JPH10143220A - 工作機械の稼働情報記録機能を備えたnc装置 - Google Patents

工作機械の稼働情報記録機能を備えたnc装置

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JPH10143220A
JPH10143220A JP31422996A JP31422996A JPH10143220A JP H10143220 A JPH10143220 A JP H10143220A JP 31422996 A JP31422996 A JP 31422996A JP 31422996 A JP31422996 A JP 31422996A JP H10143220 A JPH10143220 A JP H10143220A
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Masa Okuma
雅 大熊
Nobuo Takahashi
延男 高橋
Hide Ishihara
秀 石原
Kaoru Amishiro
薫 網城
Osamu Mitsuizumi
修 三ッ泉
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Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工作機械の稼働情報をローカルのNC装置単独
で処理および記録することのできる工作機械の稼働情報
記録NC装置を提供する。 【構成】工作機械と一体またはその近傍に位置し、工作
機械を制御するNC装置であって、作業者が情報を入力
するための入力手段と、文字および図形を表示可能な表
示手段と、情報処理手段と、主記憶装置と、補助記憶装
置と、前記工作機械の稼働情報を前記主記憶装置または
前記補助記憶装置内にログデータとして記録するログ記
録手段と、前記ログ記録手段が記録した前記ログデータ
を変換して稼働情報を再構成し、前記補助記憶装置内に
稼働情報ファイルとして記録するデータ変換手段と、前
記稼働情報ファイル内の情報を前記表示手段に表示する
表示制御手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の近傍
に、または工作機械と一体的に設けられ、その工作機械
を制御するNC(数値制御)装置であって、工作機械の
稼働情報を単独で記録することのできる工作機械の稼働
情報記録機能を備えたNC装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作機械の加工品実績、機械稼働履歴等
の稼働情報は、生産管理に関することであるから、従来
は、個々の工作機械のNC装置から工場内LAN等の通
信ケーブル等を介して生産管理用コンピュータ(サー
バ)に送信され、生産管理用コンピュータにおいて集計
および記録されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の工作機械の稼働
情報の処理および記録方法では、稼働情報を工場内LA
N等のネットワークを通して生産管理用コンピュータに
送って処理していたので、工場内LAN等のネットワー
クが設置されており、かつ、個々の工作機械のNC装置
がそのネットワークに接続されている必要があった。こ
のため、NC工作機械に加えてネットワークを設置する
コストがかかるという欠点があった。また、ネットワー
クを設置していても、ネットワークに接続していないN
C装置の稼働情報を処理することはできず、ネットワー
クに障害が発生した場合は接続不能となった一部または
全部のNC装置の稼働情報の処理および記録が不可能に
なっていた。
【0004】そこで、本発明は、工作機械の稼働情報を
ローカルのNC装置単独で処理および記録することので
きる工作機械の稼働情報記録機能を備えたNC装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の工作機械の稼働情報記録機能を備えたNC
装置は、工作機械の近傍に、または、前記工作機械と一
体的に設けられ、前記工作機械を制御するNC装置であ
って、作業者が情報を入力するための入力手段と、文字
および図形を表示可能な表示手段と、情報処理手段と、
主記憶装置と、補助記憶装置と、前記工作機械の稼働情
報を、前記主記憶装置または前記補助記憶装置に記録さ
せる機械稼働情報記録手段と、前記主記憶装置または前
記補助記憶装置に記録された情報を、前記表示手段に表
