JP7087710B2 - 画像形成装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および制御方法に関する。
下記特許文献1には、赤外線温度センサが備えるレンズに入射される赤外線の線量に基づいて、加熱ローラの表面温度を検出する構成を有する画像形成装置において、第1温度検出手段(赤外線温度センサ)で得られた加熱ローラの表面温度と、第2温度検出手段(サーミスタ)で得られた加熱ローラの表面温度との温度差に基づいて、赤外線温度センサの汚れおよび結露を区別して判断し、その判断結果に応じた加熱ローラの立ち上げ温度制御を行う技術が開示されている。
しかしながら、下記特許文献1の技術では、赤外線温度センサに結露が生じた場合、結露が残された状態のまま、加熱ローラの立ち上げ温度制御を行うため、赤外線温度センサによる正確な温度検出が長期に亘りできなくなる虞がある。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、赤外線温度センサによる正確な温度検出が長期に亘りできなくなるという事態を回避することが可能な画像形成装置を提供できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、トナー像が形成された印刷用紙に熱を加えることにより、印刷用紙にトナー像を定着させる定着手段と、定着手段を加熱する加熱手段と、定着手段から放出された赤外線が入射される入射面を有し、当該入射面から入射された赤外線の熱量に基づいて、定着手段の温度を検知する検知手段と、検知手段によって検知された温度に基づいて、加熱手段の動作を制御する加熱制御手段と、入射面の結露を除去する除去手段と、加熱手段に対する単位時間当たりの通電時間に基づいて、入射面の状態の判断を行う判断手段と、判断手段によって入射面が結露していると判断された場合、除去手段を動作させる除去制御手段とを備える。
本発明によれば、赤外線温度センサによる正確な温度検出が長期に亘りできなくなるという事態を回避することが可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る複写機の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置の機能構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るヒータの制御周期の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るヒータの制御におけるヒータ点灯デューティの遷移の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置に用いられる判定条件の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置による処理の第1例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る制御装置による処理の第2例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る制御装置による処理の第3例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る制御装置による処理の第4例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置を用いたシステム構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る通知部による通知例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(画像形成装置100の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の構成を示す図である。図1に示す画像形成装置100は、「画像形成装置」の一例である。画像形成装置100は、プリンタ、コピー、スキャナ、FAX等の、各種機能を有する装置である。画像形成装置100としては、例えば、複写機、MFP(Multifunction Peripheral)等が挙げられる。
図1に示すように、画像形成装置100は、ADF110、読取装置120、画像形成部130、給紙部140、および排紙トレイ150を備える。
ADF110は、原稿台111、ピックアップローラ112、搬送ベルト113、および排紙トレイ114を有する。原稿台111は、原稿Dが載置される。ピックアップローラ112は、原稿台111に載置された原稿Dを送出する。搬送ベルト113は、ピックアップローラ112によって送出された原稿Dを、読取装置120が備えるコンタクトガラス121上へ搬送する。また、搬送ベルト113は、読取装置120によって原稿Dの画像の読み取りが終了した後、当該原稿Dを排紙トレイ114上へ排出する。
読取装置120は、コンタクトガラス121、光源122、光学系123、および光電変換素子124を有する。光源122は、コンタクトガラス121上の原稿Dに対して光を照射する。光学系123は、原稿Dからの反射光を結像することにより、原稿Dの画像を形成する。光電変換素子124は、光学系123によって形成された画像を光電変換することにより、当該画像の画像データを生成する。
