JP2009075358A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成部内の正確な温度を取得して最適な温度制御を行うことができ、それにより、像担持体の表面等の残トナーの固着を防止し得る画像形成装置を提供する。
【解決手段】
印刷媒体上のトナー像を加熱定着する画像形成装置において、像担持体表面にトナー像を形成する画像形成部と、印刷媒体を搬送する搬送部と、像担持体上のトナー像を搬送部が搬送した印刷媒体に転写する転写部と、印刷媒体上に転写されたトナー像を該印刷媒体に加熱定着する定着部と、定着部の温度を検知する定着部温度検知手段と、定着部温度検知手段の検知結果に基づき定着部の温度を制御する定着温度制御手段と、画像形成装置内部温度を検知する内部温度検知手段とを持ち、内部温度検知手段は、画像形成部外で画像形成部内にあるトナー収容部が定着部から受ける影響に対応して温度変化する位置に配置し、定着温度制御手段は定着部の温度設定値を内部温度検知手段の検知結果に基づき設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷媒体上のトナー像を加熱定着する画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置として、例えば引用文献1に開示されているように、像担持体の表面に残留する残トナーをクリーニングローラを用いて掻き取り除去する画像形成装置が提案されている。上記画像形成装置では、定着部における加熱定着の処理に伴って画像形成部内の温度が上昇し、残トナーが固化して像担持体の表面やクリーニングローラに固着することを防止するために、クリーニングローラのシャフトと接続して温度センサを配設し、該温度センサにより検出される温度が予め実験等により設定したトナーが固化しない温度以下になるよう定着部の定着ローラ内に配設されたヒータの加熱温度の制御を行っている。
特開平8−123274号公報
しかしながら、上記画像形成装置では、温度センサは、定着部の近傍に配設されるため、該定着部のヒータの発する熱の影響を受け、画像形成部内の実際の温度よりも高い温度を検出してしまう。このため、上記画像形成装置では、画像形成部内の温度を正確に検出できないため最適な温度制御ができず、像担持体の表面等の残トナーの固着を防ぐことができないという問題があった。
正確に温度を測定するために、例えば、画像形成部内に温度センサを配設することが考えられるが、着脱式の画像形成部では装置側と温度センサとの接続関係を確保することが難しく、又小型化が図られている画像形成装置では、画像形成部に配線空間を確保することが困難なため、温度センサを配設することができない。
以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、画像形成部内の正確な温度を取得して最適な温度制御を行うことができ、それにより、像担持体の表面等の残トナーの固着を防止し得る画像形成装置を提供することにある。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
本発明の画像形成装置は、印刷媒体上のトナー像を加熱定着する画像形成装置において、像担持体表面にトナー像を形成する画像形成部と、印刷媒体を搬送する搬送部と、像担持体上のトナー像を搬送部が搬送した印刷媒体に転写する転写部と、印刷媒体上に転写されたトナー像を該印刷媒体に加熱定着する定着部と、定着部の温度を検知する定着部温度検知手段と、定着部温度検知手段の検知結果に基づき定着部の温度を制御する定着温度制御手段と、画像形成装置内部温度を検知する内部温度検知手段とを持ち、内部温度検知手段は、画像形成部外で画像形成部内にあるトナー収容部が定着部から受ける影響に対応して温度変化する位置に配置し、定着温度制御手段は、定着部の温度設定値を内部温度検知手段の検知結果に基づき設定することを特徴とする。
本発明によれば、定着部の定着ローラ内に配設されたヒータから画像形成部内の規定位置までの距離と該ヒータからの距離が等しい装置側の位置に温度センサを配設することにより、該温度センサが画像形成部内と同じ条件でヒータから発する熱の影響を受けて温度を検出するので、画像形成部内の正確な温度を取得して最適な温度制御を行うことができ、これにより、画像担持体の表面等の残トナーの固着を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図を用いて詳細に説明する。
<実施例の構成>
本発明の実施例の画像形成装置100は、例えばネットワーク接続されているPC(Personal Computer)等の上位装置から取得した画像データに基づいて画像形成を行うプリンタであり、例えば利用者の自宅などに導入される。ここで、本実施例では、画像形成装置100がプリンタの場合を例に説明するが、これに限らず、例えばMFP(Multi Function Products)でもよい。
上記画像形成装置100は、図1及び図2に示すように、給紙カセット1と、媒体ステージ2と、搬送ローラ3と、押えローラ4と、通過センサ5と、画像形成ユニット6と、転写ローラ7と、画像定着ユニット8と、排出ローラ9と、押えローラ10と、装置側サーミスタ11と、加熱ローラ用サーミスタ12と、搬送路フレーム13と、画像形成部モールド14と、画像定着部モールド15と、トップカバー16とを備える。