示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0006】また、上記の工作機械の稼働情報記録機能
を備えたNC装置において、前記機械稼働情報記録手段
は、前記工作機械の稼働情報を前記主記憶装置または前
記補助記憶装置内にログデータとして記録するログ記録
手段と、前記ログ記録手段が記録した前記ログデータを
変換して稼働情報を再構成し、前記主記憶装置または前
記補助記憶装置内に稼働情報ファイルとして記録するデ
−夕変換手段とからなるものであることが好ましい。
【0007】また、上記の工作機械の稼働情報記録機能
を備えたNC装置において、前記稼働情報ファイルは、
加工時間の実績を記録する加工時間実績ファイル、機械
稼働実績を記録する機械稼働実績ファイルおよび加工品
実績を記録する加工品実績ファイルとからなるものであ
ることが好ましい。
【0008】また、上記の工作機械の稼働情報記録機能
を備えたNC装置において、前記表示制御手段は、前記
稼働情報ファイル内または前記加工時間実績ファイル内
に記録された情報を加工品毎の加工条件、加工時間の内
訳を一覧表示する加工時間実績表示と、前記稼働情報フ
ァイル内または前記機械稼働実績ファイル内に記録され
た情報より機械稼働時間の内訳を一覧表示する機械稼働
実績表示と、前記稼働情報ファイル内または前記加工品
実績ファイル内に記録された情報より加工品毎の良品、
不良品の数を一覧表示する加工品実績表示とを選択的に
前記表示手段に表示するものであることが好ましい。
【0009】また、上記の工作機械の稼働情報記録機能
を備えたNC装置において、前記表示制御手段は、情報
を数値で表示する数値表示と、情報を図形で表示するグ
ラフ表示とが可能であることが好ましい。
【0010】また、上記の工作機械の稼働情報記録機能
を備えたNC装置において、前記表示制御手段は、前記
稼働情報ファイル内の情報を所望の期間毎に選択的に前
記表示手段に表示するものであることが好ましい。
【0011】また、上記の工作機械の稼働情報記録機能
を備えたNC装置において、前記NC装置は、生産管理
用コンピュータに通信回線で接続され、前記工作機械の
稼働情報を前記生産管理用コンピュータに送信すること
が可能であることが好ましい。
【0012】また、上記の工作機械の稼働情報記録機能
を備えたNC装置において、前記表示制御手段は、起動
したNC加工プログラム番号に対応する加工品の品番お
よび品名を前記表示手段に表示するものであることが好
ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明のNC(数値制
御)装置1の構成を表す図である。NC装置1は、個人
用小型コンピュータ(いわゆるパソコン)の拡張スロッ
トにサーボモータの制御等を行うNCボードと、シーケ
ンス制御等を行うPLCボードを装備して数値制御機能
とパソコン機能とを有するいわゆるパソコンNC装置が
使用できる。NC装置1には、種々のデータ処理を行う
情報処理手段としてのCPU10が設けられており、C
PU10にはバス11を介して主記憶装置としてROM
12およびRAM13が接続されている。CPU10
は、ROM12に記憶されているシステムプログラムお
よびデータと、RAM13にロードされたプログラムお
よびデータに従って動作する。このようなプログラムと
して、後述するログ記録プログラム131、データ変換
プログラム132および表示制御プログラム133等が
RAM13にロードされている。さらに、RAM13に
は工作機械を制御するためのNC加工プログラムがロー
ドされる。
【0014】また、CPU10にはバス11を介して補
助記憶装置として固定ディスク装置14が接続されてい
る。固定ディスク装置14からRAM13にCPU10
によって実行されるべき種々のアプリケーションプログ
ラム等がロードされる。それとともに固定ディスク装置
14には後述するログファイル141と稼働情報ファイ
ル142が記録される。バス11にはタイマ18も接続
されている。CPU10はタイマ18から時間情報を読
み取ったり、タイマ18からの一定時間ごとのタイマ割
り込みによって一定時間間隔で処理を行ったり、所定の
時刻に処理を行ったりすることができる。
【0015】CPU10にはバス11を介して周辺装置
が接続されている。周辺装置としては、文字および図形
を表示する表示手段15、作業者がデータを入力するた
めの入力手段16がインターフェース回路を介してバス
11に接続されている。表示手段15としてはCRT、
EL表示パネルや液晶表示板(液晶ディスプレイ)等が