画像形成部130は、帯電装置131、書込装置132、現像装置133、転写装置134、クリーニング装置135、感光体136、定着装置137、および排紙ローラ138を有する。帯電装置131は、感光体136の表面を一様に帯電させる。書込装置132は、画像データに応じたレーザ光を感光体136の表面に照射することにより、印刷データに応じた潜像を感光体136の表面に形成する。現像装置133は、トナーカートリッジから供給されたトナーを、感光体136の表面に形成された潜像に付着させる。これにより、現像装置133は、感光体136の表面に形成された潜像を顕像化して、感光体136の表面にトナー像を形成する。転写装置134は、感光体ドラム922の表面に形成されたトナー像を、当該転写装置134と感光体136との間に搬送された印刷用紙Pに転写する。クリーニング装置135は、トナー像の転写がなされた後の感光体136の表面を清掃する。定着装置137は、印刷用紙Pに熱および圧力を加えることにより、印刷用紙Pにトナー画像を定着させる。排紙ローラ138は、トナー画像が定着された印刷用紙Pを排紙トレイ150へ排出する。
給紙部140は、複数の給紙カセット141を有する。給紙部140は、給紙カセット141に収容された印刷用紙Pを、転写装置134と感光体136との間に搬送する。
(定着装置137の構成)
図2は、本発明の一実施形態に係る定着装置137の構成を示す図である。図2に示すように、定着装置137は、加圧ローラ201、定着スリーブ202、ヒータ203、遮光板204、サーミスタ205、NCセンサ206、サーモスタット207、サーモパイル208、ファン209、および制御装置210を備える。
加圧ローラ201は、定着スリーブ202と対向して設けられる。加圧ローラ201は、定着スリーブ202の表面を加圧する。加圧ローラ201の表面には、弾性素材(例えば、シリコン、ゴム等)からなる弾性層が形成されている。
定着スリーブ202は、「定着手段」の一例である。定着スリーブ202は、可撓性を有する無端ベルト状の部材である。定着スリーブ202は、その表面に加圧ローラ201が押し当てられることにより、加圧ローラ201との間にニップ部を形成するとともに、加圧ローラ201の回転に従動して回転する。定着スリーブ202は、加圧ローラ201との間に形成されたニップ部において、トナー像が形成された印刷用紙に熱を加えることにより、印刷用紙にトナー像を定着させる。
ヒータ203は、「加熱手段」の一例である。ヒータ203は、定着スリーブ202に覆われた空間内に設けられている。ヒータ203は、定着スリーブ202を加熱する。ヒータ203としては、例えば、ハロゲンヒータ、カーボンヒータ等を用いることができる。
遮光板204は、定着スリーブ202に覆われた空間内において、ヒータ203と定着スリーブ202との間に設けられている。遮光板204は、ヒータ203から発せられた熱が、定着スリーブ202に局所的に伝わるようにする。これにより、遮光板204は、定着スリーブ202を効率的且つ急速に加熱することができる。
サーミスタ205は、加圧ローラ201の温度を検知する。サーミスタ205によって検知された加圧ローラ201の温度は、例えば、画像形成装置100が備えるコントローラへ出力される。そして、コントローラは、加圧ローラ201の温度が所定温度に達した場合、印刷を開始するように、画像形成装置100の動作を制御する。これにより、コントローラは、加圧ローラ201が温まっていない状態(すなわち、印刷速度を高めることができない状態)で印刷が開始されてしまうことを回避することができる。
NCセンサ206は、非接触センサであり、定着スリーブ202の表面温度を検知する。NCセンサ206により、サーモパイル208が壊れた場合であっても、定着スリーブ202の表面温度の異常温度を検知することができる。
サーモスタット207は、定着スリーブ202の異常温度を検知したとき、ヒータ203への給電を即座に遮断することで、定着スリーブ202の異常加熱を回避する。
サーモパイル208は、「検知手段」の一例である。サーモパイル208は、定着スリーブ202の表面温度を検知する。サーモパイル208は、定着スリーブ202の表面から放射された赤外線が入射される入射面(例えば、受光レンズ)と、入射面から入射された赤外線の熱量に応じた熱起電力を発生させる熱電変換部とを有する。これにより、サーモパイル208は、定着スリーブ202の表面温度を検出し、検出された定着スリーブ202の表面温度に応じた電圧を出力する。サーモパイル208の出力電圧は、制御装置210へ供給される。制御装置210は、サーモパイル208の出力電圧と定着スリーブ202の表面温度との関係を表す情報を有している。これにより、制御装置210は、サーモパイル208の出力電圧に基づいて、定着スリーブ202の表面温度を特定することができる。
ファン209は、「除去手段」の一例である。ファン209は、サーモパイル208の入射面に向けて、風を送出する。これにより、ファン209は、サーモパイル208の入射面に生じた結露を除去することができる。
制御装置210は、サーモパイル208によって検知された定着スリーブ202の表面温度に基づいて、ヒータ203の動作を制御する。また、制御装置210は、サーモパイル208の入射面の状態を判断し、その判断結果に応じた処理(ファン209の動作の制御、判断結果を含む情報の記録、サーモパイル208の汚れの通知、記録された情報の外部への出力等)を行う。
(制御装置210の機能構成)
図3は、本発明の一実施形態に係る制御装置210の機能構成を示す図である。図3に示すように、制御装置210は、加熱制御部211、判断部212、除去制御部213、記録部214、記憶部215、通知部216、および出力部217を備える。
加熱制御部211は、サーモパイル208によって検知された定着スリーブ202の表面温度に基づいて、ヒータ203の動作を制御する。これにより、加熱制御部211は、定着スリーブ202の表面温度を目標温度に維持する。また、加熱制御部211は、ヒータ203の高温異常を検知した場合、ヒータ203の動作を直ちに停止させる。
