JP7088742B2 - 加工システム、加工機、加工機の制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
第1の実施形態について、図1ないし図10を用いて説明する。まず、本実施形態の加工機10の全体構成について、図1ないし図3を用いて説明する。
加工機100は、図1に示すように、外装カバー101内に加工機本体40を収容している。外装カバー101は、開閉ドア102を有しており、開閉ドア102を開けることで、ワークの交換が可能となっている。また、ワークの加工中には、開閉ドア102を閉めるようにしている。開閉ドア102の開閉は、不図示のセンサにより検知される。
本実施形態では、ワークWとして複数個の単冠用ブロックを専用の治具(保持部51)にて固定し、これをワーク保持装置50に組み付けることで加工を行うようにしている。このような複数のワーク(ブロック)Wを保持する保持部51について、図4を用いて説明する。
次に、本実施形態の加工システム1000について、図5(a)、(b)を用いて説明する。図5(a)に示すように、本実施形態の加工システム1000は、上述した加工機100と、PC200と、表示手段としてのディスプレイ300とを有する。PC200は、後述する実行部215により加工機100により加工するNCデータに基づいて加工機100に加工を実行させる。このため、加工システム1000は、加工機100と、実行部215と、ディスプレイ300とを備えたものである。加工機100の構成は上述した通りなので、以下、PC200及びディスプレイ300を主として説明する。
次に、本実施形態の加工機100の制御について説明する。まず、制御の概略を説明する。作業者は、まず、入力装置204を用いてアプリケーション203を操作し、加工したい形状に対応するNCを加工予約として登録する。即ち、選択部211によりNCを選択し、登録部213がそのNCを登録する。ここで、複数のワークを加工する場合は、最大12個のワーク番号に対応するNCを登録する。作業者は、登録が完了したら、アプリケーション画面302上の加工開始ボタン85(後述する図8参照)を押す。
次に、図6(a)のS102におけるNCの解析処理について、図7を用いて説明する。アプリケーション203の解析部212は、図6(a)のS101でNCが選択されたら、そのNCのファイルを開く(S201)。そして、このファイルの読み出しを行う(S202)。ファイルの読み出しは、例えば、100行毎に1行行う。即ち、ファイルの行数が膨大であるため、ファイルの行を間引きして読み出す。これにより解析速度を向上させることができる。但し、間引きの幅が大きすぎると解析精度が低下するため、本実施形態では100行毎に読み出しを行っているが、この間引きの行数は適宜設定可能である。
ワーク番号1(X軸:-45.25~-30.75の範囲内、Y軸:10.5~28.5の範囲内)
ワーク番号2(X軸:-26.25~-11.75の範囲内、Y軸:10.5~28.5の範囲内)
ワーク番号3(X軸:-7.25~7.25の範囲内、Y軸:10.5~28.5の範囲内)
次に、本実施形態のアプリケーション画面302を用いたアプリケーション203の操作の一例について、図6(a)を参照しつつ、図8を用いて説明する。ディスプレイ300(図5(a))に表示されるアプリケーション画面302は、予約画面81とワーク番号確認画面82によって構成されている。
上述した本実施例の構成の場合、NCを出力した段階で、ワーク番号が決まってしまっている。このため、仮に作業者のミスで別のワーク番号にてNCを出力してしまった場合、再度、NCを作り直さなければならない。このため、本実施形態では、アプリケーション203の変更部216(図5(b))により、登録部213により登録されたNCデータにより特定される加工領域(ワーク番号)を変更可能としている。そして、このようなミスをした場合でも、手戻りでの作業工数を減らすようにしている。図9は、このように変更部216によりワーク番号を変更するワーク番号変換機能についてのフローチャートである。
本実施形態のアプリケーション203は、接続されている加工機100のデータログ(以下、単に「ログ」という)を定期的にとっている。アプリケーション203は、アプリケーション画面302において、このログ情報を作業者に視覚的に表示できるようにしている。このためにアプリケーション画面302は、図8に示した画面と、次述する図10に示す画面を切り替え可能である。図10は、ログを視覚的に表示したログ画面の一例である。
第2の実施形態について、図11及び図12を用いて説明する。なお、本実施形態では、加工機100Aの保持部51(図2、4参照)がそれぞれのワーク番号の位置にワークがセットされたことを検知するワーク検知部46を備えている。その他の構成及び作用は、上述の第1の実施形態と同様であるため、同様の構成については説明及び図示を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
