JP4262425B2 - 工作機の操作方法および操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外形加工や穴明け等の加工を行う、CNC(Computerized Numerical Controller)装置を備えた工作機における操作方法およびその操作画面を備えた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CNC装置付き工作機の一例として、単層又は積層基板の外形、又は基板の部分的箇所の外形を加工する外形加工機を取り上げて説明すると、微細な配線が敷設された電子回路並びに部品を搭載した基板(単層又は積層基板を含めて)を電子機器、例えば携帯端末の寸法及び形状に合わせるために、当該基板の外形を加工する外形加工機は、内蔵又は外付けのパーソナルコンピュータ又はコンピュータ(以下、PC又はパソコンと総称する)によって加工制御される。そのPCは、顧客によってインプットされた各種データの入ったフロッピィディスク又はメモリである他の記憶媒体(以下、FDと総称する)が装填されてデータの読み取りが行われることによって、外形加工に必要な情報を読み取る。また、PCは、顧客又はユーザからの仕様書のデータに基づいて、キーボードやマウスからも外形加工のための必要情報が入力される。
【0003】
また、基板の外形加工は、1枚の基板の最外周加工ばかりではなくて、1枚の基板にグループ分けされた回路群が設けられている場合もあり、この場合にグループ分けされた各回路の外周を所望の形状に加工することも含まれる。
【0004】
このようなPCで加工制御される外形加工機は、顧客等から提供されるFDの読み取りによって入力される入力情報、並びに仕様書に記載されたデータをキーボード操作によって入力する入力情報に基づいて、顧客等から提供された基板を所望の外形形状に加工するものである。そして、基板の外形加工は、顧客等から求められる加工精度と加工機の加工性性能とから判断して、加工機のオペレータが長年の経験に基づいたノウハウを駆使して各種設定を行った上で加工していた。この実態において、PCの表示画面には、FD又はキーボード等からの入力情報が表示されたり、加工実行の前に試される試し加工における外形加工の状況が表示されていた。更に、試し加工を行わずに加工機への入力情報に基づいて外形加工のシミュレーションを行ってその状況をシミュレーション画面として画面表示していた。
【0005】
実際に外形加工機を使用して基板の外形加工を行うには、基板の厚さや硬さ,加工される外形の形状や寸法,加工機のドリル等の工具径やその長さ、等が基礎的な情報として与えられて実行されるのであるが、それらの情報の設定、並びにそれらを設定する手順などは、加工機を操作する上で、オペレータに委ねられていてその熟練度に負うところが大きい作業であった。
【0006】
また、特開平10−240340号公報にはマルチウインドウ方式のNC装置が示されていて、これによれば、作業工程の順に従ったアイコン群を表示し、いずれかのアイコンが選択されたとき、このアイコンの工程に関連する情報設定画面を同時に表示して入力を受け付けるように構成されている。このような構成のために、熟練していない現場のオペレータであっても画面上から次に何の操作を行えばよいかが容易に分かると共に、一画面上にて1モード当たりのほとんどの情報の入力設定が容易に行えるものであることが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
工作機による工作の一例として外形加工を例に取ると、外形加工の際に外形加工機に入力されるべき入力情報は、その項目数が非常に多く、更に、その入力項目が複雑で且つ難解であった。また、入力項目のデータの加工状の意味が不明瞭であることが多々あった。
【0008】
そこで、多数の入力項目を、加工手順並びに加工過程の観点で整理しグループ分けして体系付けることによって、加工機への熟練度に頼らないで所望の外形加工を実行することが求められていた。また、顧客から難解な入力項目が与えられると、熟練度の高いオペレータにはその入力項目を加工機操作に適切に組み込むことができても、熟練度の低いオペレータには当該入力項目をどのような加工機操作に取り込めばよいかが分からず、当該入力項目の取り扱いに困難をきたしていた。更に、入力データの意味不明瞭に対しては、データをモデル化することによってデータの取り扱いの容易さが求められていた。
【0009】
本発明の目的は、工作機による加工の操作手順を整理し且つ体系付けて取り纏め、その取り纏めた操作手順をGUI化して表示画面上に表示させることによって、熟練度に頼らない工作機の加工制御を容易に行い得る操作画面の表示を提供するとともに、工作機における工作熟練度に基づいた加工情報を集積してこれを他の工作加工にも繰り返し利用できるようにする手法および装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、主として次のような構成を採用する。
【0011】
手順の概要は次のようになる。
▲1▼加工データ(管理カードにより装置に入力)
▲2▼加工データ+パラメータ(パラメータは新規に作成するか過去のデータを活用)