画像形成ユニット6は、トナー像を形成する機構であり、図1に示すように、感光ドラム61と、帯電ローラ62と、LEDヘッド63と、トナータンク64と、現像ローラ65と、クリーニングブレード66と、残トナー回収部67とから構成される。ここで、画像形成ユニット6は、画像形成装置100の装置本体から着脱可能である。
画像定着ユニット8は、トナー像を印刷媒体に定着する機構であり、図1に示すように、加熱ローラ81と、加圧ローラ82とから構成される。ここで、加熱ローラ81は、ローラ内に該加熱ローラ81を加熱するためのヒータ811を有する。
そして、画像形成装置100は、図3に示すように、上記構成に加え、装置全体を制御する装置制御部101と、画像メモリ102と、高圧制御部103と、電源部104と、モータ制御部105と、定着モータ106と、搬送ローラ駆動モータ107と、ドラムモータ108と、排出ローラ駆動モータ109と、印刷制御規定情報格納部110とを備える。
画像形成装置100の図示しないI/F(Inter/Face)部を介して上位装置から画像データを取得すると、この画像データは、装置制御部101の制御により画像メモリ102に記憶される。ここで、上記I/F部は、上位装置から画像データを受信及び受信した画像データの処理結果の通知を行う通信部であり、USB(Universal Serial Bus)などのシリアルインタフェースや、IEEE1284等のパラレルインタフェースであり、各インタフェースの所定プロトコルで上位装置と接続されている。
一方、利用者が画像形成装置100の図示しない読取部に原稿を載置し、図示しない入力部に備えるボタンを介して印刷を指示すると、該読取部は、該原稿を読み取って画像データを生成する。上記読取部が画像データを生成すると、この画像データは、装置制御部101の制御により画像メモリ102に記憶される。
画像データが画像メモリ102に記憶されると、装置制御部101の制御により、モータ制御部105は、画像形成装置100の図示しない媒体ステージ駆動モータ及び給紙ローラ駆動モータへ電源部104の電圧を供給し、該媒体ステージ駆動モータ及び給紙ローラ駆動モータを駆動させる。
給紙カセット1は、印刷媒体を保持するための保持部であり、A4サイズ(210mm×297mm)及びレターサイズ(215.9mm×279.4mm)の印刷媒体が配置可能であるが、より縦方向に長い例えばリーガルサイズ(215.9mm×355.6mm)の印刷媒体にも対応可能な形状になっている。
媒体ステージ2は、給紙カセット1で保持する印刷媒体の先端側を位置させるための台であり、上記媒体ステージ駆動モータの駆動に伴って上方に移動することにより、最上部の印刷媒体を搬送路に送り込む。
上記媒体ステージ駆動モータの駆動により、媒体ステージ2は、上方に移動する。ここで、モータ制御部105は、媒体ステージ2で保持する最上部の印刷媒体の先端が搬送路の高さになるよう上記媒体ステージ駆動モータの駆動を制御し、媒体ステージ2を上方に移動させる。媒体ステージ2の上方への移動により、最上部の印刷媒体は、後述する画像形成装置100の図示しない給紙ローラ方向に送り込まれる。
一方、上記給紙ローラ駆動モータの駆動により、画像形成装置100の図示しない給紙ローラは、回転を開始する。これにより、上記給紙ローラは、媒体ステージ2から送り込まれた印刷媒体を給紙すべく搬送する。
上記給紙ローラが印刷媒体を給紙すると共に、装置制御部101の制御により、モータ制御部105は、搬送ローラ3を回転させるための搬送ローラ駆動モータ107と、感光ドラム61を回転させるためのドラムモータ108と、加熱ローラ81を回転させるための定着モータ106と、排出ローラ9を回転させるための排出ローラ駆動モータ109に電源部104の電圧を供給し、該搬送ローラ駆動モータ107と、ドラムモータ108と、定着モータ106と、排出ローラ駆動モータ109とを駆動させる。
搬送ローラ駆動モータ107の駆動により、搬送ローラ3は、回転を開始する。これにより、記給紙ローラから搬送された印刷媒体は、搬送ローラ3及び該搬送ローラ3に対向して配設される押えローラ4とに挟まれて搬送される。
搬送ローラ3及び押えローラ4に挟まれて搬送される印刷媒体の先端が通過センサ5に到達すると、装置制御部101の制御により、帯電ローラ62は、感光ドラム61の表面を帯電する。
感光ドラム61の表面が帯電すると、例えばLED(Light Emitting Diode)アレイを配列してなるLEDヘッド63は、装置制御部101の制御により発光し、帯電する感光ドラム61の表面に画像メモリ102で保持する画像データに基づいた静電潜像を形成する。ここで、感光ドラム61の表面の静電潜像は、装置制御部101の制御により、印刷媒体の先端の位置に応じて形成される。
感光ドラム61の表面に静電潜像が形成されると、トナータンク64で保持されるトナーは、装置制御部101の制御により、現像ローラ65を介して感光ドラム61上の静電潜像に現像される。これにより、感光ドラム61の表面には、静電潜像に応じたトナー像が可視像として形成される。
感光ドラム61上にトナー像が形成されると、装置制御部101の制御により、印刷媒体が感光ドラム61及び転写ローラ7に挟まれて搬送されるとともに、感光ドラム61の表面のトナー像は、転写ローラ7によって印刷媒体上に転写される。ここで、転写ローラ7は、装置制御部101の制御により電源部104からの高電圧が転写電圧として印加されている。