追加手段は、上述の選択部211以外に、直接、NCをストレージ202に追加するものであっても良い。即ち、CAMソフト201により作成したNCを追加手段により追加した場合に、解析部212がNCを解析し、これに基づいて、登録部213がNCの登録の可否を判断するようにしても良い。
Claims (9)
- 複数の加工領域内にそれぞれ配置された複数の加工対象物を加工可能な加工機と、
前記加工機により加工するNCデータを選択可能な選択手段と、
NCデータを登録する登録手段と、
前記登録手段により登録されたNCデータに基づいて前記加工機に加工を実行させる実行手段と、
前記登録手段により登録されたNCデータの加工領域に対して、加工領域が重複するNCデータが前記選択手段により選択された場合に、その旨を報知する報知手段と、を備えた、
ことを特徴とする加工システム。 - 複数のNCデータを記憶可能な記憶手段を備え、
前記選択手段は、前記記憶手段に記憶された複数のNCデータから前記加工機により加工するNCデータを選択するものである、
ことを特徴とする、請求項1に記載の加工システム。 - 前記登録手段は、前記選択手段により選択された第1のNCデータにより特定される前記加工領域が、既に前記登録手段により登録された第2のNCデータにより特定される前記加工領域と重複する場合に、前記第1のNCデータを登録しない、
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の加工システム。 - 前記登録手段により登録されたNCデータが前記複数の加工領域のうちの何れかの加工領域を加工するものであるかを表示する表示手段と、
前記登録手段により登録される前のNCデータが前記複数の加工領域のうちの何れかの加工領域を加工するNCデータであるかを解析する解析手段と、
前記登録手段により登録されたNCデータの加工領域と、前記解析手段によって解析された前記登録される前のNCデータの加工領域を比較する比較手段と、を備え、
前記比較手段の比較結果に基づいて、前記表示手段は、表示を変更する、
ことを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載の加工システム。 - 前記報知手段は、前記登録手段に登録されたNCデータにより特定される前記加工領域を表示する登録表示部を有する、
ことを特徴とする、請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の加工システム。 - 前記登録手段により登録されたNCデータにより特定される前記加工領域を変更可能な変更手段を備えた、
ことを特徴とする、請求項1ないし5のうちの何れか1項に記載の加工システム。 - 複数の加工領域内にそれぞれ配置された複数の加工対象物を加工可能な加工機であって、
前記加工機により加工するNCデータを選択可能な選択手段と、
NCデータを登録する登録手段と、
前記登録手段により登録されたNCデータに基づいて前記加工機に加工を実行させる実行手段と、
前記登録手段に登録されたNCデータの加工領域に対して、加工領域が重複するNCデータが前記選択手段により選択された場合に、その旨を報知する報知手段と、を備えた、
ことを特徴とする加工機。 - 複数の加工領域内にそれぞれ配置された複数の加工対象物を加工可能な加工機を制御する加工機の制御方法において、
前記加工機により加工するNCデータが選択される選択工程と、
NCデータを登録する登録工程と、
前記登録工程で登録されたNCデータに基づいて前記加工機に加工を実行させる実行工程と、
前記登録工程で登録されたNCデータの加工領域に対して、加工領域が重複するNCデータが前記選択工程で選択された場合に、その旨を報知する報知工程と、を備えた、
ことを特徴とする加工機の制御方法。 - 複数の加工領域内にそれぞれ配置された複数の加工対象物を加工可能な加工機の制御をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記加工機により加工するNCデータが選択される選択工程と、
NCデータを登録する登録工程と、
前記登録工程で登録されたNCデータに基づいて前記加工機に加工を実行させる実行工程と、
前記登録工程で登録されたNCデータの加工領域に対して、加工領域が重複するNCデータが前記選択工程で選択された場合に、その旨を報知する報知工程と、を前記コンピュータに実行させる、
ことを特徴とするプログラム。
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