)エチニル]グアニン、7-デアザ-7-[2-(3-ピリジル)エチニル]グアニン、7-デアザ-7-[2-(C1-7アルカノイルオキシ-C1-6アルキル)エチニル]グアニン、7-デアザ-7-[2-(ビドロキシ-C1-6アルキル)エチニル]グアニン、7-デアザ-7-C1-6アルキルグアニン、7-デアザ-7-C2-6アルケニルグアニン、7-デアザ-7-C2-6アルキニルグアニンまたは7-デアザ-7-ハロゲノグアニンである、請求項5に記載の肝毒性の低減方法。
- 上記非2’,4’-架橋型の核酸残基がDNAである、請求項1~6のいずれかに記載の肝毒性の低減方法。
- 上記2’,4’-架橋型の核酸残基が下記式(I)~(III)のいずれかの構造を有する、請求項1~7のいずれかに記載の肝毒性の低減方法。
[式中、
X1は、O、S、>N(R3)基、-C(=O)-O-基または-C(=O)-N(R4
)-基を示し(R3およびR4は、独立してHまたはC1-6アルキル基を示す)
X2は、下記式(IV)~(VII)で表されるいずれかのグアニジノ基を示し、
(式中、R5~R18は、独立して、H、C1-6アルキル基、C3-10シクロアルキル基、アミノ基の保護基または2-シアノエチルオキシカルボニル基を示す)
X3は、O、S、>N(R19)基、-C(=O)-O-基または-C(=O)-N(R20)-基を示し(R19およびR20は、独立してHまたはC1-6アルキル基を示す)
Y1~Y3は、独立してO-またはS-を示し、
Baseは核酸塩基基を示し、
R1とR2は、独立して、H、C1-6アルキル基を示すか、または、R1とR2が一緒になってC1-4アルキレン基を形成してもよく、
nは0以上2以下の整数を示す] - 上記2’,4’-架橋型の核酸残基が上記式(I)の構造を有し、X1がOであり且つ
nが1である、請求項8に記載の肝毒性の低減方法。 - 肝毒性の低減されたアンチセンスオリゴ核酸の製造方法であって、
(1)塩基長が7nt以上、30nt以下であり、
両末端からそれぞれ1nt以上、5nt以下の核酸残基が2’,4’-架橋型核酸であり、
上記両末端の間に非2’,4’-架橋型の核酸残基を有し、
上記非2’,4’-架橋型の核酸残基のうちの1以上の核酸残基の塩基が修飾されているアンチセンスオリゴ核酸を得る工程(1)、
(2)工程(1)で得られたアンチセンスオリゴ核酸をヒト以外の動物に投与する場合において、非2’,4’-架橋型の核酸残基のうちの1以上の核酸残基の塩基への修飾の導入前に比して、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)とALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)のアンチセンスオリゴ核酸投与後における血清濃度が低下することを指標としてアンチセンスオリゴ核酸を選択する工程(2)、
を含む、上記非2’,4’-架橋型の核酸残基のうちの1以上の核酸残基の塩基を修飾することを特徴とする肝毒性の低減されたアンチセンスオリゴ核酸の製造方法。 - 工程(2)が、工程(1)で得られたアンチセンスオリゴ核酸において、非2’,4’-架橋型の核酸残基のうちの1以上の核酸残基の塩基への修飾の導入前に比して、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)とALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)のアンチセンスオリゴ核酸投与後における血清濃度が、60%以下であることを指標としてアンチセンスオリゴ核酸を選択する工程である、請求項10に記載の製造方法。
- 工程(1)において、非2’,4’-架橋型の核酸残基のうちの1以上5以下の核酸残基の塩基が修飾されている、請求項10または11に記載の製造方法。
- 塩基が修飾されている上記非2’,4’-架橋型核酸残基がTGCまたはTCCの配列に含まれる、請求項10~12のいずれかに記載の製造方法。