感光ドラム61の表面のトナー像が印刷媒体上に転写された後、該感光ドラム61の表面に残留するトナー(残トナー)は、クリーニングブレード66によって掻き取り除去される。そして、掻き取られた残トナーは、残トナー回収部67により回収される。
感光ドラム61の表面のトナー像が印刷媒体上に転写される時点では、装置制御部101の制御により、加熱ローラ81の表面は、該加熱ローラ81内に配設されたヒータ811により、後述する加熱ローラ規定温度に加熱されている。ここで、ヒータ811は、装置制御部101の制御により、高圧制御部103を介して電源部104から高電圧を供給され発熱する。
そして、トナー像が転写された印刷媒体が上記加熱ローラ規定温度まで加熱された加熱ローラ81と、該加熱ローラ81と対向して配設される加圧ローラ82とに挟まれて搬送されると、印刷媒体上のトナー像は、該加熱ローラ81及び加圧ローラ82により加熱、加圧され、印刷媒体上に定着される。
加熱ローラ81及び加圧ローラ82により定着処理された印刷媒体は、回転する排出ローラ9と、該排出ローラ9と対向して配設される押えローラ10とに挟まれて搬送され、画像形成装置100の図示しない排出口から排出される。これにより、画像形成装置100における1枚の印刷媒体に対する印刷処理は終了する。
ところで、画像形成装置100の図示しないスイッチが押下され、電源部104からの電圧が供給されると、装置制御部101は、上記した制御を実行すると共に、上記装置側サーミスタ11及び加熱ローラ用サーミスタ12から温度検出信号を取り込む。
装置側サーミスタ11は、画像形成ユニット6内と同じ条件で加熱ローラ81内に配設されたヒータ811からの熱の影響を受ける装置側の所定位置の温度を検出する温度センサである。ここで、装置側サーミスタ11は、図1に示すように、ヒータ811から距離L1の搬送路フレーム13の背面位置に配設される。装置側サーミスタ11のこのような配置は、図1に示すように搬送路フレーム13の厚さと、画像形成部モールド14及び画像定着部モールド15の膨出部15aの各厚さの総和がほぼ等しくなるように決定した。そして、上記距離L1は、図1に示すように、ヒータ811から画像画像形成ユニット6内の予め設定した規定位置までの距離L1´と等しい。
予め実験により計測した装置側サーミスタ11が検出した画像形成装置100の所定位置の温度を示す装置側温度と、実験のために熱電対を用いて検出した画像形成ユニット6内の検出温度を示す画像形成ユニット内温度との関係を図4に示す。図4では、例えば画像形成ユニット内温度=30℃の場合には、装置側温度=30℃である。また、図4では、例えば画像形成ユニット内温度=50度の場合には、装置側温度=55℃である。装置側温度をyとし、画像形成ユニット内温度をxとすると、図4に示すようにy=1.2991x−9.5824の関係式が成り立つ。従って、ヒータ811で発熱した熱は、画像形成ユニット6内と装置側サーミスタ11とにほぼ等しく熱伝導されることになるので、上記装置側温度=画像形成ユニット内温度とした。
装置側サーミスタ11は、配設された装置側の所定位置の温度、つまり装置側温度を検出する。
一方、加熱ローラ用サーミスタ12は、加熱ローラ81の上方に配設され、該加熱ローラ81の表面温度を制御するために、該加熱ローラ81の表面温度を検出する温度センサである。ここで、加熱ローラ用サーミスタ12は、加熱ローラ81の表面に接触して配設されている。
即ち、加熱ローラ用サーミスタ12は、ローラ内にヒータ811を配設する加熱ローラ81の表面の温度を示す定着ローラ表面温度を検出する。
印刷制御規定情報格納部110は、装置側サーミスタ11で検出した装置側温度に基づいて、印刷媒体搬送速度及び加熱ローラ81の表面温度を制御するための印刷制御規定情報を格納する格納部である。ここで、印刷制御規定情報は、図5に示すように、装置側温度が42℃以下の場合には、印刷媒体搬送速度=20ppm(page per minutes:1分間の印刷可能枚数)、定着ローラの表面温度=170℃に制御するよう設定されている。
また、印刷制御規定情報は、図5に示すように、装置側温度が42℃より高く、47℃以下の場合には、印刷媒体搬送速度=10ppm、定着ローラの表面温度=130℃に制御するよう設定されている。
更に、印刷制御規定情報は、図5に示すように、装置側温度が47℃を超えている場合には、印刷媒体の搬送を停止し、加熱ローラ81を駆動する定着モータ106へ電源部104からの高電圧の印加を行わないよう設定されている。
以下に、印刷制御規定情報格納部110で保持する印刷制御規定情報の上記各制御値の算出方法について、詳細に説明する。
予め実験により計測したトナー温度と、該トナー温度におけるトナーが固化するまでの耐久時間との関係を図6に示す。図6では、例えばトナー温度=54℃の場合には、トナー耐久時間=1時間である。また、図6では、例えばトナー温度=49℃の場合には、トナー耐久時間=100時間である。従って、トナーの固化を防止するためには、画像形成ユニット6内の温度を54℃以下に保つことが必要である。