判断部212は、定着スリーブ202の表面温度を目標温度に維持する際に要した、ヒータ203に対する単位時間当たりの通電時間に基づいて、サーモパイル208の入射面の状態(「正常」、「結露」、および「汚れ」)を判断する。
サーモパイル208の入射面に結露または汚れが発生した場合、当該入射面から入射される赤外線の熱量が減少することとなり、よって、サーモパイル208によって検出される定着スリーブ202の表面温度は、定着スリーブ202の実際の表面温度よりも低くなってしまう。この場合、加熱制御部211がヒータ203の通電時間を増やしてしまい、その結果、定着スリーブ202の実際の表面温度が目標温度よりも高くなってしまう虞がある。そこで、制御装置210は、このような事態の発生を回避するために、サーモパイル208の入射面における結露および汚れを判断部212によって判断し、その判断結果に応じた処理(ファン209の動作の制御、判断結果を含む情報の記録、サーモパイル208の汚れの通知、記録された情報の外部への出力等)を行うのである。
除去制御部213は、判断部212によってサーモパイル208の入射面に結露が生じていると判断された場合、ファン209を動作させることにより、サーモパイル208の入射面に生じた結露を除去する。
記録部214は、判断部212によってサーモパイル208の入射面の状態が判断される毎に、当該判断結果に関する情報を記憶部215に記録する。
例えば、記録部214は、サーモパイル208の入射面に結露が生じていると判断される毎に、記憶部215に記憶されている結露検知回数に1を加算する。
また、例えば、記録部214は、サーモパイル208の入射面に汚れが生じていると判断される毎に、記憶部215に記憶されている汚れ検知回数に1を加算する。
また、例えば、記録部214は、サーモパイル208の入射面に結露が生じていると判断される毎に、当該判断がなされたときのシステム日時を、結露検知日時として記憶部215に記録する。
また、例えば、記録部214は、サーモパイル208の入射面に汚れが生じていると判断される毎に、当該判断がなされたときのシステム日時を、汚れ検知日時として記憶部215に記録する。
また、例えば、記録部214は、サーモパイル208の入射面に結露が生じていると判断される毎に、当該判断がなされたときに印刷に用いられている印刷用紙Pの種類を示す情報を、記憶部215に記録する。
また、例えば、記録部214は、サーモパイル208の入射面に汚れが生じていると判断される毎に、当該判断がなされたときに印刷に用いられている印刷用紙Pの種類を示す情報を、記憶部215に記録する。
記憶部215は、記録部214によって記録された情報(例えば、結露検知回数および汚れ検知回数、結露検知日時および汚れ検知日時、結露検知時および汚れ検知時に使用された印刷用紙Pの種類を示す情報)を記憶する。
通知部216は、記憶部215に記憶されている汚れ検知回数が所定検知回数に達した場合、サーモパイル208の入射面が汚れている旨の通知を行う。例えば、通知部216は、サーモパイル208の入射面が汚れている旨のメッセージを、画像形成装置100が備える操作パネルに表示させる。
出力部217は、記憶部215に記憶された情報(例えば、結露検知回数、汚れ検知回数、結露検知日時、汚れ検知日時、結露検知時および汚れ検知時に使用された印刷用紙Pの種類を示す情報)を外部へ出力する。
例えば、制御装置210は、プロセッサ、メモリ等を有して構成される。そして、制御装置210の機能は、メモリに記憶されたプリグラムをプロセッサが実行することにより実現される。制御装置210としては、例えば、IC(Integrated Circuit)等を用いることができる。なお、制御装置210は、定着装置137に専用に設けられたものであってもよく、画像形成装置100の全体を制御するコントローラが、制御装置210として機能してもよい。
(ヒータ203の制御周期の一例)
図4は、本発明の一実施形態に係るヒータ203の制御周期の一例を示す図である。制御装置210は、予め設定された目標温度と、サーモパイル208によって検出された定着スリーブ202の表面温度とに基づいて、定着スリーブ202の表面温度が目標温度となるように、ヒータ203を制御する。
具体的には、制御装置210は、ヒータ203に対する単位時間(制御周期)あたりの通電時間の割合(以下、「ヒータ点灯デューティ」と示す)を制御することにより、ヒータ203の発熱量を制御する。制御装置210は、ヒータ点灯デューティを、0%~100%の範囲内で任意に設定することが可能である。例えば、制御装置210は、制御周期の間でヒータ203を通電しない場合は、ヒータ点灯デューティに「0%」を設定する。また、例えば、制御装置210は、制御周期の全期間でヒータ203を通電する場合は、ヒータ点灯デューティに「100%」を設定する。
図4では、制御周期(単位時間)を「400ms」とし、制御装置210からヒータ203へ供給される制御信号によって、その30%である「120ms」を、ヒータ203の通電時間として制御する例を表している。
制御装置210は、比較的高いヒータ点灯デューティを設定することで、定着スリーブ202の表面温度を高めることができ、比較的低いヒータ点灯デューティを設定することで、定着スリーブ202の表面温度を下げることができる。すなわち、制御装置210は、予め設定された目標温度と、サーモパイル208によって検出された定着スリーブ202の表面温度とに基づいて、ヒータ点灯デューティの設定を変更することにより、定着スリーブ202の表面温度を目標温度に保つことができる。
(ヒータ点灯デューティの遷移の一例)