▲3▼試し加工
▲4▼パラメータの最適化(最適化されたパラメータはパラメータカプセルに登録)▲5▼加工開始
更に、具体的には、コンピュータを用いて工作物を加工制御する工作機の操作方法において、工作物を実加工完了するに至る種々の操作過程を分離整理して複数個からなる操作フローとして取り纏め、前記取り纏めた各操作フローを加工の操作手順にしたがってコンピュータ表示画面に配列表示し、前記取り纏めた操作フローの全てを、情報の入力・確認フェーズと情報のチェック・レビューフェーズと加工実行フェーズの、例えば少なくとも3つのフェーズに体系付けして振り分け、前記操作フローは視覚的に識別できるようにアイコン表示し、前記アイコン表示の各操作フローを順に選択指定することにより各操作フローの詳細画面を前記表示画面に表示させ、前記詳細画面に情報を入力し又は情報を確認して加工に必要な情報を確定して加工を実行するようにした。
【0012】
また、コンピュータを用いて工作物を加工制御する工作機の操作手順を示す操作画面において、被工作物の加工に際して前記コンピュータに入力される入力データを表示する入力データ表示画面と、前記入力データ表示画面で一つの入力データを特定することによって被工作物の実加工完了するに至る種々の操作過程を分類整理して複数個の操作フローとして取り纏めて配列表示したフローウインドウ表示画面と、前記各操作フローを選択指定することによって各操作フローの詳細を示す操作フロー詳細画面と、を備え、前記フローウインドウ表示画面は視覚的に識別できるアイコン表示として形成され、前記操作フロー詳細画面で情報を入力し又は情報を確認して加工に必要な情報を確定して加工を実行する工作機の操作手順を示す操作画面を構成した。
【0013】
本発明は、工作機の作業工程の情報設定のため、作業工程ごとの複数のアイコンを作業工程の順に従って三つのグループに分け、該三つのグループをデータ入力・確認フェーズ,チェック・レビューフェーズおよび実行フェーズから構成して、データ入力・確認フェーズは、製品を加工するためのプログラム入力,データ確認および基本データ入力が、チェック・レビューフェーズは、試し検査,データ変換およびデータ補正が、そして実行フェーズは、データの加工実行前確認,加工実行および完了確認が構成され、画面表示する工程と、製品の加工データを画面表示する工程と、加工のシミュレーション画面を表示する工程と、および前記データ補正についての内容項目を画面表示する工程とを有し、前記データ確認は、プログラム入力された加工データについての確認を行うものであり、基本データ入力は、過去の加工実績のある加工の基礎条件に対して実加工データとして格納されたデータを、確認された加工データに基づいて基本データとして入力するものであり、加工データに基づいた基本データによって前記加工のシミュレーション画面を表示し、表示された加工のシミュレーション画面を、画面表示された内容項目についてデータ補正を行うことによって試し検査画面として表示し、かつデータ変換は、当該試し検査画面の表示後にプログラム入力された加工データを変換するものであり、データの加工実行前確認,加工実行および完了確認された新たな加工データを新たに基本データとして格納するものであり、かつ前記4つの工程に表示される画面を一つのまとまった表示画面とするものである工作機械の操作方法および操作装置を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、工作機の1種であるプリント基板に座繰り加工を行うプリント基板加工機の概略構成図である。図で、1はベッドである。2は1対の軌道で、ベッド1に固定されている。3はベアリングで、テーブル4に固定され、軌道2に係合している。5はX軸モータで、ベッド1に固定され、図示しないボールねじを介してデーブル4を紙面に垂直なX方向(前後方向)に移動させる。6はプリント基板で、テーブル4に固定されている。7はコラムで、ベッド1に固定されている。8はスライダで、コラム7に固定された1対の軌道9上を移動自在である。10はY軸モータで、コラム8に固定され、ボールねじ11を介してスライダ8をY方向(左右方向)に移動させる。12はサドルで、スライダ8上をZ方向(上下方向)に移動自在である。13はZ軸モータで、スライダ8に固定され、ボールねじ14を介してサドル12を移動させる。15はスピンドルで、サドル12に指示されている。16はカッタで、スピンドル15の先端に回転自在に指示されている。17はNC装置で、ケーブル18を介してX軸モータ5,Y軸モータ10およびZ軸モータ13を制御する。
【0016】
次に、NC装置17の制御手順を説明する。
【0017】
先ず、X軸モータ5,Y軸モータ10を駆動して、カッタ16を加工開始位置に位置決めする。次に、Z軸モータ13を駆動して、カッタ16をプリント基板6に所定の深さまで切り込ませ、X軸モータ5,Y軸モータ10を駆動して所定の座繰り加工をする。座繰り加工が終了したら、X軸モータ5とY軸モータ10を停止させ、Z軸モータを駆動して、カッタ16を引き上げる。
【0018】