そして、画像形成ユニット6内の温度は、画像形成装置100における印刷処理が終了すると、画像定着ユニット8からの煽り熱によりオーバーシュートという形で上昇する。ここで、予め実験により計測した印刷媒体搬送速度と、オーバーシュートによる画像形成ユニット6内の上昇温度との関係を図7に示す。図7では、例えば、印刷媒体搬送速度=10ppmの場合には、上記上昇温度=7℃である。また、図7では、例えば印刷媒体搬送速度=20ppmの場合には、上記上昇温度=12℃である。
従って、印刷媒体搬送速度が20ppmの場合には、オーバーシュートによる上昇温度が12℃であることを考慮して、上記トナーの固化を防止するためのトナー温度の閾値=54℃から該上昇温度12℃を差し引いた42℃を画像形成ユニット6内の温度の閾値=装置側サーミスタ11の温度の閾値とした。これにより、図5に示すように、装置側サーミスタ11が検出した装置側温度が42℃以下である場合には、印刷媒体搬送速度を20ppmに制御するよう印刷制御規定情報格納部110で保持する印刷制御規定情報に設定した。ここで、印刷媒体搬送速度=20ppmの場合における加熱ローラ規定温度=170℃の設定については、画像形成装置100に対する実験により得られた結果に基づいているものとする。
また、印刷媒体搬送速度が10ppmの場合には、オーバーシュートによる上昇温度が7℃であることを考慮して、上記トナーの固化を防止するためのトナー温度の閾値=54℃から該上昇温度7℃を差し引いた47℃を画像形成ユニット6内の温度の閾値=装置側サーミスタ11の温度の閾値とした。これにより、図5に示すように、装置側サーミスタ11が検出した装置側温度が42℃より大きく、47℃以下である場合には、印刷媒体搬送速度を10ppmに制御するよう印刷制御規定情報格納部110で保持する印刷制御規定情報に設定した。ここで、印刷媒体搬送速度=10ppmの場合における加熱ローラ規定温度=130℃の設定については、画像形成装置100に対する実験により得られた結果に基づいているものとする。
更に、上記装置側温度が47℃を超えた場合には、トナーの固化を防ぐために加熱ローラ81の表面温度を低下させる必要があるため、図5に示すように、該加熱ローラ81内に配設されたヒータ811を加熱するための高電圧の供給を停止すると共に、印刷媒体を搬送する各ローラを回転する各モータへの電圧の供給を停止するよう印刷制御規定情報格納部110で保持する印刷制御規定情報に設定した。
装置制御部101は、画像データを画像メモリ102に記憶すると、装置側サーミスタ11が検出する装置側温度に基づいて、印刷制御規定情報格納部110で保持する印刷制御規定情報を検索し、装置側温度が42℃以下である場合には、モータ制御部105に該装置側温度に対応する印刷媒体搬送速度=20ppmで印刷媒体を搬送するよう指示すると共に、高圧制御部103に加熱ローラ81の表面温度が170℃になるよう該加熱ローラ81内に配設されたヒータ811への高電圧の供給を指示する。
そして、装置制御部101は、上記装置側温度が42℃より高く、47℃以下の場合には、上記印刷制御規定情報に基づいて、モータ制御部105に該装置側温度に対応する印刷媒体搬送速度=10ppmで印刷媒体を搬送するよう指示すると共に、高圧制御部103に加熱ローラ81の表面温度が130℃になるよう該加熱ローラ81内に配設されたヒータ811への高電圧の供給を指示する。
また、装置制御部101は、上記装置側温度が47℃を超える場合には、上記印刷制御規定情報に基づいて、モータ制御部に画像形成装置100が有する全モータの駆動の停止を指示すると共に、高圧制御部103に加熱ローラ81のローラ内に配設されたヒータ811への高電圧の供給の停止を指示する。
モータ制御部105は、全モータの駆動の停止の指示を受けると、画像形成装置100が有する全モータへの電源部104からの電圧の供給を停止する。これにより、画像形成装置100が有する全モータの駆動は停止する。
高圧制御部103は、加熱ローラ81のローラ内に配設されたヒータ811への高電圧の供給の停止の指示を受けると、該ヒータ811への電源部104からの高電圧の供給を停止する。これにより、ヒータ811の発熱が停止するので、該ヒータ811による加熱ローラ81への加熱処理は停止する。
画像形成装置100が有する全モータの駆動が停止し、加熱ローラ81のローラ内に配設されたヒータ811による該加熱ローラ81の加熱処理が停止すると、装置制御部101は、該ヒータ811の温度を調整中である旨を利用者に通知するために該画像形成装置100の図示しない表示部に備えるディスプレイ上のLED(Light Emitting Diode)を2秒おきに点滅させる動作を行うと共に、印刷処理中の画像データの送信先である上位装置に対してヒータ1051の温度を調整中である旨を伝えるためのヒータ温度調整中信号を生成し、該信号を該上位装置に送信する。
上位装置は、上記ヒータ温度調整中信号を受けると、該上位装置が有する図示しないメモリの制御プログラムを実行し、例えば「テイチャクオンドチョウセイチュウ」のメッセージを含む表示画面を該上位装置が有する図示しない表示部に備えるディスプレイに表示させる。これにより、利用者は、上位装置から送信した画像データの印刷処理状況を把握することができる。
その後、装置制御部101は、装置側サーミスタ11が検出する装置側温度が47℃以下になると、モータ制御部105に該装置側温度に対応する印刷媒体搬送速度=10ppmで印刷媒体を搬送するよう指示すると共に、高圧制御部103に加熱ローラ81の表面温度が130℃になるよう該加熱ローラ81内に配設されたヒータ811への高電圧の供給を指示する。