図5は、本発明の一実施形態に係るヒータ203の制御におけるヒータ点灯デューティの遷移の一例を示す図である。図5(a)~(c)の各グラフにおいて、実線は、ヒータ点灯デューティ[%]を示す。また、点線は、サーモパイル208の検出温度[℃]を示す。また、一点鎖線は、定着スリーブ202の実際の表面温度[℃]を示す。
図5(a)は、サーモパイル208の入射面に結露および汚れが生じていないときのヒータ点灯デューティの遷移を示す。サーモパイル208の入射面に結露および汚れが生じていない場合、サーモパイル208の検出温度は、定着スリーブ202の実際の表面温度と略同じである。したがって、図5(a)に示すように、印刷中のヒータ点灯デューティは安定する。例えば、図5(a)に示す例では、印刷中のヒータ点灯デューティは略「75%」で一定であり、すなわち、印刷開始時のヒータ点灯デューティが「75%」であり、印刷終了時のヒータ点灯デューティが「75%」である。
図5(b)は、サーモパイル208の入射面に結露が生じたときのヒータ点灯デューティの遷移を示す。画像形成装置100において印刷時には、印刷用紙Pに含まれる水分が、定着スリーブ202の熱によって水蒸気となり、定着スリーブ202の近傍に設置されているサーモパイル208の入射面に付着して結露する場合がある。この場合、サーモパイル208の検出温度は、定着スリーブ202の実際の表面温度よりも小さくなる。また、印刷枚数が増えるにつれて、サーモパイル208の入射面に付着する水滴量が徐々に増加するため、サーモパイル208の検出温度の誤差は、徐々に大きくなってゆく。このため、図5(b)に示すように、印刷中のヒータ点灯デューティは、徐々に高まってゆく。例えば、図5(b)に示す例では、印刷開始時のヒータ点灯デューティが「75%」であり、印刷終了時のヒータ点灯デューティが「100%」である。
図5(c)は、サーモパイル208の入射面に汚れが生じているときのヒータ点灯デューティの遷移を示す。サーモパイル208の入射面に汚れが生じている場合、サーモパイル208の検出温度は、印刷開始時から、定着スリーブ202の実際の表面温度よりも小さくなる。また、サーモパイル208の検出温度の誤差は一定である。このため、図5(c)に示すように、印刷中のヒータ点灯デューティは、比較的高い値で一定である。例えば、図5(a)に示す例では、印刷中のヒータ点灯デューティは略「100%」で一定であり、すなわち、印刷開始時のヒータ点灯デューティが「100%」であり、印刷終了時のヒータ点灯デューティが「100%」である。
このように、サーモパイル208の入射面の状態に応じて、印刷中のヒータ点灯デューティの遷移が異なる。このため、判断部212は、印刷中のヒータ点灯デューティに基づいて、サーモパイル208の入射面の状態として、「正常」、「結露」、「汚れ」のいずれかを判断することができる。
(判定条件の一例)
図6は、本発明の一実施形態に係る制御装置210に用いられる判定条件の一例を示す図である。制御装置210は、定着スリーブ202の表面温度を目標温度に維持する際に要した、ヒータ点灯デューティの平均値に基づいて、サーモパイル208の入射面の状態を判定する。特に、制御装置210は、ヒータ点灯デューティの平均値として、印刷開始時のヒータ点灯デューティと、印刷終了時のヒータ点灯デューティとの平均値を算出するようにしている。
例えば、図5(a)に例示したように、サーモパイル208の入射面に結露および汚れが生じていないことにより、印刷開始時のヒータ点灯デューティが「75%」であり、印刷終了時のヒータ点灯デューティが「75%」である場合、制御装置210は、ヒータ点灯デューティの平均値として「75%」を算出する。そして、制御装置210は、この平均値「75%」と、図6に示す判定条件とに基づき、サーモパイル208の入射面の状態を「正常」と判定する。
また、例えば、図5(b)に例示したように、サーモパイル208の入射面に結露が生じたことにより、印刷開始時のヒータ点灯デューティが「75%」であり、印刷終了時のヒータ点灯デューティが「100%」である場合、制御装置210は、ヒータ点灯デューティの平均値として「87.5%」を算出する。そして、制御装置210は、この平均値「87.5%」と、図6に示す判定条件とに基づき、サーモパイル208の入射面の状態を「結露」と判定する。
また、例えば、図5(c)に例示したように、サーモパイル208の入射面に汚れが生じていることにより、印刷開始時のヒータ点灯デューティが「100%」であり、印刷終了時のヒータ点灯デューティが「100%」である場合、制御装置210は、ヒータ点灯デューティの平均値として「100%」を算出する。そして、制御装置210は、この平均値「100%」と、図6に示す判定条件とに基づき、サーモパイル208の入射面の状態を「汚れ」と判定する。
なお、本実施形態では、制御装置210は、ヒータ点灯デューティの平均値として、印刷開始時のヒータ点灯デューティと、印刷終了時のヒータ点灯デューティとの平均値を算出しているが、これに限らない。例えば、制御装置210は、印刷中に用いられた3以上のヒータ点灯デューティの平均値を算出するようにしてもよい。この場合、印刷開始時のヒータ点灯デューティと、印刷終了時のヒータ点灯デューティとを含めることが好ましい。
(制御装置210による処理の第1例)
図7は、本発明の一実施形態に係る制御装置210による処理の第1例を示すフローチャートである。
まず、制御装置210は、画像形成装置100に登録された印刷ジョブが、所定印刷枚数である50枚以上の印刷を行う印刷ジョブであるか否かを判断する(ステップS701)。ステップS701において、50枚以上の印刷を行う印刷ジョブではないと判断された場合(ステップS701:No)、制御装置210は、図7に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS701において、50枚以上の印刷を行う印刷ジョブであると判断された場合(ステップS701:Yes)、制御装置210は、画像形成装置100に登録された印刷ジョブによる印刷を開始する(ステップS702)。