ICカード等では、加工する形状が四角形であることが多い。特開平3-3749号公報には、四角形の座繰り加工を行うため、加工指示データとして入力された加工形状,加工寸法,加工開始位置,使用工具径の各データに基づいて、数値制御装置に、四角形の中心を始点とする加工領域内における工具の移動軌跡を演算させ、移動軌跡に関するプログラムデータの入力を省略するようにした技術が開示されている。
【0019】
工作機は、例えば、基板の穴明け機又は外形加工機を例にとると、被工作物を搭載して移動させるテーブルまたはドリル,カッタ等の加工工具を移動させる移動体、並びに前記テーブルまたは移動体を駆動する駆動部などを備えた工作機本体と、シーケンス制御やサーボ制御等を行う各種プロセッサ並びにデータ記憶手段などを有して前記工作機本体に付髄して工作機本体を制御するCNC装置、とから構成される。前記工作機に隣接して又は離隔した位置にPCが設けられて、インターフェースを通して工作機に電気的接続される。このPCは、被工作物の加工に必要なデータが入力されたFD又は加工情報をインプットするためのキーボード又はその他の入力機器が装填,接続されると共に、CRTなどの表示装置を備えていて、加工条件,加工状況,加工態様を表示,視認できるようになっている。
【0020】
被工作物に対して複数の各工作工程を経て工作物の半完成品乃至完成品を製作する工作機の操作方法とその操作手順を示す操作画面について、更に、工作機操作方法で使用される工作物加工情報のデータ取り扱い、外形加工や穴明け等に用いられる前述したような工作機をその適用の一例として挙げて、本発明の実施例を説明することとする。
【0021】
まず、本発明のコンセプトについて説明する。外形加工機への入力項目の多さとその複雑さなどに対処するために、外形加工機への入力情報を概念的に整理して、どのような範疇にどのような入力情報が包含されるのかを決定付ける(広義のデータカプセル化と称する)と共に、外形加工を実行するために必要とされる全ての操作手順を幾つかのフローとして提示する(フローナビゲーションと称する)。そして、このような広義のデータカプセル化とフローナビゲーションとを合体した概念、即ち、入力情報のデータを概念的に分類固定化するとともに操作フローを設定して複数入力情報を整理して効率化するコンセプトをフローウインドウと称して、このフローウインドウを構成する。
【0022】
このフローウインドウは、外形加工機の操作において必要とされる基本的な入力情報に基づいてフローを設定し、特殊な情報についてはその情報をフロー内で付加するようにシステムを構成している。
【0023】
更に、本発明の実施例の他の特徴は、表示画面のGUI(Graphical User Interface)化である。本発明が対象とする数値制御の工作機器装置の使用環境、および当該装置を使用するオペレータはユーザの熟練度に頼らない使用状況を考慮して、PCを視覚的に操作できるようなインターフェースを構築する。
【0024】
更に、加工の基礎条件、即ち外形加工の外形形状,穴明けの穴ポジション,被加工物の材料や重ね枚数,加工工具の特定や種類等に基づいて、熟練者による経験並びに過去の加工実績で取得したノウハウ等を加味し、更に、シミュレーションおよび/又は実加工による試し加工によって、前記基礎条件に対して前記経験,実績並びに試し加工による補正値を加えて実加工データの最適値を求めて加工技術の条件を最適化する。更に、加工の基礎条件に対して補正値(即ち、パラメータ)を付加して実際の加工が最適加工になるようにし、このパラメータを種々の基礎条件に対応させて、このパラメータデータを加工基礎条件に最適化した技術であるとして取り纏め確保して(パラメータカプセル化)整理して格納保存し、保存したパラメータカプセルを基本データとして工作機に入力される基礎条件に対応させることで、蓄積した熟練やノウハウ等が容易に且つ迅速に実際の加工に適用させる。
【0025】
例示すると、外形加工において、特定寸法のドリルで特定のアールを有したコーナーを形成する場合、ギザギザ形状の目立たない最終加工状態とするためには、加工速度を前記アール以外の直線部分での加工速度に対してどの程度に減速すれば最適加工できるかは、熟練,ノウハウ,試し加工で最適値を確保して予めパラメータカプセル化しておく。この場合、ドリルの種々の寸法について減速程度についてのパラメータカプセルが保存されていれば、他のドリル寸法を仮に使用する場合でも、それに適したパラメータカプセルを適用することによって最適外形加工が達成できるのである。
【0026】
更に、本発明の実施例の他の特徴の一つとしてデータカプセル化という考え方を採る。このカプセル化したデータカプセルは、工作機の加工基礎条件に前述したパラメータカプセルを付加した情報であり(狭義のデータカプセル化)、工作機における適宜の加工工程で加工基礎条件とそれに付加した補正値を合わせた加工条件を必要に応じてその加工工程の都度データを格納、保存したものである。これによると、加工工程の最終工程における加工データもデータカプセル化して保存することが出来るとともに、これに加えて、適宜の加工工程におけるその時点での前記補正値を含めた加工データを格納、保存して、この時点までの加工データを他の工作機の加工データとしても利用することができる。
【0027】