モータ制御部105は、10ppm及び20ppmのいずれか一方の印刷媒体搬送速度で印刷媒体を搬送するよう指示を受けると、搬送ローラ3と、加熱ローラ81と、感光ドラム61と、排出ローラ9とが10ppm及び20ppmのいずれか一方の印刷媒体搬送速度で印刷媒体を搬送するよう、搬送ローラ駆動モータ107と、定着モータ106と、ドラムモータ108と、排出ローラ駆動モータ109とに電源部104からの電圧を供給し、駆動させる。
高圧制御部103は、130℃及び170℃のいずれか一方の加熱ローラ規定温度になるようヒータ811への高電圧の供給の指示を受けると、加熱ローラ用サーミスタ12が検出する加熱ローラ表面温度が130℃及び170℃のいずれか一方になるよう、電源部104からの高電圧をヒータ811に供給する。
画像形成装置100の図示しない排出口から印刷処理済の印刷媒体を排出すると、装置制御部101は、印刷処理が終了した画像データが最後のページであるか否かを判定するために画像メモリ102を検索し、最後のページであると、モータ制御部105に全てのモータの駆動を停止するよう指示すると共に、高圧制御部103に高電圧の供給を停止するよう指示する。ここで、上記画像データが最後のページであるか否かの判定方法については周知であるため、説明を割愛する。
一方、装置制御部101は、印刷処理が終了した画像データが最後のページでないと、装置側サーミスタ11が検出する装置側温度に基づいて、印刷制御規定情報格納部110で保持する印刷制御規定情報を検索し、該当する装置側温度に対応する印刷媒体搬送速度で印刷媒体を搬送するようモータ制御部105に指示すると共に、該当する装置側温度に対応する加熱ローラ規定温度になるよう該加熱ローラ81内に配設されたヒータ811への高電圧の供給を高圧制御部103に指示する。
<実施例の動作>
以下、本発明に係る実施例の画像形成装置100の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。ここで、画像形成装置100が上位装置から受信した画像データは、A4サイズで複数ページから成ることを前提として説明を行う。
画像形成装置100の図示しないスイッチが押下され、電源部104からの電圧が供給されると、装置側サーミスタ11は、配設された装置側の所定位置の温度、つまり装置側温度の検出し(ステップS101)、加熱ローラ用サーミスタ12は、ローラ内にヒータ811を配設する加熱ローラ81の表面の温度を示す定着ローラ表面温度を検出する。
装置制御部101は、装置側サーミスタ11及び加熱ローラ用サーミスタ12から、装置側温度及び定着ローラ表面温度に基づく温度検出信号を取り込む。
画像形成装置100の装置制御部101は、該画像形成装置100の図示しないインタフェース(I/F)部を介して該画像形成装置100とネットワーク接続されている上位装置から画像データを受信すると、該画像データを画像メモリ102に記憶する(ステップS102)。
画像データが画像メモリ102に記憶されると、装置制御部101の制御により、モータ制御部105は、画像形成装置100の図示しない媒体ステージ駆動モータ及び給紙ローラ駆動モータへ電源部104の電圧を供給し、該媒体ステージ駆動モータ及び給紙ローラ駆動モータを駆動させる。
上記媒体ステージ駆動モータの駆動により、媒体ステージ2は、モータ制御部105の制御により、媒体ステージ2で保持する最上部の印刷媒体の先端が搬送路の高さになるよう上方に移動する。媒体ステージ2の上方への移動により、最上部の印刷媒体は、画像形成装置100の図示しない給紙ローラ方向に送り込まれる。
一方、上記給紙ローラ駆動モータの駆動により、画像形成装置100の図示しない給紙ローラは、回転を開始する。これにより、上記給紙ローラは、媒体ステージ2から送り込まれた印刷媒体を給紙すべく搬送する。
上記給紙ローラが印刷媒体を給紙すると共に、装置制御部101は、装置側サーミスタ11が装置側温度(例えば30℃)を検出すると、該装置側温度に基づいて印刷制御規定情報格納部110で保持する印刷制御規定情報を検索し、装置側温度が42℃より低いので(ステップS103)、モータ制御部105に該装置側温度に対応する印刷媒体搬送速度=20ppmで印刷媒体を搬送するよう指示すると共に、高圧制御部103に加熱ローラ81の表面温度が170℃になるよう該加熱ローラ81内に配設されたヒータ811への高電圧の供給を指示する。
モータ制御部105は、20ppmの印刷媒体搬送速度で印刷媒体を搬送するよう指示を受けると、搬送ローラ3と、加熱ローラ81と、感光ドラム61と、排出ローラ9とが20ppmの印刷媒体搬送速度で印刷媒体を搬送するよう、搬送ローラ駆動モータ107と、定着モータ106と、ドラムモータ108と、排出ローラ駆動モータ109とに電源部104からの電圧を供給し、駆動させる。
高圧制御部103は、170℃の加熱ローラ規定温度になるようヒータ811への高電圧の供給の指示を受けると、加熱ローラ用サーミスタ12が検出する加熱ローラ表面温度が170℃になるよう、電源部104からの高電圧をヒータ811に供給する。
搬送ローラ3及び押えローラ4に挟まれて搬送される印刷媒体の先端が通過センサ5に到達すると、装置制御部101の制御により、帯電ローラ62は、感光ドラム61の表面を帯電する。