- 上記の修飾されている塩基が、5-ヒドロキシシトシン、4-アセチルシトシン、3-C1-6アルキルシトシン、5-C2-6アルキルシトシン、2-チオシトシン、2-チオチミン、ジヒドロチミン、プソイドチミン、2-チオウリジン、5-(カルボキシヒドロキシメチル)ウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチル-2-チオウリジン、5-カルボキシメチルアミノメチルウリジン、ジヒドロウリジン、プソイドウリジン、5-メチルアミノメチルウリジン、5-メチルアミノメチル-2-チオウリジン、5-メトキシカルボニルメチル-2-チオウリジン、5-メトキシカルボニルメチルウリジン、5-メトキシウリジン、8-アミノグアニン、8-ハロゲノグアニン、7-デアザ-7-(2-フェニルエチニル)グアニン、7-デアザ-7-(2-ピリジルエチニル)グアニン、7-デアザ-7-[2-(C1-7アルカノイルオキシ-C1-6アルキル)エチニル]グアニン、7-デアザ-7-[2-(ヒドロキシ-C1-6アルキル)エチニル]グアニン、1-C1-6アルキルグアニン、2,2-ジ(C1-6アルキル)グアニン、2-C1-6アルキルグアニン、7-デアザ-7-C1-6アルキルグアニン、7-デアザ-7-C2-6アルケニルグアニン、7-デアザ-7-C2-6アルキニルグアニン、7-デアザ-7-ハロゲノグアニン、イノシ
ン、1-C1-6アルキルイノシン、キュェオシン、β,D-ガラクトシルキュェオシン、
β,D-マンノシルキュェオシン、N6-C2-6アルケニルアデニン、1-C1-6アルキル
アデニン、2-C1-6アルキルアデニン、N6-C1-6アルキルアデニンまたは2-C1-6アルキルチオ-N6-C2-6アルケニルアデニンである、請求項10~13のいずれかに記載の製造方法。 - 上記の修飾されている塩基が、7-デアザ-7-(2-フェニルエチニル)グアニン、7-デアザ-7-[2-(4-ピリジル)エチニル]グアニン、7-デアザ-7-[2-(2-ピリジル)エチニル]グアニン、7-デアザ-7-[2-(3-ピリジル)エチニル]グアニン、7-デアザ-7-[2-(C1-7アルカノイルオキシ-C1-6アルキル)エチニル]グアニン、7-デアザ-7-[2-(ビドロキシ-C1-6アルキル)エチニル]グアニン、7-デアザ-7-C1-6アルキルグアニン、7-デアザ-7-C2-6アルケニルグアニン、7-デアザ-7-C2-6アルキニルグアニンまたは7-デアザ-7-ハロゲノグアニンである、請求項14に記載の製造方法。
- 上記非2’,4’-架橋型の核酸残基がDNAである、請求項10~15のいずれかに記載の製造方法。
- 上記2’,4’-架橋型の核酸残基が下記式(I)~(III)のいずれかの構造を有する、請求項10~16のいずれかに記載の製造方法。
[式中、
X1は、O、S、>N(R3)基、-C(=O)-O-基または-C(=O)-N(R4
)-基を示し(R3およびR4は、独立してHまたはC1-6アルキル基を示す)
X2は、下記式(IV)~(VII)で表されるいずれかのグアニジノ基を示し、
(式中、R5~R18は、独立して、H、C1-6アルキル基、C3-10シクロアルキル基、アミノ基の保護基または2-シアノエチルオキシカルボニル基を示す)
X3は、O、S、>N(R19)基、-C(=O)-O-基または-C(=O)-N(R20)-基を示し(R19およびR20は、独立してHまたはC1-6アルキル基を示す)
Y1~Y3は、独立してO-またはS-を示し、
Baseは核酸塩基基を示し、
R1とR2は、独立して、H、C1-6アルキル基を示すか、または、R1とR2が一緒にな
ってC1-4アルキレン基を形成してもよく、
nは0以上2以下の整数を示す] - 上記2’,4’-架橋型の核酸残基が上記式(I)の構造を有し、X1がOであり且つ
nが1である、請求項17に記載の製造方法。
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