このように、諸々のパラメータカプセル並びにデータカプセルを確保することで、熟練やノウハウ等を加味した加工が容易に且つ迅速に実施することができるようになる。
【0028】
以上のように、本発明の実施例の特徴の1つは、加工基礎条件に対するパラメータのカプセル化とこのパラメータを含めた加工データのデータカプセル化とを求めてこれを工作機の加工制御に利用するとともに、工作手順にフローウインドウとGUI化とを提供して熟練度に頼らないで精密で迅速な加工制御を実施しようとすることである。
【0029】
次に、本発明の実施形態に係る工作機の操作方法を図2の操作フローと図3から図16までの操作画面を用いて説明する。図2において、電源ON(S1)にしてアイコン表示(S2)を行い、システムON(S3)にして初期画面を表示する。図3は、本発明の実施形態に係る工作機に接続されたPCの操作画面の内で電源オンしたときの初期画面である。ユーザ認証を実施し(S4)、システムの立ち上げを行って(S5)、データカプセルメニュー画面を開く(S7)。図4は、初期画面のメニューバーを操作して開いたデータカプセルメニュー画面である。
【0030】
図3に示す初期画面において、画面上段のメニューバーのData Kapsel欄をクリックすると、図4に示すデータカプセルメニュー画面が開く。図4に示す画面には、パラメータカプセル欄41とデータカプセル欄42が表示され、データカプセル欄42には、例えばA社用のFDとB社用のFDが図示され、後述するフローウインドウに示す適宜の加工工程までに入力された加工データ(パラメータカプセルを含めて)が保存されていることを表示している。また、パラメータカプセル欄41には2個のA社用パラメータカプセルA1,A2と1個のB社用パラメータカプセルB1がPCに格納、内蔵されていることを表している。
【0031】
ここで、工作機の内で外形加工機を例に取り上げると、例えば携帯電話や携帯端末の基板の外形加工の場合に、加工基礎条件は似たり寄ったりでそれ程相違するわけではなく、一部の基礎条件が変更されて使用されることが多く、パラメータカプセルは顧客のA社やB社毎に設定されていてもその数量はそれ程多くなるものではないので、パラメータカプセル化することが効率的となるのである。
【0032】
複数の顧客向けの基板の加工に際して、複数顧客からのFDをPCのHDD(ハードディスクドライブ)に予め読み込んでおいて(データ入力S6)それぞれを識別するアイコンで同時に表示させている。
【0033】
図4に示すデータカプセルメニュー画面で、データカプセル欄42のいずれかのアイコン、例えばA1のFDをアプリケーションのデスクトップにドラッグする(S8)と、フローウインドウが起動され(S9)、A社用のA1という外形加工に関するデータを読み込み(プログラム入力)、図5に示す表示画面となり、フローウインドウを表示する。フローウインドウは、フローウインドウ画面の上部に表示された、例えば第1グループの「戻る(読み込み)」「確認」「入力」、第2グループの「試し」「補正」「変換」、および第3グループの「確認」「加工」「完了」というフローで示され、それぞれのフローに対応してGUI化されたアイコンが表示されている。
【0034】
このフローウインドウの特徴について述べると、加工工程を単純化してそれぞれの工程をシンプルに表示すると共に、入力選択のボタンとしても機能させることである。更に、外形加工機のユーザ又はオペレータは、その操作手順を図の左から右に順に入力選択していけば、必要な情報が外形加工機に印加されるようになっていて、即ち、ユーザの操作手順の流れを図示のフローが指示しているものである。図5は、工作機に接続されたPCの表示画面状での操作手順を示したフローウインドウ画面である。図5に示すフローウインドウの順番にフローを選択して操作していくのが通常の操作手順であるが、必ずしもこの順番に限ることはなくユーザの意志によって適宜の順に選択してもよい(フローウインドウのフロー作成の仕方にもよる)。
【0035】
プログラム入力し、パーク位置,データ形成,単位系,干渉チェックの有無,原点設定等によってデータ確認を行い、基本データの入力を行う。確認ボタンを押し(S10)、確認ダイアログの設定項目を設定する(S11)。ダイアログの右下の次の表示ボタンを押す(S12)。
【0036】
図5に示すフローウインドウでは9つのフロー(選択項目)があり、順番通りに次の表示ボタンを押す(S13)。選択項目の1つを選択すると、例えば、図6に示すように「補正」選択の場合に、その詳細画面中に入力情報を入力することで外形加工に必要な情報がインプットされることとなる。
【0037】
図6はフローウインドウ画面における「補正」フローを選択指定した場合の「補正設定」の詳細を示す図である。
【0038】
フローウインドウには、図6の下方に示すように「アイコンのみの最小状態」と、図5に示すように「フローウインドウ画面の状態」というサイズの異なる2種があり、更に、図5の「フローウインドウ画面」のフローウインドウのいずれかのフローを指定選択すると、当該フローに対応して入力情報を印加し得る詳細画面が得られ、上述のようにダイアログが表示される。
【0039】