感光ドラム61の表面が帯電すると、例えばLED(Light Emitting Diode)アレイを配列してなるLEDヘッド63は、装置制御部101の制御により発光し、帯電する感光ドラム61の表面に画像メモリ102で保持する画像データに基づいた静電潜像を形成する。ここで、感光ドラム61の表面の静電潜像は、装置制御部101の制御により、印刷媒体の先端の位置に応じて形成される。
感光ドラム61の表面に静電潜像が形成されると、トナータンク64で保持されるトナーは、装置制御部101の制御により、現像ローラ65を介して感光ドラム61上の静電潜像に現像される。これにより、感光ドラム61の表面には、静電潜像に応じたトナー像が可視像として形成される。
感光ドラム61上にトナー像が形成されると、装置制御部101の制御により、印刷媒体が感光ドラム61及び転写ローラ7に挟まれて搬送されるとともに、感光ドラム61の表面のトナー像は、転写ローラ7によって印刷媒体上に転写される。ここで、転写ローラ7は、装置制御部101の制御により電源部104からの高電圧が印加されている。
感光ドラム61の表面のトナー像が印刷媒体上に転写された後、該感光ドラム61の表面に残留するトナー(残トナー)は、クリーニングブレード66によって掻き取り除去される。そして、掻き取られた残トナーは、残トナー回収部67により回収される。
感光ドラム61の表面のトナー像が印刷媒体上に転写される時点では、装置制御部101の制御により、加熱ローラ81の表面は、該加熱ローラ81内に配設されたヒータ811により、後述する加熱ローラ規定温度に加熱されている。ここで、ヒータ811は、装置制御部101の制御により、高圧制御部103を介して電源部104から高電圧を供給され発熱する。
そして、トナー像が転写された印刷媒体が上記加熱ローラ規定温度まで加熱された加熱ローラ81と、該加熱ローラ81と対向して配設される加圧ローラ82とに挟まれて搬送されると、印刷媒体上のトナー像は、該加熱ローラ81及び加圧ローラ82により加熱、加圧され、印刷媒体上に定着される。
加熱ローラ81及び加圧ローラ82により定着処理された印刷媒体は、回転する排出ローラ9と、該排出ローラ9と対向して配設される押えローラ10とに挟まれて搬送され、画像形成装置100の図示しない排出口から排出される(ステップS104)。
画像形成装置100の図示しない排出口から印刷処理済の印刷媒体を排出すると、装置制御部101は、印刷処理が終了した画像データが最後のページであるか否かを判定するために画像メモリ102を検索する(ステップS105)。複数ページの印刷が終了し、装置側サーミスタ11が装置側温度(例えば43.5℃)を検出すると、該装置側温度(例えば43.5℃)に基づいて印刷制御規定情報格納部110で保持する印刷制御規定情報を検索し、装置側温度が42℃より高く、47℃以下なので(ステップS106)、モータ制御部105に該装置側温度に対応する印刷媒体搬送速度10ppmで印刷媒体を搬送するよう指示すると共に、高圧制御部103に加熱ローラ81の表面温度が130℃になるよう該加熱ローラ81内に配設されたヒータ811への高電圧の供給を指示する。
モータ制御部105は、10ppmの印刷媒体搬送速度で印刷媒体を搬送するよう指示を受けると、搬送ローラ3と、加熱ローラ81と、感光ドラム61と、排出ローラ9とが20ppmの印刷媒体搬送速度で印刷媒体を搬送するよう、搬送ローラ駆動モータ107と、定着モータ106と、ドラムモータ108と、排出ローラ駆動モータ109とに電源部104からの電圧を供給し、駆動させる。
高圧制御部103は、130℃の加熱ローラ規定温度になるようヒータ811への高電圧の供給の指示を受けると、加熱ローラ用サーミスタ12が検出する加熱ローラ表面温度が170℃になるよう、電源部104からの高電圧をヒータ811に供給する。その後、画像形成装置100は、印刷媒体上に2ページ目の画像データに基づくトナー像を画像形成及び定着し、該印刷媒体を画像形成装置100の図示しない排出口から排出する(ステップS107)。
画像形成装置100の図示しない排出口から印刷処理済の印刷媒体を排出すると、装置制御部101は、印刷処理が終了した画像データが最後のページであるか否かを判定するために画像メモリ102を検索し(ステップS105)、残ページが存在するにもかかわらず、装置側サーミスタ11が装置側温度(例えば47.1℃)を検出すると、該装置側温度(例えば47.1℃)に基づいて印刷制御規定情報格納部110で保持する印刷制御規定情報を検索し、装置側温度が47℃を超えるので(ステップS106)、上記印刷制御規定情報に基づいて、モータ制御部に画像形成装置100が有する全モータの駆動の停止を指示すると共に、高圧制御部103に加熱ローラ81のローラ内に配設されたヒータ811への高電圧の供給の停止を指示する。
モータ制御部105は、全モータの駆動の停止の指示を受けると、画像形成装置100が有する全モータへの電源部104からの電圧の供給を停止する。これにより、画像形成装置100が有する全モータの駆動は停止する。
高圧制御部103は、加熱ローラ81のローラ内に配設されたヒータ811への高電圧の供給の停止の指示を受けると、該ヒータ811への電源部104からの高電圧の供給を停止する。これにより、ヒータ811の発熱が停止するので、該ヒータ811による加熱ローラ81への加熱処理は停止する。