使用でき、入力手段16としてはキーボード等が使用で
きる。周辺装置としてはさらに入出力装置17があり、
入出力装置17は、フレキシブルディスク等の外部記憶
媒体の入出力装置、紙テープ読取装置等を含み、予め作
成しておいたNC加工プログラムを読み込んだり、逆に
NC装置1内のNC加工プログラムをフレキシブルディ
スク等に保存したりすることができる。
【0016】バス11に接続された固定ディスク装置1
4には、マスターファイル30が設置されている。フレ
キシブルデスク等外部記憶媒体に記憶された起動時のN
C加工プログラム番号(O番号)に対応する加工品の品
名、品番等の情報が人出力装置17を介して入力され、
この入力された起動時のNC加工プログラム番号(O番
号)に対応する加工品の品名、品番等の情報がこのマス
ターファイル30に登録されている。
【0017】また、NC装置1は、通信用インターフェ
ースを介して生産管理用コンピュータ40に接続するこ
とも可能である。すなわち、工場内LAN(ローカル・
エリア・ネットワーク)等のネットワークに接続するこ
とも可能である。
【0018】NC装置1には、NCボードを介して工作
機械の駆動・位置決め手段2が接続されており、RAM
13中のNC加工プログラムに従って工作機械の主軸モ
ータ21、X軸モータ22、Y軸モータ23、Z軸モー
タ24を駆動制御し、工作機械の各可動部の駆動および
位置決め制御を行う。PLCボードは自動工具交換装置
(ATC)、刃物台等の可動体を制御する可動体制御機
器25に対して入出力制御する。
【0019】図2は、工作機械の各種の稼働情報が記録
され、変換されて、最終的に表示手段15に表示される
までの処理の流れを示す図である。NC装置1のCPU
10はログ記録プログラム131に従って、工作機械の
各種稼働情報を読み出し、ログファイル141に記録す
る。ログファイル141は、記録の行われた時刻、稼働
状態、起動されたNC加工プログラム番号(O番号)、
アラーム状態、アラーム番号、加工状態、加工数、不良
品数、工具番号、主軸回転数、使用時間、早送り時間、
切削時間等の各種の情報をそれぞれ所定のデータ長を有
する固定長フィールドとして、それらの各種情報のフィ
ールドをまとめて1つのレコードとして記録する。1つ
のレコードは100バイトの長さとなる。
【0020】ログファイル141には16レコードが記
録される。記録はログ記録プログラム131により、例
えば5秒ごとに工作機械の状態をチェックし、状態に変
化があれば前述した各種情報であるログデータの各フィ
ールドをセットし1レコードをログファイル141の所
定の書き込み位置に記録する。そして書き込み位置を表
す書き込みポインタの値を1レコード分進める。
【0021】ログファイル141に記録されたログデー
タは、データ変換プログラム132により未処理の1レ
コードが読み出しポインタの示す位置から読み出され、
所定のフィールド長に従って各フィールドに分解され
る。分解された各フィールドは再構成され、稼働情報フ
ァイル142として記録される。そして読み出しポイン
タの値を1レコード分進める。書き込みポインタおよび
読み出しポインタの値は、ファイル終端を超えるとファ
イル先頭に移動するように変化させる。すなわち、ログ
ファイル141は16レコード分のリングバッファとし
て機能する。
【0022】稼働情報ファイル142は、目的に応じた
複数種類のファイルから成り、図3から図7のように画
面表示を行うための加工時間実績ファイル、機械稼働実
績ファイル、加工品実績ファイル等を含んでいる。表示
制御プログラム133は、作業者が入力手段16から入
力した指示に従って、稼働情報ファイル142の中から
画面表示に必要なファイルを選択して読み出す。そして
ファイルから読み出した情報に従って、作業者の指示に
応じた画面を表示手段15に表示する。
【0023】図3は、稼働情報ファイル142の中の加
工時間実績ファイルを読み込んで加工時間実績を表示し
た画面である。この画面を表示するには、作業者が入力
手段16から操作して「生産データ管理システム」を選
択し、さらに「実績管理」を選択し、そして「加工時
間」を選択する機能キーF1を押す。前回表示したこと
がある場合には前回の加工時間実績画面が表示され、1
回も表示したことがない場合には、数字の入っていない
加工時間実績画面が表示される。「日報/月報」機能キ
ーF4を1度押し、「日報」を選択すると、開始日、終
了日が人力可能となるので、開始日:1996/09/
01(1996年9月1日)、終了日:1996/09