次に、工作機例えば外形加工機におけるPCの操作画面の構成について図6を用いて説明する。操作画面の上方にはフローウインドウ領域61が確保され、「戻る」…「完了」が表示されており、その下方にはフローウインドウ最小化領域62があってアイコンのみでフローが最小表示されている。操作画面の中央部はフローウインドウの各フローを選択した場合のフロー詳細画面領域63でありダイアログが表示されている。また、操作画面の最下段にはヘルプ情報やエラー情報などの情報領域64が確保され、その最上段は進度状況表示領域65であり現在外形加工している作業進度を表示している。また、操作画面の中央部のフロー詳細画面領域63には、複数のフローを表示し得るようになっており、平行してフロー作業が可能であり、データ管理の面から作業の効率化,合理化,誤認防止という効果が期待できる。図6において、複数のフローの内容項目として、浮動原点、補正、径補正、工具補正が表示されている。
【0040】
また、操作画面の右側上半部には、試し検査(加工を実行するのではなくシミュレーションで試し加工をするフロー)又は加工実行のときの拡大又は縮小画面を表示する加工表示画面領域である加工シミュレーション画面領域66があり、その右側下半部には加工実行のときの工具状況と加工状況を表示する加工状況表示領域である加工データの画面表示領域67があって、外形加工機に与える作業指令や状況を画面に固定的に表示して加工状況が常時に把握できるようにしている。
【0041】
次に、フローウインドウとGUI化の詳細について説明する。図5の基本表示画面図には、分類体系化するために工程を9つのフローに振り分けしている。この9つの全フローは、さらに、前述のように、3つのフェーズに区分けされていて、図の左から順に、第1のフェーズはデータ入力と確認のフェーズ(データ入力・確認フェーズ)、第2のフェーズはトライしてエラーをなくしていくチェックとレビューのフェーズ(チェック・レビューフェーズ)、第3のフェーズは実行フェーズ(実行フェーズ)、としている。それぞれのフェーズには3つに分けたフローが振り分けられている。
【0042】
工作機の作業工程の情報設定のため、複数の作業工程を三つのグループに分けられたアイコンを作業工程の順に従って記憶したメモリを設け、該メモリには、前記三つのグループをデータ入力、データ確認および基本データ入力が;チェック・レビューフェーズは、試し検査、データ変換およびデータ補正が;そして実行フェーズは、データの加工実行前確認、加工実行および完了確認が記憶される。
【0043】
第1のデータ入力・確認フェーズにおける「戻る」のフローは、前記「戻る」をクリップすれば図4に示すデータカプセル画面(FD乃至HDDからデータをアプリケーション内に読み込む画面)に戻るフローである。図6に示す「戻る」フローは、FDから得られるデータから得られる情報を画面上の領域に表示する。表示される情報は、品番,クライアント名,製造物名称,コメント等である。また、顧客から提供されたFDのアイコン表示を区別化することによって顧客別のデータの識別が可能になる。図6ではA社向けの基板のみが表示されている。そして、このフローのアイコンのモチーフはフロッピィディスクであって視覚的に明瞭な識別が可能である。
【0044】
また、第1のデータ入力・確認フェーズにおける「データ確認」のフローは、主として、外形加工の入力情報に必要とされる情報の内で、原点情報とスケーリング情報の設定を行う。原点情報は外形加工機の架台に設置した被加工物の基板の原点を設定する情報であり、図9(1)に記載された詳細画面の内容に従って補正する。更に、スケーリング情報の設定は外形加工の設計寸法を伸縮させるものであって、図9(2)に表示内容に従って設定する。このデータ確認フローでは、上述したような基準設定の外に、使用データの方式の決定やチェック項目の決定を行えるようにしても良い。そして、このフローのアイコンのモチーフは虫眼鏡であって視覚的に明瞭な識別が可能である。
【0045】
また、第1のデータ入力・確認フェーズにおける「データ入力」のフローは、パラメータ入力と工具設定という外形加工作業の基本的な情報を入力するフローである。パラメータ入力の詳細画面は図10(1)に示すように、具体的には依頼データ等を記載するものであるが、この依頼データは顧客からの仕様書に基づいて作成した管理カード記載されているデータである。
【0046】
図11に管理データの一例を示す。加工の種類、品名、顧客の社名、工具リスト、工具径補正値,加工プログラム,ブランク寸法,略図等が示される。従って、管理カードによって品名,工具リスト,工具径補正値,加工プログラム,座標補正値等の加工情報が入力される。工具設定の詳細画面は図10(2)に示すように、準備する工具の数(図では工具グループ)や工具の種類(図では加工グループ)についてそれの関連付けをしておく。そして、このフローのアイコンのモチーフは鉛筆であって視覚的に明瞭な識別が可能である。
【0047】
以上のような第1のフェーズにおける各フローの操作は、図示するフローの左側から順に実行するのが通常であるが、この順番に限らず「データ入力」のフローを最初に実行しても良い。
【0048】