画像形成装置100が有する全モータの駆動が停止し、加熱ローラ81のローラ内に配設されたヒータ811による該加熱ローラ81の加熱処理が停止すると、装置制御部101は、該ヒータ811の温度を調整中である旨を利用者に通知するために該画像形成装置100の図示しない表示部に備えるディスプレイ上のLED(Light Emitting Diode)を2秒おきに点滅させる動作を行うと共に、印刷処理中の画像データの送信先である上位装置に対してヒータ1051の温度を調整中である旨を伝えるためのヒータ温度調整中信号を生成し、該信号を該上位装置に送信する。
上位装置は、上記ヒータ温度調整中信号を受けると、該上位装置が有する図示しないメモリの制御プログラムを実行し、例えば「テイチャクオンドチョウセイチュウ」のメッセージを含む表示画面を該上位装置が有する図示しない表示部に備えるディスプレイに表示させる。これにより、利用者は、上位装置から送信した画像データの印刷処理状況を把握することができる。
その後、装置制御部101は、装置側サーミスタ11が検出する装置側温度が47℃以下になると、モータ制御部105に該装置側温度に対応する印刷媒体搬送速度=10ppmで印刷媒体を搬送するよう指示すると共に、高圧制御部103に加熱ローラ81の表面温度が130℃になるよう該加熱ローラ81内に配設されたヒータ811への高電圧の供給を指示する。その後、画像形成装置100は、残りの印刷媒体の印刷を再開し、画像データに基づくトナー像を画像形成及び定着し、該印刷媒体を画像形成装置100の図示しない排出口から排出する(ステップS108)。
画像形成装置100の図示しない排出口から印刷処理済の印刷媒体を排出すると、装置制御部101は、印刷処理が終了した画像データが最後のページであるか否かを判定するために画像メモリ102を検索し(ステップS109)、最後のページであるので、モータ制御部105に全てのモータの駆動を停止するよう指示すると共に、高圧制御部103に高電圧の供給を停止するよう指示する。
モータ制御部105は、全モータの駆動の停止の指示を受けると、画像形成装置100が有する全モータへの電源部104からの電圧の供給を停止する。これにより、画像形成装置100が有する全モータの駆動は停止する。
高圧制御部103は、加熱ローラ81のローラ内に配設されたヒータ811への高電圧の供給の停止の指示を受けると、該ヒータ811への電源部104からの高電圧の供給を停止する。これにより、ヒータ811の発熱が停止するので、該ヒータ811による加熱ローラ81への加熱処理は停止する。
<実施例の効果>
本発明の実施例の画像形成装置100によれば、加熱ローラ81内に配設されたヒータ1051から画像形成ユニット6内の規定位置までの距離と該ヒータ1051からの距離が等しい装置側の搬送路フレーム130を背面にした位置に装置側サーミスタ11を配設することにより、該装置側サーミスタ11が画像形成ユニット6内と同じ条件でヒータ1051から発する熱の影響を受ける場所の温度を検出するので、画像形成ユニット6内の正確な温度を取得して最適な温度制御を行うことができ、これにより感光ドラム61の表面等の残トナーの固着を防止することができる。
尚、本発明の実施例では、装置側サーミスタ11が検出する装置側温度に基づいて、加熱ローラ81の表面温度が130℃及び170℃のいずれかになるようヒータ1051を加熱するための高電圧の供給を制御したが、より正確に画像形成ユニット6内の温度制御を行うために、130℃及び170℃の中間の温度である155℃も含む130℃、155℃、170℃のいずれかの温度になるよう制御してもよい。図9に加熱ローラ81の表面温度を155℃に制御する設定を含む印刷制御規定情報の構成の一例を示す。
上記構成において、図7に示す印刷媒体搬送速度とオーバーシュートによる画像形成ユニット6内の上昇温度との関係を示す実験データにより、印刷媒体搬送速度が16ppmの場合には、オーバーシュートによる上昇温度は9℃である。従って、印刷媒体搬送速度が16ppmの場合には、オーバーシュートによる上昇温度が9℃であることを考慮して、上記記載したトナーの固化を防止するためのトナー温度の閾値=54℃から該上昇温度9℃を差し引いた45℃を画像形成ユニット6内の温度の閾値=装置側サーミスタ11の温度の閾値とした。これにより、図9に示すように、装置側サーミスタ11が検出した装置側温度が42℃より高く、45℃以下である場合には、印刷媒体搬送速度を16ppmに制御するよう印刷制御規定情報格納部110で保持する印刷制御規定情報に設定した。ここで、印刷媒体搬送速度=16ppmの場合における加熱ローラ規定温度=155℃の設定については、画像形成装置100に対する実験により得られた結果に基づいているものとする。
また、上記構成では、図9に示すように、装置側サーミスタ11が検出した装置側温度が45℃より高く、47℃以下である場合には、印刷媒体搬送速度を20ppmに制御するよう印刷制御規定情報格納部110で保持する印刷制御規定情報に設定した。
上記した実施例では、本発明の画像形成装置100をプリンタとして適用した例を説明したが、これに限る必要はなく、例えば、ファクシミリ、複写機、MFP(Multi Function Products)等にも適用可能である。