/10(1996年9月10日)を入力し、実行キー
(図示せず)を押すと図3の加工時間実績表示画面が表
示される。
【0024】加工時間実績表示画面は加工時間実績ファ
イルの内容を一覧表示するものである。画面には加工品
および工具ごとに、日付、工具番号、工具名、主軸の回
転数、機械の使用時間(秒)、早送り時間(秒)、G0
1,G02,G03等の切削送りの時間である切削時間
(秒)、工具使用時間から早送り時間、切削時間を減算
した時間、例えばATCの動作時間等であるその他の時
間(秒)、起動NC加工プログラムのO番号のデータが
表示される。それぞれの工具について切削時間等の加工
時間が表示されるので、NC加工プログラムや加工条件
の正当性を確認することができる。なお、「開始日」と
「終了日」は、表示する期間を指示するもので、作業者
が入力手段16から所望の期間を入力する。
【0025】図3の下部には「加工時間」機能キーF1
〜「メニュー」機能キーF9が設けられている。「加工
時間」機能キーF1は実績管理の加工時間実績画面に切
り換えて表示するための機能キ−、「機械稼働」機能キ
ーF2は実績管理の機械稼働実績画面に切り換えて表示
するための機能キー、「加工品」機能キーF3は実績管
理の加工品実績画面に切り換えて表示するための機能キ
ーである。
【0026】「日報/月報」機能キーF4は、押す毎に
日報と月報とを操り返し選択するための機能キーであ
る。すなわち、「日報/月報」を選択する機能キーF4
を1回押すと「日報」を選択でき、開始日、終了日を入
力可能となり、「日報/月報」機能キーF4を2回押す
と「月報」を選択でき指定月の入力が可能となる。「開
始日」、「終了日」、「指定月」は表示する期間を指示
するもので、作業者が入力手段16から所望の期間を入
力する。また、今月/先月、今週/先週、昨日/一昨日
のような選択のための機能キーを、別途、設けておいて
もよい。「メニュー」機能キーF9は、生産データ管理
システムのメニュー画面に戻るためのキーである。図
4、図6の機能キーF1〜F4、F9も同じ機能を有す
る。
【0027】図4、図6には、更に、「グラフ」機能キ
ーF5が設けられ、「グラフ」機能キーF5は選択され
た各実績をグラフ化させるための機能キーである。各実
績をグラフ化した図5、図7を前画面に戻すには、図
5、図7の「戻り」機能キーF15を押す。
【0028】図4は、稼働情報ファイル142の中の機
械稼働実績ファイルを読み込んで機械稼働実績を表示し
た画面である。これは、図3の加工時間実績表示画面に
おいて「機械稼働」を選択する機能キーF2を押した場
合の画面である。機械稼働実績表示画面は機械稼働実績
ファイルの内容を一覧表示するものであり、1日ごとの
工作機械の稼働時間を表示するものである。画面には日
付、運転準備スイッチが「入」になっている時間(時
間:分)、NC加工プログラムの実行が開始されてから
終了するまでの実行中の時間である加工時間(時間:
分)、アラーム時間(時間:分)のデータが表示され
る。
【0029】図5は、機械稼働実績のデータをグラフ表
示した画面である。これは、図4の機械稼働実績表示画
面において「グラフ」を選択する機能キーF5を押した
場合の画面である。画面には1日ごとの、運転準備入時
間(時間)、加工時間/運転準備入時間(%)、アラー
ム時間/運転準備入時間(%)のデータがグラフ表示さ
れる。また、それらのデータを作業者が指示した所定の
期間で集計したデータもグラフ表示される。
【0030】図6は、稼働情報ファイル142の中の加
工品実績ファイルを読み込んで加工品実績を表示した画
面である。これは、図3や図4の画面において「加工
品」を選択する機能キーF3を押した場合の画面であ
る。加工品実績表示画面は加工品実績ファイルの内容と
マスターファイル30に記憶されている起動時のNC加
工プログラム番号に対応する品名、品番とを組み合わせ
て一覧表示するものであり、1日ごとおよび加工品番ご
との加工数を表示するものである。画面には日付、加工
品の品番、加工品の品名、起動したNC加工プログラム
のO番号、加工数、良品数、不良品数のデータが表示さ
れる。
【0031】図7は、加工品実績のデータをグラフ表示
した画面である。これは、図6の加工品実績表示画面に
おいて「グラフ」を選択する機能キーF5を押した場合
の画面である。画面には1日ごとおよび起動O番号ごと
の、良品数と不良品数がグラフ表示される。
【0032】以上のように画面に表示した加工時間実績
ファイル、機械稼働実績ファイル、加工品実績ファイル