加工データによって基本的な条件が入力されるが、加工材料や加工形状等により補正する必要がある。この補正は経験を有し、熟練者とその他の作業者では試し加工の回数が異なり、作業能率に影響する。そのために、実績のあるパラメータを最適化したデータとしてパラメータカプセルに登録することで、最適な加工条件を記憶させその情報を基本データとして繰り返し利用することで、誰でもが容易に加工データを入力できるようにしている。
【0049】
加工データとしては、加工材料・加工枚数・工具と回転数などの基本的な加工条件があり、工作条件の定義データであるパラメータには原点設定、スケーリング機能、加工選択、工具設定等のデータがある。
【0050】
次に、第2のチェック・レビューフェーズにおける「データ補正」のフローは、外形加工を実行する上で設定した情報に対して、補正する可能性の高い情報をピックアップしてその情報を微細に補正するフローであり、従来技術では、外形加工機の熟練者が微細に補正した方が所望の外形加工を得られることを経験上知っていて補正する領域であった。
【0051】
「データ補正」の詳細画面には、原点補正と工具補正があり、原点補正は外形加工機の架台に設置した被加工物の基板と原点と加工制御するPCの原点とズレを補正する情報であり、図12の詳細画面の浮動原点補正の事項に従って補正する。工具補正についても図12の詳細画面に示す事項に従って補正する(ドリルの使用時間によるドリルの変形補正を含む)。更に、外形加工の形状が略反転するような鋭角的な加工工程においては、ドリルで切削した切削軌跡と続く反転した箇所での切削とが重なり合うのか否かという干渉チェックを行う必要があり、この干渉チェックも当該「データ補正」のフローで行い、詳細画面の径補正の事項に示されている。そして、このフローのアイコンのモチーフは定規であって視覚的に明瞭な識別が可能である。
【0052】
更に、この「データ補正」の詳細画面において、図4に示すデータカプセル画面に戻ってパラメータカプセル欄の内の適宜のパラメータカプセルを選定することで、当該選定したパラメータをデータ補正値として採用することができる。このようにすれば、データ補正の詳細画面での具体的な補正値設定が省略できて過去に蓄積した熟練技術を容易に利用することができる。
【0053】
また、第2のチェック・レビューフェーズにおける「試し検査」のフローは、実際の外形加工をすること無く、ソフトウエア上で試し検査を行いエラー等のチェックを行うフローであって、PCに印加された全てのデータに基づいてシミュレーションを行って画面表示をするものであり、その結果は加工表示画面領域66に表示される。即ち、入力データの形状確認,ソフトウエア上での外形加工,指示書と間違いが無いか否かの確認を行うフローである。試し加工の状況は、図13に示すように、表示画面の中央部に表示されると共に、画面右上に拡大表示して外形の表示や確認も可能である。更に、表示画面の最上段の進度状況表示によって試し検査中の稼働進度の確認もできる。そして、このフローのアイコンのモチーフはモニタであって視覚的に明瞭な識別が可能である。
【0054】
また、第2のチェック・レビューフェーズにおける「データ変換」のフローは、プログラム制御によるデータ変換作業を行うフローである。例えば、5mm移動とされているデータを一括して4mm移動に変換処理するものであり、コンピュータで一括変換するのに適したデータを取り扱い、入力プログラム自体に変更を加えるものである。そして、このフローのアイコンのモチーフは変換イメージグラフィックであって視覚的に明瞭な識別が可能である。
【0055】
次に、第3の実行フェーズにおける「データ最終確認」のフローは、入力済みのデータの確認を行い、加工実行前の確認、すなわち加工前の最終確認を行うフローである。図14に示すように、加工実行に入るために重要な入力項目に関して最終確認を行い、加工実行を行い、入力ミスがあった場合は、図示の変更ボタンを押してそれぞれの入力ダイアログにて変更を行う。そして、このフローのアイコンのモチーフは判子であって視覚的に明瞭な識別が可能である。
【0056】
最終確認が終了すると、加工スタートダイアログが開く(S14)。加工スタートボタンを押し(S15)、確認ダイアログの表示を行い(S16),確認ボタンを押す(S17)と、外形加工を機器が行う(S18)。
【0057】
第3の実行フェーズにおける「加工実行」のフローは、外形加工機により実際の加工を行うフローであり、加工の状況表示等がタイムリーに行われる。また、外形切削作業は加工機1台につき1作業ずつしかできないので、操作画面の最上段に加工進捗状況の表示を行うようにしているので、終了する時間を予め確認することもできる。また、図15に示すように、操作画面の中央部には加工状況を即時的に表示し得る。更に、実際の加工状況を表示するのに加えて、入力データから計算された計算上の加工形状も同時に表示して比較対照させることもできる。
【0058】
また、1件目の外形加工実行中に当該「加工実行」を最小化して操作画面の下方に表示しておき、2件目の外形加工のフローウインドウを開いて各種の情報を入力することができ、平行作業ができるようにした。そして、このフローのアイコンのモチーフはカッターナイフであって視覚的に明瞭な識別が可能である。
【0059】