本発明に係る実施例のプリンタの場合における画像形成装置の構成図(その1)である。 本発明に係る実施例のプリンタの場合における画像形成装置の構成図(その2)である。 本発明に係る実施例の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る実施例の画像形成ユニット内温度及び装置側温度の関係を示すグラフである。 本発明に係る実施例の印刷制御規定情報格納部の構成を示す図(その1)である。 本発明に係る実施例のトナー耐久時間及びトナー温度の関係を示すグラフである。 印刷媒体搬送速度及び画像形成ユニット内オーバーシュートの関係を示すグラフである。 本発明に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る実施例の印刷制御規定情報格納部の構成を示す図(その2)である。
符号の説明
100 画像形成装置
1 給紙カセット
2 媒体ステージ
3 搬送ローラ
4 押えローラ
5 通過センサ
6 画像形成ユニット
61 感光ドラム
62 帯電ローラ
63 LEDヘッド
64 トナータンク
65 現像ローラ
66 クリーニングブレード
67 残トナー回収部
7 転写ローラ
8 画像定着ユニット
81 加熱ローラ
811 ヒータ
82 加圧ローラ
9 排出ローラ
10 押えローラ
11 装置側サーミスタ
12 加熱ローラ用サーミスタ
13 搬送路フレーム
14 画像形成部モールド
15 画像定着部モールド
16 トップカバー
101 装置制御部
102 画像メモリ
103 高圧制御部
104 電源部
105 モータ制御部
106 定着モータ
107 搬送ローラ駆動モータ
108 ドラムモータ
109 排出ローラ駆動モータ
110 印刷制御規定情報格納部

Claims (10)

  1. 印刷媒体上のトナー像を加熱定着する画像形成装置において、
    像担持体表面に前記トナー像を形成する画像形成部と、
    前記印刷媒体を搬送する搬送部と、
    前記像担持体上のトナー像を前記搬送部が搬送した前記印刷媒体に転写する転写部と、
    前記印刷媒体上に転写されたトナー像を該印刷媒体に加熱定着する定着部と、
    前記定着部の温度を検知する定着部温度検知手段と、
    前記定着部温度検知手段の検知結果に基づき前記定着部の温度を制御する定着温度制御手段と、
    画像形成装置内部温度を検知する内部温度検知手段とを持ち、
    前記内部温度検知手段は、前記画像形成部外で前記画像形成部内にあるトナー収容部が前記定着部から受ける影響に対応して温度変化する位置に配置し、
    前記定着温度制御手段は前記定着部の温度設定値を前記内部温度検知手段の検知結果に基づき設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー収容部は、廃トナーを収容することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記内部温度検知手段から前記定着部までの距離は、前記トナー収容部から前記定着部までの距離と等しいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記内部温度検知手段から前記定着部間にあるモールド部材と、前記トナー収容部から前記定着部間にあるモールド部材は同じ材質を持つことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記内部温度検知手段から前記定着部間にあるモールド部材の厚さと、前記トナー収容部から前記定着部間にあるモールド部材の厚さは等しい厚さを持つことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記定着温度制御手段は、前記内部温度検知手段が検知する画像形成装置内部温度が予め実験により検出したトナーが固化しない耐久温度及び前記定着部からの熱の影響によるオーバーシュートの温度に基づいて設定された規定温度になるよう前記定着部の加熱温度を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記内部温度検知手段が検知した画像形成装置内部温度に予め求めた画像形成部が停止した後に上昇するオーバーシュートの温度を加えた温度の持続時間は、予め実験で求めたトナーの温度に対する耐久時間より短いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記内部温度検知手段が検知した画像形成装置内部温度に基づいて、前記搬送部における印刷媒体の搬送速度を制御する搬送速度制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置、
  9. 前記搬送速度制御手段は、前記内部温度検知手段が検知する画像形成装置内部温度が第1の温度以下の場合には、前記搬送部が第1の速度で印刷媒体を搬送するよう搬送速度を制御し、前記画像形成装置内部温度が第1の温度より高い場合には、前記搬送部が第1の速度より遅い第2の速度で印刷媒体を搬送するよう搬送速度を制御することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記搬送速度制御手段は、前記内部温度検知手段が検知する画像形成装置内部温度が前記第2の温度を超える場合には、前記搬送部が印刷媒体の搬送を停止するよう搬送速度を制御することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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