等は数ヶ月分のデータが保存されており、週ごと、月ご
との集計データを作成することも可能であり、先月のデ
ータとの比較等を行うことも可能である。NC装置に内
蔵される固定ディスク装置の容量は100メガバイト程
度で十分である。またこれらの稼働情報ファイルをフレ
キシブルディスク等の記録媒体に記録し、それを生産管
理用コンピュータに読み込ませることにより、ネットワ
ーク接続されているNC装置と同様の生産管理を行うこ
とができる。
【0033】このように、各工作機械に付属するローカ
ルのNC装置がログデータの記録を行い、ログデータか
らデータ変換して各種の稼働情報ファイルの作成を行う
ので、工場内LAN等のネットワークを敷設せずに、低
コストで高度な生産管理を行うことができる。また、ネ
ットワークに接続され通常は生産管理用コンピュータに
データを送って処理を行っているNC装置であっても、
ネットワーク故障等の異常時にローカルのNC装置内で
データ処理を行うように切り換えるようにして、機械稼
働情報の欠落を防止することができる。
【0034】なお、以上の実施の形態では、NC装置が
パソコンを利用したいわゆるパソコンNC装置の場合を
示したが、パソコンNC装置に限らず、稼働情報を記録
するのに十分な容量の補助記憶装置を備えたものであれ
ば通常のNC専用の装置であってもよい。また、ログデ
ータを補助記憶装置である固定ディスク装置にファイル
として記録するようにしたが、処理を高速化するため
に、ログデータを主記憶装置であるRAMに記憶するよ
うにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0036】各工作機械に付属するローカルのNC装置
がログデータの記録を行い、ログデータからデータ変換
して各種の稼働情報ファイルの作成を行うので、工場内
LAN等のネットワークを敷設せずに、低コストで高度
な生産管理を行うことができる。また、ネットワークに
接続され通常は生産管理用コンピュータにデータを送っ
て処理を行っているNC装置であっても、ネットワーク
故障等の異常時にローカルのNC装置内でデータ処理を
行うように切り換えるようにして、機械稼働情報の欠落
を防止することができる。
【0037】ローカルのNC装置において、加工時間実
績、機械稼働実績、加工品実績を選択的に表示すること
ができるので、その場で加工条件、NC加工プログラ
ム、生産計画等の正当性を確認でき、また、それらに不
都合な点があればすぐに発見できる。
【0038】情報の表示を、数値表示とともにグラフ表
示として表示できるので、日ごとの変化、週、月ごとの
比較等の表示が分かり易く一目で把握できる。
【0039】加工品実績表示画面には、品名、品番も表
示されているので、何を加工したかが一目で把握するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のNC装置の構成を示す図であ
る。
【図2】図2は、工作機械の稼働情報の処理の流れを示
す図である。
【図3】図3は、加工時間実績の表示画面を示す図であ
る。
【図4】図4は、機械稼働実績の表示画面を示す図であ
る。
【図5】図5は、機械稼働実績のグラフ表示画面を示す
図である。
【図6】図6は、加工品実績の表示画面を示す図であ
る。
【図7】図7は、加工品実績のグラフ表示画面を示す図
である。
【符号の説明】
1…NC装置 2…駆動・位置決め手段 10…CPU 11…バス 12…ROM 13…RAM 14…固定ディスク装置 15…表示手段 16…入力手段 17…入出力装置 25…可動体制御機器 30…マスターファイル 40…生産管理用コンピュータ 131…ログ記録プログラム 132…データ変換プログラム 133…表示制御プログラム 141…ログファイル 142…稼働情報ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 網城 薫 千葉県我孫子市我孫子1番地 日立精機株 式会社内 (72)発明者 三ッ泉 修 千葉県我孫子市我孫子1番地 日立精機株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械の近傍に、または、前記工作機械
    と一体的に設けられ、前記工作機械を制御するNC装置
    であって、 作業者が情報を入力するための入力手段(16)と、 文字および図形を表示可能な表示手段(15)と、 情報処理手段(10)と、 主記憶装置(12,13)と、 補助記憶装置(14)と、 前記工作機械の稼働情報を、前記主記憶装置(12,1