外形加工作業が完了すると自動的に完了確認ダイアログが起動(S19)し、収納を押すと加工実行に採用されたデータが基本データとして格納され、データカプセルメニューにアイコンが戻る(S20)。
【0060】
第3の実行フェーズにおける「完了確認」のフローは、図16に示すように、外形加工後に加工に関するデータの確認及び作業に関する基本的情報を確認するのがこの「完了確認」のフローである。また、図16に示す「ザグリ偏差」は、加工対象の基板に外形加工の外に、基板に凹みを形成する加工を行う場合、例えば4隅の凹み深さ寸法を測ってその統計処理を行いその偏差を出して凹み形成のバラツキを監視して、以後の加工に利用しようとするものである。そして、このフローのアイコンのモチーフは完成品であって視覚的に明瞭な識別が可能である。
【0061】
そして、外形加工の作業が完了すると、表示画面は自動的に完了確認ダイアログが起動し、当該ダイアログの「収納」表示をクリックするとデータカプセル画面に戻るようになっている。
【0062】
データの加工実行前確認、加工実行および完了確認された新たな加工データを新たに基本データとして前記メモリに格納する格納手段が設けられている。
【0063】
以上説明したフローウインドウの構成は外形加工機の標準的なフローを示したものであるが、顧客から提供される仕様書,FD,加工対象基板の特殊性によっては、それに対応するフローウインドウを構成することが望ましい。その際に、FDにフローウインドウの構成をインプットさせておいて、FDの読み取り時にインプットさせたフローウインドウを表示画面に表示してそのフローにしたがって作業を進めるようにしても良い。
【0064】
以上のように、本発明の実施例は、工作機の作業工程の情報設定の為の作業工程ごとの複数のアイコンを作業工程の順に従って三つのグループに分け、該三つのグループをデータ入力・確認フェーズ,チェック・レビューフェーズおよび実行フェーズから構成して画面表示する工程を有する。データ入力・確認フェーズは、製品を加工するためのプログラム入力,データ確認および基本データ入力が、チェック・レビューフェーズは、試し検査,データ変換およびデータ補正が、そして実行フェーズは、データの加工実行前確認,加工実行及び完了確認が構成される。
【0065】
また、製品の加工データを画面表示する工程と、加工のシミュレーション画面を表示する工程と、および前記データ補正についての内容項目を画面表示する工程とを有する。
【0066】
前記データ確認は、プログラム入力された加工データについての確認を行うものであり、基本データ入力は、過去の加工実績のある加工の基礎条件に対して実加工データとして格納されたデータを、確認された加工データに基づいた基本データとして入力するものである。
【0067】
加工データに基づいた基本データによって前記加工のシミュレーション画面を表示し、表示された加工のシミュレーション画面を、画面表示された内容項目についてデータ補正を行うことによって試し検査画面として表示し、かつデータ変換は、当該試し検査画面の表示後にプログラム入力された加工データを変換するものである。
【0068】
データの加工実行前確認,加工実行および完了確認された新たな加工データを新たに基本データとして格納するものである。
【0069】
また、前記4つの工程に表示される画面を一つのまとまった表示画面とするものである。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、工作機の加工に際して、加工制御するコンピュータへの入力項目の多さと複雑さを回避し、操作フローの数の整理と操作フローの手順の効率化を達成することができる。
【0071】
また、入力情報をインプットしたり、情報の設定並びに確認を行うフローナビゲーションにおける各フローは、GUI化を図ることによって視覚的に識別し易く、操作を円滑に進めることができる。
【0072】
実際の加工に際して、熟練度又はノウハウ等を加味したデータをパラメータカプセルとして確保し保存することで、加工基礎条件の一部の変更があっても前記パラメータカプセルを適用することで、効率的かつ容易に熟練技術を備えた加工制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に採用される一例としての工作機の概略構成を示す図。
【図2】操作フローチャート図。
【図3】本発明の実施形態に係る工作機に接続されたパソコンの操作画面の内で電源オンしたときの初期画面図。
【図4】初期画面のメニューバーを操作して開いたデータカプセルメニュー画面を示す図。
【図5】本発明の実施形態に係る外形加工機におけるPCの表示画面上での操作手順を示したフローウインドウ画面図。
【図6】基本画面図における「補正」フローを選択指定した場合の「補正設定」の詳細を示す図。
【図7】フローナビゲーションにおいて「試し検査」又は「加工実行」を選択指定した場合の外形加工の状況を即時的に示す図。
【図8】フローナビゲーションにおいて「データ読込」を選択指定した場合の詳細画面図。
【図9】フローナビゲーションにおいて「データ確認」を選択指定した場合の詳細画面図。
【図10】フローナビゲーションにおいて「データ入力」を選択指定した場合の詳細画面図。
【図11】管理カードの例を表示する図。