制御装置210は、印刷開始時のヒータ点灯デューティを、メモリに記録する(ステップS703)。また、制御装置210は、印刷終了時のヒータ点灯デューティを、メモリに記録する(ステップS704)。そして、制御装置210は、メモリに記録されている、印刷開始時のヒータ点灯デューティと、印刷終了時のヒータ点灯デューティとの平均値を算出する(ステップS705)。
続いて、制御装置210は、ステップS705で算出された平均値が、80%未満であるか否かを判断する(ステップS706)。ステップS706において、80%未満であると判断された場合(ステップS706:Yes)、制御装置210は、サーモパイル208の入射面の状態を「正常」と判定し(ステップS707)、図7に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS706において、80%未満ではないと判断された場合(ステップS706:No)、制御装置210は、ステップS705で算出された平均値が、90%未満であるか否かを判断する(ステップS708)。ステップS708において、90%未満ではないと判断された場合(ステップS708:No)、サーモパイル208の入射面の状態を「汚れ」と判定し(ステップS709)、図7に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS708において、90%未満であると判断された場合(ステップS708:Yes)、制御装置210は、サーモパイル208の入射面の状態を「結露」と判定し(ステップS710)、ファン209を動作させる(ステップS711)。そして、制御装置210は、図7に示す一連の処理を終了する。
(制御装置210による処理の第2例)
図8は、本発明の一実施形態に係る制御装置210による処理の第2例を示すフローチャートである。図8に示す一連の処理において、ステップS801~S807は、図7のステップS701~S707と同様であるため説明を省略する。以下、ステップS808以降の処理を説明する。
ステップS808では、制御装置210が、ステップS805で算出された平均値が、90%未満であるか否かを判断する。ステップS808において、90%未満ではないと判断された場合(ステップS808:No)、制御装置210は、サーモパイル208の入射面の状態を「汚れ」と判定し(ステップS809)、記憶部215に記憶されている汚れ検知回数に1を加算し(ステップS810)、図8に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS808において、90%未満であると判断された場合(ステップS808:Yes)、制御装置210は、サーモパイル208の入射面の状態を「結露」と判定し(ステップS811)、記憶部215に記憶されている結露検知回数に1を加算し(ステップS812)、ファン209を動作させる(ステップS813)。そして、制御装置210は、図8に示す一連の処理を終了する。
(制御装置210による処理の第3例)
図9は、本発明の一実施形態に係る制御装置210による処理の第3例を示すフローチャートである。図9に示す一連の処理において、ステップS901~S907は、図7のステップS701~S707と同様であるため説明を省略する。以下、ステップS908以降の処理を説明する。
ステップS908では、制御装置210が、ステップS905で算出された平均値が、90%未満であるか否かを判断する。ステップS908において、90%未満ではないと判断された場合(ステップS908:No)、制御装置210は、サーモパイル208の入射面の状態を「汚れ」と判定し(ステップS909)、記憶部215に記憶されている汚れ検知回数に1を加算し(ステップS910)、現在のシステム日時を汚れ検知日時として記憶部215に記録し(ステップS911)、図9に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS908において、90%未満であると判断された場合(ステップS908:Yes)、制御装置210は、サーモパイル208の入射面の状態を「結露」と判定し(ステップS912)、記憶部215に記憶されている結露検知回数に1を加算し(ステップS913)、現在のシステム日時を結露検知日時として記憶部215に記録し(ステップS914)、ファン209を動作させる(ステップS915)。そして、制御装置210は、図9に示す一連の処理を終了する。
(制御装置210による処理の第3例)
図10は、本発明の一実施形態に係る制御装置210による処理の第4例を示すフローチャートである。図10に示す一連の処理において、ステップS1001~S1007は、図7のステップS701~S707と同様であるため説明を省略する。以下、ステップS1008以降の処理を説明する。
ステップS1008では、制御装置210が、ステップS1005で算出された平均値が、90%未満であるか否かを判断する。ステップS1008において、90%未満ではないと判断された場合(ステップS1008:No)、制御装置210は、サーモパイル208の入射面の状態を「汚れ」と判定し(ステップS1009)、記憶部215に記憶されている汚れ検知回数に1を加算し(ステップS1010)、印刷に用いられた印刷用紙Pの種類を示す情報を記憶部215に記録し(ステップS1011)、図10に示す一連の処理を終了する。