    3)または前記補助記憶装置(14)に記録させる機械
    稼働情報記録手段(10,131,132,141,1
    42)と、 前記主記憶装置(12,13)または前記補助記憶装置
    (14)に記録された情報を、 前記表示手段(15)に表示する表示制御手段(10,
    133)とを有することを特徴とする工作機械の稼働情
    報記録機能を備えたNC装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した工作機械の稼働情報記
    録機能を備えたNC装置であって、 前記機械稼働情報記録手段(10,131,132,1
    41,142)は、 前記工作機械の稼働情報を前記主記憶装置(12,1
    3)または前記補助記憶装置(14)内にログデータと
    して記録するログ記録手段(10,131)と、 前記ログ記録手段(10,131)が記録した前記ログ
    データを変換して稼働情報を再構成し、前記主記憶装置
    (12,13)または前記補助記憶装置(14)内に稼
    働情報ファイル(142)として記録するデ−夕変換手
    段(10,132)とからなるものである工作機械の稼
    働情報記録機能を備えたNC装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載した工作機械の稼働情報記
    録機能を備えたNC装置であって、 前記稼働情報ファイル(142)は、 加工時間の実績を記録する加工時間実績ファイル、機械
    稼働実績を記録する機械稼働実績ファイルおよび加工品
    実績を記録する加工品実績ファイルとからなるものであ
    る工作機械の稼働情報記録機能を備えたNC装置。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3に記載した工作機
    械の稼働情報記録機能を備えたNC装置であって、 前記表示制御手段(10,133)は、 前記稼働情報ファイル(142)内または前記加工時間
    実績ファイル内に記録された情報を加工品毎の加工条
    件、加工時間の内訳を一覧表示する加工時間実績表示
    と、 前記稼働情報ファイル(142)内または前記機械稼働
    実績ファイル内に記録された情報より機械稼働時間の内
    訳を一覧表示する機械稼働実績表示と、 前記稼働情報ファイル(142)内または前記加工品実
    績ファイル内に記録された情報より加工品毎の良品、不
    良品の数を一覧表示する加工品実績表示とを選択的に前
    記表示手段(15)に表示するものである工作機械の稼
    働情報記録機能を備えたNC装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1つに記載した工
    作機械の稼働情報記録機能を備えたNC装置であって、 前記表示制御手段(10,133)は、 情報を数値で表示する数値表示と、 情報を図形で表示するグラフ表示とが可能である工作機
    械の稼働情報記録機能を備えたNC装置。
  6. 【請求項6】請求項2〜4のいずれか1つに記載した工
    作機械の稼働情報記録機能を備えたNC装置であって、 前記表示制御手段(10,133)は、 前記稼働情報ファイル(142)内の情報を所望の期間
    毎に選択的に前記表示手段(15)に表示するものであ
    る工作機械の稼働情報記録機能を備えたNC装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜4のいずれか1つに記載した工
    作機械の稼働情報記録機能を備えたNC装置であって、 前記NC装置(1)は、 生産管理用コンピュータ(40)に通信回線で接続さ
    れ、前記工作機械の稼働情報を前記生産管理用コンピュ
    ータ(40)に送信することが可能なものである工作機
    械の稼働情報記録機能を備えたNC装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜4のいずれか1つに記載した工
    作機械の稼働情報記録機能を備えたNC装置であって、 前記表示制御手段(10,133)は、 起動したNC加工プログラム番号に対応する加工品の品
    番および品名を前記表示手段(15)に表示するもので
    ある工作機械の稼働情報記録機能を備えたNC装置。
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