【図12】フローナビゲーションにおいて「データ補正」を選択指定した場合の詳細画面図。
【図13】フローナビゲーションにおいて「試し検査」を選択指定した場合の詳細画面図。
【図14】フローナビゲーションにおいて「データ最終確認」を選択指定した場合の詳細図。
【図15】フローナビゲーションにおいて「加工実行」を選択指定した場合の詳細画面図。
【図16】フローナビゲーションにおいて「完了確認」を選択指定した場合の詳細画面図。
【符号の説明】
61…フローウインドウ領域、62…フローウインドウ最小化領域、63…フロー詳細画面領域、64…情報領域、65…進度状況表示領域、66…加工表示画面領域、67…加工データ表示領域。

Claims (2)

  1. 工作機の作業工程の情報設定のため、作業工程ごとの複数のアイコンを作業工程の順に従って三つのグループに分け、該三つのグループをデータ入力・確認フェーズ,チェック・レビューフェーズおよび実行フェーズから構成して、データ入力・確認フェーズは、製品を加工するためのプログラム入力,データ確認および基本データ入力が;チェック・レビューフェーズは、試し検査,データ変換およびデータ補正が;そして実行フェーズは、データの加工実行前確認,加工実行および完了確認が構成され、画面表示する工程と、
    製品の加工データを画面表示する工程と、
    加工のシミュレーション画面を表示する工程と、および
    前記データ補正についての内容項目を画面表示する工程とを有し、
    前記データ確認は、プログラム入力された加工データについての確認を行うものであり、基本データ入力は、過去の加工実績のある加工の基礎条件に対して実加工データとして格納されたデータを、確認された加工データに基づいた基本データとして入力するものであり、前記確認された加工データは加工実行および完了確認された新たな加工データであり、
    加工データに基づいた基本データによって前記加工のシミュレーション画面を表示し、表示された加工のシミュレーション画面を、画面表示された内容項目についてデータ補正を行うことによって試し検査画面として表示し、かつデータ変換は、当該試し検査画面の表示後にプログラム入力された加工データを変換するものであって、
    加工の基礎条件に対してシミュレーションまたは実加工による試し加工により求めた補正値を取りまとめてパラメータカプセルとして、種々の加工の基礎条件に対応させて格納保存し、
    加工の基礎条件に、それに対応する前記パラメータカプセルを付加した加工情報をデータカプセルとして格納保存し、
    データカプセルの表示要求操作を受け付けて、前記パラメータカプセル及び前記データカプセルを同一画面上に表示すること
    を特徴とする工作機械の操作方法。
  2. 工作機の作業工程の情報設定のため、複数の作業工程を三つのグループに分けられたアイコンを作業工程の順に従って記憶したメモリを設け、該メモリには、前記三つのグループをデータ入力・確認フェーズ,チェック・レビューフェーズおよび実行フェーズから構成し、データ入力・確認フェーズは、製品を加工するためのプログラム入力,データ確認および基本データ入力が;チェック・レビューフェーズは、試し検査,データ変換およびデータ補正が;そして実行フェーズは、データの加工実行前確認,加工実行および完了確認が記憶されるものであり、
    前記メモリから読み出されたプログラム入力,データ確認,基本データ入力,試し検査,データ変換,データ補正,データの加工実行前確認,加工実行および完了確認の項目を画面に表示する第一の表示手段を設け、
    第一の表示手段によって画面に表示された項目を指示することによって当該項目に関連した画面を表示する第2の表示手段を設け、該第2の表示手段は、製品の加工データ画面と、加工のシミュレーション画面と、およびデータ補正についての内容項目画面とを前記アイコンが表示された画面に表示するものであり、
    前記データ確認は、プログラム入力された加工データについての確認を行うものであり、基本データ入力は、過去の加工実績のある加工の基礎条件に対して実加工データとして格納されたデータを、確認された加工データに基づいて基本データとして入力するものであり、前記確認された加工実行および完了確認された新たな加工データであり、
    加工データに基づいた基本データによって前記加工のシミュレーション画面を表示し、表示された内容項目についてデータ補正を行うことによって試し検査画面として表示し、かつデータ変換は、当該試し検査画面の表示後にプログラム入力された加工データを変換するものであって、
    加工の基礎条件に対してシミュレーションまたは実加工による試し加工により求められて取りまとめられた補正値がパラメータカプセルとして、種々の加工の基礎条件に対応されて格納保存され、
    加工の基礎条件に、それに対応する前記パラメータカプセルが付加された加工情報がデータカプセルとして格納保存され、
    データカプセルの表示要求操作を受け付けて、前記パラメータカプセル及び前記データカプセルが同一画面上に表示されること
    を特徴とする工作機の操作装置。
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