一方、ステップS1008において、90%未満であると判断された場合(ステップS1008:Yes)、制御装置210は、サーモパイル208の入射面の状態を「結露」と判定し(ステップS1012)、記憶部215に記憶されている結露検知回数に1を加算し(ステップS1013)、印刷に用いられた印刷用紙Pの種類を示す情報を記憶部215に記録し(ステップS1014)、ファン209を動作させる(ステップS1015)。そして、制御装置210は、図10に示す一連の処理を終了する。
(システム構成例)
図11は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100を用いたシステム構成例を示す図である。図11に示すシステム10は、画像形成装置100、サーバ装置200、および端末装置300を備えており、これらの装置が、ネットワーク12に接続されている。ネットワーク12としては、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)等が挙げられる。
このように構成されたシステム10において、例えば、画像形成装置100は、ネットワーク12を介して、記憶部215に記憶されている情報(例えば、結露検知回数および汚れ検知回数、結露検知日時および汚れ検知日時、結露検知時および汚れ検知時に使用された印刷用紙Pの種類を示す情報)を、サーバ装置200へ送信する。画像形成装置100は、記憶部215に記憶されている情報を、定期的にサーバ装置200へ送信するようにしてもよい。サーバ装置200は、画像形成装置100から送信された情報を、データベース等に蓄積する。端末装置300は、ネットワーク12を介して、サーバ装置200に蓄積されている情報を取得する。端末装置300としては、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等を用いることができる。
例えば、画像形成装置100のサービス担当者は、自身の端末装置300を用いて、サーバ装置200から情報を取得する。これにより、サービス担当者は、遠隔地において、画像形成装置100が備えるサーモパイル208の状態を、迅速に把握することができる。なお、画像形成装置100を用いたシステム構成はこれに限らず、例えば、端末装置300から、ネットワーク12を介して、記憶部215に記憶されている情報を取得できるようにしてもよい。
(通知例)
図12は、本発明の一実施形態に係る通知部216による通知例を示す図である。図12に示す画面1200は、画像形成装置100が備える操作パネルに表示される画面である。
図12に示す例では、画面1200は、ログインユーザのユーザID、ログアウトボタン、各機能を起動するためのアイコン、トナー色毎のトナー残量、スマートデバイスと連携するためのQRコード(登録商標)等が表示されている。
また、画面1200には、「サーモパイル汚れあり」と示されたメッセージ1202が表示されている。このメッセージ1202は、汚れ検知回数が所定検知回数に達したことにより、通知部216によって画面1200に表示されたものである。このメッセージ1202の表示により、サービス担当者またはユーザに対して、サーモパイル208の入射面の汚れを通知して、当該汚れをふき取る等の対応を行わせることができる。
なお、上記所定検知回数は1回とすることが好ましいが、これに限らない。また、通知部216によるメッセージ1202の通知先は、画像形成装置100が備える操作パネルに限らず、例えば、通知部216は、図11に示すシステム10において、ネットワーク12を介して端末装置300へ、メッセージ1202を通知するようにしてもよい。また、通知部216による通知方法は、メッセージ表示に限らず、例えば、LED点灯、音出力、メール送信等であってもよい。
以上説明したように、一実施形態に係る画像形成装置100は、ヒータ203に対する単位時間当たりの通電時間の割合を表すヒータ点灯デューティに基づいて、サーモパイル208の入射面の状態の判断を行い、サーモパイル208の入射面が結露していると判断された場合、ファン209を動作させる。これにより、画像形成装置100は、サーモパイル208の入射面の結露を検出次第直ちに除去することができる。したがって、画像形成装置100によれば、赤外線温度センサによる正確な温度検出が長期に亘りできなくなるという事態を回避することができる。
特に、一実施形態に係る画像形成装置100は、ヒータ点灯デューティの平均値を算出し、当該平均値が79%(第1の閾値)よりも大きく、且つ、90%(第2の閾値)よりも小さい場合、サーモパイル208の入射面が結露していると判断し、当該平均値が90%よりも大きい場合、サーモパイル208の入射面が汚れていると判断する。これにより、画像形成装置100は、ヒータ点灯デューティの平均値に基づいて、サーモパイル208の入射面の結露および汚れの双方を検出することができる。したがって、画像形成装置100は、サーモパイル208の入射面の結露および汚れのいずれが生じた場合であっても、これらを解消するための早期対応が可能となる。
また、一実施形態に係る画像形成装置100は、サーモパイル208の入射面が汚れていると判断された回数が所定回数に達した場合、サーモパイル208の入射面が汚れている旨の通知を行うことができる。これにより、画像形成装置100は、サーモパイル208の入射面の汚れが生じた場合、当該汚れを解消するための早期対応が可能となる。
また、一実施形態に係る画像形成装置100は、ヒータ点灯デューティの平均値として、印刷開始時のヒータ点灯デューティと印刷終了時のヒータ点灯デューティとの平均値を算出する。特に、一実施形態に係る画像形成装置100は、印刷枚数が所定枚数よりも多い場合、サーモパイル208の入射面の状態の判断を行い、印刷枚数が所定枚数よりも少ない場合、サーモパイル208の入射面の状態の判断を行わない。これにより、画像形成装置100は、平均値の算出に用いられる複数のヒータ点灯デューティの間で、差分を大きくとることができ、よって、サーモパイル208の入射面の状態をより容易に判別することが可能な平均値を算出することができる。
また、一実施形態に係る画像形成装置100は、サーモパイル208の入射面の状態の種類(結露および汚れ)別の検知回数とともに、サーモパイル208の入射面の状態の判断日時を、記憶部215に記録することができる。これにより、記憶部215に記録された情報から、サーモパイル208の入射面の各状態(結露および汚れ)の発生頻度と、時期との相関関係を分析することが可能となり、よって、画像形成装置100の設計・開発・改良等に有意に役立てることができる。
また、一実施形態に係る画像形成装置100は、サーモパイル208の入射面の状態の種類(結露および汚れ)別の検知回数とともに、サーモパイル208の入射面の状態の判断時に印刷に使用された印刷用紙Pの種類を示す情報を、記憶部215に記録することができる。これにより、記憶部215に記録された情報から、サーモパイル208の入射面の各状態(結露および汚れ)の発生頻度と、印刷用紙Pの種類との相関関係を分析することが可能となり、よって、画像形成装置100の設計・開発・改良等に有意に役立てることができる。
また、一実施形態に係る画像形成装置100は、記憶部215に記録された各種情報(例えば、結露検知回数および汚れ検知回数、結露検知日時および汚れ検知日時、結露検知時および汚れ検知時に使用された印刷用紙Pの種類を示す情報)を、外部へ出力することができる。これにより、画像形成装置100は、各種情報を外部で使用することを可能とし、画像形成装置100の状態把握、画像形成装置100の設計・開発・改良等に有意に役立てることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態および実施例について詳述したが、本発明はこれらの実施形態および実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、サーモパイル208の入射面の結露を除去するための「除去手段」の一例として、ファン209を用いているが、これに限らず、例えば、「除去手段」として、ヒータ等を用いるようにしてもよい。
また、例えば、上記実施形態で用いた各種閾値(第1の閾値、第2の閾値、所定検知回数、所定印刷枚数)は、単なる一例に過ぎず、サーモパイル208の入射面の状態をより高精度に判断できるように、シミュレーション結果等に基づいて、適切な値を設定することが好ましい。
また、例えば、上記実施形態では、ヒータ点灯デューティの平均値に基づいて、サーモパイル208の入射面の状態を判断するようにしているが、これに限らず、例えば、ヒータ点灯デューティの最小値、最大値、値幅、傾き等に基づいて、サーモパイル208の入射面の状態を判断するようにしてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、ヒータ点灯デューティの平均値に基づいて、サーモパイル208の入射面の結露および汚れを判断するようにしているが、これに限らず、例えば、サーモパイル208の入射面の結露のみを判断するようにしてもよい。
100 画像形成装置
137 定着装置
202 定着スリーブ(定着手段)
203 ヒータ(加熱手段)
208 サーモパイル(検知手段)
209 ファン(除去手段)
210 制御装置
211 加熱制御部
212 判断部(判断手段)
213 除去制御部(除去制御手段)
214 記録部(記録手段)
215 記憶部
216 通知部(通知手段)
217 出力部(出力手段)
特開2010-072329号公報

Claims (13)

  1. トナー像が形成された印刷用紙に熱を加えることにより、前記印刷用紙に前記トナー像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段を加熱する加熱手段と、
    前記定着手段から放出された赤外線が入射される入射面を有し、当該入射面から入射された前記赤外線の熱量に基づいて、前記定着手段の温度を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知された前記温度に基づいて、前記加熱手段の動作を制御する加熱制御手段と、
    前記入射面の結露を除去する除去手段と、
    前記加熱手段に対する単位時間当たりの通電時間に基づいて、前記入射面の状態の判断を行う判断手段と、
    前記判断手段によって前記入射面が結露していると判断された場合、前記除去手段を動作させる除去制御手段と
    を備え
    前記判断手段は、
    前記温度を目標温度に維持する際に要した、前記加熱手段に対する単位時間当たりの通電時間の平均値を算出し、当該平均値が第1の閾値よりも大きい場合、前記入射面が結露していると判断する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. トナー像が形成された印刷用紙に熱を加えることにより、前記印刷用紙に前記トナー像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段を加熱する加熱手段と、
    前記定着手段から放出された赤外線が入射される入射面を有し、当該入射面から入射された前記赤外線の熱量に基づいて、前記定着手段の温度を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知された前記温度に基づいて、前記加熱手段の動作を制御する加熱制御手段と、
    前記入射面の結露を除去する除去手段と、
    前記加熱手段に対する単位時間当たりの通電時間に基づいて、前記入射面の状態の判断を行う判断手段と、
    前記判断手段によって前記入射面が結露していると判断された場合、前記除去手段を動作させる除去制御手段と
    を備え
    前記判断手段は、
    前記温度を目標温度に維持する際に要した、前記加熱手段に対する単位時間当たりの通電時間の平均値を算出し、
    当該平均値が第1の閾値よりも大きく、且つ、第2の閾値よりも小さい場合、前記入射面が結露していると判断し、
    当該平均値が前記第2の閾値よりも大きい場合、前記入射面が汚れていると判断する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記入射面が汚れていると判断された回数が所定検知回数に達した場合、前記入射面が汚れている旨の通知を行う通知手段
    を備えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記判断手段は、少なくとも印刷開始時の前記通電時間と印刷終了時の前記通電時間とを含む、複数の前記通電時間の前記平均値を算出する
    ことを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記判断手段は、印刷枚数が所定印刷枚数よりも多い場合、前記入射面の状態の判断を行い、印刷枚数が前記所定印刷枚数よりも少ない場合、前記入射面の状態の判断を行わない
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記入射面の状態の判断結果を記録する記録手段を備える
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記記録手段は、
    前記入射面の状態の種類別の検知回数を記録する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記記録手段は、
    前記入射面の状態の判断日時をさらに記録する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記記録手段は、
    前記入射面の状態の判断時に印刷に使用された前記印刷用紙の種類をさらに記録する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の画像形成装置。
  10. 前記記録手段によって記録された情報を外部へ出力する出力手段を備える
    ことを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記除去手段は、ファンまたはヒータである
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. トナー像が形成された印刷用紙に熱を加えることにより、前記印刷用紙に前記トナー像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段を加熱する加熱手段と、
    前記定着手段から放出された赤外線が入射される入射面を有し、当該入射面から入射された前記赤外線の熱量に基づいて、前記定着手段の温度を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知された前記温度に基づいて、前記加熱手段の動作を制御する加熱制御手段と、
    前記入射面の結露を除去する除去手段と
    を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記加熱手段に対する単位時間当たりの通電時間に基づいて、前記入射面の状態の判断を行う判断工程と、
    前記判断工程において前記入射面が結露していると判断された場合、前記除去手段を動作させる除去制御工程と
    を含み、
    前記判断工程では、
    前記温度を目標温度に維持する際に要した、前記加熱手段に対する単位時間当たりの通電時間の平均値を算出し、当該平均値が第1の閾値よりも大きい場合、前記入射面が結露していると判断する
    ことを特徴とする制御方法。
  13. トナー像が形成された印刷用紙に熱を加えることにより、前記印刷用紙に前記トナー像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段を加熱する加熱手段と、
    前記定着手段から放出された赤外線が入射される入射面を有し、当該入射面から入射された前記赤外線の熱量に基づいて、前記定着手段の温度を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知された前記温度に基づいて、前記加熱手段の動作を制御する加熱制御手段と、
    前記入射面の結露を除去する除去手段と
    を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記加熱手段に対する単位時間当たりの通電時間に基づいて、前記入射面の状態の判断を行う判断工程と、
    前記判断工程において前記入射面が結露していると判断された場合、前記除去手段を動作させる除去制御工程と
    を含み、
    前記判断工程では、
    前記温度を目標温度に維持する際に要した、前記加熱手段に対する単位時間当たりの通電時間の平均値を算出し、
    当該平均値が第1の閾値よりも大きく、且つ、第2の閾値よりも小さい場合、前記入射面が結露していると判断し、
    当該平均値が前記第2の閾値よりも大きい場合、前記入射面が汚れていると判断する
    ことを特徴とする制御方法。
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